JP5900774B2 - ヘルメット&帽子扇風機 - Google Patents
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筐体裏面の外部上端から下向に送気孔の手前まで、幅は筐体の幅ないし少し狭く、略矩形状の弾性を持ったバンド受けクッションを設け、このバンド受けクッション下端の裏側筐体外部に、柔軟性を備えた面ファスナー雄のような帯状部材の扇風機取付け帯下端を固定して略U字状に曲げて設け、筐体外部上面には扇風機取付け帯の上端付近を圧着固定する略矩形状の面ファスナー雌のような帯固定部を設け、バンド受けクッションと扇風機取付け帯の間にヘルメットや帽子のバンド部分を挟み扇風機取付け帯で締付けて、帯固定部に指で圧着固定することで、ヘルメット&帽子扇風機がヘルメットや帽子から外れないように装着されて安心して使用できるのである。
送気装置は必ずしも筐体内部で固定されている必要はなく、送気方向を使用者の首筋から後頭部にかけて希望する方向に広く調節できるように、送気装置を送気装置支持枠に固定して、上下方向に揺動できるようにしてもよく、その場合は、送気装置支持枠両側面の揺動中心部分である水平軸芯の位置に、支持軸を固定する雌ネジ穴を設け、送気装置支持枠が上下方向に揺動できる水平軸芯の位置に、筐体裏面の左右側面に支持軸を通す軸受け穴を設け、先端部分が雄ネジになった支持軸を、軸受け穴に通して、送気装置を左右から挟み上下方向に揺動できるように、送気装置支持枠両側面の雌ネジ穴にネジ込み固定して、筐体裏面側面に飛び出た支持軸に送気方向調節ツマミを設け、使用者が好みの送気方向を調節できるようにする。
以上を特徴とするヘルメット&帽子扇風機である。
更に、送気装置と連動した送気方向調節ツマミを設けておけば、使用者が上下方向に略20度ずつの範囲で好みの送気位置を選択できるのである。
またヘルメットに取付けた場合、ヘルメットの外側に出っ張ることもなく作業中に物にぶつかり損傷の恐れもない。もし物にぶつかった場合でも、バンド受けクッションが頭部への衝撃を吸収するので安心である。
ヘルメットや帽子への着脱も、バンド受けクッションと扇風機取付け帯の間にヘルメットや帽子のバンド部分を挟み、扇風機取付け帯で締付けて、筐体上面の帯固定部に指で圧着して固定するだけでよい。取外す場合も、圧着部分の扇風機取付け帯を指で剥がして取外すだけでよいので簡単である。
筐体(2)裏面の外部上端から下向に送気孔(3)の手前まで、幅は筐体(2)の幅ないし少し狭く、略矩形状の弾性を持ったバンド受けクッション(17)を設け、このバンド受けクッション(17)下端の裏側筐体(2)外部に、柔軟性を備えた面ファスナー雄のような帯状部材の扇風機取付け帯(18)下端を固定して略U字状に曲げて設け、筐体(2)外部上面には扇風機取付け帯(18)の上端付近を圧着固定する略矩形状の面ファスナー雌のような帯固定部(19)を設け、バンド受けクッション(17)と扇風機取付け帯(18)の間にヘルメット(A)や帽子(B)のバンド(C)部分を挟み扇風機取付け帯(18)で締付けて、帯固定部(19)に指で圧着固定することで、ヘルメット&帽子扇風機(1)がヘルメット(A)や帽子(B)から外れないように装着されて安心して使用できるのである。
なお送気装置(8)は必ずしも筐体(2)内部で固定されている必要はなく、送気方向を使用者の首筋から後頭部にかけて希望する方向に広く調節できるように、送気装置(8)を送気装置支持枠(11)に固定して、上下方向に揺動できるようにしてもよく、その場合は送気装置支持枠(11)両側面の揺動中心部分である水平軸芯の位置に、支持軸(13)を固定する雌ネジ穴(12)を設け、送気装置支持枠(11)が上下方向に揺動できる水平軸芯の位置に、筐体(2)裏面の左右側面に支持軸(13)を通す軸受け穴(14)を設け、先端部分が雄ネジになった支持軸(13)を、軸受け穴(14)に通して、送気装置(8)を左右から挟み上下方向に揺動できるように、送気装置支持枠(11)両側面の雌ネジ穴(12)にネジ込み固定して、筐体(2)裏面側面に飛び出た支持軸(13)に送気方向調節ツマミ(16)を設け、使用者が好みの送気方向を調節できるようにする。
本発明は、以上のような構成であり、以下これの実施形態を説明する。
略箱状の扇風機筐体(2)の頭部側すなわち筐体(2)裏面の内部上方に電池受け(6)を垂直にセットして、ネジ止め等の方法で筐体(2)裏面の内部に固定し、その下に送気孔(3)を開けて送気孔グリル(3a)を取付け、送気孔(3)に合わせて、軸流ファン(10)をモータ(9)軸に固定した送気装置(8)を、気流が使用者の頭部側に送気できる向きにセットして、筐体(2)裏面の内部にネジ止め等の方法で固定する(図1、図3参照)。
次に筐体(2)裏面の左側面にスイッチ(7)の操作ツマミ穴を開けて、スイッチ(7)のツマミが操作できるように、ネジ止め等の方法で筐体(2)内部にスイッチ(7)を固定する(図3参照)。
なお筐体(2)裏面を合成樹脂材で作成して送気孔(3)と送気孔グリル(3a)を一体に成形して、スイッチ(7)の操作ツマミ穴も同時に開けておくのがよい。
更に、送気孔グリル(3a)は頭部側にドーム状に突出させて頭部側と筐体(2)裏面との間に約10ミリの送風空間を設けるのもよい(図示せず)。
次に筐体(2)正面に電池交換用の電池蓋(5)穴を、電池受け(6)から電池が交換 できる位置に開けて、電池蓋(5)を取付け、その下に吸気孔(4)を開けて吸気孔グリル(4a)を取付け、気流が吸気孔(4)から送気装置(8)を通して送気孔(3)へ送気され使用者の頭部を送気気化冷却することができるようにする(図1、図2参照)。
なお筐体(2)正面を合成樹脂材で作成して吸気孔(4)と吸気孔グリル(4a)を一体に成形して電池蓋(5)穴も同時に開けておくのがよい。
ここでは送気装置(8)には直流ファンモータを使用している、また必要に応じて電源電圧昇圧基板、直流ファンモータの回転数調節基板等を設けてもよい(図示せず)。
電池受け(6)は一次電池または二次電池で共用できる乾電池タイプの物であるが、使用する電池に合わせた専用の物でもよい。また筐体(2)に充電器接続用のジャック、電源やモータの状態を示す小さなLED灯などを設けるのもよい(図示せず)。
更に、吸気孔(4)付近にサーミスタ等の温度センサーを設け、外気温に対応して警報音または音声で熱中症予防の注意を呼び掛ける電子基板を備え、あるいは小型の温度計を筐体(2)正面や側面に取付け、熱中症予防の注意を促がし、また清浄な気流を送気するため吸気孔(4)に防塵フィルターを備えるのもよい(図示せず)。
取外す場合も圧着部分の扇風機取付け帯(18)を、指で剥がして取外すだけでよい。
図5は、同じくヘルメット(A)にヘルメット&帽子扇風機(1)を装着した使用状態の略図であるが、バンド挟み込み範囲(D)の下端位置で装着した状態を示している。
このように後頭部への送気気化冷却位置を使用者の好みに応じて上下に変えることができるのである。
図6は、帽子(B)にヘルメット&帽子扇風機(1)を装着した使用状態の略図であるが、一例としてバンド挟み込み範囲(D)の中間位置で、バンド受けクッション(17)と扇風機取付け帯(18)の間に帽子(B)のバンド(C)部分を挟み、扇風機取付け帯(18)で締付けて、帯固定部(19)に指で圧着固定して装着した状態を示している。
この場合もバンド(C)を挟み込む位置を上下に変えることで、帽子(B)に装着した場合でも後頭部への送気気化冷却位置を使用者の好みに応じて上下に変えることができる。
送気気化冷却位置を左右に変える場合はヘルメット(A)や帽子(B)のバンド(C)内で水平方向左右にずらして、ヘルメット&帽子扇風機(1)を装着することで変えることができるのである。
略箱状の扇風機筐体(2)の頭部側すなわち筐体(2)裏面の内部上方に電池受け(6)を垂直にセットして、ネジ止め等の方法で筐体(2)裏面の内部に固定し、その下に送気孔(3)を開けて送気孔グリル(3a)を取付け、送気孔(3)の位置に合わせて、軸流ファン(10)をモータ(9)軸に固定した送気装置(8)を、気流が使用者の頭部側に送気できる向きに取付けるが、更に送気装置支持枠(11)が上下方向に略20度ずつ揺動できるように、送気装置支持枠(11)の水平軸芯の位置で左右側面に支持軸(13)を通す軸受け穴(14)を、開けておくのである(図7、図9参照)。
なお筐体(2)裏面を合成樹脂材で作成し、送気孔(3)と送気孔グリル(3a)を一体に成形し、左右側面には支持軸(13)を通す軸受け穴(14)を、同時に開けておくのがよい。
次に電池蓋(5)穴の右隣にスイッチ(7)の操作ツマミ穴を開けて、スイッチ(7)のツマミが操作できるように、ネジ止め等の方法で筐体(2)内部にスイッチ(7)を固定する(図8参照)。なお、スイッチ(7)は筐体(2)側面に設けてもよい(図示せず)。
次に吸気孔(4)を電池蓋(5)穴の下に開けて吸気孔グリル(4a)を取付ける(図7、図8参照)。
なお筐体(2)正面を合成樹脂材で作成し、吸気孔(4)と吸気孔グリル(4a)を一体に成形し、電池蓋(5)穴とスイッチ(7)の操作ツマミ穴も同時に開けておくのがよい。
次に送気装置(8)を送気装置支持枠(11)にはめ込み、更にかしめ、または接着等の方法で固定して組立てるのである(図7、図9参照)。
この送気装置支持枠(11)は、金属材あるいは合成樹脂材等で作成するのがよい。
支持軸(13)の筐体(2)外部に飛出た形状は、正面左側用はナベ頭状で、ナベ頭ネジをそのまま使用してもよい。正面右側用は送気方向調節ツマミ(16)を、取付けできる長さを設け互いにネジ結合、あるいは接着剤結合等で、送気方向調節ツマミ(16)を取付けできるようにする(図8、図9参照)。
この支持軸(13)は金属材、あるいは合成樹脂材等で作成するのがよい。
この送気方向調節ツマミ(16)は金属材、あるいは合成樹脂材等で作成するのがよい。
このとき使用者が調節した送気方向が使用中の振動等でズレないように、ズレ止めのパッキン(15)を送気装置支持枠(11)両側面と筐体(2)裏面内側との間の左右2ヶ所に挟んで支持軸(13)を通して送気装置支持枠(11)を固定し等の方法によって組立て、筐体(2)裏面側面に飛び出た支持軸(13)に送気方向調節ツマミ(16)をネジ結合、あるいは接着剤結合等で固定して、使用者が、送気方向調節ツマミ(16)を回して上下方向に送気方向を選択できるようにする(図7、図9参照)。
送気方向ズレ止めのパッキン(15)は弾性体状の合成ゴム等で作成した座金状パッキンである(図9参照)。
その場合は送気装置支持枠(11)を省略できるので組立ても簡単になるのである。
更に、正面右側用支持軸(13)はローレットネジを使用して、支持軸(13)にすることで、送気方向調節ツマミ(16)を省略できるので組立ても簡単にすることができる。
また必要に応じて電源電圧昇圧基板や直流ファンモータの回転数調節基板、充電器接続用のジャック、電源やモータの状態を示す小さなLED灯などを設け、更に第1の実施形態で説明した熱中症予防の対策を用いてもよいのである。
略上側が矩形状で下側が略半円形状に下向に飛び出た形状をした扇風機筐体(2)の頭部側で筐体(2)裏面の内部上方に電池受け(6)を水平にセットしてネジ止め等の方法で固定し、その下に送気孔(3)を開け送気孔グリル(3a)を取付け、送気孔(3)に合わせて軸流ファン(10)をモータ(9)軸に固定した送気装置(8)を、気流が使用者の頭部側に送気できる向きにセットしてネジ止め等の方法で固定する(図10、12参照)。
なお筐体(2)裏面を合成樹脂材で作成して送気孔(3)と送気孔グリル(3a)を一体に成形しておくのがよい。
次に筐体(2)正面に電池交換用の電池蓋(5)穴を電池受け(6)の位置に合わせて開けて電池蓋(5)を設け、電池蓋(5)穴の下に吸気孔(4)を開けて吸気孔グリル(4a)を取付け、気流が吸気孔(4)から送気装置(8)を通し送気孔(3)へ送気され使用者の頭部を送気気化冷却することができるようにするのである(図10参照)。
次に吸気孔(4)の右側に正面からスイッチ(7)が操作できるように、スイッチ(7)の操作ツマミ穴を開け,スイッチ(7)のツマミが操作できるように、ネジ止め等の方法で、筐体(2)内部にスイッチ(7)を固定する(図10、図11参照)。
なお筐体(2)正面を合成樹脂材で作成して吸気孔(4)と吸気孔グリル(4a)を一体に成形し、電池蓋(5)穴とスイッチ(7)の操作ツマミ穴も同時に開けておくのがよい。
更に、スイッチ(7)は使用者が使い易い位置であれば、筐体(2)の側面に設けてもよい(図示せず)。
また必要に応じて電源電圧昇圧基板や直流ファンモータの回転数調節基板、充電器接続用のジャック、電源やモータの状態を示す小さなLED灯などを設け、更に、第1の実施形態で説明した熱中症予防の対策を併用するのもよい。
この筐体(2)は合成樹脂材、あるいは金属材等で作成するのがよい。
取外す場合も、圧着部分の扇風機取付け帯(18)を指で剥がして取外すだけでよい。
更に、水平に設けた電池受け(6)の下に送気装置(8)を設け、その下に電池受け(6)を水平に設けて、上下の電池受け(6)で送気装置(8)を挟んだ形状や(図示せず)、電池受け(6)を垂直に設けて、H字状に左右の電池受けで中央の送気装置(8)を挟むような形状のヘルメット&帽子扇風機(1)でもよいのである(図示せず)。
2 筐体
3 送気孔
3a 送気孔グリル
4 吸気孔
4a 吸気孔グリル
5 電池蓋
6 電池受け
7 スイッチ
8 送気装置
9 モータ
10 ファン
11 送気装置支持枠
12 雌ネジ穴
13 支持軸
14 軸受け穴
15 パッキン吸気孔
16 送気方向調節ツマミ
17 バンド受けクッション
18 扇風機取付け帯
19 帯固定部
A ヘルメット
B 帽子
C バンド
D バンド挟み込み範囲
Claims (2)
- 略箱状の扇風機筐体内部上方に電池受けを設け、その下に送気装置を設け、送気装置からの気流が使用者の頭部側に送気できるように頭部側筐体である筐体裏面に送気孔を設け、その反対側である筐体正面に吸気孔を設け、筐体裏面の外部上端から下向に送気孔の手前まで、幅は筐体の幅ないし少し狭く、略矩形状の弾性を持ったバンド受けクッションを設け、このバンド受けクッション下端の裏側筐体外部に、柔軟性を備えた面ファスナー雄のような帯状部材の扇風機取付け帯下端を固定して略U字状に曲げて設け、筐体外部上面には扇風機取付け帯の上端付近を圧着固定する略矩形状の面ファスナー雌のような帯固定部を設け、バンド受けクッションと扇風機取付け帯の間にヘルメットや帽子のバンド部分を挟み扇風機取付け帯で締付けて、帯固定部に指で圧着固定することで、ヘルメット&帽子扇風機がヘルメットや帽子から外れないように装着されて安心して使用できることを特長とするヘルメット&帽子扇風機。
- 送気装置は必ずしも筐体内部で固定されている必要はなく、送気方向を使用者の首筋から後頭部にかけて希望する方向に広く調節できるように、送気装置を送気装置支持枠に固定して、上下方向に揺動できるようにしてもよく、その場合は送気装置支持枠両側面の揺動中心部分である水平軸芯の位置に、支持軸を固定する雌ネジ穴を設け、送気装置支持枠が上下方向に揺動できる水平軸芯の位置に、筐体裏面の左右側面に支持軸を通す軸受け穴を設け、先端部分が雄ネジになった支持軸を、軸受け穴に通して、送気装置を左右から挟み上下方向に揺動できるように、送気装置支持枠両側面の雌ネジ穴にネジ込み固定して、筐体裏面側面に飛び出た支持軸に送気方向調節ツマミを設け、使用者が好みの送気方向を調節できるようにすることを特徴とする請求項1におけるヘルメット&帽子扇風機。
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