JP5902797B2 - ファイル安全確保プログラム - Google Patents

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本発明は、ファイルの添付された電子メールを誤送信してしまったとき、誤送信先では添付ファイルを開くことができないようにした電子メールにおける添付ファイルの安全確保システムに関する。
近年、文書のやり取りを行うときには、電子メールでのやり取りがごく一般的に行われている。電子メールで文書や画像等をやり取りするときには、パソコンや携帯電話等の情報処理機器を用いて、これらで作成などして保存された文章ファイル、画像ファイル、或いは音声ファイル等の所望するファイルを選択操作し、送信ボタンの押下操作等によって、簡単に添付ファイルを送信先へと送信することができるわけではあるが、簡単な操作で添付ファイルを送信できる一方で、所望する送信先以外であっても、簡単操作で添付ファイルを誤送信してしまうことが起きてしまうことから、特に企業で管理すべき機密情報が外部に漏洩するような問題も多発しているという実情がある。
上記背景技術に関連するものとして特許文献1には、電子メールの送信操作を行った際、電子メールが誤送信の電子メールであるか否かの判定を行い、誤送信の電子メールである可能性がある場合には、その程度に対応した適切な時間で受信者への電子メールの開示を保留することができるメール制御装置、プログラム、方法、および、電子メールシステムが開示されている。
特開平2009−295076号公報
前記特許文献1では、受信先で電子メールの開示が保留されてしまうことから、電子メールの利点の一つである相手に情報を迅速に伝達するという効果を得ることができず、利便性に欠けるという問題がある。また、重要な文章等を送信する際には、一般的に電子メールのメッセージ欄に直接入力するのではなく、重要な文章等を入力したファイルを添付して送信することが行われているという実情もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、送信先で電子メールを速やかに受信させることができ、電子メールを誤送信した場合であっても、誤送信先で電子メールに添付されたファイルを開封できないようにして、添付ファイルとして送信される機密文書等が情報開示されることを防止し、セキュリティ上の安全性を図ったファイル安全確保プログラムを提供することをその目的とする。
本発明のファイル安全確保プログラムは、情報処理機器が具備する記憶装置に記憶する特定の機密情報を有するファイルに対し、操作制限を行うファイル安全確保プログラムであって、送信側情報処理機器側においては、特定の機密情報を有するファイルが格納された送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルを生成し、当該特定の機密情報を有するファイルが格納された前記送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルと、当該特定の機密情報を有するファイルを一つの加工ファイルに加工し、受信側情報処理機器側においては、前記送信フォルダの名称と当該受信側情報処理機器内の受信フォルダの名称が一致するときには、当該受信フォルダの下で前記加工されたファイルが復元されることを特徴とする。
さらに、本発明のファイル安全確保プログラムは、前記送信側情報処理機器内において加工される前記加工ファイルには、前記特定の機密情報を有するファイル及び前記名称用ファイルに加え、前記受信側情報処理機器内において、前記加工ファイルが格納されるフォルダの名称と、前記特定の機密情報を有するファイルが格納されたフォルダの名称を記憶した名称用ファイルに記憶する文字列とを比較して一致するか否かの判定を行い、一致する場合当該加工ファイルが格納されるフォルダに前記特定の機密情報を有するファイルを復元するための復元プログラムが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、不注意により正当な受信者以外に電子メールを誤って送信したとしても、受信側に正当なフォルダがない場合、すなわち送信側情報処理機器のセイフティ送信フォルダと同じ名称のセイフティ受信フォルダが受信側情報処理機器に存在しない場合や、それに加え、送信側情報処理機器から受信側情報処理機器に送信される、Macアドレス用ファイルに記憶されたMacアドレスが受信側情報処理機器の実際のMacアドレスと一致しない場合、又は、送信側情報処理機器から受信側情報処理機器に送信される、受信側情報処理機器用ファイルに記憶された名称が受信側情報処理機器の実際の名称と一致しない場合において、受信側情報処理機器では、電子メールに添付されている機密文書等を含む添付ファイルを復元することをできないよう不可とし、復元を不可とすることで電子メールに添付された機密文書等を含む添付ファイルを開封できないように操作制限がなされる。よって、信者が不注意により機密文書を添付ファイルとして誤送信したとしても、正当でない誤送信先では添付ファイルを開封することを禁止することができるので、機密文書等のセキュリティ上の安全性を確保することができる。
本発明の一例の安全確保システムを示す概略構成図である。 送信側情報処理機器の記憶手段に格納されたフォルダ及びファイルを示す説明図である。 受信側情報処理機器の記憶手段に格納されたフォルダ及びファイルを示す説明図である。 左側に送信側情報処理機器を右側に受信側情報処理機器の動作を示した実施例1の動作例を示すフローチャートである。 セイフティ送信フォルダを示す説明図である。 セイフティ受信フォルダの名称を入力する際の送信側情報処理機器の表示画面を示す説明図である。 セイフティ受信フォルダを示す説明図である。 左側に送信側情報処理機器を右側に受信側情報処理機器の動作を示した実施例2の動作例を示すフローチャートである。
本発明の電子メールにおける添付ファイルの安全確保システムは、メール送受信機能付き情報処理機器を送信側と受信側に備え、送信側情報処理機器から受信側情報処理機器に送信された電子メールに添付されている特定の機密情報を有するファイルを、安心メール送受信機能として前記受信側情報処理機器で開けるようにする際には、前記送信側情報処理機器の記憶装置に添付ファイル安全確保プログラムをインストールすると共に、前記送信側情報処理機器のメール送信フォルダ内に特定の名称のセイフティ送信フォルダを作成し、且つ、該セイフティ送信フォルダの特定の名称と一致する名称のセイフティ受信フォルダを、前記受信側情報処理機器のメール受信フォルダ内に予め作成しておき、前記添付ファイル安全確保プログラムを起動させると前記送信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称をファイルに記憶し、該セイフティ送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルと、前記受信側情報処理機器に送信される前記特定の機密情報を有するファイルと、前記受信側情報処理機器で受信されたときに復号するための復元プログラムとをアーカイブして一つのファイルに加工し、該加工ファイルの添付された電子メールが前記送信側情報処理機器のセイフティ送信フォルダから送信され前記受信側情報処理機器のセイフティ受信フォルダで保存された後、該受信側情報処理機器では当該電子メールの保存後に、所定操作によって前記加工ファイルに保存された前記復元プログラムが起動されると、前記受信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称に対応する前記名称用ファイルに記憶された名称と前記セイフティ受信フォルダの名称とが一致するか否かの判定を行い、一致すると認定されたときには、前記セイフティ受信フォルダの下で前記加工ファイルから前記特定の機密情報を有するファイルが復元されることを特徴とする。
本発明の電子メールにおける添付ファイルの安全確保システムは、メール送受信機能付き情報処理機器を送信側と受信側に備え、送信側情報処理機器から受信側情報処理機器に送信された電子メールに添付されている特定の機密情報を有するファイルを、安心メール送受信機能として前記受信側情報処理機器で開けるようにする際には、前記送信側情報処理機器の記憶装置に添付ファイル安全確保プログラムをインストールすると共に、前記送信側情報処理機器のメール送信フォルダ内に特定の名称のセイフティ送信フォルダを作成し、且つ、該セイフティ送信フォルダの特定の名称と一致する名称のセイフティ受信フォルダを、前記受信側情報処理機器のメール受信フォルダ内に作成し、且つ、前記受信側情報処理機器のMacアドレスを前記送信側情報処理機器の記憶手段に格納されたMacアドレス用ファイルに予め記憶させておき、前記添付ファイル安全確保プログラムを起動させると前記送信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称をファイルに記憶し、該セイフティ送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルと、前記受信側情報処理機器のMacアドレスを予め記憶させておいたMacアドレス用ファイルと、前記受信側情報処理機器に送信される前記特定の機密情報を有するファイルと、前記受信側情報処理機器で受信されたときに復号するための復元プログラムとをアーカイブして一つのファイルに加工し、該加工ファイルの添付された電子メールが前記送信側情報処理機器のセイフティ送信フォルダから送信され前記受信側情報処理機器のセイフティ受信フォルダで保存された後、該受信側情報処理機器では当該電子メールの保存後に、所定操作によって前記加工ファイルに保存された前記復元プログラムが起動されると、前記受信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称に対応する前記名称用ファイルに記憶された名称と前記セイフティ受信フォルダの名称とが一致するか否かの判定を行うと共に、前記受信側情報処理機器のMacアドレスに対応する前記Macアドレス用ファイルに記憶されたMacアドレスと受信側情報処理機器のMacアドレスとが一致するか否かの判定を行い、これらの判定が一致すると認定されたときには、前記セイフティ受信フォルダの下で前記加工ファイルから前記特定の機密情報を有するファイルが復元されることを特徴とする。
本発明の電子メールにおける添付ファイルの安全確保システムは、メール送受信機能付き情報処理機器を送信側と受信側に備え、送信側情報処理機器から受信側情報処理機器に送信された電子メールに添付されている特定の機密情報を有するファイルを、安心メール送受信機能として前記受信側情報処理機器で開けるようにする際には、前記送信側情報処理機器の記憶装置に添付ファイル安全確保プログラムをインストールすると共に、前記送信側情報処理機器のメール送信フォルダ内に特定の名称のセイフティ送信フォルダを作成し、且つ、該セイフティ送信フォルダの特定の名称と一致する名称のセイフティ受信フォルダを、前記受信側情報処理機器のメール受信フォルダ内に作成し、且つ、前記受信側情報処理機器に付与されている受信側情報処理機器の名称を前記送信側情報処理機器の記憶手段に格納された受信側情報処理機器用ファイルに予め記憶させておき、前記添付ファイル安全確保プログラムを起動させると前記送信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称をファイルに記憶し、該セイフティ送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルと、前記受信側情報処理機器の名称を予め記憶させておいた受信側情報処理機器用ファイルと、前記受信側情報処理機器に送信される前記特定の機密情報を有するファイルと、前記受信側情報処理機器で受信されたときに復号するための復元プログラムとをアーカイブして一つのファイルに加工し、該加工ファイルの添付された電子メールが前記送信側情報処理機器のセイフティ送信フォルダから送信され前記受信側情報処理機器のセイフティ受信フォルダで保存された後、該受信側情報処理機器では当該電子メールの保存後に、所定操作によって前記加工ファイルに保存された前記復元プログラムが起動されると、前記受信側情報処理機器に備えた制御手段が、前記セイフティ送信フォルダの名称に対応する前記名称用ファイルに記憶された名称と前記セイフティ受信フォルダの名称とが一致するか否かの判定を行うと共に、前記受信側情報処理機器の名称に対応する前記受信側情報処理機器用ファイルに記憶された名称と受信側情報処理機器に付与された名称とが一致するか否かの判定を行い、これらの判定が一致すると認定されたときには、前記セイフティ受信フォルダの下で前記加工ファイルから前記特定の機密情報を有するファイルが復元されることを特徴とする。
本発明を実施するための形態を以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、本実施形態において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1に示す安全確保システム1は、相互間で電子メールを送受信できる情報処理機器を送信側と受信側に備えており、本実施形態では、説明の便宜上、図1の左側に示す情報処理機器を送信側とし、右側に示す情報処理機器を受信側として以下に説明する。
送信側情報処理機器2と受信側情報処理機器3との各々には、図1に示すように、インターネット回線4により通信可能に接続されており、情報処理機器2,3の各々には、情報処理機器の全体を制御する制御手段5A,5B、メール送受信機能(メーラー)6A,6B、後述するプログラムやメールに添付されるファイル等の各種データの格納される記憶装置(記憶手段)7A,7B、記憶装置7A,7Bに格納された各種ファイルやファイルに対応付けされ保存されている各種情報を画面表示する表示装置8A,8B、記録媒体に記録されている情報を読み取って記憶装置7A,7Bに格納する読み取り装置9A,9Bが少なくとも構成されている。
また、図2は送信側情報処理機器2の記憶装置7Aに格納されたフォルダやファイルを表示装置8Aで表した状態を示し、図3は受信側情報処理機器3の記憶装置7Bに格納されたフォルダやファイルを表示装置8Bで表した状態を示しており、これらの図に示すように、表示装置8A,8Bで表示されるフォルダ内には、受信した電子メールが保存される受信フォルダ10A,10B、送信される電子メールが移動される送信フォルダ11A,11B、送信を終えた電子メールが保存される送信済みフォルダ12A,12B等のフォルダが区分けして作成されており、各フォルダには図示しないが、各々に対応する種々のファイルが格納されている。
ここで、送信側情報処理機器2の記憶装置7Aに格納された機密文書としての特定の添付ファイルを、メール送受信機能6A,6B、インターネット4回線等を介して受信側情報処理機器3へ送信する際の動作の一例について、実施例1として図面を参照しつつ以下に説明する。
図4に示すように、先ず送信側情報処理機器2のユーザにより、送信側情報処理機器2の記憶装置7Aに添付ファイル安全確保プログラムをインストールする(ステップ1)。
次に、安心メール送受信機能を有効にしたときに電子メールに添付された添付ファイルの保存先となるセイフティ受信フォルダ13の特定の名称を決め、図5に示すように、その名称に対応するセイフティ送信フォルダ14を送信側情報処理機器2の送信フォルダ11A内に作成する(ステップ2)。なお、ここでは、セイフティ受信フォルダ13の特定の名称を「FOLDR_AAA」とすることから、そのような場合には、図6に示すように、送信側情報処理機器2の表示装置8Aの画面に、「セイフティ受信フォルダの名称を入力してください」といった主旨の入力項目欄が作成依頼として表われることから(ステップ3)、そのときには、前述した「FOLDR_AAA」をキーボードで入力することで、「FOLDR_AAA」の名称のセイフティ送信フォルダ14が記憶され、続いて、受信側情報処理機器3のユーザに連絡するなどして、図7に示すように、前記「FOLDR_AAA」と同じ名称のセイフティ受信フォルダ13を、受信側情報処理機器3の受信フォルダ10B内に作成する(ステップ4)。
次に、ユーザの操作により、送信側情報処理機器2に備えた制御手段5Aが添付ファイル安全確保プログラムを起動させると、セイフティ送信フォルダ14内に名称用ファイルが作成され、セイフティ送信フォルダ14の名称が名称用ファイルに記憶され、セイフティ送信フォルダ14下で、セイフティ送信フォルダ14の名称を記憶した名称用ファイルと、特定の機密情報を有するファイルと、復元プログラムとがアーカイブされて、一つのファイルとして加工される(ステップ5)。
次に、アーカイブされた加工ファイルの添付された電子メールが、送信側情報処理機器2から送信され(ステップ6)、送信先である受信側情報処理機器3で受信され(ステップ7)、所定操作により送信側情報処理機器2のセイフティ送信フォルダ14にあった加工ファイルが、受信側情報処理機器3のセイフティ受信フォルダ13に保存することが可能になる。
そして、受信側情報処理機器3のセイフティ受信フォルダ13に加工ファイルを保存した場合には(ステップ8)、加工ファイルにアーカイブされた復元プログラムが所定操作によって起動されると、受信側情報処理機器3に備えた制御手段5Bは、セイフティ送信フォルダ14の名称に対応する名称用ファイルに記憶された名称と、セイフティ受信フォルダ13の名称とが一致するか否かの判定を行い、一致すると認定されたときには、セイフティ受信フォルダ13下で前記加工ファイルが復元される一方で(ステップ9)、前記名称用ファイルに記憶された名称と前記セイフティ受信フォルダ13の名称とが不一致であると認定されたときには、前記復元プログラムによる復元を不可とする。
以上によれば、不注意により正当な受信者以外に電子メールを誤って送信したとしても、受信側に正当なフォルダがない場合、すなわち送信側情報処理機器2のセイフティ送信フォルダ14と同じ名称のセイフティ受信フォルダ13が受信側情報処理機器3に存在しない場合、受信側情報処理機器3では、加工ファイルに有する復元プログラムに基づき、電子メールに添付されている機密文書等を含む添付ファイルを復元することをできないよう不可とし、復元を不可とすることで電子メールに添付された機密文書等を含む添付ファイルを開封できないように操作制限がなされる。よって、受信者が不注意により機密文書を添付ファイルとして誤送信したとしても、正当でない誤送信先では添付ファイルを開封することを禁止することができるので、機密文書等のセキュリティ上の安全性を確保することを実現することができる。
次に実施例2について図面を参照しつつ以下に説明する。なお、実施例1と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略するものとし、また、実施例2の説明で必要なときは実施例1で用いた図面を使用して説明する。図8に示すように、先ず送信側情報処理機器2のユーザにより、送信側情報処理機器2の記憶装置7Aに添付ファイル安全確保プログラムをインストールすると共に(ステップ1)、受信側情報処理機器3のユーザにより、受信側情報処理機器3の記憶装置7Bに添付ファイル安全確保プログラムをインストールする(ステップ1−1)。
次に、安心メール送受信機能を有効にしたときに電子メールに添付された添付ファイルの保存先となるセイフティ受信フォルダ13の特定の名称を決め、図5に示すように、その名称に対応するセイフティ送信フォルダ14を送信側情報処理機器2の送信フォルダ11A内に作成する(ステップ2)。なお、ここでは、セイフティ受信フォルダ13の特定の名称を「FOLDR_AAA」とすることから、そのような場合には、図6に示すように、送信側情報処理機器2の表示装置8Aの画面に、「セイフティ受信フォルダの名称を入力してください」といった主旨の入力項目欄が作成依頼として表われることから(ステップ3)、そのときには、前述した「FOLDR_AAA」をキーボードで入力することで、「FOLDR_AAA」の名称のセイフティ送信フォルダ14が記憶され、続いて、受信側情報処理機器3のユーザに連絡するなどして、図7に示すように、前記「FOLDR_AAA」と同じ名称のセイフティ受信フォルダ13を、受信側情報処理機器3の受信フォルダ10B内に作成する(ステップ4)。
次に、ユーザの操作により、送信側情報処理機器2に備えた制御手段5Aが添付ファイル安全確保プログラムを起動させると、セイフティ送信フォルダ14内に名称用ファイルが作成され、セイフティ送信フォルダ14の名称が名称ファイルに記憶され、セイフティ送信フォルダ14下で、セイフティ送信フォルダ14の名称を記憶した名称用ファイルと、特定の機密情報を有するファイルとがアーカイブされ加工される(ステップ5)。
次に、アーカイブされた加工ファイルの添付された電子メールが、送信側情報処理機器2から送信され(ステップ6)、送信先である受信側情報処理機器3で受信され(ステップ7)、所定操作により送信側情報処理機器2のセイフティ送信フォルダ14にあった加工ファイルが、受信側情報処理機器3のセイフティ受信フォルダ13に保存することが可能になる。
そして、受信側情報処理機器3のセイフティ受信フォルダ13に加工ファイルを保存した場合において(ステップ8)、受信側情報処理機器3の記憶装置7Bにインストールされた添付ファイル安全確保プログラムが所定操作によって起動されると、受信側情報処理機器3に備えた制御手段5Bは、セイフティ送信フォルダ14の名称に対応する名称用ファイルに記憶された名称と、セイフティ受信フォルダ13の名称とが一致するか否かの判定を行い、一致すると認定されたときには、セイフティ受信フォルダ13下で前記加工ファイルが復元される一方で(ステップ9)、前記名称用ファイルに記憶された名称と前記セイフティ受信フォルダ13の名称とが不一致であると認定されたときには、前記受信側情報処理機器3の記憶装置7Bに予めインストールされた添付ファイル安全確保プログラムによる復元を不可とする。
以上によれば、不注意により正当な受信者以外に電子メールを誤って送信したとしても、受信側に正当なフォルダがない場合、すなわち送信側情報処理機器2のセイフティ送信フォルダ14と同じ名称のセイフティ受信フォルダ13が受信側情報処理機器3に存在しない場合、受信側情報処理機器3では、受信側情報処理機器3の記憶装置7Bにインストールされた添付ファイル安全確保プログラムに基づき、電子メールに添付されている機密文書等を含む添付ファイルを復元することをできないよう不可とし、復元を不可とすることで電子メールに添付された機密文書等を含む添付ファイルを開封できないように操作制限がなされる。よって、受信者が不注意により機密文書を添付ファイルとして誤送信したとしても、正当でない誤送信先では添付ファイルを開封することを禁止することができるので、機密文書等のセキュリティ上の安全性を確保することを実現することができる。
ここで、前記添付ファイル安全確保プログラムの拡張仕様について以下に説明する。実施例3では、前記実施例1又は実施例2における動作例を包含するため、相違点のみ以下に追加説明することとし、実施例1又は実施例2で説明した点については省略する。
実施例1においては、加工ファイルとして、セイフティ送信フォルダ14の名称を記憶した名称用ファイルと、受信側情報処理機器3に送信される特定の機密情報を有するファイルと、受信側情報処理機器3で加工ファイルが受信されたときに復号するための復元プログラムとがアーカイブし、また、実施例2においては、加工ファイルとして、セイフティ送信フォルダ14の名称を記憶した名称用ファイルと、受信側情報処理機器3に送信される特定の機密情報を有するファイルとがアーカイブされているが、実施例3においては、前記実施例1又は実施例2の加工ファイルに、受信側情報処理機器3に割り当てられているMacアドレス、又は、受信側情報処理機器3の名称を記憶した名称用ファイルをアーカイブする。
詳しくは、アーカイブされ加工されるファイルとして、受信側情報処理機器3のMacアドレスを、送信側情報処理機器2から受信側情報処理機器3へ電子メールを送信する以前に事前に確認しておき、当該Macアドレスを手入力で入力し記憶させたMacアドレス用ファイルを、前記電子メールの送信前にセイフティ送信フォルダ14に入れておくことで、当該Macアドレス用ファイルについても前記加工ファイルにアーカイブし、受信側情報処理機器3に備えた制御手段5Bが、セイフティ送信フォルダ14の名称に対応する名称用ファイルに記憶された名称と、前記セイフティ受信フォルダ13の実際の名称とが一致するか否かの判定を行うのに加え、受信側情報処理機器3のMacアドレスに対応する前記Macアドレス用ファイルに記憶されたMacアドレスと、受信側情報処理機器3に実際に割り当てられたMacアドレスとが一致するか否かの判定も行い、これら複数(2つ)の判定が一致すると認定されたときにのみ、セイフティ受信フォルダ13の下で前記加工ファイルが復元される一方で、不一致であると認定されたときには、前記復元を不可にする。そして、このように複数判定を行うことでより一層セキュリティ性を向上することが可能となる。
また、Macアドレスに代えて、受信側情報処理機器3としてのパソコン等の端末に個々に付与されている名称を適用してもよく、その場合には、アーカイブされるファイルとして、受信側情報処理機器3の名称を、電子メールを送信する以前に事前に確認しておき、当該受信側情報処理機器の名称を手入力で入力し記憶させた受信側情報処理機器用ファイルを、前記電子メールの送信前にセイフティ送信フォルダ14に入れておくことで、当該受信側情報処理機器用ファイルについても前記加工ファイルにアーカイブし、受信側情報処理機器3の制御手段5Bが、セイフティ送信フォルダ14の名称に対応する名称用ファイルに記憶された名称と、前記セイフティ受信フォルダの実際の名称とが一致するか否かの判定を行うのに加え、受信側情報処理機器3の名称に対応する前記受信側情報処理機器用ファイルに記憶された受信側情報処理機器3の名称と、受信側情報処理機器3の実際に割り当てられた名称とが一致するか否かの判定も行い、これらの複数の判定が一致すると認定されたときにのみ、セイフティ受信フォルダ13の下で前記加工ファイルが復元される一方で、不一致であると認定されたときには、前記復元を不可にする。そして、このように複数判定を行うことでより一層セキュリティ性を向上することが可能となる。
以上のように実施例3によれば、送信側情報処理機器2のセイフティ送信フォルダ14と同じ名称のセイフティ受信フォルダ13が受信側情報処理機器3に存在しない場合に加え、送信側情報処理機器2から受信側情報処理機器3に送信される、Macアドレス用ファイルに記憶されたMacアドレスが受信側情報処理機器3の実際のMacアドレスと一致しない場合、又は、送信側情報処理機器2から受信側情報処理機器3に送信される、受信側情報処理機器用ファイルに予め記憶された名称が受信側情報処理機器3の実際の名称と一致しない場合、受信側情報処理機器3では、電子メールに添付されている機密文書等を含む添付ファイルを復元することをできないよう不可とし、復元を不可とすることで電子メールに添付された機密文書等を含む添付ファイルを開封できないよう2つの判定に基づいて操作制限がなされるから、より一層セキュリティ上の安全性を高めることが可能となる。
1 安全確保システム
2 送信側情報処理機器
3 受信側情報処理機器
4 インターネット回線
5A 送信側情報処理機器の制御手段
5B 受信側情報処理機器の制御手段
6A 送信側情報処理機器のメール送受信機能(メーラー)
6B 受信側情報処理機器のメール送受信機能(メーラー)
7A 送信側情報処理機器の記憶装置(記憶手段)
7B 受信側情報処理機器の記憶装置(記憶手段)
8A 送信側情報処理機器の表示装置
8B 受信側情報処理機器の表示装置
9A 送信側情報処理機器の読み取り装置
9B 受信側情報処理機器の読み取り装置
10A 送信側情報処理機器の受信フォルダ(メール受信フォルダ)
10B 受信側情報処理機器の受信フォルダ(メール受信フォルダ)
11A 送信側情報処理機器の送信フォルダ(メール送信フォルダ)
11B 受信側情報処理機器の送信フォルダ(メール送信フォルダ)
12A 送信側情報処理機器の送信済みフォルダ
12B 受信側情報処理機器の送信済みフォルダ
13 セイフティ受信フォルダ
14 セイフティ送信フォルダ

Claims (2)

  1. 情報処理機器が具備する記憶装置に記憶する特定の機密情報を有するファイルに対し、操作制限を行うファイル安全確保プログラムであって、
    送信側情報処理機器側においては、特定の機密情報を有するファイルが格納された送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルを生成し、
    当該特定の機密情報を有するファイルが格納された前記送信フォルダの名称を記憶した名称用ファイルと、当該特定の機密情報を有するファイルを一つの加工ファイルに加工し、
    受信側情報処理機器側においては、前記送信フォルダの名称と当該受信側情報処理機器内の受信フォルダの名称が一致するときには、当該受信フォルダの下で前記加工されたファイルが復元されることを特徴とするファイル安全確保プログラム。
  2. 前記送信側情報処理機器内において加工される前記加工ファイルには、前記特定の機密情報を有するファイル及び前記名称用ファイルに加え、
    前記受信側情報処理機器内において、前記加工ファイルが格納されるフォルダの名称と、前記特定の機密情報を有するファイルが格納されたフォルダの名称を記憶した名称用ファイルに記憶する文字列とを比較して一致するか否かの判定を行い、一致する場合当該加工ファイルが格納されるフォルダに前記特定の機密情報を有するファイルを復元するための復元プログラムが含まれることを特徴とする請求項1記載のファイル安全確保プログラム。
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