JP5876068B2 - 吸引器及び吸引器用ハウジングキャップ - Google Patents

吸引器及び吸引器用ハウジングキャップ Download PDF

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Description

本発明は、使用者の気道内へ吸引するための吸引器、及び吸引器用ハウジングキャップに関する。本発明は、加圧型の計量式容器を備えた計量式吸引器などの様々な吸引器に応用して使用できる。
使用者の気道内へ吸引するための吸引器は、少なくとも部分的に、吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延設される空気流通路を規定するハウジングを備える。加圧型の計量式容器は、ハウジング内に配置されており、使用者がハウジングのマウスピースを吸うと、空気が、容器とハウジングの内壁との間のハウジング内に引き込まれ、容器を通じて出口に向かって流れる。容器は、ハウジングに形成されたバルブステムブロックに収納するように構成されたバルブステム及び計量バルブを備える。計量バルブを操作すると共に、計量された用量の推進剤及び薬剤を、バルブステムブロックを通じて空気流通路内に発射するために、容器の本体が、ハウジング及びバルブステムに対して移動できるようになっている。
このタイプの吸引器は通常問題のない動作をするが、何人かの使用者にとっては、吸引の息の吸い込みを容器の発射に調和させることが難しく、容器が、吸引呼吸に対して非常に早いか遅く発射すると、最適な吸引を行うことができない。
WO2009/128491では、孔が設けられたビニール袋を吸引器に取り付けて、空気抵抗を与えるようになっている。
WO98/41252では、吸引器は、ハウジングとエンドキャップとを備えており、エンドキャップは、ハウジングを通じる最小空気流と最大空気流とが存在する間で、ハウジングに対してスライド可能になっている。ハウジングをリムと共に形成しなければならず、特別なカラーをハウジングとエンドキャップとの間に配置する必要があり、さらに、装置の初期組立の際に、装置の投与容器に対してカラーを不必要に移動させなければならない。ケバや破片が引っ掛かる可能性があるが、それをカラーの近くの装置の空気吸入口の近くで見つけることは難しく、吸引してしまい、さらに、空気吸引口の領域は、カラーとハウジングとの間の狭い隙間に限定される。
WO2008/040062では、吸引器を密閉するように構成されたカバーキャップを備えた吸引器であって、泥やほこりを排除するために、ハウジング頭部を通じて吸引器に何も入らないようになっており、使用中は湿った状態であることが開示されている。カバーキャップは柔軟になっており、キャップ上の泥やほこりを吸い込んだり吸引したりしないように、装置の容器を操作できるようになっている。しかし、この構成では、空気吸入口を設けるために、ハウジングのどこかに複雑な構成の移動部品を設ける必要がある。
呼吸動作式の吸引器が知られており、このタイプの装置は、使用者の吸引動作によって服用が行われるが、非常に複雑で高価である。
本発明は、従来技術の問題を少なくすることを目的とする。
本発明の第1の形態では、吸引器のためのハウジングキャップ装置があり、ハウジングキャップは、吸引器の空気流通路を通じる気流を選択的に制限するためのバルブを備える。このバルブによって、使用者又は患者が薬剤搬送に対する最適ではない(sub-optimal)時に吸引することを制限又は防止でき、特に、使用者が非常に早く吸引することを防止できる有利な点がある。
好ましくは、少なくともこの部分は、変形材料で形成されると共に、少なくとも1個のバルブを有する変形部を備え、変形部は、バルブが制限される第1形態と、吸入器の空気流通路を通じる気流を生じさせるためにバルブを開く第2形態との間で、変形可能になっている。このバルブによって、使用者又は患者が薬剤搬送に対する最適ではない時に吸引することを制限又は防止でき、特に、使用者が非常に早く吸引することを防止できる有利な点がある。このようなハウジングキャップを用いた吸引器は、服用及び吸引のタイミングを確実にすると共に、使用を容易にし、さらに、小さな操作又は手間で、比較的大きくバルブを開口できる。さらに、吸引可能な位置にあるケバ又は破片を堆積する可能性のないバルブ区域に、滑らかな面の領域を形成できる。
ハウジングキャップは、少なくとも部分的に、変形可能な材料で形成された頭部を備え、バルブは、閉じた形態と開いた形態との間で変形可能な少なくとも1個の密閉孔を備える。
頭部は、密閉孔を自動的に閉じた形態にすると共に、頭部を自動的に待機形態に戻すために、少なくとも部分的に、弾性的に変形可能な材料で形成されている。
密閉孔は、頭部の内側に発生しようとする吸引負圧に応答して、強固に密閉しようと付勢されるために、頭部の内側に窪んだ面に配置されている。従って、密閉装置は、大きな吸引力だけでは、簡単に開かないという有利な点がある。
密閉孔は、細長い密閉スリットからなる。
細長い密閉スリットは、頭部の側壁に形成される。
側壁は、密閉スリットが閉じた形態のときに、少なくとも部分的な円筒形又は部分的な円錐形となっている。側壁は、下方円筒部分と上方円錐部分とを備え、細長い密閉スリットは、少なくとも部分的に、円筒部分及び円錐部分のいずれかに沿って延設されている。
側壁は、密閉スリットが閉じるときに、断面で外側に突出する湾曲を有する。ハウジングキャップが開いた形態に変形すると、側壁は、全周囲で外側に解放可能につぶれるという有利な点がある。
ハウジングキャップは、少なくとも1個のコーナーを備え、少なくとも1個の密閉スリットは、コーナーの近くに配置され、及び/又は、コーナーに向けて延設するように整列される。スリットを開くためのハウジングキャップに対する小さな操作に応答して、密閉スリットを開くことができるという有利な点がある。
一連の密閉スリットは、側壁の周囲に配置されている。一例では、4個の密閉スリット及び4個のコーナーを備える。この装置は、非常に効果的であり、スリットを簡単かつ大きく開くことができ、最適な吸引中に、バルブと交わる圧力損失を原因とする抵抗を小さくすることで、高い空気流量を生じさせることができる。
ある実施形態では4〜20個のスリットが設けられ、ある実施形態は8〜15個のスリットを備え、ある実施形態は12個のスリットを備え、他の実施形態は4個のスリットを備える。
密閉スリットが閉じるとき、頭部が略平坦な頭部になると共に、密閉スリットが頭部の略平坦な頭部に直交する軸に略平行になる。従って、平坦な頭部に直交する軸に沿って頭部を手動で押すと、スリット/一連のスリットを開くことができる。
略平坦な頭部は、側壁に対して相対的に強固になっている。そのため、平坦な頭部を大きく変形することなく、側壁を変形できる。
略平坦な頭部は、側壁よりも厚い材料で形成されるか、側壁よりも強固な材料で形成されるか(例えばダブルショットモードで一体的に形成される)、又は双方で形成される。強固な材料が頭部に用いられるとき、ダブルショットモールドが可能である。頭部を非常に強固にすることで、不必要な変形を防止できる。例えば、スリットを適切に開くことなく、簡単に頭部の中央を押し下げて容器を発射できないようになっている。略平坦な頭部は、スリットを通じて力を分散するように動作する。
略平坦な頭部は、側壁の材料よりも堅い及び/又は硬い(stiffer and/or harder)材料で形成されたインサートを備える。
側壁は、約30のショアA硬度、又は、約25〜35のショアAを有する。
略平坦な頭部は、約40又はそれ以下のショアD硬度、又は、約35〜45のショアDを有する。
略平坦な頭部は、約85のショアA硬度、又は、約75〜100のショアAを有する。
略平坦な頭部は、中央に窪んだ指のグリップを有する。指のグリップは、面取りされた面(chamfer)に囲まれている。これによって、使用者の人差し指でハウジングキャップを快適に操作できる十分な空間を与えることができ、使用者が中央の力で均等に変形するように押すことができると共に、指の配置を補助する。
側壁は、密閉スリットが開いた形態になると、変形して膨らんだ形態(例えば、少なくとも部分的に偏った楕円形、少なくとも部分的に広がった楕円形、又は、少なくとも部分的な楕円形)になるように構成されている。閉じた形態で円筒形又は円錐形の側壁であり、頭部が押されると、側壁は、段階的に、部分的な楕円形になり、密閉スリットが段階的に開くように、部分的に広がった楕円形を通じて、部分的に偏った楕円形又は部分的な楕円形に変形する。
頭部は、計量式容器を係合、移動及び発射するように構成された係合部を備える。このような係合部は、直接的なもの、又は、例えば戻りバネを介した非直接的なものである。略平坦な頭部は、下方に突出した中央ドームを有する下面を備えており、ドームは、下方に延びる円筒形の壁部に接続された窪んだ円形溝に囲まれている。これによって、下面は、直接的に、対応する一致面を有する計量式容器の頭部と一致すると共に、計量式容器と係合する。これによって、容器にぴったりとフィットし、頭部が横方向に押されても横方向の移動を最小限にし、その結果、孔/スリットは、容器を発射するための押し下げがない状態では、変形及び開口しないようになっている。
係合部は、インサートなどの部品を備え、この部品は、少なくとも部分的に、計量式容器に係合するための円形のフランジを備える。
ハウジングキャップは、吸引器のハウジングに密閉的に係合するように構成されたスカート設備を備える。スリット又は一連のスリットは、スカート部から間隔を置いて配置されており、ハウジングキャップが(吸引器の)ハウジングに固定されると、スリットが開くときに空気がスリットを通じてハウジング内を通過するように、スリットはハウジングから間隔を置いて配置される。
スカート設備は、剛性部を備えており、この剛性部は、ハウジングキャップの側壁部よりも堅い及び/又は硬い(デュロメーター)ものである。
スカート設備は、吸引器のハウジングの端部にフィットして係合する形状になっており、1つだけの対応する角のある形態(in only one relative angular configuration)である。この形状は、鏡映対称、例えば左右対称である。この形状は、回転対称ではない。
ハウジングキャップは、例えば、スライドによって、又は、ハウジングキャップに対するネジ式ねじり取り外し動作を可能とする相対的に螺合するネジを備えることによって、ハウジングから取り外し可能になっている。これによって、ハウジングキャップ、及びこれに取り付けられた吸引器のハウジングを洗浄することができる。
バルブは、キャップの頭部を押すことで、バルブが待機位置の閉じた形態から開くように、キャップの頭部に動作可能に連結されている。好ましくは、キャップの頭部は、バルブの開口を容易にするために、バルブに一致し、近接し、又は、連通するコーナーを有するように形成されている。さらに好ましくは、キャップの頭部は、バルブの開口を容易にするために、バルブに一致し、近接し、又は、連通するコーナーを有するインサートを備える。最も好ましくは、バルブごとにコーナーが設けられ、好ましくは、4個のバルブのそれぞれに対して1個ある4個のコーナーとなっている。この装置は、非常に効果的であり、スリット/バルブを簡単かつ大きく開くことができ、最適な吸引中に、バルブと交わる圧力損失を原因とする抵抗を小さくすることで、高い空気流量を生じさせることができる。
好ましくは、略平坦な頭部は、中央に窪んだ指のグリップを備える。指のグリップは、面取りされた面に囲まれている。
略平坦な頭部は、計量式容器の頭部に一致するように構成された下面を備える。下面は、下方に突出した中央ドームを備えており、ドームは、平坦な円筒形の頭部の下方に延設され円筒形の壁部に接続された窪んだ円形溝に囲まれている。
この装置は、吸引器のハウジングに密閉的に係合するように構成されたスカートを備える。
キャップは、ネジ式ねじり取り外し、又は、連結を可能とする相対的に螺合するネジを備えることによって、吸引器のハウジングに連結可能に構成されている。
本発明の第2の形態では、使用者の気道内へ吸引するための吸引器があり、吸引器は、少なくとも部分的に、吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延びる流通路を規定するハウジングを備え、吸引器は、本発明の第1の形態に係る装置を備える。好ましくは、計量式容器が、ハウジング内に配置されている。
本発明の第3の形態では、使用者の気道内へ吸引するための吸引器があり、吸引器は、少なくとも部分的に、吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延びる流通路を規定するハウジングを備え、選択的に流通路を制限するためのバルブが設けられる。このバルブによって、使用者又は患者が薬剤搬送に対する最適ではない時に吸引することを制限又は防止でき、特に、使用者が非常に早く吸引することを防止できる有利な点がある。
吸引器は、さらに、本発明の第1の形態に係るハウジングキャップ装置を備える。
好ましくは、吸引器は、少なくとも部分的に、吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延びる流通路を規定するハウジングを備える。吸引器は、変形材料で形成されると共に、少なくとも1個のバルブを有する変形部を備える。この変形部は、バルブが制限される第1形態と、吸入器の空気流通路を通じる気流を生じさせるためにバルブを開く第2形態との間で、変形可能になっている。このバルブによって、使用者又は患者が薬剤搬送に対する最適ではない時に吸引することを制限又は防止でき、特に、使用者が非常に早く吸引することを防止できる有利な点がある。
変形部は、ハウジングキャップの少なくとも一部からなり、ハウジングキャップは、本発明の第1の形態に係るものである。
本発明の他の形態では、使用者の気道内へ吸引するための吸引器があり、吸引器は、少なくとも部分的に、吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延びる流通路を規定するハウジングを備え、選択的に流通路を制限するためのバルブが設けられる。このバルブによって、使用者又は患者が薬剤搬送に対する最適ではない時に吸引することを制限又は防止でき、特に、使用者が非常に早く吸引することを防止できる有利な点がある。
出口は、ハウジングのマウスピースの開口部からなる。
ハウジングは、計量式容器を受けるように構成された容器受容部を備える。
吸入器は、容器受容部に配置されるように構成された計量式容器を備え、容器は、計量された用量の薬剤を流通路内に発射するために、容器受容部内で移動可能な本体を備える。
容器は、本体及び計量バルブから延設されたステムを備える。本体は、加圧され、計量バルブを介して計量薬剤を発射するようにバルブステムに対して移動可能になっている。これによって、流通路のバルブが開いている間又はその直後、又は、バルブが開き始めた後に、優れたタイミング及び調和が行われるように、バルブが最適な時に、計量式容器が発射する。
バルブは、流通路に沿う空気流を完全に防ぐために、完全に閉じることができる。これによって、バルブが完全に閉じるとき、使用者は、装置を通じて吸引することが全くできず、服用薬剤を提供する前に、吸引呼吸が開始されることを防止する。
バルブは、流通路に沿う気流が生じるように、手動操作に応答して操作可能になっている。例えば、ハウジング内に収納された計量式容器によって、又は、ハウジングに搭載されると共に、このような容器に作用するように構成されたハウジングキャップや他のアクチュエーターなどの部材によって、手動操作に応答して操作可能になっている。
容器及びバルブは、手動操作に応答して、バルブの開口及び計量薬剤の発射を調和するように構成されており、容器は、手動操作に応答して、ハウジング内で移動可能になっている。この場合、容器は、手動操作に応答して、ハウジング内で移動可能になっている。例えば容器から計量された用量として、吸引呼吸の間の最適な時に、薬剤の供与が行われるという有利な点がある。
バルブは、計量式容器とハウジングの内壁との間を選択的に密閉するように構成された密閉リングを備える。計量式容器は、ハウジング内に配置されており、容器は、密閉リングの内側を選択的に密閉するように構成された円筒面を備える。容器は、首部、即ち、断面寸法(直径)が円筒面より小さくなった形状を有しており、密閉リングの近くに首部を配置するために、ハウジング内をスライド可能になっていると共に、バルブを開くために、これから内側に間隔が置かれる。この方法で、一服の薬剤を提供するために、容器の移動の間の最適な時に、バルブが開くという有利な点がある。
リングが、ハウジング内に配置されており、ハウジングの内側に容器を安定させるように構成されている。これによって、密閉リングで優れた密閉を実現すると共に、密閉リングに対する容器の滑らかなスライドを実現する補助をする。
密閉リングは、柔軟に構成されており、好ましくは、閉じた形態から、流通路に沿って気流が生じる開いた形態へ、変形するように構成されている。
吸引器は、ハウジングにフィットするように構成されたハウジングキャップを備え、ハウジングキャップの少なくとも一部が、バルブを開閉するために、ハウジングに対して移動可能になっている。ハウジングは、その外壁に形成された少なくとも1個の孔を備えると共に、ハウジングキャップは、その壁に形成された少なくとも1個の入口孔を備えており、ハウジングキャップは、バルブを開閉するために、互いに一致する位置及びしない位置に両孔を配置するように、ハウジングに対して移動可能になっている。
ハウジングキャップは、ハウジングの周囲に一致するように構成されたスカートを備える。
ハウジングキャップは、ハウジングに着脱可能になっている。
上記形態のいずれかに関する又は用いられるハウジングキャップを、吸入器のハウジングに適合するようにすることで、吸入器を通じる空気流を制限又は閉鎖ためのバルブを提供し、これによって、バルブが、制限又は完全に閉鎖した形態から、最適な吸引に対する薬剤搬送に調和して開口するようになっている。これらの特徴を有するハウジングキャップは、様々な吸引器のハウジングに適合するようになっており、これによって、再設計の費用を必要とすることなく、性能を向上させる。
本発明の実施形態のいずれかに関する又は用いられるハウジングキャップは、変形材料で形成された頭部を備え、頭部は、閉じた形態と開いた形態との間で変形可能な少なくとも1個の密閉孔からなるバルブが組み合わされている。ハウジングキャップは、頭部を押し下げることで、変形可能になっている。閉じた形態は、緊張が解けており、又は、頭部の待機形態であって、開いた形態は、変形形態であり、これによって、頭部は、自動的に、開いた形態から閉じた形態に付勢されて戻るようになっている。頭部は、孔を閉じた形態に自動的に閉じるため、及び/又は、頭部を待機形態に自動的に戻すために、弾性的に変形可能な材料で形成されている。
本発明は様々な方法で実施できると共に、本発明に係る吸入器及びハウジングキャップの様々な好ましい実施形態を、図に示す例を用いて説明する。
図1A及び1Bは、本発明に係る吸入器の第1実施形態を示す断面図である。 図2A及び2Bは、本発明の好ましい実施形態に係る吸入器の第2実施形態を示す断面図である。 図3A、3B及び3Cは、ハウジングキャップを有する本発明に係る吸入器の第3実施形態を示す断面図である。 図4A及び4B、4C及び4Dは、本発明に係る吸入器の第4実施形態を示す図である。 図5A〜5Fは、ハウジングキャップを有する本発明に係る吸入器の第5実施形態を示す図である。 図6A〜6Gは、図5A〜5Fの実施形態の変形例を示す。 図7A〜7Fは、図5A〜5Fの実施形態の別の変形例を示す。 図8A〜8Hは、図7A〜7Fの実施形態の変形例を示す。 図9は、図8A〜8Hの実施形態の使用状態を示す。 図10A〜10Cは、図8A〜8Hの吸入器のハウジングキャップを示す図である。 図11Aは、本発明に係る吸入器及びハウジングキャップの別の好ましい実施形態を示す斜視図である。図11B、11C及び11Dは、図11Aに示す装置の正面、左側面、(右から見た)断面図である。 図12は、図11A〜11Dの(変形した)ハウジングキャップを示す斜視図である。 図13は、図11A〜11Dのハウジングキャップを示す平面図である。 図14は、図11A〜11Dのハウジングキャップを示す底面図である。
図1A及び1Bは、本発明に係る吸引器10の好ましい実施形態の断面図を示す。吸引器10は、中空本体14を有するハウジング12と、本体14に対して略直角方向に延設されたマウスピース16とを備え、マウスピース16は、ハウジング12の下端18に配置されると共に、ハウジング12からの出口を形成する開口部20を備える。図1Aは、吸入器10の中心断面図であるので、吸入器の「右側」しか示しておらず、吸入器の左側は、略対称である。他の実施形態も同様に示される。
ハウジング12は、出口ノズル24を有するバルブステムブロック(valve stem block)22と共に形成され、出口ノズル24は、計量式容器30のステム28が挿入される入口通路26に連通するようになっている。計量式容器30の計量バルブ(不図示)を操作して、ハウジングの上端40に配置された空気吸入口38から、本体32の加圧された内部からノズル24を通じて、マウスピース16の出口開口部20に向けて延びる流通路36内へ、計量された用量の推進剤及び薬剤を発射するために、容器30は、図1Bの通り、矢印34の方向にハウジング12の本体14に押し下げられる本体32を備える。
計量式容器30の本体32は、長軸方向と直交する断面で略円形になっており、円形内面を有するリング42が、溝46に係合するリング42の円周歯48と共に、ハウジング12の上端40に近接するハウジング12の本体14に形成された溝46に押し込み嵌合されるようになっている。中空本体14の断面は、容器30又はハウジング12の本体14の長軸方向と直交する断面で、略直線又は凸面である四側壁を有する正方形又は四角形となっているが、円形内面44及び計量式容器30の円形本体壁50の間に、環形、円形の空気吸入口38を形成する。
計量式容器30は、フェルール54として知られる下段円筒密閉部54に対して減少した直径の首部52を備える。図1Aの通り、円形内面(端部)58を有するバルブ(密閉リング)56は、ハウジング12の本体14の内壁60に固定され、容器30が図1Aに示す待機位置にあるときに、内側密閉面58が、計量式容器30の円筒部54に対して密閉する。
使用者が吸入器10から計量薬剤を吸引しようとすると、図1Aの形態では、空気流通路36が、容器30に係合するバルブ(密閉リング)56によって完全に閉鎖されているので、吸入できない。従って、マウスピース16から吸い込んでも気流が生じない。しかし、吸い込もうとする使用者によって、圧力ゼロ又はわずかな負圧がマウスピースに保持されて、その後、容器30がハウジング12に押し下げられると、容器の首部52が、隙間62を置いてバルブ(密閉リング)56に隣接し、使用者が吸い込むと、気流が、流通路36に沿って、空気吸入口38から隙間62を通じて出口開口部20に流れる。バブル56での隙間62の開口における調和点で、バルブステム38に対して容器30の本体32が下方に移動することで、計量式容器30は、推進剤及び薬剤が流通路36に沿って通過する空気を伴った吸気に対してノズル24を通じて流通路36内に噴射されるように、発射する。従って、使用者又は患者が最適なタイミング調和をなさない場合でも、優れた吸入の調和及びタイミング、容器の発射を実現できる。使用者が容器30の圧力を解放すると、バルブステム38を伸ばす内圧又は内部スプリング(不図示)によって、容器は、自動的に、図1Aの位置へ戻る。
図2A及び2Bは、図1A及び1Bの実施形態の変形例を示し、同一符号は同一又は類似の構成を指す。この実施形態では、容器30の円筒密閉部54は、追加密閉リング64に密閉的に差し込まれており、容器30が図2Aの待機位置にあるときにバルブ56を密閉する。図2Bに示す通り、図1Bと同様の方法で、容器30を発射するために、容器30及びリング64を矢印34の方向に下げると、容器30の首部52とバルブ56との間に隙間62が形成される。固定部材(リング)66が、図2A及び2Bに示されており、バルブ56と追加リング64とが引っ掛かることなく完全に密閉されるように、バルブ56の円形内面58と同軸に容器30の本体32を保持する。
図3A〜3Cは、変形例を示し、図1A及び1Bの同一又は類似の構成に対して同一符号を用いる。図3Aに示す通り、(上記の符号56で示す)密閉リングが設けられておらず、一連の開口部68が、ハウジング12の本体14の周囲に間隔を置いて、その上端40に近接して設けられ、ハウジングキャップ70は、そのスカート部74に形成された対応する一連の開口部72を備える。スカート部74は、ハウジング12の本体14の外壁80に形成された円形溝78にスナップ嵌合されると共にスライドアップ及びダウン可能な下段リム76を備える。ハウジングキャップ70は、頭部82を備え、図3Aの待機位置において、頭部82は、戻しバネ86によって、容器30の頂面84から間隔を置いて保持される。容器30は、その計量バルブ(不図示)内に内圧及び/又はバネ(不図示)を備え、それが容器30及びその頂面84を図3Aの位置まで付勢し、それによって、バネ86で、開口部72及び開口部88が一致しないように、頭部82及び全体のハウジングキャップ70を図3Aの位置まで付勢し、さらに、ハウジングキャップ70が本体14を密閉し、それによって、ハウジング12を通じる流通路36を閉鎖する。
図3B及び3Cに示す通り、使用者が計量薬剤を吸引しようとすると、ハウジングキャップ70の押し下げによって、ハウジングキャップ70の頭部82の下方係合面88が、直接的又は(バネ86を介して)間接的に、容器30と係合して、それによって、リム76が溝78に沿ってそれ以上移動できなくなるまで、ハウジングキャップ70が図3Cの完全下方位置まで完全に移動して、容器30を発射する。図3Bに示す通り、開口部72及び68は、互いに一致して、それによって、ハウジング12に空気吸入口38を形成すると共に、流通路36を通じてノズル24から出口開口部20へ流通するようにする。この実施形態に従って、容器30が発射する直前で、開口部72,68が一致することで、空気吸入口38が開口し始め、これによって、使用者の吸入に関する容器30のわずかな「途中」発射("mid-stream" firing)を保証する。使用後、ハウジングキャップ70及び容器30が、自動的に、図3Aの位置に戻る。
図4A〜4Dは、図1A及び1Bの実施形態の変形例を示し、同一又は類似の構成に対して同一符号を用いる。図4Aに示す通り、(上記の符号56で示す)密閉リングは、柔軟密閉のバルブ56になっており、バケツ型であり、ハウジング12の本体14の内壁60に形成された出っ張り92に載置される上方リム90を備える。図4Bに示す通り、本実施形態の本体14は、略円筒形状である。容器30は、柔軟密閉部56を密閉し、密閉部56の上方リム90は、出っ張り92を密閉し、これによって、流通路36を閉鎖する。図4Dに示す通り、リム90は、4箇所94で内壁60に固定されており、容器30が方向34に押されると、これらの箇所の間で密閉部が開き、これによって、内壁60と密閉部56との間に気流が生じ、その結果、容器30を本体14内に押すと、マウスピース16を通じる吸入が行われる。
図5A〜5Fは、図3A〜3Cの実施形態の変形例を示し、同一又は類似の構成に対して同一符号を用い、さらに、ハウジングキャップ70が変形可能な材料で構成されている。特に、ハウジングキャップ70は、変形可能な側壁96と共に頭部82を備え、側壁は、図5A及び5Dの形態では閉じ、図5B及び5Eを通じて次第に図5C及び5Fでは開く一連の12個の垂直スリット98を備え、スリットは、側壁96の周囲に間隔を置いて配置される。図5D及び5Eに示す通り、スリット98は、少なくとも部分的に、ハウジング12の本体14の上端40の上方に配置されており、ハウジングキャップ70の下方スカート部100は、スリット98の下方に配置され、本体14の外壁104から突出する円周ステップ102に密閉的に係合する。
使用者が容器30から計量薬剤を吸引しようとすると、まず、使用者は吸引しようとしてマウスピース16を圧力ゼロ又は負圧にする。その後、使用者は、ハウジングキャップ70の頭部82を次第に押し下げ、図5B及び5Eに示す通り、側壁70が、部分的に広がった楕円形に変形し、それによって、スリット98が、部分的に開き、使用者が、吸引できるようになる。使用者は、次第に押し下げて、頭部82の略平坦な頂面106を下方に移動し、そして、その下方係合部88が、押し下げられ、バルブステム28に対して容器本体32を下方に移動し、それによって、図5C又は5Fに示す通り、その直前で、容器が、計量された用量の推進剤及び薬剤を、ノズル24を通じて流通路36へ発射する。図5Cに示す通り、頂面106をさらに押し下げると、側壁70は、さらに変形して、略部分的な楕円形、又は、部分的に偏った楕円形となり、スリット98は、図5Bよりも幅広に開く。従って、スリット98の段階的な開口と、容器30の発射の調和されたタイミングとが、計量薬剤の吸引に関する優れたタイミングを可能とする。
図6A〜6Gは、図5A〜5Fと同様の実施形態を示すが、ハウジング12は、ハウジングキャップ70の対応するネジ(不図示)に螺合するためのネジ110を備える。この例で示す通り、ネジ110は、時計方向で締まる。ハウジングキャップ70を反時計方向にねじると、様々な部品を洗浄するために、ハウジングキャップ70を取り外すことができるようになっている。
図7A〜7Fは、図5A〜5Fの実施形態の変形例を示し、ハウジング12の本体14は、ハウジング及び容器30の長軸方向と直交する断面で円形になっていない。ハウジングの上端40は、この面で傾斜して切り取られている。従って、スカート100は、内側出っ張り112を備え、スカート100は、本体14にぴったりとスライドすると共に、本体14の上端40を密閉する出っ張り112で本体14を密閉する。側壁96は、略平坦な頂面106に向けて円錐形に傾斜しているが、他の実施形態では円筒形でもよい。側壁96は、略12個の異なる長さのスリット98を備えており(図7F参照)、本体14の高い正面壁114に近いスリットは、本体14の低い背面壁116’に近いスリットより短くなっている。略平坦な頂面106は、中央が窪んだ窪み116を備えており、吸入器10を操作するために、使用者の親指又はその他の指を配置し易いようになっている。
使用者が吸引器10から吸引しようとすると、ゼロ又はわずかな負圧がマウスピースカバー16に生じ、使用者が窪み116を押し下げると、これによって、スリット98が次第に開くように側壁96が変形し、最適な時、例えば、吸引の途中(mid-stream)又はかなり早く、容器30が発射する。吸引器を使用せずに保管するとき、マウスピースキャップ118をマウスピース16に取り付け、ハウジングキャップ70と共に、ハウジング12を完全に密閉できる。様々な部品を洗浄するために、ハウジングキャップ70及び/又はマウスピースキャップ118を取り外すことができる。マウスピースキャップは、吸入器の内部の湿気の閉じこもりを防止するために、通気口を備えることができる。この実施形態及び図5A〜5F、6A〜6Gの実施形態における側壁96の弾力性によって、一旦、吸引が完了して、使用者がハウジングキャップの圧力を解放すると、ハウジングキャップは、図7A、5A及び6Aの変形していない形態に戻る。
図8A〜8H、9、及び10A〜10Cは、図7A〜7Fの実施形態の変形例を示す。同一の構成には同一の符号を付す。この実施形態では、一連の8個のスリット98が、側壁96の周囲に間隔を置いて配置されている。他の実施形態では、使用者が吸引を始めると、スリット96によって形成された空気吸入口が閉じるので、空気が吸入器10を通じて循環しない。一方、吸引し続けると、使用者は、ハウジングキャップ70を押し下げて、空気吸入口96が開くようにハウジングキャップが容器30を下げると、薬剤がバルブステム28を通じて放出されてすぐに、空気が流れ始める。ハウジングキャップ70は、従来の計量式吸引器のハウジング10に設置可能なアダプターであって、それによって、従来の計量式吸入器を変形する。他の実施形態では、使用者が吸引しようとすると、側壁96の内側に窪んだ内壁200の内面に生じる吸引負圧によって、スリット96が閉じる。図8CのA−A断面図である図8Fに示す通り、使用者がハウジングキャップ70を押し下げると、ハウジングキャップが変形して、スリット96が開き、それによって、空気が容器30とハウジング10の内壁213との間を下がり、出口ノズル24及びマウスピース16に向けて通過するように、空気吸入口を形成する。
図8Fに示す通り、ハウジングキャップ70の略平坦な頂面106は、容器30の頂部202の周囲にぴったりとフィットする。頂面/頂部106は、下方に窪んだ下面204を備え、ドーム型になっており、下方に窪んだ溝206に囲まれ、短い円筒形側壁208につながる。容器30の頂部202は、対応する形状になっており、これによって、頂部とドーム部204、溝206とハウジングキャップ70の短い円筒形側壁208とがぴったりとフィットする。これによって、ハウジングキャップ70の大きな遊びを無くすことでき、その結果、横方向に押しても簡単に横方向にスライドせず、ハウジングキャップ70を変形し、空気吸入口スリット98をわずかに開くことができる。部品がぴったりとフィットしてこれを回避することで、ハウジングキャップの頂部106を下方に押し下げるときにスリット98が開く。容器30の上方に自由空間がなく、ぴったりとフィットすることで、使用者が容器を押し下げる前にハウジングキャップ70が変形することを防止する。
ハウジングキャップ70の頭部106は、側壁96より堅くなっている。これによって、ハウジングキャップ70の頭部106が柔軟になり過ぎないようになっており、ハウジングキャップ70を適切に変形せず、且つ、スリット98を開かずにハウジングキャップ70の中央を押し下げる、ということができないようになっている。図のように頭部106を側壁96よりも非常に厚くしたり、頭部106及び側壁96のそれぞれを異なる材料にしたり(例えば、インモールドダブルショット技術(in-mould double shot technique)を用いる)、又は双方を適用したりすることで、アダプターの頭部106をさらに堅くできる。堅い頭部106によって、使用者の指210(図9)と容器30との間の係合をよくできる。
図8Fに示す通り、窪み116が指のグリップを形成し、これによって使用者は容器30を真ん中で押し下げるように促される。窪み116を囲む面212が、窪み116によって形成される指のグリップの大きさを小さくし、これによって、使用者の指210がハウジングキャップ70の頭部106の中央に配置されるようにする。その結果、使用者が容器30を真っ直ぐに押し下げる可能性を向上する。
図8Fに示す通り、ハウジングキャップ70の残りの構成において、側壁96はわずかに外側に湾曲している。これにより、側壁96は、部分的に楕円形の面を形成し、この湾曲によって、側壁96が常に外側に変形するように保証される。この点において、図8Fに示す湾曲は、部分的に内側に湾曲する直線面に比べて、優れている。スリット98の数、ハウジングキャップ70におけるこれらの相対位置及び間隔は、他の実施形態で変更できる。吸入器10は回転対称ではないので、ハウジングキャップ70は、正しい方向に向けて載置される必要がある。図8Hで吸入器10の部分が示されているように、ハウジングキャップ70の部分214は、吸入器の部分に対応している。
図9は、図8A〜8Hのハウジングキャップ70及び吸入器10の使用状態を示し、使用者は、右手の親指216と中指218との間でハウジングキャップ70を保持し、人差し指210で窪み116を押し下げている。使用者が吸引すると同時に、図9に示す通り、ハウジングキャップ70を図のように弾性的かつ可逆的に変形すると、スリット98が全て開き、これによって、気流が、容器30とハウジング12の内壁213との間を通じて下がり、マウスピース16に向けて通過する。使用者が、人差し指210を解放することで窪み116の押圧を止めると、容器30、側壁96及び頭部106は、自動的に、図8A〜8Hに示す待機形態に戻る。
図11Aは、本発明に係る好ましい実施形態の吸引器10(図8Aの実施形態の変形例)であって、中空本体14及び出口開口部20を有するマウスピース16を備えたハウジング12が設けられている。図8A〜8H、9、及び10A〜10Cの実施形態において用いられた符号を、同一の構成に付す。この実施形態において、一連の4個のスリット98が、側壁96の周囲に間隔を置いて配置されている。ハウジングキャップ70のスカート部97は、4個のコーナー99,101,103,105を備えており、各スリット98は、各コーナー99,101,103,105に整合して配列され、各コーナーに向いており、この2つは、共通する面の内側にある。例えば、図14では、これらの面の一つは、図に対して直交し、スリット98及びコーナー105を含む。コーナー99,101,103,105にスリット98を配置することで、ハウジングキャップ70の略平坦な頂面107を比較的小さく上下動しても、スリットを大きく開くことができ、この構成は非常に優れている。さらに、各スリット98(バルブ)は、整列され、ハウジングキャップ70の頂面に動作可能に接続されており、図14に示す通り、ハウジングキャップは、コーナー220A,220B,220C,220Dを有するように形成される。これらのコーナー220A,220B,220C,220Dにスリット98を配置することで、ハウジングキャップ70の頂面を比較的小さく上下動しても、スリットを大きく開くことができるので、コーナー220A,220B,220C,220Dをスリットに(実質的に)整列することは非常に優れている。
図14に示す通り、スカート設備97は、2個の側壁113,115Aと共に、前壁109及び後壁111を備える。側壁113,115Aはわずかに湾曲しており、2個の前コーナー99,101の間の距離は、2個の後コーナー103,105の間の距離よりわずかに小さくなっており、これによって、全体的に、側壁113,115Aは傾斜している。側壁113,115Aは、前壁109及び後壁111と異なる曲率を有しており、これによって、四側壁109,111,113,115A及びコーナー99,101,103,105の構成は、ハウジング12の本体14の上端113と同じ構成に、フィットするように一致する。スカート設備97は、鏡映左右対称であるが、回転対称ではない。これによって、ハウジングキャップ70の略平坦な頂壁107の下面にフィットする係合部としてのインサート部材が、吸引器10内に配置された容器(不図示)に対して正確に配置される。
図14及び11Dに示す通り、インサート部材115は、容器(不図示)に係合するように構成された周囲壁又はフランジ117を備える。周囲壁117は、大部分の周囲に延設された円形部分119と共に、一方側に形成された平坦部分121とからなる。インサート部材115は、力拡散器の役割があって、使用中にハウジングキャップの頭部に加わる力を全てのスリット98に拡散する。図13及び14に示す通り、インサート部材115にコーナー220A,220B,220C,220Dが設けられる。
ハウジングキャップ70は、3個の部品からなり、特に、インサート115と、変形部121と、スカート設備97を形成するスカート123とからなる。インサート部材115及びスカート123は、例えばM203として指定されるABSからなる、比較的剛性な材料で構成される。変形部121は、例えばESTANE(商標)材料であり、X4977の表示記号を有する非常に柔軟な材料からなる。変形部121は、30のショアA硬度(デュロメーター)を有し、例えば、30ショアAから40ショアAの範囲の硬度(デュロメーター)を有する他の材料を3個の部品に対して選択できる。
図11D及び12に示す通り、スカート123は、比較的厚い材料の下部125と、それより薄い上部127とからなり、上部127は、図12の線129まで、ハウジングキャップ70の変形部121の材料と重なっている。
剛性スカート123は、吸引器の本体14の頭部を効果的に密閉する。
変形部127が変形すると各スリット98が非常に広く開口するようになっているので、コーナー99,101,103,105に配置された4個のスリット98を使用することが特に有効であることがわかる。図12に示す通り、この構成によって、変形部121の湾曲部分131は各スリット98の間に形成され、(4つある)各湾曲部分131は、各スリット98に隣接する2個の各上端133及び下端135の間に延設されている。変形部121及びスカート設備97のコーナーに設けられたスリット98によって、湾曲部分131は原形から十分に変形でき、図12に示す通り、各湾曲部分131は部分的な円筒形になり、スリット98が非常に広く開くことで、大きな抵抗及び圧力損失がなく、十分な気流を、ハウジングキャップ70に行き渡らせることができる。
バルブステムブロック137の位置、及び本体14内の前容器安定フランジ139及び後容器安定フランジ141の相対的なサイズによって示されるように、容器が本体14の完全な中央には収納されないので、壁117の平坦部分121が、インサート部材115を適切に配置して容器(不図示)に押し下げることを可能とする。加圧型の容器は、図1A及び1Bに示すものと同じバルブステムを備える。他の構成では、この装置の待機形態にある壁117は、容器(不図示)の頂面(不図示)に接触して配置されるか、わずかに離れている。
柔軟で自然な変形が可能な変形部121は、図11Aに示す待機形態を有し、図12に示す押圧形態から解放すると自動的にこの位置に戻るように、型で作られている(モールドされている)。待機形態で、スリット98は、側壁/変形部121の比較的連続した面に囲まれているので、不適切な吸引のリスクとなるケバ及び破片(fluff and debris)がスリット98の近くに簡単に堆積しないようになっている。さらに、吸引時において、視覚的及び触覚的/接触的な観点の双方でスリット98は非常に目立つ位置にあるので、吸引前に、使用者が簡単に破片又はケバを見つけたり感じたりして、取り除くことができる。吸引器10はマウスピースキャップ(不図示)を備えているので、吸引器を使用しないときに、破片、ケバ及び小さな虫などが、簡単に出口20の近くやスリット98の辺りで、吸引器10に入らないようになっている。しかし、スリットの高度な開口可能特性、及び吸引に対する薬剤搬送の優れたタイミングによって、非常に信頼的及び効果的な吸引器を提供できる。
変形部121は、略平坦な頂面107を含む外側面で、比較的滑らかか、粗くなっている。粗くすることによって、変形部121を型で作るときに簡単にモールドから取り外すことができ、グリップを提供できる。図11Dに示す通り、変形部121は、略一定の厚さで形成されているが、平坦な頂面107は、変形部の材料が広がるインサート115によって非常に堅くなっている。
スカート123は、図11Bに示す1個以上の湾曲した下端を有する代わりに、側面が異なる形状であってもよく、例えば、正面、背面、右側面及び左側面のそれぞれから見たときに略直線になる。吸入器の本体14の頭部は、それぞれの間の密閉がよくなるように、同じ形態になっている。
変形部121は、透明材料からなり、スカート123及びインサート部材115は、透明又は着色されている。本実施形態では、図13に示す通り、インサート部材115は、変形部121を通じて見えるようになっている。インサート部品115は、コーナーの近くに4個の孔部145を備えており、変形部121は、孔部145を挿通又は貫通する変形部121の材料147と共に、インサート部材115に型で作られており、2つの部材を互いに保持するため、接着又は固定する効果を与える。変形部121は、同じモールド(型作り)手順で、スカート123に型で作られている。
ハウジングキャップを型で形成すると、変形部121をマンドレル(不図示)に保持した状態でスリット98を形成できる。1個のブレード(不図示)又は4個のブレード(各スリット98に対応)は、スリット98を形成するために、変形部121を通じてマンドレル内に押し込められる。
円形部分119及び平坦部分121に加えて、壁117は、4個の控え壁部121Aを備えており、追加強度を与えると共に、モールド(不図示)のインジェクターピン(不図示)を控え壁部121Aの下方又は近くに直接配置できるので、型を取り外す際に役立つ。
他の例では、インサート部品115における220A,220B,220C,220Dに対応するコーナーを、ハウジングキャップの一部として一体的に形成できる。
本発明は、特許請求の範囲に規定された発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形例を採用することができる。

Claims (37)

  1. 使用者の気道内へ吸引するための吸引器であって、
    少なくとも部分的に、前記吸引器を通じて空気吸引口から出口へ延びる空気流通路を規定するハウジングと、
    前記吸入器の空気流通路を通じる空気流を選択的に制限するための1個以上のバルブを有するハウジングキャップとを備え、
    前記ハウジングキャップの少なくとも一部は、変形材料で形成されると共に前記1個以上のバルブを有する変形部を備え、前記変形部は、前記バルブが制限される第1形態と、前記吸引器の空気流通路を通じる空気流を生じさせるために前記バルブが開く第2形態との間で、変形可能であることを特徴とする吸入
  2. 前記ハウジングキャップは、少なくとも部分的に変形材料で形成された頭部を備え、前記バルブは、閉じた形態と開いた状態との間で変形可能な少なくとも1個の密閉孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸入器
  3. 前記頭部は、前記密閉孔を前記閉じた形態に自動的に閉じると共に、前記頭部を待機形態に自動的に戻すために、少なくとも部分的に、弾性的に変形可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の吸入器
  4. 前記密閉孔は、前記頭部の内側に発生しようとする吸引負圧に応答して、強固に密閉しようと付勢されるように、前記ハウジングキャップ側壁に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の吸入器
  5. 前記密閉孔は、細長い密閉スリットからなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の吸入器
  6. 前記細長い密閉スリットは、前記頭部の側壁に形成されることを特徴とする請求項5に記載の吸入器
  7. 前記側壁は、前記密閉スリットが前記閉じた形態のときに少なくとも部分的な円筒形又は部分的な円錐形である(又は、これらの形状のうちのいずれかの部分を有する)ことを特徴とする請求項6に記載の吸入器
  8. 前記側壁は、前記密閉スリットが閉じるときに断面で外側に突出する湾曲を有することを特徴とする請求項6に記載の吸入器
  9. 前記ハウジングキャップは、少なくとも1個のコーナーを備え、少なくとも1個の前記密閉スリットは、前記コーナーの近くに配置され、及び/又は、前記コーナーに向けて延設するように整列されることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の吸入器
  10. 前記側壁の周囲に配置された一連の前記密閉スリットを備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の吸入器
  11. 4個の前記密閉スリット及び4個の前記コーナーが設けられることを特徴とする請求項9に従属するときの請求項10に記載の吸入器
  12. 前記密閉スリットが閉じるとき、前記頭部が略平坦な頂面になると共に、前記密閉スリットが前記略平坦な頂面に直交する軸に略平行になることを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の吸入器
  13. 前記略平坦な頂面は、前記側壁に対して相対的に強固になっていることを特徴とする請求項6に従属するときの請求項12に記載の吸入器
  14. 前記略平坦な頂面は、前記側壁よりも厚い材料で形成されるか、前記側壁よりも少なくとも部分的に強固な材料で形成されるか、又は双方で形成されることを特徴とする請求項13に記載の吸入器
  15. 前記略平坦な頂面は、前記側壁の材料よりも堅い及び/又は硬い材料で形成されたインサートを備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の吸入器
  16. 前記側壁は、約30のショアA硬度を有することを特徴とする請求項6、又は、請求項6に従属するときの請求項7〜15のいずれかに記載の吸入器
  17. 前記略平坦な頂面は、約40又はそれ以下のショアD硬度を有することを特徴とする請求項12、又は、請求項12に従属するときの請求項13〜16のいずれかに記載の吸入器
  18. 前記略平坦な頂面は、約85のショアA硬度を有することを特徴とする請求項12、又は、請求項12に従属するときの請求項13〜17のいずれかに記載の吸入器
  19. 前記側壁は、前記密閉スリットが前記開いた形態になると、変形して膨らんだ形態になるように構成されていることを特徴とする請求項6〜18のいずれかに記載の吸入器
  20. 前記頭部は、計量式容器係合、移動及び発射するように配置するための係合部を備えることを特徴とする請求項2、又は、請求項2に従属するときの請求項3〜19のいずれかに記載の吸入器
  21. 前記係合部は、インサートなどの部品を備え、前記部品は、計量式容器に係合するための少なくとも部分的に円形の壁又はフランジを備えることを特徴とする請求項20に記載の吸入器
  22. 前記ハウジングキャップは、吸引器のハウジングに密閉的に係合するように構成されたスカート設備を備えることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載の吸入器
  23. 前記スカート設備は、剛性部を備えており、前記剛性部は、前記ハウジングキャップの側壁部よりも堅い及び/又は硬い(デュロメーター)ことを特徴とする請求項22に記載の吸入器
  24. 前記スカート設備は、吸引器のハウジングの類似形状の端部にフィットするように係合する形状になっており、1つだけの対応する角のある形態であることを特徴とする請求項22又は23に記載の吸入器
  25. 前記バルブは、前記ハウジングキャップの頭部を押すことで、前記バルブが待機位置の閉じた形態から開くように、前記ハウジングキャップの頭部に動作可能に連結されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれかに記載の吸入器
  26. 前記ハウジングキャップの頭部は、前記バルブの開口を容易にするために、前記バルブに一致し、近接し、又は、連通するコーナーを有するように形成されていることを特徴とする請求項25に記載の吸入器
  27. 前記ハウジングキャップの頭部は、前記バルブの開口を容易にするために、前記バルブに一致し、近接し、又は、連通するコーナーを提供するインサートを備えることを特徴とする請求項25に記載の吸入器
  28. バルブごとに1個のコーナーを備えており、好ましくは、4個のバルブのそれぞれに対して1個ある4個のコーナーとなっていることを特徴とする請求項26又は27に記載の吸入器
  29. 前記バルブは、空気流を完全に防ぐために、完全に閉じることができることを特徴とする請求項1〜28のいずれかに記載の吸引器。
  30. 前記バルブは、気流が生じるように、手動操作に応答して操作可能になっていることを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載の吸引器。
  31. 前記ハウジングは、その外壁に形成された少なくとも1個の孔を備え、前記ハウジングキャップは、その壁に形成された少なくとも1個の入口孔を備えており、前記ハウジングキャップは、前記バルブを開閉するために、互いに一致する位置及びしない位置に前記両孔を配置するように、前記ハウジングに対して移動可能になっていることを特徴とする請求項30のいずれかに記載の吸引器。
  32. 前記略平坦な頭部は、中央に窪んだ指のグリップを備えることを特徴とする請求項12〜28のいずれかに記載の吸入器
  33. 前記指のグリップは、面取りされた面に囲まれていることを特徴とする請求項32に記載の吸入器
  34. 前記略平坦な頭部は、計量式容器の頭部に一致するように構成された下面を備えることを特徴とする請求項33のいずれかに記載の吸入器
  35. 前記下面は、下方に突出すると共に、前記略平坦な円筒形の頭部の下方に延設され円筒形の壁部に接続された窪んだ円形溝に囲まれた中央ドームを備えていることを特徴とする請求項34に記載の吸入器
  36. 吸引器のハウジングに密閉的に係合するように構成されたスカートを備えることを特徴とする請求項1〜35のいずれかに記載の吸入器
  37. 前記ハウジングキャップは、ネジ式ねじり取り外し、又は、連結を許容する相対的に螺合するネジを備えることによって、吸引器のハウジングに連結可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜36のいずれかに記載の吸入器
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