JP5861768B2 - 無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信端末及び無線通信方法に関する。
近年、携帯電話機やスマートフォンなどの無線通信端末を用いたシステムにおいて、VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用した音声通話サービスや、P2P(ピアツーピア)技術を利用したSkype(登録商標)などの音声通話サービスが提供されている。また、無線通信端末において、3G(3rd Generation)回線などの携帯電話網とWLAN(Wireless Local Area Network)の両方に接続可能な端末がある。
従来、アクセスポイントからのビーコンを間欠受信する間隔を、無線通信端末上で動作しているアプリーションの動作モードに応じて設定するようにした無線通信端末がある(例えば、特許文献1参照)。また、アクセスポイントがビーコンの送信周期を算出し、ビーコンの送信周期を、算出された送信周期に変更し、変更後の送信周期でビーコンを無線通信端末に送信する方法がある(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば、無線通信端末のビーコン受信間隔は、アクセスポイントのビーコン送信間隔となる。また、アクセスポイントによって送信されたビーコンを受信し、ビーコンから最大リッスン間隔を取得し、最大リッスン間隔をビーコンの受信間隔に設定する無線通信端末がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−128949号公報 特開2010−147672号公報 特表2009−529299号公報
上述した複数のネットワークに接続可能な無線通信端末は、いずれかのネットワークに接続してVoIPやSkypeなどの音声通話サービスによって通話先の無線通信端末との間で音声通話を行うことができる。WLANに接続して音声通話サービスの提供を受ける場合、無線通信端末を、常にWLANの無線局であるアクセスポイントとの通信が可能な状態に保つことによって、無線通信端末は、待ち受け中の着信に対応することができる。無線通信端末は、アクセスポイントによって送信されたビーコンを常に受信することによって、アクセスポイントとの通信を行える状態を保つことができる。
しかしながら、無線通信端末が待ち受け中にビーコンをアクセスポイントの送信間隔で受信したのでは、WLAN用の送受信機が頻繁に動作することになるため、待ち受け中の消費電力が増えてしまうという問題点がある。一方、無線通信端末が待ち受け中にビーコンを最大リッスン間隔で受信したのでは、ビーコンの受信間隔が長過ぎるため、待ち受け中に着信があった場合にユーザに着信を知らせるタイミングが遅れてしまう。そのため、ユーザがその着信に応答することができないことがあるという問題点がある。
1つの側面では、本発明は、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答することが可能な無線通信端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
無線通信端末は、検出部、取得部及び制御部を備えている。検出部は、音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出する。取得部は、通信相手となる無線局から送信された無線局情報を取得する。制御部は、検出部によって音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、無線局から無線局情報を受信する無線受信機が常時オン状態となるように設定する。制御部は、取得部によって取得された無線局情報に基づいて無線受信機が無線局情報を受信処理する受信処理間隔を第1の間隔に設定する。第1の間隔は、待ち受け中の音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔である。
待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1にかかる無線通信端末を示すブロック図である。 図2は、実施例1にかかる無線通信方法を示すフローチャートである。 図3は、実施例2にかかる無線通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施例2にかかる無線通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 図5は、Skypeによる音声通話サービスの仕組みを示すブロック図である。 図6は、VoIPによる音声通話サービスの仕組みを示すブロック図である。 図7は、WLAN接続情報の一例を示す図表である。 図8は、実施例2にかかる無線通信方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、図8に示すフローチャートのステップS14〜ステップS15の詳細を示すフローチャートである。 図10は、図8に示すフローチャートのステップS18〜ステップS19の詳細を示すフローチャートである。 図11は、基地局情報の送信間隔とビーコンの受信間隔との関係を示すタイミングチャートである。 図12は、実施例2にかかる無線通信方法の別の例を示すフローチャートである。 図13は、実施例2にかかる無線通信方法のさらに別の例を示すフローチャートである。
以下に、この発明にかかる無線通信端末及び無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、実施例1にかかる無線通信端末を示すブロック図である。図1に示すように、無線通信端末1は、検出部2、取得部3及び制御部4を備えている。検出部2は、音声通話サービスのアプリケーションを検出する。取得部3は、通信相手となる図示しない無線局から送信された無線局情報を取得する。
制御部4は、検出部2によって音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、無線局から無線局情報を受信する無線受信機5が常時オン状態となるように設定する。制御部4は、取得部3によって取得された無線局情報に基づいて無線受信機5が無線局情報を受信処理する受信処理間隔を第1の間隔に設定する。第1の間隔は、待ち受け中の音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔である。
図2は、実施例1にかかる無線通信方法を示すフローチャートである。図2に示すように、無線通信方法が開始されると、まず、無線通信端末1は、検出部2により、音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出する(ステップS1)。音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されない場合(ステップS1:No)、ステップS1に戻る。音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に(ステップS1:Yes)、無線通信端末1は、制御部4により、通信相手となる無線局から無線局情報を受信する無線受信機5が常時オン状態となるように設定する(ステップS2)。
そして、無線通信端末1は、取得部3により、無線局から送信されて無線受信機5により受信された無線局情報を取得する(ステップS3)。また、無線通信端末1は、制御部4により、取得された無線局情報に基づいて無線受信機5が無線局情報を受信処理する受信処理間隔を、待ち受け中の音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔に設定する(ステップS4)。そして、無線通信端末1は、一連の処理を終了する。なお、ステップS2〜ステップS4の順序は問わない。
実施例1によれば、音声通話サービスを利用している間、待ち受け状態でも無線受信機が常時オン状態となり、無線受信機が、待ち受け中の着信を受信可能とする時間間隔で無線局情報を受信する。それによって、無線通信端末1のユーザは、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答することができる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1にかかる無線通信端末1を携帯電話機またはスマートフォンなどの無線通信端末に適用した例である。実施例2では、無線通信端末は、複数のネットワーク、例えば3G回線などの携帯電話網とWLANの両方に接続可能であるとする。
また、実施例2では、無線通信端末が携帯電話網に接続する場合の通信相手の無線局を基地局と称し、無線通信端末がWLANに接続する場合の通信相手の無線局をアクセスポイントと称する。なお、無線通信端末は、WiMAX(商標登録)(World Interoperability for Microwave Access)方式やその他の方式のネットワークに接続可能であってもよい。
図3は、実施例2にかかる無線通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、無線通信端末11は、第1のRF(Radio Frequency)送受信機12、無線受信機として例えば第2のRF送受信機13、ディスプレイ14、入力キー15、メモリ16、スピーカ17、マイク18、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)19及び音声回路20を備えている。
第1のRF送受信機12は、アンテナ21及びCPU19に接続されている。第1のRF送受信機12は、アンテナ21を介して携帯電話網から無線信号を受信し、受信信号から受信データを生成してCPU19へ渡す。第1のRF送受信機12は、CPU19から渡された送信データから送信信号を生成し、アンテナ21を介して携帯電話網へ無線信号を送信する。
第2のRF送受信機13は、アンテナ22及びCPU19に接続されている。第2のRF送受信機13は、アンテナ22を介してWLANから無線信号を受信し、受信信号から受信データを生成してCPU19へ渡す。第2のRF送受信機13は、CPU19から渡された送信データから送信信号を生成し、アンテナ22を介してWLANへ無線信号を送信する。
ディスプレイ14は、CPU19に接続されている。ディスプレイ14は、CPU19の出力データに基づいて文字や画像を表示する。ディスプレイ14の表面にタッチパネルが取り付けられていて、タッチパネルによって文字や記号が入力されるようになっていてもよい。
入力キー15は、CPU19に接続されている。入力キー15は、CPU19に対する文字や記号の入力に用いられる。
メモリ16は、CPU19に接続されている。メモリ16は、CPU19によって実行されるオペレーティングシステム(Operating System、OS)や種々のアプリケーションなどのプログラムを記憶している。アプリケーションのプログラムの一例として、例えばVoIPやSkypeなどの音声通話サービスのプログラムが挙げられる。メモリ16は、無線通信端末11がWLANに接続する際の接続情報を記憶する。
スピーカ17は、音声回路20に接続されている。スピーカ17は、音声回路20の出力信号に基づいて音声を出力する。
マイク18は、音声回路20に接続されている。マイク18は、音声回路20に対する音声信号の入力に用いられる。
音声回路20は、CPU19に接続されている。音声回路20は、マイク18から渡された音声信号から音声データを生成してCPU19へ渡す。音声回路20は、CPU19から渡された音声データから音声信号を生成してスピーカ17へ渡す。
CPU19は、オペレーティングシステムや種々のアプリケーションなどのプログラムを実行する。CPU19は、第1のRF送受信機12、第2のRF送受信機13、入力キー15、メモリ16及び音声回路20から入力されるデータを処理し、第1のRF送受信機12、第2のRF送受信機13、ディスプレイ14、メモリ16及び音声回路20へデータを出力する。CPU19は、無線通信端末11の全体の動作を制御する。なお、無線通信端末11は、無線通信用のCPUとアプリケーションプログラムの実行用のCPUとを備えていてもよい。
図4は、実施例2にかかる無線通信端末の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線通信端末11は、検出部として例えばアプリケーション検出部31、取得部として例えばビーコン情報取得部32、及び制御部として例えばWLAN制御部33を備えている。
アプリケーション検出部31は、VoIPやSkypeなどの音声通話サービスのアプリケーションを検出する。アプリケーション検出部31は、例えばSkypeのプログラムが起動され、サインインによって自端末または自端末を使用するユーザが認証されているか否かを検出してもよい。そして、アプリケーション検出部31は、自端末または自端末を使用するユーザが認証されている場合に、Skypeによる音声通話サービスのアプリケーションを検出したとしてもよい。
例えばオペレーティングシステムの一機能として実現されるタスクマネージャは、Skypeのプログラムが起動されていることを検出することができる。なお、タスクマネージャと同様の機能を実現するアプリケーションプログラムをインターネットからダウンロードして実行することにより、Skypeのプログラムが起動されていることを検出するようにしてもよい。
また、アプリケーション検出部31は、自端末に、例えばWLANへの接続を管理するSIP(Session Initiation Protocol)サーバの情報が記憶されており、自端末がSIPサーバに接続されているか否かを検出してもよい。そして、アプリケーション検出部31は、自端末がSIPサーバに接続されている場合に、VoIPによる音声通話サービスのアプリケーションを検出したとしてもよい。
ビーコン情報取得部32は、ビーコンから無線局情報を取得する。ビーコンは、WLANのアクセスポイントから送信され、無線通信端末11の第2のRF送受信機13によって受信される。ビーコン情報取得部32は、オペレーティングシステムの一機能として実現されるWLANドライバの一機能であってもよい。ビーコン情報取得部32によって取得される無線局情報の一例として、例えばビーコンインターバル値及びDTIM(Delivery Traffic Indication Message)値が挙げられる。
アクセスポイントからビーコンインターバル値が通知されることによって、無線通信端末11は、アクセスポイントがビーコンを送信する間隔を知ることができる。例えば、ビーコンインターバル値が100である場合、ビーコンが100ミリ秒ごとにアクセスポイントから送信される。
また、アクセスポイントからDTIM値が通知されることによって、無線通信端末11は、DTIMを含むビーコンが送信される間隔を知ることができる。例えば、DTIM値が5である場合、ビーコン5個ごとにDTIMがアクセスポイントから送信される。DTIMは、無線クライアント宛のデータがあることを通知するTIM(Traffic Indication Message)のことである。
WLAN制御部33は、アプリケーション検出部31によるアプリケーションの検出結果及びビーコン情報取得部32により取得された無線局情報に基づいて、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13の動作を制御する。WLAN制御部33は、後述する無線通信方法を実現するプログラムを実行することにより実現されてもよい。
WLAN制御部33は、VoIPやSkypeなどの音声通話サービスのアプリケーションが検出された場合、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13を常時オン状態に設定する。また、WLAN制御部33は、ビーコンを受信する間隔を、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間に設定する。
待ち受け中の着信に応答可能な時間の一例として、例えば1〜2.5秒程度が挙げられる。これは、例えば3G回線などの携帯電話網に設けられた基地局が位置情報を報知する間隔が例えば2.56秒であり、携帯電話網からの着信に十分対応可能な時間であるからである。また、LTE(Long Term Evolution)システムの携帯電話網では、基地局は、例えば1.28秒ごとに位置情報を報知するからである。
つまり、ビーコンを受信する間隔が1〜2.5秒程度であれば、無線通信端末11は、待ち受け中の音声通話サービスの着信をユーザに知らせることができる。従って、無線通信端末11のユーザは、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答することができる。
WLAN制御部33は、VoIPやSkypeなどの音声通話サービスのアプリケーションが検出されなかった場合、一定時間が経過した時点でWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態となるように設定する。また、WLAN制御部33は、ビーコンを受信する間隔を、上述した音声通話サービスのアプリケーションが検出された場合のビーコンの受信間隔以上の時間に設定する。音声通話サービスのアプリケーションが検出された場合のビーコンの受信間隔以上の時間の一例として、例えば3秒程度が挙げられる。
図5は、Skypeによる音声通話サービスの仕組みを示すブロック図である。図5に示すように、無線通信端末44,45は、3G回線などの携帯電話網の環境41においても、またWiFi(商標登録)(Wireless Fidelity)の環境42においても、Skypeによる音声通話サービスを利用することができる。
Skypeによる音声通話サービスを利用して通話元の無線通信端末44が通話先の無線通信端末45と音声通話をする場合、通話先の無線通信端末45がSkypeを起動し、図示しないSkypeのサーバにログインをしてサインインをする必要がある。通話先の無線通信端末45は、クライアント起動時にインターネットを介してスーパーノード43に接続される。
Skypeによる音声通話を開始する手順は、以下の通りである。まず、通話元の無線通信端末44は、通話先の無線通信端末45が接続しているスーパーノード43に対して通話先の無線通信端末45と通話したいという通話要求のメッセージを送る。通話先の無線通信端末45が接続しているスーパーノード43は、通話元の無線通信端末44からの通話要求のメッセージを受け取ると、通話元の無線通信端末44にアクセスするように通話先の無線通信端末45に指示する。
通話先の無線通信端末45は、スーパーノード43からの指示を受け取ると、通話元の無線通信端末44にアクセスする。それによって、図示しないファイアウォールを通り抜けて通話元の無線通信端末44と通話先の無線通信端末45との間で音声通話を開始することができる。
通話元の無線通信端末44や通話先の無線通信端末45は、WiFiの環境42においてWiFiルータ49に無線接続されていてもよい。WiFiルータ49は、WLANのアクセスポイントとなる。WiFiルータ49は、無線または有線によりプロバイダ48のサーバを介してインターネット47に接続される。
WiFiの環境42において、インターネット47には、携帯電話網の環境41におけるスーパーノード43とは別のスーパーノード46が接続されていてもよい。また、インターネット47には、スーパーノード46に接続される別の端末50が有線または無線により接続されていてもよい。通話元の無線通信端末44が接続しているスーパーノード43と通話先の無線通信端末45が接続しているスーパーノード46とが異なる場合には、通話元の無線通信端末44は、自端末44が接続しているスーパーノード43を経由して通話先の無線通信端末45が接続しているスーパーノード46へ通話要求のメッセージを送る。
携帯電話網の環境41におけるスーパーノード43のIP(Internet Protocol)アドレスは、WiFiの環境42におけるスーパーノード46のIPアドレスとは異なる。そのため、無線通信端末44,45は、携帯電話網の環境41とWiFiの環境42との間を行き来する際に、Skypeのサーバに対してサインインをやり直す必要がある。
無線通信端末がWiFiの環境42においてスーパーノード46に接続しており、Skypeの着信を待ち受ける状態にあるときに、消費電力を抑えるなどの理由により、無線通信端末のディスプレイの画面がオフ状態となることがある。画面がオフ状態になっても、無線通信端末のWLANドライバやWLAN用のRF送受信機がオン状態であれば、Skypeの着信を待ち受けることができる。
しかし、画面がオフ状態であり、さらに無線通信端末のWLANドライバやWLAN用のRF送受信機がオフ状態になると、無線通信端末が接続するスーパーノードが携帯電話網の環境41におけるスーパーノード43に自動的に切り替わらない。そのため、無線通信端末は、Skypeの着信を待ち受けることができなくなってしまう。
実施例2では、Skypeのアプリケーションが検出された場合、WLANドライバやWLAN用のRF送受信機が常時オン状態になる。それによって、無線通信端末は、Skypeを利用している間、いつでも着信を待ち受けることができる。
図6は、VoIPによる音声通話サービスをの仕組み示すブロック図である。図6に示すように、通話元の無線通信端末53及び通話先の無線通信端末56は、WiFiルータ54,55に無線接続し、WiFiルータ54,55を介してプロバイダや会社内のネットワーク52に接続する。
WiFiルータ54,55は、WLANのアクセスポイントとなる。アクセスポイントにSIPサーバ51のアドレスが登録されていると、無線通信端末53,56がアクセスポイントに接続することによって、無線通信端末53,56がSIPサーバ51に登録される。そして、無線通信端末53,56には、SIPサーバ51に接続するための情報がWLAN接続情報として保存される。WLAN接続情報は、例えば無線通信端末11のメモリ16(図3参照)に記憶されてもよい。
図7は、WLAN接続情報の一例を示す図表である。図7に示すように、WLAN接続情報59は、「プロファイルの名称」や「ESSID(Extended Service Set Identifier)」や「SIP接続情報」などの項目を有するデータテーブルであり、接続候補となる通信ネットワークを示す。
図7に示す例では、「office3F」及び「office2F」は、SIPサーバ51に接続してVoIPによる音声通話サービスを利用する際のプロファイルであり、有効なSIP接続情報を有している。「eigyosho−1」及び「home」は、SIPサーバ51への接続が不要な例えばSkypeによる音声通話サービスを利用する際のプロファイルであり、有効なSIP接続情報を有していない。
図8は、実施例2にかかる無線通信方法の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、無線通信端末11において無線通信方法が開始されると、WLAN制御部33は、アプリケーション検出部31によってSkypeやVoIPによる音声通話サービスのアプリケーションが検出されたか否かを判断する(ステップS11)。
WLAN制御部33は、音声通話サービスのアプリケーションが検出されたと判断した場合(ステップS11:Yes)、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13を常時オン状態に設定する(ステップS12)。そして、無線通信端末11は、WLANに接続していなければ(ステップS13:No)、WLANへの接続動作を行い、WLANに接続する。
既にWLANに接続中である場合や、WLANへの接続動作によって接続中となった場合(ステップS13:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン情報取得部32から、ビーコン情報取得部32により取得された無線局情報を取得する(ステップS14)。無線局情報は、例えばビーコンインターバル値やDTIM値であってもよい。
次いで、WLAN制御部33は、取得した無線局情報に基づいて、ビーコンの受信間隔を待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間以下に設定する(ステップS15)。そして、一連の処理を終了する。
一方、WLAN制御部33は、音声通話サービスのアプリケーションが検出されなかったと判断した場合(ステップS11:No)、無線通信端末11のディスプレイ14の画面がオフ状態となった後、一定時間が経過した時点でWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態となるように設定する(ステップS16)。そして、無線通信端末11は、WLANに接続していなければ(ステップS17:No)、WLANへの接続動作を行い、WLANに接続する。
既にWLANに接続中である場合や、WLANへの接続動作によって接続中となった場合(ステップS17:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン情報取得部32からビーコンインターバル値やDTIM値などの無線局情報を取得する(ステップS18)。次いで、WLAN制御部33は、取得した無線局情報に基づいて、ビーコンの受信間隔を待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間以上、すなわちステップS15で設定されるビーコン受信間隔以上に設定する(ステップS19)。そして、ステップS11へ戻り、ステップS11〜ステップS19を繰り返す。
図9は、図8に示すフローチャートのステップS14〜ステップS15の詳細を示すフローチャートである。図9に示すように、ビーコン受信間隔設定処理が開始されると、WLAN制御部33は、無線局情報として例えばビーコンインターバル値A[sec]及びDTIM値Bを取得する(ステップS21)。次いで、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔C[sec]を算出する(ステップS22)。算出式は、例えば[C=A×B]であってもよい。
次いで、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔Cが例えば2.5[sec]よりも小さいか否かを判断する(ステップS23)。ビーコン受信間隔Cが例えば2.5[sec]よりも小さい場合(ステップS23:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きいか否かを判断する(ステップS24)。ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きい場合(ステップS24:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS25)、一連の処理を終了する。
一方、ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きくない場合(ステップS24:No)、ビーコン受信間隔Cが小さ過ぎてしまう。ビーコン受信間隔Cが小さ過ぎると、無線通信端末11がビーコンを頻繁に受信することになるため、消費電力が大きくなってしまう。ビーコン受信間隔Cが小さ過ぎる場合には、リッスンインターバル値Dを適当に設定することによって、ビーコン受信間隔を、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間で、かつ消費電力を抑えることができる時間に設定するのが望ましい。
そこで、WLAN制御部33は、繰り返し数Nを2に設定し(ステップS26)、例えば[C=C×N]を計算してCを求める(ステップS27)。そして、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きいか否かを判定する(ステップS28)。ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きい場合(ステップS28:Yes)、WLAN制御部33は、リッスンインターバル値Dを例えば[C/A]に設定するか、DTIMリッスンインターバル値Eを繰り返し数Nに設定する(ステップS29)。そして、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS25)、一連の処理を終了する。
繰り返し数Nを設定したが、ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きくない場合(ステップS28:No)、ビーコン受信間隔がまだ小さ過ぎるため、WLAN制御部33は、[N=N+1]を計算して、繰り返し数Nを更新する(ステップS30)。そして、WLAN制御部33は、新たな繰り返し数Nを用いて、例えば[C=C×N]を計算してCを求める(ステップS27)。
WLAN制御部33は、繰り返し数Nの更新及び例えば[C=C×N]の計算を、ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きくなるまで繰り返す(ステップS27、ステップS28、ステップS30)。ビーコン受信間隔Cが例えば1.5[sec]よりも大きくなったら(ステップS28:Yes)、WLAN制御部33は、リッスンインターバル値Dを例えば[C/A]に設定し(ステップS29)、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS25)、一連の処理を終了する。
また、ビーコン受信間隔Cが例えば2.5[sec]よりも小さくない場合(ステップS23:No)、WLAN制御部33は、そのままのCをビーコン受信間隔に設定し(ステップS25)、一連の処理を終了する。
一例を挙げる。ステップS21において、ビーコンインターバル値Aが例えば100[msec]であり、DTIM値Bが例えば5であるとする。この場合、ステップS22において、ビーコン受信間隔Cは例えば500[msec]となり、小さ過ぎるため、ステップS24でNoに分岐する。そして、繰り返し数Nが4になると、ビーコン受信間隔Cが2000[msec]となり、1.5[sec]よりも大きくなる。このときのリッスンインターバル値Dは20である。また、DTIMリッスンインターバル値Eは4となる。
図10は、図8に示すフローチャートのステップS18〜ステップS19の詳細を示すフローチャートである。図10に示すように、ビーコン受信間隔設定処理が開始されると、WLAN制御部33は、無線局情報として例えばビーコンインターバル値A[sec]及びDTIM値Bを取得する(ステップS41)。次いで、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔C[sec]を算出する(ステップS42)。算出式は、例えば[C=A×B]であってもよい。
次いで、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上であるか否かを判断する(ステップS43)。ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上である場合(ステップS43:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS44)、一連の処理を終了する。
一方、ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上でない場合(ステップS43:No)、ビーコン受信間隔Cが小さ過ぎてしまう。ビーコン受信間隔Cが小さ過ぎる場合には、リッスンインターバル値Dを適当に設定することによって、ビーコン受信間隔を大きくしてもよい。
そこで、WLAN制御部33は、繰り返し数Nを2に設定し(ステップS45)、例えば[C=C×N]を計算してCを求める(ステップS46)。そして、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上であるか否かを判定する(ステップS47)。ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上である場合(ステップS47:Yes)、WLAN制御部33は、リッスンインターバル値Dを例えば[C/A]に設定するか、DTIMリッスンインターバル値Eを繰り返し数Nに設定する(ステップS48)。そして、WLAN制御部33は、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS44)、一連の処理を終了する。
繰り返し数Nを設定したが、ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上でない場合(ステップS47:No)、ビーコン受信間隔がまだ小さ過ぎるため、WLAN制御部33は、[N=N+1]を計算して、繰り返し数Nを更新する(ステップS49)。そして、WLAN制御部33は、新たな繰り返し数Nを用いて、例えば[C=C×N]を計算してCを求める(ステップS46)。
WLAN制御部33は、繰り返し数Nの更新及び例えば[C=C×N]の計算を、ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上になるまで繰り返す(ステップS46、ステップS47、ステップS49)。ビーコン受信間隔Cが例えば3[sec]以上になったら(ステップS47:Yes)、WLAN制御部33は、リッスンインターバル値Dを例えば[C/A]に設定し(ステップS48)、ビーコン受信間隔をC[sec]に設定し(ステップS44)、一連の処理を終了する。
一例を挙げる。ステップS41において、ビーコンインターバル値Aが例えば100[msec]であり、DTIM値Bが例えば5であるとする。この場合、ステップS42において、ビーコン受信間隔Cは例えば500[msec]となり、小さ過ぎるため、ステップS43でNoに分岐する。そして、繰り返し数Nが6になると、ビーコン受信間隔Cが3000[msec]となり、3[sec]以上となる。このときのリッスンインターバル値Dは30である。また、DTIMリッスンインターバル値Eは6となる。
図11は、基地局情報の送信間隔とビーコンの受信間隔との関係を示すタイミングチャートである。図11において、上段は、音声通話サービスを検出しなかった場合のタイミングチャート61である。下段は、音声通話サービスを検出した場合のタイミングチャート62である。
また、「画面オフ処理」は、無線通信端末11のディスプレイ14の画面をオフ状態にする処理を表す。「WLANオフ処理」は、無線通信端末11のWLANドライバ及び第2のRF送受信機13をオフ状態にする処理を表す。「基地局の位置情報受信間隔」は、携帯電話網に設けられた基地局が報知した位置情報を無線通信端末11が受信する間隔を表す。「ビーコン受信間隔」は、アクセスポイントから送信されたビーコンを無線通信端末11が受信する間隔を表す。
図11のタイミングチャート61に示すように、音声通話サービスを検出しなかった場合、画面がオフ状態になってから一定時間、例えば15分が経過した時点で、無線通信端末11のWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態になる。WLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態になるまでは、ビーコン受信間隔は、例えば基地局の位置情報受信間隔よりも長くなっている。
それに対して、図11のタイミングチャート62に示すように、音声通話サービスを検出した場合、画面がオフ状態になり、時間が経過してもWLANドライバ及び第2のRF送受信機13はオン状態のままである。ビーコン受信間隔は、例えば基地局の位置情報受信間隔とほぼ同じ程度である。
図12は、実施例2にかかる無線通信方法の別の例を示すフローチャートである。この例では、ユーザが動作モードを設定し、無線通信端末11のWLAN制御部33は、自動モードの場合にビーコン受信間隔を自動で設定する。
図12に示すように、無線通信端末11において無線通信方法が開始されると、WLAN制御部33は、ユーザの設定した動作モードを判断する(ステップS51)。WLAN制御部33は、ユーザが自動モードを設定したと判断した場合(ステップS51:自動設定)、ビーコン受信間隔の設定を自動設定とし(ステップS52)、上述したステップS11〜ステップS19の処理を行う。ステップS11〜ステップS19については、図8に示すフローチャートと同じである。従って、重複する説明を省略する。
一方、WLAN制御部33は、ユーザが、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13を常時オン状態にするモードを設定したと判断した場合(ステップS51:常時オンに設定)、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13を常時オン状態に設定する(ステップS53)。また、WLAN制御部33は、ユーザが、一定時間が経過した時点でWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態となるモードに設定したと判断した場合(ステップS51:一定時間経過後にオフに設定)、それに対応した設定をする。すなわち、WLAN制御部33は、画面がオフ状態となった後、一定時間が経過した時点でWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態となるように設定する(ステップS54)。
図13は、実施例2にかかる無線通信方法のさらに別の例を示すフローチャートである。この例では、ユーザが動作モードを設定し、無線通信端末11のWLAN制御部33は、設定された動作モードに基づいてビーコン受信間隔を設定する。
図13に示すように、ステップS51〜ステップS54及びステップS11〜ステップS19については、図12に示すフローチャートと同じである。従って、重複する説明を省略する。
ステップS53においてWLAN制御部33がWLANドライバ及び第2のRF送受信機13を常時オン状態に設定すると、無線通信端末11は、WLANに接続していなければ(ステップS55:No)、WLANへの接続動作を行い、WLANに接続する。
既にWLANに接続中である場合や、WLANへの接続動作によって接続中となった場合(ステップS55:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン情報取得部32からビーコンインターバル値やDTIM値などの無線局情報を取得する(ステップS56)。次いで、WLAN制御部33は、取得した無線局情報に基づいて、ビーコンの受信間隔を待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間以下に設定する(ステップS57)。そして、一連の処理を終了する。
一方、ステップS54においてWLAN制御部33が、画面がオフ状態となった後、一定時間が経過した時点でWLANドライバ及び第2のRF送受信機13がオフ状態となるように設定すると、無線通信端末11がWLANに接続していなければ(ステップS58:No)、ステップS51へ戻り、ステップS51以降を繰り返す。
既に無線通信端末11がWLANに接続中である場合(ステップS58:Yes)、WLAN制御部33は、ビーコン情報取得部32からビーコンインターバル値やDTIM値などの無線局情報を取得する(ステップS59)。次いで、WLAN制御部33は、取得した無線局情報に基づいて、ビーコンの受信間隔を待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答可能な時間以上に設定する(ステップS60)。そして、ステップS51へ戻り、ステップS51以降を繰り返す。
実施例2によれば、音声通話サービスを利用している間、待ち受け状態でもWLANドライバ及び第2のRF送受信機13が常時オン状態となり、無線通信端末11は、待ち受け中の着信を受信可能な時間間隔でビーコンを受信する。それによって、無線通信端末11のユーザは、待ち受け中の音声通話サービスの着信に応答することができる。
また、実施例2によれば、音声通話サービスの待ち受け中にビーコンを受信する間隔は、アクセスポイントがビーコンを送信する間隔よりも長い。それによって、WLANドライバ及び第2のRF送受信機13が常時オン状態になっていても、消費電力を低く抑えることができる。例えば、ビーコンを受信する間隔は、携帯電話網に設けられた基地局が報知した位置情報を受信する間隔と同じ程度になる。それによって、音声通話サービスの待ち受け中にビーコンを受信することによって消費される電力を、携帯電話網に設けられた基地局が報知した位置情報を受信することによって消費される電力と同じ程度に抑えることができる。
上記ビーコン受信間隔制御は、画面が消灯状態の待ち受け状態で実施し、画面が点灯した状態では、ビーコン受信間隔制御を実施せず、通常のアクセスポイントからの情報に基づくビーコン受信を行ってもよい。
上述した実施例1,2に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)無線通信端末において、
該無線通信端末において音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出する検出部と、
通信相手となる無線局から送信された無線局情報を取得する取得部と、
前記検出部によって前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、前記無線局から前記無線局情報を受信する無線受信機が常時オン状態となるように設定し、かつ前記取得部によって取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を第1の間隔に設定する制御部と、
を備え、
前記第1の間隔は、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔である、
ことを特徴とする無線通信端末。
(付記2)前記制御部は、前記検出部によって前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されなかった場合に、前記無線受信機が一定時間経過後にオフ状態となるように設定し、かつ前記取得部によって取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を前記第1の間隔以上の第2の間隔に設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信端末。
(付記3)前記検出部は、前記音声通話サービスに対する自端末の認証が済んでいる場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
ことを特徴とする付記1または2に記載の無線通信端末。
(付記4)前記検出部は、自端末内に、前記音声通話サービスを管理するネットワーク上のサーバに関する情報が登録されている場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
ことを特徴とする付記1または2に記載の無線通信端末。
(付記5)前記制御部は、前記無線通信端末の画面が消灯状態であり、かつ前記音声通話サービスの着信の待ち受け状態にあるときに、前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を前記第1の間隔に設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信端末。
(付記6)音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出し、
前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、通信相手となる無線局から無線局情報を受信する無線受信機が常時オン状態となるように設定し、
前記無線局から送信された前記無線局情報を取得し、
取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔に設定する、
ことを特徴とする無線通信方法。
(付記7)前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されなかった場合に、前記無線受信機が一定時間経過後にオフ状態となるように設定し、かつ取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔以上に設定する、
ことを特徴とする付記6に記載の無線通信方法。
(付記8)前記音声通話サービスに対する自端末の認証が済んでいる場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
ことを特徴とする付記6または7に記載の無線通信方法。
(付記9)自端末内に、前記音声通話サービスを管理するネットワーク上のサーバに関する情報が登録されている場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
ことを特徴とする付記6または7に記載の無線通信方法。
(付記10)無線通信端末の画面が消灯状態であり、かつ無線通信端末が前記音声通話サービスの着信の待ち受け状態にあるときに、前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔に設定する、
ことを特徴とする付記6に記載の無線通信方法。
1 無線通信端末
2 検出部
3 取得部
4 制御部
5 無線受信機

Claims (6)

  1. 無線通信端末において、
    該無線通信端末において音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出する検出部と、
    通信相手となる無線局から送信された無線局情報を取得する取得部と、
    前記検出部によって前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、前記無線局から前記無線局情報を受信する無線受信機が常時オン状態となるように設定し、かつ前記取得部によって取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を第1の間隔に設定し、前記検出部によって前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されなかった場合に、前記無線通信端末の画面がオフ状態となってから一定時間が経過した時点で前記無線受信機がオフ状態となるように設定する制御部と、
    を備え、
    前記第1の間隔は、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔である、
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記制御部は、前記検出部によって前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されなかった場合に、前記無線通信端末の画面がオフ状態となってから一定時間が経過した時点で前記無線受信機がオフ状態となるように設定し、かつ前記取得部によって取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を前記第1の間隔以上の第2の間隔に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記検出部は、前記音声通話サービスに対する自端末の認証が済んでいる場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信端末。
  4. 前記検出部は、自端末内に、前記音声通話サービスを管理するネットワーク上のサーバに関する情報が登録されている場合に、前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出したとする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信端末。
  5. 前記制御部は、前記無線通信端末の画面が消灯状態であり、かつ前記音声通話サービスの着信の待ち受け状態にあるときに、前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を前記第1の間隔に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  6. 無線通信端末における無線通信方法であって、
    該無線通信端末において音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることを検出し、
    前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出された場合に、通信相手となる無線局から無線局情報を受信する無線受信機が常時オン状態となるように設定し、
    前記無線局から送信された前記無線局情報を取得し、
    取得された前記無線局情報に基づいて前記無線受信機が前記無線局情報を受信処理する受信処理間隔を、待ち受け中の前記音声通話サービスの着信を受信可能とする時間間隔に設定
    前記音声通話サービスのアプリケーションが起動されていることが検出されなかった場合に、前記無線通信端末の画面がオフ状態となってから一定時間が経過した時点で前記無線受信機がオフ状態となるように設定する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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