JP5897800B2 - 航空機用飛行制御システム - Google Patents

航空機用飛行制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5897800B2
JP5897800B2 JP2011006078A JP2011006078A JP5897800B2 JP 5897800 B2 JP5897800 B2 JP 5897800B2 JP 2011006078 A JP2011006078 A JP 2011006078A JP 2011006078 A JP2011006078 A JP 2011006078A JP 5897800 B2 JP5897800 B2 JP 5897800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
divided
control
independent
actuators
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011006078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011143922A (ja
Inventor
ファーベル マーク
ファーベル マーク
ルカヌゥ アルノー
ルカヌゥ アルノー
モーシオン アントワーヌ
モーシオン アントワーヌ
アンドリュー ローラン
アンドリュー ローラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airbus Operations SAS
Original Assignee
Airbus Operations SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Airbus Operations SAS filed Critical Airbus Operations SAS
Publication of JP2011143922A publication Critical patent/JP2011143922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5897800B2 publication Critical patent/JP5897800B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C13/00Control systems or transmitting systems for actuating flying-control surfaces, lift-increasing flaps, air brakes, or spoilers
    • B64C13/24Transmitting means
    • B64C13/38Transmitting means with power amplification
    • B64C13/50Transmitting means with power amplification using electrical energy
    • B64C13/505Transmitting means with power amplification using electrical energy having duplication or stand-by provisions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C9/00Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
    • B64C9/02Mounting or supporting thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C9/00Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
    • B64C9/04Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders with compound dependent movements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0055Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements
    • G05D1/0077Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements using redundant signals or controls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/50On board measures aiming to increase energy efficiency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、航空機用の飛行制御システムに関し、より詳しくはプライマリ飛行制御に関する。
最新の航空機は、操縦構成要素(制御スティック、方向舵バー等)への機械的作用及び/又は自動操縦からの情報をアナログ信号に変換し、これらの信号を操縦面を操作するアクチュエータに送信して航空機の回転をその3軸を中心に制御可能にした飛行制御システムを有している。
現在、航空分野で最も広く利用されているアクチュエータは油圧サーバ制御“S/C”である。油圧サーボ制御は飛行機の油圧ラックからパイプを経て飛行機の油圧システムに接続されたアクチュエータである。アクチュエータは、飛行機の油圧ポンプにより供給される油圧を操縦面(例えば補助翼、昇降舵、方向舵又はエアブレーキ等)に接続されたアクチュエータのロッドを動かすために供給するサーボ弁を備える。
飛行機の油圧システムは、アナログ電気信号により制御される複数の油圧アクチュエータを給圧する、貯蔵部、ポンプ、フィルタ、高圧及び低圧マニホルド等を備えるいくつかの油圧回路を備えることができる。
前記油圧回路は原動機の各々に使用可能なアクセサリボックス(減速ボックス)に直接接続された油圧機械式 “EDP”(エンジン駆動ポンプ)により、又は“EMP”(電動機ポンプ)により給圧することができる。
“EBHA”(電気バックアップ油圧アクチュエータ)型及び”EHA”(電気静油圧アクチュエータ)型の電気油圧式アクチュエータは最新世代の航空機に見られる。
EBHAは電気及び油圧動力を用いるハイブリッドアクチュエータである。これはメイン油圧回路の損失の場合にアクチュエータに油圧を供給することを可能にするローカル電気ポンプが付加された油圧サーボ制御である。これは飛行機の油圧システムと電気システムの両方に接続される。メイン動力源は油圧システムにより与えられる。油圧システムの欠陥の場合に、アクチュエータの給圧及び制御のためにローカル電気ポンプが電気信号によりスイッチオンされる。
電気油圧式アクチュエータEHAは飛行機の電気回路網に接続され、油圧システムに接続されない。これは貯蔵部及び自立した電気油圧式ポンプによって自前の油圧を発生し、作動ロッドを動かすために必要な油圧動力を発生する。
現在の飛行機の飛行制御アーキテクチャはいくつかの油圧回路を備える。
図11は、A320型の飛行機に使用されているアーキテクチャを示し、このアーキテクチャは飛行機の2つの独立の原動機1610,1620により給圧される3つの油圧回路1601,1602,1603を備え、3Hと呼ばれている。各回路は作動油の貯蔵部、一つ以上のポンプ及び個々のアクチュエータに接続された油圧配管(図示せず)を備える。2つの油圧回路1602,1601はEDPにより給圧され、第3の回路1603はEMPにより給圧される。
もっと具体的にいうと、第1の原動機1610から第1の油圧機械式EDP1611によって動力が取り出され、この動力は第1の回路1601の作動油の加圧を保証する。
同様に、第2の原動機1620から第2の油圧機械式EDP1621によって動力が取り出され、この動力は第2の回路1602の作動油の加圧を保証する。第2の回路1602は電気機械式EMP1622により給圧することもでき、これは原動機が停止する地上で、例えば荷物室のドアを開けるために、第2の油圧機械式ポンプ1621の代わりに、第2の回路1602の作動油の加圧を保証する。
更に、第1の原動機1610及び/又は第2の原動機1620から、電気バーを介して電気機械式ポンプ1613又は1623を給電する発電機によって動力が取り出され、この動力は第3の回路1603の作動油の加圧を保証する。第3の回路はバックアップ風力圧電気RAT1633により加圧することもできる。
翼1100,1200も、水平尾翼1300,1400及び垂直尾翼1500を備える尾翼も、この図に示されている。
プライマリ飛行制御システムは、2つの補助翼1111,1211と、翼上の10個のエアブレーキ1121〜1225と、水平尾翼内の2つの昇降舵(又は高度制御部)と、垂直尾翼内の方向舵(又はフィン)とから構成される。
操縦面は異なる油圧回路1601,1602及び1603に接続された油圧アクチュエータ(図示せず)により制御される。特に、補助翼1111,1211及び昇降舵1331,1431の各々は2つの油圧アクチュエータにより制御される。方向舵1541は3つのアクチュエータにより制御される。10個のエアブレーキ1121−1225の各々は単一の油圧アクチュエータにより制御される。
別のアーキテクチャ(図示せず)はA380型の飛行機に関係し、このアーキテクチャは4つの原動機と、各原動機につき一つのEDPと、2つの油圧回路、即ち各回路につき2つのEDPとを備え、各回路につき2つのEMPが付加される。2つの電気回路がこれらのアクチュエータの電源を完成する。
このサイズの航空機は多数の操縦面を必要とする。それ故、A380型飛行機は16個の補助翼、16個のエアブレーキ、4個の高度制御部及び2個のフィンを備える。
これらの型の飛行機はS/C型、EHA型又はEBHA型の油圧アクチュエータを使用する。これらの油圧アクチュエータはすべて油圧ジャッキを備え、飛行機の最小の操縦面から最大の操縦面を容易に動かすことができる。チャンバ内の滑らかなピストンの摺動(プッシュ/プル)に基づくそれらの動作原理によってこれらのアクチュエータは本質的に固着(binding)を生じにくい。換言すれば、それらの固着の確率は1飛行時間あたり10−9よりはるかに低く、航空安全性からみて殆ど起り得ない。これは、所定の操縦面の固着の長期化は航空安全上壊滅的事態とみなされるため、極めて重要である。換言すれば、このような事態の確率は1飛行時間あたり10−9より低くしなければならず、これは油圧アクチュエータを使用する場合に常である。
しかし、油圧発生構成要素(ポンプ、貯蔵部、マニホルド、吸い込みライン、加圧ライン、コネクタ等)は飛行機の全体的な質量バランスに重要な影響を与える。
加えて、飛行機への油圧管の設置は、順守しなければならない接合部の精密な位置合わせ、他のシステムに関して順守しなければならないレイアウト規則及び実行しなければならない機密性試験評価のために、デリケートで費用のかかる仕事である。
更に、油圧回路の動作を必要とする油圧システムのメインテナンスは、長期の動作を必要とし、従って飛行機の長期の固定化を必要とするとともに、オープン回路を絶縁すること、他のシステムを作動油との接触から保護すること、介入後に再加圧及びパージすること及び機密性検査のための試験を実行することを必要とするために費用がかかる。
現在では、それらの動力源として電源のみを必要とする完全に油圧フリーの電気機械式アクチュエータEMAが存在する。EMAは特にボール又はローラねじを備えるリニア型のもの又は減速ギア及びベアリングを備える回転型のものとすることができる。
それにもかかわらず、EMAアクチュエータは1飛行時間あたり10−9より大きな確率で固着し得る。その理由は、今日まで、EMAアクチュエータは多数のエアブレーキを備える所定の型の飛行機のいくつかのエアブレーキに設置されているだけであったためである。例えば、ボーイングB787は翼内の7対のエアブレーキのうちの2対に対してのみEMAが設置されていた。
本発明の目的は、上述した欠点を解消し、特に複雑な設置を必要とせず、また長期の制限的で費用のかかるメインテナンス処理を必要としない、高信頼性でロバストで簡単な飛行制御システムを提案することにある。
本発明は、操縦面と、飛行機のロール、ヨー、ピッチ及び空力制動の飛行機能を制御する、前記操縦面と関連するアクチュエータとを備える、飛行機用の飛行制御システムにおいて、前記飛行機能の少なくとも一つを制御する前記アクチュエータの全てが電気機械式アクチュエータであり、前記電気機械式アクチュエータと関連する前記操縦面の一部分が分割された操縦面であり、前記分割された操縦面の各々が少なくとも2つの独立した表面からなり、1つの前記電気機械式アクチュエータが固着して関連する前記操縦面の1つの前記独立した表面が固着した場合に、関連する前記操縦面の残りの機能的な前記独立した表面が固着した前記独立した表面とは別に制御可能であり続け、該残りの独立した表面が固着した前記独立した表面の効果に対抗するのみならず飛行機を制御し続けることを特徴とする飛行制御システムとして特定される。
前記分割された操縦面の一部分は、分割された昇降舵及び/又は分割された方向舵及び/又は分割された補助翼を含むことができる。分割された昇降舵の各々は2つの独立した昇降舵表面からなるものとし得る。分割された方向舵の各々は2つの独立した方向舵表面からなるものとし得る。分割された補助翼の各々は2つの独立した補助翼表面からなるものとし得る。
変形例においては、前記分割された操縦面の一部分は分割された昇降舵及び/又は方向舵及び/又は補助翼の各々は3つの独立した表面からなるものとし得る。
前記分割された操縦面の独立した表面の各々は少なくとも1つの電気機械式アクチュエータにより制御するのが有利である。
特に、前記分割された操縦面の独立した表面の各々は同時に機能する少なくとも2つの電気機械式アクチュエータにより制御するのが有利である。
本発明の特定の実施例においては、少なくとも1つのグループの前記分割された操縦面の独立した表面の各々は単一の電気機械式アクチュエータにより制御され、前記分割された操縦面のグループに属する少なくとも1つの独立した表面がバランシング手段を備える。
飛行機の空力制動機能を制御するエアブレーキ操縦面に属する各操縦面は単一の電気機械式アクチュエータにより制御することができる。
前記電気機械式アクチュエータは不可逆伝動に従って構成され、前記電気機械式アクチュエータの不可逆性は回転運動を平行移動に変換する装置により保証されるようにするのが有利である。
変形例においては、飛行機の空力制動機能を制御するエアブレーキ操縦面に属する各操縦面は少なくとも2つの電気機械式アクチュエータにより制御することができる。
前記飛行機能の少なくとも2つを制御する操縦面と関連する電気機械式アクチュエータはすべて同一にするが有利である。
本発明は、上述した特徴のいずれかに基づく飛行制御システムが設けられた飛行機にも関する。
図1は本発明によるプライマリ飛行制御システムの一部分を示す。 図2A〜図2Cは本発明による分割された操縦面を示す。 図3A〜図3Dは本発明による分割された操縦面を示す。 図4A〜図4Dは本発明によるEMAアクチュエータの配分及びディメンショニングの種々の実施例を示す。 図5A〜図5Cは本発明によるEMAアクチュエータの分割及び配分の種々の実施例を示す。 図6A〜図6Bは本発明によるEMAアクチュエータの分割及び配分の種々の実施例を示す。 図7A〜図7Bは本発明によるEMAアクチュエータの分割及び配分の種々の実施例を示す。 図8A〜図8Bは本発明によるEMAアクチュエータの分割及び配分の種々の実施例を示す。 図9は中距離型の通常の飛行機における本発明による飛行制御アーキテクチャの一実施例を示す。 図9の実施例における電気回路によるアクチュエータの配分を示す。 図11は従来既知のプライマリ飛行制御システムのアーキテクチャを示す。
本発明の基本的着想は、飛行機の規定された関連ゾーンにグループ化したアクチュエータ間の相乗効果のおかげ及び適切な場合には飛行操縦面の特定の構成のおかげで、飛行機のプライマリ飛行制御システムにもっと多くのEMA(電気機械式アクチュエータ)を使用することにある。
飛行機のプライマリ飛行制御システムは、ロール、ヨー、ピッチ及び空気力学制動の飛行機能を制御するために、操縦面と、操縦面と関連するアクチュエータとを備える。
本発明によれば、ロール、ヨー、ピッチ及び空気力学制動の飛行機能のうちの少なくとも一つの飛行機能を制御する操縦面と関連するアクチュエータの全てを電気機械式アクチュエータEMAとする。
電気機械式アクチュエータは、問題の機能と関連するアクチュエータに関連する油圧手段の少なくとも一部分を除去することによって航空機を一層電動化することができる。各飛行機能は航空機の関連するゾーンで達成され、これはこのゾーン内の油圧分配路の少なくとも一部分を除去することを可能にし、同時に油圧動力を発生する部分の寸法を減少することを可能にすることに留意されたい。これは飛行機の重量を減少し、メインテナンスを容易にし、コストを低減することを可能にする。必要に応じ、これは少なくとも一つの飛行機能に対して電気機械式アクチュエータを個別参照することを可能にする。加えて、電気機械式アクチュエータは電気静油圧アクチュエータ(EHA)及び電気バックアップ油圧アクチュエータ(EBHA)より信頼できる。なぜなら、電気機械式アクチュエータはより少数の機械的部分を備え、いかなる油圧部分も含まないためである。
2つ、3つ又は4つの飛行機能の任意の組み合わせを電気機械式アクチュエータにより達成することもできる。
図1は、特にロール及び空気力学制動の飛行機能に関する本発明の一つの実施例によるプライマリ飛行制御システムの一部分を示す。
左翼100及び右翼200がこの図に示されている。左翼100は、左補助翼111及び5つの左エアブレーキ121−125を備え、右翼200は右補助翼211及び5つの右エアブレーキ221−225を備える。補助翼111,211及び/又はエアブレーキ121−125,221−225の各々は少なくとも一つの電気機械式アクチュエータ111a1、111a2、211a1、211a2、及び121a−225aにより制御される。
1つのEMAアクチュエータの固着の確率は1飛行時間あたり10−7又は10−8程度であり、従って2つの独立のアクチュエータ(換言すれば2つの独立の操縦面)が同時に固着する確率は1飛行時間あたり10−9よりはるかに低くなり、殆ど起こりえない。
更に、一つの補助翼の固着の結果は飛行機の安全性に対して許容可能なままとなる。なぜなら、固着補助翼の長期化は、依然として使用可能な他の補助翼及び適切な場合にはエアブレーキのおかげで補うことができ、必要な権限をロール軸に維持することができるためである。
更に、エアブレーキの固着の結果は軽微なままであり、依然として使用可能な他のエアブレーキにより容易に補うことができる。
従って、図1の実施例は、空気力学制動機能及び/又はロール飛行機能をEMAアクチュエータにより保証することができ、翼100及び200の中央部及び/又は端部の油圧部分を除去することが可能になる。有利には、両機能がEMAアクチュエータにより保証される場合には、飛行機の翼100及び200から全油圧部分を除去することができる。
飛行機の電力需要は増え続けているため、オンボード発電機はますます多くなり、パワフルになっている。加えて、異種発電機の導入により電気を信頼できる電源として想定できる。最後に、油圧回路により課される制約(流体の存在に起因する重量、維持の困難性など)により油圧回路を電気回路と置き換えることが促されている。
従って、油圧アクチュエータの置換のためにEMAアクチュエータの使用を一般化するのが極めて有利である。それにもかかわらず、EMAアクチュエータは油圧対応物よりも高い固着感受性を有する。
EMAアクチュエータのこの固着の問題を解決するために、本発明はプライマリ飛行制御システムの操縦面の少なくとも一部分を分割することを提案する。もっと詳しく言うと、本発明は、電気機械式アクチュエータと関連する操縦面の少なくとも一部分を分割された操縦面とし、分割された操縦面の各々を少なくとも2つの独立した高速表面で構成することを提案する。
操縦面を分割すると、アクチュエータの固着の場合に、固着表面により誘起される応力に対抗するのみならず飛行機を制御し続けるのに十分機能的な高速表面を得ることができる。加えて、各々の独立した表面のサイズの縮小が与えられると、これらの表面の一つの固着はワンピース操縦面の固着よりも小さい空力抵抗のペナルティを生じる。更に、操縦面の独立した表面への分割はアクチュエータの動力を減少させること、従って航空機又は飛行機の尾翼及び翼内に容易に組み込むことができる小型のアクチュエータを使用することを可能にする。
図2A〜図3Dに示す実施例は、分割された操縦面の部分は分割された補助翼及び/又は分割された昇降舵及び/又は分割された方向舵を含むことを示している。
図2Aの実施例は、各補助翼を2つの独立した表面に分割できることを示す。もっと詳しくいうと、この図は、左補助翼111は2つの独立した表面113及び114からなり、右補助翼211は2つの独立した表面213及び214からなることを示している。
変形例によれば、図2Bは、左及び右補助翼111及び211の各々は3つの独立した表面(それぞれ113−115及び213−215)に分割できることを示している。
従って、補助翼111,211を独立した表面113−215に分割することによって、対応する油圧部分を除去しながらこれらの表面の一つの固着の結果を軽減することができる。
図2Cは、それにもかかわらず、各補助翼111,211は分割しないで(図1の例に示されているような)ワンピース形態のままとしてもよいことを示している。
図3Aは、各昇降舵は2つの独立した表面に分割できることを示している。もっと詳しくいうと、この図は、尾翼の水平尾翼の左側部分300及び右側部分400が左昇降舵31及び右昇降舵431を備えることを示している。左昇降舵331は2つの独立した昇降舵表面333及び334からなる。同様に、右昇降舵431は2つの独立した昇降舵表面433及び434からなる。
変形例によれば、図3Bは、昇降舵331及び431の各々は3つの独立した表面(それぞれ333−335及び433−435)に分割できることを示している。
昇降舵331,431の分割はEMAアクチュエータの使用を可能にし、その結果として尾翼の少なくとも水平尾翼300,400から油圧部分を除去することが可能になる。
図3Cは、尾翼の垂直尾翼500は3つの独立した方向舵表面543,544及び545からなる方向舵541を備えることを示す。方向舵は等しい性能の3つの独立した表面に分割し、独立した表面の各々を1つ、2つ又はそれより多数のアクチュエータで駆動可能にするのが有利である。
従って、一つの独立した表面(例えば543)の固着が飛行機のヨー運動をもたらす。しかし、この軸に対して同じ性能を有する第2の表面(例えば545)の位置を反対方向に制御することによってこのヨー運動を打ち消すことができる。
図3Dは図3Cの変形例を示し、この例では方向舵541は2つの独立した方向舵表面543及び544からなる。このタイプの分割は単発型の飛行機に適応し得る。
方向舵541の分割によりEMAの使用が可能になり、その結果として尾翼の垂直尾翼500から油圧部分を除去することが可能になる。昇降舵331,431及び方向舵541を分割すれば、尾翼全体の油圧部分を除去することができ、有利である。
独立した表面の各々は1つ、2つ又はそれより多数のEMAアクチュエータにより駆動することができ、それらは任意の方法で配分することができる。
一般的に言うと、ワンピース操縦面又は分割された操縦面の独立した表面の各々は少なくとも一つのEMAアクチュエータにより制御される。
もっと具体的に言うと、ワンピース操縦面又は独立した表面の各々は少なくとも2つのEMAにより制御することができ、それらは同時に機能する少なくとも2つのEMAアクチュエータとするのが有利である。これはアクチュエータの容積を低減することを可能にし、従ってそれらを航空機の構造内に組み込むことを容易にすることができる。
図4A−4Dは、1つの操縦面又は独立した表面につき2つのEMAアクチュエータを使用する場合におけるアクチュエータの配分及びディメンショニングの種々の実施例を示す。
図4Aは、ワンピース操縦面651を制御する2つのEMAアクチュエータ651a1及び651a2を使用する第1の実施例であり、2つのEMAアクチュエータ651a1及び651a2の各々は単独でフルパフォーマンスを保証し得る。従って、一つのアクチュエータ故障は飛行機のパフォーマンスに直ちに影響を与えない。
この第1の実施例によれば、名目上の使用可能パワーは100%である所要パワーに比較して200%である。従って、アクチュエータ651a2の故障後の使用可能パワーは100%である。この場合、所要パワーに対するアクチュエータのウェートは200%であり、従ってこの実施例に対応するアーキテクチャの効率は50%である。アーキテクチャの効率は、「一つのアクチュエータが故障の場合の使用可能パワー」と「所要パワーに対するアクチュエータのウェート」との比として定義される。
図4Bは、名目モードにおいて及び一つのアクチュエータの損失(故障)の場合におけるパフォーマンス低下状態においてフルパフォーマンスを提供するために、同時に機能する小型の2つのEMAアクチュエータを使用する第2の実施例である。
所定の表面を動かすために必要なアクチュエータのパワーは、第1に、この表面の量に比例する。同様に、アクチュエータのウェートはこのアクチュエータのパワーに比例する。従って、同一表面に対する2つのEMAアクチュエータの同時駆動はそれらのパワーを加え合わせることができ、よってそれらのディメンショニングを最適にし、それらのサイズを更に縮小することができる。
実際上、図4Bは、2つのEMAアクチュエータ651a3及び651a4がワンピース操縦面651を同時に制御し、2つのEMAアクチュエータ651a3及び651a4の各々は66%のパワーを保証することを示している。この第2の実施例によれば、名目上の使用可能パワーは所要パワーに対して133%であり、従って一つのアクチュエータ651a4の故障の場合における使用可能パワーは66%である。この場合には、所要パワーに対するアクチュエータのウェートは133%であり、従ってこの実施例に対応するアーキテクチャの効率は50%である。
図4Cは、EMAアクチュエータを同時駆動する利点と操縦面を分割する利点を組み合わせた第3の実施例である。
実際上、操縦面の分割は一つのアクチュエータの故障時に空力性能に殆ど損失を誘起しない。なぜなら、高速表面の大部分が100%使用可能なままになるためである。これにより、全ての分割表面に対してアクティブ−アクティブモードを提案することによってアクチュエータのパワーを更に最適化することが可能になる。
もっと具体的に言うと、図4Cは操縦面651を2つの独立した表面653及び654に分割することを示している。第1の独立した表面653は同時に機能する2つのEMA653a5及び653a6により制御され、第2の独立した表面654は同時に機能する2つのEMA654a5及び654a6により制御される。EMAアクチュエータ653a5−654a6の各々は33%のパワーを保証する。
この第3の実施例によれば、名目上の使用可能パワーは、各独立した表面653,654について、50%である所要パワーに比較して66%である。従って、アクチュエータ654a6が故障の場合における全表面に対する使用可能パワーは83%である。この場合には、所要パワーに対するアクチュエータの重みは133%であり、従ってこの実施例に対応するアーキテクチャの効率は62%である。
最後に、図4Dは2つの独立した表面653及び654を備える図4Cの変形例である。独立した表面653及び654の各々は2つのEMAアクチュエータ653a7,653a8及び654a7,654a8により同時に制御され、EMAアクチュエータ653a7−654a8の各々は25%のパワーを保証する。この第4の実施例によれば、名目上の使用可能パワーは、各独立した表面653,654について、50%である所要パワーに対して50%である。従って、一つのアクチュエータが故障の場合における全表面に対する使用可能パワーは75%である。この場合には、所要パワーに対するアクチュエータのウェートは100%であり、従ってこの実施例に対応するアーキテクチャの効率は75%である。
これらの種々の実施例をそれぞれ比較してEMAアクチュエータのディメンショニングを最適化することができる。これらの実施例に対して、操縦面の操作のために所要パワーの100%を使用可能にする必要はないことに留意されたい。100%より低いパワーを使用可能にすることは操縦面の操作を妨げないで、単にその力が小さくなるだけである。
更に、1つの操縦面又は高速表面につき単一のEMAアクチュエータのみを使用することができる。この第2の解決法は飛行機一機あたりのアクチュエータの数を大幅に減らすことができる利点を有する。
しかし、この場合には、アクチュエータの結合部の破裂の場合にこれらの表面がフラッタしないようにするのが有利である。
この場合には、その振動を収斂させるために、例えば表面の重心をヒンジ上に位置させることによって表面をバランスさせることができる。通常の解決法は、例えばATRレンジの補助翼、昇降制御部及び方向舵上で延長コードを使用することからなる。
例えば、少なくとも一つのグループの分割された操縦面の独立した表面の各々が単一の電気機械式アクチュエータにより制御される場合には、分割された操縦面のグループに属する少なくとも一つの独立した表面がバランシング手段を備えるようにすることができる。
一般に、最もバランシングを必要とするのは飛行機の胴体から全ての高速表面上の最も遠い位置である。従って、バランシング手段は、飛行機の胴体に対して最も遠くに位置する、分割された操縦面のグループに属する独立した表面の各々に取り付けるのが有利である。
図5A−5Bは、プライマリ飛行制御の種々の分割された又は分割されてない操縦面に対するEMAアクチュエータの配分の種々の例を示す種々の実施例である。
図5Aは、同時に機能する2つのEMAアクチュエータ111a1及び111a2により駆動されるワンピース左補助翼111及び同時に機能する2つのEMAアクチュエータ211a1及び211a2により駆動されるワンピース右補助翼211を示す。
図5Bは、2つの独立した表面113及び114からなる左補助翼111及び2つの独立した表面213及び214からなる右補助翼211を示す。独立した表面113,114,213及び214の各々は、好ましくはアクティブ−アクティブモードで機能する2つのEMAアクチュエータ113a3−113a4, 114a3−114a4, 213a3−213a4及び214a3−214a4によりそれぞれ駆動される。従って、この構成によれば、4つの独立した補助翼表面に対して8個のEMAアクチュエータが使用される。
図5Cは、3つの独立した表面113,114及び115からなる左補助翼111及び3つの独立した表面213,214及び215からなる右補助翼211を示す。独立表面113−215の各々は単一のEMAアクチュエータ113a5−215a5によりそれぞれ駆動される。従って、この構成によれば、4つの独立した補助翼表面に対して8個のEMAアクチュエータが使用される。場合により、最も遠い独立表面115及び215はそれぞれバランシング手段116及び216を備える。従って、この構成によれば、6個の独立した補助翼表面に対して6個のEMAアクチュエータが使用されるとともに、2つの外側独立表面に対して2つのバランシング手段が使用される。
図6Aは、2つの独立した表面333及び334からなる左昇降舵331及び2つの独立した表面433及び434からなる右昇降舵431を示す。独立した表面333−434の各々は、好ましくはアクティブ−アクティブモードで機能する2つのEMAアクチュエータ333a3−333a4, 334a3−334a4, 433a3−433a4及び434a3−434a4によりそれぞれ駆動される。従って、この構成によれば、4つの独立した昇降舵表面に対して8個のEMAアクチュエータが使用される。
図6Bは、3つの独立した表面333,334及び335からなる左昇降舵331及び3つの独立した表面433,434及び435からなる右昇降舵431を示す。独立した表面333−435の各々は、単一のEMAアクチュエータ333a3−435a3によりそれぞれ駆動される。場合により、最も遠い独立した表面335及び435はそれぞれバランシング手段336及び436を備える。従って、この構成によれば、6個の独立した昇降舵表面に対して6個のEMAアクチュエータが使用されるとともに、2つの外側昇降舵表面335及び435に対して2つのバランシング手段336及び436が使用される。
図7Aは、3つの独立した表面543,544及び545に分割された方向舵541を示す。独立した表面543−545の各々は、好ましくはアクティブ−アクティブモードで機能する2つのEMAアクチュエータ543a1−543a2, 544a1−544a2及び545a1−545a2,によりそれぞれ駆動される。従って、この構成によれば、3つの独立した方向舵表面に対して6個のEMAアクチュエータが使用される。
図7Bは図7Aの変形例であり、3つの独立した表面543−545の各々が単一のEMAアクチュエータ543a,544a及び545aにより駆動され、胴体から最も遠い独立した表面545がバランシング手段546を備えることを示す。従って、この構成によれば、3つの独立した方向舵表面に対して3個のEMAアクチュエータが使用され、独立した上部方向舵表面545に対してバランシング手段546を一つだけ使用すれば十分である。
図7A−7Bの構成は図3Dに示されるような2つの独立した表面に分割された方向舵に対して使用することもできることに留意されたい。
図8Aは、左エアブレーキ及び右エアブレーキを示す。この図は、一例として、翼100及び200の各々の上にそれぞれ設けられた5つのエアブレーキ121−125及び221−225を示す。エアブレーキ121−225の各々は単一のEMAアクチュエータ121a3−225a3により駆動される。必要に応じ、各エアブレーキは2つの独立した表面に分割することができる。従って、例えば1つの翼につき10個の独立エアブレーキ表面を使用することができる。
エアブレーキは、アクチュエータのパワーロスの場合に固定されたままにしなければならない高速表面であることに留意されたい。古典的な解決法はパワーオフブレーキ又はラチェットホイールシステムを使用してなる。
本発明は不可逆伝動に従って構成されたEMAアクチュエータの使用を提案する。EMAアクチュエータの不可逆性は回転運動を平行移動に変換する装置により保証することができる。この変換装置は非可逆ボールスクリュー又はローラスクリュー又は単純スクリューを備えるものとするし得る。装置の不可逆性は従来のパワーロスブレーキ及びラチェットホイールの除去を可能にする利点を有する。
従って、パワーロスの場合には、不可逆EMAアクチュエータがエアブレーキを固定されたままに維持することができる。これは変換装置のコスト低減を可能にすると同時に、パワーオフブレーキ又は任意の他の伸張防止機能部の除去を可能にする。
図8Bは図8Aの変形例であり、各エアブレーキ121−225はそれぞれ2つのEMAアクチュエータ121a1−121a2〜225a1−225a2により同時に駆動される。例えば、1つの翼につき8〜20のエアブレーキを使用することができ、従って1つの翼につき16〜40のEMAアクチュエータを使用することができる。
図5A−7B及び8Bの実施例の全てにおいて、EMAアクチュエータは可逆的アクチュエータである。もっと詳しくいうと、1つのワンピース操縦面又は独立した表面につき少なくとも2つのEMAアクチュエータを使用する実施例では、アクチュエータの1つが故障した場合(固着は除く)、可逆的アクチュエータが操縦面又は独立した表面の運動を許容する。操縦面と関連する種々のアクチュエータは、前記操縦面と関連するアクチュエータの全てのパワーロスの確率が1飛行時間につき10−9より低くなるように、少なくとも2つの異種の分離されたエネルギー源によって付勢するのが有利である。図8Bの実施例の場合には、これは従来のエネルギーロスブレーキ及びラチェットホイールの除去を可能にする利点をもたらす。
図5A−8Bに示す構成の全ての組み合わせが想定されること明らかである。これらの構成は、少なくとも2つの飛行機能を制御する操縦面と関連する電気機械式アクチュエータの全てが同一になるように組み合わせるのが有利である。これは同程度のパワーレベルを必要とする表面の全てに同じ電気機械式アクチュエータを取り付けることを可能にする。
もっと具体的にいうと、図5B,6A,7A及び8B(または図5C,6B,7B及び8A)に示される構成の組み合わせは、補助翼111,211、昇降舵331,431及び方向舵541並びにエアブレーキ121−225の高速表面の全てに同じEMAアクチュエータを取り付けることを可能にする。このアクチュエータの標準化は、生産量を増大し、開発及びメインテナンスを容易にし、従ってコストの低減を可能にする
加えて、本発明によれば(分割されている又は分割されていない)エアブレーキ121−225及び補助翼111,211及び分割された昇降舵331,431及び方向舵541にEMAアクチュエータを用いることによって完全に電動のプライマリ飛行制御システムを得ることができる。
図9は本発明による飛行制御アーキテクチャの一実施例を示し、このシステムは例えば従来の中距離型飛行機に使用できる。このアーキテクチャは、飛行機の2つの独立の原動機610及び620により付勢される3つの電気回路601,602及び603を備える。
第1及び第2の原動機610及び620は、それぞれ第1及び第2のVFG(可変周波数発電機)発電機611及び621及び第1及び第2のPMG(永久磁石発電機)発電機613及び623を駆動する。
第1及び第2の発電機VFG611及び621は可変周波数の電流を第1及び第2の電気回路601及び602にそれぞれ供給する。
第1及び第2の発電機PMG613及び623は一定周波数の電流を第3の電気回路に供給する。
発電機613及び623は互いに結合されて第3の回路603の給電に使用される。変形例として、第3の回路603は発電機613及び623のいずれかで無差別に給電することができる。
有利には、第3の回路603の給電のために、バックアップ風力発電機RATを用いることもできる。
この図には、飛行機の翼100,200及び尾翼300,400及び500に対するプライマリ飛行制御も示されている。
この特定の実施例によれば、プライマリ飛行制御システムは、左補助翼111の2つの独立した表面113,114、右補助翼211の2つの独立した表面213,214、左昇降舵331の2つの独立した表面333,334、右昇降舵431の2つの独立した表面433,434、及び方向舵541の3つの独立した表面543,544,545を備える。
プライマリ飛行制御システムは5つの左エアブレーキ121−125及び5つの右エアブレーキ221−225も備える。
3つの電気回路601,602,603の各々は3つの軸における飛行機の操縦の制御を保証するために有利に使用することができる。
例えば、各独立した補助翼表面は第1及び第3の電気回路601,603又は第2及び第3の電気回路601,603にそれぞれ接続された2つのアクチュエータにより制御することができる。10個のエアブレーキ121−225は第1の電気回路601に接続された4個のアクチュエータ、第2の電気回路602に接続された他の4個のアクチュエータ及び第3の電気回路603に接続された最後の2個のアクチュエータによりそれぞれ制御することができる。2つの第1の独立した昇降舵表面の各々は第1及び第3の電気回路601,603にそれぞれ接続された2つのアクチュエータにより制御することができ、2つの第2の独立した昇降舵表面の各々は第2及び第3の電気回路602,603にそれぞれ接続された2つのアクチュエータにより制御することができる。最後に、独立した方向舵表面の各々は第1、第2及び第3の電気回路の3つの異なる組み合わせの2つの電気回路にそれぞれ接続された2つのアクチュエータにより制御することができる。
もっと具体的にいうと、第1の電気回路601は、左及び右補助翼の独立した外側表面114,214とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ114a1及び214a1)、左及び右昇降舵の独立した外側表面334,434とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ334a1及び434a1)、及び独立した中間及び上部方向舵表面544及び545とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すれば544a1及び545a1)のうちの一つを制御するために使用される。第1の電気回路601は、2つの左エアブレーキとそれぞれ関連するアクチュエータ121a1,123a1及び2つの右エアブレーキそれぞれと関連するアクチュエータ221a1,223a1を制御するためにも使用される。
第2の電気回路602は左及び右補助翼の独立した内側表面113,213とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ113a2及び213a2)、左及び右昇降舵の独立した内側表面333,433とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ333a2及び433a2)、及び独立した下部及び中間方向舵表面543及び544とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すれば543a2及び544a2)のうちの一つを制御するために使用される。第2の電気回路602は、2つの左エアブレーキ122,124及び2つの右エアブレーキ222,224とそれぞれ関連するアクチュエータ122a2,124a2,222a2及び224a2を制御するためにも使用される。
第3の電気回路603は左及び右補助翼の独立した内側表面113,213及び独立した外側表面114,214とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ113a3,213a3,114a3及び214a3)、左及び右昇降舵の独立した内側表面333,433及び独立した外側表面334,434とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すればアクチュエータ333a3,433a3,433a3及び434a3)、及び独立した下部及び上部方向舵表面543及び545とそれぞれ関連する2つのEMAアクチュエータ(換言すれば543a3及び545a3)のうちの一つを制御するために使用される。第3の電気回路603は、左エアブレーキ125及び右エアブレーキ225とそれぞれ関連するアクチュエータ125a3,225a3を制御するためにも使用される。
図10は、図9の実施例に従う電気回路によるアクチュエータの配分を示し、これらの電気回路は航空機の他の制御を提供することもできる。
この図において、それぞれの行は、補助翼113−214、エアブレーキ121−225、昇降舵333−434、方向舵543−545、可変水平安定板(THSA)アクチュエータ711,712、スラット及びWTB(ウイングチップブレーキ)741,743、逆推力装置751,752、MLG(メインランディングギア)761,762、NLG(ノーズランディングギア)及び方位NWS(ノーズホイールスティアリング)773の制御に対応する。
もっと具体的にいうと、第1の電気回路601は、THSA711(左側)、スラット及びWTB721、ブレーキシステム741、第1モータ610の逆推力装置751及びMLG761(左側)に関連するアクチュエータの制御にも使用できる。
第2の電気回路602は、THSA712(右側)、スラット及びWTB732、第2モータ620の逆推力装置752及びMLG762(右側)に関連するアクチュエータの制御にも使用できる。
第3の電気回路603は、スラット及びWTB723、スラット及びWTB733、ブレーキシステム743及びNLG及びNWS773に関連するアクチュエータの制御にも使用できる。
本発明は本発明による飛行制御システムが設けられた航空機にも関する。
従って、本発明による飛行制御システムによれば、高信頼度で低コストのEMAアクチュエータを用いて飛行機をより一層電動化することができ、操縦面又は独立表面のサイズを所要のアクチュエータパワーが等しくなるように選択することによりEMAアクチュエータの標準化することができる。この標準化により飛行機の高速表面の全てに同じアクチュエータを取り付けることが可能になる。操縦面の分割によりアクチュエータに対する要求(特に固着、不伸張及びダンピングに関する要求)を軽減でき、飛行機の構造内への組み込みのために小型のアクチュエータを使用することが可能になる。

Claims (14)

  1. 操縦面(111,211,331,431,541,121−225)と、飛行機のロール、ヨー、ピッチ及び空力制動の飛行機能を制御する、前記操縦面と関連する複数のアクチュエータとを備える、飛行機用の飛行制御システムにおいて、前記飛行機能の少なくとも一つを制御する前記複数のアクチュエータ(111a1−211a1,121a−225a)の全てが共通の所定の使用可能パワーを出力する電気機械式アクチュエータであり、前記複数の電気機械式アクチュエータと関連する前記操縦面の一部分が前記電気機械式アクチュエータから前記所定の使用可能パワーを受けることができる分割された操縦面(111,211,331,431,541)であって、該分割された操縦面は、一つのアクチュエータが故障の場合の使用可能パワーと所要パワーに対するアクチュエータのウェートとの比に対応する効率で制御され、前記分割された操縦面の各々が少なくとも2つの独立した表面(113,114,...,545)からなり、1つの前記電気機械式アクチュエータが固着して関連する前記操縦面の1つの前記独立した表面が固着した場合に固着した該独立した表面は固着した前記電気機械式アクチュエータとは別の電気機械式アクチュエータから前記所定の使用可能パワーを受けて制御され、関連する前記操縦面の残りの機能的な前記独立した表面は、固着した前記独立した表面とは別に、関連する前記電気機械式アクチュエータから前記使用可能パワーを受けて制御可能であり続け、該残りの独立した表面が固着した前記独立した表面の応力による第1の効果に応じた飛行機の運動に対抗するような第2の効果を奏して飛行機を制御し続けることを特徴とする飛行制御システム。
  2. 前記分割された操縦面の一部分は分割された昇降舵(333,334,433,434)を含む、請求項1記載の飛行制御システム。
  3. 前記分割された操縦面の一部分は分割された方向舵(543,544,545)を含む、請求項2記載の飛行制御システム。
  4. 前記分割された操縦面の一部分は分割された補助翼(113,114,115,213,214,215)を含む、請求項1−3のいずれかに記載の飛行制御システム。
  5. 前記分割された操縦面の一部分は分割された昇降舵及び/又は方向舵及び/又は補助翼を含み、分割された昇降舵の各々は2つの独立した昇降舵表面(333,334,433,434)からなり、分割された方向舵の各々は2つの独立した方向舵表面(543,544,545)からなり、分割された補助翼の各々は2つの独立した補助翼表面(113,114,213,214)からなる、請求項1−4のいずれかに記載の飛行制御システム。
  6. 前記分割された操縦面の一部分は分割された昇降舵及び/又は方向舵及び/又は補助翼を含み、前記分割された操縦面の各々は3つの独立した表面からなる、請求項1−4のいずれかに記載の飛行制御システム。
  7. 前記分割された操縦面の独立した表面の各々は少なくとも1つの電気機械式アクチュエータにより制御される、請求項1−6のいずれかに記載の飛行制御システム。
  8. 前記分割された操縦面の独立した表面の各々は同時に機能する少なくとも2つの電気機械式アクチュエータにより制御される、請求項7記載の飛行制御システム。
  9. 少なくとも1つのグループの前記分割された操縦面の独立した表面の各々は単一の電気機械式アクチュエータにより制御され、前記分割された操縦面のグループに属する少なくとも1つの独立した表面(115,215)がバランシング手段(116,216)を備える、請求項1−7のいずれかに記載の飛行制御システム。
  10. 飛行機の空力制動機能を制御するエアブレーキ操縦面(121,..,225)に属する各操縦面は単一の電気機械式アクチュエータ(121a,...,225a)により制御される、請求項1−9のいずれかに記載の飛行制御システム。
  11. 前記電気機械式アクチュエータは不可逆伝動に従って構成され、前記電気機械式アクチュエータの不可逆性は回転運動を平行移動に変換する装置により保証される、請求項10記載の飛行制御システム。
  12. 飛行機の空力制動機能を制御するエアブレーキ操縦面(121,..,225)に属する各操縦面は少なくとも2つの電気機械式アクチュエータ(121a,121a2,...,225a2)により制御される、請求項1−9のいずれかに記載の飛行制御システム。
  13. 前記飛行機能の少なくとも2つを制御する操縦面と関連する電気機械式アクチュエータ はすべて同一である、請求項1−9及び12のいずれかに記載の飛行制御システム。
  14. 請求項1−13のいずれかに記載の飛行制御システムが設けられた飛行機。
JP2011006078A 2010-01-18 2011-01-14 航空機用飛行制御システム Expired - Fee Related JP5897800B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1050302A FR2955309B1 (fr) 2010-01-18 2010-01-18 Systeme de commande de vol pour un aeronef
FR1050302 2010-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011143922A JP2011143922A (ja) 2011-07-28
JP5897800B2 true JP5897800B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=42370890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011006078A Expired - Fee Related JP5897800B2 (ja) 2010-01-18 2011-01-14 航空機用飛行制御システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8567715B2 (ja)
JP (1) JP5897800B2 (ja)
CN (1) CN102126559A (ja)
BR (1) BRPI1100601A2 (ja)
CA (1) CA2727592C (ja)
FR (1) FR2955309B1 (ja)
RU (1) RU2544251C2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2943036B1 (fr) 2009-03-11 2011-04-15 Airbus France Systeme distribue de commande de vol implemente selon une architecture avionique modulaire integree.
FR2943037B1 (fr) 2009-03-11 2012-09-21 Airbus France Systeme de commande d'aeronef a architecture modulaire integre.
DE102009050748A1 (de) * 2009-10-27 2011-05-05 Airbus Operations Gmbh Flugzeug mit an einem zentralen Rumpfkörper angebundenen Seitenleitwerken und Verfahren sowie Regeleinheit zum Kompensieren eines negativen Nickmoments
DE102010021576A1 (de) * 2010-05-26 2011-12-01 Airbus Operations Gmbh Vorrichtung für eine Stellklappe eines Tragflügels
JP5711543B2 (ja) * 2011-01-18 2015-05-07 ナブテスコ株式会社 油圧アクチュエータシステム
GB2512318A (en) * 2013-03-26 2014-10-01 Eads Uk Ltd Lift-reducing apparatus for aircraft wings
FR3011226B1 (fr) * 2013-09-30 2017-05-19 Airbus Operations Sas Systeme de volet de bord de fuite hypersustentateur pour voilure d'aeronef.
US9317042B2 (en) 2014-01-28 2016-04-19 Sikorsky Aircraft Corporation Pitch feedback control splitting for helicopters with redundant actuators
RU171721U1 (ru) * 2016-03-30 2017-06-13 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-инженерная компания "Объектные системы автоматики" (ООО "НИК "ОСА") Система управления основными летными функциями самолета с помощью рулевых поверхностей с электромеханическими приводами
RU171693U1 (ru) * 2016-03-30 2017-06-13 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-инженерная компания "Объектные системы автоматики" (ООО "НИК "ОСА") Система управления основными летными функциями самолета
US10088006B2 (en) * 2016-05-19 2018-10-02 The Boeing Company Rotational inerter and method for damping an actuator
RU2654654C2 (ru) * 2016-11-16 2018-05-21 Федеральное государственное унитарное предприятие "Центральный аэрогидродинамический институт имени профессора Н.Е. Жуковского" (ФГУП "ЦАГИ") Система рулевых приводов транспортного самолета
WO2019109306A1 (zh) * 2017-12-07 2019-06-13 深圳市大疆创新科技有限公司 无人飞行器
CN111017197A (zh) * 2019-11-21 2020-04-17 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种飞机差动式方向舵伺服作动装置
US11987344B2 (en) 2020-07-13 2024-05-21 Embraer S.A. Rudder system architecture for electrical actuators
US11732600B2 (en) * 2021-02-05 2023-08-22 General Electric Company Gas turbine engine actuation device

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2281696A (en) * 1940-03-12 1942-05-05 Lockheed Aircraft Corp Balanced control surface
US3038352A (en) * 1960-04-07 1962-06-12 Bendix Corp Dual speed trim actuator mechanism and control system for a control surface of an aircraft
US4273006A (en) * 1978-09-27 1981-06-16 Mcdonnell Douglas Corporation Aircraft horizontal stabilizer drive
US4345538A (en) * 1980-07-31 1982-08-24 The Boeing Company Flap flexure retainer/seal for hydrofoil vessels and the like
US4598890A (en) * 1983-08-01 1986-07-08 The Boeing Company Avionic control system
US5088661A (en) * 1986-12-31 1992-02-18 The Boeing Company Aircraft
US5320491A (en) * 1992-07-09 1994-06-14 Northern Power Systems, Inc. Wind turbine rotor aileron
US7455264B2 (en) * 1997-08-26 2008-11-25 Mcdonnell Douglas Corporation Reconfiguration control system for an aircraft wing
GB0127254D0 (en) * 2001-11-13 2002-01-02 Lucas Industries Ltd Aircraft flight surface control system
FR2850084B1 (fr) * 2003-01-21 2005-12-30 Airbus France Procede et systeme de commande d'une gouverne d'aeronef.
US7004428B2 (en) * 2003-01-24 2006-02-28 Aerion Corporation Lift and twist control using trailing edge control surfaces on supersonic laminar flow wings
DE10313728B4 (de) * 2003-03-27 2011-07-21 Airbus Operations GmbH, 21129 Klappensystem am Tragflügel eines Starrflügel-Flugzeuges
US20050242234A1 (en) * 2004-04-29 2005-11-03 The Boeing Company Lifters, methods of flight control and maneuver load alleviation
US7770842B2 (en) * 2004-08-24 2010-08-10 Honeywell International Inc. Aircraft flight control surface actuation system communication architecture
US7610828B2 (en) * 2005-11-15 2009-11-03 Honeywell International Inc. Flight control surface actuator assembly including a free trial mechanism
US7708231B2 (en) * 2005-11-21 2010-05-04 The Boeing Company Aircraft trailing edge devices, including devices having forwardly positioned hinge lines, and associated methods
DE102005059369B4 (de) * 2005-12-13 2012-06-14 Airbus Operations Gmbh Verfahren und Einrichtung zur automatischen Entlastung eines Hochauftriebsflächensystems, insbesondere eines Landeklappensystems, eines Flugzeugs
FR2902078B1 (fr) * 2006-06-13 2008-07-11 Airbus France Sas Procede de pilotage d'un aeronef en phase d'approche
US8033509B2 (en) * 2007-02-27 2011-10-11 Honeywell International Inc. Load optimized redundant flight control surface actuation system and method
FR2929590B1 (fr) * 2008-04-02 2011-01-14 Airbus France Ensemble de surfaces aerodynamiques pour aeronef.
DE102009050747A1 (de) * 2009-10-27 2011-04-28 Airbus Operations Gmbh Flugzeug mit mindestens zwei Seitenleitwerken in nicht zentraler Anordnung

Also Published As

Publication number Publication date
CA2727592C (en) 2018-01-02
US8567715B2 (en) 2013-10-29
US20110174921A1 (en) 2011-07-21
BRPI1100601A2 (pt) 2012-09-25
CN102126559A (zh) 2011-07-20
CA2727592A1 (en) 2011-07-18
FR2955309B1 (fr) 2013-05-10
RU2544251C2 (ru) 2015-03-20
FR2955309A1 (fr) 2011-07-22
RU2011101565A (ru) 2012-07-27
JP2011143922A (ja) 2011-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5897800B2 (ja) 航空機用飛行制御システム
US8600584B2 (en) Aircraft control system with integrated modular architecture
US6755375B2 (en) Method and apparatus for controlling aircraft devices with multiple actuators
CN102421667B (zh) 根据集成模块化航空电子设备架构实现的分布式飞行控制系统
EP1960856B1 (en) Method and device for redundantly supplying several electric servomotors or drive motors by means of a common power electronics unit
US20070235594A1 (en) Pilot flight control stick feedback system
US8038094B2 (en) Hydraulic system for aircraft
WO2010119280A1 (en) High lift devices for aircraft
EP3317179B1 (en) Aircraft with distributed hydraulic system
US10112704B2 (en) Electric braking system with power conservation and method of operating the same
Rubertus et al. Electromechanical actuation technology for the all-electric aircraft
US10570936B2 (en) Symmetrically loaded dual hydraulic fly-by-wire actuator
Faleiro et al. Integrated equipment systems for a more electric aircraft-hydraulics and pneumatics
Kuvshinov et al. Safety & energy efficiency research on advanced more electrical flight control actuation systems for short/middle range passenger aircraft
RU2654654C2 (ru) Система рулевых приводов транспортного самолета
Ning et al. Variable camber differential flap technology applied in aircraft high lift system
Nagel Challenges of the more electric aircraft
US20230101767A1 (en) Aircraft hydraulic braking system and method of controlling same
Faillot Electrical flight control technologies for rotorcrafts
Jänker Mechatronics in Aerospace

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20151225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5897800

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees