JP5891400B2 - lighting equipment - Google Patents
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Description
本発明は、照明器具に関する。 The present invention relates to a lighting fixture.
近年、照明用の光源として有機エレクトロルミネセンス素子(以下、有機EL素子ともいう)を利用した面発光光源が注目されている。有機EL素子は、比較的低電圧で高輝度の発光が可能であり、有機化合物の種類によって様々な発光色の光を放射することができる。また、面発光光源として、有機EL素子を有する平面状の面発光モジュールは、白熱電球や蛍光灯などの光源と比較して薄型で軽量とすることができる。そのため、面発光モジュールを利用した照明器具では、比較的にデザインの自由度が高く、照明器具全体として薄型で斬新な形状とすることが可能となる。 2. Description of the Related Art In recent years, surface-emitting light sources using organic electroluminescence elements (hereinafter also referred to as organic EL elements) have attracted attention as light sources for illumination. The organic EL element can emit light with high luminance at a relatively low voltage, and can emit light of various emission colors depending on the type of organic compound. Further, a planar surface emitting module having an organic EL element as a surface emitting light source can be made thinner and lighter than a light source such as an incandescent bulb or a fluorescent lamp. Therefore, the lighting fixture using the surface light emitting module has a relatively high degree of design freedom, and the lighting fixture as a whole can be made thin and innovative.
この種の照明器具として、図9に示す、有機ELパネル105を有する器具本体106と、器具本体106を支持する支持パイプ107と、支持パイプ107を介して器具本体106を固定する固定部108とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1)。
As this type of lighting apparatus, as shown in FIG. 9, an apparatus
特許文献1の照明器具100は、照明器具100が固定部108によって、室内の天井109に固定され、室内の床面に向かって各有機ELパネル105から光が照射されるように構成されている。照明器具100は、器具本体106が複数の有機ELパネル105を有している。器具本体106は、支持フレーム111に配列された複数の有機ELパネル105を覆うカバー部材112を有している。また、固定部108には、複数の有機ELパネル105の点灯を制御する制御回路113が設けられている。さらに、固定部108には、各有機ELパネル105に電力を供給するための電源回路114が設けられている。制御回路113および電源回路114は、電気的に接続されており、天井109に固定されている。照明器具100では、各有機ELパネル105と、電源回路114や制御回路113とを電気的に接続する配線が支持パイプ107に挿通されている。
The
特許文献1の照明器具100では、有機ELパネル105を使用することによって、平面状の発光が得られ、全体の薄型化が図られ、外観を簡素に構成することができるとしている。
In the
しかしながら、上述の照明器具100では、面発光モジュールたる有機ELパネル105を備えた器具本体106全体を室内の床面と平行に天井に固定している。そのため、照明器具100は、視認者が床面側から器具本体106を視認した場合、照明器具100全体が薄型化されていることを視認者が十分に認識することができなかった。
However, in the above-described
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、より器具全体の薄型化を視認者に認識させることが可能な照明器具を提供することにある。 This invention is made | formed in view of the said reason, The objective is to provide the lighting fixture which can make a viewer recognize the thickness reduction of the whole fixture more.
本発明の照明器具は、構造物の天井側に取り付ける取付部と、該取付部に一端側が保持される吊材と、該吊材の他端側を保持し上記吊材に吊持ちされる器具本体とを有する照明器具であって、上記器具本体は、平面視において、中央部に開口孔を備えた平板状の枠部と該枠部の周縁から延設し前記枠部を介して対向する少なくとも一対の延部とを備えたボディ体と、上記延部の各々に設けられる平面状の面発光モジュールを覆うカバー体とを有し、上記ボディ体は、上記面発光モジュールの発光面からの光を放射する貫通孔が上記延部の各々に貫設され上記発光面と反対の上記面発光モジュールの背面側が互いに近づく向きに上記延部が上記枠部に対して傾斜しており、上記カバー体は、平板状の上記枠部の仮想垂線と傾斜する上記吊材の上記他端側を保持し且つ上記面発光モジュールの上記背面側に沿って上記延部と略平行に上記枠部側まで延びており、上記枠部に対して傾斜する角度で上記枠部に当接していることを特徴とする。 The luminaire of the present invention includes a mounting portion attached to the ceiling side of a structure, a suspension member having one end side held by the attachment portion, and a device that holds the other end side of the suspension member and is suspended by the suspension member. A lighting device having a main body, wherein the lighting device main body has a flat frame portion provided with an opening hole in a central portion, and extends from a peripheral edge of the frame portion in a plan view and is opposed to the frame portion via the frame portion. A body body including at least a pair of extending portions; and a cover body that covers a planar surface emitting module provided in each of the extending portions, the body body extending from the light emitting surface of the surface emitting module. through holes for emitting light has the extending portion in a direction rear side approach each other in the surface-emitting module of the opposite disposed through each of the distal portion the light emitting surface is inclined relative to the frame portion, the The cover body is located above the suspension material that is inclined with the virtual perpendicular to the flat frame portion. And holding the other end along said back side of said surface light-emitting modules extend to substantially parallel the frame portion and the extending portion abuts on the frame portions at an angle inclined with respect to the frame portion and wherein the Tei Rukoto.
この照明器具において、上記面発光モジュールは、有機エレクトロルミネッセンス素子を有する発光部と、上記器具本体側に固定され且つ上記発光部を着脱自在に保持するベース部とを有することが好ましい。 In this lighting fixture, the surface light emitting module preferably includes a light emitting portion having an organic electroluminescence element and a base portion fixed to the fixture main body side and detachably holding the light emitting portion.
本発明の照明器具においては、より器具全体の薄型化を視認者に認識させることが可能となる。 In the lighting fixture of this invention, it becomes possible to make a viewer recognize the thickness reduction of the whole fixture more.
以下、本実施形態の照明器具10について、図1ないし図5を用いて説明し、照明器具10に用いられる面発光モジュール1について、図6および図7を用いて説明する。なお、図1では、照明器具10の構造を分かり易くするため、一部破断して図示している。
Hereinafter, the
本実施形態の照明器具10は、図1に示すように、構造物の天井側に取り付ける取付部4と、取付部4に一端5a側が保持される吊材5と、吊材5の他端5b側を保持し吊材5に吊持ちされる器具本体6とを有している。器具本体6は、平面視において、中央部に開口孔7aaを備えた平板状の枠部7aと枠部7aの周縁から延設し枠部7aを介して対向する少なくとも一対の延部7bとを備えたボディ体7を有している(図2を参照)。また、器具本体6は、延部7bの各々に設けられる平面状の面発光モジュール1を覆うカバー体8を有している。ここで、ボディ体7は、面発光モジュール1の発光面1aaからの光を放射する貫通孔7baが延部7bの各々に貫設されている。また、ボディ体7は、発光面1aaと反対の面発光モジュール1の背面1ab側が互いに近づく向きに延部7bが枠部7aに対して傾斜している。さらに、カバー体8は、平板状の枠部7aの仮想垂線Vと傾斜する吊材5の他端5b側を保持し且つ面発光モジュール1の背面1ab側に沿って延部7bと略平行に枠部7a側まで延びている。なお、仮想垂線Vは、平板状の枠部7aの主面と平行な平面に対して垂直に設けられている。
As shown in FIG. 1, the
これにより、本実施形態の照明器具10は、より器具全体の薄型化を視認者に認識させることが可能となる。
Thereby, the
ところで、本出願人は、面発光モジュール1の薄型且つ軽量にすることができるという特徴を活かし、図8に示すように、白熱電球や蛍光灯などと比較して照明器具全体を薄型化させた照明器具11を構成した。なお、図8では、照明器具11の構造を分かり易くするため、一部破断して図示している。
By the way, the applicant has made use of the feature that the surface-
照明器具11は、構造物の天井側に取り付ける取付部4と、取付部4の保持金具9cに一端5a側が保持される吊材5と、吊材5の他端5b側を保持し吊材5に吊持ちされる器具本体6とを有している。器具本体6は、平面視において、中央部に開口孔7aaを備えた平板状の枠部7aと枠部7aの周縁から延設し枠部7aを介して対向する少なくとも一対の延部7bとを備えたボディ体7を有している。また、器具本体6は、延部7bの各々に設けられる平面状の面発光モジュール1を覆うカバー体8を有している。ここで、ボディ体7は、面発光モジュール1の発光面1aaからの光を放射する貫通孔7baが延部7bの各々に貫設されている。また、ボディ体7は、発光面1aaと反対の面発光モジュール1の背面1ab側が互いに近づく向きに延部7bが枠部7aに対して傾斜している。カバー体8は、平板状の枠部7aの仮想垂線Vと平行な吊材5の他端5b側を保持している。カバー体8は、カバー体8の枠部7a側で仮想垂線Vと平行な吊材5の他端5b側を保持し取り付けるための取付金具9dを収容して覆うため、枠部7aと略平行に枠部7aと対向する位置側まで延びている。これにより、カバー体8は、吊材5の一端5aや他端5bに曲げ荷重をかけることなくボディ体7を保持することができる。
The
図8に示す照明器具11は、枠部7aの中央部に開口孔7aaを貫設している。そのため、照明器具11では、床面側から器具本体6を視認者が視認した場合、開口孔7aaを通して面発光モジュール1の背面1ab側を視認することができる。照明器具11は、開口孔7aaを通して、白熱電球や蛍光灯などと比較して薄型の面発光モジュール1を強調することができる。照明器具11は、図9に示す従来の照明器具100と比較して、照明器具11全体の薄型化を視認者に認識させることが可能となる。
The
しかしながら、照明器具11では、吊材5の他端5b側の取付金具9dが枠部7aの周縁に配置されており、取付金具9dの分だけ取付金具9dを覆うカバー体8厚みが面発光モジュール1の厚みと比較して厚くなる傾向にある。照明器具11は、視認者が床面側から斜め上方に器具本体6を視認した場合、開口孔7aaを通して取付金具9dを覆うカバー体8の端面8dが視認されることがある。特に、取付部4側から枠部7aの仮想垂線Vと平行な吊材5により器具本体6を吊持ちする場合、照明器具11は、取付金具9dを覆うために、カバー体8の厚みが面発光モジュール1の厚みよりも厚くならざるを得ない。そのため、照明器具11では、視認者が器具本体6を視認する角度によっては、開口孔7aaを通して薄型の面発光モジュール1を強調することができず、照明器具11全体の薄型化を視認者に認識させ難い場合がある。
However, in the
本実施形態の照明器具10では、カバー体8が面発光モジュール1の背面1ab側に沿って延部7bと略平行に枠部7a側まで延びている。そのため、照明器具10では、開口孔7aaを通して面発光モジュール1の背面1ab側を視認者が視認した場合、器具本体6を視認する角度によらず薄型の面発光モジュール1を強調することができ照明器具10全体の薄型化を視認者に認識させることが可能となる。
In the
また、本実施形態の照明器具10は、ボディ体7とカバー体8とを嵌合させた状態で、開口孔7aa近傍において、カバー体8側とボディ体7側とが連続する傾斜面を構成するように設計している。言い換えれば、カバー体8は、ボディ体7側において、枠部7aに対して傾斜する角度で当接している。本実施形態の照明器具10では、カバー体8側とボディ体7側とが連続する傾斜面を構成するため、開口孔7aaを通して外部から視認されるデザイン状の美観を損ねる恐れもなく、意匠としての見栄えを良くすることも可能となる。
Moreover, the
さらに、本実施形態の照明器具10では、カバー体8が面発光モジュール1の背面1ab側に沿って延部7bと略平行に枠部7a側まで延びていることにより、開口孔7aaを通して面発光モジュール1の背面1ab側のカバー体8に沿う空気の流れを生じさせ易い。そのため、本実施形態の照明器具10では、面発光モジュール1の背面1ab側をより均一に冷却させることが可能となり、面発光モジュール1における面発光の均一性に寄与させることも可能となる。
Furthermore, in the
以下、本実施形態の照明器具10の各構成について、より詳細に説明する。
Hereinafter, each structure of the
まず最初に、本実施形態の照明器具10に用いられる面発光モジュール1について説明する。面発光モジュール1は、図6および図7に示すように、発光部2と、発光部2を着脱自在に保持するベース部3とを備えている。発光部2は、有機エレクトロルミネセンス素子たる発光体20を備えている。また、発光部2は、発光体20と一体とし、ベース部3側に設けられ発光体20を点灯駆動させる回路基板30と電気的に接続させるための配線基板21を備えている。さらに、発光部2は、発光体20および配線基板21を収容するケースボディ22とケースカバー23とを備えている。なお、以下の説明では、図6および図7の紙面において、図6に示す両矢印に基づいて面発光モジュール1における上下左右前後の各方向を定めて説明する。
First, the
発光体20は、平板状に形成された有機EL素子を用いている。有機EL素子は、たとえば、透光性を有する矩形の基板上に発光機能部が形成され、発光機能部の外側を封止材で被覆している。発光機能部は、図示していないが、透光性導電膜(たとえば、ITO膜など)を用いた第1電極と、有機材料を用いた発光機能層と、光反射性を持たせた金属膜(たとえば、アルミニウム膜など)からなる第2電極とを順に積層して形成している。なお、有機EL素子は、基板、第1電極、発光機能層、第2電極や封止材の材料に、有機EL素子として適宜の材料を用いればよい。また、有機EL素子は、封止材上に銅板などから構成される均熱板を好適に設けてもよい。
The
配線基板21は、ケースボディ22と対向する上面に設けられる一対の端子部210,210を有している。また、配線基板21には、発光体20の電極(陽極及び陰極)を端子部210に接続するための導電パターン(図示せず)が形成されている。なお、配線基板21は、両面に接着剤が塗布されたテープにより、発光体20の非発光面(上面)側を貼り付けている。
The
ケースボディ22は、全体として扁平な矩形箱状であって、上面における中央に凹所が設けられている。ケースボディ22は、ケースボディ22の上面における左端部に、一対の第1係合部220,220を設けている。また、ケースボディ22は、ケースボディ22の上面における右端部に、第2係合部221を設けている。さらに、ケースボディ22は、ケースボディ22の上面における右端部に、第2係合部221の前方及び後方にそれぞれ矩形の貫通孔222,222を設けている。第1係合部220は、ケースボディ22の上面より上向き及び左向きに突出する鈎形に形成されている。第2係合部221は、ケースボディ22の上面より上向き及び右向きに突出する鈎形に形成されている。
The
ケースカバー23は、透光性を有する合成樹脂材料により、上面に開口する扁平な矩形箱状に形成されている。ケースカバー23は、発光体20の発光面と対向する矩形の底板230と、底板230の周縁から上向きに立ち上がる側壁231とが一体に形成されてなる。また、ケースカバー23は、各側壁231の外側面に、それぞれ2つの係合突起232,232が突設されている。
The case cover 23 is formed of a light-transmitting synthetic resin material into a flat rectangular box shape that opens to the upper surface. The case cover 23 is integrally formed with a
ケースボディ22は、ケースボディ22の側壁の内周面に、ケースカバー23の各係合突起232と係合する係合溝(図示せず)が係合突起232に対応して設けられている。そして、発光部2は、発光体20と配線基板21とが底板230上に載置されたケースカバー23に、上方からケースボディ22を被せて形成する。発光部2は、ケースボディ22の係合溝とケースカバー23の係合突起232とが係合することで、ケースボディ22とケースカバー23とが結合される。ここで、発光部2では、ケースボディ22に設けられている貫通孔222に、配線基板21の端子部210の一部(上向きに突出する板状の部分)が挿通される。
In the
ベース部3は、回路基板30と、回路基板30を収容するハウジング31と、ハウジング31に収容した回路基板30を保護する保護カバー33とを備えている。また、ベース部3は、回路基板30側と、発光部2の配線基板21側とを電気的に接続させる端子受け部32を備えている。回路基板30は、外部から供給される調光信号に応じて発光体20への直流電力の供給量を調整するための回路を構成する電子部品、外部から給電させるための給電用コネクタ300や調光信号が入力される信号入力用コネクタ301が実装されている。なお、ベース部3は、上記電子部品と給電用コネクタ300と信号入力用コネクタ301とが回路基板30の表面に形成される導電パターン(図示せず)によって電気的に接続されている。したがって、回路基板30は、発光体20側に直流電力を適宜に供給することができる。
The
端子受け部32は、帯状の金属板を屈曲して形成されている。端子受け部32は、一方の端部(左端部)で回路基板30に固定され、他方の端部(右端部)がケースボディ22の貫通孔222に挿通された配線基板21の端子部210の一部と接触導通する。端子受け部32は、貫通孔222を挿通した板状の端子部210の一部を挟持可能なクリップ形状に他方の端部を構成している。すなわち、回路基板30に実装された上記電子部品は、端子受け部32と端子部210を介して発光体20と電気的に接続される。
The
ハウジング31は、全体が矩形平板状に形成され、回路基板30が収納される凹所310が中央に設けられている。また、ハウジング31は、ハウジング31の右端部にケースボディ22の貫通孔222から突出する端子部210の一部がそれぞれ挿通される一対の孔311,311が設けられている。さらに、ハウジング31は、ハウジング31の左端部の下面側に、ケースボディ22の一対の第1係合部220,220と各別に係合する一対の第1被係合部(図示せず)が設けられている。第1被係合部は、たとえば、ハウジング31に対してスライド可能に取付けられており、バネなどの付勢機構によって、ベース部3の中央方向に付勢する機能を備えたものとすることもできる。また、ハウジング31は、ハウジング31の右端部の下面側に、ケースボディ22の第2係合部221と係合する第2被係合部312が設けられている。回路基板30は、ハウジング31の凹所310内に収納され、回路基板30を貫通する螺子30aとハウジング31の螺子孔313とが螺子合いすることでハウジング31側に固定される。保護カバー33は、矩形板状に形成されており、凹所310内に収納された回路基板30を覆うようにハウジング31の上面に固定される。
The
次に、面発光モジュール1における発光部2とベース部3との装着方法を、図7を用いて説明する。なお、ベース部3は、図示していないが予め照明器具10における器具本体6のカバー体8に取り付けられている。
Next, a method for mounting the
まず、面発光モジュール1は、第1係合部220と、ベース部3の上記第1被係合部とを係合させた後、ベース部3に対して発光部2が外向き(左向き)にスライド移動させられる。続いて、面発光モジュール1では、第1係合部220を支点として、ケースボディ22の第2係合部221とハウジング31の第2被係合部312とが左右方向に対向する位置まで、発光部2がベース部3に近付く向き(図7の円弧状の矢印Aの向きを参照)に回動させられる。そして、面発光モジュール1では、発光部2に対して左向きに加えられていた押力が除かれると、第1係合部220などの弾性力で発光部2が内向き(右向き)にスライド移動し、第2係合部221と第2被係合部312とが係合する。発光部2は、第1係合部220や第2係合部221などの弾性力によってベース部3に保持される。なお、面発光モジュール1は、発光部2が外向きにスライド移動されて第2係合部221と第2被係合部312との係合が外れれば、ベース部3から発光部2が取り外し可能としている。すなわち、面発光モジュール1は、有機EL素子を用いた発光体20を有する発光部2と、器具本体6側に固定され且つ発光部2を着脱自在に保持するベース部3とを有している。
First, in the surface
次に、本実施形態の照明器具10に用いられる取付部4について説明する。取付部4は、構造物の天井側に取り付け可能なものである。また、取付部4は、吊材5の一端5a側を保持し吊材5で器具本体6を吊持ち可能なものである。器具本体6は、複数個(ここでは、4個)の面発光モジュール1を備えている。取付部4は、有底円筒状の筒状部4aと、矩形状の平板部4bとを有している。平板部4bは、平面視において、各辺の長さを筒状部4aの外径よりも大きい大きさとしている。取付部4は、有底円筒状の筒状部4aの開口端を封止するように矩形状の平板部4bが筒状部4aに固定されている。取付部4は、天井側に設置した状態では、天井材Cの貫設孔C1に有底円筒状の筒状部4aを収容させ、平板部4bを貫設孔C1の周部の天井材Cに当接している。
Next, the
取付部4は、内部に、天井材Cの裏面側(図1の紙面の上側)で図示していない電源ユニットから延びる電源コードのコネクタと電気的に接続させるコネクタ12を内蔵している。なお、電源ユニットは、コネクタ12と電気的に接続させ面発光モジュール1に給電可能なものであり、天井材Cの裏面側に配置している。取付部4は、平板部4bと対向する筒状部4aの底面側に一対の電源コード用孔4ab,4abを設けている(図4を参照)。取付部4は、一方の電源コード用孔4abに、上記電源ユニットからの電源コードを挿入し電源コードのコネクタとコネクタ12とを電気的に接続させることができるように構成している。また、取付部4は、他方の電源コード用孔4abに、隣接する別の照明器具10の取付部4側へ送り配線を行う中継ケーブルを挿入し、中継ケーブルのコネクタとコネクタ(図示していない)とを電気的に接続させることができるように構成している。すなわち、取付部4には、上記電源ユニットと電気的に接続させるコネクタ12と、隣接する別の照明器具10側に給電する送り配線と電気的に接続させるコネクタとを設けている。
The mounting
さらに、取付部4は、平板部4bの中央部に貫設させた通線用孔4baの周りに等間隔で複数個(ここでは、4個)のワイヤーグリップからなる保持具9aを設けている(図5を参照)。なお、通線用孔4baには、コネクタ12と電気的に接続され器具本体6側の各面発光モジュール1の各々に給電する電源ケーブル12aを挿通させている。電源ケーブル12aは、器具本体6に貫設させた貫設孔(図示していない)を通して面発光モジュール1の各々と電気的に接続可能に構成している。保持具9aは、たとえば、平板部4bに貫設した穴に、雄螺子を設けた端部を挿通し六角ナット(図示していない)などで平板部4bに固定することができる。保持具9aは、内部のボールベアリングを利用した金具が回転自在としている。保持具9aは、吊材5の一端5a側を金具に固定している。保持具9aは、吊材5の一端5a側を固定する金具が回転自在としていることにより、吊材5に曲げ荷重がかかることを抑制し傾斜吊ができるように構成している。取付部4は、保持具9aを利用して吊材5を傾斜吊して器具本体6を吊持ちしている。そのため、本実施形態の照明器具10は、図8に示す照明器具11と比較して、取付部4の大きさを小さくすることができる。
Furthermore, the
取付部4は、筒状部4aの外形形状を有底円筒状としているが、これに限られず、角筒形状や楕円筒形状としてもよい。取付部4は、筒状部4aの開口を閉塞するように固定され筒状部4aの外形から突出する平板部4bの一部が天井材Cと当接する鍔部としても機能する。平板部4bは、矩形状だけに限られず、円形状や多角形形状など所望に応じて種々の形状に形成させてもよい。なお、取付部4は、複数個(ここでは、4個)の螺子4cにより筒状部4aと平板部4bとが螺子合いして固定されている。取付部4は、筒状部4aと平板部4bとを別体に形成させる場合だけでなく、一体に形成させてもよい。取付部4は、たとえば、合成樹脂材料や、合成樹脂材料と比較して熱伝導性に優れた金属(たとえば、アルミニウム、銅やステンレスなど)材料を用いて形成することができる。取付部4は、たとえば、金属製の板材を押圧加工することにより比較的簡単に形成することができる。金属製の取付部4は、図示していない電源ユニットを内部に収容した場合であっても、上記電源ユニットで発生した熱を外部へ効率よく放熱することが可能となる。
The
照明器具10は、たとえば、取付部4の筒状部4aを天井材Cの貫設孔C1に挿入し平板部4bの一部を天井材Cに当接した状態で、図示していない固定螺子により、天井材に取付部4を固定できるように構成している。照明器具10は、取付部4を固定させるには、固定螺子だけに限られない。
吊材5は、一端5aが取付部4側に保持され、他端5bで器具本体6を吊持ち可能なものである。本実施形態の照明器具10では、金属製の吊材5として、たとえば、ステンレスワイヤーを用いることができる。吊材5は、吊持ちする器具本体6の大きさ、重量や形状に合わせて種々選択すればよい。本実施形態の照明器具10では、吊材5が内部にボールベアリングを有して回転可能に一端5a側を保持しているので、吊材5と枠部7aの仮想垂線Vとが傾斜した状態であっても、吊材5の一端5a側が損傷することを抑制することができる。また、本実施形態の照明器具10では、吊材5と枠部7aの仮想垂線Vとが傾斜し枠部7aから離れた位置に、吊材5を保持し取付けられる取付具9bを備えている。なお、本実施形態の照明器具10では、螺子81を利用して、取付具9bをカバー体8側に保持させている。そのため、本実施形態の照明器具10では、視認者が床面側から斜め上方に器具本体6を視認した場合でも、開口孔7aaから見え難い位置に取付具9bを配置することもできる。
The
器具本体6は、ボディ体7とカバー体8とで面発光モジュール1を保持している。
The
ボディ体7は、平面視において、中央に矩形状の枠部7aと枠部7aの周縁である各辺に沿って枠部7aの一辺と同じ大きさの矩形の延部7bを備えている。本実施形態の照明器具10では、ボディ体7が矩形状の枠部7aを中心として枠部7aの周りに4つの延部7bを一体的に備えている。言い換えれば、ボディ体7は、平面視において、全体として十字状の形状としている。ボディ体7は、延部7bの中央部にそれぞれ矩形状の貫通孔7baを貫設させており、貫通孔7baを塞ぐように面発光モジュール1の発光面1aaを配置させる。貫通孔7baは、面発光モジュール1の発光面1aaの形状と略一致させ、面発光モジュール1よりも小さい矩形形状としている。ボディ体7は、面発光モジュール1の発光面1aaと反対の背面1ab側が互いに近づく向きに延部7bが枠部7aに対して傾斜している。
The
延部7bには、貫通孔7baの周りに沿って立設され、面発光モジュール1の外周を覆う周壁部(図示していない)を有している。言い換えれば、延部7bは、カバー体8側に対して開口した箱形状となっており、内部に面発光モジュール1を収容可能となっている。また、延部7bは、貫通孔7baを塞ぐように透光性パネル(図示していない)を設けてもよいし、設けなくともよい。透光性パネルは、たとえば、透光性材料(たとえば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成することができる。照明器具10は、透光性パネルを介して面発光モジュール1からの光を外部に放射させてもよい。なお、透光性パネルは、平板状の形状でもよいし面発光モジュール1からの光を集光させたり拡散させるためレンズ形状としてもよい。また、ボディ体7は、ボディ体7の材料として、たとえば、ABS樹脂などの樹脂材料や樹脂材料よりも熱伝導性に優れた金属材料(たとえば、ステンレスやアルミニウム)などを適宜に用いることができる。
The extending
カバー体8は、ボディ体7側が開口した箱状に形成されており、面発光モジュール1の背面1ab側を覆う平部8aと、平部8aの外周縁から立設される側壁8bとを有している。カバー体8は、平部8aと側壁8bとが一体に形成されている。側壁8bは、側壁8bの内周面が面発光モジュール1の外周に適合する周壁部7cを囲むように形成されている。カバー体8は、周壁部7cを覆うだけで面発光モジュール1の位置決めを容易に行なうことが可能となる。カバー体8は、カバー体8の側壁8bとボディ体7の延部7bから立設する周壁部7cとを複数の螺子部82により固定している。なお、カバー体8は、カバー体8の材料として、たとえば、ABS樹脂などの樹脂材料や樹脂材料よりも熱伝導性に優れた金属材料(たとえば、ステンレスやアルミニウム)などを適宜に用いることができる。
The
カバー体8は、図示していない螺子などにより、カバー体8の平部8a側に面発光モジュール1のベース部3を固定している。本実施形態の照明器具10では、カバー体8側に面発光モジュール1を装着した状態でボディ体7とカバー体8との間に面発光モジュール1を収納可能としている。そして、カバー体8は、螺子部82によりカバー体8の側壁8bをボディ体7の延部7bにおける周壁部7cに螺子止めしている。
The
照明器具10は、周壁部7cがカバー体8の側壁8bの内周面と当接可能なように設計しているので、カバー体8側にベース部3が固定された面発光モジュール1を、ボディ体7側に嵌め込まむだけで位置決めをすることができる。そのため、照明器具10は、組み立て作業を効率化することができる。また、本実施形態の照明器具10は、カバー体8がカバー体8の枠部7a側に側壁8bを設けていない。そのため、カバー体8は、カバー体8に固定されたベース部3に発光部2を脱着する際、ベース部3に対して発光部2をスライド可能としている。本実施形態の照明器具10は、カバー体8に固定されたベース部3から発光部2を比較的容易に脱着させ、面発光モジュール1の発光部2の交換作業も行い易くすることができる。
Since the
なお、照明器具10は、たとえば、ボディ体7とカバー体8との間に面発光モジュール1を配置できればよく、面発光モジュール1の厚みよりもボディ体7とカバー体8との間の空間の大きさを僅かに大きく設定すればよい。照明器具10は、面発光モジュール1の厚みが薄いことを強調するため、ボディ体7とカバー体8との間の空間の大きさはできるだけ小さい方が好ましいが、ボディ体7とカバー体8との間に面発光モジュール1との間隔を埋めるためのスペーサなどを設けてもよい。照明器具10は、器具本体6を構成するカバー体8およびボディ体7の形状を照明器具10の用途や面発光モジュール1の形状に対応して、任意の形状とすることができる。
In addition, the
C 天井材
V 仮想垂線
1 面発光モジュール
1aa 発光面
1ab 背面
2 発光部
3 ベース部
4 取付部
5 吊材
5a 一端
5b 他端
6 器具本体
7 ボディ体
7a 枠部
7b 延部
7aa 開口孔
7ba 貫通孔
8 カバー体
10 照明器具
C Ceiling material V Virtual perpendicular 1 Surface light emitting module 1aa Light emitting surface
Claims (2)
前記器具本体は、平面視において、中央部に開口孔を備えた平板状の枠部と該枠部の周縁から延設し前記枠部を介して対向する少なくとも一対の延部とを備えたボディ体と、前記延部の各々に設けられる平面状の面発光モジュールを覆うカバー体とを有し、
前記ボディ体は、前記面発光モジュールの発光面からの光を放射する貫通孔が前記延部の各々に貫設され前記発光面と反対の前記面発光モジュールの背面側が互いに近づく向きに前記延部が前記枠部に対して傾斜しており、
前記カバー体は、平板状の前記枠部の仮想垂線と傾斜する前記吊材の前記他端側を保持し且つ前記面発光モジュールの前記背面側に沿って前記延部と略平行に前記枠部側まで延びており、前記枠部に対して傾斜する角度で前記枠部に当接していることを特徴とする照明器具。 An illuminating fixture having an attachment portion attached to a ceiling side of a structure, a suspension member whose one end side is held by the attachment portion, and an instrument body which holds the other end side of the suspension member and is suspended by the suspension member. There,
The instrument body includes a flat frame portion having an opening hole in a central portion and at least a pair of extended portions that extend from the periphery of the frame portion and face each other with the frame portion in plan view. And a cover body that covers the planar surface emitting module provided in each of the extending portions,
Said body member, said extension to said surface direction rear side approach each other in the surface-emitting module of the through-hole to emit light is formed through each of the extension portion opposite the light emitting surface of the light emitting surface of the light emitting module The portion is inclined with respect to the frame portion,
The cover body holds the other end side of the suspension member that is inclined with an imaginary perpendicular to the flat plate-like frame portion, and is substantially parallel to the extending portion along the back side of the surface emitting module. extends to side, luminaire, characterized in Rukoto at an angle inclined with respect to the frame portion are in contact with the said frame portion.
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