JP5878595B2 - ユーザ端末、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。
LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、たとえばLTEアドバンストまたはLTEエンハンスメントと呼ばれるLTEの後継システムが検討され、LTE Rel.10/11として仕様化されている。
LTE Rel.10/11のシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を含んでいる。このように、複数のCCを集めて広帯域化することをキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)という。
LTEのさらなる後継システムであるLTE Rel.12においては、複数のセルが異なる周波数帯(キャリア)で用いられる様々なシナリオが検討されている。複数のセルを形成する無線基地局が実質的に同一の場合には、上述のキャリアアグリゲーションを適用可能である。一方、複数のセルを形成する無線基地局が完全に異なる場合には、デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)を適用することが考えられる。
デュアルコネクティビティでは、ランダムアクセスで送信するPRACHに対してどのように電力を割り当てるかが規定されていない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、デュアルコネクティビティにおいてPRACHに対する電力割り当てを適切に行うことができるユーザ端末、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末は、第1のセルグループ(CG)および第2のCGを用いて通信を行うユーザ端末であって、前記第1のCGと前記第2のCGに対するUL送信電力を制御する電力制御部と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を少なくとも送信する送信部と、を有し、前記電力制御部は、前記送信部が前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送を行う場合、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送時の所定前に、前記第1のCGのPRACHの再送に必要な送信電力を準備できる場合に、当該PRACHの再送に対して前記第2のCGの送信より優先的に電力を割り当てるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、デュアルコネクティビティにおいてPRACHに対する電力割り当てを適切に行うことができる。
ランダムアクセスの概要を示す図である。 キャリアアグリゲーションおよびデュアルコネクティビティに係る無線基地局およびユーザ端末の通信を示す図である。 デュアルコネクティビティにおけるランダムアクセスを説明する図である。 デュアルコネクティビティの送信電力制御を説明する図である。 マスタセルグループにおけるPRACHの最大送信電力の設定を説明する図である。 パワーランピングの活用について説明する図である。 パワーランピングの活用について説明する図である。 パワーランピングの活用について説明する図である。 パワーランピングの活用について説明する図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
LTEシステムでは、初期接続や同期確立、通信再開などに際し、上りリンクで物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を送信してランダムアクセスを行う。ランダムアクセスは、衝突型(Contention-based)と非衝突型と(Non-contention-based)いう2種類のタイプに分けることができる。
衝突型ランダムアクセスにおいて、ユーザ端末は、セル内に用意された複数のランダムアクセスプリアンブル(contention preamble)からランダムに選択したプリアンブルをPRACHで送信する。この場合、ユーザ端末間で同一のランダムアクセスプリアンブルを使用することにより、衝突(Contention)が発生する可能性がある。
非衝突型ランダムアクセスにおいて、ユーザ端末は、あらかじめネットワークから割り当てられたUE固有のランダムアクセスプリアンブル(dedicated preamble)をPRACHで送信する。この場合、ユーザ端末間で異なるランダムアクセスプリアンブルが割り当てられているため、衝突が発生することはない。
衝突型ランダムアクセスは、初期接続、上りリンクの通信開始または再開などに際して行われる。非衝突型ランダムアクセスは、ハンドオーバ、下りリンクの通信開始または再開などに際して行われる。
図1は、ランダムアクセスの概要を示している。衝突型ランダムアクセスはStep1からStep4、非衝突型ランダムアクセスはStep0からStep2で構成される。
衝突型ランダムアクセスの場合、はじめにユーザ端末UEは、ランダムアクセスプリアンブル(PRACH)を当該セルに設定されているPRACHリソースで送信する(メッセージ1)。無線基地局eNBは、ランダムアクセスプリアンブルを検出すると、その応答情報であるランダムアクセスレスポンス(RAR:Random Access Response)を送信する(メッセージ2)。ユーザ端末UEは、ランダムアクセスプリアンブル送信後、所定の区間の間、ランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)の受信を試みる。メッセージ2の受信に失敗した場合には、PRACHの送信電力を上げてメッセージ1を再度送信する。
ランダムアクセスレスポンスを受信したユーザ端末UEは、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクスケジューリンググラントによって指定された物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)でデータ信号を送信する(メッセージ3)。スケジューリングされたメッセージを受信した無線基地局eNBは、衝突解決(Contention resolution)メッセージをユーザ端末UEに送信する(メッセージ4)。ユーザ端末UEは、メッセージ1から4によって同期を確保し、無線基地局eNBを識別すると、衝突型ランダムアクセス処理を完了しコネクションを確立する。
非衝突型ランダムアクセスの場合、はじめに無線基地局eNBは、ユーザ端末UEに対してPRACHの送信を指示する物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を送信する(メッセージ0)。ユーザ端末UEは、前記PDCCHにより指示されたタイミングでランダムアクセスプリアンブル(PRACH)を送信する(メッセージ1)。無線基地局eNBは、ランダムアクセスプリアンブルを検出すると、その応答情報であるランダムアクセスレスポンス(RAR)を送信する(メッセージ2)。ユーザ端末は、メッセージ2の受信をもって非衝突型ランダムアクセス処理を完了する。なお、衝突型ランダムアクセスと同様、メッセージ2の受信に失敗した場合には、PRACHの送信電力を上げてメッセージ1を再度送信する。
LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するスモールセルが形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている。キャリアアグリゲーションおよびデュアルコネクティビティは、HetNet構成に適用する事が可能である。
図2Aは、キャリアアグリゲーションに係る無線基地局およびユーザ端末の通信を示している。図2Aに示す例において、無線基地局eNB1はマクロセルを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)であり、無線基地局eNB2はスモールセルを形成する無線基地局(以下、スモール基地局という)である。たとえば、スモール基地局は、マクロ基地局に接続するRRH(Remote Radio Head)のような構成であってもよい。
キャリアアグリゲーションが適用される場合、1つのスケジューラ(たとえば、マクロ基地局eNB1の有するスケジューラ)が複数セルのスケジューリングを制御する。マクロ基地局eNB1の有するスケジューラが複数セルのスケジューリングを制御する構成では、たとえば光ファイバのような高速回線などの理想的バックホール(ideal backhaul)で各無線基地局間が接続されることが想定される。
図2Bは、デュアルコネクティビティに係る無線基地局およびユーザ端末の通信を示している。デュアルコネクティビティが適用される場合、複数のスケジューラが独立して設けられ、当該複数のスケジューラ(たとえば、無線基地局MeNBの有するスケジューラおよび無線基地局SeNBの有するスケジューラ)がそれぞれ管轄する1つ以上のセルのスケジューリングを制御する。無線基地局MeNBの有するスケジューラおよび無線基地局SeNBの有するスケジューラがそれぞれの管轄する1つ以上のセルのスケジューリングを制御する構成では、たとえばX2インタフェースなどの遅延の無視できない非理想的バックホール(non-ideal backhaul)で各無線基地局間が接続されることが想定される。
図2Bに示すように、デュアルコネクティビティでは、各無線基地局が、1つまたは複数のセルから構成されるセルグループ(CG:Cell Group)を設定する。各セルグループは、同一無線基地局が形成する1つ以上のセルまたは送信アンテナ装置、送信局などの同一送信ポイントが形成する1つ以上のセルから構成される。
PCellを含むセルグループはマスタセルグループ(MCG:Master Cell Group)と呼ばれ、マスタセルグループ以外のセルグループはセカンダリセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)と呼ばれる。マスタセルグループおよびセカンダリセルグループを構成するセルの合計数は、所定値(たとえば、5セル)以下となるように設定される。
マスタセルグループが設定される無線基地局はマスタ基地局(MeNB:Master eNB)と呼ばれ、セカンダリセルグループが設定される無線基地局はセカンダリ基地局(SeNB:Secondary eNB)と呼ばれる。
デュアルコネクティビティでは、無線基地局間はキャリアアグリゲーションと同等のタイトな協調は前提としない。そのため、ユーザ端末は、セルグループごとに下りリンクL1/L2制御(PDCCH/EPDCCH)、上りリンクL1/L2制御(PUCCH/PUSCHによるUCI(Uplink Control Information)フィードバック)を独立に行う。したがってセカンダリ基地局においても、共通サーチスペースやPUCCHなどのPCellと同等の機能を有するスペシャルSCellが必要となる。本明細書において、PCellと同等の機能を有するスペシャルSCellを、「PSCell」とも記す。
デュアルコネクティビティでは、マスタセルグループおよびセカンダリセルグループにおいて、それぞれランダムアクセスがサポートされる。図3に示すように、マスタセルグループおよびセカンダリセルグループに対してそれぞれランダムアクセス手順区間が設けられる。これらの区間において、ユーザ端末UEがPRACHを送信する。
マスタセルグループでは、PCellが衝突型ランダムアクセスと非衝突型ランダムアクセスの両方をサポートし、sTAG(secondary Timing Advance Group)のSCellでは非衝突型ランダムアクセスのみサポートされる。セカンダリセルグループでは、PSCellが衝突型ランダムアクセスと非衝突型ランダムアクセスの両方をサポートし、sTAGのSCellでは非衝突型ランダムアクセスのみサポートされる。
ランダムアクセスは、パワーリミテッド(Power-limited)状態でない限りマスタセルグループ−セカンダリセルグループ間で並行も可能である。ここで、パワーリミテッド状態とは、ユーザ端末が送信しようとするタイミングにおいて、当該サービングセル、当該TAG、当該セルグループまたは当該UEの、少なくともいずれか1つの観点で、最大送信電力に達している状態を意味する。たとえば、図3に示すように、ランダムアクセス手順区間はセルグループ間でオーバラップしていてもよい。また、図3に示すように、PRACHはセルグループ間で同時送信となってもよい。
デュアルコネクティビティでは、マスタ基地局MeNB、セカンダリ基地局SeNBがそれぞれ独立にスケジューリングするので、マスタ基地局MeNBおよびセカンダリ基地局SeNBに対するユーザ端末の合計送信電力が許容最大送信電力を超えない範囲で、送信電力を動的に調整する送信電力制御をすることが困難である。ユーザ端末は、必要となる合計送信電力がユーザ端末の許容最大送信電力を超える場合、許容最大送信電力を超えない値になるまで、電力をスケールダウン(パワースケーリング)するか、一部または全部のチャネルまたは信号を欠落させる(ドロッピング)処理を行う。
デュアルコネクティビティでは、マスタ基地局MeNBおよびセカンダリ基地局SeNBは、それぞれ対となる無線基地局(マスタ基地局MeNBにとってセカンダリ基地局SeNB、セカンダリ基地局SeNBにとってマスタ基地局MeNB)がどのような電力制御を行っているか把握できないため、このようなパワースケーリングやドロッピングが起こるタイミングや頻度を想定できないおそれがある。マスタ基地局MeNBおよびセカンダリ基地局SeNBにとって、想定外のパワースケーリングやドロッピングが行われた場合、正しく上りリンク通信を行うことができなくなり、通信品質やスループットが著しく劣化するおそれがある。
そこで、デュアルコネクティビティでは、少なくともPUCCH/PUSCH送信に対して、セルグループごとの「保証送信電力(minimum guaranteed power)」という概念が導入される。マスタセルグループ(MCG)の保証送信電力をPMeNB、セカンダリセルグループ(SCG)の保証送信電力をPSeNBとする。マスタ基地局MeNBまたはセカンダリ基地局SeNBは、ユーザ端末に対し、保証送信電力PMeNBとPSeNBの両方、またはいずれか一方をRRCなど上位レイヤシグナリングにより通知する。特にシグナリングや指示がない場合、ユーザ端末は、保証送信電力PMeNB=0および/またはPSeNB=0と認識すればよい。
ユーザ端末は、マスタ基地局MeNBから送信要求があった場合、すなわち上りリンクグラントまたはRRCによりPUCCH/PUSCHの送信がトリガされた場合に、マスタセルグループ(MCG)への送信電力を計算し、必要とされる送信電力(要求電力)が保証送信電力PMeNB以下であれば、当該要求電力をマスタセルグループ(MCG)の送信電力として確定する。
ユーザ端末は、セカンダリ基地局SeNBから送信要求があった場合、すなわち上りリンクグラントまたはRRCによりPUCCH/PUSCHの送信がトリガされた場合に、セカンダリグループ(SCG)への送信電力を計算し、必要とされる送信電力(要求電力)が保証送信電力PSeNB以下であれば、当該要求電力をセカンダリセルグループ(SCG)の送信電力として確定する。
無線基地局xeNB(マスタ基地局MeNBまたはセカンダリ基地局SeNB)の要求電力が保証送信電力PxeNB(保証送信電力PMeNBまたはPSeNB)を超える場合には、ユーザ端末は、条件次第で送信電力が保証送信電力PxeNB以下となるように制御することがある。具体的には、ユーザ端末は、マスタセルグループおよびセカンダリセルグループの合計要求電力がユーザ端末の許容最大送信電力PCMAXを超えるおそれがある場合には、保証送信電力PxeNBを超える電力が要求されたセルグループに対し、パワースケーリング(Power-scaling)やチャネルまたは信号のドロッピングを行う。その結果、送信電力が保証送信電力PxeNB以下となったら、それ以上のパワースケーリングやチャネルまたは信号のドロッピングは行わない。
すなわち、デュアルコネクティビティにおけるPUCCH/PUSCHの最大送信電力として、少なくとも保証送信電力PMeNBまたはPSeNBは保証される。ただし、他セルグループの割り当てやユーザ端末の実装などに依存して、PUCCH/PUSCHの最大送信電力として保証送信電力PMeNBまたはPSeNBが保証されない場合もある。
図4Aに示す例では、マスタ基地局MeNBから保証送信電力PMeNB以下の電力が要求され、セカンダリ基地局SeNBから保証送信電力PSeNBを超える電力が要求されている。ユーザ端末は、マスタセルグループおよびセカンダリセルグループそれぞれにおいて、CCごとの送信電力の総和が、保証送信電力PMeNBおよびPSeNBを超えていないかどうか、両セルグループにおける全CCの送信電力の総和が、許容最大送信電力PCMAXを超えていないかどうか、を確認する。
図4Aに示す例では、両セルグループにおける全CCの送信電力の総和が、許容最大送信電力PCMAXを超えるため、ユーザ端末は、パワースケーリングまたはドロッピングを適用する。マスタセルグループのCCごとの送信電力の総和は保証送信電力PMeNBを超えないが、セカンダリセルグループのCCごとの送信電力の総和が保証送信電力PSeNBを超えることから、ユーザ端末は、マスタセルグループに対しては当該要求電力を送信電力として割り当て、残りの電力(許容最大送信電力PCMAXからマスタセルグループの送信電力を減算して得られる余剰電力)をセカンダリセルグループに割り当てる。ユーザ端末は、セカンダリセルグループに対しては、前記残りの電力を許容最大送信電力とみなし、セカンダリセルグループに対して、パワースケーリングまたはドロッピングを適用する。
図4Bに示す例では、マスタ基地局MeNBから保証送信電力PMeNBを超える電力が要求され、セカンダリ基地局SeNBから保証送信電力PSeNB以下の電力が要求されている。両セルグループにおける全CCの送信電力の総和が、許容最大送信電力PCMAXを超えるため、ユーザ端末は、パワースケーリングまたはドロッピングを適用する。
図4Bに示す例では、セカンダリセルグループのCCごとの送信電力の総和は保証送信電力PSeNBを超えないが、マスタセルグループのCCごとの送信電力の総和が保証送信電力PMeNBを超えることから、ユーザ端末は、セカンダリセルグループに対しては当該要求電力を送信電力として割り当て、残りの電力(許容最大送信電力PCMAXからセカンダリセルグループの送信電力を減算して得られる余剰電力)をマスタセルグループに割り当てる。ユーザ端末は、マスタセルグループに対しては、前記残りの電力を許容最大送信電力とみなし、マスタセルグループに対して、パワースケーリングまたはドロッピングを適用する。
前記パワースケーリングやドロッピングのルールとしては、Rel.10/11で規定されたルールを適用することもできる。Rel.10/11では、CAにおいて複数のCCで同時送信がある場合、全CCの要求送信電力がユーザ端末あたりの許容最大送信電力PCMAXを超えた場合のパワースケーリングやドロッピングのルールが規定されている。前記残りの電力(許容最大送信電力PCMAXからマスタセルグループの送信電力を減算して得られる余剰電力)を許容最大送信電力とみなし、当該セルグループで要求された送信電力を要求送信電力とみなせば、当該セルグループに対してRel.10/11で規定されたルールでパワースケーリングやドロッピングを行うことができる。これらは既に規定された仕組みで実現できるため、ユーザ端末は、送信電力制御およびパワースケーリングやドロッピングのルールとして新しい仕組みを導入することなく、既存の仕組みの流用によって容易に実現することができる。
非デュアルコネクティビティ(Non-DC)では、PRACHの最大送信電力は、CCあたりのユーザ端末の許容最大送信電力PCMAX,cである。またキャリアアグリゲーションを適用した場合には、PRACHがPUCCH、PUSCHまたはSRS(Sounding Reference Signal)と同時送信となると、PRACHに対して最優先で送信電力を割り当てることが規定されている。たとえば、PRACHとPUCCH/PUSCHを同時送信する場合に、送信電力が許容最大送信電力PCMAXを超えるときは、ユーザ端末は、実際の送信電力がPCMAXを超えない値になるまで、PUCCH/PUSCHの送信電力をスケーリングする。また、PRACHとSRSを同時送信する場合に、送信電力が許容最大送信電力PCMAXを超えるときは、ユーザ端末は、実際の送信電力がPCMAXを超えないよう、SRSをドロッピングする。
なお、キャリアアグリゲーションの場合、2つ以上の異なるTAGにおいてランダムアクセスが同時に発生した場合、ユーザ端末は、任意の1つのランダムアクセスを行う。したがって、2つ以上のPRACHが同時送信されるケースは発生し得なかった。
一方、デュアルコネクティビティでは、PRACHに対してどのように電力を割り当てるかは規定されていない。まず、PRACHの最大送信電力をどの値に設定すべきか、という課題がある。また、2つのセルグループでのPRACH同時送信や、あるセルグループでのPRACHと、他セルグループでのPUCCH、PUSCHまたはSRSの同時送信が発生した場合の優先ルールをどのように設定すべきか、という課題がある。
これに対して、本発明者らは、デュアルコネクティビティにおいてPUCCH/PUSCH送信に対して保証送信電力が設定されることを考慮した上で、PRACHの最大送信電力を設定する構成を見出した。
PUCCH/PUSCHの最大送信電力として、保証送信電力PMeNBまたはPSeNBが設定され得ることを考慮すれば、PRACHの最大送信電力として以下の4つが考えられる。
(1)PRACHの最大送信電力をPCMAX,cとする。すなわち、保証送信電力PMeNBまたはPSeNBの値に関わらず、PRACHはデュアルコネクティビティでない場合と同じ送信電力を最大値とする。この場合、あるセルグループでのPRACHと、他セルグループでのPUCCH/PUSCHとの同時送信で、パワーリミテッドになる可能性がある。このとき、他セルグループにおける保証送信電力の値に関わらず、PRACHに優先的に送信電力を割り当てればよい。このようにすることで、キャリアアグリゲーションまたはシングルキャリアの場合と同程度のPRACHカバレッジを確保できる。
(2)PRACHの最大送信電力をmin{PCMAX,c,PMeNB(SeNB)}とする。ここで、PMeNB(SeNB)はPRACHがトリガされた当該セルグループにおける保証電力である。この場合には、PUCCH/PUSCHに電力が保証されるエリア、すなわち確実にデュアルコネクティビティ可能なエリアのみがPRACHカバレッジとなる。ただし、PMeNB+PSeNB<CMAXとなる場合には、十分なカバレッジをとることができない。
(3)PRACHの最大送信電力をmin{PCMAX,c,PCMAX−PSeNB(MeNB)}とする。ここで、PCMAX−PSeNB(MeNB)は、ユーザ端末が送信可能な最大送信電力から、PRACHがトリガされていない他セルグループにおける保証電力を減じた電力を表す。この場合には、他セルグループの保証送信電力を保証しつつ、比較的広いカバレッジを確保できる。また、PMeNB+PSeNB<PCMAXとなる場合に、上記(2)と比べて広いカバレッジをとることができる。
(4)PRACHの最大送信電力を別途上位レイヤで設定する。この場合、PRACHの最大送信電力は、PCMAX,c以下とする。PRACHの最大送信電力を設定する当該上位レイヤパラメータは、PUCCH/PUSCHの保証送信電力PMeNBまたはPSeNBと同じ値に設定してもよいし、違う値に設定してもよい。PUCCH/PUSCHとPRACHとでは、無線基地局が正しく受信するために必要な送信電力が異なる。したがって、別途上位レイヤパラメータで最大送信電力を設定することにより、上記(1)から(3)を包含しつつ、PRACH向けに、PUCCH/PUSCHとは異なる値を設定する自由度を持たせることができる。
図5は、マスタセルグループにおけるPRACHの最大送信電力の設定を説明する図である。図5AはPMeNB+PSeNB=PCMAXである場合、図5BはPMeNB+PSeNB<PCMAXである場合をそれぞれ示している。
図5Aに示すように、PMeNB+PSeNB=PCMAXである場合、上記(2)および(3)におけるPRACHの最大送信電力はPMeNBとなる。上記(1)におけるPRACHの最大送信電力はPCMAX,c(=PCMAX)となる。
図5Bに示すように、PMeNB+PSeNB<PCMAXである場合、上記(2)におけるPRACHの最大送信電力はPMeNBとなる。上記(3)におけるPRACHの最大送信電力はPCMAX−PSeNBとなる。上記(1)におけるPRACHの最大送信電力はPCMAX,c(=PCMAX)となる。
なお、PRACHの最大送信電力は、マスタセルグループのPRACHとセカンダリセルグループのPRACHとで同じであってもよいし、異なっていてもよい。たとえば、マスタセルグループのPRACHは最大送信電力を上記(1)の値とし、セカンダリセルグループのPRACHは最大送信電力を上記(2)から(4)のいずれかの値としてもよい。
マスタセルグループのPCellでランダムアクセス失敗が所定の回数続くと、ユーザ端末は無線リンク障害(Radio Link Failure)を検出し、再接続手順に移る。再接続手順では、初期接続からやり直しがなされるため、頻発するとユーザスループットが著しく劣化する。したがって、マスタセルグループの最大送信電力を上記(1)の値とすることで、再接続手順が発生する確率を抑えることができる。一方、セカンダリセルグループでランダムアクセス失敗が発生し、ユーザ端末が無線リンク障害を検出した場合には、ユーザ端末は、マスタセルグループを通じて無線リンク障害の発生をネットワークに報告するものの、再接続手順は行わない。したがって、セカンダリセルグループのPRACHは上記(2)から(4)のいずれかの値とすることにより、マスタセルグループのPUCCH/PUSCHに設定された保証送信電力を守ることができる。
上記(1)の場合、PUCCHまたはPUSCHの品質が保証できないエリアまでPRACHのカバレッジとなる。そのため、ランダムアクセスは成功するが、所定の品質でデュアルコネクティビティを実現できないエリアが生じてしまう。
上記(2)、(3)または(4)の場合、PRACHのカバレッジが小さくなるため、デュアルコネクティビティエリアがキャリアアグリゲーションに比べて小さくなってしまう。
PRACH送信時にPUCCH/PUSCHと同様に他セルグループの保証送信電力を保証すると、PRACHのカバレッジが縮退して無線リンク障害(Radio Link Failure)となる確率が増加する。一方、PRACHの最大送信電力をPCMAX,cとすると、ランダムアクセスにおいて無線リンク障害となる確率は抑えられるものの、PUCCH/PUSCHの品質を確保できないエリアまでデュアルコネクティビティエリアとなってしまい、デュアルコネクティビティの品質が劣化する。
図1に示したランダムアクセス手順において、ネットワーク側でPRACHが正しく受信されなかった場合に、ユーザ端末はメッセージ2の受信に失敗する。ユーザ端末は、所定の時間区間内にメッセージ2を受信できなかった場合、パワーランピング(Power-ramping)を適用してPRACHを再送する。
図6に示すように、初回のPRACH送信では、最大送信電力を上記(2)から(4)のいずれか、すなわちmin{PCMAX,c,PMeNB(SeNB)}、min{PCMAX,c,PCMAX−PMeNB(SeNB)}またはRRCパラメータ(≦PCMAX,c)のいずれかとするとともに、PRACHの再送時には、最大送信電力をPCMAX,cとしてパワーランピングを行う。
この方法によれば、図7に示すように、他セルグループでPUCCH/PUSCHを保護するために設定された保証送信電力を確保できる最大の電力を初回PRACHの最大送信電力とすることで、他セルグループのPUCCH/PUSCH電力を保証しつつ、その残りの電力をPRACHに割り当てることができる。また、PRACHの再送時の最大送信電力をPCMAX,cとすることで、非デュアルコネクティビティと同等のPRACHカバレッジを得ることができる。
PRACHに対してより優先的に電力を割り当てることを想定すると、パワーランピングによるPRACHのカバレッジを確保するためには、他セルグループの送信をパワースケーリングまたはドロッピングする必要がでてくる。したがって、PRACHの再送が発生した場合、他セルグループで同時にPUCCH/PUSCHの送信がある場合には、再送するPRACHに優先的に電力を割り当てる。なお、マスタセルグループとセカンダリセルグループのPRACHが同時送信される場合は、マスタセルグループのPRACHを優先することを想定する。
非同期デュアルコネクティビティにおいて、PRACHに対して他セルグループの上りリンクを先に送信するケース(図8参照)では、適切に他セルグループの上りリンクをパワースケーリングまたはドロッピングするために、他セルグループの上りリンク送信開始時点でPRACH送信に必要な電力を計算する必要が生じる。
通常、PUCCH/PUSCHおよび初回PRACH送信では、このような処理を行うにはユーザ端末が従前のLTEよりも短い処理時間で電力計算を行う必要がある。たとえば、図8のようにPRACHに対して他セルグループの上りリンクを先に送信するケースでは、他セルグループの上りリンクを送信する前に、後に送信するPRACHの送信電力を計算しておかなければならない。後のPRACH送信が有るかどうか、そしてその送信電力はどれほどであるかは、他セルグループの上りリンク送信タイミングでは把握できていないことがあり得る。したがって、これはユーザ端末が新規の電力制御処理アルゴリズムを実装しなければならないことを意味しており、回路コストの増大が大きくなる。しかし、上記方法によるパワーランピングによれば、前回送信電力とパワーランピングの値から必要な電力を求めることが可能であるため、処理時間短縮を実現するアルゴリズムは不要である。
上記方法によるパワーランピングによれば、ユーザ端末はある時点でのPRACH送信時の電力に基づいて、次の再送時に必要な送信電力を事前に把握することができる。非同期デュアルコネクティビティにおいて、PRACHの送信電力と他セルグループの上りリンク送信とでパワーリミテッドとなる場合にも、ユーザ端末が従前のLTEよりも短い処理時間で電力計算を行うことなく、適切にパワースケーリングすることができる。
上記方法によるパワーランピングは、マスタセルグループ内のPRACHのみを対象としてもよい。この場合には、セカンダリセルグループのPRACHは、初回送信でも再送信でも最大送信電力を上記(2)から(4)のいずれかとする。この場合には、接続性の確保に重要なマスタセルグループのPUCCH/PUSCH送信電力が確保されるため、通信品質の劣化を防ぐことができる。
PRACHの最大送信電力は、所定の回数再送した場合に変更するものとしてもよい。たとえば、X回目(X=2,3、または設定可能(configurable)とする)の再送からPRACHの最大送信電力を変更するとしてもよい。この場合には、図9に示すように、他セルグループのPUCCH/PUSCH送信電力確保とランダムアクセス成功までの遅延時間短縮のトレードオフを実現できる。たとえば、Xの値を大きくすることで、ランダムアクセス成功までの遅延時間は大きくなるが、PUCCH/PUSCH送信電力を確保できる。反対に、Xの値を小さくすることで、PUCCH/PUSCH送信電力が確保されない可能性が高くなるが、ランダムアクセス成功までの遅延時間は小さくなる。なお、Xの値はあらかじめ規定されていてもよいし、上位レイヤシグナリング等により、ユーザ端末に通知される値であってもよい。
以上説明した方法により、マスタ基地局に送信するPRACHに対して新たな制限なしで送信電力を割り当てることができるため無線リンク障害となる確率を低減できる。また、PRACH電力が新たな制限なしとなる機会をパワーランピング適用以降に限定しているため、ユーザ端末は新たな制限なしで送信するPRACHに必要な電力をあらかじめ計算しておくことができる。これにより、他セルグループで送信する別の上りリンクチャネルの波形を崩さないようにセルグループ間で電力をシェアすることが可能となる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述の電力制御を行う無線通信方法が適用される。
図10は、本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略構成図である。図10に示すように、無線通信システム1は、複数の無線基地局10(11および12)と、各無線基地局10によって形成されるセル内にあり、各無線基地局10と通信可能に構成された複数のユーザ端末20と、を備えている。無線基地局10は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。
図10において、無線基地局11は、たとえば相対的に広いカバレッジを有するマクロ基地局で構成され、マクロセルC1を形成する。無線基地局12は、局所的なカバレッジを有するスモール基地局で構成され、スモールセルC2を形成する。なお、無線基地局11および12の数は、図10に示す数に限られない。
マクロセルC1およびスモールセルC2では、同一の周波数帯が用いられてもよいし、異なる周波数帯が用いられてもよい。また、無線基地局11および12は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して互いに接続される。
無線基地局11と無線基地局12との間、無線基地局11と他の無線基地局11との間または無線基地局12と他の無線基地局12との間では、デュアルコネクティビティ(DC)またはキャリアアグリゲーション(CA)が適用される。
ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでいてもよい。ユーザ端末20は、無線基地局10を経由して他のユーザ端末20と通信を実行できる。
上位局装置30には、たとえば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)、報知チャネル(PBCH)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI)が伝送される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。図11に示すように、無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部および受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インタフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインタフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、たとえば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナごとにプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。送受信部103には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
送受信部103は、ユーザ端末から送信されたPRACHを受信する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インタフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インタフェース部106は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信(バックホールシグナリング)する。あるいは、インタフェース部106は、所定のインタフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図12に示すように、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104は、制御部301と、下り制御信号生成部302と、下りデータ信号生成部303と、マッピング部304と、デマッピング部305と、チャネル推定部306と、上り制御信号復号部307と、上りデータ信号復号部308と、判定部309と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCHと拡張PDCCH(EPDCCH)の両方、またはいずれか一方で伝送される下り制御情報、下り参照信号などのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、PRACHで伝送されるRAプリアンブル、PUSCHで伝送される上りデータ、PUCCHまたはPUSCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリングの制御(割り当て制御)も行う。上りリンク信号(上り制御信号、上りユーザデータ)の割り当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末20に通知される。
制御部301は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて、下りリンク信号および上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。つまり、制御部301は、スケジューラとしての機能を有している。制御部301には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置を適用できる。
下り制御信号生成部302は、制御部301により割り当てが決定された下り制御信号(PDCCH信号とEPDCCH信号の両方、またはいずれか一方)を生成する。具体的に、下り制御信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りリンク信号の割り当て情報を通知する下りリンクアサインメントと、上りリンク信号の割り当て情報を通知する上りリンクグラントを生成する。下り制御信号生成部302には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
下りデータ信号生成部303は、制御部301によりリソースへの割り当てが決定された下りデータ信号(PDSCH信号)を生成する。下りデータ信号生成部303により生成されるデータ信号には、各ユーザ端末20からのCSI等に基づいて決定された符号化率、変調方式に従って符号化処理、変調処理が行われる。
マッピング部304は、制御部301からの指示に基づいて、下り制御信号生成部302で生成された下り制御信号と、下りデータ信号生成部303で生成された下りデータ信号の無線リソースへの割り当てを制御する。マッピング部304には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッピング回路またはマッパーを適用できる。
デマッピング部305は、ユーザ端末20から送信された上りリンク信号をデマッピングして、上りリンク信号を分離する。チャネル推定部306は、デマッピング部305で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を上り制御信号復号部307、上りデータ信号復号部308に出力する。
上り制御信号復号部307は、上り制御チャネル(PRACH,PUCCH)でユーザ端末から送信されたフィードバック信号(送達確認信号等)を復号し、制御部301へ出力する。上りデータ信号復号部308は、上り共有チャネル(PUSCH)でユーザ端末から送信された上りデータ信号を復号し、判定部309へ出力する。判定部309は、上りデータ信号復号部308の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに結果を制御部301に出力する。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。図13に示すように、ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(送信部および受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などがなされる。この下りリンクのデータのうち、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。送受信部203には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(HARQ:Hybrid ARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
送受信部203は、ランダムアクセス手順において物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を送信する。
図14は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図14に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、上り制御信号生成部402と、上りデータ信号生成部403と、マッピング部404と、デマッピング部405と、チャネル推定部406と、下り制御信号復号部407と、下りデータ信号復号部408と、判定部409と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH信号)や、受信したPDSCH信号に対する再送制御判定結果に基づいて、上り制御信号(A/N信号等)や上りデータ信号の生成を制御する。無線基地局から受信した下り制御信号は下り制御信号復号部407から出力され、再送制御判定結果は、判定部409から出力される。制御部401には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置が適用される。
制御部401は、PRACHを送信するための電力制御を行う電力制御部として機能する。制御部401は、PRACHの初回送信時の最大送信電力をセルグループの保証送信電力値(PMeNB(SeNB))または無線基地局から設定される値を考慮して制御し、PRACHの再送時の最大送信電力がセルごとのユーザ端末の許容最大送信電力値(PCMAX,c)となるように制御する。
上り制御信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上り制御信号(送達確認信号やチャネル状態情報(CSI)等のフィードバック信号)を生成する。上りデータ信号生成部403は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。なお、制御部401は、無線基地局から通知される下り制御信号に上りリンクグラントが含まれている場合に、上りデータ信号生成部403に上りデータ信号の生成を指示する。上り制御信号生成部402には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
マッピング部404は、制御部401からの指示に基づいて、上り制御信号(送達確認信号等)と、上りデータ信号の無線リソース(PUCCH、PUSCH)への割り当てを制御する。
デマッピング部405は、無線基地局10から送信された下りリンク信号をデマッピングして、下りリンク信号を分離する。チャネル推定部406は、デマッピング部405で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を下り制御信号復号部407、下りデータ信号復号部408に出力する。
下り制御信号復号部407は、下り制御チャネル(PDCCH)で送信された下り制御信号(PDCCH信号)を復号し、スケジューリング情報(上りリソースへの割り当て情報)を制御部401へ出力する。また、下り制御信号に送達確認信号をフィードバックするセルに関する情報や、RF調整の適用有無に関する情報が含まれている場合も、制御部401へ出力する。
下りデータ信号復号部408は、下り共有チャネル(PDSCH)で送信された下りデータ信号を復号し、判定部409へ出力する。判定部409は、下りデータ信号復号部408の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに、結果を制御部401に出力する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
1…無線通信システム
10,11,12…無線基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…インタフェース部
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…制御部(スケジューラ)
302…下り制御信号生成部
303…下りデータ信号生成部
304…マッピング部
305…デマッピング部
306…チャネル推定部
307…上り制御信号復号部
308…上りデータ信号復号部
309…判定部
401…制御部(電力制御部)
402…上り制御信号生成部
403…上りデータ信号生成部
404…マッピング部
405…デマッピング部
406…チャネル推定部
407…下り制御信号復号部
408…下りデータ信号復号部
409…判定部

Claims (10)

  1. 第1のセルグループ(CG)および第2のCGを用いて通信を行うユーザ端末であって、
    前記第1のCGと前記第2のCGに対するUL送信電力を制御する電力制御部と、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を少なくとも送信する送信部と、を有し、
    前記電力制御部は、前記送信部が前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送を行う場合、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送時の所定前に、前記第1のCGのPRACHの再送に必要な送信電力を準備できる場合に、当該PRACHの再送に対して前記第2のCGの送信より優先的に電力を割り当てるように制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記電力制御部は、ある時点でのPRACH送信時の電力に基づいて、少なくとも前記第2のCGの送信開始時点でPRACHの再送に必要な電力を計算することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記電力制御部は、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送と前記第2のCGの送信との合計送信電力が許容最大送信電力を超える場合、前記第2のCGの送信をパワースケーリングまたはドロッピングすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記第2のCGの送信は、PUCCH/PUSCH送信、またはPRACH送信であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のユーザ端末。
  5. 第1のCGはマスタセルグループであり、第2のCGはセカンダリセルグループであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のユーザ端末。
  6. 第1のセルグループ(CG)および第2のCGを用いて通信を行うユーザ端末の無線通信方法であって、
    前記第1のCGと前記第2のCGに対するUL送信電力を制御する工程と、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を少なくとも送信する工程と、を有し、
    前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送を行う場合、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送時の所定前に、前記第1のCGのPRACHの再送に必要な送信電力を準備できる場合に、当該PRACHの再送に対して前記第2のCGの送信より優先的に電力を割り当てるように制御することを特徴とする無線通信方法。
  7. 前記ユーザ端末は、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送と前記第2のCGの送信との合計送信電力が許容最大送信電力を超える場合、前記第2のCGの送信をパワースケーリングまたはドロッピングすることを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
  8. 第1のセルグループ(CG)および第2のCGを用いて通信を行うユーザ端末と、当該ユーザ端末と第1のCGを用いて通信する第1の無線基地局と、第2のCGを用いて通信する第2の無線基地局と、を有する無線通信システムであって、
    前記ユーザ端末は、前記第1のCGと前記第2のCGに対するUL送信電力を制御する電力制御部と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を少なくとも送信する送信部と、を有し、前記電力制御部は、前記送信部が前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送を行う場合、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送時の所定前に、前記第1のCGのPRACHの再送に必要な送信電力を準備できる場合に、当該PRACHの再送に対して前記第2のCGの送信より優先的に電力を割り当てるように制御することを特徴とする無線通信システム。
  9. 前記電力制御部は、ある時点でのPRACH送信時の電力に基づいて、少なくとも前記第2のCGの送信開始時点で前記PRACHの再送に必要な電力を計算することを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記電力制御部は、前記第1のCGのプライマリセルにおけるPRACHの再送と前記第2のCGの送信との合計送信電力が許容最大送信電力を超える場合、前記第2のCGの送信をパワースケーリングまたはドロッピングすることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の無線通信システム。
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