JP5884547B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
情報通信分野において、従来から複数の現用のパッケージカードと予備カードとを備える冗長構成の通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、いわゆるキャリア向けの通信装置では、複数の現用のパッケージカードとして、インタフェースカード、スイッチファブリックカード、監視制御カード等というように、通信システムに必要な機能のカードを機能ブロック毎に実装するシステムが一般的である。
また、それらの通信装置において、装置の監視制御を行なう監視制御カードは、自カードで故障が発生しても、他の監視制御カードで運用を継続可能とするために、一般的に冗長構成を有している。
具体的には、監視制御カードは、その冗長構成において、例えばインタフェースカードやファブリックカード等の故障監視を行なっている。ここで、監視制御カードの故障監視については、監視制御カード同士が相互に監視を行なうことになる。そのため、監視制御カードでは、一方の監視制御カードで故障を検出した場合、その状態を他方の監視制御カードに速やかに通知することが重要となる。
特開2006−259945号公報
しかしながら、冗長化された監視制御カードにおいて、直接的に相互に故障監視を行なう構成では、以下の問題が生じる。例えば、監視制御カード同士が互いの状態をやり取りする通信経路に故障が発生した場合、互いの監視制御カードでは、相手の監視制御カードで故障が発生したと判断する状態になる。そのため、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えが難しくなる課題を有している。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをより確実にする手段を提供することを目的とする。
一つの観点によれば、通信装置は、第1監視制御カードと、第2監視制御カードと、第1通知カードと、第2通知カードとを有する。第1監視制御カードは、通信制御に必要な複数のカードが実装された装置全体の監視制御を行なう。第2監視制御カードは、第1監視制御カードと同等の機能を有し、装置全体の監視制御を行なう。第1通知カードは、第1監視制御カードと第2監視制御カードとの何れか一方の自カードの故障の発生を示す第一の故障情報を個別に受信し、自カードの故障の不発生の方に第一の故障情報を通知する。第2通知カードは、第1通知カードと同等の機能を有する。第1監視制御カードと第2監視制御カードとは、故障検出部と、通信部とを各々有する。故障検出部は、定周期で自カードを監視することにより、自カードの故障の発生を検出する。通信部は、故障検出部が検出した自カードの故障に基づいて、第一の故障情報を第1通知カードと第2通知カードとに送信する。第1通知カードと第2通知カードとは、故障情報通知部を各々有する。故障情報通知部は、通信部から第一の故障情報を受信し、第1監視制御カードと第2監視制御カードとのうちで自カードの故障の不発生の方に第一の故障情報を通知する。また、第1監視制御カードと第2監視制御カードとは、現用系と予備系とからなる冗長構成であり、第1通知カードと第2通知カードとを介して、相手側の監視制御カードの自カードの故障を監視し、監視結果に基づいて、現用系と予備系とを切り替え自在とする。また、故障情報通知部は、第1監視制御カードと第2監視制御カードとの何れか一方の監視制御カードと通信ができないときは、一方の監視制御カードと通信ができないことを示す第二の故障情報を他方の監視制御カードに通知する。他方の監視制御カードは、故障情報通知部より、第二の故障情報を受信した場合、自カードが予備系であれば、予備系から現用系に切り替えを行なわない。
本件開示の通信装置において、第1監視制御カードと第2監視制御カードとは、第一の故障情報を受信した場合、自カードが予備系であれば、予備系から現用系に切り替える。
本件開示の通信装置において、自カードの故障が発生した側の通信部は、第一の故障情報を第1通知カードと第2通知カードとに送信する。
本発明は、間接的に相互に故障監視を行なう構成であるため、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをより確実にする手段を提供できる。
第1実施形態における通信装置1の内部構成例を示す図 通信装置1の動作の一例を説明する図 通信装置1の動作の一例を示すフローチャート 通信装置1の動作の一例を示すフローチャート 通信装置1の動作の一例を示すフローチャート 第2実施形態における通信装置1の内部構成例を示す図 第2実施形態における通信装置1の動作の一例を説明する図 第2実施形態における通信装置1の動作の一例を説明する図 変形例の動作の一例を説明する図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
<通信装置1の構成>
図1は、第1実施形態における通信装置1の内部構成例を示す図である。通信装置1は、複数のパッケージカード(予備のカードを含む)を搭載する一般的な通信装置に適用可能である。ここで、通信装置1は、図1に示す通り、特徴的な構成例として、第1監視制御カード2と、第2監視制御カード3と、第1通知カード4と、インタフェースカード(以下「I/Fカード」という。)5と、スイッチファブリックカード(以下「SFカード」という。)6とを備える。また、各カードは、通信経路(不図示)を介して互いに接続されている。また、通信装置1は、データ処理を行なうためのメモリ(不図示)等を備えている。また、予備として実装されているI/Fカード、SFカード等の他のカードについては、図示を省略する。
なお、現用系と予備系との冗長構成として、ホットスタンバイ方式とコールドスタンバイ方式が知られている。ホットスタンバイ方式では、同じ構成のシステムを2系統用意しておき、一方(現用系)を作動させ、他方(予備系(「待機系」ともいう。))については同じ動作を行ないながら、切り替え可能な待機状態にしておく。そして、ホットスタンバイ方式では、予備系を現用系と常に同じ状態を保っておき、現用系に故障が発生すると予備系に切り替える。これにより、処理が引き継がれる。
一方、コールドスタンバイ方式では、現用系と予備系の同期を行なわずに、現用系に故障が発生してから予備系を作動させる。以下の説明では、例えば、同じ構成のシステムとして、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3との2系統を用意し、ホットスタンバイ方式を採用する。なお、説明の便宜上、通信装置1では、電源がオンされた場合、第1監視制御カード2を現用系とし、第2監視制御カード3を予備系として作動させることとする。
第1監視制御カード2は、CPU(Central Processing Unit)の機能を有し、I/Fカード5やSFカード6等の通信制御に必要な複数のカードが実装された通信装置1の全体の監視制御を行なう。
また、第1監視制御カード2は、第1故障検出部2aと、第1通信部2bとを有する。第1故障検出部2aは、定周期で自カード(第1監視制御カード2)監視することにより、故障を検出する。なお、本実施形態における故障とは、例えばカード内の部品の物理的な故障に限られず、ソフトウエアの障害やハードウエアの障害も含まれる。
ここで、第1故障検出部2aは、例えば故障検出を行なうための収集タスクを起動する。この収集タスクは、自カード内部における監視制御に伴って発生する故障を示す情報を収集する。これにより、第1故障検出部2aは、収集タスクの結果に応じて、例えば、ソフトウエアの障害、ハードウエアの障害、或いは部品の故障等を検出することができる。第1通信部2bは、第1故障検出部2aが検出した故障を示す故障情報を第1通知カード4に送信する。
第2監視制御カード3は、第1監視制御カード2と同等の機能を有する。すなわち、第2監視制御カード3は、第2故障検出部3aと、第2通信部3bとを有する。具体的には、第2故障検出部3aは、第1故障検出部2aと同様、定周期で自カード(第2監視制御カード3)を監視することにより、故障を検出する。また、第2通信部3bは、第1通信部2bと同様、故障情報を第1通知カード4に送信する。
なお、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とは、第1通知カード4を介して、相手側の監視制御カードの故障を監視し、監視結果に基づいて、現用系と予備系とを切り替え自在とする(詳細については、図3〜図5に示すフローチャート等を用いて後述する)。
第1通知カード4は、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3との何れか一方の故障の発生を示す故障情報を個別に受信し、故障の不発生の方に故障情報を通知する故障情報通知部4aを有する。具体的には、故障情報通知部4aは、第1通信部2bや第2通信部3bから故障情報を受信し、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とのうちで故障の不発生の方に故障情報を通知する。
なお、故障情報通知部4aにおける通知の仕方は、故障情報を第1監視制御カード2又は第2監視制御カード3に送信する方式と、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3から、定周期で故障情報通知部4aに対して故障情報を参照しに行く方式があるが、何れか一方の方式に限定されない。
I/Fカード5は、他の通信装置等の通信を行なうための通信インタフェースを提供するカードである。SFカード6は、入力データを転送先に切り替えて出力するカードである。
<通信装置1の動作>
次に、通信装置1の動作の一例について、説明する。
図2は、通信装置1の動作の一例を説明する図である。図3〜図5は、通信装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図3では、自カード側(第1監視制御カード2及び第2監視制御カード3)での故障検出及び通知処理の一例を示している。図4では、第1通知カード4の処理の一例を示している。図5では、相手側の監視制御カードで故障が発生した場合における自カード側の処理の一例を示している。
通信装置1に電源がオン(電源投入)されると、第1監視制御カード2、第2監視制御カード3、第1通知カード4、I/Fカード5及びSFカード6等のパッケージカードは、それぞれ動作を開始する。これにより、通信装置1では、図3〜図5に示すフローチャートの処理(以下「フローの処理」という。)を開始させる。
図2(a)は、通常の状態を例示しており、現用系の第1監視制御カード2と予備系の第2監視制御カード3とは、第1通知カード4を介して、互いに監視している状態を表している。ここで、図2に示す矢印は、通信経路を表している(以下同様)。
また、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とは、I/Fカード5及びSFカード6の監視制御を行なっていると共に、自カードの監視も行なっている。なお、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とは、図3に示す同じフローの処理を個別に行なっているので、以下のフローの処理(ステップS101〜S105)では、第1監視制御カード2側の処理を代表して説明する。
ステップS101:第1故障検出部2aは、故障監視処理を行なう。具体的には、第1故障検出部2aは、定周期で自カードを監視する。より詳しくは、第1故障検出部2aは、故障を検出するための収集タスクを起動して例えば1ミリ秒毎に自カードを監視する。第1故障検出部2aは、監視する度に、ステップS102の処理に移行する。
ステップS102:第1故障検出部2aは、故障を検出したか否かを判断する。故障を検出しない場合(ステップS102:No)、第1故障検出部2aは、ステップS101の処理に戻り、再び、定周期で自カードを監視する。
一方、故障を検出した場合(ステップS102:Yes)、第1故障検出部2aは、ステップS103の処理に移行する。
ステップS103:第1通信部2bは、故障情報を第1通知カード4に送信する。具体的には、第1通信部2bは、パケット通信等の通信手段により、故障情報をセットしたパケットを第1通知カード4に送信する。そして、第1通信部2bは、ステップS104の処理に移行する。なお、図2(b)は、ステップS102、ステップS103の処理を模式的に表している。
ステップS104:第1監視制御カード2は、現在、現用系で運用しているか否かを判断する。現用系で運用していない場合(ステップS104:No)、第1監視制御カード2は、図3に示すフローの処理を終了する。
一方、現用系で運用している場合(ステップS104:Yes)、第1監視制御カード2は、ステップS105の処理に移行する。
ステップS105:第1監視制御カード2は、予備系の運用状態に移行処理する。そして、第1監視制御カード2は、図3に示すフローの処理を終了する。
なお、図3に示すフローの処理では、第1監視制御カード2を第2監視制御カード3に置き換え、第1故障検出部2aを第2故障検出部3aに置き換え、第1通信部2bを第2通信部3bに置き換えることにより、第2監視制御カード3側の動作になる。
次に、第1通知カード4の処理の一例について図4を用いて説明する。
ステップS201:故障情報通知部4aは、故障情報の受信の有無を判断する。具体的には、故障情報通知部4aは、第1通信部2b又は第2通信部3bから故障情報を受信した場合(ステップS201:Yes)、ステップS202の処理に移行する。一方、故障情報を受信していない場合(ステップS201:No)、故障情報通知部4aは、ステップS201の処理に戻る。
ステップS202:故障情報通知部4aは、故障情報の内容を解析し、ステップS203の処理に移行する。故障情報の内容とは、例えば、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とのうちで、故障が発生した側のカードの情報等である。
ステップS203:故障情報通知部4aは、他の監視制御カードに故障情報の通知処理を行なう。具体的には、故障情報通知部4aは、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とのうちで故障の不発生の方に故障情報を通知する。そして、第1通知カード4は、図4に示すフローの処理を終了する。
次に、相手側の監視制御カードで故障が発生した場合の自カード側の処理について説明する。第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とは、図3に示すフローの処理と図5に示すフローの処理とを並列に行なっている。なお、図2では、第1監視制御カード2側で故障が発生している場合を例示しているので、第2監視制御カード3側の処理を代表して説明する。
ステップS301:第2通信部3bは、故障情報通知部4aから故障情報の通知がなされたか否かをチェックする。故障情報の通知が無しの場合(ステップS301:No)、第2通信部3bは、再び、ステップS301の処理を繰り返す。
一方、故障情報の通知が有りの場合(ステップS301:Yes)、第2通信部3bは、ステップS302の処理に移行する。
なお、故障情報通知部4aでは、例えばフラグオン(故障)、フラグオフ(正常)として故障の有無をフラグで管理しても良い。この場合、第2通信部3bは、故障情報通知部4aのフラグを参照しに行く構成とすれば良い。
ステップS302:第2監視制御カード3では、現在、現用系の運用状態であるか否かを判断する。現用系の運用状態である場合(ステップS302:Yes)、第2監視制御カード3は、図5に示すフローの処理を終了する。一方、現用系の運用状態でない場合(ステップS302:No)、第2監視制御カード3は、ステップS303の処理に移行する。
ステップS303:第2監視制御カード3は、予備系から現用系に切り替える処理を行なう。これにより、切り替え前の現用系の処理が適切に引き継がれる。図2(c)は、ステップS301〜S303の処理を模式的に表している。
以上、第1実施形態における通信装置1では、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とが間接的に相互に故障監視を行なう。これにより、通信装置1では、直接的に相互に故障監視を行なう際に発生する問題を回避することができる。したがって、通信装置1では、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをより確実にすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをさらに確実にする手段を提供する。
ここで、第1実施形態と第2実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
図6は、第2実施形態における通信装置1の内部構成例を示す図である。第2実施形態では、図1に示す通信装置1と比較して、第2通知カード7を更に備える。第2通知カード7は、第1通知カード4と同等の機能を有する。これにより、以下に説明する通り、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをさらに確実にできる。そして、第1通知カード4と第2通知カード7とは、現用系と予備系とからなる冗長構成を有しても良い。
次に、通信装置1の動作の一例について説明する。ここで、第2実施形態における通信装置1では、図3〜図5に示すフローの処理を適用できる。ただし、図3のステップS103において、第1監視制御カード2の第1通信部2b又は第2監視制御カード3の第2通信部3bは、故障情報の通知処理を第1通知カード4と第2通知カード7とに向けて行なうことがさらにできる。また、図4のステップS202において、故障情報通知部4aは、第1通信部2bと第2通信部3bとの少なくとも一方から受信した故障情報の内容を解析できる。また、図5のステップS301において、第1通信部2b又は第2通信部3bは、第1通知カード4と第2通知カード7との少なくとも一方から故障情報の通知がなされたか否かをチェックできる。
図7は、第2実施形態における通信装置1の動作の一例を説明する図である。図7(a)に示す通り、第1監視制御カード2は、第1通知カード4を介して、第2監視制御カード3の故障を監視すると共に、第2通知カード7を介して、第2監視制御カード3の故障を監視する。また同様にして、第2監視制御カード3は、第1通知カード4を介して、第1監視制御カード2の故障を監視すると共に、第2通知カード7を介して、第1監視制御カード2の故障を監視する。なお、第1通知カード4と第2通知カード7とは、例えば、ホットスタンバイ方式の冗長構成を有している。初期状態では、第1通知カード4と第2通知カード7とは、何れが現用系であっても良い。そのため、図7において、現用系、予備系の表記を省略している。
ここで、例えば、図7(b)に示す通り、第1監視制御カード2側で故障が発生した場合、第1通信部2bは、上述した通り、故障情報の通知処理を第1通知カード4と第2通知カード7とに向けて行なう。続いて、図7(c)に示す通り、故障情報通知部4aは、第2監視制御カード3に故障情報を通知すると共に、故障情報通知部7aは、第2監視制御カード3に故障情報を通知する。これにより、第2監視制御カード3側では、第1監視制御カード2側で故障が発生したと推定できるので、第2監視制御カード3は、予備系から現用系に切り替える処理を行なうことができる。
なお、図7の例では、第1監視制御カード2側で故障が発生した場合について説明したが、例えば、第1監視制御カード2と第1通知カード4との間を結ぶ通信経路で故障が発生した場合について以下説明する。
図8は、第2実施形態における通信装置1の動作の一例を説明する図である。図8(a)は、図7(a)に示す状態下で、第1監視制御カード2と第1通知カード4との間の通信経路で故障が発生した場合について例示している。図8(a)において、第1監視制御カード2と第1通知カード4との間を結ぶ矢印(通信経路)を点線で表記しているのは、この通信経路で故障が発生したことを表している。
一方、第1監視制御カード2と第2通知カード7との間を結ぶ矢印(通信経路)を実線で表記しているのは、正常状態であって、この通信経路で故障が発生していないことを表している。したがって、この状態下では、第1監視制御カード2側で故障が発生していないことを表している。
図8(b)は、図8(a)に示す状態が発生した後の処理について例示している。すなわち、第2監視制御カード3は、故障情報通知部4aより、第1監視制御カード2と通信ができない等の故障情報を受信する。
しかしながら、第1監視制御カード2では故障が発生していないため、第2監視制御カード3は、図7(c)に示す状態と異なり、故障情報通知部7aから第1監視制御カード2の故障情報を受信しない。つまり、この場合、第2監視制御カード3は、第1監視制御カード2と第1通知カード4との間を結ぶ通信経路で故障が発生したと判断することができる。したがって、第2監視制御カード3は、予備系から現用系に切り替えを行なわない。
以上、第2実施形態における通信装置1では、第1通知カード4と第2通知カード7とは用いることにより、第1監視制御カード2(又は、第2監視制御カード3)で故障が発生したのか、或いは、通信経路で故障が発生したのか、故障箇所の特定が容易となる。したがって、通信装置1では、通信経路で故障が発生した場合、現用系の切り替えを行なわずに済む。つまり、通信装置1では、正常な方の監視制御カードを運用にする切り替えをさらに確実にする手段を提供できる。
(変形例)
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
図9は、変形例の動作の一例を説明する図である。変形例では、第1監視制御カード2と第2監視制御カード3とを、それぞれ、いわゆる汎用の第1CPUカード11と第2CPUカード12とで構成する。したがって、第1CPUカード11は、第1監視制御カード2の機能を有し、第2CPUカード12は、第2監視制御カード3の機能を有することとする。
また、変形例では、第1通知カード4と第2通知カード7との処理を、それぞれ、第1SFカード13、第2SFカード14で行なわせる構成とする。
さらに、変形例では、故障情報通知部4aと故障情報通知部7aとを、いわゆるウォッチドッグタイマ(WatchDog Timer、以下「WDT」という。)として機能させる。
ここで、WDTは、CPUの故障監視として一般的な手法であり、構成例としては、カウンタとリセットから構成される。カウントアップを行なうWDTの場合、WDTは、一定の間隔(例えば、1ミリ秒)でカウントアップするが、CPUは、WDTのカウンタがフルカウントになる周期よりも短い周期で周期的にリセットする。CPUは、故障を検出した場合、WDTのリセットを実行しない(若しくはできない)。その結果、WDTのカウンタがフルカウントになり、そのフルカウントの状態を外部から監視することで、CPUが故障したことを知ることができる仕組みである。つまり、CPUがリセット信号(パルス)を周期的に送信する手段を有し、WDTは、例えば、CPUから送信されて来るリセット信号を受信する毎に計時を最初(ゼロ)から開始すると共に、計時時間(カウント数)が予め設定した閾値を超えた場合に故障が発生したこととする。
なお、図9(a)では、説明を分かりやすくするため、第1CPUカード11用の第1WDT13a、第2WDT14aを例示しており、第2CPUカード12用のWDTは不図示としている。また、図9(b)では、説明を分かりやすくするため、第2CPUカード12用の第3WDT13b、第4WDT14bを例示しており、第1CPUカード11用のWDTは不図示としている。したがって、実際には、第1SFカード13は、第1WDT13aと第3WDT13bとを有しており、第2SFカード14は、第2WDT14aと第4WDT14bとを有している。
図9(a)において、第1CPUカード11は、通常の運用時は、第1SFカード13、14にそれぞれ配備された第1WDT13aと第2WDT14aとを周期的にリセットする。一方、第2CPUカード12は、第1WDT13aと第2WDT14aとを監視し、第1WDT13aと第2WDT14aとのカウンタがフルになっていなければ、第1CPUカード11が正常状態であると判断する。
また、図9(a)において、第1CPUカード11は、自カード内で故障を検出、若しくは、第1WDT13aと第2WDT14aとで故障を検出した場合、第1WDT13aと第2WDT14aとのリセットを実行しない。例えば、第2CPUカード12は、第1WDT13aと第2WDT14aとの両方のカウンタの値が閾値以上になっていた場合、第1CPUカード11が故障したと判断する。また、第2CPUカード12が予備系であった場合には、第2CPUカード12は、予備系から現用系に切り替える。
一方、図9(a)において、第1WDT13aと第2WDT14aとの何れか一方のみ、カウンタが閾値以上になっていた場合には、第1CPUカード11と第1WDT13aの間の通信経路、或いは、第1CPUカード11と第2WDT14aとの間の通信経路の故障の可能性がある。そのため、第2CPUカード12は、この場合、第1CPUカード11の故障と判断しない。したがって、第2CPUカード12が予備系であった場合には、第2CPUカード12は、予備系の状態を維持する。なお、図9(b)についても、図9(a)の説明と同様にして、第1CPUカード11は、第3WDT13bと第4WDT14bとを介して、第2CPUカード12の故障を監視できる。
以上、変形例においては、第1通知カード4と第2通知カード7との処理を、それぞれ、第1SFカード13、第2SFカード14で行なわせる構成とする。また、第1SFカード13、第2SFカード14はそれぞれ、WDTを有する。これにより、通信装置1では、汎用性を高めつつ、正常な方のCPUカードを運用にする切り替えをさらに確実にすることができる。
(実施形態の補足説明)
(1)上記の実施形態において、現用系と予備系との冗長構成として、ホットスタンバイ方式を採用したが、コールドスタンバイ方式を採用しても良い。
また、これらの方式に加えて、例えば、予備系は、現用系の負荷状態をさらに監視していて、現用系のオーバーロード(過負荷状態)を検出するとオーバーロードした分の処理を引き受けて実行するようにしても良い。或いは、予備系は、現用系に入力されるジョブをさらに監視していて、処理量が予め設定した閾値以上のジョブが入力されると現用系に代わってこれを実行するようにしても良い。これにより、通信装置1の監視制御カードにおける監視の適用範囲が拡大する。
(2)上記の実施形態において、通信装置1で例示した現用のパッケージカードは、一例であって、例えばインタフェースカード、スイッチファブリックカード等に限定されるものではない。
(3)上記の実施形態において、故障が発生したことを検出する方法として、WDT(ウォッチドッグタイマ)を使った方法を例示したが、故障の検出方法はこれに限定されない。例えば、図6において、第1通知カード4側で、カウンタを備え、第1監視制御カード2から一定期間毎に、そのカウンタをカウントアップし、相手側の監視制御カードは、その相手のカウンタが一定期間カウントアップしない場合、故障が発生したこととすると共に、第2通知カード7側でも、カウンタを備え、第2監視制御カード3から一定期間毎に、そのカウンタをカウントアップし、相手側の監視制御カードは、その相手のカウンタが一定期間カウントアップしない場合、故障が発生したこととする方法を採用しても良い。
1・・・通信装置、2・・・第1監視制御カード、3・・・第2監視制御カード、4・・・第1通知カード

Claims (3)

  1. 通信制御に必要な複数のカードが実装された装置全体の監視制御を行なう第1監視制御カードと、
    前記第1監視制御カードと同等の機能を有し、前記装置全体の監視制御を行なう第2監視制御カードと、
    前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとの何れか一方の自カードの故障の発生を示す第一の故障情報を個別に受信し、前記自カードの故障の不発生の方に前記第一の故障情報を通知する第1通知カードと、
    前記第1通知カードと同等の機能を有する第2通知カードと
    を備え、
    前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとは、
    定周期で自カードを監視することにより、前記自カードの故障の発生を検出する故障検出部と、
    前記故障検出部が検出した前記自カードの故障に基づいて、前記第一の故障情報を前記第1通知カードと前記第2通知カードとに送信する通信部とを各々有し、
    第1通知カードと第2通知カードとは、前記通信部から前記第一の故障情報を受信し、前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとのうちで前記自カードの故障の不発生の方に前記第一の故障情報を通知する故障情報通知部を各々有し、
    前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとは、現用系と予備系とからなる冗長構成であり、前記第1通知カードと前記第2通知カードとを介して、相手側の監視制御カードの前記自カードの故障を監視し、監視結果に基づいて、前記現用系と前記予備系とを切り替え自在とし、
    前記故障情報通知部は、前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとの何れか一方の監視制御カードと通信ができないときは、前記一方の監視制御カードと通信ができないことを示す第二の故障情報を他方の監視制御カードに通知し、
    前記他方の監視制御カードは、前記故障情報通知部より、前記第二の故障情報を受信した場合、自カードが前記予備系であれば、前記予備系から前記現用系に切り替えを行なわない
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記第1監視制御カードと前記第2監視制御カードとは、前記第一の故障情報を受信した場合、自カードが前記予備系であれば、前記予備系から前記現用系に切り替えることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信装置において、
    前記自カードの故障が発生した側の前記通信部は、前記第一の故障情報を前記第1通知カードと前記第2通知カードとに送信することを特徴とする通信装置。
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