JP5888141B2 - 呼接続装置及び通信方法 - Google Patents

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本明細書で論じられる実施態様は、電話機の呼制御に関する。
電話機の呼制御に関する技術として、内線網を構成する電話交換装置に設けられたログイン専用の電話番号に、ユーザが外線や専用線を介して電話端末から発信を行い、外線若しくは専用線の先の電話端末の番号を電話交換装置に登録することが知られている。
特開2004−357208号公報
特定の内線番号で内線通話をしようとした時に、この内線番号で内線通話を発着信できる電話端末がユーザの手元にないことがある。このような場合に、ユーザの手元にある他の端末を用いてこの内線番号で発着信できることが望まれる。
開示の装置及び方法は、端末からの操作によりこの端末を特定の内線番号へ登録して、登録した端末による内線通話の使用を可能にすることを目的とする。
装置の一観点によれば、内線端末の呼接続処理を行う呼接続装置が与えられる。呼接続装置は、外線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行う呼制御部と、呼制御部により接続された外線端末との呼において外線端末から送信された内線の登録要求を受信する登録要求受信部と、登録要求を送信した外線端末に、呼接続装置固有の識別子を含む内線番号を登録する端末登録部と、外線端末に登録された内線番号を他の呼接続装置に通知する通知部を備える。
を備える
他の装置の一観点によれば、外線端末の呼接続処理を行う呼接続装置が与えられる。呼接続装置は、内線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末と内線端末と間の呼接続処理を行う呼制御部と、他の呼接続装置により外線端末に登録された他の呼接続装置固有の識別子を含んだ内線番号を、他の呼接続装置から受信する受信部と、を備える。呼制御部は、外線端末の発呼の信側番号に指定された内線番号により識別される他の呼接続装置との間で、発呼を接続するための呼接続処理を行う。
方法の一観点によれば、呼制御方法が与えられる。呼制御方法は、内線端末の呼接続処理を行う第1の呼接続装置と外線端末の呼接続処理を行う第2の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行うこと、接続された呼において外線端末から送信された内線の登録要求を、第1の呼接続装置で受信すること、登録要求を送信した外線端末に第1の呼接続装置に固有の識別子を含む内線番号を登録すること、外線端末に登録された内線番号を第1の呼接続装置から第2の呼接続装置に通知すること、を含む。
本件開示の装置又は方法によれば、端末からの操作によりこの端末を特定の内線番号へ登録して、登録した端末で内線通話を使用することが可能になる。
通信システムの構成例を示す図である。 構内サーバのハードウエア構成の一例を示す図である。 センタサーバのハードウエア構成の一例を示す図である。 構内サーバの機能構成の一例を示す図である。 内線利用データの一例を示す図である。 発信側の内線番号が設定されたINVITEメッセージのヘッダの例を示す図である。 利用許可データの一例を示す図である。 センタサーバの機能構成の一例を示す図である。 プロファイルデータの一例を示す図である。 アドレスデータの一例を示す図である。 構内ネットワークデータの一例を示す図である。 内線番号の登録時の信号シーケンスの第1例を示す図である。 (A)は利用許可データの例を示し、(B)及び(C)は図12の登録処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 図12で登録された移動電話への着信動作の説明図である。 図12で登録された移動電話の発信動作の説明図である。 内線番号の解除時の信号シーケンスの第1例を示す図である。 (A)及び(B)は図16の解除処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 内線番号の登録時の信号シーケンスの第2例を示す図である。 (A)は利用許可データの例を示し、(B)及び(C)は図18の登録処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 内線番号の解除時の信号シーケンスの第2例を示す図である。 (A)及び(B)は図20の解除処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 内線番号の登録時の信号シーケンスの第3例を示す図である。 (A)は利用許可データの例を示し、(B)及び(C)は図22の登録処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 図22で登録された内線端末への着信動作の説明図である。 図22で登録された内線端末の発信動作の説明図である。 内線番号の解除時の信号シーケンスの第3例を示す図である。 (A)及び(B)は図16の解除処理によるプロファイルデータ及び内線利用データの変化を示す。 内線番号に登録される端末を移動電話に切り替える際のセンタサーバの動作の説明図である。 プロファイル変更要求受信時のセンタサーバの動作の説明図である。 移動電話が着信側である場合の通話時のセンタサーバの動作の説明図である。 移動電話が発信側である場合の通話時のセンタサーバの動作の説明図である。 内線番号に登録される端末を移動電話に切り替える際の構内サーバの動作の説明図である。 図32の登録処理の説明図である。 図32の解除処理の説明図である。 内線番号に登録される端末を内線端末に切り替える際の構内サーバの動作の説明図である。 内線番号の自動解除動作の説明図である。 内線端末が着信側である場合の通話時の構内サーバの動作の説明図である。 内線端末が発信側である場合の通話時の構内サーバの動作の説明図である。
<1.通信システムの構成例>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの一例の構成を示す図である。通信システム1は、構内ネットワーク2と事業者ネットワーク3を含む。構内ネットワーク2は、構内サーバ10、内線端末11a〜11c、インターネットプロトコル(IP: Internet Protocol)網12、アクセスポイント13及びゲートウエイ装置14、構内データベース15を含んでいる。構内サーバ10は、所定の呼制御プロトコルを使用して、アクセスポイント13を経由してIP網12に接続される内線端末11a〜11c間の内線通話の呼制御を行う。
事業者ネットワーク3は、電話通信サービスを提供する通信事業者によって運営される外線通信ネットワークである。事業者ネットワーク3は、センタサーバ20、移動電話21a〜21c、IP網22、基地局装置23、ゲートウエイ装置24及びセンタデータベース25を含む。移動電話21a〜21cで行われる通話により生じるユーザデータは、基地局装置23との間の無線通信によって送受信され、ゲートウエイ装置24を介してIP網22で伝送される。センタサーバ20は、所定の呼制御プロトコルを使用して、事業者ネットワーク3における移動電話21a〜21c間の通話の呼制御を行う。
なお、添付する図面及び以下の説明において、ゲートウエイ装置、データベース及び基地局装置をそれぞれ、「ゲートウエイ」、「DB」及び「基地局」と表記することがある。また、内線端末11a〜11cを総称して「内線端末11」と表記することがある。移動電話21a〜21cを総称して「移動電話21」と表記することがある。内線端末11及び移動電話21を総称して「端末」と表記することがある。
構内ネットワーク2のIP網12は、ゲートウエイ14を介して事業者ネットワーク3と接続されている。構内サーバ10とセンタサーバ20は、所定の呼制御プロトコルに従った呼制御メッセージを交換することにより、内線端末11と移動電話21との間の呼制御を行う。内線端末11と移動電話21との間の呼制御に使用される呼制御プロトコルは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)であってよい。他の実施例では内線端末11と移動電話21の間の呼制御に、MGCP(Media Gateway Control Protocol)やITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で定められたH.323が使用されてもよい。
以下の説明では、内線端末11と移動電話21との間の呼制御に使用される呼制御プロトコルの例示としてSIPを使用する。但し、これらの例示は、本明細書により記載される呼制御が、SIPを使用するものに限定して適用されることを意図するものではない。
以下で説明するように、構内ネットワーク2では1つの内線番号に登録される端末が複数の端末の間で切り替わる。このため構内ネットワーク2は、各内線番号が付与された端末を登録するための構内DB15を備える。構内DB15は構内サーバ10からアクセス可能なデータベースである。
構内ネットワーク2の内線番号には、移動電話21が登録されることがある。このため、事業者ネットワーク3は、移動電話21が内線として登録された構内ネットワーク2の識別情報を登録するためのセンタDB25を備える。センタDB25は、センタサーバ20からアクセス可能なデータベースである。
<2.ハードウエア構成例>
続いて、図1に示す構内サーバ10とセンタサーバ20のハードウエア構成例を説明する。図2に、構内サーバ10のハードウエア構成の一例を示す。構内サーバ10は、プロセッサ40と、メモリ41と、補助記憶装置42と、ネットワークインタフェース回路43と、媒体読取装置44を備える。なお、以下の説明及び添付図面において、ネットワークインタフェースを「NIF」と表記することがある。
プロセッサ40は、構内サーバ10の動作制御や、以下に説明する呼制御処理を行う。補助記憶装置42には、プロセッサ40にこれらの処理を実行させるためのコンピュータプログラムが格納される。補助記憶装置42は、コンピュータプログラムを記憶するための不揮発性記憶装置を備える。不揮発性記憶装置は、例えば、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)や、フラッシュメモリ、ハードディスクであってよい。メモリ41には、プロセッサ40がコンピュータプログラムを実行する際に使用される各データ及び一時データが格納される。メモリ41は、ランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)を含んでいてよい。
NIF回路43は、構内サーバ10とIP網12との間でパケット信号を送受信するための通信インタフェース回路である。媒体読取装置44は、コンピュータに読み取り可能な可搬型記録媒体に記憶されたデータを読み取る。媒体読取装置44は、例えばCD(Compact Disc)−ROMドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)−ROMドライブ装置、フレキシブルディスクドライブ装置、CD−R(Compact Disc Recordable)ドライブ装置であってよい。媒体読取装置44は、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)ドライブ装置、MO(Magneto-Optical disk)ドライブ装置、フラッシュメモリ装置へのアクセス装置であってもよい。以下に説明する呼制御処理をプロセッサ40に実行させるコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体に格納されて頒布される。コンピュータプログラムは、媒体読取装置44により可搬型記録媒体から読み取られ、補助記憶装置42にインストールされる。
図3は、センタサーバ20のハードウエア構成の一例を示す図である。センタサーバ20は、プロセッサ50と、メモリ51と、補助記憶装置52と、ネットワークインタフェース回路53と、媒体読取装置54を備える。プロセッサ50は、センタサーバ20の動作制御や、以下に説明する呼制御処理を行う。補助記憶装置52には、プロセッサ50にこれらの処理を実行させるためのコンピュータプログラムが格納される。
補助記憶装置52は、コンピュータプログラムを記憶するための不揮発性記憶装置を備える。不揮発性記憶装置は、例えば、読み出し専用メモリや、フラッシュメモリ、ハードディスクであってよい。メモリ51には、プロセッサ50がコンピュータプログラムを実行する際に使用される各データ及び一時データが格納される。メモリ51は、ランダムアクセスメモリを含んでいてよい。
NIF回路53は、センタサーバ20とIP網22との間でパケット信号を送受信するための通信インタフェース回路である。媒体読取装置54は、コンピュータに読み取り可能な可搬型記録媒体に記憶されたデータを読み取る。媒体読取装置54は、例えばCD−ROMドライブ装置やDVD−ROMドライブ装置、フレキシブルディスクドライブ装置、CD−Rドライブ装置であってよい。媒体読取装置54は、DVD−Rドライブ装置、MOドライブ装置、フラッシュメモリ装置へのアクセス装置であってもよい。以下に説明する呼制御処理をプロセッサ50に実行させるコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体に格納されて頒布される。コンピュータプログラムは、媒体読取装置54により可搬型記録媒体から読み取られ、補助記憶装置52にインストールされる。
なお、図2及び図3に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。以下に記載される動作を実行するものであれば、本明細書に記載される通信システムは、他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。
<3.機能構成例>
続いて、上記ハードウエア構成によって実現される機能について説明する。図4は、構内サーバ10の機能構成の一例を示す図である。構内サーバ10は、呼制御部60と、登録要求受信部61と、認証部62と、端末情報登録部63と、内線情報登録要求部64と、メッセージ生成部65と、音声信号分析部66と、番号情報指定部67を備える。これら構成要素の動作は、図2に示すプロセッサ40によって実行される。なお、構内サーバ10のこれら構成要素による動作の詳細は下記「4.切替動作の例」で説明するが、本節では概要を説明する。
呼制御部60は、構内ネットワーク2内の内線通話の呼制御を行う。その際に、呼制御部60は現在内線番号に登録されている端末を特定する。構内DB15には、内線番号に登録されている端末の情報である内線利用データ68が収容されている。
図5は、内線利用データ68の一例を示す図である。内線利用データ68は、情報要素「内線番号」、「初期端末」、「登録端末」、「解除期間」及び「登録時刻」を含む。情報要素「内線番号」は対象の内線番号を示す。情報要素「初期端末」は対象の内線番号に初期状態で登録される内線端末11の内線番号又は移動電話21の移動電話番号を示す。情報要素「登録端末」は、対象の内線番号に現在登録されている内線端末11の内線番号又は移動電話21の移動電話番号を示す。情報要素「解除期間」は、内線番号に端末を登録した後に自動的に登録を解除するまでの期間を指定する。内線番号の登録は、登録時刻から解除期間経過後に自動的に解除される。情報要素「登録時刻」は、登録端末への内線番号を登録した時刻を示す。
以下の説明において、内線利用データ68の情報要素「初期端末」に内線番号及び移動電話番号がそれぞれ登録された内線端末11及び移動電話21を初期端末と表記することがある。内線利用データ68の情報要素「登録端末」に内線番号及び移動電話番号がそれぞれ登録された内線端末11及び移動電話21を登録端末と表記することがある。
例えば、図5の第1行目のデータは、内線番号「711-1111」に登録された初期端末及び登録端末が、それぞれ内線番号「711-1111」の内線端末11及び移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21であることを示す。またこのデータは、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21の登録が2時間で自動解除されることを示す。またこのデータは、登録時刻は「13時1分32秒」であることを示す。すなわちこの登録は15時1分32秒に自動解除される。
図5の第2行目のデータは、内線番号「711-3333」に登録された初期端末及び登録端末が、それぞれ移動電話番号「090-1234-3333」の内線移動電話21及び移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21であることを示す。またこのデータは、移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21の登録が1時間で自動解除されることを示す。またこのデータは、登録時刻は「14時11分54秒」であることを示す。すなわちこの登録は15時11分54秒に自動解除される。
図4を参照する。内線端末11からの発信が、移動電話21に登録されている内線番号を着信側番号として指定する場合には、呼制御部60はセンタサーバ20との間で呼接続処理を実行する。呼制御部60は、セッション接続メッセージとしてのINVITEメッセージを生成する際に、内線利用データ68に登録された移動電話番号へ着信先識別子を変換する。また、呼制御部60は、INVITEメッセージのヘッダに発信側の内線番号を設定する。呼制御部60は、INVITEメッセージをセンタサーバ20へ送信する。
内線番号が設定されたINVITEメッセージのヘッダの例を図6に示す。構内サーバ10は、参照符号100で示す特殊ヘッダに発信側の内線番号を設定する。特殊ヘッダは、構内サーバ10側で設定された内線番号を含む特殊ヘッダであることを示すタグ「Special-headerA」と、発信側の内線番号「711-2222」を含むURL(Uniform Resource Locator)を有する。
図4を参照する。内線端末11間の呼の接続において、着信側の内線端末11が登録端末として登録されている場合には、呼制御部60は、着信側番号を登録端末の内線番号に変換して内線端末間の呼を接続する。
登録要求受信部61は、予め定められた電話番号である「登録番号」及び「解除番号」への端末の発信を受信する。登録番号は、登録端末として端末を内線利用データ68へ登録する登録処理を開始させるために使用される。解除番号は、内線利用データ68への端末の登録を解除する解除処理を開始させるために使用される。
認証部62は、登録番号へ発信した端末の認証処理を実行する。認証部62は、登録番号へ発信した端末が、内線番号への登録が許可された端末であるか否かを判断する。構内DB15には、内線番号への登録が許可された端末の情報である利用許可データ69が収容されている。
図7は、利用許可データ69の一例を示す図である。利用許可データ69は、情報要素「内線番号」、「登録可能端末」、「パスワード」及び「解除期間」を含む。情報要素「内線番号」は対象の内線番号を示す。情報要素「登録可能端末」は、対象の内線番号へ登録端末として登録されることが許されている端末の内線番号又は移動電話番号を示す。情報要素「パスワード」は登録の際に入力するパスワードを示す。情報要素「解除期間」は、「登録可能端末」で指定された端末を内線番号に登録した後に自動的に登録を解除するまでの期間を指定する。
なお、以下の説明において、内線利用データ68の情報要素「登録可能端末」に内線番号及び移動電話番号がそれぞれ登録された内線端末11及び移動電話21を登録可能端末と表記することがある。
例えば、図7の第1行目のデータは、内線番号「711-1111」の登録可能端末が、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21であり、登録の際のパスワードが「1111」であることを示す。またこのデータは、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21の登録が2時間で自動解除されることを示す。
図7の第2行目のデータは、内線番号「711-3333」の登録可能端末が、移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21であり、登録の際のパスワードが「2222」であることを示す。またこのデータは、移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21の登録が1時間で自動解除されることを示す。
図7の第3行目のデータは、内線番号「711-3333」の登録可能端末が、内線番号「711-4444」の内線端末11であり、登録の際のパスワードが「4444」であることを示す。またこのデータは、内線番号「711-4444」の内線端末11の登録が3時間で自動解除されることを示す。
認証部62は、端末の認証処理において、登録番号へ発信した端末が登録可能端末であるか否かを判断する。また認証部62は、端末から入力されたパスワードが、利用許可データで指定されるパスワードと一致するか否かを判断する。認証部62は、登録番号へ発信した端末が登録可能端末であり、パスワードが一致する場合にのみ端末の登録を許す。
メッセージ生成部65は、登録番号へ発信した端末へ、登録先の内線番号及びパスワードの入力を促すメッセージを生成して送信する。メッセージは、例えばトーキーのような自動音声ガイダンスであってもよく、端末の表示デバイスに表示される可視情報であってもよい。登録先の内線番号及びパスワードがDTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)等の音声信号で入力される場合に、音声信号分析部66は、音声信号の分析結果を認証部62へ与える。
端末情報登録部63は、内線利用データ68への登録端末の登録処理及び解除処理を実行する。端末情報登録部63は、登録番号へ発信した端末を登録端末として内線利用データ68へ登録する。端末情報登録部63は、解除番号へ発信した端末に対する内線番号の登録を解除し、この内線番号に登録される端末を初期端末に戻す。また、端末情報登録部63は、内線利用データ68へ登録端末が登録されている期間が、情報要素「解除期間」で指定される期間に至った時に、登録端末に対する内線番号の登録を解除し、この内線番号に登録される端末を初期端末に戻す。
図4を参照する。内線情報登録要求部64は、登録処理及び解除処理に伴う移動電話21への内線番号の登録状態の変動を通知する、プロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求を伴う登録処理の一例は、移動電話21を内線番号に登録する登録処理である。この場合、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって移動電話21に登録される内線番号をセンタサーバ20に通知する。また、登録対象の内線番号の初期端末が内線移動電話21である場合に、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって内線移動電話21を特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。プロファイル変更要求は、内線移動電話21の移動電話番号で内線移動電話21を特定してもよく、内線移動電話21に登録された内線番号によって、間接的に内線移動電話21を特定してもよい。
プロファイル変更要求を伴う登録処理の他の例は、初期端末として内線移動電話21が登録された内線番号に、内線端末11を登録する登録処理である。この場合、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって初期端末である内線移動電話を特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。
プロファイル変更要求を伴う解除処理の例は、移動電話21への内線番号の登録を解除する解除処理である。この場合、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって、移動電話21を特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。プロファイル変更要求は、移動電話21の移動電話番号で移動電話21を特定してもよく、移動電話21に登録された内線番号によって、間接的に移動電話21を特定してもよい。また、解除対象の内線番号の初期端末が内線移動電話21である場合に、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって内線移動電話21を特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。
プロファイル変更要求を伴う解除処理の他の例には、初期端末として内線移動電話21が登録された内線番号に内線端末11が登録された後で、この登録を解除する解除処理である。この場合、内線情報登録要求部64は、プロファイル変更要求によって初期端末である内線移動電話21を特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。
番号情報指定部67は、登録端末として登録された移動電話21が内線番号宛に発信した場合に、発信側番号を移動電話21に登録した内線番号に変換して、ナンバーディスプレイ用の発信側番号として着信側の端末に通知する。登録端末として登録された内線端末11が内線番号宛に発信した場合も同様である。
続いて、センタサーバ20の機能について説明する。図8は、センタサーバ20の機能構成の一例を示す図である。センタサーバ20は、呼制御部70と、内線情報登録部71と、番号情報指定部72を備える。なお、これら構成要素の動作は、図3に示すプロセッサ50によって実行される。なお、センタサーバ20のこれら構成要素による動作の詳細は下記「4.切替動作の例」で説明するが、本節では概要を説明する。
呼制御部70は、事業者ネットワーク3を経由する通話の呼制御を行う。その際に、呼制御部70は、移動電話21が構内ネットワーク2の内線番号に登録されているか否かを判断する。センタDB25には、構内ネットワーク2の内線番号に登録されている移動電話21の情報であるプロファイルデータ73が収容されている。
図9は、プロファイルデータ73の一例を示す図である。プロファイルデータ73は、情報要素「移動電話番号」、「状態」、「内線番号」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」を含む。情報要素「移動電話番号」は、対象の移動電話21の移動電話番号を示す。情報要素「状態」は、対象の移動電話21への内線番号の登録が有効であるか無効であるかを示す。
情報要素「内線番号」は、対象の移動電話21が登録される内線番号を示す。情報要素「プレフィックス」は、対象の移動電話21が登録される内線番号のプレフィックスを示す。プレフィックスは、例えば、構内ネットワーク2で使用される全ての内線番号の間で共通する上位桁の番号であってよい。情報要素「構内ネットワークID」は、対象の移動電話21が内線番号に登録される構内ネットワーク2の識別子を示す。情報要素「構内サーバID」は、対象の移動電話21が内線番号に登録される構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子を示す。なお、以下の説明において、移動電話21毎にプロファイルデータ73に登録されている個々の情報を、それぞれ移動電話21の「プロファイル情報」と表記することがある。
例えば、図9の第1行目のデータは、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21のプロファイル情報であり、この移動電話21が内線番号「711-1111」に登録され、登録が有効であることを示す。このプロファイル情報は、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21が登録された内線番号「711-1111」のプレフィックスが内線番号の上位3桁「711」であることを示す。このプロファイル情報は、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21に内線番号が登録される構内ネットワーク2の識別子、及び構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子が、それぞれ「1」及び「10」であることを示す。
図9の第2行目のデータは、移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21のプロファイル情報であり、この移動電話21に対する内線番号の登録が現在無効であることを示す。
図9の第3行目のデータは、移動電話番号「090-1234-3333」の移動電話21のプロファイル情報であり、この移動電話21が内線番号「711-3333」に登録され、登録が有効であることを示す。このプロファイル情報は、移動電話番号「090-1234-3333」の移動電話21が登録された内線番号「711-3333」のプレフィックスが内線番号の上位3桁「711」であることを示す。このプロファイル情報は、移動電話番号「090-1234-3333」の移動電話21に内線番号が登録される構内ネットワーク2、及び構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子が、それぞれ「1」及び「10」であることを示す。
図8を参照する。移動電話21からの発信が構内ネットワーク2の内線番号を着信側番号として指定する場合に、呼制御部70は、プロファイルデータ73を参照して、移動電話21に対する内線番号の登録が有効であるか否かを判断する。移動電話21に対する内線番号の登録が有効である場合に、呼制御部70は、プロファイルデータ73を参照して構内ネットワーク2と構内サーバ10を識別する。呼制御部70は、プロファイルデータ73の情報要素「構内サーバID」で特定される構内サーバ10との間で呼接続処理を実行する。
呼制御部70は、INVITEメッセージを生成する際に、移動電話21に登録された内線番号をプロファイルデータ73から取得し、発信側の内線番号として、INVITEメッセージのヘッダに設定する。図6を参照して、センタサーバ20で内線番号が設定されたINVITEメッセージのヘッダの例を説明する。センタサーバ20は、参照符号101で示す特殊ヘッダに発信側の内線番号を設定する。特殊ヘッダは、センタサーバ20側で設定された内線番号を含む特殊ヘッダであることを示すタグ「Special-headerB」と、発信側の内線番号「711-1111」を含むURLを有する。
図8を参照する。呼制御部70は、INVITEメッセージを構内サーバ10へ送信する。呼制御部70は、プロファイルデータ73で指定された「構内サーバID」に応じて、メッセージの送信先である構内サーバ10のアドレスを特定する。例えば、呼制御部70は、図10に示すようなアドレスデータ74に従って、送信先の構内サーバ10のアドレスを特定する。アドレスデータ74は、情報要素「構内サーバID」及び「アドレス」を含む。情報要素「構内サーバID」は、対象の構内サーバ10の識別子を示す。情報要素「アドレス」対象の構内サーバ10のアドレスを示す。アドレスデータ74は、センタDB25に収容される。
図8を参照する。呼制御部70は、移動電話21からの発信の着信側番号が登録番号又は解除番号である場合に、移動電話21と構内サーバ10との呼を接続するINVITEメッセージを構内サーバ10へ送信する。登録番号又は解除番号への発信により、端末を登録端末として内線利用データ68へ登録する登録処理又は内線利用データ68の登録を解除する解除処理が開始する。
登録処理又は解除処理が完了すると、内線情報登録部71は、登録処理及び解除処理に伴う移動電話21への内線番号の登録状態の変動を通知するプロファイル変更要求を構内サーバ10から受信する。プロファイル変更要求が内線番号への移動電話21の登録処理に伴う要求である場合、内線情報登録部71には、移動電話21に登録される内線番号がプロファイル変更要求で通知される。内線情報登録部71は、内線番号とそのプレフィックスをプロファイルデータ73に登録し、情報要素「状態」の値を「有効」に設定する。
内線情報登録部71は、プレフィックスに基づいて、移動電話21に内線番号が登録される構内ネットワーク2の識別子、及び構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子を特定する。内線情報登録部71は、これらの識別子をプロファイルデータ73に登録する。センタDB26には、構内ネットワーク2における構内サーバ10の識別子と、内線番号のプレフィックスの情報である構内ネットワークデータ75が収容されている。
図11は、構内ネットワークデータ75の一例を示す図である。構内ネットワークデータ75は、情報要素「構内ネットワークID」、「構内サーバID」及び「プレフィックス」を含む。情報要素「構内ネットワークID」は、対象の構内ネットワーク2の識別子を示す。情報要素「構内サーバID」は、対象の構内ネットワーク2に設けられた構内サーバ10の識別子を示す。情報要素「プレフィックス」は、対象の構内ネットワーク2における内線番号のプレフィックスを示す。
例えば図11の第1行目のデータは、識別子「1」の構内ネットワーク2に設けられる構内サーバ10の識別子の値が「10」であり、構内ネットワーク2の内線のプレフィックスは「711」であることを示す。図11の第2行目のデータは、識別子「2」の構内ネットワーク2に設けられる構内サーバ10の識別子の値が「11」であり、構内ネットワーク2の内線のプレフィックスは「712」であることを示す。
内線情報登録部71は、プロファイル変更要求で通知される内線番号のプレフィックスに応じて、移動電話21に内線番号が登録される構内ネットワーク2及び構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子を構内ネットワークデータ75から取得する。
プロファイル変更要求が移動電話21への内線番号の登録の解除処理に伴う要求である場合、内線情報登録部71には、移動電話21を特定するための情報がプロファイル変更要求で通知される。内線情報登録部71は、移動電話21についてプロファイルデータ73に登録された内線番号、プレフィックス、構内ネットワーク2及び構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子を消去し、情報要素「状態」の値を「無効」に設定する。
内線移動電話21が初期端末として登録された内線番号に対して端末を登録する登録処理が行われると、内線情報登録部71には、内線移動電話21を特定するための情報がプロファイル変更要求で通知される。内線情報登録部71は、内線移動電話21についてプロファイルデータ73に登録された情報要素「状態」の値を「無効」に設定し、内線移動電話21のプロファイル情報を無効化する。
内線移動電話21が初期端末として登録された内線番号に対して端末を登録した後に、この登録の解除処理が行われると、内線情報登録部71には、内線移動電話21を特定するための情報がプロファイル変更要求で通知される。内線情報登録部71は、内線移動電話21についてプロファイルデータ73に登録された情報要素「状態」の値を「有効」に設定し、内線移動電話21のプロファイル情報を有効化する。
登録端末として登録された移動電話21宛の内線通話の発信を受信した場合、番号情報指定部72は、INVITEメッセージのヘッダに設定された発信側の内線番号を取得する。番号情報指定部72は、取得した内線番号を、ナンバーディスプレイ用の発信側番号として着信側の端末に通知する。
なお、図4及び図8の機能構成図は、本明細書において説明される構内サーバ10及びセンタサーバ20の機能に関係する構成を中心に示している。構内サーバ10及びセンタサーバ20は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。
<4.切替動作の例>
続いて、内線番号に登録される端末の切り替え動作の例を説明する。本説明において使用される内線番号及び移動電話番号の設定例を以下に示す。
内線端末11a:内線番号711-1111
内線端末11b:内線番号711-2222
内線端末11c:内線番号711-4444
移動電話21a:移動電話番号090-1234-1111
移動電話21b:移動電話番号080-3456-2222
内線移動電話21c:移動電話番号090-1234-3333
内線番号711-3333
なお、内線移動電話とは、初期端末として内線番号が付与されている移動電話を示す。
<4.1.内線番号が登録される端末を内線端末から移動電話に切り替える場合>
第1の切替動作の例は、内線番号711-1111に登録される端末を内線端末11aから移動電話21aに切り替える場合を想定する。図12は、内線番号の登録時の信号シーケンスの第1例を示す。なお、図12を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。図14〜図16、図18、図20、図22、図24〜図26及び図28〜図38に示す動作も同様である。
オペレーションAAにおいて移動電話21aにて登録番号がダイヤルされる。オペレーションABにおいてセンタサーバ20の呼制御部70は、登録番号宛の呼を接続するINVITEメッセージを構内サーバ10へ送信する。オペレーションACにおいて構内サーバ10の呼制御部60は、呼び出し中を示す180 Ringingメッセージをセンタサーバ20に返信する。登録要求受信部61が発信を受け付けると、オペレーションADにおいて呼制御部60はINVITEメッセージに対する応答メッセージである200 OKメッセージをセンタサーバ20に返信する。この結果、移動電話21aと構内サーバ10間の呼が確立し、音声通話が可能になる。
オペレーションAEにおいてメッセージ生成部65は、認証部62による移動電話21aの認証処理のため、移動電話21aに登録する内線番号の入力を促す受付メッセージを移動電話21aに送信する。オペレーションAFにおいて移動電話21aは、DTMFで内線番号「711-1111」を入力する。オペレーションAGにおいてメッセージ生成部65は、パスワードの入力を促すパスワード要求メッセージを移動電話21aに送信する。オペレーションAHにおいて移動電話21aは、DTMFでパスワード「1111」を入力する。
認証部62は、利用許可データ69を参照して、移動電話21aに内線番号「711-1111」への登録が許可されているか否かを判断する。図13の(A)は利用許可データの例を示す。図示の通り、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21aは、内線番号「711-1111」の登録可能端末として利用許可データ69に指定されている。次に認証部62は、入力されたパスワードが、内線登録のために指定されたパスワード「1111」と一致するか否かを判断する。図13の(A)に示す通り入力されたパスワード「1111」は、利用許可データ69で指定されたパスワードに一致する。この結果、認証部62は移動電話21aの登録を許可する。
オペレーションAIにおいて内線情報登録要求部64は、移動電話21aの登録に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は内線番号「711-1111」を通知する。このとき、内線情報登録要求部64は、オペレーションABのINVITEメッセージのヘッダに含まれる呼識別子Call-IDをプロファイル変更要求の中に含めてよい。センタサーバ20の内線情報登録部71は、呼識別子Call-IDから登録対象の移動電話21aの移動電話番号「090-1234-1111」を特定することができる。
センタサーバ20の内線情報登録部71は、移動電話21aのプロファイル情報をプロファイルデータ73に登録する。図13の(B)の上段は、プロファイル情報の登録前のプロファイルデータ73の状態を示す。この状態では、移動電話21aのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「無効」であり、「内線番号」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」にはまだ値が設定されていない。
内線情報登録部71は、プロファイル変更要求で通知された内線番号「711-1111」のプレフィックス「711」に基づいて、構内ネットワークデータ75から、構内ネットワーク2の識別子「1」と構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子「10」を取得する。内線情報登録部71は、移動電話21aに関するプロファイルデータ73の情報要素「内線番号」、「状態」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」に、それぞれ「711-1111」、「有効」、「711」、「1」及び「10」を登録する。図13の(B)の下段は、プロファイル情報の登録後のプロファイルデータ73の状態を示す。
プロファイル情報の登録が完了すると、オペレーションAJにおいて内線情報登録部71は、登録の正否を示す登録結果を内線情報登録要求部64に通知する。登録結果が受信されると端末情報登録部63は、移動電話21aを内線利用データ68へ登録する。図13の(C)の上段は、情報登録前の内線利用データ68の状態を示す。この状態では、内線番号「711-1111」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」には、初期端末である内線端末11aの内線番号「711-1111」が設定されている。
端末情報登録部63は、移動電話21aの移動電話番号「090-1234-1111」と、移動電話21aについて利用許可データ69で指定された解除期間「2時間」を、内線利用データ68の情報要素「登録端末」及び「解除期間」に登録する。また、端末情報登録部63は、現在の時刻を、情報要素「登録時刻」に登録する。図13の(C)の下段は、情報登録後の内線利用データ68の状態を示す。
その後、オペレーションAKにおいてメッセージ生成部65は、移動電話21aの登録完了を知らせる登録完了メッセージを移動電話21aに送信する。オペレーションALにおいて構内サーバ10の呼制御部60は、通話終了を要求するBYEメッセージをセンタサーバ20へ送信する。オペレーションAMにおいてセンタサーバ20の呼制御部60は、BYEメッセージに対して200 OKメッセージを構内サーバ10に送信する。オペレーションANにおいて呼制御部60は、移動電話21aを切断する。以上の動作によって、内線番号「711-1111」への移動電話21aの登録が完了し、移動電話21aで内線通話を発着信することが可能になる。
<4.2.移動電話21aによる内線通話の発着信>
続いて、登録済みの移動電話21aで内線通話を発着信する場合の動作について説明する。図14は、図12で登録された移動電話21aへの着信動作の説明図である。
オペレーションBAでは、内線番号「711-2222」の内線端末11bにおいて移動電話21aに登録された内線番号「711-1111」がダイヤルされる。オペレーションBBにおいて構内サーバ10の制御部60が着信側番号「711-1111」の呼び出しを受信する。呼制御部60は図13の(C)の下段の内線利用データ68を参照して、内線番号「711-1111」に登録されている移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21aを特定する。オペレーションBCにおいて呼制御部60は、着信側番号を「711-1111」から、内線利用データ68に登録された移動電話番号「090-1234-1111」へ変換する。
オペレーションBDにおいて呼制御部60は、センタサーバ20へINVITEメッセージを送信する。INVITEメッセージで指定される着信側番号は「090-1234-1111」であり、発信側番号は「711-2222」である。呼制御部60は、INVITEメッセージのヘッダに発信側の内線番号「711-2222」を設定する。センタサーバ20の呼制御部70は、INVITEメッセージを受信する。
呼制御部70は、図13の(B)の下段のプロファイルデータ73を参照して移動電話21aが構内ネットワーク2の内線番号に登録されているか否かを判断する。移動電話21aが内線番号に登録されている場合に番号情報指定部72は、INVITEメッセージのヘッダに設定された発信側の内線番号「711-2222」を取得する。
オペレーションBEにおいて呼制御部70は、移動電話21aを呼び出す。この際に番号情報指定部72は、INVITEメッセージから取得した内線番号「711-2222」を、ナンバーディスプレイ用の発信側番号として移動電話21aに通知する。オペレーションBFにおいて呼制御部70は、構内サーバ10へ180 Ringingメッセージを送信する。オペレーションBGにおいて移動電話21aでオフフック動作がされると、オペレーションBHにおいて呼制御部70は200 OKメッセージを構内サーバ10に送信する。この結果、内線端末11bと移動電話21aとの間の通話が確立する。
次に、図15を参照して、移動電話21aの発信動作について説明する。オペレーションCAでは、移動電話21aにおいて内線番号「711-2222」がダイヤルされる。オペレーションCBにおいてセンタサーバ20の制御部70が着信側番号「711-2222」の呼び出しを受信する。
オペレーションCCにおいて制御部70は、図13の(B)の下段のプロファイルデータ73の情報要素「状態」を参照して、移動電話番号「090-1234-1111」の移動電話21aに対する内線番号の登録が有効であるか否かを判断する。登録が有効である場合、制御部70は、プロファイルデータ73に基づいて構内ネットワーク2の識別子「1」及び構内サーバ10の識別子「10」を取得する。制御部70は、これら識別子によって移動電話21aに内線番号「711-1111」が登録された構内ネットワーク2とその構内サーバ10を特定する。
オペレーションCDにおいて呼制御部70は、構内サーバ10へINVITEメッセージを送信する。INVITEメッセージで指定される着信側番号は「711-2222」であり、発信側番号は「090-1234-1111」である。呼制御部70は、INVITEメッセージのヘッダに発信側の内線番号「711-1111」を設定する。構内サーバ10の呼制御部60は、INVITEメッセージを受信する。
オペレーションCEにおいて呼制御部60は、図13の(C)の下段の内線利用データ68を参照して、発信側の移動電話21aが内線番号に登録されているか否かを判断する。内線利用データ68をにおいて移動電話21aが内線番号「711-1111」に登録されている。このため、番号情報指定部67は、発信側番号を、内線利用データ68にて移動電話21に登録した内線番号「711-1111」に変換する。このとき、番号情報指定部67は、INVITEメッセージのヘッダから発信側の内線番号「711-1111」を取得してもよい。番号情報指定部67は、移動電話21aを登録した内線番号「711-1111」を内線利用データ68から取得してもよい。
オペレーションCFにおいて呼制御部60は、内線端末11bを呼び出す。この際に番号情報指定部67は、変換後の内線番号「711-1111」をナンバーディスプレイ用の発信側番号として内線端末11bに通知する。オペレーションCGにおいて呼制御部60は、センタサーバ20へ180 Ringingメッセージを送信する。オペレーションCGにおいて内線端末11bでオフフック動作がされると、オペレーションCIにおいて呼制御部60は200 OKメッセージをセンタサーバ20に送信する。この結果、内線端末11bと移動電話21aとの間の通話が確立する。
<4.3.内線端末から移動電話への切り替えを解除する場合>
続いて、移動電話21aに登録された内線登録を解除する動作について説明する。図16は、内線番号の解除時の信号シーケンスの第1例を示す図である。
オペレーションDAにおいて移動電話21aにて解除番号がダイヤルされる。オペレーションDBにおいてセンタサーバ20の呼制御部70は、登録番号宛の呼を接続するINVITEメッセージを構内サーバ10へ送信する。オペレーションDCにおいて構内サーバ10の呼制御部60は、180 Ringingメッセージをセンタサーバ20に返信する。オペレーションDDにおいて登録要求受信部61が発信を受け付けると、オペレーションADにおいて呼制御部60は200 OKメッセージをセンタサーバ20に返信する。この結果、移動電話21aと構内サーバ10間の呼が確立する。
オペレーションDEにおいて内線情報登録要求部64は、移動電話21aへの内線番号の登録解除に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は、内線番号の登録解除の対象である移動電話21aを特定するため情報を通知する。
センタサーバ20の内線情報登録部71は、プロファイルデータ73に登録された移動電話21aのプロファイル情報の登録を解除する。図17の(A)の上段は、プロファイル情報の解除前のプロファイルデータ73の状態を示す。図17の(A)の上段のプロファイルデータ73は、図13の(B)の下段のプロファイルデータ73と同様である。内線情報登録部71は、移動電話21aのプロファイル情報の情報要素「内線番号」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」の内容を削除する。また、内線情報登録部71は、移動電話21aのプロファイル情報の情報要素「状態」の値を「無効」に設定する。図17の(A)の下段は、プロファイル情報の解除後のプロファイルデータ73の状態を示す。
プロファイル情報の解除が完了すると、オペレーションDFにおいて内線情報登録部71は、解除の正否を示す解除結果を内線情報登録要求部64に通知する。解除結果が受信されると端末情報登録部63は、内線利用データ68への移動電話21aの登録を解除する。図17の(B)の上段は、登録解除前の内線利用データ68の状態を示す。図17の(B)の上段の内線利用データ68は、図13の(C)の下段の内線利用データ68と同様である。
端末情報登録部63は、内線番号「711-1111」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」に登録される端末の番号を、初期端末の内線番号「711-1111」に戻す。端末情報登録部63は、情報要素「解除期間」及び「登録時刻」の値を削除する。図17の(B)の下段は、登録解除後の内線利用データ68の状態を示す。
オペレーションDGにおいてメッセージ生成部65は、移動電話21aの解除完了を知らせる解除完了メッセージを移動電話21aに送信する。オペレーションDHにおいて構内サーバ10の呼制御部60は、BYEメッセージをセンタサーバ20へ送信する。オペレーションDIにおいてセンタサーバ20の呼制御部60は、BYEメッセージに対して200 OKメッセージを構内サーバ10に送信する。オペレーションDJにおいて呼制御部60は、移動電話21aを切断する。以上の動作によって、内線番号「711-1111」への移動電話21aの登録が解除される。
<4.4.内線番号が登録される端末を内線移動電話から移動電話に切り替える場合>
続いて、第2の切替動作の例を説明する。第2の切替動作の例は、内線番号711-3333に登録される端末を、内線移動電話21cから移動電話21bに切り替える場合を想定する。図18は、内線番号の登録時の信号シーケンスの第2例を示す図である。
オペレーションEAにおいて移動電話21aにて登録番号がダイヤルされる。オペレーションEB〜EDの動作は、図12のオペレーションAB〜EDと同様である。これら動作の結果、移動電話21bと構内サーバ10間の呼が確立し、音声通話が可能になる。
オペレーションEEにおいてメッセージ生成部65は、移動電話21bに登録する内線番号の入力を促す受付メッセージを移動電話21aに送信する。オペレーションEFにおいて移動電話21bは、DTMFで内線番号「711-3333」を入力する。オペレーションEGにおいてメッセージ生成部65は、パスワード要求メッセージを移動電話21bに送信する。オペレーションEHにおいて移動電話21bは、DTMFでパスワード「2222」を入力する。
認証部62は、利用許可データ69を参照して、移動電話21bに内線番号「711-3333」への登録が許可されているか否かを判断する。図19の(A)は利用許可データの例を示す。図示の通り、移動電話番号「080-3456-2222」の移動電話21bは、内線番号「711-3333」の登録可能端末として利用許可データ69に指定されている。次に認証部62は、入力されたパスワードが、内線登録のために指定されたパスワード「2222」と一致するか否かを判断する。図19の(A)に示す通り入力されたパスワード「2222」は、利用許可データ69で指定されたパスワードに一致する。この結果、認証部62は移動電話21bの登録を許可する。
オペレーションEIにおいて内線情報登録要求部64は、移動電話21bへ内線番号「711-3333」の登録に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は、内線番号「711-3333」を通知する。センタサーバ20の内線情報登録部71は、移動電話21bのプロファイル情報をプロファイルデータ73に登録する。
図19の(B)の上段は、プロファイル情報の登録前のプロファイルデータ73の状態を示す。この状態では、まだ移動電話番号「090-1234-3333」の内線移動電話21cが内線番号「711-3333」に登録されており、移動電話21bは登録されていない。このため、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「内線番号」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」には、内線番号「711-3333」に関する値「711-3333」、「711」、「1」及び「10」が設定されている。また、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「有効」である。一方で、移動電話21bのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「無効」であり、その他の情報要素には値が設定されていない。
内線情報登録部71は、プロファイル変更要求で通知された内線番号「711-3333」のプレフィックス「711」に基づいて、構内ネットワークデータ75から、構内ネットワーク2の識別子「1」と構内ネットワーク2内の構内サーバ10の識別子「10」を取得する。内線情報登録部71は、移動電話21bに関するプロファイルデータ73の情報要素「内線番号」、「状態」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」に、それぞれ「711-1111」、「有効」、「711」、「1」及び「10」を登録する。一方で、内線情報登録部71は、移動電話21cに関するプロファイルデータ73の情報要素「状態」の値を「無効」に設定する。図19の(B)の下段は、プロファイル情報の登録後のプロファイルデータ73の状態を示す。
プロファイル情報の登録が完了すると、オペレーションEJにおいて内線情報登録部71は、登録の正否を示す登録結果を内線情報登録要求部64に通知する。登録結果が受信されると端末情報登録部63は、移動電話21bを内線利用データ68へ登録する。図19の(C)の上段は、情報登録前の内線利用データ68の状態を示す。この状態では、内線番号「711-3333」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」には、初期端末である移動電話21cの移動電話番号「090-1234-3333」が設定されている。
端末情報登録部63は、移動電話21bの移動電話番号「080-3456-2222」と、移動電話21bについて利用許可データ69で指定された解除期間「1時間」を、内線利用データ68の情報要素「登録端末」及び「解除期間」に登録する。また、端末情報登録部63は、現在の時刻を、内線利用データ68の情報要素「登録時刻」に登録する。図19の(C)の下段は、情報登録後の内線利用データ68の状態を示す。
その後のオペレーションEK〜ENの動作は、図12のオペレーションAK〜ANと同様である。以上の動作によって、内線番号「711-3333」への移動電話21bの登録が完了し、移動電話21bで内線通話を発着信することが可能になる。
<4.5.内線移動電話から移動電話への切替を解除する場合>
続いて、上記「4.4.内線番号が登録される端末を内線移動電話から移動電話に切り替える場合」により移動電話21bに登録された内線登録を解除する動作について説明する。図20は、内線番号の解除時の信号シーケンスの第2例を示す図である。
オペレーションFAにおいて移動電話21bにて解除番号がダイヤルされる。オペレーションFB〜FDの動作は、図16のオペレーションDB〜DDと同様である。これら動作の結果、移動電話21bと構内サーバ10間の呼が確立し、音声通話が可能になる。
オペレーションFEにおいて内線情報登録要求部64は、移動電話21bへの内線番号の登録解除に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は、移動電話21bを特定するため情報をセンタサーバ20に通知する。センタサーバ20の内線情報登録部71は、プロファイルデータ73に登録された移動電話21bのプロファイル情報の登録を解除する。なた、内線情報登録部71は、プロファイルデータ73に登録された初期端末である内線移動電話21cのプロファイル情報の登録を有効化する。
図21の(A)の上段は、プロファイル情報の解除前のプロファイルデータ73の状態を示す。図21の(A)の上段のプロファイルデータ73は、図19の(B)の下段のプロファイルデータ73と同様である。内線情報登録部71は、移動電話21bのプロファイル情報の情報要素「内線番号」、「プレフィックス」、「構内ネットワークID」及び「構内サーバID」の内容を削除する。また、内線情報登録部71は、移動電話21bのプロファイル情報の情報要素「状態」の値を「無効」に設定し、移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値を「有効」に設定する。図21の(A)の下段は、プロファイル情報の解除後のプロファイルデータ73の状態を示す。
プロファイル情報の解除が完了すると、オペレーションFFにおいて内線情報登録部71は、解除の正否を示す解除結果を内線情報登録要求部64に通知する。解除結果が受信されると端末情報登録部63は、内線利用データ68への移動電話21bの登録を解除する。図21の(B)の上段は、登録解除前の内線利用データ68の状態を示す。図21の(B)の上段の内線利用データ68は、図19の(C)の下段の内線利用データ68と同様である。
端末情報登録部63は、内線番号「711-3333」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」に登録される端末の番号を、初期端末である移動内線電話21cの移動電話番号「090-1234-3333」に戻す。端末情報登録部63は、情報要素「解除期間」及び「登録時刻」の値を削除する。図21の(B)の下段は、登録解除後の内線利用データ68の状態を示す。オペレーションFGにおいてメッセージ生成部65は、解除完了メッセージを移動電話21bに送信する。オペレーションFH〜FJの動作は、図16のオペレーションDH〜DJと同様である。以上の動作によって、内線番号「711-3333」への移動電話21bの登録が解除される。
<4.6.内線番号の着信先を内線移動電話から内線端末に切り替える場合>
続いて、第3の切替動作の例を説明する。第3の切替動作の例は、内線番号「711-3333」に登録される端末を、内線移動電話21cから、元々別の内線番号「711-4444」が与えられている内線端末11cへ切り替える場合を想定する。図22は、内線番号の登録時の信号シーケンスの第3例を示す。
オペレーションGAにおいて内線端末11cにて登録番号がダイヤルされる。構内サーバ10の登録要求受信部61が発信を受け付けると、オペレーションGBにおいてメッセージ生成部65は、内線端末11cに登録する内線番号の入力を促す受付メッセージを内線端末11cに送信する。オペレーションGCにおいて内線端末11cは、DTMFで内線番号「711-3333」を入力する。オペレーションGDにおいてメッセージ生成部65は、パスワード要求メッセージを内線端末11cに送信する。オペレーションGEにおいて移動電話21aは、DTMFでパスワード「4444」を入力する。
認証部62は、利用許可データ69を参照して、移動電話21aに内線番号「711-1111」への登録が許可されているか否かを判断する。図23の(A)は利用許可データの例を示す。図示の通り、内線番号「711-4444」の内線端末11cは、内線番号「711-3333」の登録可能端末として利用許可データ69に指定されている。次に認証部62は、入力されたパスワードが、内線登録のために指定されたパスワード「4444」と一致するか否かを判断する。図23の(A)に示す通り入力されたパスワード「4444」は、利用許可データ69で指定されたパスワードに一致する。この結果、認証部62は内線端末11cの登録を許可する。
オペレーションGFにおいて内線情報登録要求部64は、内線端末11cの登録に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は、内線端末11cの登録に伴い登録が無効化される内線移動電話21cを特定するため情報をセンタサーバ20に通知する。
センタサーバ20の内線情報登録部71は、内線移動電話21cのプロファイル情報を無効化する。図23の(B)の上段は、無効化前のプロファイル情報の状態を示す。この状態では、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「有効」であり、内線移動電話21cに対する内線番号「711-3333」の登録が有効であることを示す。内線情報登録部71は、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「無効」にする。図23の(B)の下段は、無効化されたプロファイル情報の状態を示す。
オペレーションGGにおいて内線情報登録部71は登録結果を内線情報登録要求部64に通知する。端末情報登録部63は、内線端末11cを内線利用データ68へ登録する。図23の(C)の上段は、情報登録前の内線利用データ68の状態を示す。この状態では、内線番号「711-3333」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」には、初期端末である内線移動電話21cの移動電話番号「090-1234-3333」が設定されている。
端末情報登録部63は、内線端末11cの内線番号「711-4444」と、内線端末11cについて利用許可データ69で指定された解除期間「3時間」を、内線利用データ68の情報要素「登録端末」及び「解除期間」に登録する。また、端末情報登録部63は、現在の時刻を、情報要素「登録時刻」に登録する。図23の(C)の下段は、情報登録後の内線利用データ68の状態を示す。
オペレーションGHにおいてメッセージ生成部65は、登録完了メッセージを内線端末11cに送信する。オペレーションGIにおいて呼制御部60は、内線端末11cとの呼を切断する。以上の動作によって、内線番号「711-4444」への移動電話21aの登録が完了し、移動電話11cで内線番号「711-4444」を使用することが可能になる。
<4.7.内線端末11cによる内線通話の発着信>
続いて、上記「4.6.内線番号の着信先を内線移動電話から内線端末に切り替える場合」にて登録された内線端末11cで内線通話を発着信する場合の動作について説明する。図24は、図22で登録された内線端末11cへの着信動作の説明図である。
オペレーションHAでは、内線番号「711-2222」の内線端末11bにおいて内線端末11cに登録された内線番号「711-3333」がダイヤルされる。オペレーションHBにおいて構内サーバ10の制御部60が着信側番号「711-3333」の呼び出しを受信する。呼制御部60は図23の(C)の下段の内線利用データ68を参照して、内線番号「711-3333」に登録されている、元々別の内線番号「711-4444」の内線端末11cを特定する。オペレーションHCにおいて制御部60は、内線利用データ68に登録された内線番号「711-4444」へ着信側番号を変換する。
オペレーションHDにおいて制御部60は、内線番号「711-4444」を用いて内線端末11cを呼び出す。オペレーションHEにおいて内線端末11cでオフフック動作が行われると、内線端末11bと内線端末11cとの間の通話が確立する。
次に、図25を参照して、内線端末11cの発信動作について説明する。オペレーションIAでは、内線端末11cにおいて内線番号「711-2222」がダイヤルされる。オペレーションIBにおいて構内サーバ10の制御部60が着信側番号「711-2222」の呼び出しを受信する。
オペレーションICにおいて番号情報指定部67は、発信側番号を、内線利用データ68にて内線端末11cに登録した内線番号「711-3333」に変換する。オペレーションIDにおいて呼制御部60は、内線端末11bを呼び出す。この際に番号情報指定部67は、変換後の内線番号「711-3333」をナンバーディスプレイ用の発信側番号として内線端末11bに通知する。オペレーションIEにおいて内線端末11bでオフフック動作がされると、内線端末11bと内線端末11cとの間の通話が確立する。
<4.8.内線移動電話から内線端末への切替を解除する場合>
続いて、上記「4.6.内線番号の着信先を内線移動電話から内線端末に切り替える場合」により内線端末11cに登録された内線登録を解除する動作について説明する。図26は、内線番号の解除時の信号シーケンスの第3例を示す図である。
オペレーションJAにおいて内線端末11cにて解除番号がダイヤルされる。オペレーションJBにおいて構内サーバ10の内線情報登録要求部64は、内線端末11cへの登録の解除に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。プロファイル変更要求は、内線端末11cへの登録の解除に伴って登録が有効化される内線移動電話21cを特定するための情報をセンタサーバ20に通知する。
センタサーバ20の内線情報登録部71は、内線移動電話21cのプロファイル情報を有効化する。図27の(A)の上段は、有効化前のプロファイル情報の状態を示す。この状態では、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「無効」であり、内線移動電話21cに対する内線番号「711-3333」の登録が無効であることを示す。内線情報登録部71は、内線移動電話21cのプロファイル情報の情報要素「状態」の値は「有効」にする。図27の(A)の下段は、有効化されたプロファイル情報の状態を示す。
オペレーションJCにおいて内線情報登録部71は解除結果を内線情報登録要求部64に通知する。内線利用データ68への内線端末11cの登録を解除する。図27の(B)の上段は、登録解除前の内線利用データ68の状態を示す。図27の(B)の上段の内線利用データ68は、図23の(C)の下段の内線利用データ68と同様である。
端末情報登録部63は、内線番号「711-3333」に関する内線利用データ68の情報要素「登録端末」に登録される端末の番号を、初期端末の移動電話番号「090-1234-3333」に戻す。端末情報登録部63は、情報要素「解除期間」及び「登録時刻」の値を削除する。図27の(B)の下段は、登録解除後の内線利用データ68の状態を示す。
オペレーションJDにおいてメッセージ生成部65は、解除完了メッセージを内線端末11cに送信する。オペレーションJEにおいて呼制御部60は、移動電話11cを切断する。以上の動作によって、内線番号「711-3333」への移動電話21aの登録が解除される。
<5.サーバの動作>
<5.1.センタサーバの動作>
続いて、センタサーバ20及び構内サーバ10の各々の動作について説明する。初めにセンタサーバ20の動作について説明する。
<5.1.1.切替時の動作>
図28は、内線番号に登録される端末を移動電話21に切り替える際のセンタサーバ20の動作の説明図である。オペレーションKAにおいて呼制御部70は、内線番号へ登録される移動電話21からの発信を受け付ける。
オペレーションKBにおいて呼制御部70は、移動電話21から受け付けた発信の着信側番号が登録番号又は解除番号であるか否かを判断する。信側番号が登録番号又は解除番号である場合(オペレーションKB:Y)に処理はオペレーションKCへ進む。信側番号が登録番号及び解除番号のいずれでもない場合(オペレーションKB:N)にセンタサーバ20は従来の処理を実行する。
オペレーションKCにおいて呼制御部70は、移動電話21と構内サーバ10との呼を接続するINVITEメッセージを構内サーバ10へ送信する。オペレーションKDにおいて呼制御部70は、INVITEメッセージの応答メッセージである180 Ringingメッセージ及び200 OKメッセージの待ち受け処理を行う。200 OKメッセージを受信した場合に呼制御部70は動作を終了する。
続いて、図29を参照して、構内サーバ10からプロファイル変更要求を受信した場合のセンタサーバ20の動作の説明図である。オペレーションLAにおいて内線情報登録部71は、プロファイル変更要求を構内サーバ10から受信する。オペレーションLBにおいて内線情報登録部71は、受信したプロファイル変更要求が、内線番号への端末の登録処理に伴う要求であるか、解除処理に伴う要求であるかを判断する。プロファイル変更要求が登録処理に伴う要求である場合(オペレーションLB:Y)に処理はオペレーションLCへ進む。プロファイル変更要求が解除処理に伴う要求である場合(オペレーションLB:N)に処理はオペレーションLJへ進む。
オペレーションLCにおいて内線情報登録部71は、登録対象が移動電話21であるか否かを判断する。登録対象が移動電話21である場合(オペレーションLC:Y)に処理はオペレーションLDへ進む。登録対象が移動電話21でない場合(オペレーションLC:N)に処理はオペレーションLGへ進む。オペレーションLDにおいて内線情報登録部71は、プロファイル変更要求で通知される登録対象の内線番号を取得する。オペレーションLEにおいて内線情報登録部71は、登録対象の移動電話21の移動電話番号を特定する。オペレーションLFにおいて内線情報登録部71は、登録対象の移動電話21のプロファイル情報をプロファイルデータ73に登録する。その後に処理はオペレーションLGへ進む。
オペレーションLGにおいて内線情報登録部71は、登録対象の内線番号の初期端末が内線携帯端末であるか否かを判断する。初期端末が内線携帯端末である場合(オペレーションLG:Y)に処理はオペレーションLHへ進む。初期端末が内線携帯端末でない場合(オペレーションLG:N)に処理はオペレーションLIへ進む。オペレーションLHにおいて内線情報登録部71は、内線携帯端末のプロファイル情報を無効化する。その後に処理はオペレーションLIへ進む。オペレーションLIにおいて内線情報登録部71は登録結果を内線情報登録要求部64に通知する。その後に処理は終了する。
オペレーションLJにおいて解除対象が移動電話21であるか否かを判断する。解除対象が移動電話21である場合(オペレーションLJ:Y)に処理はオペレーションLKへ進む。解除対象が移動電話21でない場合(オペレーションLJ:N)に処理はオペレーションLMへ進む。オペレーションLKにおいて内線情報登録部71は、解除対象の移動電話21の移動電話番号を特定する。オペレーションLLにおいて内線情報登録部71は、解除対象の移動電話21のプロファイル情報を削除する。その後に処理はオペレーションLMへ進む。
オペレーションLMにおいて内線情報登録部71は、解除対象の内線番号の初期端末が内線携帯端末であるか否かを判断する。初期端末が内線携帯端末である場合(オペレーションLM:Y)に処理はオペレーションLNへ進む。初期端末が内線携帯端末でない場合(オペレーションLM:Y)に処理はオペレーションLOへ進む。オペレーションLNにおいて内線情報登録部71は、内線携帯端末のプロファイル情報を有効化する。その後に処理はオペレーションLOへ進む。オペレーションLOにおいて内線情報登録部71は解除結果を内線情報登録要求部64に通知する。その後に処理は終了する。
<5.1.2.通話時の動作>
続いて、図30を参照して移動電話21が着信側である場合の通話時のセンタサーバ20の動作を説明する。オペレーションMAにおいて呼制御部70は、構内サーバ10からのINVITEメッセージを受信する。オペレーションMBにおいて呼制御部70は、INVITEメッセージで指定された着信側番号が加入者の電話番号であるか否かを判断する。着信側番号が加入者の電話である場合(オペレーションMB:Y)に処理はオペレーションMCへ進む。オペレーションMCにおいて呼制御部70は、着信側番号で指定される移動電話21への内線番号の登録が有効であるか否かを判断する。登録が有効である場合(オペレーションMC:Y)に処理はオペレーションMDへ進む。登録が無効である場合(オペレーションMC:N)に処理はオペレーションMEへ進む。
オペレーションMDにおいて番号情報指定部72は、INVITEメッセージのヘッダに設定された発信側の内線番号を取得する。その後に処理はオペレーションMEへ進む。オペレーションMEにおいて呼制御部70は、移動電話21を呼び出す。この際に番号情報指定部72は、INVITEメッセージから取得した内線番号を、ナンバーディスプレイ用の発信側番号として移動電話21に通知する。その後に処理は終了する。
オペレーションMFにおいて呼制御部70は、着信側の端末が見つからないことを示す404メッセージを構内サーバ10へ送信する。その後に処理は終了する。
次に、図31を参照して移動電話21が発信側である場合の通話時のセンタサーバ20の動作の説明図である。オペレーションNAにおいて呼制御部70は、移動電話21から発信されたダイヤル番号を受信する。
オペレーションNBにおいて呼制御部70は、発信されたダイヤル番号が内線番号であるか否かを判断する。ダイヤル番号が内線番号である場合(オペレーションNB:Y)に処理はオペレーションNCへ進む。ダイヤル番号が内線番号でない場合(オペレーションNB:N)に、センタサーバ20は従来の処理を実行する。オペレーションNCにおいて呼制御部70は、発信側の移動電話21への内線番号の登録が有効であるか否かを判断する。登録が有効である場合(オペレーションNC:Y)に処理はオペレーションNDへ進む。登録が無効である場合(オペレーションNC:N)に処理はオペレーションNHへ進む。
オペレーションNDにおいて呼制御部70は、プロファイルデータ73に基づいて着信側の内線の構内ネットワーク2とその構内サーバ10を特定する。オペレーションNEにおいて呼制御部70は、INVITEメッセージのヘッダに発信側の内線番号「711-1111」を設定する。オペレーションNFにおいて呼制御部70は、構内サーバ10へINVITEメッセージを送信する。オペレーションNGにおいて呼制御部70は、応答メッセージの待ち受け処理を行う。200 OKメッセージを受信した場合に呼制御部70は動作を終了する。
オペレーションNHにおいて呼制御部70は、無効メッセージを移動電話21に流し、着信側の内線番号が無効であることを移動電話21のユーザに知らせる。その後に動作が終了する。
<5.2.構内サーバの動作>
<5.2.1.切替時の動作>
次に、構内サーバ10の動作について説明する。図32は、内線番号に登録される端末を移動電話21に切り替える際の構内サーバ10の動作の説明図である。オペレーションOAにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージをセンタサーバ20から受信する。オペレーションOBにおいて呼制御部60は、180 Ringingメッセージをセンタサーバ20に返信する。登録要求受信部61が発信を受け付けると、オペレーションOCにおいて呼制御部60は200 OKメッセージをセンタサーバ20に返信する。
オペレーションODにおいて呼制御部60は、発信者側の移動電話21の番号通知がINVITEメッセージにあるか否かを判断する。移動電話21の番号通知がINVITEメッセージにある場合(オペレーションOD:Y)に処理はオペレーションOEへ進む。移動電話21の番号通知がINVITEメッセージにない場合(オペレーションOD:N)に処理はオペレーションOIへ進む。
オペレーションOEにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージの着信側番号が登録番号であるか否かを判断する。着信側番号が登録番号である場合(オペレーションOE:Y)に処理はオペレーションOFへ進む。着信側番号が登録番号でない場合(オペレーションOE:N)に処理はオペレーションOGへ進む。オペレーションOFにおいて登録要求受信部61は、送信側の移動電話21への内線の登録処理を実行する。登録処理については図33を参照して後述する。その後に処理はオペレーションOJへ進む。
オペレーションOGにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージの着信側番号が解除番号であるか否かを判断する。着信側番号が解除番号である場合(オペレーションOG:Y)に処理はオペレーションOHへ進む。着信側番号が解除番号でない場合(オペレーションOG:N)に構内サーバ10は従来の処理を実行する。オペレーションOHにおいて登録要求受信部61は、送信側の移動電話21への内線登録の解除処理を実行する。解除処理については図34を参照して後述する。その後に処理はオペレーションOJへ進む。
オペレーションOIにおいてメッセージ生成部65は、再接続要求メッセージを移動電話21に流し、発信側の番号通知設定をオンにして再接続することを移動電話21のユーザに促す。その後に処理はオペレーションOJへ進む。オペレーションOJにおいて呼制御部60は、センタサーバ20へBYEメッセージを送信する。オペレーションOKにおいて呼制御部60は、センタサーバ20から200 OKメッセージを送信する。その後に動作は終了する。
ここで図33を参照して、図32の登録処理を説明する。オペレーションPAにおいてメッセージ生成部65は、受付メッセージを登録対象の端末に送信する。オペレーションPBにおいて登録要求受信部61は、登録対象の端末から、登録先の内線番号を受信する。オペレーションPCにおいて認証部62は、受信した内線番号へ登録対象の端末の登録が許可されているか否かを判断する。登録が許可されている場合(オペレーションPC:Y)に処理はオペレーションPDへ進む。登録が許可されていない場合(オペレーションPC:N)に処理はオペレーションPKへ進む。
オペレーションPDにおいてメッセージ生成部65は、パスワード要求メッセージを登録対象の端末に送信する。オペレーションPEにおいて登録要求受信部61は、登録対象の端末から、パスワードを受信する。オペレーションPFにおいて認証部62は、入力されたパスワードが、内線登録のために指定されたパスワードと一致するか否かを判断する。パスワードが一致する場合(オペレーションPF:Y)に処理はオペレーションPGへ進む。パスワードが一致しない場合(オペレーションPF:N)に処理はオペレーションPLへ進む。
オペレーションPGにおいて内線情報登録要求部64は、端末の登録に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。オペレーションPHにおいて内線情報登録要求部64は、センタサーバ20から登録結果を受信する。オペレーションPIにおいて端末情報登録部63は、内線番号への端末の登録を行う。オペレーションPJにおいてメッセージ生成部65は、端末の登録完了を知らせる登録完了メッセージを端末に送信する。その後に動作は終了する。
オペレーションPKにおいてメッセージ生成部65は、再接続要求メッセージを登録対象の端末に流し、正しい内線番号を指定して接続をやり直すことを端末のユーザに促す。その後に動作は終了する。オペレーションPLにおいてメッセージ生成部65は、認証失敗メッセージを登録対象の端末に流し、パスワードが正しくないことを端末のユーザに通知する。その後に動作は終了する。
次に図34を参照して、図32の解除処理を説明する。オペレーションQAにおいて端末情報登録部63は、解除対象の端末が、内線を利用する端末として内線利用データ68に登録されているか否かを判断する。解除対象の端末が登録されている場合(オペレーションQA:Y)に処理はオペレーションQBに進む。解除対象の端末が登録されている場合(オペレーションQA:N)に処理はオペレーションQGに進む。
オペレーションQBにおいて内線情報登録要求部64は、端末の解除に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。オペレーションQCにおいて内線情報登録要求部64は、センタサーバ20から解除結果を受信する。オペレーションQDにおいて端末情報登録部63は、内線番号への端末の登録を解除する。オペレーションQEにおいてメッセージ生成部65は、端末の解除完了を知らせる登録完了メッセージを解除対象の端末に送信する。オペレーションQFにおいて端末情報登録部63は、解除された端末が登録されていた内線番号の初期端末を内線番号に登録する。その後に動作は終了する。
オペレーションQGにおいてメッセージ生成部65は、解除失敗メッセージを解除対象の端末に流し解除処理が失敗したことを端末のユーザに促す。
次に、図35を参照して、内線番号に登録される端末を内線端末11に切り替える際の構内サーバ10の動作の説明図である。オペレーションRAにおいて呼制御部60は、内線端末11からの発信を受信する。オペレーションRBにおいて呼制御部60は、発信者側の内線端末11の番号通知がINVITEメッセージにあるか否かを判断する。内線端末11からの発信に発信側の番号通知がある場合(オペレーションRB:Y)に処理はオペレーションRCへ進む。内線端末11からの発信に発信側の番号通知がない場合(オペレーションRB:N)に処理はオペレーションRHへ進む。
オペレーションRCにおいて呼制御部60は、着信側番号が登録番号であるか否かを判断する。着信側番号が登録番号である場合(オペレーションRC:Y)に処理はオペレーションRDへ進む。着信側番号が登録番号でない場合(オペレーションRC:N)に処理はオペレーションREへ進む。オペレーションRDでは、送信側の内線端末11への内線の登録処理が実行される。登録処理は図33を参照して上述した処理と同様である。その後に処理はオペレーションRHへ進む。
オペレーションREにおいて呼制御部60は、着信側番号が解除番号であるか否かを判断する。着信側番号が解除番号である場合(オペレーションRE:Y)に処理はオペレーションRFへ進む。着信側番号が解除番号でない場合(オペレーションRE:N)に構内サーバ10は、従来の処理を実行する。オペレーションRFでは、送信側の内線端末11への内線登録の解除処理が実行される。解除処理については図34を参照して後述する。その後に処理はオペレーションRHへ進む。
オペレーションRGにおいてメッセージ生成部65は、再接続要求メッセージを内線端末11に流し、発信側の番号通知設定をオンにして再接続することを内線端末11のユーザに促す。オペレーションRHにおいて呼制御部60は内線端末との呼を切断する。その後に動作は終了する。
<5.2.2.自動解除動作>
続いて、図36を参照して内線番号の自動解除動作について説明する。オペレーションSAにおいて端末情報登録部63は、内線利用データ68に登録されているいずれかの内線番号を自動解除のチェック対象として決定する。オペレーションSBにおいて端末情報登録部63は、内線番号に現在登録されている端末が初期端末であるか否かを判断する。現在登録されている端末が初期端末でない場合(オペレーションSB:Y)に処理はオペレーションSCへ進む。現在登録されている端末が初期端末である場合(オペレーションSB:N)に処理はオペレーションSGへ進む。
オペレーションSCにおいて端末情報登録部63は、内線利用データ68の情報要素「登録時刻」が示す対象の内線番号の登録時刻から、情報要素「解除期間」が示す期間が経過したか否かを判断する。解除期間が経過した場合(オペレーションSC:Y)に処理はオペレーションSDへ進む。解除期間が経過していなければ(オペレーションSC:N)処理はオペレーションSGへ進む。
オペレーションSDにおいて内線情報登録要求部64は、端末の解除に伴うプロファイル変更要求をセンタサーバ20に送信する。オペレーションSEにおいて内線情報登録要求部64は、センタサーバ20から解除結果を受信する。オペレーションSFにおいて端末情報登録部63は、内線番号への端末の登録を解除する。
オペレーションSGにおいて端末情報登録部63は、全ての内線番号についてオペレーションSB〜SFのチェック処理を実行した否かを判断する。全ての内線番号についてチェック処理が完了した場合(オペレーションSG:Y)に処理は終了する。チェック処理が行われていない内線番号がある場合(オペレーションSG:N)に処理はオペレーションSHへ進む。オペレーションSHにおいて端末情報登録部63は、他の内線番号をチェック対象に決定し、処理をオペレーションSBへ戻す。
<5.2.3.通話時の動作>
続いて、図37を参照して内線端末11が着信側である場合の通話時の構内サーバ10の動作を説明する。オペレーションTAにおいて呼制御部60は、センタサーバ20からのINVITEメッセージを受信する。オペレーションTBにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージで指定された着信側番号が、内線利用データ68に登録中の内線番号であるか否かを判断する。着信側番号が登録中の内線番号である場合(オペレーションTB:Y)に処理はオペレーションTCへ進む。着信側番号が登録中の内線番号でない場合(オペレーションTB:N)に構内サーバ10は従来の処理を実行する。
オペレーションTCにおいて呼制御部60は、内線利用データ68を参照して、発信側の端末が内線番号に登録されているか否かを判断する。発信側の端末が内線番号に登録されている場合(オペレーションTC:Y)に処理はオペレーションTDへ進む。発信側の端末が内線番号に登録されていない場合(オペレーションTC:N)に処理はオペレーションTEへ進む。オペレーションTDにおいて番号情報指定部67は、発信側番号を、内線利用データ68で発信側の端末に登録された内線番号に変換する。
オペレーションTEにおいて呼制御部60は、内線端末11を呼び出す。その後に処理は終了する。
続いて、図38を参照して内線端末11が発信側である場合の通話時の構内サーバ10の動作を説明する。オペレーションUAにおいて呼制御部60は、内線端末11から発信されたダイヤル番号を受信する。オペレーションUBにおいて呼制御部60は、着信側番号が、内線利用データ68に登録中の内線番号であるか否かを判断する。着信側番号が登録されている場合(オペレーションUB:Y)に処理はオペレーションUCへ進む。着信側番号が登録されていない場合(オペレーションUB:N)に構内サーバ10は従来の処理を実行する。
オペレーションUCにおいて呼制御部60は、着信側の番号が内線番号であるか否かを判断する。着信側の番号が内線番号でない場合(オペレーションUC:N)に処理はオペレーションUDへ進む。着信側の番号が内線番号の場合に、処理はオペレーションUIへ進む。オペレーションUDにおいて呼制御部60は、内線利用データ68に登録されている着信側の移動電話21の移動電話番号を、着信側の電話番号として指定する。オペレーションUEにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージのヘッダに、発信側の内線番号「711-1111」を設定する。
オペレーションUFにおいて呼制御部60は、INVITEメッセージをセンタサーバに送信する。オペレーションUGにおいて呼制御部60は、応答メッセージの待ち受け処理を行う。200 OKメッセージを受信した場合に呼制御部60は動作を終了する。オペレーションUHにおいて呼制御部60は、内線利用データ68に登録されている着信側の内線端末11の内線番号を、着信側の電話番号として指定する。オペレーションUIにおいて呼制御部60は、発信側及び着信側の内線端末11間の内線通話を接続する。その後に動作は終了する。
<6.実施例の効果>
本実施例によれば、特定の内線番号に登録されている端末が利用できない場合であっても、ユーザが現在利用できる他の端末をこの内線番号に登録して、内線通話を発信及び着信することができる。
また本実施例により内線番号が登録された移動電話21から着信があった場合、着信側の端末には、ナンバーディスプレイ用の発信側番号として移動電話21に登録された内線番号が通知される。このため、折り返し発信する場合に着信側の端末は、発信側番号として通知された内線番号に内線通話として発信すれば、そのまま発信側の移動電話21を呼び出すことができる。このためユーザは、着信履歴から内線端末11へ発信する操作と同じ操作で、発信側の移動電話21に折り返し電話をすることができる。
また、本実施例によれば、一定の解除期間を経過した場合に初期端末以外の端末への内線番号の登録が解除される。このため、解除処理を失念することによって本来意図していない移動電話21や他の内線端末11へ通話が着信してしまうことが防止できる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
内線端末の呼接続処理を行う呼接続装置であって、
外線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行う呼制御部と、
前記呼制御部により接続された外線端末との呼において前記外線端末から送信された内線の登録要求を受信する登録要求受信部と、
登録要求を送信した外線端末に、前記呼接続装置固有の識別子を含む内線番号を登録する端末登録部と、
前記外線端末に登録された内線番号を前記他の呼接続装置に通知する通知部と、
を備えることを特徴とする呼接続装置。
(付記2)
前記呼制御部は、外線端末に登録された内線番号を着信側番号とする内線端末の発呼を接続するための呼接続処理を前記他の呼接続装置と行うことを特徴とする付記1に記載の呼接続装置。
(付記3)
前記呼制御部は、発信側の内線端末の内線番号が付加された呼接続要求を前記他の呼接続装置へ送信することを特徴とする付記2に記載の呼接続装置。
(付記4)
外線端末の発呼の発信側番号として、外線端末に登録された内線番号を着信側の内線端末に通知する番号通知部を備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一項に記載の呼接続装置。
(付記5)
前記端末登録部は、登録要求を送信した外線端末に、他の外線端末に登録された内線番号を登録し、
前記通知部は、前記他の外線端末を特定するための情報を前記他の呼接続装置に通知する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一項に記載の呼接続装置。
(付記6)
前記端末登録部は、外線端末に内線番号を登録してから所定期間経過後に登録を解除することを特徴とする付記1〜5のいずれか一項に記載の呼接続装置。
(付記7)
前記登録要求受信部は、外線端末に登録された内線番号の登録要求を内線番号から受信し、
前記端末登録部は、登録要求を送信した内線端末に、外線端末に登録された内線番号を登録し、
前記通知部は、内線端末を登録した内線番号に登録されていた外線端末を特定するための情報を前記他の呼接続装置に通知する、ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一項に記載の呼接続装置。
(付記8)
前記端末登録部は、内線端末に内線番号を登録してから所定期間経過後に登録を解除することを特徴とする付記7のいずれか一項に記載の呼接続装置。
(付記9)
外線端末の呼接続処理を行う呼接続装置であって、
内線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末と内線端末と間の呼接続処理を行う呼制御部と、
前記他の呼接続装置により外線端末に登録された前記他の呼接続装置固有の識別子を含んだ内線番号を、前記他の呼接続装置から受信する受信部と、を備え、
前記呼制御部は、外線端末の発呼の着信側番号に指定された内線番号により識別される前記他の呼接続装置との間で、前記発呼を接続するための呼接続処理を行う、
ことを特徴とする呼接続装置。
(付記10)
内線端末から外線端末への発呼を接続するための呼接続要求に付加された発信側の内線端末の内線番号を、前記発呼の発信側番号として、着信側の外線端末に通知する番号通知部を備えることを特徴とする付記9に記載の呼接続装置。
(付記11)
内線端末の呼接続処理を行う第1の呼接続装置と外線端末の呼接続処理を行う第2の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行い、
接続された前記呼において前記外線端末から送信された内線の登録要求を、第1の呼接続装置で受信し、
登録要求を送信した外線端末に第1の呼接続装置に固有の識別子を含む内線番号を登録し、
前記外線端末に登録された内線番号を第1の呼接続装置から第2の呼接続装置に通知する、
を備えることを特徴とする呼制御方法。
1 通信システム
2 構内ネットワーク
3 事業者ネットワーク
10 構内サーバ
11、11a〜11c 内線端末
12、22 IP網
20 センタサーバ
21、21a〜21c 移動電話

Claims (7)

  1. 内線端末の呼接続処理を行う呼接続装置であって、
    外線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行う呼制御部と、
    前記呼制御部により接続された外線端末との呼において前記外線端末から送信された内線の登録要求を受信する登録要求受信部と、
    登録要求を送信した外線端末に、前記呼接続装置固有の識別子を含む内線番号を登録する端末登録部と、
    前記外線端末に登録された内線番号を前記他の呼接続装置に通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする呼接続装置。
  2. 前記呼制御部は、外線端末に登録された内線番号を着信側番号とする内線端末の発呼を接続するための呼接続処理を前記他の呼接続装置と行うことを特徴とする請求項1に記載の呼接続装置。
  3. 前記呼制御部は、発信側の内線端末の内線番号が付加された呼接続要求を前記他の呼接続装置へ送信することを特徴とする請求項2に記載の呼接続装置。
  4. 外線端末の発呼の発信側番号として、外線端末に登録された内線番号を着信側の内線端末に通知する番号通知部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の呼接続装置。
  5. 前記端末登録部は、外線端末に内線番号を登録してから所定期間経過後に登録を解除することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の呼接続装置。
  6. 外線端末の呼接続処理を行う呼接続装置であって、
    内線端末の呼接続処理を行う他の呼接続装置との間で、外線端末と内線端末と間の呼接続処理を行う呼制御部と、
    前記他の呼接続装置により外線端末に登録された前記他の呼接続装置固有の識別子を含んだ内線番号を、前記他の呼接続装置から受信する受信部と、を備え、
    前記呼制御部は、外線端末の発呼の信側番号に指定された内線番号により識別される前記他の呼接続装置との間で、前記発呼を接続するための呼接続処理を行う、
    ことを特徴とする呼接続装置。
  7. 内線端末の呼接続処理を行う第1の呼接続装置と外線端末の呼接続処理を行う第2の呼接続装置との間で、外線端末から発信される呼の接続処理を行い、
    接続された前記呼において前記外線端末から送信された内線の登録要求を、第1の呼接続装置で受信し、
    登録要求を送信した外線端末に第1の呼接続装置に固有の識別子を含む内線番号を登録し、
    前記外線端末に登録された内線番号を第1の呼接続装置から第2の呼接続装置に通知する、
    を備えることを特徴とする呼制御方法。
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