JP5889289B2 - 配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法 - Google Patents

配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法 Download PDF

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Description

本発明は、配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法に関する。
従来、車両の交通シミュレータは、一つの様態として、既存の交通インフラの有効利用や、新規の交通インフラの整備計画に伴う道路環境の予測等の都市計画で利用される。かかる交通シミュレータでは、多くの情報をモデル化してシミュレーションを行なうことで、より高精度なシミュレーション結果を得ることができる。
例えば、モデル化する情報としては、車両1台毎の速度や加速度、車間距離、道路の幅員や車線数、信号機の切り替え及び線路の踏み切り等が挙げられる。そして、最近では、上記のような詳細な情報を利用してシミュレーションを行なう様々な交通シミュレータの技術がある。
特開2004−258889号公報 特開2005−292945号公報
ところで、近年では、石油に対する依存度の低減やCOの排出量の削減を目指した動きが国際的に活発になっている。これに伴い、運輸の部門では、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車及び燃料電池自動車等の次世代自動車の開発が進められている。ところが、上述した従来技術は、詳細で且つ複数の情報をモデル化してシミュレーションを行なっているものの、電気自動車に有用な情報を利用していないため、電気自動車に関するシミュレーションには適さない。
また、電気自動車は、例えば、各家庭での充電のみでなく、充電インフラを利用した充電を要することがある。かかる充電インフラの配置については、同様に、電気自動車に有用な情報に基づいて決定されることが好ましい。このため、充電インフラの好適な配置場所の解析が可能なシミュレータの要求が高まっている。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気自動車への動力源を供給する充電インフラの好適な配置場所を解析することが可能である配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に開示する配置解析プログラムは、一つの様態として、道路網に関する地図データのモデルである道路網モデルを生成する道路網生成手順と、前記道路網生成手順によって生成された道路網モデルの任意の位置に、電気自動車の充電を行なう充電ステーションのモデルを配置する充電ステーション配置手順と、前記道路網モデルについては静電場、前記充電ステーションのモデルについては斥力により該静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーション配置手順によって配置された道路網モデルにおける充電ステーションのモデルを再配置する充電ステーション再配置手順とをコンピュータに実行させる。
本発明に開示する配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法の一つの様態によれば、電気自動車への動力源を供給する充電インフラの好適な配置場所を解析することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る配置解析装置の構成例を示す図である。 図2は、道路網モデルの例を示す図である。 図3Aは、MAPの道路網モデルの任意の位置に充電STのモデルを配置する例を示す図である。 図3Bは、交通シミュレーションによりMAPの道路網モデルに充電切れしたEVの位置を配置する例を示す図である。 図3Cは、EVの交通シミュレータ結果をMAP空間から最適化空間(充電STレイヤ)に写像する例を示す図である。 図3Dは、充電STのモデルに対応する荷電粒子の斥力による静電場中の運動結果に基づいて、最適化空間の充電STのモデルが道路網モデルに配置される例を示す図である。 図3Eは、充電STのモデルに対応する荷電粒子同士の斥力と、電池切れしたEVの位置モデルに対応する荷電粒子によって働く引力とによる静電場中の運動結果に基づいて、充電STのモデルを道路網モデルに再配置する例を示す図である。 図3Fは、配置解析シミュレーション結果に基づいて交通シミュレーションを実行し、電池切れしたEVの位置を再度配置する例を示す図である。 図4は、道路網モデル、充電STのモデル、EVのモデルを利用したアルゴリズムの例について説明する図である。 図5は、1次元モデルにおける鏡像の例を示す図である。 図6は、充電STの分岐点でのアルゴリズムの例について説明する図である。 図7は、2次元モデルにおける鏡像の例を示す図である。 図8は、極端に大きい曲率である道路リンクの例を示す図である。 図9Aは、平行した道路リンクの例を示す図である。 図9Bは、平行した道路リンクにおけるアルゴリズムの例を説明する図である。 図10は、実施例1に係る配置解析処理の流れの例を示すフローチャートである。 図11Aは、充電STの初期配置位置の例を示す図である。 図11Bは、充電STの設置数ごとのアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。 図12Aは、充電STを道路網モデル上の北側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。 図12Bは、充電STを道路網モデル上の南側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。 図12Cは、充電STを道路網モデル上の東側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。 図12Dは、充電STを道路網モデル上の西側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。 図12Eは、充電STを道路網モデル上の中央付近に初期配置したときのアルゴリズムの実行結果の例を示す図である。 図12Fは、充電STの初期配置位置ごとのアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。 図13Aは、道路形状が複雑な道路網モデルにおける充電STの初期配置位置の例を示す図である。 図13Bは、道路形状が複雑な道路網モデルにおけるアルゴリズム実行結果の例を示す図である。 図13Cは、6つの充電ST配置時のアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。 図14は、開示の実施形態に係る配置解析プログラムによる処理がコンピュータを用いて具体的に実現されることを示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に開示する配置解析プログラム、配置解析装置及び配置解析方法の実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
[配置解析装置の構成]
図1を用いて、実施例1に係る配置解析装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係る配置解析装置の構成例を示す図である。
例えば、図1に示すように、配置解析装置100は、入力部101と、出力部102と、記憶部110と、制御部120とを有する。また、配置解析装置100は、例えば、電気自動車(EV:Electric Vehicle)に関する充電インフラの配置について解析を実行する情報処理装置である。
入力部101は、キーボードやマウス等を有し、配置解析装置100における各種情報の入力を受け付ける。例えば、入力部101は、配置解析装置100を利用するユーザによる入力にしたがって、配置解析シミュレーションの開始を受け付けて、制御部120に出力する。また、例えば、入力部101は、配置解析装置100を利用するユーザによって入力された各種情報を受け付けて、記憶部110に格納する。
以下に、入力部101を利用して入力されるパラメタの一例を挙げる。
実行制御パラメタ
・1ステップあたりの時間間隔(秒)
・使用ノード率(0.0〜1.0)(EVの出発地/目的地の選択に利用されるノード数の割合)
EV入力パラメタ
・EV発生台数(台)
・搭載電池容量(kWh)
・走行燃費(km/kWh)
・アクセサリ機器消費電力(kW)
・充電警告灯点灯閾値(kWh)
・標準走行速度(km/h)
・領域速度の設定オプション(渋滞効果)(on,off)
・高速道路の利用オプション(on,off)
・EVが走行開始時に満充電である確率(0.0〜1.0)
・EVが走行開始時に満充電でない場合における充電率(0.0〜1.0)
充電入力パラメタ
・充電ST充電出力(kW)
・充電ST最大充電可能台数(台)
出力部102は、表示装置としてのモニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル等)やスピーカを有し、配置解析装置100における各種情報を出力する。例えば、出力部102は、制御部120から交通シミュレーションや配置解析シミュレーションの実行結果を受け付けて出力する。
以下に、出力部102によって出力されるパラメタの一例を挙げる。
各EVに関する出力
・航続距離(km)
・走行時間(秒)
・燃料警告灯点灯時間累積値(秒)
・充電回数(回)
・電池切れの有無(有,無)
各充電STに関する出力
・累積利用回数(回)
・供給電力量(kWh)
・充電待ち時間累積値(秒)
・最大待ち時間(秒)
・最大充電待ちEV台数(台)
・充電ST上での電池切れEV台数(台)
・EV利用台数時系列データ(台,時刻(h))
配置解析シミュレーションに関する出力
・経過時間(時間,分)
・移動中通勤EVの台数(台)
・移動中非通勤EVの台数(台)
・通勤EV電池切れ発生台数(台)
・非通勤EV電池切れ発生台数(台)
・シミュレーション実行回数(回)
記憶部110は、例えば、制御部120による各種処理に要するデータや、制御部120による各種処理結果を記憶する。また、記憶部110は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部120は、例えば、制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有する。また、制御部120は、道路網生成部121と、充電ST(Station)配置部122と、EV配置部123と、充電ST再配置部124と、EV再配置部125とを有する。また、制御部120は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又はCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
道路網生成部121は、例えば、道路網に関する地図データのモデルである道路網モデルを生成する。詳細には、道路網生成部121は、入力部101から入力された若しくは記憶部110に記憶された各種情報を読み込んで道路網モデルを生成する。各種情報の一例としては、「地理情報システム(GIS:Geographic Information System)道路データ」、「渋滞情報」、「就業者数」又は「事業所数」等が挙げられる。
図2は、道路網モデルの例を示す図である。図2に示す道路網モデルは、道路網生成部121によって、国道や県道等の主要道路のみが抽出された道路網モデルである。また、道路網生成部121によって生成される道路網モデルは、例えば、存在する道路が高速道路であるか普通道路であるかの情報をさらに有するものであっても良い。すなわち、高速道路と普通道路とでは、EVのモデルの走行速度が異なる。加えて、道路網生成部121によって生成される道路網モデルは、例えば、各道路の渋滞時における走行速度の情報が付加されたものであっても良い。走行速度の情報が付加される場合には、EVのモデルが走行する走行条件として読み込まれ、該EVのモデルの走行時間が延長される。
充電ST配置部122は、例えば、道路網生成部121によって生成された道路網モデルの任意の位置に、EVの充電を行なう充電STのモデルを配置する。図3Aは、MAPの道路網モデルの任意の位置に充電STのモデルを配置する例を示す図である。図3Aは、出力部102によって出力される画面の例を表しており、画面の左方には「出力パネル」、画面の中央には「EVレイヤ」(図3A中で“MAP”と表示)、画面の右方には「充電STレイヤ」(図3A中で“最適化空間”と表示)がそれぞれ表示されている。これらのうち、出力パネルには、例えば、出力する道路網モデルを選択するための「ツリー」と、処理状況を示す「コンソール画面」と、配置解析シミュレーションの実行状況を示す「実行状況」とが含まれる。また、EVレイヤには、例えば、道路網モデル上のEVに係る交通シミュレーションが表示される。また、充電STレイヤには、例えば、道路網モデル上の充電STに係る配置解析シミュレーションが表示される。
詳細には、図3AのEVレイヤに示すように、充電ST配置部122は、EVレイヤの道路網モデルの任意の位置に、4つの充電STのモデルを配置する。図3Aにおいて、充電STのモデルは、方形で表されている。なお、道路網モデルに配置される充電STの数は、4つに限られるものではない。また、充電STは、道路網モデルの道路上に配置される。
EV配置部123は、例えば、道路網モデルを走行するEVのモデルの充電状況が所定値以下になった場合に、充電ST配置部122によって配置された充電STのモデルで該EVのモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行する。そして、EV配置部123は、アルゴリズムの実行後、道路網モデルに電池切れが発生したEVの位置や充電警告灯が点灯したEVの位置を特定したモデルを作成する。モデルは、電池切れが発生したEVの位置のみのモデルであってもよく、充電警告灯が点灯したEVの位置のみのモデルであってもよく、電池切れが発生したEVの位置および充電警告灯が点灯したEVの位置のモデルであってもよい。ここで、EVの充電状況の所定値は、入力部101からの入力データである「充電警告灯点灯閾値」等によって定められ、例えば、「3kWh」とする。
図3Bは、交通シミュレーションによりMAPの道路網モデルに充電切れしたEVの位置モデルを配置する例を示す図である。EVの位置モデルは、充電警告灯が点灯した位置を含んでもよい。図3Bにおいて、EVの位置モデルは、三角形で表されている。詳細には、図3BのEVレイヤに示すように、EV配置部123は、道路網モデルを走行するEVのモデルの充電状況が、充電を必要とする所定状態、例えば「3kWh」以下になった場合に、最寄りの充電STと当初の目的地とでどちらが近いかを判定する。そして、EV配置部123は、より近い方を目的地として設定する交通シミュレーションのアルゴリズムを実行する。なお、EV配置部123は、一つの様態として、目的地或いは充電STまでのEVの経路について、最短時間で走行できるルートを選択する。さらに、充電ST到着時に、充電STが他のEVによって利用されている最中である場合には、このときの充電待ち時間を含めた交通シミュレーションを実行する。また、全てのEVにおける出発時の充電状態(SOC:State Of Charge)は、入力部101からの入力データである「EVが走行開始時に満充電である確率(0.0〜1.0)」や、「EVが走行開始時に満充電でない場合における充電率(0.0〜1.0)」等によって定められる。なお、EV配置部123は、EVのモデルの充電を行う目的地の判定において、充電STの営業時間を判定条件にさらに加えてもよい。例えば、記憶部110には、充電ST毎に、充電が可能な時間を営業時間として営業時間情報を記憶させる。EV配置部123は、道路網モデルを走行するEVのモデルの充電状況が充電を必要とする所定状態になった場合に、営業時間情報に基づき、営業時間内の最寄りの充電STを特定し、営業時間内の最寄りの充電STと当初の目的地とでどちらが近いかを判定し、より近い方を目的地として設定する交通シミュレーションのアルゴリズムを実行する。この目的地を設定する際に、EV配置部123は、充電STまでの移動時間を考慮して最寄りの充電STを特定してもよい。例えば、EV配置部123は、距離が近い順に、充電STまでの経路を求め、求めた経路に沿った距離と当該経路の道路の標準走行速度から充電STに到着するまでの移動時間を求め、シミュレーションしているシミュレーション時刻から移動時間を経過した到着予定時刻が営業時間内となる充電STを最寄りの充電STと特定としてもよい。EV配置部123は、営業時間内に電気自動車のモデルが充電STに到着した場合に充電を行うものとしてEVのモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行する。このようなアルゴリズムを用いてシミュレーションを行うことにより、より現実に近い状態でEVのモデルの充電状態のシミュレーションを行うことができる。
また、EVによる充電について、EV配置部123は、規則的に走行するEVと任意に走行するEVとを含んだアルゴリズムを実行する。例えば、規則的に走行するEVは、1日のうち8時〜9時までの出勤時間帯で通勤トリップを行なうとともに、16時〜18時までの帰宅時間で帰宅トリップを行なうEVを指す。また、例えば、任意に走行するEVは、全ての時間帯において任意のトリップを行なうEVを指す。また、例えば、通勤トリップや帰宅トリップは、休日では発生せず、休日については、11時〜17時までのトリップ数が最も多くなるものとする。
また、起点/終点の設定について、EV配置部123は、道路網モデルを任意の数のゾーンに分割し、ゾーン毎におけるEVの発生指数を算出する。かかるEVの発生指数「I EV」は、例えば、ゾーン「i」における就業者数「P」を用いて、「I EV=P」で定義される。また、ゾーン「i」におけるEVの発生指数「N EV」は、例えば、EVの発生指数「I EV」と仮想空間内に走行させる全てのEV数「Nall EV(=Σ EV)」を用いて、「N EV=(I EV÷Σ EV)×Nall EV」で定義される。
そして、EV配置部123は、1トリップ(走行)の距離別度数分布を確率分布として、乱数を発生させてEVの目的地(終点)までの走行距離「T」kmを設定する。続いて、EV配置部123は、出発点(起点)から「T」kmの距離に存在するノードを選択する。その後、EV配置部123は、EVのトリップ回数の確率分布に基づき、乱数を発生させてシミュレーションで任意に走行するEVのトリップ回数を設定する。このとき、EV配置部123は、3回以上のトリップが発生する場合に、上記の目的地の選択処理を繰り返し実行することで目的地を決定する。また、EV配置部123は、道路網モデルを走行するEVの起点から終点までの経路の設定において、道路網モデルにおける所定地点を経由させ、各地点間を直線で繋いだ場合の最短距離又は最短時間でEVを走行させるシミュレーションを実行する。道路網モデルにおける最短距離又は最短時間でEVを走行させるためには、例えば、ダイクストラ法を利用する。
また、EV配置部123は、走行速度が付加された道路網モデルである場合には、該走行速度に基づいてEVを走行させるシミュレーションを実行する。すなわち、走行速度に基づいてEVを走行させるシミュレーションでは、走行時間が変動することで、EVのエネルギー消費が異なる。これらのことから、EV配置部123は、EVのエネルギー消費について走行距離に比例する消費エネルギーと、走行時間に比例する消費エネルギーとの2種類に分けて設定する。かかる走行時間に比例する消費エネルギーは、例えば、渋滞時による走行時間の延長に起因して発生するEVにおける空調等のアクセサリ機器での消費エネルギーを指す。
充電ST再配置部124は、例えば、道路網モデルを静電場、充電STのモデルやEV位置のモデルを荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行する。そして、充電ST再配置部124は、アルゴリズムの実行後、充電ST配置部122によって配置された道路網モデルにおける充電STのモデルを再配置する。ここで、充電STのモデルについては、例えば、斥力や引力により静電場中を運動する荷電粒子とする。また、EV位置のモデルについては、例えば、充電STのモデルに対応する荷電粒子と引力が働く静電場中に固定された荷電粒子とする。すなわち、充電STのモデルに対応する荷電粒子と、EV位置のモデルに対応する荷電粒子とは、一方が正の電荷を持ち、もう一方が負の電荷を持つ関係となる。
図3Cは、EVの交通シミュレータ結果をMAP空間から最適化空間(充電STレイヤ)に写像する例を示す図である。また、図3Dは、充電STのモデルに対応する荷電粒子の斥力による静電場中の運動結果に基づいて、最適化空間の充電STのモデルが道路網モデルに配置される例を示す図である。また、図3Eは、充電STのモデルに対応する荷電粒子同士の斥力と、EV位置のモデルに対応する荷電粒子によって働く引力とによる静電場中の運動結果に基づいて、充電STのモデルを道路網モデルに再配置する例を示す図である。
詳細には、図3Cに示すように、充電ST再配置部124は、充電ST配置部122によって配置された充電STのモデルと、EV配置部123によって配置された充電切れEV位置や充電警告灯が点灯したEV位置を含む道路網モデルをEV位置のモデルと充電STのモデルで構成される充電STレイヤに写像する。ここで、図3Cに示すEVレイヤと充電STレイヤとにおいては、電池切れしたEVに対応するEV位置モデルが、バツ印で表されている結果を示している。ここで、EV位置のモデルは、EV配置部123によって配置された充電警告灯点灯位置に対応するEVの位置モデルでもよい。
そして、充電ST再配置部124は、道路網モデルを静電場、充電STのモデルを斥力により静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行する。続いて、充電ST再配置部124は、図3Dの充電STレイヤに示すように、アルゴリズムの実行結果に基づいて、道路網モデルにおける充電STのモデルを再配置する。
その後、充電ST再配置部124は、充電STのモデルを、EVの位置モデルに対応する荷電粒子との引力により静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行する。ここで、EVの位置モデルに対応する荷電粒子については、一つの様態として、電池切れEV位置や充電警告灯が点灯したEv位置のモデルに対応する荷電粒子として、静電場中に固定する。すなわち、充電STのモデルに対応する荷電粒子は、静電場中に固定された電池切れEV位置や充電警告灯が点灯したEV位置のモデルに対応する荷電粒子との引力、及び充電STのモデルに対応する荷電粒子同士の斥力によって、静電場中を運動する。そして、充電ST再配置部124は、図3Eの充電STレイヤに示すように、アルゴリズムの実行結果に基づいて、道路網モデルにおける充電STのモデルを再配置する。
ここで、図4を用いて、道路網モデル、充電STのモデル、EV位置のモデルを利用したアルゴリズムについて説明する。図4は、道路網モデル、充電STのモデル、EV位置のモデルを利用したアルゴリズムの例について説明する図である。なお、図4において、各充電STは「三角形」で示し、各EV位置モデルは「バツ印」で示し、各道路(リンク)は「線」で示している。また、分岐点等を示す分岐ノードは「円」で示している。
例えば、図4に示すように、充電ST「ST」の位置を「r ST=(x ST,y ST)」とする。また、道路リンクベクトル「L」は、2つの分岐ノード位置ベクトル「n =(nx ,ny )」と、「n =(nx ,ny )」とにより構成される。この道路上に充電STが存在する場合に充電STの存在領域は、数式(1)で定義される。なお、「r ST」、「L」、「n 」、「n 」は、ベクトルである。
Figure 0005889289
また、道路リンクベクトル「L」と、道路リンクベクトルの単位ベクトル「l」とは、これらを構成する分岐ノード位置ベクトルにより、数式(2)及び数式(3)で定義される。なお、「l」は、ベクトルである。
Figure 0005889289
Figure 0005889289
また、充電STの移動速度「v ST」は、一定の速度(大きさ「1」)として、数式(4)で定義する。なお、「v ST」は、ベクトルである。
Figure 0005889289
ここで、定数である「a」は、“1”若しくは“−1”とする。すなわち、定数「a」の符号によって決まる充電STの動く向きは、他の充電STや電池切れ等のEVの位置モデル等によって形成される電場から受ける力の向きによって決まることとなる。但し、このような電場は、充電STの動きに応じて時間的に変化するものである。
また、充電ST「ST」を電荷「q」を持つ荷電粒子とすると、充電STによって形成される静電場「E ST」は、数式(5)で定義される。一方、電池切れ等のEV位置モデルによって形成される静電場「E EV」は、数式(6)で定義される。なお、「E ST」、「E EV」は、ベクトルである。
Figure 0005889289
Figure 0005889289
上述したように、充電ST同士は斥力が働くのに対して、充電STとEV位置とは引力が働く。但し、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノードを対象とする境界条件では、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノードを中心とした充電STの鏡像を、充電STが受ける力の一つとする。
図5は、1次元モデルにおける鏡像の例を示す図である。なお、図5では、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノードが「n1」として表されている。また、図5では、道路リンクベクトルの方向については、分岐ノード「n1」から分岐ノード「n2」の方向であるものとする。また、図5において、分岐ノード「n1」の位置は「n」、充電ST「ST」の位置は「r」、充電ST「STi+1」の位置は「ri+1」、分岐ノード「n2」の位置は「n」とする。例えば、図5の例では、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノード「n1」を中心とした充電ST「ST」の鏡像点の位置は、「2n−r」となる。
よって、例えば、一方に隣接するリンクがない分岐ノードを対象とする境界条件において、隣にリンクがない分岐ノードを中心とした充電STの鏡像によって形成される静電場「E mirror_k」は、数式(7)で定義される。ここで、鏡像の位置は、「2n end_j−r ST」となる。なお、「E mirror_k」、「2n end_j」、「r ST」は、ベクトルである。
Figure 0005889289
これらにより、充電ST「ST」が受ける力「F ST」は、数式(8)で定義される。そして、充電STが受ける力「F ST」が道路リンクベクトル「L」と同方向、若しくは逆方向かを判定することにより、充電STの走行速度「v ST」は、数式(9)で定義される。
Figure 0005889289
Figure 0005889289
次に、図6を用いて、充電STの分岐点でのアルゴリズムについて説明する。図6は、充電STの分岐点でのアルゴリズムの例について説明する図である。図6の説明では、3つのリンクによって3方向に分岐する分岐ノードが存在する状況において、充電ST「ST」が道路リンク「L」から3方向に分岐する分岐ノードに到達した場合を例に挙げる。なお、図6において、充電STは「三角形」で示し、各道路(リンク)は「線」で示し、分岐点等を示す分岐ノードは「円」で示している。
例えば、図6に示すように、充電ST「ST」は、分岐ノードで受ける力が最も大きいベクトル成分を持つ道路リンクベクトル「L」に進路をとる。このときの充電ST「ST」の走行速度「v ST分岐」は、数式(10)で定義される。また、分岐点における充電ST「ST」の走行速度「v ST分岐」は、分岐点で力が均衡した場合に、該分岐点で速度「0」となる。すなわち、充電ST「ST」は、分岐点で停止することになる。
Figure 0005889289
図7は、2次元モデルにおける鏡像の例を示す図である。なお、図7では、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノードが「n1」として表されている。また、図7では、道路リンクベクトルの方向については、分岐ノード「n1」から分岐ノード「n2」の方向であるものとする。また、図7において、分岐ノード「n1」の位置は「n」、充電ST「ST」の位置は「r」、充電ST「STi+1」の位置は「ri+1」、分岐ノード「n2」の位置は「n」とする。例えば、図7の例では、一方に隣接するリンクが存在しない分岐ノード「n1」を中心とした充電ST「ST」の鏡像点の位置は、「2n−r」となる。
図1の説明に戻り、充電ST再配置部124は、例えば、充電STのモデルに対応する荷電粒子の運動において、進む方向と力の方向とが反対向きになるか否かを判定する。そして、充電ST再配置部124は、進む方向と力の方向とが反対向きになることを判定した場合に、充電STのモデルに対応する荷電粒子の位置を、該進む方向へ強制的に移動するアルゴリズムを実行する。その後、充電ST再配置部124は、アルゴリズムの実行後、充電ST配置部122によって配置された道路網モデルにおける充電STのモデルを再配置する。
図8は、極端に大きい曲率である道路リンクの例を示す図である。図8では、道路リンクベクトルの方向については、分岐ノード「ni−2」から分岐ノード「ni+3」の方向であるものとする。また、図8において、分岐ノード「n」の位置は「n」、充電ST「ST」の位置は「r」、充電ST「ST」が受ける力は「f」とする。また、図8では、充電ST「ST」が分岐ノード「n」の位置で拘束される場合を例に挙げる。ここで、分岐ノード「n」の前方の道路リンクベクトル「L」は数式(11)で定義される。但し、充電ST「ST」が拘束されることから、充電ST「ST」と分岐ノード「n」との位置は、ほぼ等しい位置にあるものとする。
Figure 0005889289
例えば、図8に示すように、破線矢印で表された充電ST「ST」が進む方向と、実線矢印で表された充電ST「ST」が受ける力の方向とが反対向きになる条件が成り立つ場合に、充電ST「ST」の位置「r」は、不安定である可能性がある。このため、上記条件が成り立つ場合には、充電ST「ST」の位置を強制的に移動させる。一つの様態として、充電ST「ST」の位置「r」を分岐ノード「ni+20」の位置に強制的に移動させる。なお、移動先の分岐ノードは、20先の分岐ノード「ni+20」に限られるわけではない。また、極端に大きい曲率である道路リンクで起こり得る充電STの拘束を判定する数式は、拘束された際に20先の分岐ノードに移動させるのであれば、数式(12)で定義される。また、図8に示す処理において、充電ST「ST」の拘束が無限ループに陥る場合もあるため、アルゴリズムの最大実行回数を10回等に予め設定しても良い。
Figure 0005889289
図1の説明に戻り、充電ST再配置部124は、例えば、充電STのモデルに対応する荷電粒子がEV位置のモデルに対応する荷電粒子から所定値以上の引力を受けているか否かを判定する。そして、充電ST再配置部124は、所定値以上の引力を受けていると判定した場合に、充電STのモデルに対応する荷電粒子の位置を、所定値以上の引力を受けているEVのモデルに対応する荷電粒子の方向へ強制的に移動するアルゴリズムを実行する。その後、充電ST再配置部124は、アルゴリズムの実行後、充電ST配置部122によって配置された道路網モデルにおける充電STのモデルを再配置する。
図9Aは、平行した道路リンクの例を示す図である。また、図9Bは、平行した道路リンクにおけるアルゴリズムの例を説明する図である。図9Aでは、左方に示す道路リンクベクトルの方向については、分岐ノード「ni−1」から分岐ノード「ni+1」の方向であるものとする。同様に、右方に示す道路リンクベクトルの方向については、分岐ノード「n」から分岐ノード「nk+2」の方向であるものとする。また、図9Aでは、このような平行した道路リンクのうち、右方の道路リンクの分岐ノード「nk+1」の付近に電池切れ等のEV位置のモデルが集中している。また、図9Aにおいて、電池切れ等のEV位置のモデルが集中している分岐ノード「nk+1」と、左方の道路リンクの分岐ノード「n」との距離が、充電ST「ST」が分岐ノード「n」の付近に到達するときに所定値以上の引力が働くほどの距離である。
例えば、図9Aに示すように、充電ST「ST」が、破線矢印で表された方向に向かうときに、充電切れのEVの引力を受けることで、実線矢印で表されるように分岐ノード「n」に拘束されることがある。このため、数式(13)で定義されるように、道路リンクが繋がっていない位置関係で、充電STが電池切れ等のEV位置との引力が働いている場合に、充電STの位置を強制的に「x」へ移動させる。
Figure 0005889289
また、例えば、移動先である位置「x」は、図9Bに示すように、充電STが拘束される分岐ノードの方向へ道路リンクを同じ長さだけ延長させ、該分岐ノードを中心とする扇形に含まれる最短位置の分岐ノードとする。詳細には、充電ST再配置部124は、充電STが拘束される分岐ノード「n」の前後の分岐ノード「ni−1」、「ni+1」それぞれから、充電STが拘束される分岐ノードの方向へ同じ長さだけ延長させていく。なお、図9Bでは、延長方向を破線矢印で表している。そして、充電ST再配置部124は、充電STが拘束される分岐ノード「n」を中心とする扇形に含まれる最短の分岐ノードとして、分岐ノード「n」を含む道路リンクとは異なる道路リンクの分岐ノード「nk+1」を充電STの移動先とする。なお、図9Bでは、充電STが受ける力の方向を実線矢印で表している。
図1の説明に戻り、EV再配置部125は、例えば、道路網モデルを走行するEVのモデルの充電状況が所定値以下になった場合に、充電ST再配置部124によって再配置された充電STのモデルで該EVのモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行する。そして、EV再配置部125は、アルゴリズムの実行後、道路網モデルに電池切れや受電警告灯が点灯したEV位置のモデルを再配置する。ここで、EVの充電状況の所定は、例えば、「3kWh」とする。
図3Fは、配置解析シミュレーション結果に基づいて交通シミュレーションを実行し、電池切れ等のEV位置のモデルを再度配置する例を示す図である。詳細には、EV再配置部125は、充電ST再配置部124によって再配置された充電STのモデルを含む道路網モデルを図3Fに示すように、充電STレイヤからEVレイヤに写像する。そして、EV再配置部125は、配置解析シミュレーション結果として得られた充電STが再配置されたEVレイヤ上の道路網モデルにおいて、交通シミュレーションを再度実行する。すなわち、EV再配置部125は、EV配置部123と同様の処理を、配置解析シミュレーション結果として得られた道路網モデル上で実行する。また、配置解析装置100は、充電ST再配置部124と、EV再配置部125とによる処理について、予め設定される繰り返し数だけ繰り返し実行する。
[実施例1に係る配置解析処理]
次に、図10を用いて、実施例1に係る配置解析処理を説明する。図10は、実施例1に係る配置解析処理の流れの例を示すフローチャートである。
例えば、図10に示すように、配置解析装置100は、配置解析シミュレーションの開始を受け付けた場合に(ステップS101肯定)、各種情報を読み込んで道路網モデルを生成する(ステップS102)。このとき、配置解析装置100は、配置解析シミュレーションの開始を受け付けていない場合に(ステップS101否定)、受け付け待ちの状態となる。
そして、配置解析装置100は、EVレイヤの道路網モデルの任意の位置に、任意の数の充電STのモデルを配置する(ステップS103)。続いて、配置解析装置100は、EVレイヤの道路網モデルに配置された充電STのモデルを利用した、交通シミュレーションを実行し、電池切れ等のEV位置モデルを該道路網モデルに配置する(ステップS104)。
その後、配置解析装置100は、交通シミュレーション結果から得られる道路網モデルを充電STレイヤに写像し、道路網モデルを静電場、充電STのモデル及びEVのモデルを荷電粒子とした、配置解析シミュレーションを実行し、充電STのモデルを再配置する(ステップS105)。そして、配置解析装置100は、道路網モデル上に急カーブ又は平行する道路があるか否かを判定する(ステップS106)。すなわち、急カーブの判定では、充電STのモデルに対応する荷電粒子の運動において、進む方向と力の方向とが反対向きになるか否かが判定される。同様に、平行する道路があるか否かの判定では、充電STのモデルに対応する荷電粒子がEVのモデルに対応する荷電粒子から引力を受けているか否かが判定される。換言すると、急カーブや平行する道路においては、充電STのモデルに対応する荷電粒子が、ある分岐ノードに拘束される可能性がある。
このとき、配置解析装置100は、急カーブ又は平行する道路があると判定した場合に(ステップS106肯定)、充電STのモデルに対応する荷電粒子の位置を、強制的に移動するアルゴリズムを実行し、道路網モデル上に充電STのモデルを再配置する(ステップS105)。一方、配置解析装置100は、急カーブ又は平行する道路がないと判定した場合に(ステップS106否定)、充電STレイヤの道路網モデルをEVレイヤに写像し、EVレイヤの道路網モデルに配置された充電STのモデルを利用した、交通シミュレーションを実行し、電池切れのEVのモデルを該道路網モデルに再配置する(ステップS107)。
続いて、配置解析装置100は、予め設定される処理の繰り返し数が上限値に達したか否かを判定する(ステップS108)。このとき、配置解析装置100は、処理の繰り返し数が上限値に達していないと判定した場合に(ステップS108否定)、ステップS107で配置した電池切れEVのモデルが含まれる、EVレイヤの道路網モデルを充電STレイヤに写像し、道路網モデルを静電場、充電STのモデル及びEV位置のモデルを荷電粒子とした、配置解析シミュレーションを再度実行し、充電STのモデルを再配置する(ステップS105)。一方、配置解析装置100は、処理の繰り返し数が上限値に達したと判定した場合に(ステップS108肯定)、配置解析シミュレーションの結果を出力する(ステップS109)。
[解析結果]
次に、図11A〜図13Cを用いて、上述してきた処理について、各初期設定における解析結果を説明する。
(充電STの設置箇所数)
図11Aは、充電STの初期配置位置の例を示す図である。図11Aに示す道路網モデルを利用した交通シミュレーション上で発生させる条件は以下の通りである。
・EV発生台数:3000台
・搭載電池容量:20kWh
・走行燃費:7.5km/kWh
・EVアクセサリ消費電力:3kW
・渋滞条件:渋滞有
・充電警告灯点灯条件:電池残量3kWh以下
上記条件は、EVの実行燃費が約5km/kWhに対応し、EVにとっては厳しい走行条件としている。なお、1回の充電あたりのEVの航続距離は、約100kmである。また、交通シミュレーション上のEVによる充電行動については、EVの電池残量を常時監視し、充電警告灯が点灯した場合に目的地と最寄りの充電STとへの到達時間を計算し、充電STへの到達時間の方が短ければ、最寄りの充電STに目的地を変更し、充電STで電池容量の8割まで充電が行なわれる。また、図11Aにおいて、充電STは、破線で囲われた円内に全て含まれている。
図11Bは、充電STの設置数ごとのアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。図11Bにおいて、縦軸は「電池切れ発生割合」を示し、横軸は「探索アルゴリズム繰返し回数」を示している。
例えば、図11Bに示すように、充電STの設置箇所が1箇所の場合に、電池切れ発生割合は、ほぼ減少していない。すなわち、1箇所に設置される充電STの位置を変更させたとしても、道路網モデル上に多数の電池切れEVが発生してしまい、電池切れEVの数の削減にはあまり効果がないと言える。これに対し、充電STの設置数が1箇所から7箇所に増加するにつれ、電池切れEVの発生割合が減少している。さらには、アルゴリズムを繰り返し実行されることで電池切れEVの発生割合も減少し、ある一定値の電池切れ割合に到達している。
また、電池切れEVの発生割合は、充電STの設置箇所数が増加するにつれて減少し、1箇所の場合に15%程度であった割合が7箇所の場合に6%程度になっている。また、アルゴリズムの繰り返し回数に対する電池切れEVの発生割合の減少率は、充電STの設置箇所数が増加するほど大きくなる。また、1回のアルゴリズム適用結果を比較すると、設置箇所数が1箇所の場合にはあまり減少していないが、設置箇所数が3箇所の場合に13%程度へ減少し、設置箇所数が7箇所の場合に7%程度へ減少する。
(充電STの初期配置位置)
図12Aは、充電STを道路網モデル上の北側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。また、図12Bは、充電STを道路網モデル上の南側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。また、図12Cは、充電STを道路網モデル上の東側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。また、図12Dは、充電STを道路網モデル上の西側付近に初期配置したときのアルゴリズム実行結果の例を示す図である。また、図12Eは、充電STを道路網モデル上の中央付近に初期配置したときのアルゴリズムの実行結果の例を示す図である。なお、図12A〜図12Eでは、北側、南側、東側、西側、中央それぞれの付近に4つの充電STを配置し、アルゴリズムを7回実行したときの実行結果を示す。また、図12A〜図12Eそれぞれの左方は充電STの初期配置位置を示し、右方はアルゴリズム実行結果を示す。
例えば、図12A〜図12Eに示すように、充電STの初期配置位置によらず、4つの最終的な充電STの配置位置は、同様の領域に配置されている。図12Fは、充電STの初期配置位置ごとのアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。図12Fにおいて、縦軸は「電池切れ発生割合」を示し、横軸は「最適化アルゴリズム繰返し回数」を示している。
例えば、図12Fに示すように、アルゴリズムの繰り返しの経過状況では若干の幅があるものの、初期配置位置全てについてアルゴリズムの繰り返しにより電池切れEVの発生割合が減少しており、アルゴリズムを7回繰り返した後には、電池切れEVの発生割合も全て8%〜9%程度まで減少している。
(道路形状が複雑な場合)
図13Aは、道路形状が複雑な道路網モデルにおける充電STの初期配置位置の例を示す図である。また、図13Bは、道路形状が複雑な道路網モデルにおけるアルゴリズム実行結果の例を示す図である。なお、図13A及び図13Bにおいて、充電STの設置箇所数は、6つとする。また、解析条件やアルゴリズムは、図12A〜図12Eと同様であるものとする。
例えば、図13Aに示すように、6つの充電STを同一の場所に初期配置した場合には、6つの充電STが図13Bに示す位置に再配置された。図13Cは、6つの充電ST配置時のアルゴリズムの実行数と電池切れ発生割合との関係の例を示す図である。図13Cにおいて、縦軸は「電池切れ発生割合」を示し、横軸は「探索アルゴリズム繰返し回数」を示している。
例えば、図13Cに示すように、充電STが初期設定の配置である場合には、12%程度の電池切れEVの発生割合であったものが、アルゴリズムの繰り返しによって最終的には6%程度まで電池切れEVの発生割合が減少している。これらの結果、道路網モデルがいかなる状況であっても、配置解析装置100が好適に機能することがわかる。
[実施例1による効果]
上述したように、配置解析装置100は、EVの充電を行なう充電STの配置解析において、道路網モデルを静電場、EV及び充電STを荷電粒子として、静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行することで、道路網モデルにおける充電STの配置場所を決定する。この結果、配置解析装置100は、電気自動車への動力源を供給する充電インフラの好適な配置場所を解析することができる。また、配置解析装置100は、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行するので、道路網モデルの端に充電STが配置されるのを防止して、道路網モデルへの充電STの配置を好適に実行することができる。
さて、これまで本発明に開示する配置解析装置100の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)充電STの配置、(2)構成、(3)プログラム、において異なる実施例を説明する。
(1)充電STの配置
上記実施例では、充電STを配置する場合に、充電STに対応する荷電粒子同士の斥力と、充電STに対応する荷電粒子及びEVに対応する荷電粒子の引力とを利用して、道路網モデルを静電場とした荷電粒子の運動によって、充電STを配置する場合を説明した。この充電STの配置については、例えば、充電STに対応する荷電粒子同士の斥力のみを利用して、道路網モデルを静電場とした荷電粒子の運動によって、充電STを配置しても良い。
また、上記実施例では、分岐ノードに充電STに対応する荷電粒子が拘束される場合に、充電STに対応する荷電粒子を強制的に移動させることにより、道路網モデルに充電STを配置する場合を説明した。この充電STの配置については、例えば、荷電粒子の拘束を考慮せずに、充電STを配置しても良い。これらの充電STの配置によれば、充電STの配置場所の解析においてある一定以上の効果を得ることができる。
(2)構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報(例えば、交通シミュレーションや配置解析シミュレーションで利用されるパラメタ等)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した配置解析装置100の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。例えば、充電ST配置部122と充電ST再配置部124とを統合して、道路網モデル上の充電STの配置に係る処理を実行させても良い。また、例えば、EV配置部123とEV再配置部125とを統合して、道路網モデル上のEVの配置に係る処理を実行させても良い。
また、配置解析装置100にて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(3)プログラム
図14は、開示の実施形態に係る配置解析プログラムによる処理がコンピュータを用いて具体的に実現されることを示す図である。図14に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1001と、CPU1002と、ハードディスクドライブインタフェース1003と、ディスクドライブインタフェース1004と、シリアルポートインタフェース1005と、ビデオアダプタ1006と、ネットワークインタフェース1007とを有し、これらの各部はバス1008によって接続される。
メモリ1001は、図14に例示するように、ROM(Read Only Memory)1001a及びRAM(Random Access Memory)1001bを含む。ROM1001aは、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1003は、図14に例示するように、ハードディスクドライブ1009に接続される。ディスクドライブインタフェース1004は、図14に例示するように、ディスクドライブ1010に接続される。例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1010に挿入される。シリアルポートインタフェース1005は、図14に例示するように、例えばマウス1011、キーボード1012に接続される。ビデオアダプタ1006は、図14に例示するように、例えばディスプレイ1013に接続される。
ここで、図14に例示するように、ハードディスクドライブ1009は、例えば、OS(Operating System)1009a、アプリケーションプログラム1009b、プログラムモジュール1009c、プログラムデータ1009dを記憶する。すなわち、開示の実施形態に係る配置解析プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1009cとして、例えばハードディスクドライブ1009に記憶される。具体的には、上記実施例で説明した道路網生成部121と同様の処理を実行する道路網生成手順と、充電ST配置部122と同様の処理を実行する充電ST配置手順と、EV配置部123と同様の処理を実行するEV配置手順と、充電ST再配置部124と同様の処理を実行する充電ST再配置手順と、EV再配置部125と同様の処理を実行するEV再配置手順とが記述されたプログラムモジュール1009cが、ハードディスクドライブ1009に記憶される。また、上記実施例で説明した記憶部110に記憶されるデータのように、配置解析プログラムによる処理に用いられるデータは、プログラムデータ1009dとして、例えばハードディスクドライブ1009に記憶される。そして、CPU1002が、ハードディスクドライブ1009に記憶されたプログラムモジュール1009cやプログラムデータ1009dを必要に応じてRAM1001bに読み出し、道路網生成手順、充電ST配置手順、EV配置手順、充電ST再配置手順、EV再配置手順を実行する。
なお、配置解析プログラムに係るプログラムモジュール1009cやプログラムデータ1009dは、ハードディスクドライブ1009に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1010等を介してCPU1002によって読み出されてもよい。あるいは、配置解析プログラムに係るプログラムモジュール1009cやプログラムデータ1009dは、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1007を介してCPU1002によって読み出されてもよい。
100 配置解析装置
101 入力部
102 出力部
110 記憶部
120 制御部
121 道路網生成部
122 充電ST配置部
123 EV配置部
124 充電ST再配置部
125 EV再配置部

Claims (7)

  1. 道路網に関する地図データのモデルである道路網モデルを生成する道路網生成手順と、
    前記道路網生成手順によって生成された道路網モデルの任意の位置に、電気自動車の充電を行なう充電ステーションのモデルを配置する充電ステーション配置手順と、
    前記道路網モデルについては静電場、前記充電ステーションのモデルについては斥力により該静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーション配置手順によって配置された道路網モデルにおける充電ステーションのモデルを再配置する充電ステーション再配置手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配置解析プログラム。
  2. 前記道路網モデルを走行する電気自動車のモデルの充電状況が所定値以下になった場合に、前記充電ステーション配置手順によって配置された充電ステーションのモデルで該電気自動車のモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行し、該道路網モデルで電池切れが発生した電気自動車のモデルの位置および電気自動車のモデルの充電警告灯が点灯した位置の少なくとも一方の位置の配置を特定する電気自動車配置手順をさらに実行させ、
    前記充電ステーション再配置手順は、特定された位置に前記充電ステーションのモデルに対応する荷電粒子と引力が働く前記静電場中に固定された荷電粒子を配置して、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーションのモデルを再配置し、
    前記道路網モデルを走行する電気自動車のモデルの充電状況が所定値以下になった場合に、前記充電ステーション再配置手順によって再配置された充電ステーションのモデルで該電気自動車のモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行し、該道路網モデルに電池切れが発生した電気自動車のモデルの位置および電気自動車のモデルの充電警告灯が点灯した位置の少なくとも一方の位置の配置を再特定する電気自動車再配置手順をさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の配置解析プログラム。
  3. 前記充電ステーション再配置手順は、前記充電ステーションのモデルに対応する荷電粒子の運動において、進む方向と力の方向とが反対向きになる場合に、該充電ステーションのモデルに対応する荷電粒子の位置を、該進む方向へ強制的に移動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーションのモデルを再配置することを特徴とする請求項1に記載の配置解析プログラム。
  4. 前記充電ステーション再配置手順は、前記充電ステーションのモデルに対応する荷電粒子が、特定された位置に配置された荷電粒子から所定値以上の引力を受けている場合に、該充電ステーションのモデルに対応する荷電粒子の位置を、該所定値以上の引力を受けている電気自動車のEV位置のモデルに対応する荷電粒子の方向へ強制的に移動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーションのモデルを再配置することを特徴とする請求項2に記載の配置解析プログラム。
  5. 前記電気自動車配置手順は、充電ステーション毎に定められた営業時間内に電気自動車のモデルが到着した場合に充電を行うものとして該電気自動車のモデルの充電を行なうアルゴリズムを実行して、該道路網モデルで電池切れが発生した電気自動車のモデルの位置および電気自動車のモデルの充電警告灯が点灯した位置の少なくとも一方の位置の配置を特定することを特徴とする請求項2に記載の配置解析プログラム。
  6. 道路網に関する地図データのモデルである道路網モデルを生成する道路網生成部と、
    前記道路網生成部によって生成された道路網モデルの任意の位置に、電気自動車の充電を行なう充電ステーションのモデルを配置する充電ステーション配置部と、
    前記道路網モデルについては静電場、前記充電ステーションのモデルについては斥力により該静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーション配置部によって配置された道路網モデルにおける充電ステーションのモデルを再配置する充電ステーション再配置部と
    を有することを特徴とする配置解析装置。
  7. 道路網に関する地図データのモデルである道路網モデルを生成する道路網生成工程と、
    前記道路網生成工程によって生成された道路網モデルの任意の位置に、電気自動車の充電を行なう充電ステーションのモデルを配置する充電ステーション配置工程と、
    前記道路網モデルについては静電場、前記充電ステーションのモデルについては斥力により該静電場中を運動する荷電粒子として、境界条件を有する静電場中を荷電粒子が運動するアルゴリズムを実行し、前記充電ステーション配置工程によって配置された道路網モデルにおける充電ステーションのモデルを再配置する充電ステーション再配置工程と
    コンピュータが実行することを特徴とする配置解析方法。
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JPN6012021559; 村瀬 正名: '引力・斥力モデルに基づいたセンサノードの動的再配置手法' 情報処理学会研究報告2003-OS-92 Vol.2003, No.19, 20030227, pp.31-38 *
JPN6012021561; 小柳 文子: '重み付きボロノイによる電気自動車用充電設備の適正配置の検討' 電気学会論文誌B Vol.119-B, No.12, 19991201, pp.1412-1419 *

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