JP2016541138A - 改良されたシステム情報復号 - Google Patents

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Abstract

システム情報を復号するための方法および装置は、マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するステップを含む。本方法および装置は、第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するステップをさらに含む。いくつかの態様では、分散SIB復号方式は、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む。また、本方法および装置は、分散SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップを含む。

Description

優先権主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年7月21日に出願された「ENHANCED SYSTEM INFORMATION DECODING」と題する米国非仮出願第14/336,738号、および2013年10月4日に出願された「METHODS AND APPARATUS FOR ENHANCED SYSTEM INFORMATION DECODING」と題する米国仮出願第61/886,779号の優先権を主張する。
本開示の態様は一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおける改良されたシステム情報復号に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。通常は複数のアクセスネットワークであるそのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザ向けの通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部として定義された無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる、高速パケットアクセス(HSPA)などの拡張型3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
モバイルブロードバンドアクセスに対する要求が増大し続けるにつれて、研究開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる要求を満たすだけでなく、モバイル通信によるユーザ体験を進化および向上させるように、UMTS技術を進化させ続けている。
RRC Protocol Specification、3GPP TS 25.331 v9.1.0
ワイヤレス通信ネットワークによっては、利用可能な通信リソースの非効果的な利用、特にハンドオーバ、再選択および/またはリダイレクションのためのリソースの復号は、ワイヤレス通信の劣化につながることがある。さらに、前述のリソースの不十分な利用は、ユーザ機器および/またはワイヤレスデバイスがより高いワイヤレス通信品質を達成するのを妨げる。したがって、システム情報復号の改善が望まれる。
以下では、1つまたは複数の態様の基本的な理解をもたらすために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図される態様の包括的な概要ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものではなく、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形態で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
一態様では、システム情報を復号する方法は、マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間(maximum repetition rate duration)を判断するステップを含む。本方法は、第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するステップであって、分散SIB復号方式が、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、ステップをさらに含む。また、本方法は、分散SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップを含む。
別の態様では、コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体は、マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するように実行可能なコードを含む。コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体は、第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するように実行可能なコードであって、分散SIB復号方式が、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、コードをさらに含む。また、コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体は、分散SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるように実行可能なコードを含む。
さらなる態様では、システム情報を復号するための装置は、マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するための手段を含む。本装置は、第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するための手段であって、分散SIB復号方式が、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、手段をさらに含む。また、本装置は、分散SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるための手段を含む。
追加の態様では、システム情報を復号するための装置は、マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するステップを行うように構成されたシステム情報構成要素を含む。システム情報構成要素は、第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するステップであって、分散SIB復号方式が、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、ステップを行うようにさらに構成される。また、システム情報構成要素は、分散SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップを行うように構成される。
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特許請求の範囲において特に指摘される特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴について詳細に説明する。しかしながら、これらの態様は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のうちのほんのいくつかしか示しておらず、説明する態様は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むものとする。
本開示の特徴、性質、および利点は、下記の詳細な説明を図面と併せ読めばより明らかになろう。図面中、同様の参照符号は、全体を通じて同様の対象を表し、破線は、随意の要素を表し得る。
たとえば、システム情報構成要素に従って、アクティブ呼を維持する一方でシステム情報を復号し得るユーザ機器の一態様を含む通信ネットワークの概略図である。 本開示の一態様による、たとえば図1による、復号方式の概念図である。 本開示の一態様による、たとえば図1による、ワイヤレス通信の方法の一態様のフローチャートである。 本開示の一態様による、たとえば図1による、処理システムを使用する装置のためのハードウェア実装の一例を示すブロック図である。 本開示の一態様による、たとえば図1による、電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 本開示の一態様による、たとえば図1による、アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 本明細書で説明する、本開示の一態様による、たとえば図1による、ユーザ機器によって利用され得るユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。 本開示の一態様による、たとえば図1による、電気通信システムにおいてUEと通信しているNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すことを意図していない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらすために特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られた構成要素がブロック図の形態で示されている。一態様では、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成するパーツのうちの1つである場合があり、ハードウェアまたはソフトウェアである場合があり、他の構成要素に分割される場合がある。
本態様は一般に、デュアル加入者識別モジュール(SIM)デュアルスタンバイ(DSDS)ユーザ機器(UE)のための改良されたシステム情報復号に関する。詳細には、DSDS UEは、少なくとも2つのSIM上での活動を、2つのSIMの間で無線周波数リソース(たとえば、RFチェーン)を共有することによってサポートすることができる。たとえば、DSDS UEは、一方のSIM(たとえば、アクティブSIM)上でアクティブデータ呼に関与し、他方のSIM(たとえば、アイドルSIM)上で1つまたは複数のチャネル(たとえば、ページングチャネル)を監視し続けることがある。そのような態様を実現するために、DSDS UEは、無線周波数リソースをアクティブデータ呼からチャネル監視に切り替えることがある。言い換えれば、無線周波数リソースを切り替える際に、DSDS UEは、他方のSIM上で1つまたは複数のチャネルを監視するために、所定の時間期間にわたって一方のSIMのアクティブデータ呼から「離調する」ことがある。
前述の離調は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)上でのデータスループットパフォーマンスを低下させることがある。さらに、そのような低下は、比較的長い離調持続時間中に顕著であるか、または少なくとも発生する可能性が高い。前述のシナリオでは、長い離調持続時間は呼切断につながり得る。長い離調持続時間を有し得る1つのそのような離調シナリオは、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)上でのセル再選択中にある。セル再選択中に、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)は、新しいセルに関連するシステム情報を受信し、復号することがある。しかしながら、システム情報を完全に復号する場合、長い離調持続時間を要することがあり、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)上で呼切断が生じる可能性が高い。
したがって、長い離調中に、たとえばアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)上でのセル再選択中に、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)上で、またはアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のためにシステム情報を効率的に復号する一方で、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)上で、またはアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)ためにアクティブ呼を維持するために、DSDS UEはアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)に、ネットワーク指定復号期間よりも短い持続時間を有し得る復号期間を割り振ることができる。したがって、いくつかの態様では、本方法および装置は、DSDS UEにおけるリソースを1つのSIM上でのシステム情報処理/復号と別のSIM上でのアクティブデータ呼の維持の両方に割り振るための、現在の解決策と比較して効率的な解決策を提供することができる。
図1を参照すると、一態様では、ワイヤレス通信システム10は、少なくとも第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16の通信カバレージ中に少なくとも1つのUE12を含む。UE12は、第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16の一方または両方を介してネットワーク18と通信することができる。いくつかの態様では、UE12を含む複数のUEが、第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16を含む1つまたは複数のネットワークエンティティによる通信カバレージ中にあり得る。たとえば、UE12は、1つまたは複数の通信チャネル20を介して、または使用して、第1のネットワークエンティティ14と通信することができる。
さらに、随意の態様では、たとえば、UE12は、1つまたは複数の通信チャネル22を介して、または使用して、第2のネットワークエンティティ16と通信することができる。UE12は、第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16の一方または両方に含まれているか、または配置されている1つまたは複数のセルと通信し得ることを理解されたい。一例では、UE12は、第1のネットワークエンティティ14および/または第2のネットワークエンティティ16との間でワイヤレス通信を送信および/または受信することができる。たとえば、そのようなワイヤレス通信は、限定はしないが、UE12がセル再選択を実行できるようにするためのパラメータを含むシステム情報を含み得る1つもしくは複数のマスタ情報ブロック(MIB)26および/または1つもしくは複数のシステム情報ブロック(SIB)28などのメッセージを含むことができる。
本明細書で使用する「セル再選択」という用語は、UE12がキャンプオンされている現在のセルならびに近隣セルの品質をUE12が評価するプロセスを指すことができ、そのセルにキャンプオンし続けるとの決定、またはターゲットセルと呼ばれる新しいセル(たとえば、評価された近隣セルのうちの1つ)を再選択するとの決定を含む。評価プロセスは、1つまたは複数のSIB28においてブロードキャストされ得る標準的なセル再選択のパラメータの使用を通じて標準化され得る。
UE12は、1つまたは複数のMIB26から1つまたは複数のSIB28に関するスケジューリング情報を収集し得る。UE12が新しいセル、たとえばターゲットセルを再選択することを決定した場合、UE12は、ターゲットセルによってブロードキャストされたシステム情報(たとえば、1つまたは複数のMIB26および1つまたは複数のSIB28)を読み取り、収集された情報を使用してターゲットセルにアクセスすることができる。一態様では、セル再選択という用語は、3GPP TS 25.331などの1つまたは複数の3GPP技術仕様書に記載されているのと同じ名前の用語を指し得る。
さらに、同じワイヤレスネットワークまたは異なるワイヤレスネットワークに対する異なるサブスクリプションを各々が有する少なくとも2つのSIMを使用して、または少なくとも2つのSIMに従ってUE12が通信し得るという点で、UE12はDSDS UEであり得る。たとえば、UE12は、SIM1 36およびSIM2 38のうちの少なくとも1つを使用して、第1のネットワークエンティティ14の1つまたは複数のセルと通信することができる。同様に、UE12は、1つのSIM(たとえば、SIM1 36)を使用して第1のネットワークエンティティ14と通信することができ、第2のSIM(たとえば、SIM2 38)を使用して第2のネットワークエンティティ16と通信することができる。
本明細書で使用する「SIM」という用語は、限定はしないが、物理的なスマートカードまたは論理アプリケーションもしくは加入者識別モジュール、たとえば、スマートカード上もしくはユニバーサル集積回路カード(UICC)上のアプリケーションを含むことができ、SIMは、ワイヤレスネットワーク加入情報(限定はしないが、(たとえば、サブスクリプションの加入者または所有者を識別するための)一意の識別番号を有する加入者プロファイル、電話番号、ならびに加入されたサービスおよび特徴に関する詳細など)、ならびに随意に、ワイヤレスネットワークとの通信を確立する際および/またはワイヤレスネットワーク上でUE12を動作させる際に使用され得る他のネットワーク固有データおよび/または個人データ(たとえば、連絡先情報)を含む。
いくつかの態様では、UE12は、1つのSIM(たとえば、SIM1 36)上でアクティブ呼を行っている一方で、別のSIM(たとえば、SIM2 38)上でセル再選択を試行または開始していることがある。たとえば、UE12は、SIM2 38のために、第1のネットワークエンティティ14のセルから第1のネットワークエンティティ14の別のセルへの、または第2のネットワークエンティティ16のセルへのセル再選択を試行または開始することがある。そのような非限定的なシナリオでは、SIM2 38は、少なくともページング情報がないかチャネルを監視するアイドルモードSIMと見なされ得る。
したがって、UE12は、SIM2 38のためのセル再選択中に、システム情報(たとえば、MIB26および/またはSIB28)を受信および/または復号するために、アクティブ呼を有するSIM(たとえば、SIM1 36)から離調することができる。本明細書で使用する「離調」という用語は、UE12が通信構成要素34の無線周波数リソースの全部のうちの一部分を、たとえばSIM1 36の第1のサブスクリプションに基づく通信から、代わりに、たとえばSIM2 38の第2のサブスクリプションに基づいて通信するために使用されるように、切り替える手順を指し得る。
一態様では、通信構成要素34は、限定はしないが、トランシーバ、受信機、送信機、プロトコルスタック、送信チェーン構成要素のセット、受信チェーン構成要素のセット、変調器および/または復調器、プロセッサ、それぞれのサブスクリプションに関連する通信プロトコルに従って通信するようにプロセッサによって実行可能な命令またはコードを含むメモリ、時間領域における無線フレームなどの全部または一部分を含む無線周波数リソースを有し得る。SIM上でのアクティブ呼の重大な劣化をもたらし得る長い離調持続時間を回避または防止するために、UE12は、システム情報(たとえば、MIB 26およびSIB 28)の読取り/復号が終了するまで比較的短い持続時間にわたって連続的かつ/または循環的に離調するように本態様に従って構成され得る。
本態様によれば、UE12は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)とアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)との間で通信リソース(たとえば、いくつかの無線フレーム)を割り振ることによって、1つのSIM(たとえば、SIM2 38)上でシステム情報(たとえば、MIB26および/またはSIB28)を復号する一方で、別のSIM(たとえば、SIM1 36)上でアクティブ呼を維持するように構成され得るシステム情報構成要素24を含み得る。たとえば、システム情報構成要素24は、アクティブ呼を維持し(たとえば、呼切断を防ぎ)、最高可能スループットをサポートするために、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)への通信構成要素34の無線周波数リソースの一部分の分散を管理するように構成され得る。さらに、システム情報構成要素24は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)上でアクティブ呼を維持する一方で、システム情報を効率的に復号するために、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)への通信構成要素34の無線周波数リソースの一部分の分散を管理するように構成され得る。したがって、システム情報構成要素24は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)にフレームの少なくとも一部を割り振るために連続SIB復号期間の数を調整する(たとえば、減らす)ように構成され得る。
一態様では、システム情報構成要素24は、1つのネットワークエンティティ(たとえば、第1のネットワークエンティティ14および/または第2のネットワークエンティティ16)からMIB26を受信するように構成され得る。MIB26は、情報の中でも、限定はしないが、1つまたは複数のSIB28のスケジューリング情報(たとえば、SIB復号スケジュール32)などの、ネットワーク(たとえば、ネットワーク18)へのUEの初期アクセスに有用であり得るいくつかのパラメータ、ならびに限定はしないが、モバイルネットワークコード(MNC:mobile network code)およびモバイル国コード(MCC:mobile country code)など、ネットワークエンティティへの接続を獲得するためのネットワーク識別情報を含むシステム情報のブロックであること、またはさもなければブロックの形態をとることがある。
たとえば、一態様では、MIB26は、SIB28の各々についての繰返しカウント、セグメントの数、第1のセグメントのシステムフレーム番号(SFN)および残りのセグメントのためのSFNオフセット(ある場合)を含むことができる。時には、MIB26に加えて、MIB26に含まれていないSIB28の残りに関する情報を含むスケジューリングブロック(SB)があり得る。言い換えれば、MIB26は、どのSIB28がネットワークエンティティにおいて使用中であるか、およびそれらがどのようにスケジュールされるか(たとえば、SIB復号スケジュール32)を指定するために使用され得る。また、本明細書で使用するSIB28は、セル再選択に関係するシステム情報およびパラメータを含む様々なシステム情報およびパラメータを含む、第1のネットワークエンティティ14または第2のネットワークエンティティ16などのネットワークエンティティによって周期的にブロードキャストされるメッセージを指し得る。
1つまたは複数のSIB28に含まれるパラメータは、限定はしないが、近隣セル信号の測定を開始するための信号品質しきい値、新しいセルの再選択をトリガするための信号品質しきい値オフセットおよびヒステリシスオフセット、ならびに信号品質しきい値タイマーを含むことができる。MIB26および1つまたは複数のSIB28は、限定はしないが、UMTSにおけるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)などのブロードキャストチャネルを介して、たとえばネットワークエンティティによって操作されるセルによってブロードキャストされ得る。一態様では、MIB26およびSIB28という用語は、3GPP TS 25.331などの1つまたは複数の3GPP技術仕様書に記載されているのと同じ名前の用語を指し得る。
一態様では、システム情報構成要素24は、MIB26からSIB復号スケジュール32を読み取るか、または復号するように構成されてよく、MIB26が最大繰返し率持続時間42を提供すること、またはシステム情報構成要素24がMIB26を使用して最大繰返し率持続時間42を判断することがある。一態様では、最大繰返し率持続時間42は、1つまたは複数のSIBからのSIBの繰返し同士の間のフレームの数の最大値に等しい時間間隔(たとえば、最大値に等しい数のフレーム)であり得る。他の態様では、最大繰返し率持続時間42は、MIB26によってスケジュールされたすべてのSIB28が復号され得る最小数のフレームであること、またはさもなければ最小数のフレームを示すことがある。言い換えれば、最大繰返し率持続時間42は、SIBの繰返し同士の間の(たとえば、フレームの数による)最大期間であること、またはさもなければ最大期間を示すことがある。たとえば、SIB復号スケジュール32は、システム情報の復号に少なくともいくつかの通信リソース(たとえば、無線フレーム)を割り振っているネットワークによって提供された初期復号方式であり得る。
さらに、従来の解決策に伴う問題は、たとえばアイドルSIM2 38のためのシステム情報の復号に、最大繰返し率持続時間42中に通信構成要素34のすべての無線周波数リソース(たとえば、無線フレーム)を割り振ることを、SIB復号スケジュール32がUE12に行わせ得ることである。しかしながら、これらの従来の解決策では、1つのSIM上でアクティブ呼に関与するDSDS UEは、SIB復号スケジュール32中に、またはSIB復号スケジュール32に基づいてシステム情報の復号にすべての無線周波数リソースが割り振られるときに、通信品質の低下(たとえば、呼切断)に直面することがある。
対照的に、本態様によれば、システム情報構成要素24は、区分SIB復号スケジュール40を含む分散SIB復号方式30に基づいて、アクティブ呼に関与するアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)とシステム情報復号に関与するアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)の両方に無線周波数リソース(たとえば、無線フレーム)の割振りを分散するように構成され得る。区分SIB復号スケジュール40は、限定はしないが、ネットワークによって提供されたSIB復号スケジュール32に基づく、データ呼を実行または維持するためのアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)およびシステム情報復号を実行するためのアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)の一方または両方への無線周波数リソース(たとえば、フレーム)の均衡割振りを含むことができる。
たとえば、システム情報構成要素24は、たとえば、最大繰返し率持続時間42に対応する1つまたは複数の区分SIB復号スケジュール40をそれぞれ含む分散SIB復号方式30を生成またはさもなければ決定するように構成され得る。一態様では、分散SIB復号方式30は、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のために当初スケジュールされた無線周波数リソースの少なくとも一部分をアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)に割り振ること、または再割り振りすることがある。一態様では、システム情報構成要素24は、UE12によってSIB復号スケジュール32の代わりに使用される分散SIB復号方式30を取得するために、SIB復号スケジュール32の上に区分SIB復号スケジュール40をオーバーレイするか、またはさもなければ重ねることによって、SIB復号スケジュール32を調整するように構成され得る。いずれの態様でも、区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)とアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)の両方に関する分散スケジューリング情報を含むことができ、UE12は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)に関連するアクティブ呼の維持とアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)に関連するシステム情報の復号の両方を可能にするために、ネットワーク提供SIB復号スケジュール32の代わりに分散SIB復号方式30を利用する。
たとえば、MIB26の読取りまたは復号をしているUE12は最初に、システム情報構成要素24が少なくとも1つの分散SIB復号方式30を生成するトリガとして機能し得る。たとえば、MIB26を受信すると、システム情報構成要素24は、最大繰返し率持続時間42に対する区分SIB復号スケジュール40を含む少なくとも1つの分散SIB復号方式30を生成するように構成され得る。一態様では、システム情報構成要素24は、ネットワークによって提供されたSIB復号スケジュール32をMIB26から取得し、SIB復号スケジュール32から最大繰返し率持続時間42を判断し、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)およびアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)の一方または両方への無線周波数リソース(たとえば、フレーム)の区分および/または分散を決定し、それによって、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のための少なくとも1つの連続SIB復号期間および非SIB復号期間中にアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)に割り当てられる無線周波数リソースを含む少なくとも1つの区分SIB復号スケジュール40を定義またはさもなければ取得する。
連続SIB復号期間は、最大繰返し率持続時間42内または最大繰返し率持続時間42中の1つまたは複数の連続フレームからなる少なくとも1つのセットであること、またはさもなければ少なくとも1つのセットを含むことがある。言い換えれば、連続SIB復号期間は、(たとえば、アイドルSIM上での)システム情報の復号のために割り振られたいくつかの連続フレームであり得る。すなわち、分散SIB復号方式30は、1つまたは複数のSIB28を少なくとも復号するために、最大繰返し率持続時間42中に1つまたは複数の連続SIB復号期間を割り振ることができる。たとえば、いくつかの態様では、分散SIB復号方式30は、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のための連続SIB復号期間によって占められていない最大繰返し率持続時間42中の時間を、たとえば、アクティブ呼を実行または維持するためにアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)に割り振る。
さらなる態様では、区分SIB復号スケジュール40は、最大繰返し率持続時間42中の各フレームまたはフレームセット(たとえば、連続SIB復号期間に等しい数のフレーム)について、システム情報の読取り/復号を明示的に許可または抑制することができる。すなわち、連続SIB復号期間に等しい数の連続フレームで形成される時間期間ごとに、区分SIB復号スケジュール40は、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のためのシステム情報の読取り/復号を割り振り、アクティブ呼を維持するためにアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)への無線周波数リソースの割振りを割り振ることができる。したがって、区分SIB復号スケジュール40は、システム情報構成要素24によってシステム情報復号のために割り振られた時間中に1つまたは複数の連続SIB復号期間を含むことができる。したがって、最大繰返し率持続時間42に関連する区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30は、均一または不均一な持続時間の1つまたは複数の連続SIB復号期間を含むことができる。
たとえば、区分SIB復号スケジュール40は、連続SIB復号期間中に1つもしくは複数のSIBの復号を許可し得るSIB復号ビットおよび/または連続SIB復号期間中に1つもしくは複数のSIBの復号を抑制するためのSIB復号ビットの不在を含むことができる。他の態様では、区分SIB復号スケジュール40は、連続SIB復号期間中に1つもしくは複数のSIBの復号を許可するためのSIB復号ビットおよび/または調整済み連続SIB復号期間中にデータ呼を許可するためのSIB復号ビットの不在を含むことができる。そのような態様では、調整済み連続SIB復号期間は、アイドルSIM(たとえば、SIM2 38)の連続SIB復号期間と連続SIB復号期間との間にデータ呼のために割り振られた持続時間であり得る。
追加の態様では、区分SIB復号スケジュール40は、最大繰返し率持続時間42の連続SIB復号期間中に1つもしくは複数のSIBの復号を許可するためのSIB復号ビットおよび最大繰返し率持続時間42中に1つもしくは複数のSIBの復号を抑制するためのSIB復号ビットの不在のうちの少なくとも一方または両方を含むことができる。そのような態様では、SIB復号ビットは、連続SIB復号期間を示すことができる。
さらに、システム情報構成要素24は、1つまたは複数の設定可能な値に従った数の区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30を生成するように構成され得る。たとえば、区分SIB復号スケジュール40の数は、SIB復号スケジュール32に対する、分散SIB復号方式30が復号を完了させる必要があり得る整数として表される時間期間を示す拡張要素値(extension factor value)に等しくなり得る。たとえば、拡張要素は、1つまたは複数の区分SIB復号スケジュール40に従ったすべてのSIBの発生を確実にするために必要なフレームの最小数およびSIB復号スケジュール32に従ったすべてのSIBの発生を確実にするために必要なフレームの最小数の比率であり得る。
限定的なものと解釈すべきではない一例として、システム情報構成要素24は、2つの区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30を生成するように構成されてよく、拡張要素値が、整数2に等しくなるように決定される(たとえば、分散SIB復号方式30は、SIB復号スケジュール32の2倍の長さを必要とすると判断される)。したがって、2つの区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30は、2つの最大繰返し率持続時間42の各々の間に1つまたは複数のSIB28を読み取る/復号するように構成され得る。すなわち、分散SIB復号方式30は、2つ以上の最大繰返し率持続時間42にわたって分散されるように、たとえばネットワーク提供SIB復号スケジュール32によって割り振られたSIB読取り/復号時間の一部分を割り振るように構成され得る。
さらに、上記の例を続けると、最大繰返し率持続時間42中に、それぞれの、または関連する分散SIB復号方式30は、最大繰返し率持続時間42を下回る時間期間を有する1つまたは複数の連続フレームからなるセットであり得る連続SIB復号期間中における1つまたは複数のSIB28の読取り/復号とSIB読取りなし/復号なしとの組合せを実行することができる。言い換えれば、最大繰返し率持続時間42全体で離調およびアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)のためのシステム情報の読取り/復号を行うのではなく、システム情報構成要素24は、SIB読取り/復号のためにアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)に最大繰返し率持続時間42の一部分のみを割り振り、アクティブ呼を切断しないようにアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)に残りを割り振るか、またはさもなければ最大繰返し率持続時間42を区分するように構成され得る。そのような態様では、システム情報構成要素24は、すべてのシステム情報(たとえば、SIB28)の復号を可能にするように、1つまたは複数の最大繰返し率持続時間42において連続SIB復号期間を割り振り、分散することができる。
いくつかの非限定的な態様では、MIB26は、SIB復号スケジュール32に加えて、特定のSIBのためのスケジューリングブロックを含むこと、または提供することもある。したがって、システム情報構成要素24は、特定のSIBのためのスケジューリングブロックが取得され、それに応じて最大繰返し率持続時間42が更新されると、1つまたは複数の分散SIB復号方式30を更新するように構成され得る。さらに、連続SIB復号期間は、最大繰返し率持続時間42を上回る持続時間を有し得る。そのようなシナリオでは、システム情報構成要素24は、全体の時間が最大繰返し率持続時間42よりも長い場合であっても、データ呼を効果的に維持するためにアクティブSIM(たとえば、SIM1 36)向けに最小復号時間を設定するか、または割り振るように構成され得る。
追加の態様では、上述のように、UE12は、1つまたは複数のネットワークエンティティ(たとえば、第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16)からMIB26および1つまたは複数のSIB28を受信し復号することを含む、ワイヤレス通信を送信し受信するように構成され得る通信構成要素34を含み得る。さらに、通信構成要素34は、SIM1 36およびSIM2 38の一方または両方のためのセル再選択手順を実行するようにシステム情報構成要素24とともに動作し得る。
いくつかの態様では、UE12はまた、当業者によって(ならびに本明細書において互換的に)、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、モノのインターネット用デバイス、ワイヤレス送信/受信ユニットと呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
加えて、第1のネットワークエンティティ14および第2のネットワークエンティティ16は、マクロセル、スモールセル、ピコセル、フェムトセル、アクセスポイント、リレー、Node B、モバイルNode B、(たとえば、ピアツーピアもしくはアドホックモードにおいてUE12と通信する)UE、またはUE12においてワイヤレスネットワークアクセスを提供するためにUE12と通信することができるほぼどんなタイプの構成要素でもあり得る。
図2を参照すると、非限定的な一例では、本明細書で説明する態様による分散SIB復号方式30は、アクティブSIM(たとえば、SIM1 36)上でデータ呼を実行する一方でシステム情報(たとえば、SIB)の復号をもたらすか、またはさもなければ復号をアイドルSIM(たとえば、SIM2 38)が実行できるようにする。詳細には、上記で説明したように、システム情報構成要素24(図1)は、第1の区分SIB復号スケジュール46および第2の区分SIB復号スケジュール48を含むように、ネットワークエンティティによって提供されたSIB復号スケジュール32に対するリソース割振り調整56に基づいて、分散SIB復号方式30を生成する。そのような態様では、SIB復号スケジュール32は、ネットワークエンティティによって提供されること、またはネットワークエンティティによって提供されたMIB(たとえば、図1のMIB26)から判断されることがある。
一態様では、ブロックN、N+1、N+2およびN+3において長い時間期間にわたって離調するのではなく、分散SIB復号方式30は、リソース(たとえば、フレーム)の割振りを、データ呼とシステム情報の復号の両方に割り振られる十分なリソースを確保するような方法で行うことを可能にし得る。したがって、均衡リソース割振り方式は、データ呼とシステム情報の復号の両方における著しい劣化を防ぐことができる。
UEは最初に、ネットワークエンティティ(たとえば、図1の第1のネットワークエンティティ14)からSIB復号スケジュール32を受信し得る。詳細には、UEは、ネットワークエンティティから受信されたMIB26に基づいてSIB復号スケジュール32を取得または判断することができる。一例では、たとえば、SIB復号スケジュール32は、復号持続時間44に等しい時間期間内または時間期間中に4つの連続SIB復号期間N、N+1、N+2およびN+3を含むことができる。しかしながら、いくつかの態様では、SIB復号スケジュール32における4つの連続SIB復号期間のシーケンシャル順序は、分散SIB復号方式30の場合と同じではないこと、またはさもなければ同様のシーケンシャル方法では順序付けられないことがある。言い換えれば、N、N+1、N+2およびN+3は、SIB復号スケジュール32と比較して、分散SIB復号方式30において別様に配列またはスケジュールされ得る。
すなわち、SIB復号スケジュール32は、たとえば最大繰返し率持続時間42中または最大繰返し率持続時間42の長さに対応する持続時間中に、アイドルSIM上でのシステム情報の復号にすべての通信リソース(たとえば、フレーム)を割り振ることがある。しかしながら、UE12は、データ呼からの離調の長い期間に起因して、SIM復号スケジュール32による第2のSIM38のためのシステム情報の復号に基づいて、アクティブまたは第1のSIM36上でデータ呼の劣化に直面するリスクに遭遇し得る。
したがって、UE12は、システム情報構成要素24(図1)の動作に従って、第1のSIM36と第2のSIM38との間における通信リソースの均衡割振りのための分散SIB復号方式30を決定することができる。SIM復号スケジュール32の復号持続期間44において、分散SIB復号方式30は、アイドルSIM、たとえば第2のSIM38のためのシステム情報復号に向けられるか、または割り振られる無線周波数リソース(たとえば、フレーム)を減らす一方で、アクティブSIM、たとえば第1のSIM36上でデータ呼を維持するために使用されるべき、システム情報復号に割り振られていない無線周波数リソース(たとえば、フレーム)を増やすか、または割り振ることができる。たとえば、UE12によるMIB26の受信または復号は、少なくとも1つの分散SIB復号方式30を生成するように、システム情報構成要素24をトリガし得る。
そのような態様では、SIB復号スケジュール32に対応する復号持続時間44は、分散SIB復号方式30に対応する復号持続時間54と比較して短い時間を有し得る。言い換えれば、分散SIB復号方式30の場合、ネットワークエンティティから受信されたSIB(たとえば、SIB28)を復号するのに、SIB復号スケジュールに基づく場合よりも長い時間を要し得る。たとえば、アクティブSIM、たとえば第1のSIM36とアイドルSIM、たとえば第2のSIM38との間で無線周波数リソースを割り振るか、または再配置することによって、分散SIB復号方式30の復号持続時間54は、分散SIB復号方式30内でのSIB復号50の区分に起因して、SIB復号スケジュールの復号持続時間44の2倍の長さの時間を有し得る。分散SIB復号方式30の復号持続時間54はSIB復号スケジュール32の復号持続時間44よりも長くなり得るが、UEは、分散SIB復号方式30に基づいてアイドルSIM上でシステム情報を復号する一方で、またSIB復号スケジュール32を使用していた場合にはアクティブSIMのデータ呼を切断する可能性があるのとは対照的に、アクティブSIM上でデータ呼を維持することが可能であり得る。
一態様では、分散SIB復号方式30は、第1の区分SIB復号スケジュール46および第2の区分SIB復号スケジュール48などの1つまたは複数の区分SIB復号スケジュール40を含むことができる。図2に示すように、合計するとSIB復号スケジュール32と同じになり得る、連続SIB復号期間50として表されるシステム情報復号の複数の期間は、少なくとも2つの最大繰返し率持続時間42に拡散され得る。したがって、分散SIB復号方式30は、第1の区分SIB復号スケジュール46と第2の区分SIB復号スケジュール48との組合せに基づいて、拡散された連続SIB復号期間50(たとえば、N、N+1、N+2およびN+3)中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みることができる。いくつかの態様では、いくつかの異なる区分SIB復号スケジュールは、拡張要素に等しくてよく、各区分SIB復号スケジュールは少なくとも最大繰返し率持続時間42に、次の最大繰返し率持続時間42における次の区分SIB復号スケジュールに切り替える前に使用され得る。
さらに、UE12は、分散SIB復号方式30のいくつかの期間またはブロック中に、たとえば非SIB復号52に関連するブロック中に、非SIB復号活動を実行することができる。いくつかの態様では、非SIB復号52のブロックおよび/または期間は、SIB復号スケジュール32におけるSIB復号のために当初スケジュールされた時間期間の少なくとも一部がアクティブSIM(たとえば、第1のSIM)にとって利用可能になるように調整されているという点で、調整済み連続SIB復号期間と呼ばれ得る。たとえば、一態様では、アクティブSIM、たとえば、第1のSIM36は、非SIB復号52の期間中にデータ呼を実行または維持することができる。
したがって、いくつかの態様では、N、N+1、N+2およびN+3として表されるSIB復号のための全体の時間またはリソースは、合計することで、時間の連続ブロックである、ネットワークによって提供されたSIB復号スケジュール32の場合と同じ時間量になり得る。また、図2に示す態様では、非限定的な一例では、最大繰返し率持続時間42は、64フレームとなるように設定または決定され得る。また、一例として、各連続SIB復号期間50は16フレームの長さを有し得る。さらに、図1に関して本明細書で説明した拡張要素値は、2に設定されるか、または2に等しくなり得る。したがって、拡張要素が2である場合、UE12は、システム情報の復号を完了させるのに、ネットワーク提供SIB復号スケジュール32に基づく復号と比較して2倍の長さを要する。
さらに、限定的なものと解釈すべきではない一態様では、システム情報構成要素24(図1)は、定型的手順に基づいて分散SIB復号方式30を決定することができる。たとえば、システム情報構成要素24は、無線周波数リソースを割り振る方法を決定する1つまたは複数のマスクを作成することができる。一態様では、各マスクは、いくつかのフレームにおいてSIB復号を実行するよう、または実行しないよう指示し得る。一態様では、マスクは、SIB復号スケジュール32および/または区分SIB復号スケジュール40と同じまたは同様であり得る。
たとえば、K個のマスクがある場合、mask_i(i=1、2、...、K)は次のように定義され得る。
SFN yにおいて、(i-1)*T_subblock/K≦mod(y,T_subblock)<(i)*T_subblock/Kの場合、mask_i(y)=1
そうでない場合、mask_i(y)=0
そのような態様では、T_cycleは、連続SIB復号期間50と同じまたは同様であり得る。たとえば、T_cycleは、アクティブSIM、たとえば第1のSIM36に戻って無線周波数リソースを与える前にアイドルSIM、たとえば第2のSIM38がSIB復号のために無線周波数リソースを割り振られ得る連続10msのフレームの数であるか、または連続10msのフレームの数を示し得る。T_cycleの値は、システム情報スケジューリング繰返し期間が2の累乗にあることを補完するための2の累乗であり得る。たとえば、T_cycleは16に設定されるか、または16に等しくなり得る。
さらに、Kは拡大要素値であり得る。そのような態様では、第1の区分SIB復号スケジュール46および第2の区分SIB復号スケジュール48などの複数の区分SIB復号スケジュール40を有する分散SIB復号方式30は、SIB復号を完了させるのに、SIB復号スケジュール32(たとえば、ネットワークから受信されたデフォルトの、非区分SIBスケジューリング手順)のK倍の長さを要し得る。たとえば、非限定的な例では、Kは2に設定されるか、または2に等しくなり得る。また、一態様の非限定的な例では、(K-1)*T_cycleは、アイドルSIM、たとえば第2のSIM38に割り振られた連続SIB復号期間50と連続SIB復号期間50との間における、アクティブSIM、たとえば第1のSIM36に割り振られた連続時間量、たとえば非SIB復号52の時間期間であり得る。
追加のパラメータは、上述のパラメータから、またはMIB26もしくはSIB28から取得されたSIBスケジューリングパラメータから導出または決定され得る。たとえば、T_repは、最大繰返し率持続時間42と同じまたは同様であり得、すべてのスケジュールされたSIB28またはMIB26中のSB(スケジューリングブロック)における最大「SIB_REP」(システム情報ブロック繰返し率)であり得る。さらに、たとえば、T_rep/T_cycleに基づいてNが決定され得る。その上、T_rep/(N/K)=T_cycle*Kに基づいてT_subblockが決定され得る。
いずれの場合も、システム情報構成要素24は、デフォルトSIB復号スケジュール(たとえば、図1のSIB復号スケジュール32)の上部にマスク(たとえば、図1の区分SIB復号スケジュール40)を配置し得る手順において上述のアルゴリズムを実行することができる。デフォルトSIBスケジューリングテーブルを仮定すれば、この手順はさらに、SIB復号がいつ実行されるかを制限する。一態様では、異なるマスクの数は、Kであり得、各マスクは、次のマスクに切り替える前に少なくともT_rep個のフレームに使用され得る。結果として、SIB復号スケジュール全体は、フレームレベルにおいて実施され得、1つまたは複数のマスクに従いデフォルトSIBスケジュールテーブルに基づき得る。
図3を参照すると、動作の態様では、UE12(図1)などのUEが、1つのSIM(たとえば、図1のSIM2 38)上でシステム情報を効率的に復号する一方で、別のSIM(たとえば、図1のSIM1 36)上でアクティブ呼を維持するための方法60の一態様を実行することができる。説明を簡単にするために、方法は一連の動作として図示および記載されているが、いくつかの動作は、1つまたは複数の態様に従って、本明細書で図示および記載された順序とは異なる順序で、および/または他の動作と同時に発生し得るので、方法(およびそれに関係するさらさる方法)は動作の順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。たとえば、方法は、代わりに、状態図などにおいて、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表され得ることを諒解されたい。その上、本明細書で説明する1つまたは複数の特徴に従って方法を実施するために、示されたすべての行為が必要とされ得るわけではない。
一態様では、ブロック62において、方法60は、システム情報を含むMIBを受信するステップを随意に含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、UE12(図1)は、システム情報(たとえば、図1の1つまたは複数のSIB28)を含むMIB26(図1)を受信するようにシステム情報構成要素24(図1)および通信構成要素34(図1)のうちの少なくとも1つを実行することができる。いくつかの態様では、MIB26(図1)は、第1のネットワークエンティティ14(図1)および/または第2のネットワークエンティティ16(図1)からブロードキャストされ、通信構成要素34のトランシーバまたは受信機によって受信され得、通信構成要素34は、MIB26を読み取ること、および/または復号することができ、システム情報の全部または一部をシステム情報構成要素24に転送することができる。
さらに、ブロック64において、方法60は、MIBに少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するステップを含む。たとえば、本明細書で説明するように、UE12(図1)は、通信構成要素34および/またはシステム情報構成要素24によってMIB26を使用して読み取られたか、または復号されたシステム情報に少なくとも部分的に基づいて、最大繰返し率持続時間42(図1)を判断するようにシステム情報構成要素24(図1)を実行する。いくつかの態様では、最大繰返し率持続時間は、すべてのSIB28(図1)が復号され得る最小数のフレームを含むこと、またはさもなければ示すことがある。
ブロック66において、方法60は、第1のSIMと第2のSIMとの間で通信リソースを割り振るための分散SIB復号方式を生成するステップを含み、分散SIB復号方式が、最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも基づく区分SIB復号スケジュールを含む。たとえば、本明細書で説明するように、UE12(図1)は、最大繰返し率持続時間42に対する、連続SIB復号期間50に少なくとも基づく区分SIB復号スケジュール40(図1)を含む分散SIB復号方式30(図1)を生成するようにシステム情報構成要素24(図1)を実行することができる。いくつかの態様では、分散SIB復号方式30(図1)は、1つまたは複数のSIB28(図1)を復号するために、最大繰返し率持続時間42中に1つまたは複数の連続SIB復号期間50を割り振る。
その上、ブロック68において、方法60は、SIB復号方式に従って最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試み得る。たとえば、本明細書で説明するように、UE12(図1)は、分散SIB復号方式30(図1)に従って最大繰返し率持続時間42中に1つまたは複数のSIB28(図1)を復号しようと試みるようにシステム情報構成要素24(図1)を実行することができる。
ブロック70において、方法60は、SIB復号方式および後続のSIB復号方式に従って後続の最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップを随意に含むことができ、分散SIB復号方式が、後続の区分SIB復号スケジュールを含む。たとえば、本明細書で説明するように、UE12(図1)は、分散SIB復号方式に従って後続の最大繰返し率持続時間42中に1つまたは複数のSIB28(図1)を復号するようにシステム情報構成要素24(図1)を実行することができる。いくつかの態様では、分散SIB復号方式は、後続の区分SIB復号スケジュール(たとえば、図2の第2の区分SIB復号スケジュール48)を含み得る。
図4は、処理システム114を使用する装置100のためのハードウェア実装の一例を示すブロック図であり、装置は、UE12と同じもしくは同様であること、またはUE12内に含まれることがあり、少なくともシステム情報構成要素24(図1)を含む。たとえば、システム情報構成要素24は、プロセッサ104内の1つもしくは複数の構成要素として、またはコンピュータ可読媒体106として記憶され、プロセッサ104によって実行されるコードもしくは命令として、または両方の何らかの組合せとして、実装され得る。この例では、処理システム114は、バス102によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装される場合がある。バス102は、処理システム114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス102は、プロセッサ104によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサ、およびコンピュータ可読媒体106によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体、およびシステム情報構成要素24などのUE構成要素(たとえば、UE12)を含む様々な回路を互いにリンクさせる。
バス102は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。バスインターフェース108は、バス102と通信構成要素34との間のインターフェースを与える。通信構成要素34は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)が設けられる場合もある。
プロセッサ104は、バス102の管理と、コンピュータ可読媒体106上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されたとき、任意の特定の装置用の以下で説明する様々な機能を処理システム114に実行させる。コンピュータ可読媒体106は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。
さらに、システム情報構成要素24(図1)は、プロセッサ104およびコンピュータ可読媒体106の任意の1つまたは複数によって実装され得る。たとえば、プロセッサおよび/またはコンピュータ可読媒体106は、システム情報構成要素24(図1)を介して、1つのSIM(たとえば、図1のSIM2 38)上でシステム情報を効率的に復号する一方で、別のSIM(たとえば、図1のSIM1 36)上でアクティブ呼を維持するように構成され得る。
本開示全体にわたって提示する様々な概念は、多種多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装される場合がある。
図5を参照すると、限定されるものではないが、例として、本開示の態様は、システム情報構成要素24を含むUE12が動作し得るW-CDMAエアインターフェースを使用するUMTSシステム200を参照して示される。UMTSネットワークは、コアネットワーク(CN)204、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)202、およびUE12の3つの相互作用する領域を含む。この例では、UTRAN202は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供する。UTRAN202は、無線ネットワークコントローラ(RNC)206などのそれぞれのRNCによって各々が制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)207などの複数のRNSを含む場合がある。ここで、UTRAN202は、本明細書で説明するRNC206およびRNS207に加えて、任意の数のRNC206およびRNS207を含み得る。RNC206は、とりわけ、RNS207内の無線リソースを割り当て、再構成し、かつ解放することを受け持つ装置である。RNC206は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなど様々なタイプのインターフェースを介して、UTRAN202中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
UE12とNode B208との間の通信は、物理(PHY)層および媒体アクセス制御(MAC)層を含むものと見なされ得る。さらに、それぞれのNode B208によるUE12とRNC206との間の通信は、無線リソース制御(RRC)層を含むものと見なされ得る。本明細書では、PHY層はレイヤ1と見なされ得、MAC層はレイヤ2と見なされ得、RRC層はレイヤ3と見なされ得る。以下、情報は、参照により本明細書に組み込まれるRRC Protocol Specification、3GPP TS 25.331 v9.1.0に紹介されている用語を利用する。
RNS207によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割され得、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS用途ではNode Bと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)と呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明快にするために、各RNS207に3つのNode B208が示されているが、RNS207は、任意の数のワイヤレスNode Bを含み得る。Node B208は、任意の数のモバイル装置のためにCN204へのワイヤレスアクセスポイントを提供する。
モバイル装置の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではUEと呼ばれるが、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE12は、ネットワークへのユーザの加入情報を含む第1のSIM36および第2のSIM38をさらに含み得る。説明のために、1つのUE12がいくつかのNode B208と通信しているように示されている。順方向リンクとも呼ばれるDLは、Node B208からUE12への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるULは、UE12からNode B208への通信リンクを指す。
CN204は、UTRAN202など1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースする。図示のように、CN204は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのCNへのアクセスをUEに提供するために、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実装され得る。
CN204は、回線交換(CS)ドメインとパケット交換(PS)ドメインとを含む。回線交換要素のいくつかは、モバイルサービス交換センター(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSCである。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)とゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)とを含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCなどのいくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有される場合がある。図示の例では、CN204は、MSC212およびGMSC214によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの適用例では、GMSC214は、メディアゲートウェイ(MGW)とも呼ばれることがある。RNC206などの1つまたは複数のRNCがMSC212に接続され得る。MSC212は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC212は、UEがMSC212のカバレージエリア内にある間に加入者関連の情報を格納するVLRも含む。GMSC214は、UEが回線交換ネットワーク216にアクセスするためのゲートウェイを、MSC212を通じて提供する。GMSC214は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納する、ホームロケーションレジスタ(HLR)215を含む。HLRは、加入者に固有の認証データを格納する、認証センター(AuC)にも関連付けられている。特定のUEに関して呼が受信されるとき、GMSC214は、UEの位置を判断するためにHLR215に問い合わせ、その位置でサービスする特定のMSCに呼を転送する。
CN204はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)218およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)220によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準の回線交換データサービスを用いて利用可能なパケットデータサービスよりも速い速度でパケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN220は、パケットベースネットワーク222へのUTRAN202の接続を提供する。パケットベースネットワーク222は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークであり得る。GGSN220の主要機能は、パケットベースネットワーク接続をUE210に提供することである。データパケットは、MSC212が回線交換ドメイン内で実行する機能と同じ機能をパケットベースドメイン内で主に実行するSGSN218を介して、GGSN220とUE210との間で転送され得る。
UMTSのエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムを利用し得る。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる一連の疑似ランダムビットとの乗算によって、ユーザデータを拡散させる。UMTSの「広帯域」W-CDMAエアインターフェースは、そのような直接シーケンススペクトラム拡散技術に基づいており、さらに周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、Node B208とUE12との間のULおよびDLに異なる搬送周波数を使用する。DS-CDMAを利用し、時分割複信(TDD)を使用するUMTSの別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書で説明する様々な例は、W-CDMAエアインターフェースを指し得るが、基礎をなす原理はTD-SCDMAエアインターフェースに等しく適用可能であり得ることを当業者は認識されよう。
HSPAエアインターフェースは、スループットの向上および待ち時間の低減を容易にする、3G/W-CDMAエアインターフェースに対する一連の拡張を含む。前のリリースに対する修正の中でもとりわけ、HSPAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、チャネル送信の共有、ならびに適応変調および適応コーディングを利用する。HSPAを定義する規格は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)およびHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス、拡張アップリンクまたはEULとも呼ばれる)を含む。
HSDPAは、それのトランスポートチャネルとして高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)を利用する。HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)という、3つの物理チャネルによって実装される。
これらの物理チャネルの中でも、HS-DPCCHは、対応するパケット送信が正常に復号されたかどうかを示すための、HARQ ACK/NACKシグナリングをアップリンク上で搬送する。つまり、ダウンリンクに関して、UE12は、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを通じてフィードバックをNode B208に与える。
HS-DPCCHはさらに、変調方式とコーディング方式の選択、およびプリコーディングの重みの選択に関して、Node B208が正しい決定を行うのを支援するための、UE12からのフィードバックシグナリングを含み、このフィードバックシグナリングはCQIおよびPCIを含む。
図6を参照すると、システム情報構成要素24を含むUE12(図1)と同じまたは同様のUEのようなUEが動作し得る、UTRANアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク300が示されている。多元接続ワイヤレス通信システムは、セル302、304、および306を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、セルの各々は、1つまたは複数のセクタを含む場合がある。複数のセクタは、アンテナのグループによって形成され得、各アンテナがセルの一部分にあるUEとの通信を担う。たとえば、セル302において、アンテナグループ312、314、および316は、各々異なるセクタに対応する場合がある。セル304内で、アンテナグループ318、320、および322は各々、異なるセクタに対応する。セル306内で、アンテナグループ324、326、および328は各々、異なるセクタに対応する。セル302、304、および306は、各セル302、304、または306の1つまたは複数のセクタと通信していることがある、いくつかのワイヤレス通信デバイス、たとえばユーザ機器すなわちUEを含み得る。たとえば、UE330および332は、Node B342と通信していることがあり、UE334および336は、Node B344と通信していることがあり、UE338および340は、Node B346と通信していることがある。ここで、各Node B342、344、346は、それぞれのセル302、304、および306の中のすべてのUE330、332、334、336、338、340のために、CN204(図5参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。一態様では、UE330、332、334、336、338および/または340は、システム情報構成要素24(図1)を含み得る。
UE334がセル304内の図示された位置からセル306に移動するとき、UE334との通信がソースセルと呼ばれる場合があるセル304からターゲットセルと呼ばれる場合があるセル306に移行する、サービングセル変更(SCC)またはハンドオーバが発生する場合がある。ハンドオーバ手順の管理は、UE334において、それぞれのセルに対応するNode Bにおいて、無線ネットワークコントローラ206(図5参照)において、またはワイヤレスネットワーク中の別の適切なノードにおいて行われ得る。たとえば、ソースセル304との呼の間、または任意の他の時間において、UE334は、ソースセル304の様々なパラメータ、ならびに、セル306および302などの近隣セルの様々なパラメータを監視し得る。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE334は、近隣セルのうちの1つまたは複数との通信を維持することができる。この期間中に、UE334は、UE334が同時に接続されるセルのリストであるアクティブセットを維持し得る(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHをUE334に現在割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成し得る)。
アクセスネットワーク300によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なる場合がある。例として、規格には、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)が含まれ得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを用いて移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。規格は代替的に、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形形態を用いるUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびFlash-OFDMであり得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTEアドバンスト、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記述されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記述されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。
無線プロトコルアーキテクチャは、特定の適用例に応じて様々な形態を取り得る。次に、図7を参照しながらHSPAシステムについての一例を提示する。
図7を参照すると、例示的な無線プロトコルアーキテクチャ400は、ユーザ機器(UE)またはノードB/基地局のユーザプレーン402および制御プレーン404に関係する。たとえば、アーキテクチャ400は、システム情報構成要素24(図1)を含むUE12のようなUEに含まれ得る。UEおよびノードBのための無線プロトコルアーキテクチャ400は、レイヤ1 406、レイヤ2 408、およびレイヤ3 410という3つの層で示されている。レイヤ1 406は最下位層であり、様々な物理層の信号処理機能を実装する。したがって、レイヤ1 406は、物理層407を含む。レイヤ2(L2レイヤ)408は、物理層407の上にあり、物理層407を通じたUEとノードBとの間のリンクを担う。レイヤ3(L3レイヤ)410は、無線リソース制御(RRC)サブレイヤ415を含む。RRCサブレイヤ415は、UEとUTRANとの間のレイヤ3の制御プレーンシグナリングを扱う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ408は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ409、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ411、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ413を含み、これらはネットワーク側のノードBで終端される。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終端されるネットワーク層(たとえばIP層)と、接続の他端(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端されるアプリケーション層とを含めて、L2レイヤ408の上にいくつかの上位層を有し得る。
PDCPサブレイヤ413は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ413はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位層データパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、および、ノードB間のUEのハンドオーバのサポートを実現する。RLCサブレイヤ411は、上位層のデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを行う。MACサブレイヤ409は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ409はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえばリソースブロック)をUEの間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ409は、HARQ動作の責任も負っている。
図8は、UE12と通信しているNode B510のブロック図であり、Node B510は図5のNode B208であってよく、UE12は図1のシステム情報構成要素24を含む。ダウンリンク通信において、送信プロセッサ520は、データソース512からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ540から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ520は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ520は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を容易にするコーディングおよびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づく信号コンステレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するスクランブリングコードとの乗算を提供することができる。
チャネルプロセッサ544からのチャネル推定値は、送信プロセッサ520のためのコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングの方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ540によって使用される場合がある。これらのチャネル推定値は、UE12によって送信される基準信号から、またはUE12からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ520によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために送信フレームプロセッサ530に供給される。送信フレームプロセッサ530は、コントローラ/プロセッサ540からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いで、これらのフレームは送信機532に供給され、送信機532は、アンテナ534を通してワイヤレス媒体を介するダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびキャリア上へのフレームの変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ534は、たとえば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つもしくは複数のアンテナを含み得る。
UE12において、受信機554は、アンテナ552を通してダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を復元する。受信機554によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ560に供給され、受信フレームプロセッサ560は、各フレームを構文解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ594に供給し、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ570に供給する。次いで、受信プロセッサ570は、Node B510中の送信プロセッサ520によって実行された処理の逆を実行する。より詳細には、受信プロセッサ570は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、次いで、変調方式に基づいて、Node B510によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ594によって計算されたチャネル推定値に基づいている場合がある。次いで、軟判定は、データ信号、制御信号、および基準信号を復元するために、復号されてデインターリーブされる。次いで、フレームが正常に復号されたかどうかを判定するために、CRCコードがチェックされる。次いで、正常に復号されたフレームによって搬送されたデータが、データシンク572に供給され、データシンク572は、UE12および/または様々なユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。正常に復号されたフレームによって搬送された制御信号は、コントローラ/プロセッサ590に供給される。フレームが受信機プロセッサ570によって正常に復号されないとき、コントローラ/プロセッサ590は、これらのフレームのための再送信要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクでは、データソース578からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ590からの制御信号が、送信プロセッサ580に供給される。データソース578は、UE12および様々なユーザインターフェース(たとえば、キーボード)において実行されているアプリケーションを表す場合がある。Node B510によるダウンリンク送信に関して説明した機能と同様に、送信プロセッサ580は、CRCコード、FECを容易にするコーディングおよびインターリービング、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFによる拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。Node B510によって送信される基準信号から、または、Node B510によって送信されるミッドアンブル内に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ594によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングの方式を選択するために使用される場合がある。送信プロセッサ580によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために送信フレームプロセッサ582に供給される。送信フレームプロセッサ582は、コントローラ/プロセッサ590からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いで、これらのフレームは送信機556に供給され、送信機556は、アンテナ552を通してワイヤレス媒体を介するアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびキャリア上へのフレームの変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE12における受信機機能に関して説明した方式と同様の方式で、Node B510において処理される。受信機535は、アンテナ534を通してアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を復元する。受信機535によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ536に供給され、受信フレームプロセッサ536は、各フレームを構文解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ544に供給し、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ538に供給する。受信プロセッサ538は、UE12中の送信プロセッサ580によって実行された処理の逆を実行する。正常に復号されたフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、次いで、それぞれ、データシンク539とコントローラ/プロセッサとに提供され得る。フレームのいくつかが受信プロセッサによって正常に復号されなかった場合、コントローラ/プロセッサ540は、これらのフレームのための再送信要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ540およびコントローラ/プロセッサ590は、それぞれNode B510およびUE12での動作を指示するために使用することができる。たとえば、コントローラ/プロセッサ540および590は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む様々な機能を提供することができる。メモリ542および592のコンピュータ可読媒体は、それぞれNode B510およびUE12のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。Node B510におけるスケジューラ/プロセッサ546は、リソースをUEに割り振り、UE用のダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジュールするために使用される場合がある。
W-CDMAシステムに関して電気通信システムのいくつかの態様を提示した。当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明した様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。
例として、様々な態様は、他のUMTS、たとえばTD-SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)およびTD-CDMAに拡張され得る。採用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
本開示の様々な態様によれば、要素または要素の一部分または要素の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明した様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プロシージャ、機能などを意味するように広く解釈されるべきである。
ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に存在する場合がある。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体には、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体が含まれる。コンピュータ可読媒体には、例として、搬送波、伝送路、ならびにコンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含まれ得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム内に存在するか、処理システムの外部に存在するか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散される場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品内で具現化される場合がある。例として、コンピュータプログラム製品には、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体が含まれ得る。当業者は、特定の適用例および全体的なシステムに課された全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示した記載の機能を最も良く実現する方法を認識されよう。
開示した方法におけるステップの特定の順序または階層は例示的なプロセスの一例であることを理解されたい。設計の優先度に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が再配置される場合があることを理解されたい。添付の方法のクレームは、1つのサンプルの順序において種々のステップの要素を示しており、本明細書に特に定めがない限り、示された特定の順序または階層に限定されることは意味していない。
前述の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様の種々の変更形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書に定められた一般的な原理は、他の態様にも適用することができる。したがって、特許請求の範囲は本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言と整合するすべての範囲が与えられるものであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」という句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、bおよびcを含むことが意図される。当業者に知られているまたは後で当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的等価物および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示する内容は、そのような開示が特許請求の範囲で明記されているかどうかにかかわりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明記されていない限り、または方法クレームの場合に「のためのステップ」という句を使用して要素が記載されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定に基づいて解釈されるべきではない。
10 ワイヤレス通信システム
12 UE
14 第1のネットワークエンティティ
16 第2のネットワークエンティティ
18 ネットワーク
20 通信チャネル
22 通信チャネル
24 システム情報構成要素
26 マスタ情報ブロック、MIB
28 システム情報ブロック、SIB
30 分散SIB復号方式
32 SIB復号スケジュール
34 通信構成要素
36 SIM1、第1のSIM
38 SIM2、第2のSIM
40 区分SIB復号スケジュール
42 最大繰返し率持続時間
44 復号持続時間
46 第1の区分SIB復号スケジュール
48 第2の区分SIB復号スケジュール
50 SIB復号、連続SIB復号期間
52 非SIB復号
54 復号持続時間
56 リソース割振り調整
60 方法
100 装置
102 バス
104 プロセッサ
106 コンピュータ可読媒体
108 バスインターフェース
112 ユーザインターフェース
114 処理システム
200 UMTSシステム
202 UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)
204 コアネットワーク(CN)
206 RNC、無線ネットワークコントローラ
207 RNS
208 Node B
210 UE
212 MSC
214 GMSC
215 ホームロケーションレジスタ(HLR)
216 回線交換ネットワーク
218 サービングGPRSサポートノード(SGSN)
220 ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)
222 パケットベースネットワーク
300 アクセスネットワーク
302 セル
304 セル、ソースセル
306 セル
312 アンテナグループ
314 アンテナグループ
316 アンテナグループ
318 アンテナグループ
320 アンテナグループ
322 アンテナグループ
324 アンテナグループ
326 アンテナグループ
328 アンテナグループ
330 UE
332 UE
334 UE
336 UE
338 UE
340 UE
342 Node B
344 Node B
346 Node B
400 無線プロトコルアーキテクチャ、アーキテクチャ
402 ユーザプレーン
404 制御プレーン
406 レイヤ1
407 物理層
408 レイヤ2(L2レイヤ)
409 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ
410 レイヤ3(L3レイヤ)
411 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
413 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
415 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ
510 Node B
512 データソース
520 送信プロセッサ
530 送信フレームプロセッサ
532 送信機
534 アンテナ
535 受信機
536 受信フレームプロセッサ
538 受信プロセッサ
539 データシンク
540 コントローラ/プロセッサ
542 メモリ
544 チャネルプロセッサ
546 スケジューラ/プロセッサ
552 アンテナ
554 受信機
556 送信機
560 受信フレームプロセッサ
570 受信プロセッサ、受信機プロセッサ
572 データシンク
578 データソース
580 送信プロセッサ
582 送信フレームプロセッサ
590 コントローラ/プロセッサ
592 メモリ
594 チャネルプロセッサ

Claims (18)

  1. システム情報を復号する方法であって、
    マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するステップと、
    第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するステップであって、前記分散SIB復号方式が、前記最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、ステップと、
    前記分散SIB復号方式に従って前記最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップと
    を含む方法。
  2. 前記連続SIB復号期間は、前記1つまたは複数のSIBの復号のために割り振られたいくつかの連続無線フレームを含み、前記分散SIB復号方式を生成するステップは、前記最大繰返し率持続時間中における前記1つまたは複数のSIBの前記復号のために前記連続SIB復号期間の範囲で1つまたは複数の無線フレームを割り振るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記区分SIB復号スケジュールは、前記1つまたは複数のSIBの復号をアクティブ化するために前記連続SIB復号期間中の1つまたは複数の無線フレーム内にSIB復号ビットを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記SIB復号ビットは、前記連続SIB復号期間中に前記1つまたは複数のSIBの復号をトリガする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記最大繰返し率持続時間は、前記1つまたは複数のSIBからのSIBの繰返し同士の間の無線フレームの数の値に等しい時間間隔を含む、請求項1に記載の方法。
  6. ネットワークエンティティによって提供された初期復号方式を提供するSIB復号スケジュールを含む前記MIBを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 区分SIB復号スケジュールの数は、前記SIB復号スケジュールに対する、前記SIB復号方式が前記復号を完了させるのに要する時間期間を示す拡張要素値に等しい、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のSIMおよび前記第2のSIMのうちの1つに関連するデータ呼を維持するステップをさらに含み、前記試みるステップは、前記データ呼を維持していないSIMのために前記1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、
    マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するように実行可能なコードと、
    第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するように実行可能なコードであって、前記分散SIB復号方式が、前記最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、コードと、
    前記分散SIB復号方式に従って前記最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるように実行可能なコードと
    を含むコンピュータ可読媒体。
  10. システム情報を復号するための装置であって、
    マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するための手段と、
    第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するための手段であって、前記分散SIB復号方式が、前記最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、手段と、
    前記分散SIB復号方式に従って前記最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるための手段と
    を含む装置。
  11. システム情報を復号するための装置であって、
    システム情報構成要素を含み、前記システム情報構成要素は、
    マスタ情報ブロック(MIB)に少なくとも部分的に基づいて最大繰返し率持続時間を判断するステップと、
    第1の加入者識別モジュール(SIM)と第2のSIMとの間で無線周波数リソースを割り振るための分散システム情報ブロック(SIB)復号方式を生成するステップであって、前記分散SIB復号方式が、前記最大繰返し率持続時間に対する、連続SIB復号期間に少なくとも部分的に基づく区分SIB復号スケジュールを含む、ステップと、
    前記分散SIB復号方式に従って前記最大繰返し率持続時間中に1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるステップと
    を行うように構成される、装置。
  12. 前記連続SIB復号期間は、前記1つまたは複数のSIBの復号のために割り振られたいくつかの連続無線フレームを含み、前記分散SIB復号方式を生成するために、前記システム情報構成要素は、前記最大繰返し率持続時間中における前記1つまたは複数のSIBの前記復号のために前記連続SIB復号期間の範囲で1つまたは複数の無線フレームを割り振るようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記区分SIB復号スケジュールは、前記1つまたは複数のSIBの復号をアクティブ化するために前記連続SIB復号期間中の1つまたは複数の無線フレーム内にSIB復号ビットを含む、請求項11に記載の装置。
  14. 前記SIB復号ビットは、前記連続SIB復号期間中に前記1つまたは複数のSIBの復号をトリガする、請求項13に記載の装置。
  15. 前記最大繰返し率持続時間は、前記1つまたは複数のSIBからのSIBの繰返し同士の間の無線フレームの数の値に等しい時間間隔を含む、請求項11に記載の装置。
  16. 前記システム情報構成要素は、ネットワークエンティティによって提供された初期復号方式を提供するSIB復号スケジュールを含む前記MIBを受信するようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
  17. 区分SIB復号スケジュールの数は、前記SIB復号スケジュールに対する、前記SIB復号方式が前記復号を完了させるのに要する時間期間を示す拡張要素値に等しい、請求項16に記載の装置。
  18. 前記システム情報構成要素は、前記第1のSIMおよび前記第2のSIMのうちの1つに関連するデータ呼を維持するようにさらに構成され、前記1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるために、前記システム情報構成要素は、前記データ呼を維持していないSIMのために前記1つまたは複数のSIBを復号しようと試みるようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
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