JP5875889B2 - 燃料コック - Google Patents

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Description

本発明は燃料コックに関する。
燃料リターン配管が燃料コックではなく燃料タンクに接続される場合、燃料タンクを着脱するには、燃料供給通路である燃料コックを閉鎖し、且つ燃料タンクに接続された配管も閉鎖する必要があり、燃料タンクの着脱性が悪い。燃料タンクへの配管には閉鎖弁及びフィルタが必要となり、燃料噴射装置と燃料タンクとの間の狭い空間に多数の装置を設ける必要が生じる。
従来、燃料アウトレットと燃料インレットを同時に開閉可能に構成された燃料コックを燃料タンクに設置し、燃料アウトレットを燃料タンクの外部に設置した燃料ポンプの吸入部に燃料供給ホースで接続する一方、エンジンに設置された燃料噴射装置からの余剰燃料リターンホースを燃料インレットに接続し、また、燃料アウトレットと燃料インレットの2つの開口部を、共に燃料フィルタの内部に開口させ、燃料インレットの開口部の高さを燃料アウトレットの開口部の高さよりも高くしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
また、フューエルタンクの底部にフューエルコックが取り付けられ、フューエルコックの下方にフューエルポンプが配置され、フューエルコックとフューエルポンプとの間が、フューエルコックからフューエルポンプに燃料を送るアウトレットホースと、フューエルポンプから余剰燃料をフューエルタンクに戻すリターンホースとで連結されていると共に、フューエルコックとフューエルポンプとの間にフューエルコックが遮断状態にある時にアウトレットホースとリターンホースとを連通させる循環通路を形成したものもある(例えば、特許文献2参照)。すなわち、特許文献2に記載の燃料供給装置においては、燃料供給配管と燃料リターン配管が燃料コックに集約されており、回転バルブによる1つの動作により閉鎖が可能となる。
特開2000−110684号公報 特開2010−242694号公報
しかしながら、燃料コックに設けられているリターン配管は燃料リターン専用の配管であり、リザーブ機能を持たせる場合、通常の燃料供給配管とリザーブ時供給配管に加えてリターン配管の計3本の配管が必要となり、燃料タンクの接続部の取り付け穴の面積を拡大させる必要が生じる。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、より簡単な構造で、燃料タンクの接続部の取り付け穴の面積をより小さくできる燃料コックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料コックの一側面は、燃料が格納される燃料タンクに装着され、燃料タンクに格納されている燃料を燃料噴射装置またはキャブレターに流し、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料を燃料タンクに戻す燃料コックであって、燃料を通す第1の燃料通路と、燃料を通す第2の燃料通路とを有し、燃料タンクに格納されている燃料が第1の燃料通路を通じて燃料噴射装置またはキャブレターに流される場合、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料が第2の燃料通路を通じて燃料タンクに戻され、燃料タンクに格納されている燃料が第2の燃料通路を通じて燃料噴射装置またはキャブレターに流される場合、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料が第1の燃料通路を通じて燃料タンクに戻されるものとされている。
また、本発明の燃料コックの一側面は、上述の構成に加えて、第1の燃料通路に通じる第1の穴、第2の燃料通路に通じる第2の穴、燃料噴射装置またはキャブレターへの燃料を通す第1のホースが接続される第1の接続部に通じる第3の穴、および燃料噴射装置またはキャブレターから戻る燃料を通す第2のホースが接続される第2の接続部に通じる第4の穴が設けられているバルブケースと、バルブケースに対して第1の位置に配置された場合、第1の穴と第3の穴とを連通する第3の燃料通路および第2の穴と第4の穴とを連通する第4の燃料通路が設けられているバルブとをさらに有し、バルブがバルブケースに対して第2の位置に配置された場合、第3の燃料通路は、第1の穴と第4の穴とを連通し、第4の燃料通路は、第2の穴と第3の穴とを連通するものとされている。
さらに、本発明の燃料コックの一側面は、上述の構成に加えて、第2の接続部と第4の穴とを連通する第5の燃料通路と、第5の燃料通路と第1の燃料通路または第2の燃料通路とを連通する第6の燃料通路と、第5の燃料通路から第1の燃料通路または第2の燃料通路には燃料を流し、第1の燃料通路または第2の燃料通路から第5の燃料通路への燃料の流れを止める逆止弁とをさらに有するものとされている。
本発明の一側面によれば、より簡単な構造で、燃料タンクの接続部の取り付け穴の面積をより小さくできる燃料コックを提供することができる。
本発明の一実施の形態の燃料コック11の構造の例を示す構造図である。 バルブ30の構成を示す図である。 燃料コック11の正面図である。 燃料コック11の断面図である。 バルブ30の働きを説明する図である。 燃料コック11の構造の他の例を示す断面図である。 燃料コック11の構造のさらに他の例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態の燃料コックについて、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の燃料コック11の構造の例を示す構造図である。燃料コック11は、燃料が格納される燃料タンクに装着され、燃料タンクに格納されている燃料を燃料噴射装置に流し、燃料噴射装置からの燃料を燃料タンクに戻す。
燃料コック11は、ボディ21、フランジ22、燃料通路23、フィルタ24、リザーブ燃料通路25、フィルタ26、バルブケース27、シール28、Oリング29、バルブ30、波形ばね31、バルブカバー32、フィルタケース33、アウトレットニップル34、およびインレットニップル35を含み構成される。
ボディ21は、燃料コック11の本体であり、各種の金属または樹脂により形成される。ボディ21には、フランジ22、燃料通路23、リザーブ燃料通路25、バルブケース27、アウトレットニップル34、およびインレットニップル35が一体に設けられる。
フランジ22は、ボルトが通され、燃料タンクの接続部の取り付け穴の上に固定される。これにより、燃料コック11が燃料タンクに装着される。
燃料通路23は、バルブ30がオンの位置にある場合(詳細は後述する)、燃料噴射装置に流すために、燃料タンクに格納されている燃料を通す。燃料通路23は、バルブ30がリザーブの位置にある場合(詳細は後述する)、燃料噴射装置から燃料タンクに戻す燃料を通す。フィルタ24は、金属または樹脂の網からなり、燃料に含まれる固形物などを濾過する。フィルタ24は、燃料通路23の端部のうち、燃料コック11が燃料タンクに装着された場合に、燃料タンク内に配置される端部に設けられる。
リザーブ燃料通路25は、バルブ30がリザーブの位置にある場合(詳細は後述する)、燃料噴射装置に流すために、燃料タンクに格納されている燃料を通す。リザーブ燃料通路25は、バルブ30がオンの位置にある場合(詳細は後述する)、燃料噴射装置から燃料タンクに戻す燃料を通す。フィルタ26は、金属または樹脂の網からなり、燃料に含まれる固形物などを濾過する。フィルタ26は、リザーブ燃料通路25の端部のうち、燃料コック11が燃料タンクに装着された場合に、燃料タンク内に配置される端部に設けられる。
バルブケース27の内面は、一方の円形の面が開いた円筒形に形成される。バルブケース27の内面には、シール28およびOリング29が嵌められる。また、シール28およびOリング29が嵌められたバルブケース27の内面に、バルブ30が回動自在に嵌められる。
バルブケース27の内面の他方の円形の面には、燃料通路23に通じる穴41、フィルタケース33を介してアウトレットニップル34に通じる穴42、リザーブ燃料通路25に通じる穴43、およびインレットニップル35に通じる穴44が設けられている。バルブケース27の円形の面において、所定の径の円周上にほぼ等しい間隔で、反時計回りに、穴41、穴42、穴43、および穴44は順に配置されている。
シール28およびOリング29は、バルブケース27の内面とバルブ30とに密着して、燃料の漏れを防ぐ。シール28には、穴41、穴42、穴43、および穴44を通る燃料を通すための4つの穴が設けられている。
バルブ30は、いわゆる回転バルブであり、バルブケース27に対する位置により、燃料コック11による燃料の流れを切り換える。すなわち、オンの位置にある場合、バルブ30は、穴41と穴42とを連通させると共に、穴43と穴44とを連通させる。また、リザーブの位置にある場合、バルブ30は、穴41と穴44とを連通させると共に、穴42と穴43とを連通させる。
図2は、バルブ30の構成を示す図である。図2(A)は、正面図であり、図2(B)は、側面図であり、図2(C)は、背面図である。バルブ30には、レバー61、ストッパ62、燃料通路63、燃料通路64、圧力逃がし通路65が設けられている。レバー61は、平板状に形成され、バルブ30をオンの位置またはリザーブの位置にするとき、ユーザによって捻られる。ストッパ62は、270度の範囲で所定の径の円周とされ、90度の範囲で、より小さい径の円周となるように形成されて、バルブカバー32の突起と当接することで、バルブ30をオンの位置またはリザーブの位置に止める。
燃料通路63および燃料通路64は、それぞれ、バルブ30の裏面に、略扇状であって、その断面が略矩形状である溝として形成されている。燃料通路63および燃料通路64のそれぞれの断面積は、燃料通路23と同等又は燃料通路23の断面積に対して拡大した断面積とされ、本実施例ではΦ4.4相当とされる。燃料通路63および燃料通路64は、バルブ30の回動の中心を軸とした点対称状に配置されている。燃料通路63は、バルブ30がオンの位置にある場合、穴41と穴42とを連通させ、バルブ30がリザーブの位置にある場合、穴41と穴44とを連通させる。燃料通路64は、バルブ30がオンの位置にある場合、穴43と穴44とを連通させ、バルブ30がリザーブの位置にある場合、穴42と穴43とを連通させる。
圧力逃がし通路65は、バルブ30の裏面に、直線状であって、その断面が略半円形(矩形)である溝として形成されている。圧力逃がし通路65の断面積は、Φ1.6相当としたが、燃料通路64と同等の断面積としてもよい。圧力逃がし通路65は、燃料通路63の中心と燃料通路64の中心とを結ぶ直線に直交する直線上に、配置される。圧力逃がし通路65は、燃料通路63または燃料通路64には繋がっていない。
図1に戻り、波形ばね31は、バルブ30をシール28に押し当てることで、燃料の漏れを防ぐ。バルブカバー32は、ネジによりバルブケース27に固定される。図3は、シール28、Oリング29、バルブ30、波形ばね31、およびバルブカバー32がボディ21に装着された状態の燃料コック11の正面図である。バルブカバー32は、バルブ30をバルブケース27に押しつけると共に、バルブ30がオンの位置からリザーブの位置の範囲となるように、バルブケース27に対するバルブ30の位置を規制する。
フィルタケース33には、燃料噴射装置に流す燃料を濾過するためのフィルタが格納される。図4は、図3のAA’断面における燃料コック11の断面図である。図4に示されるように、例えば、バルブ30がオンの位置にある場合、燃料通路63は、穴41と穴42とを連通させるので、燃料タンクに格納されている燃料が燃料通路63および穴41を通じて、穴42に流れる。燃料通路81は、穴42から流入した燃料を、フィルタケース33に格納されているフィルタ82に流す。フィルタ82は、燃料から固形分や水分、スラッジなどを濾過する。フィルタ82を通った燃料は、燃料通路83を通じて、アウトレットニップル34に流れる。
アウトレットニップル34には、燃料噴射装置への燃料を通すホースが接続される。インレットニップル35には、燃料噴射装置から戻る燃料を通すホースが接続される。例えば、バルブ30がオンの位置にある場合、燃料通路64は、穴44と穴43とを連通させるので、燃料噴射装置から戻りインレットニップル35から流入した燃料は、燃料通路84および穴44を通じて、穴43に流れる。穴43は、リザーブ燃料通路25に通じているので、燃料噴射装置からの燃料はリザーブ燃料通路25を通して燃料タンクに戻されることになる。
次に、バルブ30の働きの詳細を図5を参照して説明する。図5(A)は、オンの位置にあるバルブ30と穴41から穴44までとを示す図である。図5(B)は、リザーブの位置にあるバルブ30と穴41から穴44までとを示す図である。図5(C)は、オフの位置にあるバルブ30と穴41から穴44までとを示す図である。オンの位置では、レバー61は、フィルタケース33とほぼ平行となる。リザーブの位置では、レバー61は、フィルタケース33とほぼ直交する。また、オフの位置では、レバー61は、フィルタケース33に対してほぼ45度となる。
バルブ30がオンの位置にあると、図5(A)に示されるように、燃料通路63は、穴41と穴42とを連通させ、燃料通路64は、穴43と穴44とを連通させる。従って、バルブ30がオンの位置にあると、燃料タンクに格納された燃料は、フィルタ24、燃料通路23、穴41、燃料通路63、穴42、燃料通路81、フィルタ82、燃料通路83、およびアウトレットニップル34を順に通り、燃料噴射装置に流れる。また、バルブ30がオンの位置にあると、燃料噴射装置からの燃料は、インレットニップル35、燃料通路84、穴44、燃料通路64、穴43、リザーブ燃料通路25、およびフィルタ26を順に通り、燃料タンクに戻る。
また、バルブ30がリザーブの位置にあると、図5(B)に示されるように、燃料通路63は、穴41と穴44とを連通させ、燃料通路64は、穴43と穴42とを連通させる。従って、バルブ30がリザーブの位置にあると、燃料タンクに格納された燃料は、フィルタ26、リザーブ燃料通路25、穴43、燃料通路64、穴42、燃料通路81、フィルタ82、燃料通路83、およびアウトレットニップル34を順に通り、燃料噴射装置に流れる。また、バルブ30がリザーブの位置にあると、燃料噴射装置からの燃料は、インレットニップル35、燃料通路84、穴44、燃料通路63、穴41、燃料通路23、およびフィルタ24を順に通り、燃料タンクに戻る。
さらにまた、バルブ30がオフの位置にあると、図5(C)に示されるように、燃料通路63は、穴41だけにかかり、燃料通路64は、穴43だけにかかる。すなわち、燃料通路23に通じる穴41とリザーブ燃料通路25に通じる穴43とは、それぞれ、閉じられることになる。圧力逃がし通路65は、穴42と穴44とを連通する。バルブ30がオフの位置にあると、燃料噴射装置からの燃料は、インレットニップル35、燃料通路84、穴44、圧力逃がし通路65、穴42、燃料通路81、フィルタ82、燃料通路83、およびアウトレットニップル34を順に通り、燃料噴射装置に戻る。
また、燃料通路84とリザーブ燃料通路25とを連通して、燃料噴射装置からの燃料の圧力を逃がすようにしてもよい。
図6は、燃料コック11の構造の他の例を示す断面図である。燃料通路101は、燃料通路84とリザーブ燃料通路25とを連通する。逆止弁102は、いわゆるダックビル逆止弁であり、燃料通路101に設けられる。逆止弁102は、リザーブ燃料通路25側の燃料の圧力より燃料通路84側の燃料の圧力が高いと、燃料通路84からリザーブ燃料通路25に燃料を流す。一方、逆止弁102は、燃料通路84側の燃料の圧力よりリザーブ燃料通路25側の燃料の圧力が高くなっても、リザーブ燃料通路25から燃料通路84への燃料の流れを止める。
図7は、燃料コック11の構造のさらに他の例を示す断面図である。燃料通路121は、燃料通路84とリザーブ燃料通路25とを連通する。燃料通路121は、リザーブ燃料通路25側が太く、燃料通路84が細く形成されている。逆止弁122は、いわゆるボールチェックバルブであり、燃料通路121に設けられる。逆止弁122は、ボールとボールに付勢するバネとからなる。リザーブ燃料通路25側の太い経路に入れられたボールが、バネによって、燃料通路121の細く形成されている側に押しつけられることで、逆止弁122は、閉じる。リザーブ燃料通路25側の燃料の圧力より燃料通路84側の燃料の圧力が50kPa以上高いと、バネからの付勢力に逆らって、細く形成されている燃料通路121から離れるので、逆止弁122は、開き、燃料通路84からリザーブ燃料通路25に燃料を流す。一方、逆止弁122は、燃料通路84側の燃料の圧力よりリザーブ燃料通路25側の燃料の圧力が高くなっても、リザーブ燃料通路25から燃料通路84への燃料の流れを止める。
このように、仮に、何らかの原因でリザーブ燃料通路25が閉じられていても、リザーブ燃料通路25側の燃料の圧力より燃料通路84側の燃料の圧力が高いと、燃料通路84からリザーブ燃料通路25に燃料を流すことができ、燃料通路84側の燃料の圧力を逃がすことができる。従って、インレットニップル35に接続されたホースの外れを防止することができ、または燃料噴射装置のポンプの破損を防止することができる。
なお、燃料通路101または燃料通路121は、燃料通路84と燃料通路23とを連通するようにしてもよい。
このように、インレットニップル35と穴44とを連通する燃料通路84と、燃料通路84とリザーブ燃料通路25または燃料通路23とを連通する燃料通路101または燃料通路121と、燃料通路84からリザーブ燃料通路25または燃料通路23には燃料を流し、リザーブ燃料通路25または燃料通路23から燃料通路84への燃料の流れを止める逆止弁102または燃料通路121とをさらに設けるようにすれば、インレットニップル35に接続されたホースの外れを防止することができ、または燃料噴射装置のポンプの破損を防止することができる。
燃料コックにより、リターン通路を遮断されている状態で燃料噴射装置側で燃料ポンプが駆動された場合、所定圧以上で燃料が燃料タンクに戻される為、燃料圧力が過大になりすぎることがなく、ホースの外れやポンプ破損を回避できる。所定の圧以下では燃料タンクに戻されないため、燃料圧力が下がりすぎることがなく、短い駆動時間で所定の圧力以上に復帰できる。
なお、燃料コック11は、燃料タンクに格納されている燃料を燃料噴射装置に流し、燃料噴射装置からの燃料を燃料タンクに戻すと説明したが、これに限らず、燃料コック11は、燃料タンクに格納されている燃料をキャブレターに流し、キャブレターからの燃料を燃料タンクに戻すようにしてもよく、または、燃料ポンプに流し、燃料ポンプからの燃料を燃料タンクに戻すようにしてもよい。
以上のように、燃料が格納される燃料タンクに装着され、燃料タンクに格納されている燃料を燃料噴射装置またはキャブレターに流し、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料を燃料タンクに戻す燃料コック11に、燃料を通す燃料通路23と、燃料を通すリザーブ燃料通路25とを設け、燃料タンクに格納されている燃料が燃料通路23を通じて燃料噴射装置またはキャブレターに流される場合、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料がリザーブ燃料通路25を通じて燃料タンクに戻され、燃料タンクに格納されている燃料がリザーブ燃料通路25を通じて燃料噴射装置またはキャブレターに流される場合、燃料噴射装置またはキャブレターからの燃料が燃料通路23を通じて燃料タンクに戻されるようにしたので、リターンの配管を別途設ける必要がなく、より簡単な構造で、燃料タンクの接続部の取り付け穴の面積をより小さくできる。
従って、燃料タンクの着脱性が向上する。また、煩雑化が回避され燃料噴射装置と燃料タンクとの間のレイアウト設計の自由度が上がる。燃料タンク、燃料通路とフィルタの形状変更が不要となり、キャブレター時の構成がそのまま使用可能となる。回転バルブ部品、フィルタは、キャブレター用コックと同一品を使用可能であり、安価既存流通品が使用可能となる。
燃料通路23に通じる穴41、リザーブ燃料通路25に通じる穴43、燃料噴射装置またはキャブレターへの燃料を通すホースが接続されるアウトレットニップル34に通じる穴42、および燃料噴射装置またはキャブレターから戻る燃料を通すホースが接続されるインレットニップル35に通じる穴44が設けられているバルブケース27と、バルブケース27に対してオンの位置に配置された場合、穴41と穴42とを連通する燃料通路63および穴43と穴44とを連通する燃料通路64が設けられているバルブ30とをさらに設け、バルブ30がバルブケース27に対してリザーブの位置に配置された場合、燃料通路63は、穴41と穴44とを連通し、燃料通路64は、穴43と穴42とを連通する。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11…燃料コック、21…ボディ、22…フランジ、23…燃料通路、24…フィルタ、25…リザーブ燃料通路、26…フィルタ、27…バルブケース、28…シール、29…Oリング、30…バルブ、31…波形ばね、32…バルブカバー、33…フィルタケース、34…アウトレットニップル、35…インレットニップル、41〜44…穴、61…レバー、62…ストッパ、63…燃料通路、64…燃料通路、65…圧力逃がし通路、81…燃料通路、82…フィルタ、83…燃料通路、84…燃料通路、101…燃料通路、102…逆止弁、121…燃料通路、122…逆止弁

Claims (3)

  1. 燃料が格納される燃料タンクに装着され、上記燃料タンクに格納されている上記燃料を燃料噴射装置またはキャブレターに流し、上記燃料噴射装置または上記キャブレターからの燃料を上記燃料タンクに戻す燃料コックにおいて、
    燃料を通す第1の燃料通路と、
    燃料を通す第2の燃料通路と
    を有し、
    上記燃料タンクに格納されている上記燃料が上記第1の燃料通路を通じて上記燃料噴射装置または上記キャブレターに流される場合、上記燃料噴射装置または上記キャブレターからの燃料が上記第2の燃料通路を通じて上記燃料タンクに戻され、
    上記燃料タンクに格納されている上記燃料が上記第2の燃料通路を通じて上記燃料噴射装置または上記キャブレターに流される場合、上記燃料噴射装置または上記キャブレターからの燃料が上記第1の燃料通路を通じて上記燃料タンクに戻される
    ことを特徴とする燃料コック。
  2. 前記第1の燃料通路に通じる第1の穴、前記第2の燃料通路に通じる第2の穴、前記燃料噴射装置または前記キャブレターへの前記燃料を通す第1のホースが接続される第1の接続部に通じる第3の穴、および前記燃料噴射装置または前記キャブレターから戻る前記燃料を通す第2のホースが接続される第2の接続部に通じる第4の穴が設けられているバルブケースと、
    前記バルブケースに対して第1の位置に配置された場合、前記第1の穴と前記第3の穴とを連通する第3の燃料通路および前記第2の穴と前記第4の穴とを連通する第4の燃料通路が設けられているバルブと
    をさらに有し、
    前記バルブが前記バルブケースに対して第2の位置に配置された場合、前記第3の燃料通路は、前記第1の穴と前記第4の穴とを連通し、前記第4の燃料通路は、前記第2の穴と前記第3の穴とを連通する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料コック。
  3. 前記第2の接続部と前記第4の穴とを連通する第5の燃料通路と、
    前記第5の燃料通路と前記第1の燃料通路または前記第2の燃料通路とを連通する第6の燃料通路と、
    前記第5の燃料通路から前記第1の燃料通路または前記第2の燃料通路には前記燃料を流し、前記第1の燃料通路または前記第2の燃料通路から前記第5の燃料通路への前記燃料の流れを止める逆止弁と
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の燃料コック。

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