JP5854545B1 - R3rptpサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの阻害剤のスクリーニング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[2]上記基質が下記(a)又は(b)である、上記[1]に記載のスクリーニング方法。
(a)配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチド。
(b)配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列において1個又は複数個のアミノ酸が置換、欠損、挿入若しくは付加、又はそれらの組み合わせにより変異されたアミノ酸配列を有し、かつ上記受容体型プロテインチロシンホスファターゼにより脱リン酸化される活性を保持するペプチド。
[3]配列番号1及び配列番号2におけるリン酸化チロシンのアナログが、クマリン誘導体である、上記[2]に記載のスクリーニング方法。
[4]上記クマリン誘導体が、ホスホクマリン−アミノ−プロピオン酸である、上記[3]に記載のスクリーニング方法。
[5]上記受容体型プロテインチロシンホスファターゼが、Ptprb、Ptprh、Ptprj及びPtproよりなる群から選ばれる少なくとも一種である、上記[1]〜[4]のいずれか1に記載のスクリーニング方法。
[6]上記阻害剤は、糖尿病及びアルツハイマー病の少なくともいずれかの疾患の予防又は治療のための薬剤である、上記[1]〜[5]のいずれか1に記載のスクリーニング方法。
[7]下記(a)又は(b)のペプチドを備える、R3 RPTPサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの阻害剤としての有効性を評価するためのキット。
(a)配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチド。
(b)配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列において1個又は複数個のアミノ酸が置換、欠損、挿入若しくは付加、又はそれらの組み合わせにより変異されたアミノ酸配列を有し、かつ前記受容体型プロテインチロシンホスファターゼにより脱リン酸化される活性を保持するペプチド。
R3 RPTPサブファミリーは、Ptprb、Ptprh、Ptprj及びPtproの4つのメンバーより構成されていることが知られている。このR3 RPTPサブファミリーに属するタンパク質は、細胞外に複数個のフィブロネクチンIII型リピート構造を有し、細胞内に1個のPTPドメインを有する共通構造を備える。本スクリーニング方法において、R3 RPTPサブファミリータンパク質としては各種動物由来のものを適用することができ、例えばヒト、及びヒト以外の哺乳動物(マウス、ラット等)に由来のものを適用することができる。
基質としてのインスリン受容体由来の分子は、天然から取得した分子の一部又は全部であってもよく、R3 RPTPサブファミリーの脱リン酸化を受ける活性を保持している限り、天然から取得したタンパク質の組み換え体であってもよく、あるいは人工的に合成したものであってもよい。また、本スクリーニング方法において、基質としてのインスリン受容体由来の分子は、インスリン受容体(IR)の全長アミノ酸配列を有する分子であってもよいし、インスリン受容体の全長アミノ酸配列の一部である部分アミノ酸配列からなる分子であってもよい。あるいは、これら分子が有するアミノ酸配列において1個又は複数個のアミノ酸が置換、欠損、挿入若しくは付加、又はそれらの2つ以上の組み合わせにより変異されたアミノ酸配列からなる変異型であってもよい。
(a)SSNPE(Z)LSAS(配列番号1)又はMTRDI(Z)ETDY(配列番号2)のアミノ酸配列からなるペプチド。
(b)SSNPE(Z)LSAS(配列番号1)又はMTRDI(Z)ETDY(配列番号2)のアミノ酸配列において1個又は複数個のアミノ酸が置換、欠損、挿入若しくは付加、又はそれらの組み合わせにより変異されたアミノ酸配列を有し、かつ上記受容体型プロテインチロシンホスファターゼにより脱リン酸化される活性を保持するペプチド。
なお、アミノ酸配列中の「Z」は、リン酸化チロシン又はリン酸化チロシンのアナログであることを示す。
本スクリーニング法では、まず、被験化合物の存在下で、基質としてのIR由来分子にR3 RPTPサブファミリーに属する1種以上のタンパク質を作用させる。使用する被験化合物としては特に制限はなく、種々の分子サイズの有機化合物又は無機化合物を用いることができる。有機化合物の例としては、例えば核酸、ペプチド、タンパク質、脂質(単純脂質及び複合脂質を含む。)、プロスタグランジン、イソプレノイド、テルペン、ステロイド、ポリフェノール、カテキン、ビタミン等が挙げられる。また、被験化合物は、天然物であってもよく、人工的に合成された物質であってもよい。被験化合物としては、植物抽出液、細胞抽出液又は培養上清を使用してもよく、あるは既存の薬剤を使用してもよい。用いる被験化合物は1種であってもよく、2種以上の混合物であってもよい。
本発明の評価用キットは、R3 RPTPサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの阻害剤としての有効性を評価するためのキットであり、基質として上記(a)又は(b)のペプチドを備える。本評価用キットは、該ペプチド以外のその他の成分を、該ペプチドと一体に又は別個に更に備えていてもよい。こうしたその他の成分としては、例えばR3 RPTPサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの1種又は2種以上、媒体などが挙げられる。
マウス由来R3 RPTPサブファミリーの基質捕捉変異体を用いて、哺乳類細胞ツーハイブリッド(Mammalian two-hybrid)法により、R3 RPTPサブファミリーがインスリン受容体を基質として認識するか解析を行った(図1A)。使用した基質捕捉変異体は、Ptprbの 1871番目のアスパラギン酸(NCBI Accession No. NP_084204)、Ptprhの1019番目のアスパラギン酸(同XP_011248936)、Ptprjの1219番目のアスパラギン酸(同XP_006499054)、Ptproの1112番目のアスパラギン酸(同NP_035346)をそれぞれアラニンに置換したものであり、PTP活性中心側のシステイン残基と基質側のリン酸基間で共有結合が形成された状態で反応が停止することによりPTP−基質複合体が形成されるものである。スクリーニングは、Stratagene社のMammalian two-hybrid assay kitを使用して行った。マウスインスリン受容体の細胞内領域のcDNAをpCMV-BDベクターに挿入し(IR)、一方、R3 RPTPサブファミリーの細胞内領域の基質捕捉型変異体をコードするcDNAをpCMV-ADベクターに挿入した。株化細胞のCOS7細胞に、これらのプラスミドとルシフェラーゼをコードするレポータープラスミドを共導入し、24時間後にルシフェラーゼの発現を定量解析した。その結果、Ptprb, Ptprh, Ptprj及びPtproのそれぞれの基質捕捉変異体(DA)とインスリンレセプターの組み合わせはいずれも高い値を示し、両者の間に安定な複合体を形成することが分かった。一方、野生型(WT)のRPTPsは、インスリン受容体を脱リン酸化するため、安定な複合体を形成できなかった。以上より、R3 RPTPサブファミリーがインスリン受容体を基質分子として認識することが明らかになった(図1B)。
GSTタンパク質のみ (GST発現プラスミド, GST)、及び、GSTタンパク質とマウス由来のPtprb, Ptprh, Ptprj, 又はPtproの細胞内領域との融合タンパク質を発現するプラスミド(GST-RPTP発現プラスミド, GST-RPTP)を構築するとともに、Mycタグを付加した、全長のマウス由来インスリン受容体型を発現するプラスミド(インスリン受容体発現プラスミド, IR-Myc)を構築した。発現プラスミドの構築は、GST及びGST-RPTPについてはpGEX-4T-1ベクター(GE Healthcare社製)を、インスリン受容体についてはpcDNA3.1ベクター(Life Technologies社製)を使用して行った。GST発現プラスミド、又はGST-RPTP発現プラスミドによりトランスフォームした大腸菌より、グルタチオンカラムを用いてGSTタンパク質及びGST−R3サブファミリー融合タンパク質を調製した。次いで、株化細胞のHEK293細胞に、構築したインスリン受容体発現プラスミドを単独で導入し、24時間後に50 ng/mlのインスリンで15分間処理し、インスリン受容体を活性化したのち細胞抽出液を調製した。抽出液について、抗Myc抗体を用いて免疫沈降を行った。この免疫沈降物をそれぞれ10 ngのGSTタンパク質、又はGST−R3サブファミリー融合タンパク質と30℃で15分間反応させた。反応物について抗リン酸化チロシン抗体を用いたウエスタンブロットを行ったところ、インスリン受容体のチロシンリン酸化レベルは、GSTタンパク質と反応させた場合に比べて、GST−R3サブファミリー融合タンパク質(Ptprb, Ptprh, Ptprj, Ptpro)と反応させた場合に顕著に低下した(図2)。
HAタグを付加したマウス由来Ptprb, Ptprh, Ptprj, Ptpro(いずれも全長配列)を発現するプラスミド(RPTP発現プラスミド, HA-RPTP)をそれぞれ構築した。発現プラスミドの構築はpDisplayベクター(Life Technologies社製)を使用して行った。次いで、株化細胞のHEK293細胞に、上記2で構築したインスリン受容体発現プラスミド(IR-Myc)を単独で、又はRPTP発現 プラスミドと共に導入し、24時間後にインスリン(50 ng/ml)刺激を行い、15分後に細胞抽出液を調製した。抽出液について、抗Myc抗体を用いて免疫沈降を行った。これら免疫沈降物について抗リン酸化チロシン抗体を用いたウエスタンブロットを行ったところ、インスリン受容体のチロシンリン酸化レベルは、インスリン受容体を単独で発現させた場合に比べて、R3サブファミリー(Ptprb, Ptprh, Ptprj, Ptpro)と共発現させた場合に顕著に低下した(図3)。
マウスインスリン受容体のリン酸化が予想されるリン酸化チロシン残基を含む6種類の部分ペプチド(図4A及び図4B、peptide1〜peptide6)を用いて、R3サブファミリーがどのチロシン残基に対して脱リン酸化効率が高いか調べた。なお、図4Bの各アミノ酸配列中の「pY」はリン酸化チロシンであることを示す。上記2で調製したGST−R3サブファミリー融合タンパク質(10 ng)を各ペプチド(0.2 mM)と反応させた後、遊離したリン酸をマラカイトグリーンにより定量した。その結果、R3サブファミリーは、peptide1及びpeptide2に対する脱リン酸化効率が高いことが明らかになった(図4C)。この2つのペプチドのアミノ酸配列は、ヒトインスリン受容体のアミノ酸配列と一致する(配列番号1,2)。
Ptprj遺伝子欠損マウスを用いて、Ptprjが欠損した場合のインスリン受容体の活性化状態を調べた。マウスの腹腔にインスリンを投与し(体重1 kg当たり10 unit)、肝臓におけるインスリン受容体のチロシンリン酸化を調べると、Ptprj遺伝子欠損マウス(KO)では、野生型(WT)マウスに比べて、インスリン受容体のチロシンリン酸化(活性化)が亢進していることが明らかになった(図5)。以上の結果より、Ptprjはインスリン受容体を負に制御していることが明らかになった。
Ptprj遺伝子欠損マウスを用いて、Ptprj遺伝子が欠損した場合のインスリン受容体の活性変化を調べた。まず、グルコース耐性テストを行った(図6A)。マウスの腹腔にグルコースを投与し(体重1 kg当たり1 g)、血糖値の変化を調べると、野生型(WT)マウスよりもPtprj遺伝子欠損マウス(KO)において、より速やかに血糖値が低下することが分かった(図6A)。
以上の結果より、Ptprjはインスリン受容体を負に制御しており、Ptprj遺伝子欠損マウスにおいては、Ptprj遺伝子の欠損の結果、インスリン受容体の活性が亢進しているため、グルコース耐性及びインスリン耐性が増強していることが明らかになった。
Claims (6)
- R3 RPTPサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの阻害剤のスクリーニング方法であって、
配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドを基質として、被験化合物の存在下で前記基質に対し、前記受容体型プロテインチロシンホスファターゼの少なくとも細胞内領域を有するタンパク質を作用させ、前記基質の脱リン酸化を指標として前記被験化合物の前記阻害剤としての有効性を評価する工程を含む、スクリーニング方法。 - 配列番号1及び配列番号2におけるリン酸化チロシンのアナログが、クマリン誘導体である、請求項1に記載のスクリーニング方法。
- 前記クマリン誘導体が、ホスホクマリン−アミノ−プロピオン酸である、請求項2に記載のスクリーニング方法。
- 前記受容体型プロテインチロシンホスファターゼが、Ptprb、Ptprh、Ptprj及びPtproよりなる群から選ばれる少なくとも一種である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスクリーニング方法。
- 前記阻害剤は、糖尿病及びアルツハイマー病の少なくともいずれかの疾患の予防又は治療のための薬剤である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクリーニング方法。
- 配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドを備える、R3 RPTPサブファミリーに属する受容体型プロテインチロシンホスファターゼの阻害剤としての有効性を評価するためのキット。
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