JP5867760B1 - コミュニケーション支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の嗜好が近似するユーザを精度良く見つけ出し、対面を含めたコミュニケーションを容易に取ること。【解決手段】コミュニケーション支援システムは、ユーザごとの複数の携帯端末と、各携帯端末と通信を行うサーバと、を備える。各携帯端末は、所定の音楽データを再生した際の再生履歴に再生時における携帯端末の位置情報を含めて、所定の契機によりサーバへ送信する。サーバは、各携帯端末から受信した再生履歴に基づいて、ユーザごとに、音楽データに関する嗜好度合いを示す嗜好情報を算出し、各ユーザの嗜好情報と音楽データにおける再生時の位置情報とに基づいて、ユーザ間の嗜好の近似性の度合いを示す近似性情報を算出し、近似性情報を要求する第1の携帯端末へ送信する。第1の携帯端末は、近似性情報に基づいて、第1の携帯端末のユーザと他の携帯端末の他ユーザとの音楽データに関する嗜好の近似性を画面に表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、コミュニケーション支援システムに関し、特に、携帯端末のユーザのうち嗜好が近似する者同士がコミュニケーションを取ることを支援するためのコミュニケーション支援システムに関する。
近年、SNS(Social Networking Service)等のインターネットを介したコミュニケーションシステムが普及している。そして、これらのシステムにより、音楽等の興味のある分野が類似するユーザを探し出すことの支援がなされている。
例えば、特許文献1には、ユーザが嗜好する音楽データに基づいてコミュニティを構築するコミュニティサーバ等に関する技術が開示されている。特許文献1にかかる技術は、まず、各ユーザが嗜好するそれぞれの音楽データからベクトル量子化することにより音響的特徴データを生成してユーザプロファイルとする。そして、ユーザプロファイル同士が類似するユーザ同士を類似ユーザとするものである。
また、特許文献2には、コンテンツに対する利用者の利用状況に基づいて利用者間の類似度を計算する利用者情報処理装置等に関する技術が開示されている。特に、特許文献2にかかる技術は、ユーザ間の類似度を更新する際に、直近の類似度計算時から値が変化しているユーザの組合せに対してのみ再計算を行うことで、計算処理の効率化を図るものである。
特開2007−213401号公報 特開2012−058893号公報
ここで、ある特定の目的を持つユーザ間において、情報を取得することや対面を含めたコミュニケーションを取る状態に至るまでには、未だに障壁がある。例えば、あるユーザが特定のアーティスト(歌手やグループ)に興味を持ったとする。さらに、そのアーティストをきっかけにして、単に同じアーティストのファンであるだけでなく、音楽に関する嗜好性が近い人達と交流を持ちたいとする。
その場合、まず、当該ユーザは通常、WEB検索等によりそのアーティストの公式サイトやファンのサイト(ブログ等)を見つけ出して閲覧する。それにより、ファンクラブ、過去のライブや今後のライブ日程、オリジナルグッズ等の当該アーティストについての様々な情報を得ることができる。しかし、その情報は膨大であるため、その中から自身の嗜好に近い情報を見極めることは困難である。
そこで、次の段階として、ファンの中でも自身に有益な情報を発信するユーザのブログや簡易ブログ等を見極めて、自身の嗜好に近いユーザを選別することになる。
さらに、その嗜好の近いユーザと交流を持つために、(当該アーティストのファンの登録ユーザ数の多そうな)別の著名なメッセージサービスを用いてそのユーザを探し出し、友達申請のアプローチを行うことが考えられる。そして、友達申請が通った後に、連絡先を交換して、ようやく嗜好の近いユーザ同士で直接連絡が取り合えるようになる。
または、当該アーティストのライブに行った場合に、ネット上の情報から嗜好の近そうなユーザ達とライブ会場で出会い、その後、対面及び非対面を含めたコミュニケーションを取り続けたいと考える場合もある。しかし、ライブ会場には、当該アーティストへの興味という点では共通しているが多数の人がいるため、嗜好のより近い新たな知り合いを見つけ出すことは困難を極める。
このように、既存のSNS等を用いてユーザが自身の嗜好の近い情報へ到達し、ユーザ同士が対面でコミュニケーションを取る状態に至るには、複数のサービスを段階や状況に応じて使い分け、多大な時間と労力をかけて、膨大な情報の中から絞り込む必要があるという問題点がある。その上でも、見つけ出したユーザが実際に自分の価値観に近い存在か判断が難しい場合が多い。
ここで、音楽データを再生可能な携帯端末を所持するユーザは、自身の好む場所や時間帯に所望の音楽データを再生することができる。しかしながら、上述した特許文献1及び2では、ユーザの嗜好を判断する尺度として携帯端末が移動する側面については考慮されていなかった。そのため、嗜好が類似するユーザを導き出す精度が十分ではなく、上述した問題点を解決するには不十分であった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、特定の嗜好が近似するユーザを精度良く見つけ出し、対面を含めたコミュニケーションを容易に取ることを支援するためのコミュニケーション支援システムを提供することを目的とする。
本発明の態様にかかるコミュニケーション支援システムは、
ユーザごとの複数の携帯端末と、
前記複数の携帯端末と通信を行うサーバと、
を備え、
前記複数の携帯端末のそれぞれは、
所定の音楽データを再生した際の再生履歴に当該再生時における当該携帯端末の位置情報を含めて、所定の契機により前記サーバへ送信し、
前記サーバは、
前記複数の携帯端末のそれぞれから受信した前記再生履歴に基づいて、前記ユーザごとに、前記音楽データに関する嗜好度合いを示す嗜好情報を算出し、
各ユーザの前記嗜好情報と前記音楽データにおける前記再生時の位置情報とに基づいて、ユーザ間の嗜好の近似性の度合いを示す近似性情報を算出し、
前記算出した近似性情報を要求する第1の携帯端末へ、当該近似性情報を送信し、
前記第1の携帯端末は、
前記近似性情報に基づいて、当該第1の携帯端末における第1のユーザと他の携帯端末における他ユーザとの前記音楽データに関する嗜好の近似性を画面に表示する。
本発明によれば、特定の嗜好が近似するユーザを精度良く見つけ出し、対面を含めたコミュニケーションを容易に取ることを支援するためのコミュニケーション支援システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるコミュニケーション支援システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる携帯端末における再生履歴更新及び送信処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索の流れを説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索画面の初期画面の例である。 本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索結果表示画面の例である。 本発明の実施の形態2にかかる検索ユーザのプロフィール表示画面の例である。 本発明の実施の形態3にかかるユーザ表示位置更新処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態4にかかる端末間メッセージ送信画面の例である。 本発明の実施の形態4にかかる端末間メッセージ表示画面の例である。 本発明の実施の形態5にかかる電子クーポン表示画面の例である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
はじめに、本発明の実施の形態1にかかるコミュニケーション支援システムの特徴の一部及びその効果を説明する。但し、本発明の実施の形態にかかる特徴及び効果は、以下に限定されず、本明細書等の全体に記載されていることはもちろんである。
(システムの構成)
本発明の実施の形態1にかかるコミュニケーション支援システムは、あるユーザが音楽についての嗜好が自身と近似する他のユーザと知り合いになり、交流を深めることを支援するものである。そのため、各ユーザは、当初、お互いが知り合いではないものとする。そして、本コミュニケーション支援システムは、ログイン機能、ユーザ検索機能、友達申請機能、端末間メッセージ通信機能等を備えるものとする。尚、本コミュニケーション支援システムは、少なくともユーザ検索機能を備えているものとする。そして、以下では、ユーザ検索機能を中心に説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるコミュニケーション支援システム100の全体構成を示すブロック図である。コミュニケーション支援システム100は、複数の携帯端末21、22、・・・2nと、基地局31と、ネットワーク32と、サーバ40と、を備える。
携帯端末21〜2nのそれぞれは、異なるユーザのそれぞれにより所持及び操作され、無線通信が可能な携帯型の端末装置である。また、図1では、携帯端末21はユーザ11、携帯端末22はユーザ12、・・・携帯端末2nはユーザ1nのそれぞれにより所持及び操作されることを示す。但し、1台の携帯端末を複数のユーザで共用し、本実施の形態に係るシステムに対するログインユーザを切り替えて使用しても構わない。また、本実施の形態では、ユーザ及び携帯端末は少なくとも2以上であればよい。
携帯端末21〜2nのそれぞれは、各ユーザの操作により所定の音楽データの再生が可能であるものとする。ここで、音楽データは、携帯端末の外部からダウンロード等により取得され、内部に永続的又は一時的に保存したものである。また、携帯端末21〜2nのそれぞれは、複数種類の音楽データを保存していてもよい。さらに、携帯端末のそれぞれが保存する音楽データのうち少なくとも1つが共通しているものとする。また、携帯端末21〜2nのそれぞれは、GPS(Global Positioning System)等により現在の位置情報を取得することが可能であるものとする。そのため、本実施の形態にかかる携帯端末は、例えば、音楽データの再生が可能で、GPS機能を搭載した携帯電話機や、無線通信が可能で、位置情報を取得可能な携帯型の音楽再生プレイヤー等に適用することができる。
ここで、図2は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。図2では、代表して携帯端末21について説明するが、携帯端末22〜2nについても同等であるため、これらについては図示及び説明を省略する。
携帯端末21は、記憶部211と、再生部212と、通信部213と、表示部214と、位置情報取得部215と、画面216と、スピーカ217と、制御部218とを備える。記憶部211は、揮発性及び不揮発性の記憶装置により実現されたものである。記憶部211は、ユーザID201と、音楽情報202と、再生履歴203と、現在位置情報204と、を記憶する。尚、これらに加えて、端末IDを保存しているが図示を省略している。
ユーザID201は、ユーザ11を識別する識別情報であり、例えば、ログインID等である。音楽情報202は、音楽データ2021と、属性情報2022とを含む。音楽データ2021は、携帯端末21による再生される音源にあたる電子データである。音楽データ2021には楽曲データも含まれる。属性情報2022は、音楽データ2021の属性を示す情報である。属性情報2022は、例えば、音楽データの識別情報、タイトル情報(曲名、アルバム名等)、アーティスト情報等である。尚、音楽情報202は、複数種類の音楽データ2021及び属性情報2022の組を含んでも構わない。
再生履歴203は、携帯端末21上で再生された音楽データ2021ごとの履歴情報である。つまり、再生履歴203は、音楽データ2021の識別情報(属性情報2022)と対応付けられている。さらに、再生履歴203は、ユーザID201又は端末ID(不図示)と対応付けられている。
再生履歴203は、再生回数2031と、最終再生日時2032と、スキップ回数2033と、再生時位置情報2034と、を含む。再生回数2031は、音楽データ当たりの所定期間内の再生回数の累計値である。最終再生日時2032は、対応する音楽データにおける最後に再生された日時である。尚、日時の代わりに日付であっても構わない。さらに、再生日時は最終のものだけでなく、所定期間内の各再生日時をそれぞれ記憶していてもよい。または、直近からN個(Nは2以上の自然数。)の再生日時を保持していてもよい。スキップ回数2033は、音楽データの再生が終了するまえにスキップ操作がされた回数の累計値である。例えば、アルバム中の複数の音楽のうち、再生せずにスキップ操作がされた場合や、再生中にスキップ操作がされた場合等が該当する。
再生時位置情報2034は、後述する現在位置情報204のうち、音楽データの再生時における位置情報を示す。現在位置情報は、携帯端末21が移動して再取得されるごとに更新されてしまうため、ユーザ11が音楽データ2021を再生した際の場所を再生履歴203に含めて記録するものである。
現在位置情報204は、携帯端末21における現在の位置情報である。位置情報には、GPS等により提供される緯度経度の情報や、無線アクセスポイントの識別情報等を用いることができる。
尚、記憶部211には、図示しない構成として、本実施の形態にかかる携帯端末21向けのコンピュータプログラムであるクライアントソフトウェア等が記憶されているものとする。
制御部218は、プロセッサ等の制御装置である。制御部218は、携帯端末21における各種処理や、記憶部211、再生部212、通信部213、表示部214、画面216及びスピーカ217等へのアクセス等を制御する。そして、制御部218は、記憶部211に記憶されたプログラム等を読み込み、実行する。これにより、制御部218は、少なくともコミュニケーション支援システム100の携帯端末の各種機能を実現する。尚、再生部212、通信部213及び表示部214は、ソフトウェアに限定されず、全部又は一部がハードウェアで実現されたものでも構わない。
再生部212は、ユーザ11の操作により指定された音楽データ2021を再生する処理を行う。そして、制御部218は、再生部212により再生される音楽データに対応する再生履歴203を更新する。制御部218は、再生部212による再生時に、当該音楽データの再生回数2031をカウントアップし、最終再生日時2032を更新する。また、制御部218は、当該音楽データに対してスキップ操作がされた場合には、スキップ回数2033をカウントアップする。さらに、制御部218は、再生時における現在位置情報204を再生時位置情報2034として再生履歴203に含めて記録する。
通信部213は、基地局31及びネットワーク32を介してサーバ40と通信を行う。すなわち、制御部218は、通信部213によりサーバ40に対してデータを送信し、サーバ40からデータを受信する。例えば、制御部218は、所定の契機により、再生履歴203を通信部213によりサーバ40へ送信する。尚、制御部218は、再生履歴203と共に、対応する音楽データの属性情報2022及びユーザID201(又は端末ID)も通信部213によりサーバ40へ送信するものとする。また、制御部218は、ユーザ11の操作に応じて後述する他のユーザとの近似性情報の要求を通信部213によりサーバ40へ送信する。また、制御部218は、サーバ40から近似性情報を通信部213により受信する。
表示部214は、ユーザ11の操作を受け付けるための表示データを画面216に表示させる。また、表示部214は、通信部213により受信された近似性情報に基づいて、携帯端末21におけるユーザ11と他の携帯端末22〜2nにおける他ユーザ12〜1nとの音楽データに関する嗜好の近似性を画面216に表示する。
位置情報取得部215は、GPS等から携帯端末21の現在の位置情報を取得し、制御部218が記憶部211に現在位置情報204として保存する。
画面216は、携帯端末21における表示データの出力装置である。スピーカ217は、音楽データの再生時の音データ等の出力装置である。
図1に戻り説明を続ける。サーバ40は、基地局31及びネットワーク32を介して携帯端末21〜2nと通信を行うコンピュータ装置である。サーバ40は、本実施の形態にかかる嗜好情報及び近似性情報を算出し、携帯端末21〜2nからの要求に応じて近似性情報を送信するものである。
サーバ40は、記憶部41と、通信部42と、制御部43とを備える。記憶部41は、揮発性及び不揮発性の記憶装置により実現されたものである。記憶部41は、嗜好情報411と、近似性情報412とを含む。嗜好情報411は、ユーザごとに、音楽データに関する嗜好度合いを示す情報である。嗜好情報411は、音楽データごとの嗜好度合いを示す情報と、あるユーザが再生した全音楽データに占める特定の音楽データの嗜好度合いを示す情報とを含む。
近似性情報412は、ユーザ間の嗜好の近似性の度合いを示す情報である。
尚、サーバ40は、携帯端末21〜2nの代わりに、各携帯端末及び音楽データについての再生履歴203を管理してもよい。その場合、携帯端末21〜2nは、音楽データを再生する都度、音楽ID、ユーザID(又は端末ID)及び現在位置情報204をサーバ40へ送信し、サーバ40は、受信した情報に基づいて記憶部41に、現在位置情報204を再生時位置情報2034として音楽ID及びユーザIDにおける再生履歴203相当を保存する。
尚、記憶部41は、ユーザIDと端末IDを対応付けた情報を管理していても構わない。そして、各携帯端末と所持するユーザが一対一で対応する場合には、各携帯端末は、ユーザIDを送信する代わりに端末IDを送信してもよい。そして、サーバ40は、記憶部41を参照することで、受信した端末IDからユーザIDを特定することができる。
通信部42は、基地局31及びネットワーク32を介して携帯端末21〜2nと通信を行う。すなわち、通信部42は、携帯端末21〜2nのそれぞれからデータを受信し、任意の携帯端末に対してデータを返信する。例えば、通信部42は、所定の契機により携帯端末21〜2nのそれぞれから送信される再生履歴203等を受信する。また、通信部42は、任意の携帯端末から他のユーザとの近似性情報の要求を受信し、要求元の携帯端末に対して近似性情報を返信する。
制御部43は、プロセッサ等の制御装置である。制御部43は、通信部42により携帯端末21〜2nのそれぞれから受信した再生履歴203等をユーザ及び音楽データの組に対応付けて記憶部41に保存する。そして、制御部43は、保存した再生履歴に基づいて、ユーザごとに、かつ、音楽データごとに、嗜好情報411を算出する。このとき、制御部43は、再生回数2031が多いほど嗜好度合いが高くなるように嗜好情報411を算出する。また、制御部43は、最終再生日時2032が現在日と近いほど嗜好度合いが高くなるように嗜好情報411を算出する。例えば、ある音楽データについて、ユーザAの再生回数が「3」、ユーザBの再生回数が「2」であれば、ユーザAの嗜好情報が、ユーザBの嗜好情報よりも高く算出される。また、ユーザA及びBの再生回数が共に「2」であり、最終再生日時が共に、「6/9 21:00」である場合、再生回数と最終再生日時が同じであるため、嗜好情報も同じ値となる。
さらに、制御部43は、複数のユーザ又は音楽データにおいて再生回数2031が同じであっても、直近の再生日時がより多いほど嗜好度合いが高くなるように嗜好情報411を算出してもよい。上記の例において、直近から2個の再生日時が記録されている場合、例えば、ユーザAの再生日時が「6/9 21:00」及び「6/8 20:00」であり、ユーザBの再生日時が「6/9 21:00」及び「5/30 19:00」である場合には、ユーザAの嗜好情報をユーザBよりも高く算出してもよい。
また、制御部43は、スキップ回数2033が多いほど嗜好度合いが低くなるように嗜好情報411を算出する。これにより、興味の薄さを嗜好度合いに反映することができる。
また、制御部43は、各ユーザの嗜好情報411と音楽データにおける再生時位置情報2034とに基づいて、近似性情報412を算出する。このとき、制御部43は、ユーザ間で、同一の音楽データにおける嗜好情報411の値が近いほど当該音楽データにおけるユーザ間の嗜好の近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出する。それは、同一の音楽データについての嗜好情報が高いユーザ同士は、当該音楽データについての嗜好が類似しているといえるためである。逆に、同一の音楽データについての嗜好情報がさほど高くない値だとしても嗜好情報同士が近い場合には、嗜好が近似しているといえるためである。
また、制御部43は、最終再生日時2032が近いほど近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出する。特に、再生日時が直近とはいえない場合でも、お互いの最終再生日時が、現在日から同じくらい離れている場合には、当該音楽データに対する興味の薄さが近いともいえるため、両ユーザの嗜好が近似しているといえるためである。
尚、再生履歴203に複数の再生日時が含まれる場合には、制御部43は、再生日時の組み合わせが近いほど近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出する。
さらに、制御部43は、同一の音楽データについて再生時位置情報2034が近い場合にも近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出する。それは、同じ環境下で同じ音楽データを再生しているユーザ同士は、嗜好が近似しているといえるためである。
また、制御部43は、同一の音楽データについてスキップ回数2033が近い場合にも近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出する。それは、当該音楽データに対する興味の薄さが近いともいえるため、両ユーザの嗜好が近似しているといえるためである。
さらに、制御部43は、現在位置情報204が近いほど近似性の度合いが高くなるように近似性情報412を算出してもよい。
そして、制御部43は、算出した近似性情報を要求する携帯端末へ、当該近似性情報を送信する。
尚、記憶部41は、図示しない構成としてサーバソフトウェア等が記憶されている。そして、制御部43は、サーバ40における各種処理、記憶部41及び通信部42へのアクセス等を制御する。そのため、制御部43が記憶部41に記憶されたプログラム等を読み込み、実行する。これにより、制御部43は、少なくとも上述したサーバ40の機能を実現する。
基地局31は、携帯端末21〜2nと無線により接続されており、ネットワーク32を介してサーバ40と接続されている。但し、基地局31は、一つである必要はなく、各携帯端末が異なる基地局と接続されていてもよい。
ネットワーク32は、インターネット及びインターネットと接続された携帯電話通信網等の通信回線網であり、公知なものであるため詳細な説明を省略する。
(再生履歴更新及び送信処理)
図3は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末21における再生履歴更新及び送信処理の流れを説明するフローチャートである。尚、携帯端末22〜2nの処理も同等であるため、説明を省略する。
まず、制御部218は、ユーザ11の操作により指定された音楽データ2021を再生部212により再生する(S11)。具体的には、制御部218は、指定された音楽データ2021を記憶部211から読み出して、再生部212により再生処理を開始し、スピーカ217を介して出力する。
また、位置情報取得部215は、携帯端末21の現在の位置情報を取得する(S12)。そして、制御部218は、位置情報取得部215で取得した位置情報を現在位置情報204として記憶部211に保存する。尚、ステップS12は、ステップS11と並列に実行する必要はなく、ステップS11の実行には依存しない。例えば、所定の間隔で実行してもよい。
次に、制御部218は、取得した現在位置情報204を再生時位置情報2034として、再生履歴203に含めて記録する(S13)。すなわち、制御部218は、ステップS11の直後(再生中)や、再生の終了後に、再生した音楽データに関する再生履歴203を更新する。例えば、制御部218は、再生回数2031をカウントアップし、最終再生日時2032を更新する。または、制御部218は、再生日時を追加して保存する。また、当該音楽データの再生中にユーザ11によりスキップ操作がされた場合には、制御部218は、スキップ回数2033をカウントアップする。尚、ユーザ11が音楽データを再生せずにスキップ操作を行った場合も、制御部218は、スキップ回数2033をカウントアップする。さらに、制御部218は、記憶部211に保存済みの現在位置情報204を再生時位置情報2034として再生履歴203内に含めて保存する。これにより、以後、現在位置情報204が更新されたとしても再生履歴203内の再生時位置情報2034は保持される。
その後、携帯端末21は、所定の契機か否かを判定する(S14)。ここで、所定の契機とは例えば、音楽データの再生の開始時や、再生の終了直後、携帯端末21の起動直後、予めスケジュールされた任意のタイミング、定期的なタイミング、又は、ユーザ11の操作により明示的に指定されたタイミング等である。
ステップS14で所定の契機でないと判定した場合、位置情報取得部215は、所定時間経過後、携帯端末21の現在の位置情報を取得する(S15)。そして、制御部218は、位置情報取得部215が取得した位置情報を現在位置情報204として記憶部211に上書きして保存する。
一方、ステップS14で所定の契機であると判定した場合、制御部218は、再生履歴203と最新の現在位置情報204とを通信部213によりサーバ40へ送信する(S16)。このとき、制御部218は、再生履歴203に対応する音楽データの属性情報2022やユーザID201(又は端末ID)をさらにサーバ40へ送信するものとする。すなわち、制御部218は、記憶部211からユーザID201、属性情報2022、再生履歴203及び現在位置情報204を読み出して通信部213によりサーバ40へ送信する。尚、再生履歴203には、上述の通り再生時位置情報2034等が含まれるため、制御部218は、再生時位置情報2034等を通信部213によりサーバ40へ送信しているといえる。
続いて、本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索について説明する。本実施形態にかかるコミュニケーション支援システム100のユーザ検索機能は、音楽についての嗜好が自身と近似する可能性の高いユーザを友達候補として推薦するものである。さらに、本実施形態では、嗜好が近似する上に、物理的に近くに存在するユーザを推薦することができる。以下では、ユーザ11が自己の嗜好と類似し、かつ、物理的に近くに存在するユーザを検索するものとする。
(ユーザ検索)
図4は、本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索の流れを説明するシーケンス図である。まず、携帯端末21は、上記ステップS16の通り、再生履歴203及び現在位置情報204等をサーバ40へ送信する(S21)。そして、サーバ40は、携帯端末21から受信した再生履歴203及び現在位置情報204をユーザ11のユーザID及び音楽データの属性情報と対応付けて記憶部41に保存する(S22)。例えば、サーバ40の制御部43は、受信した再生履歴203に対応する音楽データの属性情報に含まれるタイトル情報とアーティスト情報の組合せを数値化し、当該数値に再生回数2031及び最終再生日時2032等を対応付ける。
同様に、携帯端末22は、再生履歴203及び現在位置情報204等をサーバ40へ送信し(S23)、サーバ40は、携帯端末22から受信した再生履歴203及び現在位置情報204をユーザ12のユーザID及び音楽データの属性情報と対応付けて記憶部41に保存する(S24)。また、携帯端末2nは、再生履歴203及び現在位置情報204等をサーバ40へ送信し(S25)、サーバ40は、携帯端末2nから受信した再生履歴203及び現在位置情報204をユーザ1nのユーザID及び音楽データの属性情報と対応付けて記憶部41に保存する(S26)。
尚、ステップS21、S23及びS25の順序はこれに限定されず、並列しても構わない。また、ステップS22、S24及びS26の順序もこれに限定されない。また、ステップS22、S24及びS26は受信の都度実行する必要はなく、所定のタイミングでまとめて実行しても構わない。
続いて、サーバ40の制御部43は、ユーザごとに嗜好情報411を算出する(S27)。すなわち、制御部43は、各携帯端末の再生履歴203に基づいて、ユーザごとに、音楽データに関する嗜好情報411を算出する。例えば、制御部43は、ユーザ11の再生履歴に対応する音楽データについて嗜好情報411を算出する。このとき、制御部43は、再生履歴203に含まれる再生回数2031、最終再生日時2032及びスキップ回数2033等を考慮して数値を算出する。例えば、制御部43は、再生回数2031が多いほど、最終再生日時2032が現在日に近いほど、スキップ回数2033が少ないほどより大きい数値を嗜好情報411として算出する。
また、ユーザ11について複数の音楽データについての再生履歴203が保存されている場合には、制御部43は、音楽データごとの嗜好情報411を算出する。その上で、制御部43は、算出した各音楽データ当たりの嗜好情報を、ユーザ11が再生した全音楽データに占める各音楽データの嗜好度合い(ポイント)に換算する。例えば、各音楽データの嗜好情報をユーザ11の全音楽データにおける標準偏差のように算出してもよい。つまり、あるユーザが過去N日以内に再生した曲全てを基に、曲Xの再生がそのユーザにとってどの程度、好きであるかを数値でポイント化する。これにより、ユーザ間の偏りを軽減することができる。
例えば、ユーザAとユーザBとで曲Xの再生回数と最終再生日時が一致するものとする。但し、ユーザAは、過去15日間で曲Xを含む100曲を再生しており、ユーザBは、曲Xを含む10曲のみを再生していたものとする。このような場合には、曲Xについて単独に算出される嗜好情報の値は、ユーザAとBとで同じ値となってしまう。しかしながら、この状況では、ユーザAとBとで曲Xに対する相対的な再生回数の度合いが異なるため、嗜好度合いも異なるといえる。そこで、ユーザ毎に再生した全曲に占める各曲の嗜好度合いを例えば、50を基準値として偏差値方式に置き換えるものとする。これにより、ユーザAとBとで曲Xにおける嗜好度合いは離れた値として算出でき、ユーザ間の嗜好度合いをより正確に表現できる。
その後、サーバ40の制御部43は、ユーザ間の近似性情報412を算出する(S28)。すなわち、制御部43は、各ユーザの嗜好情報411と音楽データにおける再生時位置情報2034とに基づいて、ユーザ間の近似性情報412を算出する。
例えば、制御部43は、複数のユーザの中から同じ音楽データについての嗜好情報が算出されているユーザの組を選出する。そして、選出したユーザの組について、制御部43は、直線上に各ユーザのポイント(嗜好情報)をプロットし、距離を算出する。上述の通り、ポイントは偏差値に置き換えているため、距離が等しい場合には、嗜好度合いの大小に関係なく、嗜好が一致しているとみなす。つまり、この場合には、ある音楽データについての嗜好の近似性は100%と算出する。言い換えると、制御部43は、選出したユーザの組について、それぞれのポイントの差分を算出する。ここで、同じ楽曲におけるポイントの大小に関わらず、ポイントの差分が小さいユーザ同士は、嗜好の近似性が高く、差分が大きいユーザ同士は、嗜好の近似性が低いといえる。
そして、選出したユーザの組について、制御部43は、各ユーザが再生した全音楽データについて距離を算出し、各距離を合計した上で、100%換算した値を、近似性情報412として算出する。
尚、ステップS27及びS28は、ステップS22、S24及びS26のそれぞれの後に続けて実行しても構わない。
その後、携帯端末21(第1の携帯端末)は、ユーザ11(第1のユーザ)の操作により他のユーザとの近似性情報を要求する(S29)。すなわち、ユーザ11は、自己と嗜好が近似するユーザを検索するために携帯端末21を操作する。
図5は、本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索画面51の初期画面の例である。ユーザ検索画面51は、画面内にユーザ11の本人画像511が表示され、他のユーザの画像が表示されていないことを示す。そして、携帯端末21は、ユーザ11が更新ボタン512を押下したことを検出した場合に、サーバ40に対して嗜好が近似する他のユーザの検索要求を送信する。すなわち、近似性情報を要求する。尚、近似性情報を要求するのは、携帯端末22〜2nであっても構わない。
そして、サーバ40は、携帯端末21から他のユーザとの近似性情報の要求を受信し、ユーザ11を基準として近似性情報412を抽出する。すなわち、制御部43は、ユーザ11と組になった各ユーザの近似性情報412を記憶部41から読み出し、要求基の携帯端末21に対して返信する(S30)。このとき、制御部43は、近似性情報412の送信対象となるユーザに対応するアイコン画像等を含めて送信しても良い。
ここで、本実施の形態では、音楽データの嗜好が近いだけでなく、各ユーザ(携帯端末)の現在位置が近い者同士を推薦するものとする。その理由は、コンサート会場等の所定の空間内にいる携帯端末を所持した複数のユーザの中から、自己の音楽の嗜好とより近似するユーザを検索して、実際に会うことを支援するためである。
そこで、制御部43は、上記の近似性情報412を抽出する際に、各ユーザに対応付けられた現在位置情報204の差分が所定の範囲内であるユーザ同士に絞り込むことが望ましい。この場合、要求元の携帯端末の現在位置情報を起点に、予め設定した物理的な距離内の携帯端末(第2の携帯端末)を絞り込む(特定する)。例えば、携帯端末21の位置情報から500m以内に現在所在する携帯端末を所持するユーザに絞り込む。これにより、例えば、携帯端末21の現在の位置から遠く離れているユーザとの近似性情報の送信処理を省き、送信データ量を削減できる。尚、この場合、ステップS29の受信後に、サーバ40は、各携帯端末から最新の現在位置情報を収集することが望ましい。これにより、物理的に近接するユーザの絞込みの精度を向上させることができる。
また、ステップS28をステップS29の後に実行する場合には、事前に所定の範囲内に所在するユーザに絞り込むことで、近似性情報412の算出処理量を削減することができる。
その後、携帯端末21は、サーバ40から他のユーザとの近似性情報を受信し、受信した近似性情報に基づいて、携帯端末21におけるユーザ11と他の携帯端末22〜2nにおける他ユーザ12〜1nとの音楽データに関する嗜好の近似性を画面に表示する(S31)。例えば、携帯端末21は、近似性がより高いユーザのアイコン等を自己のアイコン等から相対的に近くに配置し、近似性がより低いユーザのアイコン等を自己のアイコン等から相対的に遠くに配置して画面216に表示する。
図6は、本発明の実施の形態1にかかるユーザ検索結果画面51Aの例である。ユーザ検索結果画面51Aは、本人画像511から同心円状に近似性が高いユーザをより近くに配置して表示していることを示す。例えば、近似ユーザ513と近似ユーザ514とでは、近似ユーザ514の方がユーザ11との近似性が高いことを示す。
このように、本実施の形態にかかるユーザ検索機能では、上述した通り、音楽データの再生履歴のうち、特に再生時位置情報2034を用いてユーザ間の近似性情報412を算出している。そのため、携帯端末がユーザと共に移動する点を考慮している。つまり、特定の音楽データがどこで再生されたかをユーザの嗜好の一部として加味している。ユーザが音楽データを再生する場所は、そのユーザの嗜好を表すといえるため、これらを含めて嗜好の近似している度合いを算出することで、嗜好の近いユーザを検索する精度を従来と比べて向上させることができる。そのため、この後、ユーザ11は、ユーザ検索結果画面51Aに表示されたユーザの配置を基に、適宜、上述した友達申請機能を用いてコンタクトを取った場合にも、嗜好が近似したユーザ同士であることからその後の交流も促進されることが期待できる。つまり、対面を含めたコミュニケーションの支援をすることができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、上述した実施の形態1に改良を加え、ユーザ検索結果として表示されたユーザについて、当該ユーザの嗜好する音楽データが属するアルバムの情報を表示するものである。ここで、上述した近似性情報は、同じ曲に対する嗜好の近さを表すものであるため、近似性情報に基づき嗜好の近さを距離で表現したユーザ検索結果画面51Aのような表示によれば、少なくとも音楽に対する嗜好が近いといえる。
一方で、嗜好が近似するユーザ同士であっても、携帯端末上で再生履歴のある音楽データが完全に一致するわけではない。例えば、あるユーザにとっては未知の楽曲であったり、以前から気になっていたが携帯端末上では再生していない楽曲について、嗜好の近似する他のユーザが良く聴いている(再生している)場合もある。
そこで、本発明の実施の形態2では、近似性情報に基づき嗜好が近似するユーザが良く聴くアーティストのアルバムの情報を表示する。これにより、当該ユーザの嗜好の傾向を大まかに把握することができる。そして、ユーザ検索を行ったユーザにとっては、元々自身と嗜好が近いユーザが興味を持つ他の楽曲やアーティストへの関心の有無を認識でき、自己の潜在的な嗜好を認識することもできる。その上、自己の潜在的な嗜好が近似するか否かの判別が可能となるため、より適切なユーザに対してコンタクトを取ることができる。一方で、ユーザ検索結果として表示される各ユーザにとっては、自己の再生履歴に基づく上位の数曲をそのまま開示することが憚れる場合もあるため、あくまで興味のあるアルバム情報の開示に留めることで、プライバシーの観点からも妥当な開示レベルといえる。例えば、複数のアーティストが出演するライブ会場では、各観客は全ての出演アーティストの曲を聴いたことがあるとは限らない。しかし、本発明の実施の形態2により、特定のアーティストについて自身と嗜好が近いユーザが、他のアーティストにも興味を持っていることを知ることで、そのアーティストやそのユーザへの興味を持つことができる。
そのため、本実施の形態では、以下の構成を有する。すなわち、本実施の形態にかかるサーバ40は、記憶部41に複数の音楽データが属する音楽データ集合であるアルバム情報を、複数保持しているものとする。ここで、アルバム情報としては、例えば、アルバム名、アーティスト名、楽曲リスト、及び、アルバム画像(ジャケット画像)等を含むものとする。
そして、本実施の形態にかかる携帯端末21は、上述したユーザ検索結果画面51Aが表示された状態で、例えば、ユーザ11からユーザ12(第2のユーザ)の指定を受け付けた場合に、ユーザ12に関するプロフィール情報を表示する画面を表示する。ここで、プロフィール画面には、指定されたユーザが良く再生する音楽データを含むアルバムの情報が表示されるものとする。
このときの動作は、次の通りである。まず、携帯端末21は、ユーザ検索結果画面51Aに表示された他のユーザ12〜1nのうちユーザ12の指定を受け付けた場合、ユーザ12に関する表示情報(プロフィール情報)をサーバ40に対して要求する。そして、サーバ40は、嗜好情報411に基づき、要求されたユーザ12の嗜好が高い音楽データが属する音楽データ集合(アルバム情報)を特定する。このとき、サーバ40は、ユーザ12の再生履歴から再生回数が多い音楽データの上位数曲を特定し、各音楽データが属するアルバム情報のうち、例えば上位所定数を特定するとよい。その後、サーバ40は、特定したアルバム情報のアルバム画像を携帯端末21へ送信する。そして、携帯端末21は、受信したアルバム画像を、ユーザ12に関する表示情報に含めて画面216に表示する。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる検索ユーザのプロフィール表示画面52の例である。プロフィール表示画面52は、ユーザ画像521と、アルバム画像5221〜5223と、プロフィール欄523とを含む。ここで、アルバム画像5221〜5223は、ユーザ12の再生履歴のうち再生回数の多い上位数曲のいずれかが属するアルバムのジャケット画像等であるものとする。
尚、上記においてサーバ40は、ユーザ12が良く聴くアルバム情報を特定する際に、要求元であるユーザ11の嗜好が高い曲を含まないアルバム情報を特定してもよい。これにより、要求元のユーザ11は、効率よく自己の潜在的な嗜好を認識することができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、上述した実施の形態1又は2に改良を加え、ユーザ検索結果画面を表示した携帯端末の向きや傾きの変化に応じて、画面上の他のユーザのアイコン等の配置を連動させて、画面を更新するものである。
そこで、本実施の形態にかかる携帯端末21〜2nのそれぞれは、現在の(2次元上の)位置情報に加え、高度を示す高度情報を取得可能なものとする。ここで、高度情報とは、例えば、気圧情報から割り出される高度を示す値とする。また、携帯端末21〜2nのそれぞれは、地磁気センサーと加速度センサーとを備えているものとする。これにより、端末の先端が向いている方位や傾きの変化を検出することができる。
そして、携帯端末21〜2nのそれぞれは、サーバ40に対して、現在位置情報と共に高度情報(又は気圧情報そのもの)を送信するものとする。これに応じて、サーバ40は、各携帯端末から受信した現在位置情報と高度情報を対応付けて記憶部41に保存する。また、サーバ40は、例えば、ユーザ検索結果画面を表示した任意の携帯端末からの要求に応じて他の携帯端末の現在位置情報及び高度情報を返信する。つまり、任意の携帯端末は、サーバ40から、他の携帯端末における現在位置情報及び高度情報を取得する。
そして、当該携帯端末は、当該携帯端末における現在位置情報及び前記高度情報の変化を検出する度に、当該携帯端末及び他の携帯端末のそれぞれにおける現在位置情報及び高度情報に基づいて、当該携帯端末を基準とした他の携帯端末との距離及び高度の差を算出する。そして、当該携帯端末は、算出した距離及び高度の差に応じて画面の表示を更新する。
図8は、本発明の実施の形態3にかかるユーザ表示位置更新処理の流れを説明するフローチャートである。前提として、上述した通り、各携帯端末は、現在位置情報及び高度情報をサーバ40へ送信済みである。また、サーバ40は、各携帯端末から受信した現在位置情報及び高度情報を各携帯端末に対応付けて記憶部41に保存済とする。また、実施形態1と同様に、ユーザ及び音楽データごとの嗜好情報と、ユーザ間の近似性情報が算出済みであるものとする。
そこで、ユーザ検索結果画面51Aが表示済みの携帯端末21は、他の携帯端末の現在位置情報及び高度情報をサーバ40から取得する(S41)。例えば、ユーザ11の操作によりユーザ検索結果画面51A内の更新ボタン512が押下されたタイミングで、サーバ40に対して他の携帯端末の最新の位置情報及び高度情報を要求する。また、携帯端末21は、このタイミングで最新の近似性情報の要求を行っても良い。または、携帯端末21は、定期的に他の携帯端末の最新の位置情報及び高度情報を要求してもよい。
また、携帯端末21は、自己の端末の現在位置情報及び高度情報並びに姿勢及び向きを取得する(S42)。携帯端末21は、ステップS41と同様のタイミングで、最新の位置情報及び高度情報を取得してもよい。または、定期的に自己の携帯端末の最新の位置情報及び高度情報を更新してもよい。また、地磁気センサー及び加速度センサーが携帯端末21の方角又は傾き等の変化を検出した場合に、携帯端末21は、地磁気センサー及び加速度センサーから方角又は傾き等を取得する。そして、携帯端末21は、地磁気センサー及び加速度センサーから取得した情報から当該端末の姿勢及び向き(方角)を算出する。
続いて、携帯端末21は、算出した傾きが30度以内であるか否かを判定する(S43)。ステップS43で(地面に対して並行又は)傾きが30度以内であると判定した場合、携帯端末21は、自己の端末を基準とした他の端末の方角を特定し、他の端末との距離を算出する(S44)。携帯端末21の現在位置を中心とした場合の他の携帯端末が存在する方角を、例えば、8方位(東西南北と北東、北西、南東、南西)のいずれかに分類する。そして、ユーザ検索結果画面51Aのように本人画像511が画面の下側に表示されている場合、画面の上側方向の方角に存在する他の携帯端末を特定する。そして、特定した携帯端末と、携帯端末21との位置情報の差分を距離として算出する。
そして、携帯端末21は、自己の端末の先端の方角にある他の端末を平面で描画する(S45)。つまり、特定された方角に存在する携帯端末のユーザのアイコン等を、算出した距離に応じて画面上に表示する。例えば、携帯端末21が北向きであれば北側に位置するユーザのみ表示する。つまり、通常通り、高度の差を考慮せずに平面上にユーザのアイコン等を配置する。
一方、ステップS43で傾きが30度より大きいと判定した場合、携帯端末21は、自己の端末と他の端末との高度の差分を算出する(S46)。つまり、携帯端末21は、ステップS41で取得した他の携帯端末の気圧情報から高度を算出する。そして、携帯端末21の高度との差分を算出する。
続いて、携帯端末21は、自己の端末を基準とした他の端末の方角を特定し、他の端末との距離を算出する(S47)。つまり、ステップS44と同様に算出する。そして、携帯端末21は、自己の端末の先端の方角にある他の端末を立体的に描画する(S48)。例えば、携帯端末21の方角が北向きであり、高度が10mと算出されたとする。この場合、携帯端末21から見て北側に位置する携帯端末のユーザが表示対象として特定される。そして、表示対象のユーザの高度が15m以上の場合には立体表示上で上段に、10mから14.99mの間の場合には同階層、9.99m以下の場合には下段となるように、携帯端末21は、画面上で立体的に表示する。つまり、高度の差を考慮して、ユーザのアイコン等を立体的に配置する。
このように本実施の形態により、画面にユーザ検索結果画面を表示した状態で、ユーザが携帯端末の方角や傾きを変化させた場合には、それに応じて表示済みの他のユーザのアイコン等の配置が更新される。すなわち、自己の端末を基準として近隣の端末(ユーザ)の相対的位置を画面上に相対的に表示する。
特に携帯端末の先端の方角が大きく変わった場合には、それまで表示されていたユーザのアイコン等が非表示となり、逆にそれまで非表示であったユーザのアイコン等が表示されることになる。これにより、例えば、野外コンサートのような場所でユーザ検索結果を表示した場合、実際にどの方角に自分と嗜好の近似するユーザが存在するかどうかをリアルタイムに把握することができる。
さらに、携帯端末の傾きが所定角度以上となった場合には、3D表示のように更新される。これにより、自分と異なる階の座席(例えば、コンサート会場のアリーナ席等)に自分と嗜好が近似するユーザが存在するかどうかをリアルタイムに把握することができる。
これらの場合には、該当地域や建物内の図面データを重ね合せるとさらに他のユーザの位置関係の把握が容易となる。
尚、高度情報としては、上述した気圧情報の他に、無線アクセスポイントのMACアドレスを用いても良い。そして、サーバ40は、別途、MACアドレスと緯度経度の情報のDBを参照することにより、携帯端末の高度を特定することができる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4は、上述した実施の形態1乃至3の改良例である。本発明の実施の形態4では、端末間メッセージ通信機能について説明する。前提として、まず、ユーザ11は、ユーザ検索結果画面51Aやプロフィール表示画面52に基づいて、任意のユーザ(例えば、ユーザ12)に友達申請を行う。その後、ユーザ12により友達申請が承認された場合、以後、ユーザ11とユーザ12とは、本システムを介して、端末間メッセージ通信を行うことができる。
ここで、本実施の形態にかかる端末間メッセージ通信機能では、任意の携帯端末は、他の携帯端末のいずれかから表示期限が付加された複数のメッセージ情報を異なる時間帯に受信する。そして、当該携帯端末は、受信した複数のメッセージ情報を時系列に表示するメッセージ表示画面を表示する際に、表示対象のメッセージ情報のうち、各メッセージ情報に付加された表示期限を経過したものを特定し、当該特定したメッセージ情報を以後、表示対象外とする。尚、本実施の形態にかかる端末間メッセージ通信機能は、2端末間だけでなく、3端末以上の指定された端末グループ内に適用することもできる。また、表示期限は、サーバ40や各携帯端末で設定可能であるものとする。
通常、端末間で送受信されるメッセージ情報は、サーバ側に保持されるだけでなくメッセージ通信を行う双方の端末(アプリケーション)内にも保持されるが、当該端末以外の端末には非公開となる。ここで、自己の端末に保存された過去のメッセージについては、ユーザの判断で削除することは可能であるが、同じメッセージであっても、相手方の端末に保存された過去のメッセージを削除することはできない。
例えば、以前は親密であったために様々なメッセージ等のやり取りを行っていたが、ある時期から疎遠になったユーザがいたとする。そのユーザの携帯端末に過去のメッセージ情報等が残されていた場合、悪用されるリスクや悪意はなくとも他へ流出してしまうリスクがある。
そこで、本実施の形態では、表示期限経過後のメッセージを表示対象外とする。これにより、セキュリティの向上やプライバシー保護を確保することができる。
さらに、本実施の形態では、端末間メッセージ通信機能において、メッセージ情報に代えて又は当該メッセージ情報に付加して、所定の画像データを送信し、受信先の前記メッセージ表示画面に表示させるものとする。例えば、アーティストをモチーフにした画像を用いてユーザ間でコミュニケーションを取ることができる。これにより、音楽の嗜好の近似するユーザ同士で、文字で伝える以上のより円滑なコミュニケーションを支援することができる。
図9は、本発明の実施の形態4にかかる、ユーザAにより操作される携帯端末において表示された端末間メッセージ送信画面53の例である。端末間メッセージ送信画面53は、送信候補ステッカー画像群532の中から、ユーザAの操作により、選択済み送信候補ステッカー画像533が選択され、送信対象ステッカー画像531として表示されている状態を示す。この後、送信することで、ユーザBが所持する携帯端末へ送信対象ステッカー画像531がメッセージ情報に代えて又はメッセージ情報と共に送信される。
図10は、本発明の実施の形態4にかかる、ユーザBにより操作される携帯端末において表示された端末間メッセージ表示画面54の例である。端末間メッセージ表示画面54は、表示メッセージMSG1、MSG2及び表示ステッカー画像STC1が表示されている。ここでは、表示期限が受信後30日とする。表示メッセージMSG1は、ユーザAの携帯端末から29日前に送信されたものであるため、この時点ではユーザBの携帯端末の端末間メッセージ表示画面54では表示される。一方、非表示メッセージMSG0は、ユーザAの携帯端末から30日以上前に送信されたものであるため、ユーザBの携帯端末の端末間メッセージ表示画面54では表示対象外とされ、非表示とされたことを示す。また、表示ステッカー画像STC1は、図9において、ユーザAの携帯端末から送信された送信対象ステッカー画像531がユーザBの携帯端末の端末間メッセージ表示画面54にて表示されることを示す。
<実施の形態5>
本発明の実施の形態5は、上述した実施の形態1乃至4の改良例である。本実施の形態5では、サーバ40は、所定の条件が設定された電子クーポン情報を保持しており、算出した嗜好情報411に基づいて、複数の携帯端末の中から所定の条件を満たす第3の携帯端末を選択し、選択した第3の携帯端末へ、前記電子クーポン情報を送信する。第3の携帯端末は、受信した電子クーポン情報を画面に表示するものである。
図11は、本発明の実施の形態5にかかる電子クーポン表示画面55の例である。電子クーポン表示画面55は、電子クーポン551〜554が表示されている。電子クーポン551は、あるアーティストのライブツアーの各会場の来場者の先着10名までにそのアーティストの限定アイテムを無料で入手できる電子クーポンである。この場合、例えば、特定のアーティストの複数の音楽データについて嗜好情報が所定値以上であることを条件として設定されているものとする。そして、サーバ40は、記憶部41を参照し、特定のアーティストの音楽データの再生履歴や算出済みの嗜好情報411に基づき、電子クーポン551の条件を満たす携帯端末を選択し、当該携帯端末へ電子クーポン551を送信する。
尚、電子クーポン551の条件に設定された同じアーティストであっても嗜好情報の傾向が異なる場合には、異なるアイテムをプレゼントする別の電子クーポンを定義してもよい。つまり、嗜好情報に応じた適切な電子クーポンを各ユーザに配信することができる。
また、電子クーポン552は、あるアーティストグループのファンのオフ会に限り、ドリンクを一杯無料サービスする電子クーポンである。この場合、例えば、特定のアーティストグループの音楽データによる近似性情報が高いことにより友達となったユーザのグループであることが条件として設定されているものとする。そして、サーバ40は、記憶部41を参照し、近似性情報及び友達の登録並びに現在位置情報に基づき、電子クーポン552の条件を満たす携帯端末群を選択し、当該携帯端末群のそれぞれへ電子クーポン552を送信する。これにより、本システムを通じて生じたグループをオフ会に誘導することができる。
また、電子クーポン553は、あるアーティストの特定のアルバム購入者に対してオフィシャルグッズを50%OFFにする電子クーポンである。この場合、例えば、特定のアーティストのアルバムに属する複数の音楽データの再生履歴を有することが条件として設定されているものとする。そして、サーバ40は、記憶部41を参照し、再生履歴や購入履歴に基づき、電子クーポン553の条件を満たす携帯端末を選択し、当該携帯端末へ電子クーポン553を送信する。これにより、再生履歴に応じた効果的な電子クーポンを配信することができる。
また、電子クーポン554は、あるアーティストグループのファンに対してある店舗での飲食代を30%OFFにする電子クーポンである。この場合、例えば、特定のアーティストグループの複数の音楽データについて嗜好情報が所定値以上であることを条件として設定されているものとする。そして、サーバ40は、記憶部41を参照し、特定のアーティストグループの音楽データの再生履歴や算出済みの嗜好情報411に基づき、電子クーポン554の条件を満たす携帯端末を選択し、当該携帯端末へ電子クーポン554を送信する。
尚、電子クーポンに設定する条件は、店舗側からサーバ40に対して自由に設定が可能である。また、サーバ40が保持する再生時位置情報2034及び最終再生日時2032に基づいて、特定の店舗の商圏に特定の時間帯に滞在することが多いユーザを特定することができる。または、各端末の現在位置情報が特定の店舗の商圏である場合を条件として設定してもよい。また、店舗には、閑散期や平日の夕方等、来客の少ない時期がある。そこで、店舗側で座席に余裕のある時間帯と、前記ユーザが滞在する場所及び時間帯をマッチさせて電子クーポンを配信することができる。さらに、電子クーポンの配信タイミングを直前、3日前、1週間前等を任意に店舗側で設定できるようにしてもよい。
また、電子クーポンにQRコード(登録商標)を付加し、端末と紐付けてもよい。これにより、電子クーポンの利用回数や利用者を把握及び制御することができる。尚、電子クーポンの種類や条件はこれらに限定されない。
<その他の実施の形態>
上述した実施の形態1〜5は、それぞれ任意の組み合わせで実現することが可能である。さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
100 コミュニケーション支援システム
11 ユーザ
12 ユーザ
1n ユーザ
21 携帯端末
22 携帯端末
2n 携帯端末
31 基地局
32 ネットワーク
40 サーバ
41 記憶部
411 嗜好情報
412 近似性情報
42 通信部
43 制御部
211 記憶部
201 ユーザID
202 音楽情報
2021 音楽データ
2022 属性情報
203 再生履歴
2031 再生回数
2032 最終再生日時
2033 スキップ回数
2034 再生時位置情報
204 現在位置情報
212 再生部
213 通信部
214 表示部
215 位置情報取得部
216 画面
217 スピーカ
218 制御部
51 ユーザ検索画面
51A ユーザ検索結果画面
511 本人画像
512 更新ボタン
513 近似ユーザ
514 近似ユーザ
52 プロフィール表示画面
521 ユーザ画像
5221 アルバム画像
5222 アルバム画像
5223 アルバム画像
523 プロフィール欄
53 端末間メッセージ送信画面
531 送信対象ステッカー画像
532 送信候補ステッカー画像群
533 選択済み送信候補ステッカー画像
54 端末間メッセージ表示画面
MSG0 非表示メッセージ
MSG1 表示メッセージ
MSG2 表示メッセージ
STC1 表示ステッカー画像
55 電子クーポン表示画面
551 電子クーポン
552 電子クーポン
553 電子クーポン
554 電子クーポン

Claims (9)

  1. ユーザごとの複数の携帯端末と、
    前記複数の携帯端末と通信を行うサーバと、
    を備えるコミュニケーション支援システムであって、
    前記複数の携帯端末のそれぞれは、
    所定の音楽データを再生した際の再生履歴に当該再生時における当該携帯端末の位置情報を含めて、所定の契機により前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、
    前記複数の携帯端末のそれぞれから受信した前記再生履歴に基づいて、前記ユーザごとに、前記音楽データに関する嗜好度合いを示す嗜好情報を算出し、
    各ユーザの前記嗜好情報と前記音楽データにおける前記再生時の位置情報とに基づいて、ユーザ間の嗜好の近似性の度合いを示す近似性情報を算出し、
    前記算出した近似性情報を要求する第1の携帯端末へ、当該近似性情報を送信し、
    前記第1の携帯端末は、
    前記近似性情報に基づいて、当該第1の携帯端末における第1のユーザと他の携帯端末における他ユーザとの前記音楽データに関する嗜好の近似性を画面に表示し、
    前記複数の携帯端末のそれぞれは、
    当該携帯端末の現在の位置情報及び高度情報を取得して前記サーバへ送信し、
    前記第1の携帯端末は、
    前記サーバから、前記他の携帯端末における現在の位置情報及び高度情報を取得し、
    当該第1の携帯端末における前記現在の位置情報及び前記高度情報を取得する度に、当該第1の携帯端末及び前記他の携帯端末のそれぞれにおける前記現在の位置情報及び前記高度情報に基づいて、当該第1の携帯端末を基準とした前記他の携帯端末との距離及び高度の差を算出し、
    当該算出した距離及び高度の差に応じて前記画面の表示を更新する
    コミュニケーション支援システム。
  2. 前記複数の携帯端末のそれぞれは、
    前記再生履歴の送信時に、当該携帯端末の現在の位置情報をさらに送信し、
    前記サーバは、
    前記複数の携帯端末のそれぞれから受信した前記現在の位置情報に基づき、前記第1の携帯端末と所定範囲内に存在する第2の携帯端末を特定し、
    前記特定した第2の携帯端末に対応する前記近似性情報を選択して、前記第1の携帯端末へ送信する
    請求項1に記載のコミュニケーション支援システム。
  3. 前記サーバは、
    前記複数の携帯端末のそれぞれから受信した前記現在の位置情報をさらに加味して、前記近似性情報を算出する
    請求項2に記載のコミュニケーション支援システム。
  4. 前記サーバは、
    前記再生履歴にかかる各音楽データが属する複数の音楽データ集合に関する情報を有し、
    前記第1の携帯端末は、
    前記画面に表示された前記他のユーザのうち第2のユーザの指定を受け付けた場合、当該第2のユーザに関する表示情報を前記サーバに対して要求し、
    前記サーバは、
    前記嗜好情報に基づき、前記要求された第2のユーザの嗜好が高い音楽データが属する前記音楽データ集合を特定し、
    前記特定した音楽データ集合に関する情報を前記第1の携帯端末へ送信し、
    前記第1の携帯端末は、
    受信した前記音楽データ集合に関する情報を、前記第2のユーザに関する表示情報に含めて前記画面に表示する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコミュニケーション支援システム。
  5. 前記再生履歴は、各携帯端末における前記再生時に当該音楽データに対するスキップ回数を含み、
    前記サーバは、
    前記再生履歴に含まれる前記スキップ回数が多いほど前記嗜好度合いが低くなるように前記嗜好情報を算出する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のコミュニケーション支援システム。
  6. 前記第1の携帯端末は、
    前記他の携帯端末のいずれかから表示期限が付加された複数のメッセージ情報を異なる時間帯に受信し、
    前記受信した複数のメッセージ情報を時系列に表示するメッセージ表示画面を表示する際に、表示対象のメッセージ情報のうち、各メッセージ情報に付加された前記表示期限を経過したものを特定し、当該特定したメッセージ情報を以後、表示対象外とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のコミュニケーション支援システム。
  7. 前記第1の携帯端末は、
    前記他の携帯端末のいずれかに対して、前記メッセージ情報に代えて又は当該メッセージ情報に付加して所定の画像データを送信して、受信先の前記メッセージ表示画面に表示させる
    請求項に記載のコミュニケーション支援システム。
  8. 前記サーバは、
    所定の条件が設定された電子クーポン情報を保持し、
    前記再生履歴、嗜好情報又は近似性情報に基づいて、前記複数の携帯端末の中から前記所定の条件を満たす第3の携帯端末を選択し、
    前記選択した第3の携帯端末へ、前記電子クーポン情報を送信し、
    前記第3の携帯端末は、
    受信した前記電子クーポン情報を画面に表示する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のコミュニケーション支援システム。
  9. 前記再生履歴は、再生回数及び再生日時を含み、
    前記サーバは、
    前記再生履歴に含まれる前記再生回数が多いほど又は前記再生日時のうち直近の日時が現在日と近いほど前記嗜好度合いが高くなるように前記嗜好情報を算出し、
    前記ユーザ間で、同一の前記音楽データにおける前記嗜好情報の値が近いほど又は前記再生時の位置情報が近いほど、前記近似性情報を高く算出する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のコミュニケーション支援システム。
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