JP5903615B2 - 竪 樋 with antenna - Google Patents
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Description
本発明は、アンテナ付き竪樋に関する。 The present invention relates to a bag with an antenna.
従来、建物の外壁等に沿って配管された竪樋に、アンテナが取り付けられた構造が知られている(例えば特許文献1参照)。この竪樋に取り付けられるアンテナは、内部に流路を有する竪樋の側壁に、外側から挟み込むようにして取り付けられる。 Conventionally, a structure in which an antenna is attached to a gutter piped along an outer wall or the like of a building is known (see, for example, Patent Document 1). The antenna attached to this ridge is attached to the side wall of the ridge having a channel inside so as to be sandwiched from the outside.
ところで竪樋は、内部に流路が形成されているため、筒状に形成されている。通常、雨水は、竪樋の内部を流通する際、竪樋内部で外方向に広がりながら、当該竪樋の側壁を伝って流下する。このとき雨水は、竪樋の側壁を伝って流下するため、流量が多くなると、当該竪樋の側壁内面の周方向の略全長に亘って水の層を形成する。 By the way, since the flow path is formed inside, the bag is formed in a cylindrical shape. Normally, rainwater flows down along the side wall of the kite while spreading outward in the kite when circulating inside the kite. At this time, since rainwater flows down along the side wall of the kite, when the flow rate increases, a layer of water is formed over substantially the entire length of the inner surface of the side wall of the kite.
しかしながら、上記のようなアンテナが取り付けられた竪樋において、内側面の周方向の略全長に亘って水の層が形成されると、当該水の層がアンテナ性能に悪影響を及ぼすおそれがある。 However, when a water layer is formed over substantially the entire length of the inner surface in the circumferential direction with the antenna attached as described above, the water layer may adversely affect the antenna performance.
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内部を流通する雨水によって、アンテナ性能に悪影響を受けにくいアンテナ付き竪樋を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a bag with an antenna that is not easily adversely affected by antenna performance due to rainwater flowing therethrough.
本発明のアンテナ付き竪樋は、筒状をしてその側壁にアンテナを有する樋体と、前記樋体に設けられ、前記アンテナが設けられた側の側壁から離れた領域を形成する仕切りとを備え、前記仕切りにより形成された前記領域の上端には、雨水の流路が上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水体の下端が嵌め込まれていることを特徴とする。 The cage with an antenna of the present invention has a cylindrical casing having an antenna on a side wall thereof, and a partition provided on the casing and forming a region away from the side wall on which the antenna is provided. And the lower end of a water collecting body formed so that the flow path of rainwater communicates in the vertical direction and the cross-sectional area decreases toward the lower side is fitted into the upper end of the region formed by the partition. To do.
またこのアンテナ付き竪樋において、前記仕切りが、前記樋体の長手方向の略全長に亘って形成されたものであることが好ましい。 In this cage with an antenna, the partition is preferably formed over substantially the entire length in the longitudinal direction of the housing.
またこのアンテナ付き竪樋において、前記アンテナが、周方向の一部にスロットが位置するスロットアンテナであり、前記仕切りが、前記スロットが位置する側の側壁から離れた位置に雨水を流すためのものであることが好ましい。 Further, in this bag with an antenna, the antenna is a slot antenna in which a slot is located in a part of a circumferential direction, and the partition is for flowing rain water to a position away from a side wall on the side where the slot is located. It is preferable that
またこのアンテナ付き竪樋において、前記仕切りが、前記樋体内における前記スロットが位置する側とは反対側の側壁に雨水を流すためのものであることが好ましい。 Moreover, in this cage with an antenna, it is preferable that the partition is for flowing rainwater on a side wall of the housing opposite to the side where the slot is located.
またこのアンテナ付き竪樋において、前記樋体に設けられた仕切りは、雨水を流すための流路の断面積が、当該樋体の上流側に接続される竪樋の断面積と略同じか、又はそれよりも大きくなるよう仕切るものであることが好ましい。 Further, in this cage with an antenna, the partition provided in the cabinet is such that the cross-sectional area of the flow path for flowing rainwater is substantially the same as the cross-sectional area of the cage connected to the upstream side of the cabinet, Or it is preferable to partition so that it may become larger than it.
本発明のアンテナ付き竪樋によれば、内部を流通する雨水によって、アンテナ性能に悪影響を受けにくいものとすることができる。 According to the bag with an antenna of the present invention, it is possible to make the antenna performance difficult to be adversely affected by rainwater flowing inside.
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
実施形態1のアンテナ付き竪樋は、図7に示されるように、建物の外壁に沿って配設された竪樋の上下方向の一部が取り除かれ、その取り除かれた部分に取り付けられるものである。なお以下、竪樋の一部を切除した後の上流側に位置する竪樋を「上流側の竪樋11」といい、竪樋の一部を切除した後の下流側に位置する竪樋を「下流側の竪樋12」という。
As shown in FIG. 7, the cage with an antenna according to
このアンテナ付き竪樋は、例えばテレビ側ケーブル13に接続されることで、テレビ用のアンテナとして用いられる。本実施形態のアンテナ付き竪樋は、図6に示されるように、その側壁32にアンテナ2を有する樋体3と、この樋体3内における水平断面の一部に雨水を流すための仕切り31とを備えている。
The antenna-attached bag is used as an antenna for a television by being connected to the
アンテナ2は、樋体3の側壁32に設けられている。アンテナ2は、樋体3の側壁32に積層又は当該側壁32の肉厚内に埋設されて取り付けられる。本実施形態のアンテナ2は、図2に示されるように、樋体3の側壁32に沿うよう当該樋体3の側壁32に外側から重ねられて、取付部材14により固定される。アンテナ2は、導電性を有する金属板材20(金属箔も含まれる)により構成されており、図3に示されるように、縦長矩形状の金属板材20を短辺方向がC字状となるよう長辺方向に一様に湾曲させることで形成される。
The
アンテナ2は、上下方向に複数のスロット21が形成されたスロットアンテナ2により構成されている。アンテナ2は、このスロット21が上下方向に複数並設されており(本実施形態では2箇所)、隣接するスロット21同士がスリット状の細溝22で接続されている。アンテナ2は、各スロット21が周方向の一部に位置している。各スロット21は、金属板材20の厚み方向に貫通する開口により構成されており、一対の三角形の頂点同士を互いに突き合わせたようなボウタイ形状に形成されている。各スロット21は、上下方向の略中央部分に給電部23を有している。本実施形態の給電部23は、周方向に対向する三角状片24の頂点部分により構成されている。
The
なお給電部23には、同軸ケーブル(図示せず)が電気的に接続される。同軸ケーブルは、中央の線が一方の三角状片24に接続され且つ外側の網線が他方の三角状片24に接続される。同軸ケーブルは、アンテナ2により受信した電波を、室内側のテレビ等に送るための伝送路となる。
A coaxial cable (not shown) is electrically connected to the
本実施形態のアンテナ2は、第一の周波数帯(例えば473〜600MHz)の電波を受信する第一の受信部25と、第二の周波数帯(例えば600〜720MHz)の電波を受信する第二の受信部26とを有している。
The
第一の受信部25は、スロット21及び当該スロット21の開口周縁部により構成される。第二の受信部26は、このスロット21に上下方向に隣接する周方向に連続した金属板材20により構成される。
The
第一の受信部25を構成するスロット21の上下方向の長さは、前記第一の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに応じて決定される。また、第二の受信部26の周方向の長さは、前記第二の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに応じて決定される。
The length in the vertical direction of the
またアンテナ2は、図4に示されるように、周方向の両端間に、上下方向の全長に亘って隙間27が形成される。この隙間27は、スロット21に対向する位置に設けられ、すなわちアンテナ2の円弧中心を挟んで、スロット21とは対極の位置となるように形成される。
As shown in FIG. 4, the
またアンテナ2は、スロット21の背部に抜き部28が形成されている。抜き部28は、金属板材20が存在しない部分であって、正面から見てスロット21と重なる位置に設けられている。抜き部28は、上下長さがスロット21の上下長さよりも長く、且つ周方向長さがスロット21の周方向長さよりも長く形成されている。
Further, the
このような構成のアンテナ2は、図2に示されるように、湾曲して内向する裏面が、樋体3の側壁32の外面に当接するようにして取り付けられる。アンテナ2は、取付部材14により固定される。
As shown in FIG. 2, the
樋体3は、筒状をしており、非導電性の合成樹脂材料により形成されている。本実施形態の樋体3は、円筒状の丸樋により構成されている。樋体3は、上方に開口する上開口(図示せず)と、下方に開口する下開口(図示せず)と、上開口及び下開口を連通する連通路34(図1参照)とを備えている。この連通路34には、当該連通路34の水平断面の一部にのみ雨水を流すための仕切り31が設けられている。
The
仕切り31は、図1に示されるように、樋体3の連通路34内を複数の領域に仕切るものである。仕切り31は、樋体3の水平断面において、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側に位置する第1の領域35と、アンテナ2のスロット21から離れた箇所に位置する第2の領域36とに、樋体3内部を区画する。第2の領域36は、上流側の竪樋11と下流側の竪樋12とを連通する流通路を構成しており、雨水を上流側の竪樋11から下流側の竪樋12へと流通させる。
As shown in FIG. 1, the
本実施形態の仕切り31は、第1の仕切部310及び第2の仕切部311を有しており、断面L字状に形成されている。また仕切り31は、図6に示されるように、樋体3の長手方向の略全長に亘って設けられている。本実施形態の仕切り31は、図1に示されるように、樋体3の側壁32の内面に連設されており、例えば押し出し成形により、樋体3に一体成形されている。本実施形態の仕切り31は、アンテナ2の正面(スロット21の周方向の中央)と樋体3の中心とを通る直線A−Aに対し、対称には配置されていない。本実施形態の仕切り31は、アンテナ2の正面から周方向の細溝22側にずれた位置と樋体3の中心とを通る直線B−Bに対し、対称となるよう配置されている。
The
したがって仕切り31は、仮に、単一のスロット21しか設けられておらず、細溝22が設けられていないアンテナ29が用いられる場合には、図5に示されるように、アンテナ29の正面と樋体3の中心とを通る直線A−Aに対し、対称に配置される。
Therefore, if the
仕切り31は、第2の領域36の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じか、又はそれよりも大きくなるよう設けられている。通常、一般的な竪樋は外径がφ45mm(内径がφ42.7mm)であるから、その流路の断面積は約1432mm2である。そこで仕切り31は、樋体3(内径φ80mm)の中心をXY座標の原点に位置させた場合に、X軸方向に−10mm,Y軸方向に−10mmそれぞれずれた位置に設けられる。これにより、仕切り31に区画された図1中右上の第2の領域36は、断面積が約2148mm2に形成され、竪樋の断面積よりも大きくなるよう形成されている。なお本実施形態の仕切り31は、仕切り31の頂点部分が、アンテナ2の正面から細溝22側にずれた位置と樋体3の中心とを通る直線B−B上に位置するよう平行移動して配置箇所が決定される。
The
本実施形態の仕切り31は、第1の領域35を、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側の側壁32の内面に面するよう形成すると共に、第2の領域36を、スロット21とは反対側に形成された隙間27の直ぐ内側の側壁32の内面に面するよう形成する。
In the
本実施形態のアンテナ付き竪樋は、図6に示されるように、上流側の竪樋11から流出した雨水を受ける集水体4を有している。この集水体4は、上流側の竪樋11から流出した雨水を受けて、樋体3内の第2の領域36に向けて集水するための部材である。集水体4は、上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水部41と、この集水部41の下端の開口周縁から下方に向けて突設された下縁部42とにより構成されている。集水体4は、集水部41と下縁部42とが、射出成形や注型成形などにより一体成形されている。
As shown in FIG. 6, the kite with an antenna of this embodiment has a
集水部41は、流入側の開口の内径が上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、これにより当該上流側の竪樋11の下端に外嵌される。下縁部42は、樋体3の第2の領域36の上端の開口内に嵌め込まれるような大きさに形成されており、これにより第2の領域36の上端の開口に内嵌される。
The
本実施形態のアンテナ付き竪樋は、樋体3の外側を覆うように当該樋体3と同心状に設けられた外筒部9を備えている。また本実施形態のアンテナ付き竪樋は、外筒部9の上端に設けられて上流側の竪樋11に接続される上接続部6と、外筒部9の下端に設けられて下流側の竪樋12に接続される下接続部7とをさらに備えている。
The rod with an antenna according to the present embodiment includes an
外筒部9は、上下方向に軸方向を有する円筒形状となっており、非導電性の合成樹脂材料により構成されている。外筒部9は、その内径が、樋体3の外径よりも大径に形成されており、樋体3及びアンテナ2の外側を覆うよう構成されている。
The
上接続部6は、外筒部9の上端と樋体3の上端とを相互に位置決めし、これにより両者を保持する。上接続部6は、上下方向に貫通する上貫通孔61を備えている。上貫通孔61は、その内径が、上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、当該上流側の竪樋11が遊びを持って挿入されるよう構成されている。上接続部6は、その内部に集水体4が配置されている。上接続部6は、上貫通孔61が集水体4に連通接続されている。
The upper connecting
また上接続部6は、図2に示されるように、アンテナ2に接続された同軸ケーブルに電気的に接続された接続具62を備えている。接続具62は、上接続部6から露出するよう設けられている。この接続具62は、アンテナ2により受信した信号を、同軸ケーブルを介してテレビ側ケーブル13に電気的に接続するために用いられる。
Moreover, the
下接続部7は、外筒部9の下端と樋体3の下端とを相互に位置決めし、これにより両者を保持する。下接続部7は、その中央部分に、上下方向に貫通し且つ下流側の竪樋12よりも小径に形成された下貫通孔71が穿設されている。下接続部7は、下流側の竪樋12の上端に載置されるよう構成されている。これによりアンテナ付き竪樋は、下流側の竪樋12の上端に支持される。
The
以上のような構成の本実施形態のアンテナ付き竪樋は、図7に示されるように、建物の外壁に沿って設置された竪樋の一部として設置される。 As shown in FIG. 7, the cage with an antenna of the present embodiment having the above-described configuration is installed as a part of the cage installed along the outer wall of the building.
外壁に沿って設置された竪樋は、軒樋15の集水器16に第1のエルボ17と呼び樋18を介して連通した第2のエルボ19に連通接続されている。竪樋は、一部が切除されて、上流側の竪樋11と、下流側の竪樋12とに分離している。本実施形態のアンテナ付き竪樋は、上接続部6が上流側の竪樋11の下端に連通接続され、下接続部7が下流側の竪樋12の上端に連通接続される。なお、上流側の竪樋11及び下流側の竪樋12は、その端部が控え具80により外壁に固定されている。また本実施形態のアンテナ付き竪樋は、非導電性樹脂により形成された控え具81により固定されている。このように、設置後のアンテナ付き竪樋は、建物の外壁に沿って設置された竪樋の一部を構成する。
The eaves installed along the outer wall are connected in communication with a
本実施形態のアンテナ付き竪樋を設置するには、施工者は、上接続部6の上貫通孔61に上流側の竪樋11の下端を挿入した上で、下接続部7を下流側の竪樋12の上端に載置する。この後、アンテナ付き竪樋を樋体3の中心軸回りに回動して、アンテナ2が放送電波を最も強く受信できるような向きに配置する。この状態で、当該アンテナ付き竪樋を控え具81により固定する。
In order to install the rod with an antenna according to the present embodiment, the installer inserts the lower end of the
なお本実施形態のアンテナ付き竪樋は、建物の壁面に沿って新たに竪樋を配設する場合はもちろんのこと、既に設置されている竪樋に対しても、簡単にアンテナ付き竪樋を設置することができる。 It should be noted that the cage with an antenna according to the present embodiment is not limited to a case where a cage is newly provided along the wall surface of the building, but the cage with an antenna can be easily attached to an already installed cage. Can be installed.
このような構造において、上流側の竪樋11に雨水が流通すると、雨水は、上接続部6の上貫通孔61を通過して集水体4に流下し、その後、樋体3内で仕切られた第2の領域36内を流通する。次いで雨水は、第2の領域36内を流下し、下接続部7の下貫通孔71を通過して下流側の竪樋12に流入する。
In such a structure, when rainwater circulates in the
このとき、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側に位置する樋体3内の第1の領域35内には、雨水が流通しないため、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側の側壁32の内面に水の層が形成されない。これにより、竪樋として内部に雨水を流下させるものであっても、アンテナ性能への悪影響を低減させることができる。
At this time, rainwater does not circulate in the
ところで、実施形態1において、仮に樋体3内に仕切り31が設けられていない場合、当該樋体3内を流通する雨水は、樋体3の側壁32の内面を伝って流下する。特に本実施形態のように樋体3が丸樋の場合、雨水は、軒樋15に接続された集水器16を通過することで、樋体3の側壁32の内面を螺旋状に伝って流れ落ちる。このため雨水は、流量が多い場合、樋体3が丸樋であっても角樋であっても、側壁32の内面の略全周に亘って水の層を形成する。この水の層はアンテナ2のスロット21を樋体3内から覆ってしまう。
By the way, in
ここで本実施形態のアンテナ2は、スロット21の存在により電波を受信するものであり、具体的に、金属板材20を貫通する開口と、この開口周縁部とを利用して電波を受信する。また空気の比誘電率がおよそ1であるのに対し、水の比誘電率はおよそ80である。このため、仮にスロット21が雨水の層に覆われると、樋体3の側壁32を介しているとはいえ、受信性能である利得が減衰してしまう。
Here, the
この点、本実施形態のアンテナ付き竪樋は、樋体3内の一部に雨水を流すための仕切り31を有しているため、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側に位置する樋体3の側壁32の内面には、雨水が伝って流下しないようにすることができる。これにより、樋体3内を流通した雨水の排水を確保しながら、アンテナ性能への悪影響を極力防ぐことができる。
In this regard, the antenna-equipped cage of the present embodiment has a
しかも本実施形態のアンテナ付き竪樋は、仕切り31により区画され且つ雨水が流下する第2の領域36の断面積が、上流側の竪樋11の断面積と略同じか又はそれよりも大きくなるよう形成されている。このため本実施形態のアンテナ付き竪樋は、樋体3内の一部にのみ雨水が流通する構造であっても、上流側の竪樋11から流下する雨水の排水性能が低下するのを防ぐことができる。
Moreover, in the kite with an antenna according to this embodiment, the cross-sectional area of the
また本実施形態のアンテナ付き竪樋は、仕切り31が、樋体3の長手方向の略全長に亘って設けられたものであるため、長手方向の全長に亘って、雨水をアンテナ2のスロット21が位置する側から離れた位置に流すことができる。
Moreover, since the
次に、実施形態2について図8〜10に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
Next,
実施形態2のアンテナ付き竪樋は、実施形態1と同様、側壁32にアンテナ2を有する筒状の樋体3と、この樋体3内に設けられて当該樋体3内の一部に雨水を流すための仕切り31とを備えている。実施形態2のアンテナ付き竪樋は、仕切り31の構造と、集水体4の構造とが実施形態1のものとは異なっており、その他の構造は同じである。
Similar to the first embodiment, the basket with an antenna according to the second embodiment has a
本実施形態の仕切り31は、樋体3内に配置された内筒体37により構成されている。この内筒体37は、断面楕円形状に形成されており、樋体3の長手方向の略全長に亘って形成されている。内筒体37は、上下方向に開口する筒状に形成されており、その内部に雨水の流通する流通路を有している。内筒体37は、図9に示されるように、上方の開口が上接続部6の上貫通孔61に連通し、下方の開口が下接続部7の下貫通孔71に連通する。
The
内筒体37は、図10に示されるように、樋体3内において、アンテナ2のスロット21が位置する側とは反対側に片寄って設けられている。具体的には、アンテナ2の正面(スロット21の周方向の中央C)と対極に位置する樋体3の側壁32に、内筒体37の長軸と当該内筒体37の側壁との交点部分が当接または近接対向するよう当該内筒体37が配置されている。内筒体37は、図9に示されるように、その上端が、集水体4を介して上接続部6に固定され、その下端が、下接続部7に固定されている。
As shown in FIG. 10, the
内筒体37は、その断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じか、又はそれよりも大きくなるよう設けられている。通常、一般的な竪樋は外径がφ45mm(内径がφ42.7mm)であるから、その流路の断面積は約1432mm2である。そこで本実施形態の内筒体37は、長軸方向の内寸が54.4mm,短軸方向の内寸が30mmとなるよう形成され、流通路の断面積が1438mm2に形成されている。これにより本実施形態では、内筒体37の流通路の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じになるよう形成されている。
The inner
本実施形態の集水体44は、実施形態1と同様、上流側の竪樋11から流出した雨水を受け、その雨水を内筒体37に向けて集水するための部材である。集水体4は、上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水部45と、この集水部45の下端の開口周縁から下方に向けて突設された下縁部46とにより構成されている。集水体44は、集水部45と下縁部46とが、射出成形や注型成形などにより一体成形されている。
Similar to the first embodiment, the
集水部45は、流入側の開口の内径が上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、これにより当該上流側の竪樋11の下端に外嵌される。下縁部46は、内筒体37の上端の開口内に嵌め込まれるような形状となっており、これにより内筒体37の上端の開口に内嵌される。
The
このような構成のアンテナ付き竪樋は、雨水が流下する内筒体37が、アンテナ2のスロット21とは離れた位置に片寄って配設されている。つまり仕切り31となる内筒体37により、樋体3内は、雨水が流通しない第1の領域35と、流通路となる第2の領域36とに仕切られているうえ、第1の領域35が、アンテナ2のスロット21と第2の領域36との間に介在する。このため、流下する雨水をアンテナ2のスロット21から一定距離以上離すことができる。
In the bag with an antenna having such a configuration, the inner
これにより、雨水の排水に起因するアンテナ性能への悪影響を低減させることができる。しかも内筒体37は、水平断面が楕円形状に形成されており、その断面積が、上流側の竪樋11の断面積と略同じか又はそれよりも大きく形成されているため、排水性能を十分に確保することができる。つまり本実施形態のアンテナ付き竪樋も、実施形態1と同様に、排水性能を確保しながら、アンテナ性能に悪影響を与えることを防ぐことができる。
Thereby, the bad influence on the antenna performance resulting from rainwater drainage can be reduced. Moreover, since the horizontal cross section of the
次に、実施形態3について図11,12に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
Next,
実施形態3のアンテナ付き竪樋は、実施形態1と同様、側壁32にアンテナ2を有する筒状の樋体3と、この樋体3内に設けられて当該樋体3内の一部に雨水を流すための仕切り31とを備えている。実施形態3のアンテナ付き竪樋は、仕切り31の構造と、集水体4の構造とが実施形態1のものとは異なっており、その他の構造は同じである。
As in the first embodiment, the rod with an antenna according to the third embodiment has a
本実施形態の仕切り31は、樋体3内の断面略中央に配置された内筒部38により構成されている。この内筒部38は、断面円形状に形成されており、樋体3の長手方向の略全長に亘って形成されている。内筒部38は、上下方向に開口する筒状に形成されており、その内部に、雨水の流通する流通路を有している。内筒部38は、上方の開口が上接続部6の上貫通孔61に連通し、下方の開口が下接続部7の下貫通孔71に連通している。内筒部38は、その上端が、集水体50を介して上接続部6に固定され、その下端が下接続部7に固定されている。
The
内筒部38は、図11に示されるように、樋体3と同心状に設けられている。内筒部38は、流通路の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じか、又はそれよりも大きくなるよう設けられている。通常、一般的な竪樋は外径がφ45mm(内径がφ42.7mm)である。そこで本実施形態の内筒部38は、その外径がφ45mm(内径がφ42.7mm)のパイプにより構成されている。これにより本実施形態では、内筒部38の流通路の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じになるよう形成されている。
As shown in FIG. 11, the inner cylinder portion 38 is provided concentrically with the
本実施形態の集水体50は、実施形態1と同様、上流側の竪樋11から流出した雨水を受け、その雨水を内筒部38の流通路に向けて集水するための部材である。集水体50は、図12に示されるように、上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水部51と、この集水部51の下端の開口周縁から下方に向けて突設された下縁部52とにより構成されている。なお本実施形態の集水部51は、流入側の開口の中心と流出側の開口の中心とが平面視で一致している。
Similar to the first embodiment, the
集水部51は、流入側の開口の内径が上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、これにより当該上流側の竪樋11の下端に外嵌される。下縁部52は、内筒部38の上端の開口内に嵌め込まれるような形状となっており、これにより内筒部38の上端の開口に内嵌される。
The
集水部51は、その側壁が下方ほど小径となるよう漸次傾斜している。本実施形態の集水部51は、同一平面上に位置する対向する側壁同士のなす角度が、約23°となるよう形成され、集水部51の下端部(下縁部の52上端)が当該集水部の上端から約140mm下方に位置するよう形成されている。
The
このような構成のアンテナ付き竪樋は、雨水の流下する内筒部38が、樋体3の側壁32と一定距離離間して設けられている。つまり仕切り31となる内筒部38により、樋体3内は、雨水の流通しない第1の領域35と、流通路となる第2の領域36とに仕切られているうえ、第1の領域35が第2の領域36の外周部分を覆うよう配置される。このため、流下する雨水をアンテナ2から一定距離以上離すことができる。
In the soot with an antenna having such a configuration, the inner cylinder portion 38 through which rainwater flows is provided at a certain distance from the
これにより、雨水の排水に起因するアンテナ性能への悪影響を低減させることができる。しかも内筒部38は、その流通路の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じか又はそれよりも大きく形成されているため、排水性能を十分に確保することができる。つまり本実施形態のアンテナ付き竪樋も、排水性能を確保しながら、アンテナ性能に悪影響を与えることを防ぐことができる。
Thereby, the bad influence on the antenna performance resulting from rainwater drainage can be reduced. Moreover, since the inner cylinder portion 38 has a cross-sectional area of the flow passage that is substantially the same as or larger than the cross-sectional area of the flow path of the
次に、実施形態4について図13,14に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
Next,
実施形態4のアンテナ付き竪樋は、実施形態1と同様、側壁32にアンテナ2を有する筒状の樋体3と、この樋体3内に設けられて当該樋体3内の一部に雨水を流すための仕切り31とを備えている。実施形態4のアンテナ付き竪樋は、集水体54が実施形態1のものとは異なっており、その他の構造は同じである。
As in the first embodiment, the basket with an antenna according to the fourth embodiment has a
本実施形態の集水体54は、図14に示されるように、上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水部55と、この集水部55の下端の開口周縁から下方に向けて突設された下縁部56とにより構成されている。本実施形態の集水部55には、アンテナ2のスロット21が位置する側とは反対側に雨水を集水するための段差部58が設けられている。
As shown in FIG. 14, the
段差部58は、集水体54の集水部55の側壁に設けられている。段差部58は、雨水を伝わせて流下させる流水面580を有している。段差部58は、その上端から下端に亘って連続して設けられており、下方ほどアンテナ2のスロット21とは反対側に位置するよう傾斜している。段差部58は、集水部55の側壁を伝って流下する雨水を、流水面580上を伝わせて流下させ、アンテナ2のスロット21とは反対側の樋体3の側壁32に向けて流下させる。
The
本実施形態のアンテナ付き竪樋は、集水体54の下縁部56が、樋体3内の仕切り31により形成された第2の領域36の上方の開口に連通接続されている。これにより、段差部58を流下した雨水を、樋体3内の第2の領域36内に流入させることができるだけでなく、第2の領域36内におけるアンテナ2のスロット21とは離れた側の側壁32に雨水を流下させることができる。
In the rod with an antenna according to the present embodiment, the
このように本実施形態のアンテナ付き竪樋は、集水体54が、アンテナ2のスロット21とは反対側の樋体3の側壁32に雨水を流下させる段差部58を有しているため、スロット21とは離れた位置に雨水を流下させることができる。これにより、雨水の排水に起因するアンテナ性能への悪影響を低減させることができる。
As described above, the raft with an antenna according to the present embodiment has a stepped
なお、本実施形態の集水体54は、実施形態2の内筒体37、又は実施形態3の内筒部38に対しても適用可能である。
In addition, the
次に、実施形態5について図15に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態3と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
Next,
実施形態5のアンテナ付き竪樋は、実施形態3と同様、側壁32にアンテナ2を有する筒状の樋体3と、この樋体3内に設けられて当該樋体3内の一部に雨水を流すための仕切り31としての内筒部38とを備えている。実施形態5のアンテナ付き竪樋は、集水体50の取付位置が実施形態3とは異なっており、その他の構造は同じである。
As in the third embodiment, the basket with an antenna according to the fifth embodiment has a
本実施形態の集水体50は、実施形態3のものと同じ構造となっている。本実施形態の集水体50は、集水部51がアンテナ2よりも上方に設けられている。すなわち集水体50は、集水部51の下端がアンテナ2の上端と略同じ位置か又はそれよりも上方に位置するよう配置されている。なお図15中の二重ハッチング部分は、アンテナ2の存在する領域を示している。
The
ここで、集水部51は、内筒部38よりも大径に形成されているうえに上方ほど大径となり、その外径が樋体3と略同じ外径に形成されている。このため、図15(b)のように、集水部51が樋体3の上端部に単に配置されただけであると、集水部51を流下する雨水がアンテナ2上端と近接してしまうことも考えられる。
Here, the
この点、本実施形態のアンテナ付き竪樋は、集水部51がアンテナ2よりも上方に位置し、側方から見てアンテナ2とは重ならない構造となっているため、アンテナ2の上端部と雨水とが近接してしまうのを防ぐことができる。これにより本実施形態のアンテナ付き竪樋によれば、確実に雨水とアンテナ2とを一定距離以上離すことができ、アンテナ性能に悪影響を与えてしまうのを防ぐことができる。
In this respect, the trough with an antenna of the present embodiment has a structure in which the
なお、本実施形態のように集水体50の径の大きくなった一部を、アンテナに重ならないよう配置する点は、実施形態1〜4のアンテナ付き竪樋に適用することも可能である。
In addition, the point which arrange | positions the part which the diameter of the
以上、本発明のアンテナ付き竪樋を実施形態1〜5に基づいて説明した。実施形態1〜5のアンテナ付き竪樋は、外筒部9や上接続部6や下接続部7が設けられていたが、本発明のアンテナ付き竪樋においては、外筒部9や上接続部6や下接続部7が設けられていなくてもよい。
As described above, the bag with an antenna of the present invention has been described based on the first to fifth embodiments. Although the
また実施形態1〜5のアンテナ付き竪樋は、アンテナ2がスロットアンテナ2により構成されていたが、本発明においてアンテナ2は、スロットアンテナ2に限定されない。
In addition, in the bag with an antenna according to the first to fifth embodiments, the
11 上流側の竪樋
12 下流側の竪樋
2 アンテナ
20 金属板材
21 スロット
22 細溝
25 第一の受信部
26 第二の受信部
3 樋体
31 仕切り
32 側壁
35 第1の領域
36 第2の領域
4 集水体
6 上接続部
61 上貫通孔
7 下接続部
71 下貫通孔
9 外筒部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記樋体に設けられ、前記アンテナが設けられた側の側壁から離れた領域を形成する仕切りとを備え、
前記仕切りにより形成された前記領域の上端には、雨水の流路が上下方向に連通し且つ下方ほど断面積が小さくなるよう形成された集水体の下端が嵌め込まれている
ことを特徴とするアンテナ付き竪樋。 A housing having a cylindrical shape and an antenna on its side wall;
A partition provided on the housing and forming a region away from the side wall on which the antenna is provided ;
The upper end of the region formed by the partition is fitted with a lower end of a water collecting body formed so that a rainwater flow path is communicated in the vertical direction and the cross-sectional area decreases toward the lower side. Characteristic bag with antenna.
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ付き竪樋。 The said partition is formed over the substantially full length of the longitudinal direction of the said housing, The collar with an antenna of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
前記仕切りが、前記スロットが位置する側の側壁から離れた位置に雨水を流すためのものである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のアンテナ付き竪樋。 The antenna is a slot antenna in which a slot is located in a part of a circumferential direction;
3. The bag with an antenna according to claim 1, wherein the partition is for flowing rainwater to a position away from a side wall on the side where the slot is located.
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ付き竪樋。 The partition provided in the housing is partitioned such that the cross-sectional area of the flow path for flowing rainwater is substantially the same as or larger than the cross-sectional area of the housing connected to the upstream side of the housing. The bag with an antenna according to claim 1, wherein the bag has an antenna.
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