JP5902360B2 - 複数のチャネルと同時に通信するための離調動作を採用するための装置および方法 - Google Patents

複数のチャネルと同時に通信するための離調動作を採用するための装置および方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、以下に完全に記載されるかのように、およびすべての適用可能な目的のために、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年11月1日に米国特許商標局に出願された米国仮特許出願第61/721,118号の優先権および利益を主張する。
[0002] 本特許出願で説明する技術は、一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、複数のチャネルとの同時通信に関する。任意の数の通信プロトコルおよび技術とともに様々な実施形態が使用され得る。
[0003] ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。そのようなネットワークは、通常、多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。
[0004] 通信ネットワークの一例はモバイル用グローバルシステム(GSM(登録商標):global system for mobile)ネットワークである。GSMはGSMエアインターフェースを利用する。拡張GPRSは、第2世代GSM技術において利用可能なデータレートを超えた増加したデータレートを与える、GSM技術の拡張である。EGPRSは、当分野においてGSM進化型高速データレート(EDGE:Enhanced Data rates for GSM Evolution)、およびIMTシングルキャリア(IMT Single Carrier)としても知られている。
[0005] 概して、EGPRSのために構成された(GSMなどの3GPP用語ではユーザ機器またはUEと呼ばれるが、様々な文献ではアクセス端末、移動局などとも呼ばれる)ワイヤレスモバイル機器は、加入者の識別情報を記憶するために、ならびに他のセキュリティおよび認証目的で、SIMカード(加入者識別モジュール)を使用する。より最近では、いくつかのUEは、デバイスのユーザが2つの異なるサブスクリプション上で呼に関与することができるように、デュアルSIM能力を有する。これらの2つのサブスクリプションは、同じネットワーク上または異なるネットワーク上にあり得る。いくつかのそのようなデュアルSIMモバイルデバイスは、両方のサブスクリプションによって共有される単一の受信機と送信機とを利用するにすぎない。
[0006] モバイルアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、モバイルブロードバンドアクセスに対する増大する需要を満たすためだけでなく、ユーザエクスペリエンスを進化および向上させるためにも、ワイヤレス技術を進化させるための研究および開発が続けられている。
[0007] 以下で、本開示の1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の包括的な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0008] 一態様では、本開示は、第1のチャネルにおいて進行中の通信アクティビティを続けるためにそのチャネルに戻る前に、第2のチャネルにおいて通信アクティビティを実施するために第1のチャネルから第2のチャネルに一時的に調整するためのブロックレベル離調(tune away)プロシージャを提供する。
[0009] 本開示の別の態様は、ブロックレベル離調プロシージャと同様であるが、離調のより短い持続時間を利用する、すなわち、全データフレーム未満続く持続時間を有する、スロットレベル離調プロシージャを提供する。このようにして、第1のチャネルにおけるデータ損失が低減または排除され得ると同時に、第2のチャネルとの通信の信頼性および性能も改善され得る。
[0010] たとえば、一態様では、本開示は、第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用するステップと、第1のフレームの間に第1のチャネルから第2のチャネルにトランシーバを自律的に調整するステップと、第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するステップと、第1のフレームの間に第2のチャネルから第1のチャネルにトランシーバを調整するステップとを含む、ユーザ機器(UE)において動作可能なワイヤレス通信の方法を提供する。
[0011] 別の態様では、本開示は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたメモリと、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたトランシーバとを含む、ワイヤレス通信デバイスを提供する。ここで、少なくとも1つのプロセッサは、第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、第1のフレーム中に第1のチャネルから離れて第2のチャネルにトランシーバを自律的に調整することと、第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、第1のフレームの間に第2のチャネルから第1のチャネルにトランシーバを調整することとを行うように構成される。
[0012] 別の態様では、本開示は、第1のチャネルに対応する第1の加入者識別情報を記憶するための手段と、第2のチャネルに対応する第2の加入者識別情報を記憶するための手段と、第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための手段とを含み、ここにおいて、第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための手段が、第1のフレームの間に第1のチャネルから第2のチャネルに自律的に調整することと、第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施することと、第1のフレームの間に第2のチャネルから第1のチャネルに調整することとを行うようにさらに構成された、ワイヤレス通信デバイスを提供する。
[0013] 別の態様では、本開示は、コンピュータに、第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用し、第1のフレームの間に第1のチャネルから離れて第2のチャネルにトランシーバを自律的に調整することと、第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、第1のフレームの間に第2のチャネルから第1のチャネルにトランシーバを調整することとを行わせるための命令を有するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
[0014] 本発明のこれらおよび他の態様は、以下の発明を実施するための形態を検討すればより十分に理解されよう。本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を添付の図と併せて検討すれば、当業者には、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が明らかになろう。本発明の特徴が、以下のいくつかの実施形態および図に関連して説明され得るが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態が、いくつかの有利な特徴を有するものとして説明され得るが、そのような特徴のうちの1つまたは複数は、本明細書で説明する本発明の様々な実施形態に従っても使用され得る。同様に、例示的な実施形態が、以下ではデバイス、システム、または方法の実施形態として説明され得るが、そのような例示的な実施形態は、様々なデバイス、システム、および方法で実装され得ることを理解されたい。
[0015] いくつかの実施形態による、電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図。 [0016] いくつかの実施形態による、アクセスネットワークの一例を示す概念図。 [0017] いくつかの実施形態による、処理システムを採用するユーザ機器のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図。 [0018] いくつかの実施形態による、ブロックレベル離調動作を示す概略タイミング図。 [0019] いくつかの実施形態による、図4のブロックレベル離調動作を示すフローチャート。 [0020] いくつかの実施形態による、スロットレベル離調動作の一例を示す概略タイミング図。 [0021] いくつかの実施形態による、図6のスロットレベル離調動作の例を示すフローチャート。 [0022] いくつかの実施形態による、スロットレベル離調動作の別の例を示す概略タイミング図。 [0023] いくつかの実施形態による、図8のスロットレベル離調動作の例を示すフローチャート。
[0024] 添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
[0025] 本開示の1つまたは複数の態様は、2つ以上のサブスクリプションとの通信を可能にするように構成されたマルチSIMワイヤレスユーザ機器(UE)を提供する。サブスクリプションは、同じ無線アクセス技術(RAT)または異なるRATにおけるものであり得る。拡張汎用パケット無線サービス(EGPRS:enhanced general packet radio service)システムに関して以下で特定の例が与えられる。ただし、開示する概念は、限定はしないが、TD−SCDMAエアインターフェースを使用するUMTSシステム、またはTD−LTEエアインターフェースを使用するe−UTRAシステムなど、任意の時分割ベースシステムに適用され得る。特にデュアルSIMの例では、2つのサブスクリプションは、これらのタイプのシステムのうちの任意の2つの上にあり得る。
[0026] 本開示全体にわたって提示する様々な概念は、多種多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。次に図1を参照すると、限定はしないが例示的な例として、モバイル用グローバルシステム(GSM)システム100に関して本開示の様々な態様が示されている。GSMネットワークは、3つの対話ドメイン、コアネットワーク104と、無線アクセスネットワーク(RAN)(たとえば、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM/EDGE Radio Access Network)102)と、ユーザ機器(UE)110とを含む。この例では、図示されたGERAN102は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストを含む様々なワイヤレスサービス、および/または他のサービスを可能にするためのGSMエアインターフェースを採用し得る。GERAN102は、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)106などのそれぞれのBSCによって各々が制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS:Radio Network Subsystem)107などの複数のRNSを含み得る。ここで、GERAN102は、図示されたBSC106およびRNS107に加えて、任意の数のBSC106およびRNS107を含み得る。BSC106は、特に、RNS107内で無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを担当する装置である。
[0027] RNS107によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割され得、無線トランシーバ装置が各セルをサービスし得る。無線トランシーバ装置は、GSM適用例では一般に基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)と呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、ノードB、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の好適な用語でも呼ばれることがある。明快のために、図示されたRNS107中に3つのBTS108が示されているが、RNS107は任意の数のワイヤレスBTS108を含み得る。BTS108は、任意の数のモバイル装置にGPRSコアネットワーク104へのワイヤレスアクセスポイントを与える。モバイル装置の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、テレビジョン、エンターテインメントデバイス、コンピューティングデバイス、電子デバイス、通信デバイス、または任意の他の同様の機能デバイスがある。モバイル装置は、GSM適用例では一般にユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語でも呼ばれることがある。
[0028] GSM「Um」エアインターフェースは、概してGMSK変調を利用し(とはいえ、以下で説明する、EGPRSなどの後の拡張は、8PSKなどの他の変調を利用し得る)、周波数ホッピングスペクトラム拡散送信を、フレームを8つのタイムスロットに分割する時分割多元接続(TDMA)と組み合わせる。さらに、周波数分割複信(FDD)が、ダウンリンクのために使用されるキャリア周波数とは異なるキャリア周波数をアップリンクのために使用してアップリンク送信とダウンリンク送信とを分割する。本明細書で説明する様々な例は、GSM Umエアインターフェースに言及することがあるが、基礎をなす原理は、任意の他の好適なエアインターフェースに等しく適用可能であることを、当業者は認識されよう。
[0029] 本開示のいくつかの態様では、GSMシステム100は、さらに拡張GPRS(EGPRS:enhanced GPRS)のために構成され得る。EGPRSは、2G GSM技術において利用可能なデータレートを超えた増加したデータレートを与える、GSM技術の拡張である。EGPRSは、当分野においてGSM進化型高速データレート(EDGE)、およびIMTシングルキャリアとしても知られている。
[0030] EGPRSでは、UE110とBTS108との間に物理接続が確立されるとき、この接続は一時ブロックフロー(TBF:temporary block flow)と呼ばれ、GERANはEGPRS TBFモードで動作すると言われる。概して、TBFは、1つまたは複数の物理データチャネル(PDCH:physical data channel)上で無線リソースを割り振られ、1つまたは複数のLLCプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)を搬送するいくつかのRLC/MACブロックを含む。TBFは一時的であり、データ転送の持続時間の間のみ維持される。
[0031] EGPRSシステムに関して以下で特定の例が与えられる。ただし、本開示の様々な態様で開示する概念は、限定はしないが、TD−SCDMAエアインターフェースを使用するUMTSシステム、またはTD−LTEエアインターフェースを使用するe−UTRAシステムなど、任意の時分割ベースシステムに適用され得る。特に(以下でさらに詳細に説明する)マルチSIMの例では、複数のサブスクリプションは、これらのシステムのうちの任意の1つまたは複数の上にあり得る。
[0032] すなわち、本開示のいくつかの態様では、UE110は、1つまたは複数のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:universal subscriber identity module)アプリケーション111を各々が動作し得る、複数のユニバーサル集積回路カード(UICC:universal integrated circuit card)を含み得る。USIMは、加入者の識別情報を記憶し、ネットワークにユーザのサブスクリプション情報を与え、ならびに他のセキュリティおよび認証役割を実施する。図示されたUE110は、2つのUSIM111Aおよび111Bを含むが、これは本質的に例示にすぎず、UEは任意の好適な数のUSIMを含み得ることを当業者は理解されよう。複数のUSIMを有するUE110などのUEは、マルチSIM/多重スタンバイデバイスと呼ばれることがあり、2つのUSIMを含む1つの特定の例は、デュアルSIM UEと呼ばれる。デュアルSIM UEは、概して、同時に2つのネットワーク上でスタンバイモードでアクティブであることが可能であり、UE110における単一のトランシーバが、それぞれのネットワーク上で2つのサブスクリプションによって共有される。このようにして、ネットワークまたはサブスクリプションのいずれかの上で単一のデバイスとの接続または呼が確立され得る。
[0033] 説明のために、1つのBTS108と通信している1つのUE110が示されている。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)はBTS108からUE110への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)はUE110からBTS108への通信リンクを指す。
[0034] コアネットワーク104は、GERAN102などの1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースすることができる。図示のように、コアネットワーク104はGSMコアネットワークである。ただし、当業者が認識するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、GSMネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに与えるために、RAN、または他の好適なアクセスネットワークにおいて実装され得る。
[0035] 図示されたGSMコアネットワーク104は回線交換(CS:circuit-switched)ドメインとパケット交換(PS:packet-switched)ドメインとを含む。回線交換要素のうちのいくつかは、モバイルサービス交換センター(MSC:Mobile services Switching Centre)、ビジターロケーションレジスタ(VLR:Visitor Location Register)、およびゲートウェイMSC(GMSC:Gateway MSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)と、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)とを含む。EIR、HLR、VLRおよびAuCのような、いくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有され得る。
[0036] 図示された例では、コアネットワーク104は、MSC112およびGMSC114とともに回線交換サービスをサポートする。いくつかの適用例では、GMSC114は、メディアゲートウェイ(MGW:media gateway)と呼ばれることがある。BSC106などの1つまたは複数のBSCはMSC112に接続され得る。MSC112は、呼設定機能と、呼ルーティング機能と、UEモビリティ機能とを制御する装置である。MSC112はまた、UEがMSC112のカバレージエリア中にある持続時間の間の加入者関係情報を含んでいるビジターロケーションレジスタ(VLR)を含む。GMSC114は、UEが回線交換ネットワーク116にアクセスするために、MSC112を介したゲートウェイを与える。GMSC114は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを含んでいるホームロケーションレジスタ(HLR:home location register)115を含む。また、HLRは、加入者固有の認証データを含んでいる認証センター(AuC:authentication center)に関連付けられる。特定のUEのための呼が受信されると、GMSC114は、HLR115に問い合わせてUEのロケーションを判断し、そのロケーションをサービスする特定のMSCに呼をフォワーディングする。
[0037] 図示されたコアネットワーク104は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)118およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)120とともにパケット交換データサービスをもサポートする。汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)は、標準の回線交換データサービスで利用可能な速度よりも速い速度で、パケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN120は、パケットベースネットワーク122へのGERAN102のための接続を与える。パケットベースネットワーク122は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の好適なパケットベースネットワークであり得る。GGSN120の主要機能は、UE110にパケットベースネットワーク接続性を与えることである。データパケットは、SGSN118を通してGGSN120とUE110との間で転送され得、SGSN118は、主に、MSC112が回線交換ドメインで実施するのと同じ機能をパケットベースドメインで実施する。
[0038] 上記で説明したように、図示されたUE110は、GSMネットワーク100上で2つのサブスクリプションを維持することが可能なデュアルSIM UEを示している。本開示の範囲内で、2つ以上の無線アクセス技術(RAT)を利用して同様の機能が達成され得、UEは、2つ以上の異なるRAT上で2つ以上のサブスクリプションを同時に維持する。ここで、そのようなUEは、GSMネットワーク、UMTSネットワーク、LTEネットワーク、cdma2000ネットワーク、Wi−MAXネットワーク、または任意の他の好適なRATのうちの1つまたは複数の上で1つまたは複数のサブスクリプションを維持し得る。本開示内で、デュアルSIM UE、マルチSIM/多重スタンバイデバイス、あるいは任意の1つのまたは任意の複数のRAT上で2つ以上のサブスクリプション上のチャネルを監視することが可能な任意のデバイスは、一般に、多重スタンバイデバイスと呼ばれる。
[0039] 多重スタンバイUE110上では、2つ以上の別個のユーザサブスクリプション間での無線トランシーバの共有を可能にするための妥協が典型的である。すなわち、UE110は、概して、各サブスクリプションのための必要な無線チャネルのすべてを同時にリッスンしていることが保証されないことがあり、したがって、他方のサブスクリプションを利用する通信アクティビティに関与するときに一方のサブスクリプション上でページングメッセージを逃し得る。たいていのセルラーネットワーク実装形態は、複数のサイクルにわたって(ページングなどの)ブロードキャスト情報が有限回数繰り返されることを許すが、加入者デバイスがこの繰り返しパターンがどのようなものであり得るかを知るための機構を与えない。したがって、異なるサブスクリプションまたはチャネルを利用する通信アクティビティに関与するUEがそのようなブロードキャスト情報を逃し得る可能性は残る。
[0040] GERAN102は、本開示に従って利用され得るRANの一例である。図2を参照すると、例として、および限定はしないが、GERANアーキテクチャにおけるRAN200の簡略化された概略図が示されている。システムは、1つまたは複数のセクタを各々が含み得る、セル202、204、および206を含む、複数のセルラー領域(セル)を含む。セルは、たとえば、カバレージエリアによって、地理的に定義され得る。セクタに分割されたセルにおいて、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成され得、各アンテナは、セルの一部分におけるUEとの通信を担当する。たとえば、セル202において、アンテナグループ212、214、および216は各々異なるセクタに対応し得る。セル204において、アンテナグループ218、220、および222は各々異なるセクタに対応し得る。セル206において、アンテナグループ224、226、および228は各々異なるセクタに対応し得る。
[0041] セル202、204、および206は、各セル202、204、または206の1つまたは複数のセクタと通信していることがあるいくつかのUEを含み得る。たとえば、UE230および232はBTS242と通信していることがあり、UE234および236はBTS244と通信していることがあり、UE238および240はBTS246と通信していることがある。ここで、各BTS242、244、および246は、それぞれのセル202、204、および206内のすべてのUE230、232、234、236、238、および240にコアネットワーク104(図1参照)へのアクセスポイントを与えるように構成され得る。
[0042] ソースセルとの呼中に、または任意の他の時間に、UE236は、ソースセルの様々なパラメータ、ならびに近隣セルの様々なパラメータを監視し得る。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE236は、近隣セルのうちの1つまたは複数との通信を維持し得る。この時間中に、UE236は、アクティブセット、すなわち、UE236が同時に接続されるセルのリストを維持し得る(すなわち、現在UE236にダウンリンク専用物理チャネル(downlink dedicated physical channel)DPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネル(fractional downlink dedicated physical channel)F−DPCHを割り当てているGERANセルはアクティブセットを構成し得る)。
[0043] 図3は、処理システム314を採用する装置(たとえば、UE110)のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。本開示の様々な態様によれば、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサ304を含む処理システム314を用いて実装され得る。プロセッサ304の例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実施するように構成された他の好適なハードウェアがある。
[0044] この例では、処理システム314は、バス302によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス302は、処理システム314の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス302は、(プロセッサ304によって概略的に表される)1つまたは複数のプロセッサと、メモリ305と、(コンピュータ可読媒体306によって概略的に表される)コンピュータ可読媒体と、1つまたは複数のUSIM(たとえば、デュアルUSIM111Aおよび111B)とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス302はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。バスインターフェース308は、バス302とトランシーバ310との間のインターフェースを与える。トランシーバ310は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。
[0045] 2つのUSIM111を含む図示されたUE110などのマルチSIMデバイスのいくつかの例では、各USIMが異なるサブスクリプションまたはネットワークによって利用され得るが、それらのサブスクリプションは単一のトランシーバ310を共有し得る。ただし、本明細書で詳述する例は、単一のトランシーバ310を利用するUEと、その単一のトランシーバを利用する、以下で説明する離調を実施するための方法とに関係するが、本明細書で説明する広い概念は、2つ以上のトランシーバ310を有するデバイスにも適用可能であり得る。
[0046] 装置の性質に応じて、ユーザインターフェース312(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)も与えられ得る。
[0047] プロセッサ304は、バス302を管理することと、コンピュータ可読媒体306に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ304によって実行されたとき、処理システム314に、特定の装置のための以下で説明する様々な機能を実施させる。コンピュータ可読媒体306はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
[0048] 処理システム中の1つまたは複数のプロセッサ304はソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体306上に常駐し得る。コンピュータ可読媒体306は非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含む。コンピュータ可読媒体はまた、例として、搬送波、伝送線路、ならびにコンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の好適な媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体306は、処理システム314中に常駐するか、処理システム314の外部にあるか、または処理システム314を含む複数のエンティティにわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体306はコンピュータプログラム製品において実施され得る。例として、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料中にコンピュータ可読媒体を含み得る。特定の適用例および全体的なシステムに課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される記載の機能をどのようにしたら最も良く実装することができるかを当業者は認識されよう。
[0049] UE110が同時に複数の異なる通信アクティビティを実施することを望むことは事実であり得る。これらのアクティビティは、限定はしないが、2つの異なるネットワーク、または同じネットワーク内の2つの異なるサブスクリプション、またはセルラーネットワーク中の2つのセルと接続することを含み得る。UE110が、これらの進行中の通信アクティビティのうちの1つに関与し続けながら、ページメッセージを受信すること、SMSメッセージング、データ送信を実施すること、あるいは異なるサブスクリプション上でまたは異なるセルから他の情報を受信することなど、別の通信アクティビティを同時に実施することが可能にされることは、特に有益であろう。概して、UEがネットワークと通信するとき、たとえば、ボイス呼、データ呼、または動作パラメータ情報をネットワークと交換することなど、通信アクティビティが行われる。他のタイプの通信アクティビティも可能である。
[0050] 従来のGPRSまたはEGPRS互換UEがセル再選択を経ているとき、それのサービングセルに対応するTBFは、UEがターゲットセルからBCCH上で情報を受信するために、一時的に中断され得る。RLCブロックのグラニュラリティで動作する、このTBF中断モードは、UEが第1のデータ転送アクティビティに関与している間に第2のアクティビティを実施することを可能にする。しかしながら、TBF中断モードは、(E)GPRSデータ転送スループットの比較的大きい劣化につながることがある。
[0051] 本発明の実施形態は、この劣化の低減を可能にする。たとえば、実施形態は、デュアルSIM動作モードのためのデータ転送中のブロックレベル離調を可能にし、提供する。さらに、実施形態は、以下でさらに詳細に説明する、シングルSIM動作モードとデュアルSIM動作モードの両方のためのデータ転送中のブロックレベル離調とスロットレベル(またはバーストレベル)離調の両方を可能にし、提供する。ここで、離調は、異なる帯域または周波数チャネルにおいて動作するための、あるいはいくつかの例では、異なるCDMAチャネルにおいて動作するように変調方式を変更するための、トランシーバの変更または再構成を指す。そのような離調では、UE110は、たとえば、単一のトランシーバ310を使用して、およびTBF中断から本来なら生じ得るスループットへの悪影響を制限して、ネイバーセルからのBCCHを復号すること、第2のUSIMに対応する第2のサブスクリプションのための読取りを実施またはページングすることなどを可能にされる。
[0052] すなわち、本開示の1つまたは複数の態様では、UE110は、2つの異なるアクティビティを同時に実施することを可能にされるように適応され得る。たとえば、これは、第1のアクティビティに戻る(同調して戻る)前に、他方のアクティビティを実施するために一方のアクティビティから一時的に離調することによって、行われることがある。本開示の態様は、UE110がそれから離調する、第1のアクティビティが実質的に損なわれないような、より最適で効率的な離調を開示する。UE110は、トランシーバが複数のネットワーク間で同調することができるように、構成され得る。ネットワーク間での同調は、本明細書で説明するように自律的に行われ、必要に応じて他の様式でも行われ得る。
[0053] 本明細書で開示する離調特徴およびプロシージャのうちのいくつかの1つの利点は、それが、どのように、効率的な方法で2つのセルまたはサブスクリプションと通信するために単一のトランシーバ310をUE110が使用することを可能にし、性能における比較的小さい妥協で低コストソリューションを与えるかにある。
[0054] 本開示の様々な態様の簡単な理解を与えるために、2つの例、すなわち、ブロックレベル離調およびバーストレベル離調が以下で与えられる。これらの例の各々について、あるサブスクリプションがデータ転送モードにあり(転送サブスクリプションまたは転送サブと呼ばれる)、別のサブスクリプションがアイドルモードにある(アイドルサブスクリプションまたはアイドルサブと呼ばれる)と仮定され得る。以下で説明するように、データ転送中に、UEは、同じトランシーバを用いて周期的に離調し、アイドルアクティビティを実施し得る。それらの例について2つのネットワーク間で同調することに関して説明するが、本発明の追加の実施形態は、より多くのネットワーク間での同調を含むことができる。
ブロックレベル離調
[0055] 本開示の様々な態様では、1つのチャネルまたはサブスクリプションに対応するワイヤレス通信アクティビティが一定の時間期間の間中断され得る。この時間中に、UE110におけるリソース(トランシーバハードウェア、ならびにファームウェアおよびソフトウェア)が第2のワイヤレス通信アクティビティに完全に委ねられ得る。短持続時間アクティビティであり得る、第2のワイヤレス通信アクティビティが完了した後、UE110は、図4に示すように、第1のワイヤレス通信アクティビティに戻り得る。
[0056] すなわち、図4は、本開示の1つまたは複数の態様に対応するブロックレベル離調動作を示す概略タイミング図である。図示の例では、「転送サブ」と標示されたライン402は開いた通信チャネルを指し、これは、第1のUSIM111Aからの情報を利用する第1のサブスクリプションに対応し得る。ここで、UE110は、図示の時間中にデータ転送などのワイヤレス通信アクティビティのためにこの第1のサブスクリプションを利用していることがある。第1のサブスクリプションは、限定はしないが、上記で説明したEGPRSシステムなど、任意の好適なワイヤレス通信システムに対応し得る。ここで、転送サブ402の図示は、EGPRSシステムにおいて約18.46msの持続時間を各ブロックが有する、6つの無線ブロックのスパンを示している。
[0057] 図示のように、406において、UE110におけるトランシーバ310は、ページメッセージなどの情報をリッスンするためにリソースがアイドルサブ404に完全に専用であることができるように、一連のブロックの間転送サブ402から自律的に離調し得る。ここで、転送サブ402から自律的に離調することによって、UE110は、離調動作に関するいかなる情報をも基地局108に、アクセスネットワーク102に、コアネットワーク104に、または他のエンティティに通信する必要がない。すなわち、UMTS圧縮モードで行われ得る再同調動作などの従来の再同調動作、あるいは離調動作のためのタイミングまたは他の対応する情報がネットワークと協調される、他の動作とは異なり、本開示の一態様では、自律離調406は、UE110において自律的におよび/または独立して判断され、動作され得る。このようにして、UE110が転送サブ402から離調したが、転送サブ402に対応するネットワークは、たとえば、UE110が転送サブ402に同調されたままであることを完全に予想して、UE110への送信を続け得る。したがって、UE110は、それが転送サブ402から離調される時間中に、転送サブ402上で送信された一部のデータを失い得る。しかしながら、前方誤り訂正および/または再送信などの機構によって、離調動作中のデータの損失の影響は低減または排除され得る。再送信機構が利用されるいくつかの例では、UE110が、そのような自律離調動作を実装し、一部の順方向リンク送信を逃したとき、ネットワークは、UE110が1つまたは複数のパケットに肯定応答しなかったことを認識し得、したがってそれらのパケットを再送信し得る。
[0058] ここで、「アイドルサブ」と標示されたライン404は第2の通信チャネルを指し、これは、第2のUSIM111Bからの情報を利用する第2のサブスクリプションに対応し得る。ここで、UE110は、いくつかのアイドルモードアクティビティを実施するためにこの第2のサブスクリプションに同調していることがあり、アイドルモードアクティビティは、ページングチャネル(paging channel)PCHおよび/またはブロードキャスト制御チャネル(broadcast control channel)BCCHを読み取ること/復号すること、共有チャネル(shared channel)SCHを再確認すること、ならびに/あるいはSMSメッセージングを実施することなどのうちの1つまたは複数を含み得る。もちろん、アイドルサブ404上で同調されている間、第2のサブスクリプションを利用する任意の好適なアクティビティが行われ得る。好適な時間量の後に、またはアイドルサブ404のアクティビティが完了した後に、408において、UE110におけるトランシーバ310は、転送サブ402に同調して戻り、そこで進行中だったデータ転送を続け得る。
[0059] この例では、離調は、4つの無線ブロックの持続時間の間持続する。もちろん、この4ブロック離調持続時間は一例にすぎず、様々な他の例では、1つまたは複数のブロックを含む任意の好適な持続時間が利用され得る。転送サブ402からの離調の時間中に、転送サブ402上でUE110とBTS108との間で転送されたデータの一部が失われ、図4では、逃したブロック410において対角線横断パターンによって表される。したがって、上記で本明細書で説明したブロックレベル離調の例では、転送サブ402上のデータスループットとアイドルサブ402上のページング受信性能との間の何らかの妥協またはトレードオフがある。
[0060] 図5は、本開示の一態様による、ブロックレベル離調動作を実装するための、UE110において動作可能な例示的なプロセス500を示すフローチャートである。本明細書で説明するように、プロセス500において説明する離調動作は、離調動作が行われるべきであることをネットワークに通知する、通信ネットワーク中の他のノードとのシグナリングまたは他の通信を必要とすることなしに、UE110において独立して実施され得る。すなわち、転送サブ402に対応するネットワークは、UE110が離調されている間、送信し続け、および/または情報を受信することを予想し続け得、しかし、UE110におけるトランシーバ310がこの時点で転送サブ402に同調されていないので、そのようなデータは概して失われることになる。しかしながら、従来のエラー処理手順が、そのようなデータ損失が最小限に抑えられることを可能にすることができる。
[0061] ステップ502において、UE110は、第1のチャネルとの通信を確立する。たとえば、GERAN102など、無線アクセスネットワークとの物理無線接続が確立され得る。ステップ504において、UE110は、この第1のチャネルを介して、たとえば、任意の好適なボイスおよび/またはデータ呼を含む、第1の通信アクティビティを実施する。ここで、ステップ502において確立された呼は、第1のUSIM111Aにおいて記憶されたサブスクリプション情報を利用し得る。
[0062] ステップ506において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のブロック中に第2のチャネルに自律的に同調し、ステップ508において、UE110は、第2のチャネルを介して第2の通信アクティビティを実施する。ここで、第2のチャネルは、第1のチャネルと同じGERAN102、異なるネットワーク事業者に対応する第2のGERAN、または、限定はしないが、UTRAN、e−UTRAN、cdma2000ネットワークなどを含む別のRAN技術を含む、任意の好適なアクセスネットワークを含み得る。さらに、上記で説明したように、第2の通信アクティビティは、限定はしないが、ページメッセージを復号すること、ブロードキャスト情報を復号すること、SMSメッセージングを実施することなどを含む、UE110が第2のチャネルに同調されるときにUE110が始めることを望み得る任意の好適なアクティビティを含み得る。
[0063] ステップ510において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のブロックの後の、第2のブロック中に第1のチャネルに同調する。ステップ510において説明した第1のチャネルに同調して戻ることのタイミングは、UE110において判断され得、第2のチャネルにおける第2の通信アクティビティの完了に対応し得るか、または、転送サブ602における最大の所望の離調時間、最大データ損失など、任意の好適なファクタに基づいてUE110においてあらかじめ判断され得る。
スロットレベル(またはバースト)離調
[0064] 本開示の別の態様は、上記で説明したブロックレベル離調を利用して起こり得る、転送サブ上のデータ損失を低減することを支援し得る。たとえば、図6は、本開示の1つまたは複数の態様に対応するスロットレベル離調動作を示す概略タイミング図である。上述のように、この方式は、デュアルSIM UE110またはシングルSIM UE110のいずれかに適用され得る。最初に、明快のためにデュアルSIMの例について説明する。
[0065] 図6では、フレームX〜フレームX+3に指定された4つのフレームを含む、単一の18.46msブロックが示されていることがわかる。すなわち、6つのブロックにわたった、図4の図示とは異なり、図6は、単一のブロックを含むにすぎないより短いスパンを示している。各フレーム内に複数のタイムスロットが含まれる。たとえば、各GERANフレームは8つのスロットを含み得る。ここで、これらのタイムスロットのうちのいくつかは、UE110によって送信のために指定され、図示では「T」で指定され、これらのタイムスロットのうちのいくつかは、UE110によって受信のために指定され、図示では「R」で指定され、これらのタイムスロットのうちのいくつかは、エアチャネルの様々な特性の測定のために指定され、図示では「M」で指定される。
[0066] ブロックレベル離調動作の上記の例と同様に、スロットレベル離調動作のこの第1の例では、UE110は、初めに、第1のUSIM111Aからの情報を利用し得る、転送サブ602と呼ばれることがある、第1のサブスクリプションを使用するデータ転送などの通信アクティビティに関与する。このデータ転送は、ボイス呼または他のパケット交換データセッションを含む、様々なタイプのデータ転送のいずれかであり得る。
[0067] 図示のように、このセッション中に、606において、UE110におけるトランシーバ310は、アイドルモードアクティビティを実施するためにフレーム内の1つまたは複数のスロットの間、転送サブ602から、アイドルサブ604と呼ばれる第2のサブスクリプションに自律的に離調し得る。ブロックレベル離調動作について上記で説明した例の場合のように、ここで、スロットレベル離調では、「アイドルサブ」と標示されたライン604は第2の通信チャネルを指し、これは、第2のUSIM111Bからの情報を利用する第2のサブスクリプションに対応し得る。
[0068] 本開示の一態様では、図6に示されているようなスロットレベル離調動作の第1の例は、転送サブ上のデータのごく限られた損失を可能にし得るか、またはいくつかのシナリオでは、離調動作から生じる転送サブ上のゼロ損失を可能にし得る。この目的で、スロットレベル離調では、転送サブからアイドルサブにリソースを完全に渡すのではなく、リソース共有がバーストまたはスロットレベルで(すなわち、フレーム内で)達成される。
[0069] 上記で説明し、図4に示されたブロックレベル離調動作は、各ブロックが約18.46ms持続し、4つの無線フレームを含む、いくつかのブロックにわたる持続時間の間転送サブから離調したことを想起されたい。しかしながら、図6に示されたスロットレベル離調動作の第1の例では、時間スケールがまったく異なり、すなわち、図示全体が、単一のブロックを示すにすぎず、それの4つの構成フレームを示しており、離調は、各フレーム内の単なるスロットにわたる持続時間を有する。
[0070] 本開示の一態様では、フレーム内の離調は、詳細には、(図示では「P」で指定された)ページ情報がアイドルサブ604上に現れることが予測されるとき、トランシーバ310がアイドルサブ604に同調し得るように、タイミングをとられ得る。ここで、ページ情報は、クイックページングチャネルまたはページングインジケータチャネル上で搬送される1つまたは複数のページングインジケータを含み得るか、あるいは他の例では、ページングチャネル上で搬送される1つまたは複数のページメッセージを含み得る。もちろん、ページ情報は、UE110が検出するために離調し得るアイドルサブ604上の情報の一例にすぎず、他の例では、アイドルサブ604上の情報は、UE110が転送サブ602上で進行中のデータセッション、たとえば、ブロードキャストメッセージをリッスンすること、SMSメッセージングを実施することなどの間に取り出すことを望み得る、任意の好適な情報であり得る。
[0071] ページ情報Pがアイドルサブ604から復号されると、608において、トランシーバ310は、次のページ期間まで前のアクティビティを再開するために転送サブ602に同調して戻り得る。P
[0072] 図示の例では、UE110におけるトランシーバ310は、4つのページバーストを取り出すために4回アイドルサブに同調するが、様々な例では、UE110におけるトランシーバ310は、たとえば、求められる所望の情報がアイドルサブ上で復号されるまで、任意の好適な回数アイドルサブに同調し得る。
[0073] 本明細書で説明するスロットレベル離調動作では、(図6では対角線横断マークを含むスロット610によって表される)離調から生じる転送サブ602上のデータ損失は、転送サブ上のアクティビティのタイミングに応じて、および離調動作がアイドルサブ上のアクティビティのタイミングと重複するかどうかに応じて、低減または排除され得る。すなわち、図6に示されているように、各フレーム中のスロットのうちのいくつかのみにおいて、UE110は、データバーストを受信(R)または送信(T)し、この図示ではブランクである、他のスロットは、このUE110に関する限り、アイドルである。したがって、離調動作のタイミングがこれらの未使用スロットと協調される場合、離調動作から生じる転送サブにおけるデータ損失は低減または排除され得る。
[0074] その上、本開示のさらなる態様では、上記で説明したブロックレベル離調動作と比較して、本明細書で説明するスロットレベル離調動作を用いて、アイドルサブ604上でのページメッセージの受信の性能も改善され得る。すなわち、スロットレベルでのアイドルサブ604への離調は、転送サブ602にあまりコストがかからないので、そのような離調は、より頻繁に実施され得、それによりアイドルサブ602上での情報のより完全な受信を保証する。
[0075] 図7は、本開示の一態様による、スロットレベル離調動作を実装するための、2つ以上のUSIM111を含むUE110において動作可能な例示的なプロセス700を示すフローチャートである。本明細書で説明するように、プロセス700において説明する離調動作は、離調動作が行われるべきであることをネットワークに通知する、通信ネットワーク中の他のノードとのシグナリングまたは他の通信を必要とすることなしに、UE110において独立して実施され得る。すなわち、転送サブ602に対応するネットワークは、UE110が離調されている間、送信し続け、および/または情報を受信することを予想し続け得、しかし、UE110におけるトランシーバ310がこの時点で転送サブ602に同調されていないので、そのようなデータは概して失われることになる。しかしながら、従来のエラー処理手順が、そのようなデータ損失が最小限に抑えられることを可能にすることができる。
[0076] ステップ702において、UE110は、第1のチャネルとの通信を確立する。たとえば、GERAN102など、無線アクセスネットワークとの物理無線接続が確立され得る。ステップ704において、UE110は、この第1のチャネルを介して、たとえば、任意の好適なボイスおよび/またはデータ呼を含む、第1の通信アクティビティを実施する。ここで、ステップ702において確立された呼は、第1のUSIM111Aにおいて記憶されたサブスクリプション情報を利用し得る。
[0077] ステップ706において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のフレーム内の第1のタイムスロット中に第2のチャネルに自律的に同調し、ステップ708において、UE110は、第2のチャネルを介して第2の通信アクティビティを実施する。ここで、第2のチャネルは、第1のチャネルと同じGERAN102、異なるネットワーク事業者に対応する第2のGERAN、または、限定はしないが、UTRAN、e−UTRAN、cdma2000ネットワークなどを含む別のRAN技術を含む、任意の好適なアクセスネットワークを含み得る。さらに、上記で説明したように、第2の通信アクティビティは、限定はしないが、ページメッセージを復号すること、ブロードキャスト情報を復号すること、SMSメッセージングを実施することなどを含む、UE110が第2のチャネルに同調されるときにUE110が始めることを望み得る任意の好適なアクティビティを含み得る。
[0078] ステップ710において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のフレーム中に、第1のタイムスロットの後のタイムスロットにおいて第1のチャネルに同調する。ステップ510において説明した第1のチャネルに同調して戻ることのタイミングは、UE110において判断され得、第2のチャネルにおける第2の通信アクティビティの完了に対応し得るか、あるいは、転送サブ602における最大の所望の離調時間、最大データ損失、転送サブ602における送信および/または受信アクティビティの既知のタイミングなど、任意の好適なファクタに基づいてUE110においてあらかじめ判断され得る。
シングルSIM
[0079] 本開示の別の態様では、シングルSIM UE110が、デュアルSIM UE110に関して上記で説明したスロットレベル離調動作の第1の例とまったく同様にスロットレベル離調動作を実装し得る。もちろん、デュアルSIM UE110が、任意の数のUSIMを含む任意のUE110がそうし得るように、以下で本明細書で説明するようにスロットレベル離調動作の第2の例を同等に利用し得る。
[0080] すなわち、ブロックレベル離調動作とスロットレベル離調動作の両方のための上記のデュアルSIMの例は、UE110中の異なるSIMに各サブスクリプションが対応する、異なるサブスクリプション間での同調に言及した。一方、以下で説明するように、スロットレベル離調動作は、さらに、シングルSIM UE110またはデュアルSIM UE110のいずれかによって他の目的で利用され得る。
[0081] たとえば、モビリティを提供するために、(シングルSIM UEまたはデュアルSIM UEのいずれかを含む)ワイヤレスネットワーク100中の任意のUE110が、概して、それのサービングセルからのおよび/または近隣セル(すなわち、それの現在サービングセル以外の、UE110に近いセル)からのブロードキャスト情報を監視する。したがって、本開示の一態様によれば、あるチャネル(たとえば、UE110のサービングセルからのデータチャネル)と通信しているUE110が、そのチャネルから離調して、(たとえば、サービングセルによってまたはネイバーセルによって送信された)別のチャネルからの送信を復号することを望み得る。
[0082] 図8は、本開示の一態様による、シングルSIM UE110またはデュアルSIM UE110によって利用され得るスロットレベル離調動作の第2の例を示す概略タイミング図である。図6と図8とを比較すると、離調動作は同様であるが、図8では、同じRAN上または異なるRAN上にあり得る、2つの異なるサブスクリプションを参照するのではなく、ここでは、2つのセル、すなわち、UE110をサービスしている「サービングセル」802、および図示された時間にUE110に近接していることがある「ネイバーセル」804との通信を参照することがわかる。
[0083] いくつかの例では、図示のネイバーセル804に対応するチャネルは、サービングセル802に対応するチャネルとは異なるキャリア周波数を利用し得る。さらに、いくつかの例では、ネイバーセル804に対応するチャネルは、サービングセル802によって利用されるタイムスロットと比較して異なるまたは整合しないタイムスロットを利用し得る。
[0084] 図示のように、サービングセルとの通信セッション中に、806において、UE110におけるトランシーバ310は、任意の好適なアクティビティを実施するために、たとえば、(図示では「B」に指定された)ブロードキャストメッセージをリッスンするために、フレーム内の1つまたは複数のスロットの間サービングセル802からネイバーセル804に自律的に離調し得る。たとえば、UE110は、ネイバーセルによって送信されたブロードキャスト制御チャネル(BCCH)上で搬送されている、トランシーバ310によって復号されるべきそのセルからのブロードキャスト情報をリッスンし得る。そのようなブロードキャスト情報は、セル再選択アルゴリズムのために使用され得る、システム情報(SI:system information)3またはSI13メッセージなど、SIを含み得る。別の例では、UE110は、パケット転送モードを出る前に、ターゲットセル(すなわち、UE110がそれのサービングセルからハンドオーバすることになるセル)のためのSIメッセージのすべてを読み取り得る。
[0085] このようにして、ネイバーセル804からのネイバーセルSIメッセージの読取りは、サービングセル802上のデータスループットへの影響がほとんどまたはまったくなしに達成され得る。したがって、モビリティシナリオでは、サービングセルへのデータスループットが改善され得る。その上、従来技術のTBF中断は、本明細書で説明するようにバースト離調を利用するUE110がSIメッセージを読み取るとき、排除され、それにより、そこから生じ得るサービングセルからのスループットの劣化を低減することができる。
[0086] 図9は、本開示の一態様による、スロットレベル離調動作を実装するための、単一のUSIM111を含むUE110において動作可能な例示的なプロセス900を示すフローチャートである。本明細書で説明するように、プロセス900において説明する離調動作は、離調動作が行われるべきであることをネットワークに通知する、通信ネットワーク中の他のノードとのシグナリングまたは他の通信を必要とすることなしに、UE110において独立して実施され得る。すなわち、サービングセル802は、UE110が離調されている間、送信し続け、および/または情報を受信することを予想し続け得、しかし、UE110におけるトランシーバ310がこの時点でサービングセル802に同調されていないので、そのようなデータは概して失われることになる。しかしながら、従来のエラー処理手順が、そのようなデータ損失が最小限に抑えられることを可能にすることができる。
[0087] ステップ902において、UE110は、サービングセル802との通信を確立する。たとえば、GERAN102中のBTS108など、無線アクセスネットワーク内の基地局との物理無線接続が確立され得る。ステップ904において、UE110は、たとえば、任意の好適なボイスおよび/またはデータ呼を含む、サービングセル802との第1の通信アクティビティを実施する。ここで、ステップ902において確立された呼は、第1のUSIM111Aにおいて記憶されたサブスクリプション情報を利用し得る。
[0088] ステップ906において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のフレーム内の第1のタイムスロット中にネイバーセル804に自律的に同調し、ステップ908において、UE110は、ネイバーセル804との第2の通信アクティビティを実施する。ここで、ネイバーセル804は、たとえば、GERAN102内の近隣BTS108であり得る。さらに、上記で説明したように、第2の通信アクティビティは、限定はしないが、ページメッセージを復号すること、ブロードキャスト情報を復号すること、SMSメッセージングを実施することなどを含む、UE110が第2のチャネルに同調されるときにUE110が始めることを望み得る任意の好適なアクティビティを含み得る。
[0089] ステップ910において、UE110におけるトランシーバ310は、第1のフレーム中に、第1のタイムスロットの後の第2のタイムスロットにおいてサービングセル802に同調する。ステップ910において説明したサービングセル802に同調して戻ることのタイミングは、UE110において判断され得、ネイバーセル804における第2の通信アクティビティの完了に対応し得るか、または、転送サブ602における最大の所望の離調時間、最大データ損失など、任意の好適なファクタに基づいてUE110においてあらかじめ判断され得る。
[0090] GSMシステムに関して電気通信システムのいくつかの態様を提示した。当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明した様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。
[0091] 例として、様々な態様は、TD−SCDMAおよびTD−CDMAなどのUMTSシステムに拡張され得る。様々な態様はまた、(TDDモードでの)ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)またはLTEアドバンスト(LTE−A:LTE-Advanced)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB:Ultra-Wideband)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の好適なシステムを採用するシステムに拡張され得る。採用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課せられた全体的な設計制約に依存することになる。
[0092] 開示した方法中のステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、本方法中のステップの特定の順序または階層は並べ替えられ得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、本明細書中で特に記載されない限り、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0093]以上の説明は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施できるようにするために提供したものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、個々のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、bおよびcを包含するものとする。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示するいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、または方法クレームの場合には、その要素が「ステップ」という語句を使用して具陳されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定の下で解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)において動作可能なワイヤレス通信の方法であって、
第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、
第1のフレーム中に前記第1のチャネルから第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に同調させることと、
前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施することと、
前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
を備える、方法。
[C2]
前記第2のチャネルから前記第1のチャネルへの前記トランシーバの前記同調が、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後である、C1に記載の方法。
[C3]
複数のフレームの各々中に前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に同調させることをさらに備え、ここにおいて、前記第2のワイヤレス通信アクティビティが、前記複数のフレームの各々に対応する少なくとも1つのパケットを組み合わせることを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを前記自律的に同調させることは、ページメッセージが前記第2のチャネル上で受信されることが予想される時間に行われるように適応された、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを前記自律的に同調させることは、前記第2のチャネルから前記第1のチャネルへの前記トランシーバの前記同調まで、前記第1のワイヤレス通信アクティビティがパケットを送信または受信することが予想されないような時間中に行われるように適応された、C1に記載の方法。
[C6]
前記第1のチャネルが、前記UEにおける第1のUSIMに対応する第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のワイヤレス通信アクティビティが、前記第1のサブスクリプションを利用するデータ転送を備え、前記第2のチャネルが、前記UEにおける第2のUSIMに対応する第2のサブスクリプションに対応する、C1に記載の方法。
[C7]
前記第2の通信アクティビティが、ページングメッセージを復号すること、ブロードキャストされたシステム情報を復号すること、またはSMSメッセージングを実施することのうちの少なくとも1つに対応する、C6に記載の方法。
[C8]
前記第1の通信アクティビティが、前記第1のサブスクリプションを利用するボイス呼に対応する、C6に記載の方法。
[C9]
前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルが、それぞれ、第1のUSIMに対応する第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、C1に記載の方法。
[C10]
前記サービングセルが第1のキャリア周波数に対応し、前記ネイバーセルが、前記第1のキャリア周波数とは異なる第2のキャリア周波数に対応する、C9に記載の方法。
[C11]
前記第1のチャネルに対応するタイムスロットが、前記第2のチャネルに対応するタイムスロットと整合しない、C9に記載の方法。
[C12]
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたメモリと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたトランシーバと
を備え、
ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
第1のフレーム中に前記第1のチャネルから第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に離調させることと、
前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
を行うように構成された、
ワイヤレス通信デバイス。
[C13]
前記トランシーバに動作可能に結合された複数のUSIMをさらに備える、C12に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C14]
前記第1のチャネルが、前記UEにおける第1のUSIMに対応する第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のワイヤレス通信アクティビティが、前記第1のサブスクリプションを利用するデータ転送を備え、
前記第2のチャネルが、前記UEにおける第2のUSIMに対応する第2のサブスクリプションに対応する、
C12に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C15]
前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させるように構成された、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させるようにさらに構成された、C12に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C16]
第1のチャネルに対応する第1の加入者識別情報を記憶するための手段と、
第2のチャネルに対応する第2の加入者識別情報を記憶するための手段と、
前記第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための手段と
を備え、
ここにおいて、前記第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための前記手段が、第1のフレーム中に前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに自律的に同調することと、前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施することと、前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調することとを行うようにさらに構成された、
ワイヤレス通信デバイス。
[C17]
前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調するように構成された、前記第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための前記手段が、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調するようにさらに構成された、C16に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C18]
コンピュータに、
第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、
第1のフレーム中に前記第1のチャネルから第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に離調させることと、
前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
を行わせるための命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体。
[C19]
前記第1のチャネルが、前記UEにおける第1のUSIMに対応する第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のワイヤレス通信アクティビティが、前記第1のサブスクリプションを利用するデータ転送を備え、
前記第2のチャネルが、前記UEにおける第2のUSIMに対応する第2のサブスクリプションに対応する、
C18に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C20]
コンピュータに、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることを行わせるための命令をさらに備える、C18に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C21]
通信デバイスを含む、互いとワイヤレス通信する構成要素を備えるワイヤレス通信のために構成されたシステムにおいて、前記通信デバイスが、複数の通信チャネル間で同調するように構成されたトランシーバ回路を備え、それにより、前記トランシーバ回路が、第1のチャネルを使用して第1のワイヤレス通信アクティビティを実施し、第2のチャネルを使用して第2のワイヤレス通信チャネルを実施するためにフレーム中に前記第1のチャネルから離調し、前記フレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに離調して戻る、通信デバイス。
[C22]
2つ以上のUSIMをホストするように構成された、C21に記載の通信デバイス。

Claims (18)

  1. ユーザ機器(UE)において動作可能なワイヤレス通信の方法であって、
    第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、
    第1のフレーム中に前記第1のチャネルから第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に同調させることと、
    前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施することと、
    前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
    を備え、
    ここにおいて、前記第1のチャネルと前記第2のチャネルの両方が第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、
    方法。
  2. 前記第2のチャネルから前記第1のチャネルへの前記トランシーバの前記同調が、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後である、請求項1に記載の方法。
  3. 複数のフレームの各々中に前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に同調させることをさらに備え、ここにおいて、前記第2のワイヤレス通信アクティビティが、前記複数のフレームの各々に対応する少なくとも1つのパケットを組み合わせることを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを前記自律的に同調させることは、ページメッセージが前記第2のチャネル上で受信されることが予想される時間に行われるように適応された、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに前記トランシーバを前記自律的に同調させることは、前記第2のチャネルから前記第1のチャネルへの前記トランシーバの前記同調まで、前記第1のワイヤレス通信アクティビティがパケットを送信または受信することが予想されないような時間中に行われるように適応された、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の通信アクティビティが、ページングメッセージを復号すること、ブロードキャストされたシステム情報を復号すること、またはSMSメッセージングを実施することのうちの少なくとも1つに対応する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の通信アクティビティが、前記第1のサブスクリプションを利用するボイス呼に対応する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記サービングセルが第1のキャリア周波数に対応し、前記ネイバーセルが、前記第1のキャリア周波数とは異なる第2のキャリア周波数に対応する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のチャネルに対応するタイムスロットが、前記第2のチャネルに対応するタイムスロットと整合しない、請求項1に記載の方法。
  10. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたメモリと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたトランシーバと
    を備え、
    ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
    第1のフレーム中に前記第1のチャネルから離れて第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に調させることと、
    前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
    前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
    を行うように構成され、
    ここにおいて、前記第1のチャネルと前記第2のチャネルの両方が第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、
    ワイヤレス通信デバイス。
  11. 前記トランシーバに動作可能に結合された複数のUSIMをさらに備える、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  12. 前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させるように構成された、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させるようにさらに構成された、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  13. 第1のチャネルに対応する第1の加入者識別情報を記憶するための手段と、
    第2のチャネルに対応する第2の加入者識別情報を記憶するための手段と、
    前記第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための手段と
    を備え、
    ここにおいて、前記第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための前記手段が、第1のフレーム中に前記第1のチャネルから前記第2のチャネルに自律的に同調することと、前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施することと、前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調することとを行うようにさらに構成され、
    前記第1のチャネルと前記第2のチャネルの両方が第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、
    ワイヤレス通信デバイス。
  14. 前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調するように構成された、前記第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するための前記手段が、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに同調するようにさらに構成された、請求項13に記載のワイヤレス通信デバイス。
  15. コンピュータに、
    第1のチャネルに対応する第1のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにトランシーバを利用することと、
    第1のフレーム中に前記第1のチャネルから離れて第2のチャネルに前記トランシーバを自律的に調させることと、
    前記第2のチャネルに対応する第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するために前記トランシーバを利用することと、
    前記第1のフレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることと
    を行わせるための命令を備え、
    ここにおいて、前記第1のチャネルと前記第2のチャネルの両方が第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、
    非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
  16. コンピュータに、前記第1のチャネルから前記第2のチャネルへの前記トランシーバの前記同調の8スロット以下後において前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに前記トランシーバを同調させることを行わせるための命令をさらに備える、請求項15に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 通信デバイスを含む、互いとワイヤレス通信する構成要素を備えるワイヤレス通信のために構成されたシステムにおいて、前記通信デバイスが、
    複数の通信チャネル間で同調し、それにより、トランシーバ回路が、第1のチャネルを使用して第1のワイヤレス通信アクティビティを実施し、
    第2のチャネルを使用して第2のワイヤレス通信アクティビティを実施するためにフレーム中に前記第1のチャネルから自律的に離調し、
    前記フレーム中に前記第2のチャネルから前記第1のチャネルに離調して戻る、
    ように構成されたトランシーバ回路を備え、
    ここにおいて、前記第1のチャネルと前記第2のチャネルの両方が第1のサブスクリプションに対応し、前記第1のチャネルがサービングセルに対応し、前記第2のチャネルがネイバーセルに対応する、
    通信デバイス。
  18. 2つ以上のUSIMをホストするように構成された、請求項17に記載の通信デバイス。
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