JP5870051B2 - 無線送信装置、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線送信装置、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、MIMO(multiple-input multiple-output)通信方式の無線送信装置、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
近年、多数アンテナを備えた無線局同士が同一時刻及び同一周波数チャネルを用いて空間多重伝送を行い通信特性を向上させるMIMO(multiple-input multiple-output)通信方式が注目を集めており、多くの研究と実用化がなされている。高速無線アクセスシステムのIEEE 802.11規格の一つであるIEEE 802.11nではSU(single user)−MIMOが採用されている(例えば、非特許文献1参照)。また、策定中であるIEEE 802.11ac規格では、送信ビームフォーミングによるDL(downlink)−MU(multi user)−MIMOがオプション技術として採用される。DL−MU−MIMOでは、多数アンテナを備えた基地局(access point:AP)と複数(例えば、N台)の端末局(station:STA)が送受信を行う1対多通信であり、基地局が事前に取得した伝搬チャネル情報を用いて、端末間の干渉を抑圧できる送信ウエイトを算出し、この送信ウエイトを用いて送信することで、高速な通信を実現できる(例えば、非特許文献2参照)。
DL−MU−MIMOでは、基地局とi番目(iは最大値がNの自然数)の端末局はそれぞれNTX本とNRX,i本(Nは自然数)のアンテナを備え、基地局はi番目の端末局へそれぞれNSTS,i本のストリームを送信ビームフォーミングにより送出する。DL−MU−MIMOにおいて一般にはNSTS,i≦NRX,iである。全端末局の合計アンテナ数、合計空間ストリーム数をNRX、NSTSとすると、全端末局の合計アンテナ数、合計空間ストリーム数は、下記の式で求められる。
RX=NRX,1+NRX,2+...+ NRX,Nu
STS=NSTS,1+NSTS,2+...+NSTS,Nu
また、一般には送信ビームフォーミングを行うシステムにおいてNTX≧NSTSである。
このように、従来技術では基地局が送信データをネットワークインターフェースから受信したとき、可能な最大の空間ストリーム数でDL−MU−MIMOによる通信を行う。
守倉正博、久保田周治、「改訂三版802.11高速無線LAN教科書」、インプレスR&D、2008年3月27日 Q. H. Spencer, A. L. Swindlehurst, and M. Haardt,"Zero-Forcing Methods for Downlink Spatial Multiplexing in Multiuser MIMO Channels," IEEE Trans. Sig. Processing, vol. 52, issue 2, Feb. 2004, pp. 461-471.
ところで、送信ビームフォーミングによるDL伝送において、基地局のアンテナの数NTX>合計空間ストリーム数NSTS、またはi番目の端末局のアンテナの数NRX,i>i番目の端末局に対するストリーム数NSTS,i(iは最大値がNの自然数)の場合に、基地局側のNTX−NSTS、またはi番目端末局側のNRX,i−NSTS,iの自由度による送受信ダイバーシティが実現できる。そのため、可能な最大の空間ストリーム数(NTX=NSTSまたはNSTS,i=NRX,i)で送信したときに最大の通信路容量(channel capacity)が得られるとは限らない。
図6は、ストリーム数と通信路容量の関係を示す図である。図6に示すように、システム条件が、SNR:全ユーザ共通と仮定、通信路推定誤差なし、送信ウエイト:zero−forcing(ZF)、Explicit Beamforming、NTX=100,NRX,i=1である場合においては SNR=30dBに対し、NSTS=0.6NTXのときに最大の通信路容量が得られる。そのため、NTX=100本の例では最大のNSTS=100ではなく、NSTS=60の空間ストリーム数で送信を行うと良い。このように、MIMO通信方式においては、最大の通信容量等が得られる空間ストリーム数は条件により異なるが、従来後術によるMIMO通信方式にあっては、条件に応じてストリーム数を決定する構成にはなっていないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、条件に応じてストリーム数を決定することによりスループットを向上させることができる無線送信装置、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の通信装置に対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線送信装置であって、前記通信装置に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信手段と、前記制御信号を受けて前記通信装置が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出手段と、前記信号電力対雑音電力比に基づき、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記通信装置の数とを決定する決定手段と、前記空間ストリーム数と、前記通信装置の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、基地局が複数の端末局に対して同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線通信システムであって、前記基地局は、前記端末局に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信手段と、前記制御信号を受けて前記端末局が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出手段と、前記信号電力対雑音電力比に基づき、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記端末局の数とを決定する決定手段と、前記空間ストリーム数と、前記端末局の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送手段とを備え、前記端末局は、前記制御信号を受信した際に、前記既知信号を送信する既知信号送信手段を備えることを特徴とする。
本発明は、前記信号電力対雑音電力比と、前記空間ストリーム数及び前記端末局の数とが関係つけられたルックアップテーブルを備え、前記決定手段は、前記ルックアップテーブルを参照して、前記空間ストリーム数と同時接続を行う前記端末局の数とを決定することを特徴とする。
本発明は、前記評価指標は、通信路容量であることを特徴とする。
本発明は、前記評価指標は、スループットであることを特徴とする。
本発明は、前記決定手段は、前記信号電力対雑音電力比が相対的に近い端末局を選択することにより前記端末局の数を決定することを特徴とする。
本発明は、前記決定手段は、前記信号電力対雑音電力比に加え、推定通信路の推定誤差の分散に基づいて前記空間ストリーム数と前記端末局の数とを決定することを特徴とする。
本発明は、前記決定手段は、前記信号電力対雑音電力比に加え、前記空間多重伝送の方式がオープンループ型、クローズドループ型のいずれであるかに基づいて前記空間ストリーム数と前記端末局の数とを決定することを特徴とする。
本発明は、前記決定手段は、前記信号電力対雑音電力比に加え、前記基地局の送信アンテナ数に基づいて前記空間ストリーム数と前記端末局の数とを決定することを特徴とする。
本発明は、前記決定手段は、前記信号電力対雑音電力比に加え、前記端末局の受信アンテナ数に基づいて前記空間ストリーム数と前記端末局の数とを決定することを特徴とする。
本発明は、複数の通信装置に対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線送信装置が行う無線通信方法であって、前記通信装置に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信ステップと、前記制御信号を受けて前記通信装置が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出ステップと、前記信号電力対雑音電力比に基づき、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記通信装置の数とを決定する決定ステップと、前記空間ストリーム数と、前記通信装置の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、基地局が複数の端末局に対して同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線通信システムが行う無線通信方法であって、前記基地局が、前記端末局に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信ステップと、前記端末局が、前記制御信号を受信した際に、前記既知信号を送信する既知信号送信ステップと、前記基地局が、前記制御信号を受けて前記端末局が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出ステップと、前記基地局が、前記信号電力対雑音電力比に基づき、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記端末局の数とを決定する決定ステップと、前記基地局が、前記空間ストリーム数と、前記端末局の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、多数アンテナ送信局において最適な送信空間ストリーム数選択を行い、スループットを向上させることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態における無線通信方式の構成を示す図である。 図1に示す基地局100の構成を示すブロック図である。 図1に示す端末局200−1の構成を示すブロック図である。 図1に示す基地局100と端末局200−1〜Ntuの動作を示すタイミングチャートである。 システムモデルを示す説明図である。 ストリーム数と通信路容量の関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による無線通信システムを説明する。図1は同実施形態における無線通信方式の構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システムは、基地局100と、基地局100と無線パケット通信をするNtu(Ntuは自然数)台の端末局200−i(iは、最大値がNtuである自然数)とを具備している。無線パケット通信が行われるN(Ntu>N)台の端末局200−1〜Nは基地局のbasic service set(BSS)内に存在するNtu台の端末局から選択される。基地局100と、端末局200−iとは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance;搬送波検知多重アクセス/衝突回避)方式を用いて同一周波数チャネルを用いて無線パケット通信を行う。
無線パケット通信において、送受信される無線パケットには、送信局、宛先局を示す識別子が含まれる。ここで、送信局は無線パケットを生成し送信した装置(基地局または端末局)であり、宛先局は送信された無線パケットの宛先となる装置(基地局または端末局)である。基地局100は、例えば、無線LANにおけるアクセスポイント(AP)などであり、端末局200−iはコンピュータ端末や携帯型の情報電子機器などである。ここでは、以下の(1)〜(5)の5条件に基づき最適なユーザ数Nuと空間ストリーム数NSTS,iを決定し、それに基づきDL伝送を行う。
(1)SNRi:基地局100と端末局200−i間の信号対雑音電力比SNR(signal-to-noise power ratio)
(2)CSI(channel state information)推定誤差の分散
(3)Implicit(オープンループ型)/Explicit(クローズドループ型)ビームフォーミングの選択
(4)NTX:基地局100の送信アンテナ数
(5)NRX,i:端末局200−iの受信アンテナ数
次に、図2を参照して、図1に示す基地局100の構成を説明する。図2は、図1に示す基地局100の構成を示すブロック図である。図2において、符号102−1〜NTXは、無線信号の送受信を行うNTX本のアンテナである。符号103−1〜NTXは、アンテナ102−1〜NTXそれぞれと接続された送信部である。符号104−1〜NTXは、アンテナ102−1〜NTXそれぞれと接続された受信部である。符号105は、送信すべき信号の変調を行う変調部である。符号106は、変調された信号に対してウエイト演算を行うウエイト演算部である。符号107は、ウエイト演算部106において用いる送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出部である。符号18は、送信ウエイトを算出するために必要な通信路の推定を行う通信路推定部である。
符号109は、受信部104−1〜NTXにおいて受信した信号を復調する復調部である。符号110は、ネットワークと接続するネットワークインターフェースである。符号111は、得られている条件により最適な空間ストリーム数、ユーザ数を決定する空間ストリーム数・ユーザ数決定部である。符号111−aは、得られた条件に基づき空間ストリーム数、ユーザ数を決定するために、得られた条件の情報と、空間ストリーム数、ユーザ数とが関係つけられて予め記憶されているルックアップテーブルである。符号112は、ネットワークインターフェース110を介して取得した送信すべきデータを一時的に保持しておくデータ格納部である。
次に、図2に示す基地局100の動作を説明する。まず、変調部105は、データ格納部112に格納されているデータの信号に対して変調を行い、ウエイト演算部106へ出力する。ウエイト演算部106、変調後の信号に対して送信ウエイト演算を行うことにより、送信部103−1〜NTXに対してビームフォーミング処理が行われた信号を出力する。送信部103−1〜NTXは、この信号をアンテナ102−1〜NTXを介して送信する。通信路推定部108は、復調部109において復調された信号に基づき、通信路の推定処理を行う。送信ウエイト算出部107は、通信路推定部108における通信路推定結果に基づき、送信ウエイト演算に必要な送信ウエイトの算出を行い、ウエイト演算部106へ出力する。
一方、受信部104−1〜NTXは、アンテナ102−1〜NTXを介して、受信した信号について信号処理を行って復調部109へ出力する。復調部109は、この信号を復調しネットワークインターフェース110へ出力する。このとき、空間ストリーム数・ユーザ数決定部111は、ルックアップテーブル111aを参照して、得られた条件により最適な空間ストリーム数、ユーザ数を決定する。
次に、図3を参照して、図1に示す端末局200−1の構成を説明する。図3は、図1に示す端末局200−1の構成を示すブロック図である。図1に示すNtu台の端末局200−1〜Ntuは、同じ構成を備えている。図3において、符号202−1〜NRX,iは、無線信号の送受信を行うNRX,i本のアンテナである。符号203−1〜NRX,iは、アンテナ102−1〜NRX,iそれぞれと接続された送信部である。符号204−1〜NRX,iは、アンテナ102−1〜NRX,iそれぞれと接続された受信部である。符号205−1〜NRX,iは、送信部203−1〜NRX,iそれぞれに対して変調信号を出力する変調部である。符号206−1〜NRX,iは、受信部204−1〜NRX,iそれぞれから出力する信号を復調する復調部である。符号207は、通信路推定信号としてのnull data packet(NDP)を生成して出力する通信路推定信号生成部である。
次に、図3に示す端末局200−1の動作を説明する。まず、受信部204−1〜NRX,iそれぞれは、アンテナ202−1〜NRX,iを介して無線信号を受信した際に、信号処理を行い、復調部206−1〜NRX,iのそれぞれに対して出力する。復調部206−1〜NRX,iのそれぞれは、入力した信号を復調する。
一方、通信路推定信号生成部207は、通信路推定信号としてのnull data packet(NDP)を変調部205−1〜NRX,iに対して出力する。変調部205−1〜NRX,iは、通信路推定信号を変調し、送信部203−1〜NRX,iのそれぞれに対して変調後の通信路推定信号を出力する。送信部203−1〜NRX,iは、この通信路推定信号をアンテナ202−1〜NRX,iを介して送信する。
次に、図4を参照して、図1に示す基地局100と端末局200−1〜Ntuの動作を説明する。図4は、図1に示す基地局100と端末局200−1〜Ntuの動作を示すタイミングチャートである。まず、基地局100はDL伝送を行う前に、null data packet control(NDPC:既知信号送出を命令する制御信号)P0を全ての端末局200−1〜Ntuに対して送信する(時刻t)ことにより、全ての端末局200−1〜Ntuにnull data packet(NDP:通信路推定用の既知信号)の送出を求める。
これを受けて、全ての端末局200−1〜Ntuは、NDP・P1(時刻t)、NDP・PN(時刻t)、NDP・PNtu(時刻t)を順に送信する。これらのNDPを受信した基地局100の空間ストリーム数・ユーザ数決定部111は、受信したNDPからSNRiを算出する。そして、受信側での通信路推定法とSNRiが決まればCSI(channel state information:推定された通信路情報)推定誤差の分散が決まる。この状態で前述した条件(1)〜(4)の4条件が基地局100内において得られることになる。また、条件(5)であるNRX,iは基地局100は事前に知らされているため、前述した条件(1)〜(5)が得られたことになる。
次に、空間ストリーム数・ユーザ数決定部111は、これらの条件に基づき、ルックアップテーブル111aを参照して、空間ストリーム数とユーザ数を決定する。なお、NDPCとNDPの送受信手順は空間多重伝送に対し毎度行うのではなく、SNRiの変動に対処できうる規定された頻度で行われる。
なお、端末局を選択する際に、信号電力対雑音電力比が相対的に近い端末局を選択することにより端末局の数(ユーザ数)を決定するようにしてもよい。
空間ストリーム数とユーザ数の決定を受けて、基地局100は、選択された端末局200−1〜Nuに対してDL伝送を行う(時刻t〜t)。一方、非選択の端末局200−(N+1)〜Ntuは休止状態となる。
次に、図5を参照して、システムモデルについて説明する。図5は、システムモデルを示す説明図である。図5において、NTXは、基地局(AP)の送信アンテナ数、Nは、端末局数、NRX,iはi番目端末局の受信アンテナ数、NSTS,iは、i番目の端末局へのストリーム数、HNuは、∈[NRX,i×NTX],i番目の端末局と基地局間の通信路である。
任意の条件に対して最大の通信路容量が得られる空間ストリーム数の決定アルゴリズムの一例を以下に示す。送信ウエイトWをzero−forcing法で得られるとき、ai,kをi行k列要素とする行列A=HWを定義して、通信路容量Cはその公式にしたがい
Figure 0005870051
として得られる。ここで、σは付加雑音の分散である。これを評価関数として最大にするストリーム数が最適となる。
なお、前述した説明において、DL−MU−MIMOに適用する例を説明したが、DL−MU−MIMOだけでなく、Ntu=N=1としたときのSU−MIMOに適用してもよい。また、基地局が備える送信アンテナ全てを使用するよりも、少ない送信アンテナで送信を行った方が特性が良い場合はそのようにしてもよい。例えば、オープンループ型の空間多重伝送方式(implicit beamforming)の場合、アンテナ毎の無線周波数応答が存在するため、送信アンテナが多すぎると誤差増大を起こす可能性がある。また、空間ストリーム数が最適であることを示すための評価指標として、前述した通信路容量に代えて、システムスループット、パケット誤り率、公平性などを用いてもよい。
以上説明したように、最適な空間ストリーム数を決定することにより、最大の通信路容量または所望の評価指標を満たす無線通信システムを構築することができる。また、評価指標のパターンをチャート化しメモリで保存することで、注水定理などの解析手段を毎度行う手間を省くことができる。また、サブキャリヤごとの信号対雑音電力比(signal-to-noise power ratio:SNR)で判断するのではなく、全帯域の平均SNRを用いることで演算量を削減することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行っても良い。
条件に応じてストリーム数を決定することによりスループットを向上させることが不可欠な用途に適用できる。
100・・・基地局、102−1〜NTX・・・アンテナ、103−1〜NTX・・・送信部、104−1〜NTX・・・受信部、105・・・変調部、106・・・ウエイト演算部、107・・・送信ウエイト算出部、108・・・通信路推定部、109・・・復調部、110・・・ネットワークインターフェース、111・・・空間ストリーム数・ユーザ数決定部、111a・・・ルックアップテーブル、112・・・データ格納部、200−1〜Ntu・・・端末局、202−1〜NRX,i・・・アンテナ、203−1〜NRX,i・・・送信部、204−1〜NRX,i・・・受信部、205−1〜NRX,i・・・変調部、206−1〜NRX,i・・・復調部、207・・・通信路推定信号生成部

Claims (6)

  1. 複数の通信装置に対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線送信装置であって、
    前記通信装置に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信手段と、
    前記制御信号を受けて前記通信装置が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出手段と、
    信号電力対雑音電力比と、CSI(channel state information)推定誤差の分散と、オープンループ型/クローズドループ型のいずれかを示す情報と、前記無線送信装置の送信アンテナ数と、前記通信装置の受信アンテナ数との5つの条件の情報と、空間ストリーム数、前記通信装置の数とが関係つけられて予め記憶されているルックアップテーブルと、
    前記5つの条件の情報を取得する条件情報取得手段と、
    取得した前記5つの条件の情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記ルックアップテーブルを参照して、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記通信装置の数とを決定する決定手段と、
    前記空間ストリーム数と、前記通信装置の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送手段とを備え
    前記決定手段は、前記空間多重伝送の方式がオープンループ型である場合には、前記無線送信装置が備える全ての送信アンテナより少ない送信アンテナで送信することで、誤差増大を起こさないようにして前記空間多重伝送を行うことを特徴とする無線送信装置。
  2. 基地局が複数の端末局に対して同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記端末局に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信手段と、
    前記制御信号を受けて前記端末局が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出手段と、
    信号電力対雑音電力比と、CSI(channel state information)推定誤差の分散と、オープンループ型/クローズドループ型のいずれかを示す情報と、前記基地局の送信アンテナ数と、前記端末局の受信アンテナ数との5つの条件の情報と、空間ストリーム数、前記端末局の数とが関係つけられて予め記憶されているルックアップテーブルと、
    前記5つの条件の情報を取得する条件情報取得手段と、
    取得した前記5つの条件の情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記ルックアップテーブルを参照して、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記端末局の数とを決定する決定手段と、
    前記空間ストリーム数と、前記端末局の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送手段とを備え、
    前記決定手段は、前記空間多重伝送の方式がオープンループ型である場合には、前記基地局が備える全ての送信アンテナより少ない送信アンテナで送信することで、誤差増大を起こさないようにして前記空間多重伝送を行い、
    前記端末局は、
    前記制御信号を受信した際に、前記既知信号を送信する既知信号送信手段を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記評価指標は、通信路容量であることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  4. 前記評価指標は、スループットであることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 複数の通信装置に対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線送信装置が行う無線通信方法であって、
    前記通信装置に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信ステップと、
    前記制御信号を受けて前記通信装置が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出ステップと、
    信号電力対雑音電力比と、CSI(channel state information)推定誤差の分散と、オープンループ型/クローズドループ型のいずれかを示す情報と、前記無線送信装置の送信アンテナ数と、前記通信装置の受信アンテナ数との5つの条件の情報と、空間ストリーム数、前記通信装置の数とを関係つけて予めルックアップテーブルに記憶する記憶ステップと、
    前記5つの条件の情報を取得する条件情報取得ステップと、
    取得した前記5つの条件の情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記ルックアップテーブルを参照して、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記通信装置の数とを決定する決定ステップと、
    前記空間ストリーム数と、前記通信装置の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送ステップとを有し、
    前記決定ステップは、前記空間多重伝送の方式がオープンループ型である場合には、前記無線送信装置が備える全ての送信アンテナより少ない送信アンテナで送信することで、誤差増大を起こさないようにして前記空間多重伝送を行うことを特徴とする無線通信方法。
  6. 基地局が複数の端末局に対して同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重伝送を行う無線通信システムが行う無線通信方法であって、
    前記基地局が、前記端末局に対して既知信号送信を命令する制御信号を送信する送信ステップと、
    前記端末局が、前記制御信号を受信した際に、前記既知信号を送信する既知信号送信ステップと、
    前記基地局が、前記制御信号を受けて前記端末局が送信した前記既知信号を受信し、受信した前記既知信号から信号電力対雑音電力比を算出する算出ステップと、
    前記基地局が、信号電力対雑音電力比と、CSI(channel state information)推定誤差の分散と、オープンループ型/クローズドループ型のいずれかを示す情報と、前記基地局の送信アンテナ数と、前記端末局の受信アンテナ数との5つの条件の情報と、空間ストリーム数、前記端末局の数とを関係つけて予めルックアップテーブルに記憶する記憶ステップと、
    前記基地局が、前記5つの条件の情報を取得する条件情報取得ステップと、
    前記基地局が、取得した前記5つの条件の情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記ルックアップテーブルを参照して、予め決められた評価指標を最大化するように、空間ストリーム数と同時接続を行う前記端末局の数とを決定する決定ステップと、
    前記基地局が、前記空間ストリーム数と、前記端末局の数に従い前記空間多重伝送を行う伝送ステップとを有し、
    前記決定ステップでは、前記空間多重伝送の方式がオープンループ型である場合には、前記基地局が備える全ての送信アンテナより少ない送信アンテナで送信することで、誤差増大を起こさないようにして前記空間多重伝送を行うことを特徴とする無線通信方法。
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