JP5901843B2 - 再生装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、再生装置、制御方法及びプログラムに関する。
近年、車載用の映像音声(AV)機器では、高機能化が進み、多くのマルチメディアフォーマットへの対応が必要となっている。また、ハードディスクドライブ(HDD)、SDカードデバイス及びUSB(Universal Serial Bus)メモリデバイス等の不揮発性メモリデバイス、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)及びBD(Blu−ray Disk)等の光学ディスクデバイス、携帯オーディオプレーヤ及び携帯AVプレーヤ等の可搬型AVプレーヤ、並びに、WiFi等の無線ネットワーク等、対応する入力ソースも多様化している。
さらに、映画コンテンツが記録された再生専用光ディスクデバイスであるBD−ROMに記録されているデータと、ローカルストレージと呼ばれる半導体メモリカード及びハードディスク等の書換型記録媒体に記録されているデータと、を動的に組み合わせて、仮想的なパッケージを構築することができる仮想パッケージ技術がある。仮想パッケージ技術は、パッケージを仮想的に構築することで、再生専用記録媒体に記録されたデータの拡張を図ることができる。仮想パッケージ技術では、映画コンテンツが記録されたBD−ROMを頒布した後も、作品内容を変更可能である。例えば、公開前の他の作品の予告映像音声データストリーム及びそのデータストリームを管理する再生制御情報等を、ネットワークを介して提供することで、BD−ROMの頒布時期に関わらず、ユーザに対して常に最新の作品情報を公開及び宣伝することができる。BD−ROMに関する仮想パッケージ技術の先行技術としては、特許文献1に記載されている再生装置がある。
特許第5032510号公報(第4−8頁、第1図)
ところで、BD−ROM規格ではローカルストレージの読込速度に対しての要求事項があり、転送速度に応じたレベルが設けられている。ローカルストレージ領域が形成されている書込型記録媒体に、アプリケーションのデータを記録するアプリケーションデータ領域も形成された場合、ローカルストレージ領域の読込要求とアプリケーションデータ領域の読込要求とが時分割で処理されるため、ローカルストレージの読込速度が低下する可能性がある。
また、車載映像音声機器は、要求される温度条件により機器内部に搭載することのできるデバイスが限定されるため、家庭用映像音声機器で用いられる書換型記録媒体と同価格のデバイスを選定すると、スペックが低くなることが多い。そこで、BD再生機能対応の車載映像音声機器に搭載する1つのビルドインメモリに、アプリケーションデータ領域とローカルストレージ領域とを形成することでコストを抑えることができる。しかしながら、このような場合には、ローカルストレージの読込速度を考慮する必要がある。例えば、ローカルストレージ領域から映像音声データストリームの読込中に、アプリケーションデータ領域への読込要求が発生した場合、ローカルストレージ領域から読み込まれる映像音声データストリームの読込速度が低下し、再生映像がスムーズに流れない(コマ落ち)問題、又は、音声が途切れる(音飛び)問題等を引き起こすことがある。書込速度についても同様にローカルストレージ領域への書込中に、アプリケーションデータ領域への書込み要求が発生した場合、いずれかの書込要求の処理が遅くなることにより、視聴処理への弊害又は車載映像音声機器の操作性低下等を引き起こすことがある。
そこで、本発明は、最大転送速度に十分な帯域が確保できない記録媒体上に、ローカルストレージ領域とアプリケーションデータ領域を形成した際でも、ローカルストレージ領域からの転送速度の低下を抑制することを目的とする。
本発明の一態様に係る再生装置は、第1の記録部に記録された第1のデータ、及び、ローカルストレージ領域及びアプリケーションデータ領域を有する第2の記録部の当該ローカルストレージ領域に記録された第2のデータの組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱い、当該仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを行う仮想パッケージデータファイルシステム処理部と、前記アプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部と、前記仮想パッケージデータの再生を制御する再生制御部と、前記アプリケーションデータを処理する処理実行部と、前記再生制御部からの、前記仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを要求する第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせるとともに、前記処理実行部からの、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを要求する第2のアクセス要求に従って、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせるデータアクセス制御部と、を備え、前記データアクセス制御部は、前記再生制御部からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理部による前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部による前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせることを特徴とする。
本発明の一態様に係る制御方法は、想パッケージデータの再生を制御する再生制御過程と、前記再生制御過程からの第1のアクセス要求に従って、第1の記録部に記録された第1のデータと、第2の記録部のローカルストレージ領域に記録された第2のデータとを組み合わせた仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行う仮想パッケージデータ処理過程と、前記第2の記録部のアプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータを処理する処理実行過程と、前記処理実行過程からの第2のアクセス要求に従って、前記第2の記録部のアプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行うファイルシステム処理過程と、前記再生制御過程からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理過程での前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータ処理過程での前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせるデータアクセス制御過程と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1の記録部に記録された第1のデータ、及び、ローカルストレージ領域及びアプリケーションデータ領域を有する第2の記録部の当該ローカルストレージ領域に記録された第2のデータの組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱い、当該仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを行う仮想パッケージデータファイルシステム処理部と、前記アプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部と、前記アプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部、前記仮想パッケージデータの再生を制御する再生制御部、前記アプリケーションデータを処理する処理実行部、及び、前記再生制御部からの、前記仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを要求する第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせるとともに、前記処理実行部からの、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを要求する第2のアクセス要求に従って、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせるデータアクセス制御部、として機能させるためのプログラムであって、前記データアクセス制御部は、前記再生制御部からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理部による前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部による前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、最大転送速度に十分な帯域が確保できない記録媒体上に、ローカルストレージ領域とアプリケーションデータ領域を形成した際でも、ローカルストレージ領域からの転送速度の低下を抑制することができる。
実施の形態1に係る再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)〜(C)は、実施の形態1における仮想パッケージデータの構築例を示す概略図である。 実施の形態1におけるデータアクセス制御部での処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における処理部の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について、図面に従って説明する。
図1は、実施の形態1に係る再生装置100の構成を概略的に示すブロック図である。再生装置100は、再生専用記録媒体に記録されたデータと、書換型記録媒体に記録されたデータとを組み合わせて、仮想パッケージデータを構築して映像音声コンテンツを再生する。
再生装置100は、BDドライブ101と、デコーダ部102と、出力制御部103と、ネットワークデバイス104と、インターフェース(以下、I/Fという)105と、ビルドインメモリ110と、制御部120とを備える。
BDドライブ101は、再生専用記録媒体の一つであるBD−ROM150に記録されたデータを読み込むドライブ部である。BDドライブ101は、第1のデータを記録するBD−ROM150が挿入されることで、第1のデータを記録する第1の記録部として機能する。
デコーダ部102は、圧縮された映像音声ストリームデータを復号化して、映像データ及び音声データに変換する。
出力制御部103は、デコーダ部102で復号化された映像データをモニタ160が受信可能な映像信号に変換する。ここで、制御部120で生成されたGUI(グラフィックユーザインターフェース)用の映像データが入力された場合には、出力制御部103は、デコーダ部102で復号化された映像データと、制御部120で生成されたGUI用の映像データとを重畳して、重畳後の映像データをモニタ160が受信可能な映像信号に変換する。そして、出力制御部103は、変換された映像信号をモニタ160に出力する。
また、出力制御部103は、デコーダ部102で復号化された音声データを、スピーカ161が受信可能な音声信号に変換して出力する。ここで、出力制御部103は、制御部120で生成された操作音等の音声データがある場合には、デコーダ部102で復号化された音声データと、制御部120で生成された音声データとを重畳し、重畳後の音声データをスピーカ161が受信可能な音声信号に変換する。そして、出力制御部103は、変換された映像信号をスピーカ161に出力する。
ここで、デコーダ部102及び出力制御部103により、データの再生を行う再生部が構成される。この再生部は、例えば、制御部120により特定された仮想パッケージデータを再生する。
ネットワークデバイス104は、インターネット等のネットワークとの間で通信を行う通信部である。
I/F105は、外部の装置を接続するためのインターフェース部である。ここでは、I/F105は、書換型記録媒体としてのメモリデバイス170を接続する。
ビルドインメモリ110は、再生専用記録媒体に記録されたデータの拡張を行うための拡張データ及びアプリケーションデータの両方を記録する共有書換型記録媒体(第2の記録部)である。ビルドインメモリ110は、拡張データを記録する領域であるローカルストレージ領域111と、制御部120が管理するアプリケーションデータを記録するアプリケーションデータ領域112とを有する。
ビルドインメモリ110上のローカルストレージ領域111及びアプリケーションデータ領域112は、論理的に区画分けするパーティションで分けられていてもよい。このような場合には、各々の領域の最大容量を決めることができ、また、各々の領域で異なるファイルシステムを利用することができる。さらに、各々の領域を同一パーティションに形成して、同一のファイルシステムが利用されてもよい。一般的にファイルシステムとして、EXT系ファイルシステム又はFAT系ファイルシステムが用いられる。
制御部120は、再生装置100内の各部を制御する。
制御部120は、光ディスク検知部121と、仮想パッケージデータファイルシステム処理部(以下、VPDFS処理部という)122と、ファイルシステム処理部(以下、FS処理部という)123と、デバイス検知部124と、メモリ125と、処理部130とを備える。
光ディスク検知部121は、BDドライブ101に光ディスクが挿入されたか否か及びBDドライブ101から光ディスクが取り出されたか否かを検知する。
VPDFS処理部122は、BD−ROM150に記録されたデータ(第1のデータ)と、ビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に記録されたデータ(第2のデータ)との組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱い、この仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを行う。
ここで、VPDFS処理部122は、BD−ROM150に記録されたデータと、ビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に記録されたデータとの組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱うことのできる仮想パッケージデータファイルシステムデータを生成する。例えば、VPDFS処理部122は、BD−ROM150のUDF(Universal Disk Format)ファイルシステム及びビルドインメモリ110内のファイルシステムを解析して、BD−ROM150に記録されたデータファイル及びビルドインメモリ110内のローカルストレージ領域111のデータファイルの読み込み及び書き込みを可能とするための仮想パッケージデータファイルシステムデータを生成する。そして、VPDFS処理部122は、生成された仮想パッケージデータファイルシステムデータをメモリ125に記憶させる。
また、VPDFS処理部122は、メモリ125に記憶された仮想パッケージデータファイルシステムデータを参照して、処理部130からの要求に応じて、BD−ROM150又はローカルストレージ領域111から必要なデータファイルを読み込み、読み込まれたデータファイルを処理部130に与える。さらに、VPDFS処理部122は、メモリ125に記憶された仮想パッケージデータファイルシステムを参照して、処理部130からの要求に応じて、ローカルストレージ領域111に必要なデータファイルを書き込む。
FS処理部123は、アプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行う。例えば、FS処理部123は、ビルドインメモリ110内のファイルシステムを解析してアプリケーションデータ領域112のデータファイルの読み込み及び書き込みを可能とするファイルシステムデータを生成し、このファイルシステムデータをメモリ125に記憶させる。なお、FS処理部123は、I/F105にメモリデバイス170が接続された場合には、このメモリデバイス170のデータファイルの読み込み及び書き込みを可能とするファイルシステムデータを生成し、このファイルシステムデータをメモリ125に記憶させる。
また、FS処理部123は、メモリ125に記憶されたファイルシステムデータを参照して、処理部130からの指示に応じて、アプリケーションデータ領域112又はメモリデバイス170から必要なデータファイルを取得して、取得されたデータファイルを処理部130に与える。
デバイス検知部124は、I/F105にデバイスが接続されたか否か及びI/F105からデバイスが取り外されたか否かを検知する。
メモリ125は、制御部120での処理に必要なデータを記憶するための記憶部である。例えば、メモリ125は、VPDFS処理部122で生成された仮想パッケージデータファイルシステムデータ及びFS処理部123で生成されたファイルシステムデータを記憶する。また、メモリ125は、BD−ROM150、ビルドインメモリ110又はI/F105に接続されたデバイスから取得されたデータファイルを一時的に記憶する。さらに、メモリ125は、処理部130で生成された共有メモリ利用可否情報を記憶する。さらにまた、メモリ125は、処理部130で生成された各種データも記憶する。
処理部130は、再生装置100で行う処理を実行する。
処理部130は、再生制御部131と、ローカルストレージ領域使用判定部(以下、LSA使用判定部という)132と、プログラム実行部133と、アプリケーションデータアクセス処理部(以下、ADアクセス処理部という)134と、データアクセス制御部135とを備える。
再生制御部131は、仮想パッケージデータの再生を制御する。例えば、再生制御部131は、再生する仮想パッケージデータを特定する。そして、再生制御部131は、データアクセス制御部135にアクセス要求を行うことで、この仮想パッケージデータをデコーダ部102に与え、デコードを行わせる。
具体的には、再生制御部131は、BD−ROM150を再生する際には、仮想パッケージデータ内の1以上の映像音声ストリームデータファイルの何れかを再生するための再生制御データファイルを、BD−ROM150及びビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111の少なくとも何れか一方から取得する。そして、再生制御部131は、取得された再生制御データファイルに従い、該当する映像音声ストリームデータファイルを、データアクセス制御部135及びVPDFS処理部122を介して、BD−ROM150及びビルドインメモリ110内のローカルストレージ領域111の少なくとも何れか一方から取得する。
ここで、再生制御データファイルは、映像音声ストリームデータファイル以外のファイルを指し、タイトルやチャプターを構成するための情報及びこの情報と映像音声ストリームデータファイルとを紐付けている情報等を有する。再生制御データファイルは、通常、BD−ROM150に記録されている。BDドライブ101にBD−ROM150が挿入されると、再生制御部131がBD−ROM150に記録されている再生制御データファイルを読み込む。その際、再生制御部131は、BD−ROM150にBD−Jプログラムが存在する場合、BD−Jプログラムを実行する。BD−Jプログラムが、例えば、コンテンツメーカーのサーバにアクセスをして、ローカルストレージ領域111にローカルストレージデータを記録する処理のプログラムを含む場合には、再生制御部131は、ネットワークデバイス104を介して、コンテンツメーカーのサーバ上に更新情報があるか否かを確認する。そして、更新情報がある場合には、再生制御部131は、更新情報である再生制御データファイル及び映像音声ストリームデータファイルのダウンロードを行い、データアクセス制御部135及びVPDFS処理部122を介して、ローカルストレージ領域111に記録させる。その後、再生制御部131は、データアクセス制御部135及びVPDFS処理部122を介して、仮想パッケージデータに基づいてBD−ROM150及びローカルストレージ領域111から再生制御データファイルを取得して、再生制御を行う。
LSA使用判定部132は、ビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に対して、データの読み込み又は書き込みが行われているか否かを判断する。例えば、LSA使用判定部132は、データアクセス制御部135のデータアクセスを監視し、再生制御部131が、VPDFS処理部122を介して、ローカルストレージ領域111に対してデータファイルの読み込み又は書き込みを行っているか否かを判断する。例えば、LSA使用判定部132は、データアクセス制御部135のデータアクセスを監視し、ビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に対して、データの読み込み又は書き込みが行われている間は、メモリ125に記憶されている共有メモリ利用可否情報を「有効」にすることで、データの読み込み又は書き込みが行われているか否かを判断する。
プログラム実行部133は、アプリケーションプログラムを実行することで、予め定められた処理を行う。ここで、プログラム実行部133は、予め定められた処理を行う際に、ビルドインメモリ110のアプリケーションデータ領域112に記録されているアプリケーションデータが必要な場合には、このようなデータファイルを取得する要求をADアクセス処理部134に行う。
ADアクセス処理部134は、プログラム実行部133からの要求に応じて、データアクセス制御部135及びFS処理部123を介して、ビルドインメモリ110内のアプリケーションデータ領域112との間でアプリケーションデータファイルの読み込み及び書き込みを行う。
ここで、プログラム実行部133と、ADアクセス処理部134とにより、アプリケーションデータを処理する処理実行部が構成される。そして、この処理実行部は、データアクセス制御部135にアクセス要求を行うことで、必要なアプリケーションデータを取得する。
データアクセス制御部135は、再生制御部131からの、仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを要求する第1のアクセス要求に従って、VPDFS処理部122に仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせる。また、データアクセス制御部135は、ADアクセス処理部134からの、アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを要求する第2のアクセス要求に従って、FS処理部123にアプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせる。
なお、再生制御部131からのアクセス要求が、ローカルストレージ領域111に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、データアクセス制御部135は、FS処理部123によるアプリケーションデータの読み込み及び書き込みよりも、VPDFS処理部122による仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを優先して行わせる。
ここで、メモリデバイス170は、マルチメディアフォーマットをAVファイルとして記録する。メモリデバイス170は、SDカード又はHDD等の書換型記録媒体である。再生制御部131は、データアクセス制御部135及びFS処理部123を介して、メモリデバイス170からAVファイルを読み込み、デコーダ部102に送り、デコーダ部102にデコードを行わせる。これにより、再生装置100は、AVファイル再生も可能である。
また、BDドライブ101に、図示しないDVDやCD等の、ローカルストレージを利用しない光ディスクが挿入された場合、VPDFS処理部122は仮想パッケージデータファイルシステムデータを構築せずに、光ディスクに記録されたUDFファイルシステム又はISO9660ファイルシステム等に従い、光ディスク内のデータを読み出す。これにより、再生装置100は、このような光ディスクに記録されたコンテンツも再生可能である。
以上に記載された再生装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記録装置と、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有する記録媒体に対して情報を読み書きする読取/書込装置と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置と、を備えたコンピュータで実現できる。
例えば、BDドライブ101は、読取/書込装置により実現できる。ビルドインメモリ110は、外部記録装置により実現できる。ネットワークデバイス104は、通信装置により実現できる。制御部120は、外部記録装置に記録されている所定のプログラムをメモリにロードしてCPUで実行することで実現できる。
なお、デコーダ部102及び出力制御部103は、専用のハードウェアにより実現されてもよく、また、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよい。
この所定のプログラムは、読取/書込装置を介して記録媒体から、あるいは、通信装置を介してネットワークから、外部記録装置にダウンロードされ、それから、メモリ上にロードされてCPUにより実行されるようにしてもよい。また、読取/書込装置を介して記録媒体から、あるいは、通信装置を介してネットワークから、メモリ上に直接ロードされ、CPUにより実行されるようにしてもよい。
また、再生装置100は、モニタ160及びスピーカ161を備えていてもよい。
下記に、実施の形態1に係る再生装置100の具体的な動作について説明する。
<読込専用記録媒体(BD−ROM150)が挿入された場合の処理について>
BDドライブ101にBD−ROM150が挿入された場合、BDドライブ101は、メディア判別を行い、BD−ROMメディアであることを認識する。光ディスク検知部121は、ATAPI接続されたBDドライブ101からの信号により、BD−ROMメディアが挿入されたことを検知する。
光ディスク検知部121がBD−ROMメディアの挿入を検知すると、プログラム実行部133は、ADアクセス処理部134及びデータアクセス制御部135を介して、VPDFS処理部122に対して、ファイルシステムデータの読込み要求を行う。VPDFS処理部122は、ファイルシステムデータの読込み要求に従って、BDドライブ101から光ディスクに記録されたファイルシステムデータを取得する。そして、VPDFS処理部122は、取得されたファイルシステムデータに基づいて、光ディスクの論理フォーマットを判断する。例えば、VPDFS処理部122は、BD規格で定められたBDMVフォーマット及びBDAVファーマット、DVD規格で定められたDVD−Videoフォーマット、DVD−VRフォーマット及びDVD−AUDIOフォーマット、並びに、上記の何れにも該当しない動画ファイル、音声ファイル、静止画ファイルが記録されたデータディスクフォーマット、の何れであるかを判断する。なお、BDMVフォーマット、BDAVファーマット、DVD−Videoフォーマット、DVD−VRフォーマット及びDVD−AUDIOフォーマットは、規格論理フォーマットである。
論理フォーマットを判断したVPDFS処理部122は、データアクセス制御部135及びADアクセス処理部134を介して、プログラム実行部133に対して論理フォーマットの判断結果を伝達する。プログラム実行部133は、伝達された論理フォーマットの判断結果に基づいて、該当する論理フォーマットの再生制御を行わせるために、再生制御部131に対して、判断された論理フォーマットを示す論理フォーマット情報を伝達する。例えば、BD−ROM150の場合、VPDFS処理部122は、BDMVフォーマットを論理フォーマットとして判断する。プログラム実行部133は、再生制御部131に対して、BDMVフォーマットであることを示す論理フォーマット情報を伝達する。
再生制御部131は、プログラム実行部133から受け取った論理フォーマット情報がBDMVフォーマットを示す場合、データアクセス制御部135を通じてVPDFS処理部122に対して、ローカルストレージ領域111のマウント処理要求を行う。マウント処理要求を受けたVPDFS処理部122は、ローカルストレージ領域111に記録されたファイルシステムデータを読み込み、ローカルストレージ領域111に記録されたデータファイルを読み書き可能な状態にする。また、VPDFS処理部122は、ローカルストレージ領域111に記録された、複数のBD−ROMのローカルストレージデータの中から、BDドライブ101に挿入されたBD−ROM150に記録されたデータファイルに対応するローカルストレージデータファイルを検索し、読込専用記録媒体であるBD−ROM150に記録されたデータファイルと、書換型記録媒体であるビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に記録されたローカルストレージデータファイルとを組み合わせて、仮想パッケージデータとして処理することのできる仮想パッケージデータファイルシステムデータを生成する。そして、VPDFS処理部122は、生成された仮想パッケージデータファイルシステムデータをメモリ125に記憶させる。
図2(A)〜(C)は、仮想パッケージデータの構築例を示す概略図である。
図2(A)は、BD−ROM150に記録されたデータを示し、図2(B)は、ローカルストレージ領域111に記録されたデータを示す。
VPDFS処理部122は、図2(C)に示されているように、図2(A)に示されているデータファイルを図2(B)に示されているデータファイルで置き換え、又は、図2(A)に示されているデータファイルに図2(B)に示されているデータファイルを追加することで、仮想パッケージデータを構築する。
具体的には、図2(C)において、図2(A)に示されている「MovieObject.bdmv」のデータファイルは、図2(B)に示されている「mo.bdm」のデータファイルに差し替えられている。また、図2(C)において、図2(B)に示されている「00001.mpl」のデータファイルは、図2(A)の「PLAYLIST」のフォルダに追加されている。さらに、図2(C)において、図2(A)に示されている「00001.m2ts」のデータファイルは、図2(B)に示されている「00001.mts」のデータファイルに差し替えられている。
なお、図2(A)に示されている「BDMV」フォルダの「STREAM」フォルダに含まれているデータファイル以外のデータファイルが再生制御データファイルとなる。また、図2(B)に示されている「mts」のデータファイル以外のデータファイルが再生制御データファイルとなる。
再生制御部131は、BD−ROM150にBD−Jプログラム(Java(登録商標)プログラム)が記録されている場合、Java仮想バーチャルマシン環境(JavaVM)を起動してJavaVM上でBD−Jプログラムを動作させる。また、再生制御部131は、BD−Jプログラムによりコンテンツの映像音声データストリームのデコード及びゲームプログラムの起動等を行う他、インターネット上にある、BD−ROM150のコンテンツ配給会社のサーバ等にネットワークデバイス104を経由して接続する。そして、再生制御部131は、図2(B)に示されているようなローカルストレージデータを取得して、取得されたデータにより、BD−ROM150に記録されたデータの部分的な書き換え又は追加を行うことができる。さらに、ローカルストレージ領域111にはBD−ROM150に記録されたデータの部分的な更新データの他に、ゲームの進捗データの保存や得点等を保存することができる。
<読込専用記録媒体(BD−ROM150)へのアクセス方法について>
再生制御部131は、仮想パッケージデータにアクセスする際、データアクセス制御部135に対して仮想パッケージデータアクセス要求を行う。
データアクセス制御部135は、仮想パッケージデータアクセス要求を受けると、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求か、BDドライブ101へのアクセス要求かを問い合わせるアクセスデバイス種別確認要求を、VPDFS処理部122に対して行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、VPDFS処理部122からアクセスデバイス種別確認応答結果を得る。なお、仮想パッケージデータアクセス要求には、所望のデータファイルにアクセスするためのフルパス情報又は相対パス情報が含まれている。VPDFS処理部122は、そのパス情報に基づき、メモリ125に記憶されている仮想パッケージデータファイルシステムデータに含まれるファイル・アロケーション・テーブル及び記録デバイスを識別するための識別情報を参照して、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求か、BDドライブ101へのアクセス要求かを判断する。そして、VPDFS処理部122は、その判断結果に従って、アクセスデバイス種別確認応答結果を生成する。
VPDFS処理部122からのアクセスデバイス種別確認応答結果が、BDドライブ101へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、VPDFS処理部122にBDアクセス要求を送る。VPDFS処理部122は、受け取ったBDアクセス要求をBDドライブ101に送る。
BDドライブ101は、VPDFS処理部122からのBDドライブアクセス要求を受け、このBDドライブアクセス要求に従って、挿入されているBD−ROM150からデータを読み出す。そして、BDドライブ101は、読み出されたデータをVPDFS処理部122に送り、VPDFS処理部122は、送られてきたデータをメモリ125に記憶させる。VPDFS処理部122は、BDドライブ101からのデータの読み込みを完了すると、データアクセス制御部135に対して、BDドライブアクセス完了通知を行う。BDドライブアクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、再生制御部131に対して仮想パッケージデータアクセス完了通知を行う。
仮想パッケージデータアクセス完了通知を受け取った再生制御部131は、発行した仮想パッケージデータアクセス要求が、再生制御データの読込み要求であった場合は、そのデータを再生制御部131にて処理する。また、発行した仮想パッケージデータアクセス要求が、映像音声ストリームデータの読込み要求であった場合は、再生制御部131は、読み出されたデータを、メモリ125からデコーダ部102に転送するとともに、デコーダ部102にデコード開始要求を行うことで、映像音声ストリームデータをデコードさせる。
<共有書換型記録媒体(ビルドインメモリ110)のローカルストレージ領域へのアクセス方法について>
この場合にも、再生制御部131は、データアクセス制御部135に対して仮想パッケージデータアクセス要求を行う。データアクセス制御部135は、仮想パッケージデータアクセス要求を受けると、アクセスデバイス種別確認要求を、VPDFS処理部122に対して行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、VPDFS処理部122からアクセスデバイス種別確認応答結果を得る。
ここで、VPDFS処理部122からのアクセスデバイス種別確認応答結果が、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してローカルストレージアクセス可否確認要求を行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132からローカルストレージアクセス可否確認応答結果を得る。なお、LSA使用判定部132は、メモリ125に記憶されている、共有書換型記録媒体が使用中であることを示す共有メモリ使用可否情報が「有効」を示す場合には、アクセス不可を示すローカルストレージアクセス可否確認応答結果を生成し、共有メモリ使用可否情報が「無効」を示す場合には、アクセス可能を示すローカルストレージアクセス可否確認応答結果を生成する。
LSA使用判定部132から得られるローカルストレージアクセス可否確認応答結果がアクセス可能であれば、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132にローカルストレージアクセス開始通知を行った後、VPDFS処理部122にローカルストレージ領域アクセス要求を送る。VPDFS処理部122は、受け取ったローカルストレージ領域アクセス要求をビルドインメモリ110に送る。
ビルドインメモリ110は、受け取ったローカルストレージ領域アクセス要求が読込み要求であった場合、ローカルストレージ領域111からデータを読み出す。そして、ビルドインメモリ110は、読み出されたデータをVPDFS処理部122に送り、VPDFS処理部122は、送られてきたデータをメモリ125に記憶させる。VPDFS処理部122は、ローカルストレージ領域111からのデータの読み込みを完了すると、データアクセス制御部135に対してローカルストレージアクセス完了通知を行う。ローカルストレージアクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してローカルストレージアクセス終了通知を行った後、再生制御部131に対して仮想パッケージデータアクセス完了通知を行う。
仮想パッケージデータアクセス完了通知を受け取った再生制御部131は、BDアクセス時と同様に、発行した仮想パッケージデータアクセス要求が再生制御データの読込み要求であった場合は、再生制御部131にて処理する。また、再生制御部131は、発行した仮想パッケージデータアクセス要求が映像音声ストリームデータの読込み要求であった場合は、読み込まれたデータをメモリ125からデコーダ部102に転送し、デコーダ部102にデコード開始要求を行うことで、映像音声ストリームデータをデコードさせる。
一方、ビルドインメモリ110は、受け取ったローカルストレージ領域アクセス要求が書込み要求であった場合、VPDFS処理部122から、メモリ125に記憶されているデータが送られてくるため、この送られてきたデータをローカルストレージ領域111に記録する。VPDFS処理部122は、ローカルストレージ領域111へのデータの書き込みを完了すると、データアクセス制御部135に対して、ローカルストレージアクセス完了通知を行う。ローカルストレージアクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してローカルストレージアクセス終了通知を行った後、再生制御部131に対して仮想パッケージデータアクセス完了通知を行う。
ここで、LSA使用判定部132は、デバイスアクセス期間となる、ローカルストレージアクセス開始通知からローカルストレージアクセス終了通知までの間、メモリ125に記憶されている共有メモリ使用可否情報を「有効」にする。なお、LSA使用判定部132は、ローカルストレージアクセス終了通知を受けると、共有メモリ使用可否情報を「無効」にする。
<共有書換型記録媒体(ビルドインメモリ110)のアプリケーションデータ領域へのアクセス方法について>
プログラム実行部133が、ビルドインメモリ110のアプリケーションデータ領域112にアクセスする際の処理について説明する。
アプリケーションデータ領域112には、ユーザが再生装置100の再生装置設定画面で設定した設定情報データ、再生停止時の再生位置レジューム情報データ、音楽ファイル若しくは動画ファイル等が記録されたメモリデバイスの再生リスト情報、又は、再生装置100の制御部120のプログラム更新用データ等が、ファイルとして保存される。
例えば、ユーザが再生装置設定画面を表示させる場合、プログラム実行部133は、アプリケーションデータ領域112に記録された再生装置設定データファイルを読み込むために、ADアクセス処理部134に対してアクセス要求を行う。アクセス要求を受けたADアクセス処理部134は、データアクセス制御部135に対してファイルシステムデータアクセス要求を行う。
データアクセス制御部135は、ファイルシステムデータアクセス要求を受けると、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求か、メモリデバイス170へのアクセス要求かを問い合わせるアクセスデバイス種別確認要求を、FS処理部123に対して行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、FS処理部123からアクセスデバイス種別確認応答結果を得る。ここで、ファイルシステムデータアクセス要求には、所望のファイルにアクセスするためのフルパス情報又は相対パス情報が含まれている。FS処理部123は、このパス情報に基づいて、メモリ125に記憶されているファイルシステムデータに含まれるファイル・アロケーション・テーブル及び記録デバイスを識別するための識別情報を参照して、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求か、メモリデバイス170へのアクセス要求かを判断する。そして、FS処理部123は、その判断結果に従って、アクセスデバイス種別確認応答結果を生成する。
ここで、FS処理部123からのアクセスデバイス種別確認応答結果がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してアプリケーションデータアクセス可否確認要求を行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132からアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果を得る。なお、LSA使用判定部132は、メモリ125に記憶されている共有メモリ使用可否情報が「有効」を示す場合には、アクセス不可を示すアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果を生成し、共有メモリ使用可否情報が「無効」を示す場合には、アクセス可能を示すアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果を生成する。
LSA使用判定部132から得られるアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果がアクセス可能であれば、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してアプリケーションデータアクセス開始通知を行った後、FS処理部123にアプリケーションデータ領域アクセス要求を送る。そして、FS処理部123は、受け取ったアプリケーションデータ領域アクセス要求をビルドインメモリ110に送る。
ビルドインメモリ110は、FS処理部123からのアプリケーションデータ領域アクセス要求を受けると、アプリケーションデータ領域112からデータを読み出す。そして、ビルドインメモリ110は、読み出されたデータをFS処理部123に送る。FS処理部123は、送られてきたデータをメモリ125に記憶させる。FS処理部123は、アプリケーションデータ領域112からのデータの読み込みを完了すると、データアクセス制御部135に対して、アプリケーションデータ領域アクセス完了通知を行う。アプリケーションデータ領域アクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してアプリケーションデータアクセス終了通知を行った後、再生制御部131に対してファイルシステムデータアクセス完了通知を行う。
ファイルシステムデータアクセス完了通知を受け取ったADアクセス処理部134は、プログラム実行部133に対してアクセス完了を通知する。プログラム実行部133は、メモリ125から再生装置設定データを読み込み、GUI用のグラフィックデータとして再生装置設定画面の映像データを構築する。そして、プログラム実行部133は、生成された映像データを出力制御部103に送る。出力制御部103は、受け取った映像データを、デコーダ部102で復号化された映像データに重畳することで、再生装置設定画面をモニタ160に表示させる。
次に、モニタ160に表示された再生装置設定画面に基づいて、図示しないリモコン等の入力部を介して、ユーザが設定内容を変更した場合、プログラム実行部133は、再生装置設定データをアプリケーションデータ領域112の再生装置設定データファイルに書き戻す必要がある。そこで、プログラム実行部133は、アプリケーションデータ領域112に変更された再生装置設定データファイルを書き込むために、ADアクセス処理部134に対してアクセス要求を行う。アクセス要求を受けたADアクセス処理部134は、データアクセス制御部135に対してファイルシステムデータアクセス要求を行う。
データアクセス制御部135は、ファイルシステムデータアクセス要求を受けると、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求か、メモリデバイス170へのアクセス要求かを問い合わせるアクセスデバイス種別確認要求を、FS処理部123に対して行う。ここで、FS処理部123からのアクセスデバイス種別確認応答結果がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してアプリケーションデータアクセス可否確認要求を行う。LSA使用判定部132から得られるアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果がアクセス可能であれば、データアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対してアプリケーションデータアクセス開始通知を行った後、FS処理部123にアプリケーションデータ領域アクセス要求を送る。FS処理部123は、受け取ったアプリケーションデータ領域アクセス要求を、ビルドインメモリ110に送る。
ビルドインメモリ110は、FS処理部123からのアプリケーションデータ領域アクセス要求を受け、さらに、FS処理部123から、メモリ125に記憶されている再生装置設定データが送られてくると、この送られてきた再生装置設定データを、再生設定データファイルとして、アプリケーションデータ領域112に記録する。FS処理部123は、アプリケーションデータ領域112へのデータの書き込みを完了すると、データアクセス制御部135に対して、アプリケーションデータ領域アクセス完了通知を行う。アプリケーションデータ領域アクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、LSA使用判定部132に対して、アプリケーションデータアクセス終了通知を行った後、ADアクセス処理部134に対してファイルシステムデータアクセス完了通知を行う。ファイルシステムデータアクセス完了通知を受け取ったADアクセス処理部134は、プログラム実行部133に対してアクセス完了を通知する。
ここで、LSA使用判定部132は、デバイスアクセス期間となる、アプリケーションデータアクセス開始通知からアプリケーションデータアクセス終了通知までの間、メモリ125に記憶されている共有メモリ使用可否情報を「有効」にする。なお、LSA使用判定部132は、アプリケーションデータアクセス終了通知を受けると、共有メモリ使用可否情報を「無効」にする。
<書換型記録媒体(メモリデバイス170)へのアクセス方法について>
さらに、共有書換型記録媒体ではないメモリデバイス170へのアクセス方法について説明する。例として、メモリデバイス170に記録されている、マルチメディアフォーマットである音楽ファイル、静止画ファイル又は動画ファイルのAVファイルの再生処理について説明する。
ユーザにより、I/F105にメモリデバイス170が接続されると、デバイス検知部124は、I/F105にデバイスが接続されたことを検知する。デバイス検知部124がI/F105へのデバイスの接続を検知すると、プログラム実行部133は、I/F105に接続されたデバイスのデバイス種別を取得する。デバイス種別がメモリデバイスであった場合、メモリデバイス170に記録されたディレクトリ・ファイル構成から、音楽ファイル、静止画ファイル又は動画ファイルの再生リスト画面を構築するために、プログラム実行部133は、ADアクセス処理部134にアクセス要求を行う。このようなアクセス要求を受けたADアクセス処理部134は、データアクセス制御部135に対してファイルシステムデータアクセス要求を行う。
データアクセス制御部135は、ファイルシステムデータアクセス要求を受けると、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求か、メモリデバイス170へのアクセス要求かを問い合わせるアクセスデバイス種別確認要求を、FS処理部123に対して行う。その応答として、データアクセス制御部135は、FS処理部123からアクセスデバイス種別確認応答結果を得る。
FS処理部123からのアクセスデバイス種別確認応答結果がメモリデバイス170へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、FS処理部123にメモリデバイスアクセス要求を送る。FS処理部123は、受け取ったメモリデバイスアクセス要求を、I/F105を介して、メモリデバイス170に送る。
メモリデバイス170は、FS処理部123からのメモリデバイスアクセス要求を受け、ファイルシステムデータを読み出す。そして、メモリデバイス170は、読み出されたファイルシステムデータをFS処理部123に送る。FS処理部123は、送られてきたファイルシステムデータをメモリ125に記憶させる。FS処理部123は、ファイルシステムデータの読み込みを完了すると、データアクセス制御部135に対してメモリデバイスアクセス完了通知を行う。メモリデバイスアクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、ADアクセス処理部134に対してファイルシステムデータアクセス完了通知を行う。
ADアクセス処理部134は、ファイルシステムデータアクセス完了通知を受けて、プログラム実行部133に対してアクセス完了を通知する。プログラム実行部133は、メモリ125に記憶されたファイルシステムデータを読み出すことで、メモリデバイス170に記録されたディレクトリ・ファイルに基づいて、再生リスト画面の映像データを構築する。そして、プログラム実行部133は、生成された映像データを出力制御部103に送る。出力制御部103は、受け取った映像データを、デコーダ部102で復号化された映像データに重畳することで、再生リスト画面をモニタ160に表示させる。
次に、モニタ160に表示された再生リスト画面に基づいて、図示しないリモコン等の入力部を介して、ユーザが再生するコンテンツを選択した場合、プログラム実行部133は、再生制御部131にユーザが選択したコンテンツに該当するAVファイル情報を通知してコンテンツ再生要求を行う。
再生制御部131は、AVファイルにアクセスする際、データアクセス制御部135に対してファイルシステムアクセス要求を行う。データアクセス制御部135は、ファイルシステムアクセス要求を受けると、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求か、メモリデバイス170へのアクセス要求かを問い合わせるアクセスデバイス種別確認要求をFS処理部123に対して行う。そして、その応答として、データアクセス制御部135は、FS処理部123からアクセスデバイス種別確認応答結果を得る。
FS処理部123からのアクセスデバイス種別確認応答結果がメモリデバイス170へのアクセス要求を示す場合、データアクセス制御部135は、FS処理部123にメモリデバイスアクセス要求を送る。FS処理部123は、受け取ったメモリデバイスアクセス要求を、I/F105を介して、メモリデバイス170に送る。
メモリデバイス170は、FS処理部123からのメモリデバイスアクセス要求を受け、AVファイルを読み出し、読み出されたAVファイルをFS処理部123に送る。FS処理部123は、送られてきたAVファイルをメモリ125に記憶させる。ここで読み出されるAVファイルは、映像音声データストリームであるものとする。FS処理部123は、データの読み込みを完了すると、データアクセス制御部135に対してメモリデバイスアクセス完了通知を行う。メモリデバイスアクセス完了通知を受け取ったデータアクセス制御部135は、再生制御部131に対してファイルシステムデータアクセス完了通知を行う。
ファイルシステムデータアクセス完了通知を受け取った再生制御部131は、メモリ125に記憶された映像音声データストリームをデコーダ部102に転送し、デコーダ部102に映像音声ストリームデータをデコードさせる。
また、高機能な再生リスト画面を構築する場合、プログラム実行部133は、音楽ファイルのヘッダーファイルに記録されたタグ情報を読み込み、タグ情報に含まれるアーティスト情報、曲名情報、アルバム情報及び作曲者情報等に対して前記同様の処理を行うことで、再生リストのデータベースを構築して再生リスト画面においてソートすることで検索機能を有してもよい。
さらに、再生リストのデータベース情報をアプリケーションデータ領域112に再生リストデータベースファイルとして保存し、ユーザがメモリデバイス170の着脱時に、接続されたメモリデバイス170が再生リストデータベースファイルの保存時のメモリデバイスか否かを判断することで、再生リストのデータベースの再構築処理時間を高速化してもよい。
これまで、読込専用記録媒体が挿入された場合の処理、読込専用記録媒体へのアクセス方法、共有書換型記録媒体のローカルストレージ領域へのアクセス方法、共有書換型記録媒体のアプリケーションデータ領域へのアクセス方法及び書換型記録媒体へのアクセス方法を説明した。次に、LSA使用判定部132が有する共有メモリ使用可否情報が「有効」を示す場合に、ビルドインメモリ110の別の領域にアクセスが生じた時も含めたアクセス処理について図3を用いて説明を行う。
図3はデータアクセス制御部135での処理を示すフローチャートである。図3のフローは、データアクセス制御部135がアクセス要求を受け取ることにより開始される。
ステップS10では、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求が仮想パッケージデータファイルシステムへのアクセス要求か否かを判断する。データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求が仮想パッケージデータアクセス要求である場合には、受け取ったアクセス要求が仮想パッケージデータファイルシステムへのアクセス要求であると判断し(S10:Yes)、処理はステップS11に進む。一方、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がファイルシステムデータアクセス要求である場合には、受け取ったアクセス要求が仮想パッケージデータファイルシステムへのアクセス要求ではないと判断し(S10:No)、処理はステップS16に進む。
ステップS11では、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がローカルストレージ領域111へのアクセス要求であるか否かを判断する。VPDFS処理部122への問い合わせに対するアクセスデバイス種別確認応答結果がBDドライブ101へのアクセス要求を示す場合には、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がローカルストレージ領域111へのアクセス要求ではないと判断し(S11:No)、処理はステップS12に進む。一方、そのアクセスデバイス種別確認応答結果がローカルストレージ領域111へのアクセス要求を示す場合には、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がローカルストレージ領域111へのアクセス要求であると判断し(S11:Yes)、処理はステップS13に進む。
ステップS12では、データアクセス制御部135は、BDドライブ101へのアクセス要求を行う。
ステップS13では、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域112へのアクセス中か否かを判断する。LSA使用判定部132への問い合わせに対する応答であるローカルストレージアクセス可否確認応答結果がアクセス可能を示す場合には、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域112へのアクセス中ではないと判断して(S13:No)、処理はステップS14に進む。一方、そのローカルストレージアクセス可否確認応答結果がアクセス不可を示す場合には、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域112へのアクセス中であると判断して(S13:Yes)、処理はステップS15に進む。
ステップS14では、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求を行う。
ステップS15では、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域112へのアクセスを中断する。そして、処理は、ステップS14に進み、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求を行う。ステップS15において、アプリケーションデータ領域112へのアクセスを中断する際、データアクセス制御部135は、ADアクセス処理部134に対して、VPDFS処理部122からローカルストレージアクセス完了通知を受け取るまで中断することを通知するために、アプリケーションデータ領域アクセスキャンセル通知を行う。そして、データアクセス制御部135は、VPDFS処理部122からローカルストレージアクセス完了通知を受け取った後に、再度アプリケーションデータアクセス要求が可能になったことを通知するアプリケーションデータアクセス可能通知をADアクセス処理部134に行う。ADアクセス処理部134は、アプリケーションデータ領域アクセスキャンセル通知を受け取ると、プログラム実行部133に対してアクセスキャンセルを通知する。また、ADアクセス処理部134は、アプリケーションデータアクセス可能通知を受け取ると、プログラム実行部133に対してアクセス可能を通知する。プログラム実行部133は、アクセスキャンセルの通知を受け取るとアクセス可能の通知が行われるまで、ADアクセス処理部134に対する、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を遅延させる。言い換えると、プログラム実行部133は、アクセスキャンセルの通知を受け取ると、アクセス可能の通知が行われた後に、キャンセルされたアクセス要求(アクセス完了を受け取る前にアクセスのキャンセルの通知を受け取ったアクセス要求)を、再度ADアクセス処理部134に送る。
ステップS16では、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求であるか否かを判断する。FS処理部123への問い合わせに対するアクセスデバイス種別確認応答結果がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を示す場合には、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求であると判断し(S16:Yes)、処理はステップS17に進む。一方、そのアクセスデバイス種別確認応答結果がメモリデバイス170へのアクセス要求を示す場合には、データアクセス制御部135は、受け取ったアクセス要求がアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求ではないと判断し(S16:No)、処理はステップS20に進む。
ステップS17では、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111へのアクセス中か否かを判断する。LSA使用判定部132への問い合わせに対する応答であるアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果がアクセス不可を示す場合には、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111へのアクセス中であると判断して(S17:Yes)、処理はステップS18に進む。一方、そのアプリケーションデータアクセス可否確認応答結果がアクセス可能を示す場合には、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111へのアクセス中ではないと判断して(S17:No)、処理はステップS19に進む。
ステップS18では、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域へのアクセスを拒否するため、ADアクセス処理部134に対してアプリケーションデータ領域アクセスキャンセル通知を行う。ADアクセス処理部134は、アプリケーションデータ領域アクセスキャンセル通知を受けると、プログラム実行部133にアクセスキャンセルを通知する。プログラム実行部133は、ステップS15と同様に、アクセス可能の通知が行われるまでADアクセス処理部134に対する、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を遅延させる。
ステップS19では、データアクセス制御部135は、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求を行う。
一方、ステップS20では、データアクセス制御部135は、メモリデバイス170へのアクセス要求を行う。
以上、実施の形態1に係る再生装置100によれば、ローカルストレージ領域用デバイスとアプリケーションデータ領域用デバイスとを兼用してもローカルストレージとして必要な転送速度を低下させることを防ぐことができる。アプリケーションデータ領域112へのアクセス中に、ローカルストレージ領域111へのアクセス要求があった場合には、アプリケーションデータ領域112へのアクセスが中断されることで、優先的にローカルストレージ領域111にアクセスを行うことができる。ローカルストレージ領域111へのアクセス中にアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求があった場合には、アプリケーションデータ領域112へのアクセスを抑制することができる。
また、以上に記載した実施の形態1では、データアクセス制御部135は、再生制御部131又はADアクセス処理部134からのアクセス要求に応じて、読込専用記録媒体、共有書換型記録媒体のローカルストレージ領域、共有書換型記録媒体のアプリケーションデータ領域及び書換型記録媒体の何れにアクセスするかを判断し、共有書換型記録媒体へのアクセス状況に応じて、VPDFS処理部122又はFS処理部123へのアクセス要求を行っている。しかしながら、このような構成に限定されるものではない。例えば、仮想パッケージデータ(の仮想ファイルシステム)が存在する間は、LSA使用判定部132は、ローカルストレージ領域111を有するメモリが使用中であることを示す共有メモリ使用可否情報を「有効」にしてもよい。これにより、データアクセス制御部135は、BDドライブ101とローカルストレージ領域111とにより仮想パッケージデータが構築されているか否かを判断し、アプリケーションデータ領域112へのアクセス要求は、図3のS16〜S20のステップのみで行うことができる。これにより、上記と同様に、ローカルストレージとして必要な転送速度を低下させることを防ぐことができる。
また、データアクセス制御部135は、ローカルストレージ領域111とアプリケーションデータ領域112とを有するビルドインメモリ110の最大転送速度を監視し、ローカルストレージ領域111へのアクセス中であっても、ADアクセス処理部134からのアクセス要求におけるアクセスファイルのファイルサイズが予め定められた値よりも小さく、同時にアクセスを行ってもローカルストレージとして必要な転送速度を確保できる場合は、アクセスを行ってもよい。これにより、ローカルストレージ領域111及びアプリケーションデータ領域112に同時にアクセスしても、ローカルストレージとして必要な転送速度を維持することができる。
以上に記載された実施の形態1では、ビルドインメモリ110にローカルストレージ領域111とアプリケーションデータ領域112とを形成したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、ビルドインメモリ110が再生装置100に備えられておらず、メモリデバイス170にローカルストレージ領域111とアプリケーションデータ領域112とが形成され、上記と同様の処理が行われてもよい。
以上に記載された実施の形態1では、LSA使用判定部132は、デバイスアクセス期間となる、ローカルストレージアクセス開始通知からローカルストレージアクセス終了通知までの間と、アプリケーションデータアクセス開始通知からアプリケーションデータアクセス終了通知までの間とにおいて、共有メモリ使用可否情報を「有効」にしているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、共有メモリ使用可否情報として、ローカルストレージにアクセス中か否かを示すローカルストレージアクセス使用可否情報と、アプリケーションデータにアクセス中か否かを示すアプリケーションデータアクセス使用可否情報とが、メモリ125に記憶されていてもよい。さらに、ローカルストレージアクセス使用可否情報とアプリケーションデータアクセス使用可否情報との各々に、書込み要求による使用可否情報なのか、読込み要求による使用可否情報なのかを示す情報を持たせてもよい。
実施の形態2.
以下、実施の形態2について、図面を参照して説明する。
図4は、実施の形態2に係る再生装置200の構成を概略的に示すブロック図である。この再生装置200は、リアエンターテインメントシステム等で複数のモニタ260A、206B及びスピーカ261A、261Bに接続されており、同一コンテンツの視聴、又は、異なるコンテンツの視聴ができるように構成されている。
図4に示すように、再生装置200は、BDドライブ101と、第1デコーダ部202Aと、第2デコーダ部202Bと、第1出力制御部203Aと、第2出力制御部203Bと、ネットワークデバイス104と、第1インターフェース(以下、第1I/Fという)205Aと、第2インターフェース(以下、第2I/Fという)205Bと、ビルドインメモリ110と、制御部220とを備える。実施の形態2に係る再生装置200は、複数のデコーダ部202A、202B、複数の出力制御部203A、203B、及び、複数のI/F205A、205Bを備える点、並びに、制御部220の構成の点、において、実施の形態1に係る再生装置100と異なっている。
実施の形態2に係る再生装置200は、複数のモニタ260A、260B及びスピーカ261A、261Bに接続されている。例えば、第1モニタ260A及び第1スピーカ261Aは、車両の後部座席左側のユーザが視聴するために、車両の後部座席左側に配置されている。また、第2モニタ260B及び第2スピーカ261Bは、車両の後部座席右側のユーザが視聴するために、車両の後部座席右側に配置されている。そして、再生装置200は、第1モニタ260A及び第1スピーカ261Aに映像信号及び音声信号を出力するための第1出力制御部203Aと、第2モニタ260B及び第2スピーカ261Bに映像信号及び音声信号を出力するための第2出力制御部203Bとを備えている。モニタ260A、260B、スピーカ261A、261B、及び、出力制御部203A、203Bは、それぞれ、実施の形態1におけるモニタ160、スピーカ161及び出力制御部103と同様の機能を有している。
第1出力制御部203Aは、実施の形態1のデコーダ部102と同一の機能を有した第1デコーダ部202Aに接続されており、第2出力制御部203Bは、実施の形態1のデコーダ部102と同一の機能を有した第2デコーダ部202Bに接続されている。そして、ユーザが同一コンテンツを同期視聴する場合は、第1デコーダ部202A及び第2デコーダ部202Bの何れか一方の出力信号が、両方の出力制御部203A、203Bに出力され、ユーザが異なるコンテンツを非同期視聴する場合は、それぞれのデコーダ部202A、202Bからの出力信号が、それぞれの出力制御部203A、203Bに出力される。
制御部220は、再生装置200内の各部を制御する。
制御部220は、光ディスク検知部121と、VPDFS処理部122と、FS処理部123と、デバイス検知部124と、メモリ125と、処理部230とを備える。実施の形態2における制御部220は、処理部230の構成において、実施の形態1における制御部120と異なっている。
処理部230は、再生装置200で行う処理を実行する。
図5は、処理部230の構成を概略的に示すブロック図である。図示するように、処理部230は、第1再生制御部231Aと、第2再生制御部231Bと、LSA使用判定部132と、第1プログラム実行部233Aと、第2プログラム実行部233Bと、第1ADアクセス処理部234Aと、第2ADアクセス処理部234Bと、データアクセス制御部235とを備える。
異なるコンテンツを再生可能である実施の形態2では、再生制御部231A、231B、プログラム実行部233A、233B、及び、ADアクセス処理部234A、234Bが、それぞれ複数設けられている。第1再生制御部231A、第1プログラム実行部233A及び第1ADアクセス処理部234Aは、それぞれ、実施の形態1における再生制御部131、プログラム実行部133及びADアクセス処理部134と同一の機能を有している。第2再生制御部231B、第2プログラム実行部233B及び第2ADアクセス処理部234Bは、それぞれ、実施の形態1における再生制御部131、プログラム実行部133及びADアクセス処理部134と同一の機能を有している。
但し、BDドライブ101は、ランダムアクセス可能な記録媒体であるものの光ディスク装置特有のシーク処理があり、第1再生制御部231Aと、第2再生制御部231Bとで異なるシーンを再生することは、光学ドライブの処理パフォーマンス的に実用性に問題がある。このため、第1再生制御部231A及び第2再生制御部231Bは、BDドライブ101へアクセスする処理については、同時に行うことはできず、何れか一方のみが行うことができる。言い換えると、実施の形態2における再生装置200は、BDドライブ101を使用する場合には、同一コンテンツの同期視聴しか行うことができない。
データアクセス制御部235は、第1再生制御部231A、第1ADアクセス処理部234A、第2再生制御部231B、第2アプリケーションデータアクセス部234Bからのアクセス要求に対して、実施の形態1におけるデータアクセス制御部135と同一の処理を行う。
BDドライブ101にBD−ROM150が挿入された場合、VPDFS処理部122がBD−ROM150に記録されたデータと、ビルドインメモリ110のローカルストレージ領域111に記録されたデータと、を組み合わせた仮想パッケージデータとして扱うことができるように、仮想パッケージデータファイルシステムデータを構築する。そして、実施の形態1の再生制御部131と同様のBDMV再生機能を有する第1再生制御部231A及び第2再生制御部231Bの一方が処理を行うことで、BDMV再生を行い、第1出力制御部203A及び第2出力制御部203Bの少なくとも何れか一方が出力を行うことで、例えば、後部座席左側のユーザ及び後部座席右側のユーザの少なくとも何れか一方がコンテンツを視聴できる。
また、実施の形態2に係る再生装置200は、複数のメモリデバイス270A、270Bを接続することができるように、複数のI/F205A、205Bが設けられている。第1メモリデバイス270A及び第2メモリデバイス270Bは、それぞれ、実施の形態1のメモリデバイス170と同様に、マルチメディアフォーマットのデータをAVファイルとして記録したメモリデバイスであり、SDカード又はHDD等により実現することができる。例えば、第1メモリデバイス270Aは、第1I/F205Aに接続され、第2メモリデバイス270Bは、第2I/F205Bに接続される。
AVファイルを記録したメモリデバイス270A、270Bを再生する場合、第1再生制御部231A及び第2再生制御部231Bの少なくとも何れか一方からのアクセス要求で、実施の形態1の再生制御部131と同様に、AVファイル再生を行い、第1出力制御部203A及び第2出力制御部203Bの少なくとも何れか一方から出力を行うことで、例えば、後部座席左側のユーザ及び後部座席右側のユーザの少なくとも何れか一方が視聴を行うことができる。
実施の形態2では、複数の再生制御部231A、231B、プログラム実行部233A、233B、及び、ADアクセス処理部234A、234Bが、ローカルストレージ領域111及びアプリケーションデータ領域112が形成されたビルドインメモリ110(単一メモリ)に対して、アクセス要求した場合であっても、実施の形態1と同様に、アプリケーションデータ領域112へのアクセスを抑制することができる。
データアクセス制御部235は、第1再生制御部231A又は第2再生制御部231Bからのローカルストレージ領域111へのアクセス要求と、第1ADアクセス処理部234A又は第2ADアクセス処理部234Bからのアプリケーションデータ領域112へのアクセス要求とが同時であった場合、ビルドインメモリ110の最大転送速度を監視し、ローカルストレージとして必要な転送速度を確保するために、第1ADアクセス処理部234A及び第2ADアクセス処理部234Bからのアクセス要求に対して、アクセスする所望のファイルサイズに応じて優先度を設定することができる。例えば、この優先度は、アクセスするファイルのファイルサイズが小さいほど高い優先度となるようにすることができる。データアクセス制御部235は、アクセス要求の優先度に応じて、FS処理部123に対してファイルシステムデータアクセス要求を実施してもよい。例えば、アクセス要求の優先度が高いものから順に、又は、アクセス要求の優先度が予め定められた優先度よりも高いものを選択して、アクセス要求が行われればよい。
100,200 再生装置、 101 BDドライブ、 102 デコーダ部、 202A 第1デコーダ部、 202B 第2デコーダ部、 103 出力制御部、 203A 第1出力制御部、 203B 第2出力制御部、 104 ネットワークデバイス、 105 インターフェース、 205A 第1インターフェース、 205B 第2インターフェース、 110 ビルドインメモリ、 120,220 制御部、 121 光ディスク検知部、 122 仮想パッケージデータファイルシステム処理部、 123 ファイルシステム処理部、 124 デバイス検知部、 125 メモリ、 130,230 処理部、 131 再生制御部、 231A 第1再生制御部、 231B 第2再生制御部、 132 ローカルストレージ領域使用判定部、 133 プログラム実行部、 233A 第1プログラム実行部、 233B 第2プログラム実行部、 134 アプリケーションデータアクセス処理部、 234A 第1アプリケーションデータアクセス処理部、 234B 第2アプリケーションデータアクセス処理部、 135,235 データアクセス制御部。

Claims (17)

  1. 第1の記録部に記録された第1のデータ、及び、ローカルストレージ領域及びアプリケーションデータ領域を有する第2の記録部の当該ローカルストレージ領域に記録された第2のデータの組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱い、当該仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを行う仮想パッケージデータファイルシステム処理部と、
    前記アプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部と、
    前記仮想パッケージデータの再生を制御する再生制御部と、
    前記アプリケーションデータを処理する処理実行部と、
    前記再生制御部からの、前記仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを要求する第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせるとともに、前記処理実行部からの、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを要求する第2のアクセス要求に従って、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせるデータアクセス制御部と、を備え、
    前記データアクセス制御部は、前記再生制御部からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理部による前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部による前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせること
    を特徴とする再生装置。
  2. 前記データアクセス制御部は、前記処理実行部からの第2のアクセス要求に従って、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせているときに、前記再生制御部から、前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求する第1のアクセス要求を受け取った場合には、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みをキャンセルして、当該受け取られた第1アクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせること
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記データアクセス制御部は、前記処理実行部からの第2のアクセス要求を受け取ったときに、前記再生制御部からの第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせている場合には、当該受け取られた第2のアクセス要求を拒否すること
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記データアクセス制御部は、前記処理実行部からの第2のアクセス要求を受け取ったときに、前記再生制御部からの第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせている場合には、当該受け取られた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータのサイズが、予め定められたサイズよりも小さければ、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせ、当該受け取られた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータのサイズが、予め定められたサイズ以上であれば、当該受け取られた第2のアクセス要求を拒否すること
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記データアクセス制御部は、前記処理実行部からの第2のアクセス要求を受け取ったときに、前記再生制御部からの第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせている場合には、当該受け取られた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータの優先度に基づいて、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせること
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 前記優先度は、前記アプリケーションデータのサイズが小さいほど高い値になること
    を特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  7. 前記第1の記録部は、
    前記第1のデータを記録する再生専用記録媒体が挿入され、当該再生専用記録媒体から前記第1のデータを読み出すことのできるドライブ部により構成されていること
    を特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の再生装置。
  8. 前記再生制御部は、再生する前記仮想パッケージデータを特定し、
    前記再生制御部が特定した前記仮想パッケージデータの再生を行う再生部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の再生装置。
  9. 前記再生制御部、前記再生部及び前記処理実行部は、複数備えられていること
    を特徴とする請求項8に記載の再生装置。
  10. 想パッケージデータの再生を制御する再生制御過程と、
    前記再生制御過程からの第1のアクセス要求に従って、第1の記録部に記録された第1のデータと、第2の記録部のローカルストレージ領域に記録された第2のデータとを組み合わせた仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行う仮想パッケージデータ処理過程と、
    前記第2の記録部のアプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータを処理する処理実行過程と、
    前記処理実行過程からの第2のアクセス要求に従って、前記第2の記録部のアプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行うファイルシステム処理過程と、
    前記再生制御過程からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理過程での前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータ処理過程での前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせるデータアクセス制御過程と、を有すること
    を特徴とする制御方法。
  11. 前記データアクセス制御過程は、前記ファイルシステム処理過程で前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みが行われているときに、前記再生制御過程から、前記ローカルストレージ領域に対する読み込み又は書き込みを要求する第1のアクセス要求が発せられた場合には、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みをキャンセルして、当該発せられた第1アクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータ処理過程に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせること
    を特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記データアクセス制御過程は、前記処理実行過程から第2のアクセス要求が発せられたときに、前記仮想パッケージデータ処理過程が前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行っている場合には、当該発せられた第2のアクセス要求を拒否すること
    を特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  13. 前記データアクセス制御過程は、前記処理実行過程から第2のアクセス要求が発せられたときに、前記仮想パッケージデータ処理過程が前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行っている場合には、当該発せられた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータのサイズが、予め定められたサイズよりも小さければ、前記ファイルシステム処理過程に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせ、当該発せられた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータのサイズが、予め定められたサイズ以上であれば、当該受け取られた第2のアクセス要求を拒否すること
    を特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  14. 前記データアクセス制御過程は、前記処理実行過程から第2のアクセス要求が発せられたときに、前記仮想パッケージデータ処理過程が前記ローカルストレージ領域に対する前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行っている場合には、当該発せられた第2のアクセス要求により読み込み又は書き込みを行う前記アプリケーションデータの優先度に基づいて、前記ファイルシステム処理過程に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせること
    を特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  15. 前記優先度は、前記アプリケーションデータのサイズが小さいほど高い値になること
    を特徴とする請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記第1の記録部は、
    前記第1のデータを記録する再生専用記録媒体が挿入され、当該再生専用記録媒体から前記第1のデータを読み出すことのできるドライブ部により構成されていること
    を特徴とする請求項10から15の何れか一項に記載の制御方法。
  17. コンピュータを、
    第1の記録部に記録された第1のデータ、及び、ローカルストレージ領域及びアプリケーションデータ領域を有する第2の記録部の当該ローカルストレージ領域に記録された第2のデータの組み合わせを、仮想パッケージデータとして扱い、当該仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを行う仮想パッケージデータファイルシステム処理部、
    前記アプリケーションデータ領域に記録されたアプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部、
    前記アプリケーションデータの読み込み及び書き込みを行うファイルシステム処理部、
    前記仮想パッケージデータの再生を制御する再生制御部、
    前記アプリケーションデータを処理する処理実行部、及び、
    前記再生制御部からの、前記仮想パッケージデータの読み込み及び書き込みを要求する第1のアクセス要求に従って、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部に前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを行わせるとともに、前記処理実行部からの、前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを要求する第2のアクセス要求に従って、前記ファイルシステム処理部に前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みを行わせるデータアクセス制御部、として機能させるためのプログラムであって、
    前記データアクセス制御部は、前記再生制御部からの第1のアクセス要求が前記ローカルストレージ領域に対して読み込み又は書き込みを要求するものである場合には、前記ファイルシステム処理部による前記アプリケーションデータの読み込み又は書き込みよりも、前記仮想パッケージデータファイルシステム処理部による前記仮想パッケージデータの読み込み又は書き込みを優先して行わせること
    を特徴とするプログラム。
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