JP5860768B2 - ゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲーム機本体の上面側に設けられたフィールドにてゲームがプレイされるタイプのゲーム機に関する。
ゲーム機本体の上面側にフィールドが設けられ、そのフィール上で競走馬等を模した複数の模型を走行させて着順を競うタイプのゲーム機が周知である。この種のゲーム機では、ゲーム機本体の周囲に、プレイヤをゲームを参加させるためのステーションが並べられる一方で、ゲームに関連した各種の情報をプレイヤに提示するためのメインモニタをゲーム機本体の端面側に設けた構成が一般的に採用されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−204394号公報
従来のゲーム機では、メインモニタがゲーム機本体の端部に固定的に置かれている。したがって、モニタの表示面のサイズ、モニタによって提供できる情報量、あるいはモニタを利用した演出効果等に自ずと制限が生じ、モニタを十分に活用できないおそれがある。
そこで、本発明は、モニタの配置を改良してモニタを効果的に活用することが可能なゲーム機を提供することを目的とする。
本発明のゲーム機(1)は、ゲームがプレイされるフィールド(5)が上面側に設けられたゲーム機本体(10)と、フラットパネルディスプレイを用いて構成され、ゲームに関連した情報をプレイヤに提示する複数のモニタ(9)と、前記複数のモニタのそれぞれを、前記フィールドの上方にて支持する支持構造物(20)と、前記複数のモニタのそれぞれと前記支持構造物とを連結する連結手段(21)とを具備し、前記連結手段には、所定の駆動源(56)からの動力により、前記複数のモニタをそれぞれの表示面(9a)の向きが変化するように移動させるモニタ駆動機構(41、45)が設けられたものである。
本発明によれば、フィールドの上方の空間に複数のモニタが配置されるので、ゲーム機本体の周囲に位置するプレイヤに対して表示装置を接近させることができる。また、フィールドを見ているプレイヤが視線を上方に傾ければモニタの表示面が視野に入るようになる。これにより、モニタの視認性が高めることができる。しかも、フィールド上の比較的広い空間に複数のモニタを並べることにより、単一のモニタでは実現できない表示を実現することができる。例えば、2台以上のモニタの表示面を合成してサイズが大きな一つの表示面として機能させ、それにより、臨場感が高い映像、あるいは迫力が大きい映像を表示させるといったように、豊富な情報をプレイヤに提示することができる。各モニタを互いに異なる向きに配置すれば、ゲーム機本体の周囲の様々な位置のプレイヤに対して適切な情報を提供することができる。加えて、モニタの表示面の向きを変化させることができるので、必要な情報を必要な位置に向けて提示することができる。さらには、モニタの移動それ自体を演出の一部として利用することもできる。よって、モニタを従来よりも効果的に活用することが可能である。
本発明の一形態においては、前記モニタの台数が4以上の偶数に設定され、前記モニタ駆動機構は、互いに同数のモニタが第1及び第2の表示装置(30)をそれぞれ構成するように隣り合わせに並べられ、かつ前記ゲーム機本体を上方から見たときに前記第1の表示装置のモニタと前記第2の表示装置のモニタとが背中合せに並ぶモニタ整列状態(図1〜図3の状態)と、前記モニタが鉛直方向の中心軸線(RX)の回りに多角形状を描くように並ぶモニタ展開状態(図9及び図10の状態)とが選択できるように前記複数のモニタを移動させる配列切替機構(41)を含んでいてもよい
モニタ整列状態では、モニタを隣り合わせて並べて第1及び第2の表示装置が構成されることにより、上述したように複数のモニタの表示面を合成してサイズが大きな一つの表示面として機能させ、豊富な情報をプレイヤに提示することができる。しかも、表示装置間ではモニタが背中合せにに並んでいるので、ゲーム機本体の周囲のほとんどの位置からいずれか一方の表示装置を視認することができる。一方、モニタ展開状態では、複数のモニタが鉛直方向の中心軸線の回りに多角形状を描くように並ぶため、ゲーム機本体の周囲の様々な方向に向けて情報を提示することができる。モニタ整列状態とモニタ展開状態とを用途あるいは状況に応じて適切に使い分けることができ、状態の変化に伴うモニタの移動を演出に利用することもできる。これらの相乗効果により、モニタをさらに効果的に活用することができる。
さらに、前記モニタの台数が4台に設定され、前記モニタ展開状態では、前記複数のモニタが前記ゲーム機の上方から見て四角形を形成するように並べられてもよい。これによれば、モニタ整列状態では2台のモニタを隣り合わせに並べて単一の表示装置として機能させることができ、モニタ展開状態ではゲーム機本体の四方にモニタを向けて各方向に適切な情報を提示することができる。
前記連結手段は、前記モニタ整列状態における前記複数のモニタの背面間に挟まれるように配置されるベース(40)と、前記複数のモニタのそれぞれに取り付けられるモニタアタッチメント(42)とを含み、前記配列切替機構は、前記ベースと前記モニタアタッチメントとの間に介在し、前記駆動源の動力により、前記モニタアタッチメントを前記モニタ整列状態に対応した位置(図11及び図15の位置)と前記モニタ展開状態に対応した位置(図12及び図17の位置)との間で移動させるものとしてもよい。これによれば、ベースを支持構造物に連結する一方で、モニタアタッチメントにモニタを装着することにより、配列切替機構を介してモニタが支持構造物に支持される。駆動源を動作させて配列切替機構によりモニタアタッチメントの位置を変化させることにより、モニタ整列状態とモニタ展開状態とを選択的に切り替えることができる。
上記の形態においては、前記第1の表示装置を構成すべきモニタに対応するモニタアタッチメント同士がヒンジ(53)を介して回転自在に連結される一方で、前記第2の表示装置を構成すべきモニタに対応するモニタアタッチメント同士がヒンジ(53)を介して回転自在に連結され、前記配列切替機構は、前記ベースに対して共通の支軸(50)を中心に回転自在に取り付けられ、かつ前記支軸を挟んで交差するように設けられる一対のアーム部材(51、52)と、前記駆動源の動力により駆動され、該駆動源から伝えられる運動を、前記一対のアーム部材の前記支軸を中心とした互いに反対方向の回転運動に変換する運動変換機構(57)とを含み、前記一対のアーム部材の先端部(51a、51b、52a、52b)のそれぞれと前記モニタアタッチメントとが、前記共通の支軸と平行な軸線の回りに回転自在に連結されてもよい。
このような構成によれば、駆動源にて運動変換機構を駆動することにより、その駆動源から伝わる運動が一対のアーム部材の互いに反対方向の回転運動に変換される。アーム部材は共通の支軸の回りに交差するように設けられているため、それぞれの先端部をモニタアタッチメントと回転自在に連結すれば、一対のアーム部材の回転運動により、第1及び第2の表示装置のモニタアタッチメントをそれぞれのヒンジの回りに折れ曲がるように運動させることができる。これにより、各モニタをモニタ整列状態とモニタ展開状態との間で移動させることができる。
前記駆動源として電動モータ(56)が設けられ、前記運動変換機構として、前記電動モータの回転運動を各アーム部材の回転運動に変換するリンク機構(57)が設けられてもよい。これによれば、比較的簡素な構成でモニタを上述したように移動させることができる。
さらに、前記モニタ駆動機構は、前記支持構造物と前記ベースとの間に設けられ、所定の駆動源(48)の動力により、て該ベースを前記中心軸線の回りに回転させる旋回駆動機構(45)を含んでいてもよい。これによれば、旋回駆動機構にてベースを中心軸線の回りに回転駆動すると、そのベースに取り付けられている配列切替機構、モニタアタッチメント及びモニタも中心軸線の回りに一体的に回転する。これにより、モニタの向きをさらに多様に変化させることが可能である。旋回駆動機構による回転と、配列切替機構によるモニタの移動とを組み合わせて多様な動きをモニタに与えることができる。そのため、モニタの移動を利用した演出効果をさらに高めることが可能である。なお、配列切替機構の具体的構成に関わりなく、前記複数のモニタのそれぞれを前記中心軸線の回りに回転させる旋回駆動機構をモニタ駆動機構が備えるようにしてもよい。
上述した各形態においては、前記ゲーム機本体を上方から見て該ゲーム機本体に外接する長方形状の外形枠(CF)を仮想したときに、前記モニタ整列状態では、各モニタの表示面が前記外形枠の長辺方向(図3の矢印Aの方向)及び短辺方向(図3の矢印Bの方向)のいずれに対しても斜めに傾いた方向(図3の矢印NL1又はNL2の方向)に向けられていてもよい。これによれば、モニタ整列状態において、各モニタの表示面が上記の通りに斜めに傾いているので、モニタの表示面が向けられている側に位置するプレイヤからは、表示面が正面方向又は斜め方向から観察できるようになる。しかも、表示面がフィールドの上方に位置しているので、フィールドを見ているプレイヤが視線を上方に傾ければ表示面が視野に入るようになる。これにより、フィールド及びモニタの双方を比較的容易に視認することができる。
さらに、前記モニタ展開状態では、前記複数のモニタの表示面が前記外形枠の各辺に向けられていてもよい。これによれば、外形枠の長辺側、あるいは短辺側のいずれからもモニタほぼ正面に見えるようになる。よって、ゲーム機本体の四方に向けて適切に情報を提示することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明のゲーム機によれば、フィールドの上方の空間に複数のモニタが配置されるので、ゲーム機本体の周囲に位置するプレイヤに対して表示装置を接近させることができ、フィールドを見ているプレイヤが視線を上方に傾ければモニタの表示面が視野に入るようになる。したがって、モニタの視認性が高めることができる。また、フィールド上の比較的広い空間に複数のモニタを並べることにより、単一のモニタでは実現できない表示を実現することができ、モニタの表示面の向きを変化させることにより、必要な情報を必要な位置に向けて提示することができる。さらには、モニタの移動それ自体を演出の一部として利用することもできる。よって、モニタを従来よりも効果的に活用することが可能である。
本発明の一形態に係るゲーム機の外観構成を示す斜視図。 ゲーム機からステーションユニットを取り除いてフィールドユニット及びモニタユニットの主要部を露出させた状態を示す斜視図。 図2に対応する平面図。 ゲーム機本体としての筐体の要部を示す斜視図。 筐体の内部構成を示す斜視図。 模型及び自走車の一例を示す図。 ゲーム機の要部を図3の矢印VII方向から見た状態を示す図。 ゲーム機の要部を図3の矢印VIII方向から見た状態を示す図。 図2の状態からメインモニタをモニタ展開状態に移動させたときの斜視図。 図9に対応する平面図。 モニタ整列状態におけるモニタ支持駆動ユニットの要部を示す斜視図。 モニタ展開状態におけるモニタ支持駆動ユニットの要部を示す斜視図。 モニタ展開状態におけるモニタ支持駆動ユニットを下方から見上げた状謡を示す斜視図。 配列切替機構の要部を示す斜視図。 モニタ整列状態における配列切替機構を下面側から見上げた状態を示す図。 図15の状態からメインモニタの配列を変化させたときの配列切替機構を下面側から見上げた状態を示す図。 モニタ展開状態における配列切替機構を下面側から見上げた状態を示す図。 筐体の変形例を示す図。 筐体の他の変形例を示す図。 筐体のさらなる変形例を示す図。 表示装置の支持形態の変形例を示す図。 表示装置の支持形態の他の変形例を示す図。 表示装置の支持形態のさらなる変形例を示す図。
図1は、本発明の一形態に係るゲーム機の全体図を示している。ゲーム機1は、店舗等の施設に設置され、プレイ料金の支払いと引き換えに、そのプレイ料金に対応した範囲でプレイヤにゲームをプレイさせる商業用(業務用)のゲーム機として構成されている。ゲーム機1は、遊技媒体としてメダルを利用する、いわゆるメダルゲーム機である。
ゲーム機1は、フィールドユニット2と、そのフィールドユニット2を取り囲むように配置された複数のステーションユニット3と、フィールドユニット2に隣接して配置されたモニタユニット4とを備えている。フィールドユニット2の上面側にはフィールド5が設けられている。フィールド5では、競走馬を模した複数の模型6のそれぞれをフィールド5内のオーバル状のコース5a内で走行させて着順を競う競馬ゲームがプレイされる。模型6は、一例として、図6に示したように、フィールドユニット2の内部に設けられた走行面15を自律的に走行可能な自走車7と磁石を利用して接合されている。それにより、模型6は、自走車7に追従してフィールド5上を走行する。模型6及び自走車7は適宜に構成してよく、詳細な説明は省略する。フィールド5の中央部にはゲートユニット8が設けられている。ゲートユニット8は、模型6を出走前に一列に整列させるためのゲート8aを有している。ゲート8aは、フィールド5の中央に格納された位置と、フィールド5の一方の側にてコース5aを横断する位置と、フィールド5の他方の側にてコース5aを横断する位置との間で選択的に移動することができる。
ステーションユニット3は、フィールド5にて実行されるゲームにプレイヤが参加するための端末装置として設けられている。ステーションユニット3には、第1のモニタ3a、及び第2モニタ3bと、それらの表面に重ね合わされた透明な第1タッチパネル3c及び第2タッチパネル3dと、メダルの投入を受け付けるメダル投入口3eと、プレイヤが所持するカード(不図示)を読み取りその情報に対応した信号を出力するカードリーダ3fとが設けられている。各ステーションユニット3では、1人又は2人でプレイすることができる。各タッチパネル3c、3dは、プレイヤが指等で触れると、その接触位置に応じた信号を出力する公知の入力装置である。メダル投入口3eにメダルが投入されると、投入されたメダルは、競馬ゲームで利用できるクレジットに変換され、ゲーム内容に応じて消費されたり、払い出されたりする。カードリーダ3fにより読み取られるカードには、ICチップ、磁気ストライプといった不揮発性記憶媒体(不図示)が設けられており、その媒体にはカード毎にユニークなID(以下、カードIDと呼ぶことがある。)等が記録されている。なお、カードIDは、カードにバーコード等の形態で記録されていてもよい。あるいは、カードに代えて、携帯電話等に実装されたICチップ等の記憶媒体にカードIDが記録されてもよい。
モニタユニット4はゲームに関連した情報(映像等を含む。)を表示するための複数のメインモニタ9を備えている。なお、図1では2台のメインモニタ9が隣り合わせに並べられている状態を示しているが、それらのメインモニタ9の裏側にも、2台のメインモニタ9が表示面を反対方向に向けて配置されている。メインモニタ9には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイのような概略平板状のフラットパネルディスプレイが用いられている。
図2は、ゲーム機1からステーションユニット3を取り除いてフィールドユニット2及びモニタユニット4の主要部を露出させた状態を示し、図3はその状態における平面図である。フィールドユニット2はその主要構造物として筐体10を有している。筐体10が本発明におけるゲーム機本体に相当する。筐体10の化粧パネルその他の付属品を取り外した要部の構成を図4に示す。筐体10は、側面10a及び端面10bが側板11で覆われ、かつ上面側が天板12で覆われた概略直方体の箱形構造である。天板12の上面12aにフィールド5が形成される。天板12にはゲートユニット8を収容するための開口部12bが形成されている。筐体10から側板11及び天板12を取り除いた状態をさらに図5に示す。筐体10の内部にはその骨格をなすフレーム13が設けられている。フレーム13の上部には平板状の隔壁14が設けられている。隔壁14は天板12の下方に天板12と平行に取り付けられている。隔壁14の上面は自走車7の走行面15として構成され、その走行面15は天板12の上面12aと平行である(図6参照)。走行面15には、自走車7の位置を検出するためのセンサシート16がその全面に亘って設けられている。ただし、自走車7の位置検出の詳細な説明は省略する。走行面15と天板12の下面12cとの間には自走車7の全高に等しい隙間が設けられている。
図3に戻って、筐体10は、上方から見て緩やかな弧を描くように膨らんだ第1縁部17及び第2縁部18を組み合わせた平面視形状を有している。これらの縁部17、18は、天板12の外周に化粧パネル等を適宜に取り付けることにより形成されている。以下では、ゲーム機1を上方から見た場合、筐体10は、長方形状の外形枠CFにて仮想的に包囲することが可能な平面視形状を有している。以下では、筐体10を上方から見て筐体10の縁部17、18に外接する長方形状の外形枠CFを仮想し、その外形枠CFの長辺LSと平行な方向(矢印A方向)を長辺方向と、外形枠CFの短辺SSと平行な方向(矢印B方向)を短辺方向と呼ぶことにより、ゲーム機1等の方向を特定することがある。
図2及び図3から明らかなように、モニタユニット4は、上述したメインモニタ9の他に、メインモニタ9をフィールド5の上方にて支持するための支持構造物としてのモニタ支持フレーム20と、メインモニタ9をモニタ支持フレーム20と連結しかつメインモニタ9の向きを変化させるためのモニタ支持駆動ユニット21とを備えている。モニタ支持フレーム20は、筐体10の側面10aから突出するようにして筐体10に取り付けられる一対のベース22と、両ベース22にそれぞれ固定される一対の支柱23と、フィールド5を斜めに跨ぐように配置され、両端が支柱23の上端部23aと連結される水平な支持梁24とを備えている。モニタ支持フレーム20は、全体として、フィールド5を跨ぐように設けられる台形状のフレーム状構造物である。
図3に示したように筐体10を長辺方向に二等分する中心線CLを定義した場合、一方のベース22は、外形枠CFの一つの角部よりも長辺LSに沿って中心線CL側に幾らか偏った位置に設定され、他方のベース22は、対角線方向に対をなす他の角部よりも長辺LSに沿って中心線CL側に幾ら偏った位置に設定されている(図4及び図5も参照)。中心線CLと両ベース22の筐体10に対する取付位置との間の距離は互いに等しく設定されている。つまり、中心線CLを挟んでベース22は互い違いに設けられている。各支柱23の下端部23bはベース22に連結されている。それにより、支柱23も外形枠CFの対角線方向に位置する一対の角部よりも長辺方向中心側に偏った位置に設置される。さらに、筐体10を上方から見た場合、各支柱23は、その上端部23aが下端部23bよりも反対側の支柱23の上端部23aに接近するように斜めに傾くように配置されている。これにより、筐体10を上方から見たときに、支持梁24は、筐体10の長辺方向及び短辺方向のいずれに対しても斜めに傾いた方向に沿ってフィールド5を跨ぐように配置される。なお、筐体10の側面10aに対するベース22の取付位置、言い換えれば支柱23が設置される位置は、筐体10の角部と中心線CL(筐体10の長手方向における中心部)とのほぼ中間点に設定されている。
筐体10を上方から見た場合、その筐体10の周囲はモニタ支持フレーム20(より詳しくは支持梁24)を挟んで第1領域S1と第2領域S2とに区分される。第1領域S1は、外形枠CFの一方の長辺LSと一方の短辺SSとに沿って延びる領域であり、第2領域S2は、外形枠CFの他方の長辺LSと他方の短辺SSとに沿って延びる領域である。図1に示すように、第1領域S1には、筐体10の側面10aと向かい合わせるようにして3台のステーションユニット3が配置され、筐体10の端面10bと向かい合わせるようにして2台のステーションユニット3が配置される。第2領域S2に関しても同様である。ベース22と筐体10の角部(ただし、ベース22から近い側の角部である。)との間には、自走車7の電源電池を充電するための充電ユニット25といった、フィールドユニット2の付属装置が適宜に設けられるが、その詳細は省略する。
図1〜図3に戻って説明を続ける。メインモニタ9は、モニタ支持フレーム20の支持梁24の長手方向における中心点HCに、モニタ支持駆動ユニット21を介して吊り下げ状態で連結される。中心点HCは筐体10の中心点と一致する。言い換えれば、支持梁24は筐体10を上方から見たときの中心点を通過するように配置されている。図1及び図2の状態では、モニタ支持フレーム20に対する第1領域S1に向けて2台のメインモニタ9が左右に並べて配置され、それらのメインモニタ9の背後には第2領域S2に向けて2台のメインモニタ9が同様に配置されている。それにより、第1領域S1に対しては、2台のメインモニタ9を隣り合わせに並べた横長の単一の表示装置(第1の表示装置)30が設けられる。第2領域S2に対しても2つのメインモニタ9を隣り合わせに並べた横長の単一の表示装置(第2の表示装置)30が設けられる。各表示装置30においては、2台のメインモニタ9の表示面9aを合成して一つの表示面として機能させ、表示面9aにまたがる映像を表示することができる。この場合には、映画のように横長の大画面に映像を映し出すことができるので、臨場感に溢れ、迫力のある映像をプレイヤに提示することができる。また、それぞれの表示面9aに、同一又は互いに異なる映像を表示してもよい。以下では、図1及び図2に示すようにメインモニタ9を並べて単一の表示装置30が提供されている状態をモニタ整列状態と呼ぶ。なお、図3ではメインモニタ9の一部のみが支持梁24に沿って見えている。
モニタ整列状態において、メインモニタ9の表示面9a、つまり、各領域S1、S2に対応する表示装置30の表示面は、図3に示した外形枠CFの長辺LS及び短辺SSのいずれに対しても斜めに傾いた方向に向けられる。具体的には、図3において、モニタ支持フレーム20の支持梁24の長手方向に沿ってモニタ支持フレーム20の二等分線BLを定義した場合、第1領域S1に対応するメインモニタ9の表示面9aは、その法線方向が、二等分線BLと直交する矢印NL1の方向と概略一致するように配置される。第2領域S2に対応するメインモニタ9の表示面9aは、その法線方向が、二等分線BLと直交する矢印NL2の方向と概略一致するように配置される。言い換えれば、メインモニタ9はそれぞれの表示面9aが支持梁24の長手方向(二等分線BLの方向)と概略平行となるように配置される。
図7は、モニタ整列状態におけるフィールドユニット2を図3の矢印VII方向、つまり筐体10を外形枠CFの長辺LS側から見た状態を示す図、図8は、同一状態におけるフィールドユニット2を図3の矢印VIII方向、つまり筐体10を外形枠CFの短辺SS側から見た状態を示す図である。いずれの方向から表示装置30を見た場合でも、ステーションユニット3に位置するプレイヤからは、表示装置30の表示面9aを正面方向又は斜め方向から観察できることがこれらの図から理解できる。また、プレイヤの視線がフィールド5を向いていた場合でも、その視線を上方に傾ければ表示装置30の表示面9aが視野に入ることになる。したがって、フィールド5を見る場合と、表示装置30の表示を見る場合との間で、プレイヤの視線の移動量が比較的小さくて済む。
また、表示装置30の表示面9aがフィールド5の真上でフィールド5を横断するように配置されているので、フィールド5にて行われているゲームと、表示装置30の映像との同調感や連携感を高めることができる。例えば、図1に示されているように、フィールド5にて行われているレースの様子をステーションユニット3からの視線で表現した映像を表示装置30に表示した場合には、フィールド5にて行われているレースと、表示装置30に映されているレースとが同調し、あるいは連携している感覚が高まる。プレイヤからみてフィールド5の奧に模型6の集団が移動している状況でも、表示装置30の映像を確認すればレース展開を自然に把握することができ、そのときの視線移動量も少なくて済む。したがって、フィールド5の様子と表示装置30の映像とを見比べるといった所作も容易に行える。ちなみに、表示装置30が筐体10の一方の端面10b(外形枠CFの短辺SS)に沿って配置されたと仮定したならば、外形枠CFの長辺LS側に位置しているプレイヤは、フィールド5を見る場合にはその視線を正面に向ける一方で、表示装置30を見る場合には、横に顔を向けて視線を大きくずらすことを余儀なくされる。そのため、表示装置30上でレースの状況を映しだしても確認がし辛い、といった不都合が生じる。
次に、モニタ支持駆動ユニット21の詳細を説明する。上述したように、モニタ支持駆動ユニット21は、モニタ支持フレーム20に対するメインモニタ9の連結手段として機能する。加えて、モニタ支持駆動ユニット21は、メインモニタ9の位置、言い換えればメインモニタ9の表示面9aの向きを変化させる機能も有している。上述した図1〜図3の例では、モニタ支持フレーム20を挟んだ一対の領域S1、S2のそれぞれにてメインモニタ9が整列しているが、メインモニタ9は図9及び図10に示すようにそれぞれの向きを変化させることができる。図9及び図10の例では、ゲーム機1を上方から見た場合に、4台のメインモニタ9が概ね正方形を形成するように配列されている。この場合、メインモニタ9の表示面9aは、筐体10の第1縁部17又は第2縁部18にそれぞれ向けられている。つまり、第1領域S1に対する一方のメインモニタ9はその領域S1内の第1縁部17に沿って配置されたステーションユニット3に対応する表示装置31として機能し、第1領域S1に対する他方のメインモニタ9はその領域S1内の第2縁部18に沿って配置されたステーションユニット3に対応する表示装置31として機能する。反対側の第2領域S2に関しても同様である。なお、図10では第2領域S2に対するメインモニタ9の図示が省略されている。さらに、メインモニタ9は、支持梁24の中心点HC(図9)を通過する鉛直方向の旋回軸線RX(図9)の回りに回転することもできる。以下、モニタ支持駆動ユニット21の詳細を説明する。なお、図9及び図10に示すように、各メインモニタ9を互いに異なる方向に向けた状態をモニタ展開状態と呼ぶ。なお、図3ではメインモニタ9の一部のみが支持梁24に沿って見えている。
図11は、モニタ整列状態における片側の2台のメインモニタ9を取り除いてモニタ支持駆動ユニット21の要部を示し、図12は、図11からモニタ展開状態に変化させたときのモニタ支持駆動ユニット21の要部を示している。さらに、図13は、モニタ支持駆動ユニット21を図12の下方から見た状態を示している。これらの図に示すように、モニタ支持駆動ユニット21は、フレーム構造のベース40と、ベース40に組み付けられる配列切替機構41と、その配列切替機構41に装着されるフレーム構造のモニタアタッチメント42とを備えている。ベース40は、モニタ支持駆動ユニット21及びメインモニタ9の全体を、モニタ支持フレーム20の支持梁24に吊り下げるための基礎となる構造体であり、厚さに比して高さ及び長さが大きい箱形フレーム構造として構成されている。ベース40は、モニタ整列状態におけるメインモニタ9の背面間に挟まれるように配置される。ベース40の長手方向(図11にて矢印LGで示す方向)は、モニタ整列状態における表示面9aと平行である。ベース40の長手方向両端部には、メインモニタ9及びモニタ支持駆動ユニット21の動作制御等を担当するパーソナルコンピュータPCが設置されている。モニタアタッチメント42はメインモニタ9の背面側に固定される。配列切替機構41は、ベース40とモニタアタッチメント42との間に介在し、メインモニタ9をベース40に連結する手段の一部として機能するとともに、モニタアタッチメント42を、メインモニタ9のモニタ整列状態に対応した位置と、モニタ展開状態に対応した位置との間で移動させる。
ベース40の上面側中央には、モニタ支持フレーム20とベース40との間に介在して、4台のメインモニタ9をそれらに共通な旋回軸線RXの回りに旋回させるための旋回駆動機構45が設けられている。図12によく示されているように、旋回駆動機構45は、ベース40に取り付けられる軸受部46と、その軸受部46に回転自在に取り付けられる旋回中心軸47とを有している。旋回中心軸47の上端にはフランジ47aが設けられている。フランジ47aは、モニタ支持フレーム20の支持梁24の中心点HC(図3参照)と中心を合せるようにして支持梁24に固定される。これにより、ベース40は中心点HCを通る鉛直方向の旋回軸線RXの回りに回転自在な状態で支持梁24から吊り下げられる。旋回中心軸47の下端部にはプーリ47bが同軸的に固定されている。ベース40には旋回用の駆動源としての電動モータ48が取り付けられている。電動モータ48の出力軸にはプーリ48aが取り付けられている。プーリ47b、48aの間には駆動ベルト49が巻き掛けられている。したがって、電動モータ48を駆動すると、その回転トルクの反力でベース40が配列切替機構41及びモニタアタッチメント42と一体的に旋回軸線RXの回りに回転する。なお、旋回駆動機構45には、旋回軸線RXの回りにおけるベース40の回転位置を検出して、モニタ整列状態に対応する位置にベース40を停止させる位置決め機構が付属する。その位置決め機構は、光学センサその他を利用した公知の構成でよい。
図13に示されているように、配列切替機構41は、ベース40に対して鉛直方向のピン(共通の支軸)50を中心として回転自在に取り付けられた一対のアーム部材51、52を有している。図14により詳しく示すように、第1領域S1側に配置される一対のモニタアタッチメント42はヒンジ53を介して互いに回転自在に連結され、第2領域S2側に配置される一対のモニタアタッチメント42もヒンジ53を介して互いに回転自在に連結されている。アーム部材51、52は、ピン50を挟んで互いに交差するように設けられている。メインモニタ9がモニタ整列状態にある場合、それらのアーム部材51、52はメインモニタ9の背面同士の隙間に収まるように並ぶ(図15参照)。
一方のアーム部材51の一方の先端部51aは、第1領域S1側の一方のモニタアタッチメント42とピン54を介して回転自在に連結され、他方の先端部51bは、ピン50に関して点対称に配置された第2領域S2側の一方のモニタアタッチメント42とピン54を介して回転自在に連結されている。他方のアーム部材52も同様であって、そのアーム部材52の一方の先端部52aは、第1領域S1側の他方のモニタアタッチメント42とピン54を介して回転自在に連結され、他方の先端部52bは、ピン50に関して点対称に配置された第2領域S2側の他方のモニタアタッチメント42とピン54を介して回転自在に連結されている。全てのピン54の軸線は鉛直方向に設定され、それによりピン54の軸線は、アーム部材51、52の支軸であるピン50の軸線と平行である。したがって、ピン50を中心としてアーム部材51、52を開く方向(図14の矢印E方向)に回転させると、各領域S1、S2のそれぞれのモニタアタッチメント42がヒンジ53を境として折れ曲がるように変位し、それによりモニタ展開状態が実現される。一方、アーム部材51、52を閉じる方向に回転させると、各領域S1、S2のそれぞれのモニタアタッチメント42がヒンジ53を中心として整列するように変位し、それによりモニタ整列状態が実現される。
配列切替機構41には、アーム部材51、52をピン50の回りに回転駆動するアーム駆動部55をさらに備えている。アーム駆動部55は、配列切替用の駆動源としての電動モータ56と、その電動モータ56の動力によって駆動され、電動モータ56から伝えられる回転運動をアーム部材51、52のピン50を中心とした互いに反対方向の回転運動に変換する運動変換機構としてのリンク機構57とを備えている。図16及び図17にも示したように、リンク機構57は、電動モータ56の出力軸に取り付けられたレバー58と、そのレバー58と駆動ピン59との間に介在する第1リンク60と、駆動ピン59とアーム部材51、52との間に介在する第2リンク61及び第3リンク62とを備えている。レバー58と第1リンク60とはピン63を介して相互に回転自在に連結され、第1〜第3リンク60〜62と駆動ピン59とは駆動ピン59の軸線を中心として相互に回転自在に連結されている。第2リンク61とアーム部材51とはピン64を介して相互に回転自在に連結され、第3リンク62とアーム部材51とはピン65を介して相互に回転自在に連結されている。駆動ピン59の上下の端部にはガイドローラ66がさらに取り付けられている。図14では下端側のガイドローラ66のみを示す。図12及び図13に示すように、ベース40には、ベース40の長手方向と平行に延びるガイド孔67、68が設けられている。それらのガイド孔67、68にはガイドローラ66が移動自在に嵌め合わされている。
図15はモニタ整列状態における配列切替機構41を、図17はモニタ展開状態における配列切替機構41を、図16はそれらの状態の中間における配列切替機構41をそれぞれ示している。なお、これらの図は、いずれも配列切替機構41を下面側から見上げた状態を示している。上述したように、ガイドローラ66はガイド孔67、68に嵌め合わされているため、ガイドローラ66及びこれと同軸の駆動ピン59(図14参照)は、ガイド孔67、68の内部で往復移動する。図15に示したように、モニタ整列状態においては、レバー58と第1リンク60とはガイド孔67と平行な方向に沿って重なり合っている。この状態から電動モータ56(図14参照)によりレバー58が回転駆動されると、図16に示すようにレバー58と第1リンク60との方向がずれ、レバー58は第1リンク60を図16の左側に押すようにして回転する。これにより、第2リンク61及び第3リンク62と駆動ピン59との連結点も同一方向に押し込まれ、その運動がリンク61、62を介してアーム部材51、52に伝えられる。その結果、アーム部材51、52が開き始め、それらの動きに連係してモニタアタッチメント42がヒンジ53を軸として折れ曲がるような動作を開始する。
図17に示したように、レバー58が第1リンク60と一直線に並ぶ位置まで回転すると、ガイドローラ66及び駆動ピン59は同図の左側に最大限に変位し、アーム部材51、52の開き角度も最大限となる。これにより、メインモニタ9の向きがモニタ展開状態へと変化する。レバー58が図17の位置を超えてさらに回転すると、第1リンク60を介して駆動ピン59が図17の右側に引き寄せられる。図17の位置からレバー58が180°回転すれば、図15に示したモニタ整列状態へとメインモニタ9の向きが変化する。なお、配列切替機構41には、レバー58のモニタ整列状態に対応する位置とモニタ展開状態に対応する位置とを検出してそれらの位置にレバー58を停止させる位置決め機構が付属する。その位置決め機構は、光学センサその他を利用した公知の構成でよい。
本形態のゲーム機1によれば、モニタユニット4の配列切替機構41を利用してメインモニタ9の向きをモニタ整列状態とモニタ展開状態との間で変化させることができるので、メインモニタ9の向きを用途に応じて使い分けることができる。モニタ整列状態では、上述したように、2台のメインモニタ9を組み合せて単一の表示装置30を構成することができる。したがって、レースの様子等を表示して臨場感を高めるといった使用態様を実現することができる。この場合、表示装置30の表示面が斜め方向に向けられていることにより、上述したような利点が得られる。一方、メインモニタ9の向きをモニタ展開状態に変更した場合には、筐体10の周囲のいずれの位置のステーションユニット3からもメインモニタ9の表示面9aがほぼ正面に見える。したがって、レース前のオッズや、投票締切りの予告といったような比較的小さい文字等を表示する場合、あるいは、映像の大きさが1台のメインモニタ9のアスペクト比に制限されている場合等の映像を適切に表示することができる。さらに、メインモニタ9をモニタ整列状態と展開状態との間で動作させることにより、従来にない斬新な演出効果を生じさせることができる。また、旋回駆動機構45を利用してメインモニタ9を旋回軸線RXの回りに回転させることによっても、斬新な演出効果を生じさせることができる。配列切替機構41と旋回駆動機構45とを同時に駆動してさらなる演出効果を付加することも可能である。なお、メインモニタ9の向きを変化させている過程で、それらのメインモニタ9に演出用の映像を表示させてもよいことは勿論である。
以上の形態では、配列切替機構41及び旋回駆動機構45の両者がモニタ駆動機構として機能する。ただし、本発明のモニタ駆動機構は、両機構41、45を備えることを必ずしも必要としない。例えば、配列切替機構41のみを設け、そのベース40をモニタ支持フレーム20に固定することにより、旋回駆動機構45を省略することも可能である。さらに、モニタ駆動機構は、配列切替機構41や旋回駆動機構45を含んだ例に限定されることなく、複数のモニタをそれぞれの表示面の向きが変化するように移動させることができる限り、種々の構成を採用することができる。各モニタが互いに独立して移動できるようにモニタ駆動機構が構成されてもよい。「移動」の用語は、モニタの表示面の向きを変化させることができる限りにおいて様々な動作を含むことができ、単純な回転運動のみならず、回転運動を組み合わせた運動、回転運動と直線運動とを組み合わせた運動等を含むことができる。
配列切替機構の構成は上記の形態に限定されず、モニタの向きをモニタ整列状態とモニタ展開状態との間で切り替えることができる限り、適宜の変更が可能である。例えば、上記の形態ではリンク機構と一対のアーム部材とを利用してモニタの向きを変化させたが、リンク機構の一部又は全部をカム機構等の周知の運動変換機構に置き換えてよい。
本形態においては、モニタ9の支持構造物であるモニタ支持フレーム20の支柱23が、筐体10の角部よりも外形枠CFの長辺方向中心側に偏っており、さらに、支柱23の上端部23aが下端部23bよりも反対側の支柱23の上端部23aに接近するように支柱23が配置されている。これにより、支持梁24の全長を短縮することが可能である。支持梁24の全長の短縮より撓みを低減することができて強度上有利である。また、一対の支柱23の間に生じる隙間を2台のメインモニタ9にて十分に埋めることができる。それにより、支柱23間の隙間が間延びした感覚が生じるおそれを低減し、モニタ9と支柱23との間に化粧パネルのような追加部品を配置して意匠性を改善するといった措置が生じるおそれも排除される。ただし、そのような措置を講じることは何ら排除されない。
ゲーム機本体は、その外周の平面視形状が長方形状、又はこれに近似する形状を有する例に限らない。上面側にフィールドが設けられている限り、ゲーム機本体の構成は適宜に変更可能である。また、モニタ整列状態において、各モニタの表示面をゲーム機本体に対する仮想的な外形枠の長辺方向及び短辺方向のいずれに対しても斜めに傾ける構成を採用するとしても、そのゲーム機本体の形状は上方から見て概略長方形状を呈する例に限らない。例えば、ゲーム機本体として、図18Aに示したような楕円形状の筐体10、図18Bに示したような多角形状(図示例は8角形状)の筐体10、図18Cに示したような曲線を繋ぎ合わせたような変形的な筐体10であっても、それらの筐体10に外接する外形枠CFを仮想し、その外形枠CFの長辺LS及び短辺SSのいずれの方向に対しても表示装置30の表示面が斜めに傾いた方向に向けることができる。
モニタを支持する構造は、上記のようなフレーム状構造物から吊り下げる例に限らない。例えば、図19Aに示すように、フィールド5を跨ぐ支持梁24にモニタ9が載せられてもよいし、図19Bに示すように、フィールド5を跨ぐ支持梁24の内部にモニタ9を埋め込むように設けられてもよい。さらに、図19Cに示すように、フィールド5の適宜の位置から一又は複数の支柱23が突出し、その上部に支持梁24が架け渡されてモニタ9が支持されるように支持構造物が構成されてもよい。フィールド5の中央が空きスペースとなっている場合には、その中央部に支持構造物を据え付けてモニタ9を支持することも可能である。なお、図19Cの形態でも、モニタ9は吊り下げ支持、下方からの支持、埋め込み支持のいずれも採用可能である。支持梁は、水平方向に延びる直線梁に限定されず、アーチ状の曲がり梁であってもよい。
本発明において、モニタの台数は、4台に限定されず、2又は4上の偶数であってもよい。2台のモニタを設ける場合でも、それらのモニタをそれぞれの表示面の向きが変化するようにモニタ駆動機構にて駆動すればよい。また、モニタの台数が4以上の偶数であれば、互いに同数のモニタが第1及び第2の表示装置をそれぞれ構成するように隣り合わせに並べられ、かつゲーム機本体を上方から見たときに第1の表示装置のモニタと第2の表示装置のモニタとが背中合せに並ぶようにモニタを移動させることにより、モニタ整列状態を実現することができる。この場合、モニタ展開状態では、モニタをその設置台数と同数の頂点を有する多角形状に配列すればよい。
上記の形態では、ゲーム機本体としての筐体10の周囲に複数のステーションユニット3が配置されているが、本発明はステーションユニットを必ずしも必要としない。ゲーム機本体の一部にステーションユニットに相当する部分が一体的に設けられてもよい。本発明が適用されるゲーム機は、フィールド上で模型を走行させる例に限らない。フィールド上にてメダル、ボール、カード等の遊技媒体を利用してゲームがプレイされるものでもよい。フィールドの少なくとも一部は、映像を利用した仮想的なフィールドとして構成されてもよい。フィールドの少なくとも一部が立体的、あるいは三次元的に構成されてもよい。
1 ゲーム機
2 フィールドユニット
3 ステーションユニット
4 モニタユニット
5 フィールド
5a コース
6 模型
7 自走車
8 ゲートユニット
9 メインモニタ
9a メインモニタの表示面
10 筐体(ゲーム機本体)
12 天板
14 隔壁
15 走行面
16 センサシート
17 筐体の第1縁部
18 筐体の第2縁部
20 モニタ支持フレーム(支持構造物)
21 モニタ支持駆動ユニット
22 ベース
23 支柱
24 支持梁
30 表示装置
31 表示装置
40 ベース
41 配列切替機構
42 モニタアタッチメント
45 旋回駆動機構
46 軸受部
50 ピン(共通の支軸)
51、52 アーム部材
53 ヒンジ
54 ピン
55 アーム駆動部
56 電動モータ(駆動源)
57 リンク機構(運動変換機構)
CF 筐体の外形枠
LS 外形枠の長辺
SS 外形枠の短辺
RX 旋回軸線(中心軸線)
S1 第1領域
S2 第2領域

Claims (9)

  1. ゲームがプレイされるフィールドが上面側に設けられたゲーム機本体と、
    フラットパネルディスプレイを用いて構成され、ゲームに関連した情報をプレイヤに提示する複数のモニタと、
    前記複数のモニタのそれぞれを、前記フィールドの上方にて支持する支持構造物と、
    前記複数のモニタのそれぞれと前記支持構造物とを連結する連結手段と、を具備し、
    前記連結手段には、所定の駆動源からの動力により、前記複数のモニタをそれぞれの表示面の向きが変化するように移動させるモニタ駆動機構が設けられ
    前記モニタの台数が4以上の偶数に設定され、
    前記モニタ駆動機構は、互いに同数のモニタが第1及び第2の表示装置をそれぞれ構成するように隣り合わせに並べられ、かつ前記ゲーム機本体を上方から見たときに前記第1の表示装置のモニタと前記第2の表示装置のモニタとが背中合せに並ぶモニタ整列状態と、前記モニタが鉛直方向の中心軸線の回りに多角形状を描くように並ぶモニタ展開状態とが選択できるように前記複数のモニタを移動させる配列切替機構を含んでいる、ゲーム機。
  2. 前記モニタの台数が4台に設定され、
    前記モニタ展開状態では、前記複数のモニタが前記ゲーム機の上方から見て四角形を形成するように並べられる請求項に記載のゲーム機。
  3. 前記連結手段は、前記モニタ整列状態における前記複数のモニタの背面間に挟まれるように配置されるベースと、前記複数のモニタのそれぞれに取り付けられるモニタアタッチメントとを含み、
    前記配列切替機構は、前記ベースと前記モニタアタッチメントとの間に介在し、前記駆動源の動力により、前記モニタアタッチメントを前記モニタ整列状態に対応した位置と前記モニタ展開状態に対応した位置との間で移動させる請求項に記載のゲーム機。
  4. 前記第1の表示装置を構成すべきモニタに対応するモニタアタッチメント同士がヒンジを介して回転自在に連結される一方で、前記第2の表示装置を構成すべきモニタに対応するモニタアタッチメント同士がヒンジを介して回転自在に連結され、
    前記配列切替機構は、前記ベースに対して共通の支軸を中心に回転自在に取り付けられ、かつ前記支軸を挟んで交差するように設けられる一対のアーム部材と、前記駆動源の動力により駆動され、該駆動源から伝えられる運動を、前記一対のアーム部材の前記支軸を中心とした互いに反対方向の回転運動に変換する運動変換機構とを含み、
    前記一対のアーム部材の先端部のそれぞれと前記モニタアタッチメントとが、前記共通の支軸と平行な軸線の回りに回転自在に連結されている請求項に記載のゲーム機。
  5. 前記駆動源として電動モータが設けられ、前記運動変換機構として、前記電動モータの回転運動を各アーム部材の回転運動に変換するリンク機構が設けられている請求項に記載のゲーム機。
  6. 前記モニタ駆動機構は、前記支持構造物と前記ベースとの間に設けられ、所定の駆動源の動力により、該ベースを前記中心軸線の回りに回転させる旋回駆動機構をさらに含んでいる請求項3〜5のいずれか一項に記載のゲーム機。
  7. 前記モニタ駆動機構は、所定の駆動源の動力により、前記複数のモニタのそれぞれを前記中心軸線の回りに回転させる旋回駆動機構を含んでいる請求項1又は2に記載のゲーム機。
  8. 前記ゲーム機本体を上方から見て該ゲーム機本体に外接する長方形状の外形枠を仮想したときに、前記モニタ整列状態では、各モニタの表示面が前記外形枠の長辺方向及び短辺方向のいずれに対しても斜めに傾いた方向に向けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載のゲーム機。
  9. 前記モニタ展開状態では、前記複数のモニタの表示面が前記外形枠の各辺に向けられている請求項に記載のゲーム機。
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