JP5861533B2 - 電子機器及び固定構造 - Google Patents

電子機器及び固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5861533B2
JP5861533B2 JP2012073556A JP2012073556A JP5861533B2 JP 5861533 B2 JP5861533 B2 JP 5861533B2 JP 2012073556 A JP2012073556 A JP 2012073556A JP 2012073556 A JP2012073556 A JP 2012073556A JP 5861533 B2 JP5861533 B2 JP 5861533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
fastening tool
opening
peripheral surface
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012073556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013204673A (ja
Inventor
幸代 三膳
幸代 三膳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2012073556A priority Critical patent/JP5861533B2/ja
Priority to US13/835,947 priority patent/US8917525B2/en
Priority to EP13001520.9A priority patent/EP2645835B1/en
Publication of JP2013204673A publication Critical patent/JP2013204673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861533B2 publication Critical patent/JP5861533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Description

本発明は、無線機等の電子機器及び固定構造に係り、特に、被挿通部材に形成された開口に挿通部材が挿通され、挿通部材と開口との隙間からの水や塵の浸入を防止する防水・防塵構造を改良した電子機器及び固定構造に関する。
電子機器の一例としての無線機においては、ボリュームやエンコーダの回転操作部品を備えている。回転操作部品は、シャーシに形成された開口の直径よりも大きい辺を有する本体部と、本体部と一体化された回転操作軸とを有する。回転操作軸をシャーシの裏面側から開口に挿通させると、本体部がシャーシの裏面側に位置し、回転操作軸はシャーシから突出する。回転操作軸の外周面にはおねじが形成されている。回転操作軸をめねじが形成されたナットで締め付けると、回転操作部品はシャーシに固定される。このような構造の無線機は、例えば特許文献1に記載されている。
回転操作軸をナットで締め付けただけでは、回転操作軸と開口との隙間から水や塵の浸入する可能性がある。そこで、無線機の内部に水や塵が浸入しないよう、シャーシと回転操作軸との間を防水・防塵構造とする必要がある。特許文献2,3に記載されているように、Oリングを用いた防水・防塵構造が広く採用されている。
特許第4323237号公報 特開平11−135189号公報 特開2004−286376号公報
防水や防塵の効果を高めようとすると、一般的に部品点数が増加する。部品点数の増加はコストアップを招き、電子機器を製造する際の作業性を悪化させるので好ましくない。そこで、部品点数の増加を極力抑え、水や塵の浸入を効果的に防止することができる防水・防塵構造を有する電子機器及び固定構造が望まれる。
本発明はこのような要望に対応するため、少ない部品点数で、水や塵の浸入を効果的に防止することができる電子機器及び固定構造を提供することを目的とする。
本発明は、開口を有する被挿通部材と、前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材と、内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングとを備え、前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されていることを特徴とする電子機器を提供する。
上記の電子機器において、前記本体部には前記電子機器を所定の設定状態に調整するための回路が収納され、前記回転操作軸には、前記所定の設定状態に調整するよう前記回転操作軸を回転させるためのつまみが装着されていることが好ましい。
本発明は、開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングとを備え、前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、前記挿通部材には、前記挿通部材の直径方向に凹んでいて前記第1のOリングを収納する第1の収納部が形成されていることを特徴とする固定構造を提供する。
上記の固定構造において、前記締め付け具には、前記締め付け具の直径方向に凹んでいて前記第2のOリングを収納する第2の収納部が形成されていることが好ましい。
本発明は、開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングとを備え、記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、前記締め付け具には、前記締め付け具の直径方向に凹んでいて前記第2のOリングを収納する第2の収納部が形成されていることを特徴とする固定構造を提供する。
本発明は、開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングとを備え、前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されていることを特徴とする固定構造を提供する。
上記の固定構造において、前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されていることが好ましい。
上記の固定構造において、前記被挿通部材及び前記締め付け具は金属により形成され、前記被挿通部材には、前記移動方向と直交する方向と平行な第1の平坦面が形成され、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面は前記第1の平坦面と対向する第2の平坦面となっており、前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とは、前記第2のOリングよりも外周側の位置で互いに密着していることが好ましい。
上記の固定構造において、前記被挿通部材には、前記フランジ部を収納する前記移動方向に凹んだ凹部が形成されていることが好ましい。
本発明の電子機器及び固定構造によれば、少ない部品点数で、水や塵の浸入を効果的に防止することができる。
本発明の電子機器及び固定構造の一実施形態を示す部分断面図である。 図1の拡大部分断面図である。 本発明の電子機器及び固定構造の一実施形態を示し、一部の部品を取り外した状態を示す平面図である。 本発明の電子機器及び固定構造の一実施形態を示す図1とは異なる位置で切断した部分断面図である。 本発明の電子機器及び固定構造の一実施形態の作用を説明するための拡大部分断面図である。 本発明の電子機器の一実施形態である無線機を示す斜視図である。
以下、本発明の電子機器及び固定構造の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。一実施形態の電子機器は、図6に示すように無線機100を例とする。図6において、無線機100はプラスチック樹脂により形成された筐体101の上面101tに2つのつまみ50v,50eを有する。つまみ50vは例えば受話音量(ボリューム)を調整するためのつまみであり、つまみ50eは例えば送受信周波数(チャンネル)を選択するためのエンコーダ用のつまみである。つまみ50vは後述するボリューム調整用のデバイスに装着されており、つまみ50eは送受信周波数選択用のデバイスに装着されている。なお、つまみは1つでもよく、数は限定されない。つまみ50v,50eをつまみ50と総称する。
図1〜図4を用いて、ボリューム調整用または送受信周波数選択用のデバイスを筐体101内部のシャーシに固定する構造について説明する。シャーシに対してデバイスを固定する固定構造は、防水・防塵構造となっている。図1において、金属製のシャーシ11には円形の開口11aが形成されている。開口11aには、シャーシ11の裏面側(図1の下側)からボリューム調整用または送受信周波数選択用のデバイス21が挿通されている。デバイス21は挿通部材の一例であり、シャーシ11は挿通部材を挿通させる被挿通部材の一例である。
シャーシ11には、開口11a側の端部と隣接して面取りされた傾斜面12が形成されている。傾斜面12は、シャーシ11の裏面側から表面側(図1の上側)に向かうに従って開口11aから離れるように傾斜している。シャーシ11には、傾斜面12に隣接してシャーシ11の上面と平行な平坦面13が形成されている。シャーシ11には、シャーシ11の厚さ方向に凹んだ環状の凹部14が形成されている。凹部14の底部は平坦面13となっている。凹部14は後述するナット30のフランジ部30bを収納する収納部として機能する。凹部14の最外端部はシャーシ11の上面とほぼ直交する垂直面14aとなっている。
シャーシ11における平坦面13と垂直面14aとの角部には、平坦面13よりも裏面方向に窪んだ窪み15が形成されている。窪み15を設けることによって、シャーシ11を例えばダイキャストによって複数製造する場合に、所定面積の平坦面13が狭くなっていくことがなく、平坦面13の面積を維持させることができる。従って、平坦面13と垂直面14aとの角部に窪み15を設けることが好ましい。
デバイス21は、音量調整または送受信周波数選択のための回路等を収納する本体部21aと、本体部21aから突出して開口11aに挿通される回動自在の回転操作軸21bと、本体部21aに対して固定されており、回転操作軸21bの外周面に装着されたおねじ形成部材21cとを有する。おねじ形成部材21cの外周面には、おねじが形成されている。おねじは、おねじ形成部材21cの上端部側であり、本体部21aとは反対側の所定の範囲に形成されている。おねじが形成されている部分をおねじ部23とする。回転操作軸21b及びおねじ形成部材21cは金属により形成されている。
本体部21aとおねじ形成部材21cとの角部に、ゴム等の弾性体により形成されたOリング41が装着されている。おねじ形成部材21cの本体部21a側の端部は直径D1であり、直径D1の部分と隣接した先端部側の部分は直径D1より大きい直径D2となっている。直径D2の部分よりも先端部側の部分は直径D2より小さい直径D3となっている。直径D2の部分と直径D3の部分との境界部は、直径D2から直径D3へと順次直径が小さくなっている。
おねじ形成部材21cは、直径D2の部分を設けることによって、本体部21a側の端部が回転操作軸21bの直径方向に凹んでいる。この凹んだ部分は、Oリング41を収納する収納部22として機能する。収納部22は、Oリング41の断面である円の全体ではなく一部を収納している。このような場合も収納部と称することとする。収納部22は、Oリング41がおねじ形成部材21cの上端部方向にずれるのを防止する。収納部22を設けることは必須ではないが、設ける方が好ましい。
筐体101の上面101tには円形の開口101taが形成されている。回転操作軸21bは開口101taより上方に突出している。デバイス21は金属製のナット30によってシャーシ11に固定されている。回転操作軸21bの先端部には、つまみ50が装着されている。ナット30は締め付け具の一例である。
ナット30は、上方円筒部30a1及び下方円筒部30a2と、上方円筒部30a1と下方円筒部30a2との間に位置し、上方円筒部30a1及び下方円筒部30a2より突出したフランジ部30bとを有する。フランジ部30bにおけるシャーシ11側の面(下面)は平坦面となっている。上方円筒部30a1の内周面にはめねじが形成されている。フランジ部30bの下面と下方円筒部30a2の外周面との角部に、ゴム等の弾性体により形成されたOリング42が装着されている。
図2の拡大図に示すように、フランジ部30bと下方円筒部30a2との角部は直径方向に凹んでいる。この凹んだ部分は、Oリング42を収納する収納部31として機能する。収納部31は、Oリング42が下方円筒部30a2から外れるのを防止する。収納部31を設けることは必須ではないが、設ける方が好ましい。
下方円筒部30a2の下端面と隣接した内周面には、面取りされた傾斜面32が形成されている。傾斜面32は、下方円筒部30a2の下端面からフランジ部30b側(ナット30の上端側)に向かうに従ってデバイス21に近付くように傾斜している。
図3は、図1の状態からナット30とつまみ50と筐体101とを取り外して、回転操作軸21bの先端部側からシャーシ11を見た平面図である。図1は図3のA−A断面図に相当し、A−A断面図に対してナット30とつまみ50と筐体101(上面101t)とを加えた状態を示している。図3より分かるように、本体部21aは平面的に見て矩形状となっており、開口11aの直径よりも長い辺を有する。従って、デバイス21は、シャーシ11における開口11aより外側の部分で図1における上方向の位置が規制されることになる。
図3に示すつまみ50及び筐体101を装着していない状態でナット30をおねじ形成部材21cに通し、ナット30を回転させることによっておねじ部23に上方円筒部30a1の内周面に形成されためねじが螺合する。ナット30を回転させて締め付けることによって、デバイス21はシャーシ11に対して強固に固定される。
上記のように、シャーシ11には厚さ方向(即ち、ナット30の移動方向)に凹んだ凹部14が形成されている。従って、ナット30をおねじ形成部材21cに締め付けると、図1に示すように、フランジ部30bは凹部14に収納される。垂直面14aとフランジ部30bの外周端部との間は隙間を有する。フランジ部30bの厚さは、フランジ部30bの上面とシャーシ11の上面とが実質的に面一となるよう、凹部14の深さとほぼ同一とすることが好ましい。
ナット30によってデバイス21をシャーシ11に固定する過程におけるOリング41,42及び傾斜面12,32の作用については後に詳述する。
図4は図3のB−B断面図に相当し、B−B断面図に対してナット30とつまみ50と筐体101(上面101t)とを加えた状態を示している。図3,図4に示すように、回転操作軸21bの先端部は断面円形の一部が切り欠かれている。つまみ50に形成されている凹部は回転操作軸21bの切り欠きに対応した形状となっているので、つまみ50を回したときに回転操作軸21bに対してつまみ50が回転してしまうことはない。つまみ50を回すことによって回転操作軸21bも一体的に回転する。
ここで、図5(a),(b)を用いて、ナット30によってデバイス21をシャーシ11に固定する過程におけるOリング41,42及び傾斜面12,32の作用について説明する。図5(a),(b)は、図1における右側に示している側のOリング41,42及び傾斜面12,32の拡大部分拡大図である。
図5(a)に示すように、ナット30を回転させておねじ形成部材21cの下方へとナット30を移動させていくと、矢印で示すナット30の移動方向に対して傾斜した傾斜面32がOリング41に近付いていく。そして、傾斜面32はOリング41の円形断面の上側の頂部からずれた位置でOリング41に当接して、Oリング41を押し付ける。円形断面は、Oリング41をナット30の移動方向と平行な面で切断した断面である。Oリング41の円形断面の下側の頂部はナット30の移動方向と直交する方向の面に当接している。ナット30の回転に伴って、円形断面の上側では傾斜面32が頂部からずれた位置でOリング41を順次押し付けてくことになる。
また、図5(b)に示すように、ナット30を回転させて回転操作軸21bの下方へとナット30を移動させていくと、Oリング42の円形断面が矢印で示すナット30の移動方向に対して傾斜した傾斜面12へと近付いていくことになる。そして、Oリング42は円形断面の下側の頂部からずれた位置で傾斜面12に当接して、Oリング42は傾斜面12に押し付けられる。Oリング42の円形断面の上側の頂部は、ナット30の移動方向と直交する方向の面であるフランジ30bの下面に当接している。ナット30の回転に伴って、Oリング42は円形断面の下側では頂部からずれた位置が傾斜面12に順次押し付けられていくことになる。
このように、本実施形態においては、Oリング41,42が、円形断面の下側または上側の一方の頂部(第1の頂部)がナット30の移動方向と直交する方向の面に押し当てられる一方で、下側または上側の他方では一方の頂部と対向する頂部(第2の頂部)からずれた位置が傾斜面32,12に押し当てられて、ナット30の回転に伴ってOリング41,42が徐々につぶされていく。従って、Oリング41,42はつぶされても、円形断面の下側と上側との間で、ナット30の移動方向と直交する方向の面内のよじれが発生しにくい。よって、本実施形態の構成は、極めて高い防水・防塵作用を奏する。
仮に、Oリング41,42が円形断面の下側と上側との双方でナット30の移動方向と直交する方向の面に当接して、ナット30の回転に伴って直交する方向の面を押し付ける(直交する方向の面が押し付けられる)とする。この場合には、円形断面の下側と上側との間で、ナット30の移動方向と直交する方向の面内のよじれが多く発生する。従って、防水・防塵作用が低下してしまう。
本実施形態においては、ナット30の形状を工夫することによって、Oリング41,42のみで水や塵の浸入を効果的に防止することができる防水・防塵構造を実現している。防水・防塵構造ではない特許文献1に記載の構成と比較すれば分かるように、防水・防塵構造とするために追加している部品はOリング41,42のみであり、極めて少ない部品点数で防水・防塵構造を実現している。発明者による検証によって、本実施形態による防水・防塵構造は、極めて高い防水・防塵作用を奏することが確かめられている。
デバイス21に予めOリング41を装着し、ナット30に予めOリング42を装着して、ナット30をデバイス21のおねじ部23に締め付けるだけでシャーシ11にデバイス21が固定され、併せて、ナット30が開口11aを塞ぎ、Oリング41,42の作用によって防水・防塵構造となる。従って、本実施形態によれば、無線機100(電子機器)の製造工程における作業性を大幅に改善することが可能である。
さらに本実施形態においては、Oリング41,42よりも外周側の位置において、ナット30におけるフランジ部30b下面の平坦面と、シャーシ11に形成した平坦面13とが直接当接して互いに密着している。前述のように、シャーシ11及びナット30は金属により形成されており、金属と金属とがプラスチック等の非金属を介することなく密着している。従って、デバイス21のシャーシ11への固定構造は極めて強固である。仮にプラスチック等の非金属を介すると経時的な変化でナット30が緩みやすい。すると、防水・防塵の作用が低減してしまう。また、プラスチック等の非金属は破損しやすい。金属の平坦面どうしを密着させている本実施形態の構造は、固定構造の強度を改善すると共に、経時的な防水・防塵の作用の維持にも貢献する。
無線機100のつまみ50には、比較的強い衝撃が加わる場合がある。本実施形態では極めて強固な固定構造であるので、衝撃が加わった場合の破損を少なくすることができるという副次的な効果も奏することになる。
本実施形態では、Oリング41をデバイス21に装着し、Oリング42をナット30に装着する構成を示したが、Oリング41,42の双方をナット30に装着する構成とすることも可能である。また、Oリング41をデバイス21に装着し、Oリング42をシャーシ11に装着する構成とすることも可能である。
本実施形態の電子機器及び固定構造は、ナット30(締め付け具)をデバイス21(挿通部材)に締め付けた状態で、デバイス21とナット30との間に位置するように配置されたOリング41(第1のOリング)、及び、ナット30とデバイス21との間に位置するように配置されたOリング42(第2のOリング)を有する構成であればよい。この構成を基本構成とする。
そして、本実施形態の電子機器及び固定構造は、Oリング41,42を、ナット30を回転させながらデバイス21に締め付ける際のナット30の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が移動方向と直交する方向の面に押し当てられ、第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられる構成とすればよい。
本実施形態ではこのような構成を有することにより、Oリング41,42によじれが発生しにくく、極めて高い防水・防塵作用を奏する。
図1,図4に示すように、Oリング41,42をデバイス21に装着し、Oリング42をナット30に装着する構成は、上記の基本構成を容易に実現することができる構成であるので好ましい。この場合、ナット30には、Oリング41における第2の頂部とずれた位置と当接する傾斜面32(第1の傾斜面)を形成し、シャーシ11には、Oリング42における第2の頂部とずれた位置と当接する傾斜面12(第2の傾斜面)を形成すればよい。
Oリング41を、デバイス21における本体部21aと回転操作軸21bとの角部に装着し、Oリング42を、フランジ部30bにおけるシャーシ11側の面と下方円筒部30a2の外周面との角部に装着すれば、Oリング41,42は良好に位置決めされる。この際、Oリング41を収納する収納部22(第1の収納部)やOリング42を収納する収納部31(第2の収納部)を形成すれば、Oリング41,42が外れにくくなる。
シャーシ11とナット30とを金属によって形成することが好ましい。シャーシ11に形成した平坦面13(第1の平坦面)とフランジ部30b下面の第2の平坦面とを互いに密着させることにより、固定構造の強度を強くすることができ、防水・防塵の作用を長期間に渡って維持させることが可能となる。
シャーシ11にフランジ部30bを収納する凹部14を形成すれば、フランジ部30bがシャーシ11の上面から突出させないようにすることができる。
以上のような本実施形態の構成は、無線機100のように、つまみ50が筐体101より突出する電子機器において極めて効果的である。無線機100は屋外で使用されることがあり、外部からの衝撃が加わる場合がある。防水・防塵構造でない場合には、つまみ50の部分から水や塵が浸入しやすい。本実施形態によれば、極めて高い防水・防塵作用を奏するので、無線機100に用いて好適である。つまみ50は筐体101より突出しているので、外部からの衝撃によって破損しやすい。本実施形態は固定構造の強度が強いので、つまみ50を破損しにくくすることができる。よって、本実施形態の固定構造は、無線機100に用いて好適である。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。以上の説明では本実施形態による被挿通部材に対して挿通部材を固定する固定構造を防水・防塵構造として説明したが、水ではなくオイル等の水以外の液体が存在する環境において、本実施形態による固定構造を水以外の液体の侵入を防止する構造として採用してもよいことは勿論である。本実施形態の固定構造は、無線機100以外の例えば音響操作卓等の任意の電子機器に用いることができ、さらには、電子機器以外の任意の設備に用いることもできる。本実施形態の固定構造は、例えば、車載無線機のパイプを通す構造、オイルパイプ等の軸の固定にも適用可能である。
さらに、防水・防塵効果をさらに高めるために、例えばシャーシ11及びナット30の上面にパッキング部材等を設けてもよく、本発明は2つのOリングのみで防水・防塵構造とする構成に限定されるものではないことは当然である。
11 シャーシ(被挿通部材)
11a 開口
12,32 傾斜面
13 平坦面
14 凹部(収納部)
21 デバイス(挿通部材)
21a 本体部
21b 回転操作軸
21c おねじ形成部材
22,31 収納部
23 おねじ部
30 ナット(締め付け具)
30a1 上方円筒部
30a2 下方円筒部
30b フランジ部
41,42 リング
50,50v,50e つまみ
100 無線機(電子機器)

Claims (9)

  1. 開口を有する被挿通部材と、
    前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材と、
    内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、
    前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングと、
    を備え、
    前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、
    前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、
    前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、
    前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、
    前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、
    前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、
    前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、
    前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、
    前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、
    前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、
    前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記本体部には前記電子機器を所定の設定状態に調整するための回路が収納され、
    前記回転操作軸には、前記所定の設定状態に調整するよう前記回転操作軸を回転させるためのつまみが装着されている
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、
    内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、
    前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングと、
    を備え、
    前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、
    前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、
    前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、
    前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、
    前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、
    前記挿通部材には、前記挿通部材の直径方向に凹んでいて前記第1のOリングを収納する第1の収納部が形成されている
    ことを特徴とする固定構造。
  4. 前記締め付け具には、前記締め付け具の直径方向に凹んでいて前記第2のOリングを収納する第2の収納部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の固定構造
  5. 開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、
    内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、
    前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングと、
    を備え、
    前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、
    前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、
    前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、
    前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、
    前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、
    前記締め付け具には、前記締め付け具の直径方向に凹んでいて前記第2のOリングを収納する第2の収納部が形成されている
    ことを特徴とする固定構造。
  6. 開口を有する被挿通部材の前記開口に挿通され、外周面におねじが形成された挿通部材を前記被挿通部材に固定する固定構造であり、
    内周面に前記おねじと螺合するめねじが形成され、前記めねじを前記おねじと螺合させることによって前記挿通部材を前記被挿通部材に固定すると共に、前記開口を塞ぐ締め付け具と、
    前記締め付け具を前記挿通部材に締め付けた状態で、前記挿通部材と前記締め付け具との間に位置するように配置された第1のOリング、及び、前記締め付け具と前記被挿通部材との間に位置するように配置された第2のOリングと、
    を備え、
    前記第1及び第2のOリングはそれぞれ、前記第1及び第2のOリングを、前記締め付け具を回転させながら前記挿通部材に締め付ける際の前記締め付け具の移動方向と平行な面で切断した円形断面で見たとき、第1の頂部が前記移動方向と直交する方向の面に押し当てられており、
    前記第1の頂部と対向する第2の頂部からずれた位置が前記移動方向に対して傾斜した傾斜面に押し当てられており、
    前記第1のOリングは前記挿通部材に装着され、前記第2のOリングは前記締め付け具に装着され、
    前記締め付け具には、前記第1のOリングにおける前記第2の頂部とずれた位置と当接する第1の傾斜面が形成され、
    前記被挿通部材には、前記第2のOリングにおける前記第2の頂部からずれた位置と当接する第2の傾斜面が形成されており、
    前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、
    前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、
    前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、
    前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、
    前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、
    前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されている
    ことを特徴とする固定構造。
  7. 前記挿通部材は、前記開口の直径よりも長い辺を有する本体部と、この本体部から突出して前記開口に挿通される回動自在の回転操作軸と、前記本体部に対して固定され、前記回転操作軸の外周面に装着されており、外周面に前記おねじが形成されたおねじ形成部材とを有し、
    前記締め付け具は、円筒部とこの円筒部から突出したフランジ部とを有し、
    前記第1のOリングは、前記本体部と前記おねじ形成部材との角部に装着され、
    前記第1の傾斜面は、前記円筒部の前記本体部側の端面と隣接する内周面に形成され、
    前記第2のOリングは、前記フランジ部における前記被挿通部材側の面と前記円筒部の外周面との角部に装着され、
    前記第2の傾斜面は、前記被挿通部材の前記開口側の端部と隣接して形成されている
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の固定構造
  8. 前記被挿通部材及び前記締め付け具は金属により形成され、
    前記被挿通部材には、前記移動方向と直交する方向と平行な第1の平坦面が形成され、
    前記フランジ部における前記被挿通部材側の面は前記第1の平坦面と対向する第2の平坦面となっており、
    前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とは、前記第2のOリングよりも外周側の位置で互いに密着している
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の固定構造
  9. 前記被挿通部材には、前記フランジ部を収納する前記移動方向に凹んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の固定構造
JP2012073556A 2012-03-28 2012-03-28 電子機器及び固定構造 Active JP5861533B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073556A JP5861533B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 電子機器及び固定構造
US13/835,947 US8917525B2 (en) 2012-03-28 2013-03-15 Electronic apparatus and fixing structure
EP13001520.9A EP2645835B1 (en) 2012-03-28 2013-03-25 Electronic apparatus and fixing structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073556A JP5861533B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 電子機器及び固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013204673A JP2013204673A (ja) 2013-10-07
JP5861533B2 true JP5861533B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49523994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012073556A Active JP5861533B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 電子機器及び固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5861533B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650930Y2 (ja) * 1986-09-11 1994-12-21 オムロン株式会社 小形電気機器の調整機構
JPH0414862U (ja) * 1990-05-28 1992-02-06

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013204673A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7740433B2 (en) Waterproof structure for portion where members are tightened with screw
US8434798B2 (en) Attaching structure and electronic device using same
JP5782979B2 (ja) 電気機器
US8434217B2 (en) Mounting apparatus for circuit board
US20140133121A1 (en) Mounting apparatus for circuit boards
JP5861533B2 (ja) 電子機器及び固定構造
US20140175233A1 (en) Cable clamp
US8193446B1 (en) Wall mount electrical box
JP5825193B2 (ja) 電子機器及び固定構造
US20140097072A1 (en) Keyboard and method for assembling keyboard and portable electronic device
US20070071438A1 (en) Handheld electronic device including a rotatable camera unit
US20110090622A1 (en) Electronic device
US20140085785A1 (en) Electronic device with rubber pads
JP2011187848A (ja) ケース体の固定構造
US8787027B2 (en) Mounting apparatus for circuit board
WO2011145349A1 (ja) 記憶装置取り付けブラケット
US20120145723A1 (en) Enclosure with mounting member
US20110268532A1 (en) Fastening apparatus
JP4366300B2 (ja) 取着体
JP2009083054A (ja) 電動工具
JP2011047105A (ja) 扉用埋込み取手
US8917525B2 (en) Electronic apparatus and fixing structure
US8824141B2 (en) Mounting device
US9244489B2 (en) Display device
JP2019110618A (ja) 遮音カバー、遮音装置、配線器具の設置構造及び配線器具を設置する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150