JP5852819B2 - 汎用電子装置、汎用電子装置のatコマンド制御方法、汎用電子装置のatコマンド制御プログラム - Google Patents

汎用電子装置、汎用電子装置のatコマンド制御方法、汎用電子装置のatコマンド制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、後位機器と汎用の電子装置との間で行うATコマンドの処理に関する。
従来より、電子機器の機能を追加・拡張する方法として、インターフェースを介して汎用の機能拡張ユニットを取り付ける方法がある。図7はその概念図である。後位機器100は、インターフェースを介して機能拡張ユニット300を接続することで、各種の機能を新たに得ることが可能になる。機能拡張ユニット300内にはCPU30および機能を拡張するための機能拡張モジュール500を接続可能に内蔵している。
機能拡張ユニット300に内蔵される、または接続される機能拡張モジュール500としては、有線もしくは無線通信用モジュール、カメラ用モジュール、交換可能なゲーム用モジュールなど各種機能モジュールがあるが、以下、無線通信用モジュールを内蔵した(接続した)機能拡張ユニットを例にして本発明を説明する。
例えば、自動販売機やコインパーキングなどで、無線通信モジュールを内蔵し、各種センサやセキュリティ機能と連動する遠隔監視装置や遠隔操作装置が多く用いられている。そして、その通信機能のみを切り出した汎用通信ユニットが、広く普及している。
図8には、そのような汎用通信ユニットの一例を示してある。この汎用通信ユニット10は、例えば、タクシー等の無線式カード決済端末、無線式自動販売機監視装置、セキュリティ監視装置である後位機器に接続(もしくは後位機器内に内蔵)され、カード情報や自動販売機内の在庫情報、販売種別などをリアルタイムで送信する機能を有している。
この汎用通信ユニット10は、汎用通信ユニットの本体11と、この汎用通信ユニットの本体11と着脱自在に接続される無線通信モジュール50とから構成されている。この無線通信モジュール50には、アンテナ90が設けられており、外部と通信可能となっている。また、外部接続機器80として、後位機器がセキュリティ監視装置の場合、ドア開閉異常センサや温度異常検出センサなどが接続され、それらの検出情報も併せて送信することが出来るようになっている。
これらの送信は、公衆電話通信網を介して行われるため、電話の通信が可能な場所であれば、どこでも対応可能である。
これらの汎用通信ユニット10は、内蔵する無線通信モジュールに対応した制御コマンド(以下、ATコマンド)に合わせた通信仕様をソフトウェアとして組み込んで、初めて無線通信モジュール50を操作することができる。ここで、「ATコマンド」とは、モデムやターミナルアダプタでの制御に用いられるコマンドの体系のことである。この「ATコマンド」は複数のコマンドを連結して無線通信モジュール50に送ることも可能である。
ところで、このようなATコマンドにより制御されるモデム構成では、汎用通信ユニット10は、後位機器100から送られてきたATコマンドに対して、後位機器100のOS(オペレーティングソフトウェア)の仕様上、コールバックと呼ばれる応答信号を後位機器100に対して送信(返信)する必要がある。
そこで、特許文献1記載の発明では、ATコマンドテーブルを複数保持することで、各種の後位機器の接続に対応可能なモデムが開示されている。
また、入力されたATコマンドに応答して、後位機器に対してコールバックを送信する技術は、特許文献2に記載されている。
通常、後位機器100から送られてきたATコマンドは、図9に示すように、その全てを汎用通信ユニット10内のCPU30が受け取り、後位機器100へのコールバック処理は全てその汎用通信ユニット10のCPU30が行っていた。そして、CPU30によるコールバック処理後、無線通信モジュール50に送るATコマンドと、送らないATコマンドとの選別を行い、選別されたATコマンドのみを無線通信モジュール50に送っていた。
一方、無線通信モジュール50側では、送られたATコマンドに対して、汎用通信ユニット10のCPU30へコールバックの送信を行い、各種処理を行っていた。
特開2002−290494号公報 特開平7−321886号公報
しかしながら、従来技術のように後位機器100へのコールバック処理を汎用通信ユニット10のCPU30が全て行う構成は、後位機器100からのATコマンドが多くなればなるほど処理が複雑になり、結果として、汎用通信ユニット10内のCPU30の処理の負荷が大きくなり、処理速度の低下、消費電力の増大、発熱等が発生してしまうといった不具合があった。
特に、独自処理するコマンドと無線通信モジュール50で処理すべきコマンドが混在した場合、無線通信モジュール50からのコールバックと独自のコールバックを組み直してから後位機器100へ送信するという面倒で複雑な処理が不可避であった。
また、汎用通信ユニット10のCPU30は、無線通信モジュール50へのATコマンドに対するコールバック処理も行うため、無線通信モジュールが変更された場合(即ち、交換された場合)、汎用通信ユニットのCPUが処理すべきコマンドも併せて変更しなければならず、汎用性の低い構成になってしまっていた。
そこで、本発明の第1の目的は、汎用電子装置のCPUへの負荷を軽減することで、処理の効率化を達成する汎用電子装置、汎用電子装置のATコマンド制御方法、汎用電子装置のATコマンド制御プログラムを提供することである。
また、本発明の第2の目的は、機能拡張モジュールを交換しても、容易に処理を継続できる汎用電子装置、汎用電子装置のATコマンド制御方法、汎用電子装置のATコマンド制御プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明では、機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置であって、接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記コマンド受信手段で受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信手段と、機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信手段と、前記コマンド送信手段によりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信手段が送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示手段と、独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理手段と、前記コールバック処理手段で生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信手段と、を備えたことを特徴とする汎用電子装置を提供して、前記第1、第2の目的を達成する。
請求項記載の発明では、機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置で行う汎用電子装置のATコマンド制御方法であって、接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信ステップと、前記コマンド受信ステップで受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信ステップと、機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信ステップと、前記コマンド送信ステップによりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信ステップが送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示ステップと、独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理ステップと、前記コールバック処理ステップで生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信ステップと、を備えたことを特徴とする汎用電子装置のATコマンド制御方法を提供して、前記第1、第2の目的を達成する。
請求項記載の発明では、機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置で用いる汎用電子装置のATコマンド制御プログラムであって、接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信機能と、前記コマンド受信機能で受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信機能と、機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信機能と、前記コマンド送信機能によりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断機能と、前記判断機能で独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信機能で送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示機能と、独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理機能と、前記コールバック処理機能で生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする汎用電子装置のATコマンド制御プログラムを提供して、前記第1、第2の目的を達成する。
本発明によれば、機能拡張モジュール側にATコマンドのコールバック処理を任せることができるため、汎用電子装置のCPUの処理の負荷の増大を抑えることができる。また、処理すべきATコマンドが多くなってもプログラムサイズが大きくならず、より単純な処理で行うことが可能となる。
また、汎用電子装置のCPUは、機能拡張モジュールに認識させたく無い汎用電子ユニットの独自ATコマンドのみを削除するよう機能拡張モジュールに指示を出すので、機能拡張モジュールが変更されたとしても、汎用電子装置自体の独自ATコマンドは変わらないため、そのまま使用することができる。
本実施形態に係る汎用通信ユニットのハードウェア的な構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る汎用通信ユニットの機能を説明するための機能ブロック図である。 本実施形態の処理を説明するための図である。 本実施形態の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 本実施形態の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 本実施形態の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 本発明の概念図である。 従来の汎用通信ユニットの構成を説明するための図である。 従来の無線通信モジュールの交換を説明するための図である。
以下、本発明の汎用電子装置の1例である汎用通信ユニットにおける好適な実施の形態について、図1から図6を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
図3に示すように、後位機器100から送信されたATコマンドは、汎用通信ユニットの本体(汎用通信装置)11のCPU30に一旦受領され、それをそのままスルーする形で機能拡張モジュールである無線通信モジュール50(モジュールA)に送られる。そして、コールバックに関する処理をモジュールAで行い、それを受領したCPU30は、そのコールバックをスルーする形で後位機器100へ送信する。
但し、CPU30は、受領したATコマンドをスルーする形で無線通信モジュール50に送った後、当該CPU30で独自に処理すべきATコマンドが存在しないかを判断する。その結果、独自に処理すべきATコマンドが存在した場合、CPU30は、無線通信モジュール50側へ送信したATコマンドを消去する指示を出し、独自にコールバックの処理を行う。
こうすることで、汎用通信ユニット10のCPU30にかかる負荷を軽減することができる。また、仮に、無線通信モジュール50をモジュールAからモジュールBへ取り替える必要が生じたときでも、汎用通信ユニット10のCPU30が処理すべきコマンドをモジュールBに合わせて変更する必要が無く、汎用性の高い構成となる。
なお、無線通信モジュール50をモジュールAからモジュールBへ取り換える場合とは、具体的には、高速処理が可能な最新のモジュールに換える、アナログ式のものからデジタル式のものに換える場合などがある。
(2)実施形態の詳細
以下、本発明の実施形態の詳細を図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図1の汎用通信ユニットのハードウェア的な構成を示したブロック図、及び図2の汎用通信ユニットの機能を説明するためのブロック図を参照して、本実施形態に係る汎用通信ユニットの概略を説明する。
本実施の形態に係る汎用通信ユニット10は、汎用通信ユニットの本体(汎用通信装置)11とこの汎用通信ユニットの本体11に着脱自在に接続された無線通信モジュール50とから構成されており、無線モデムとして機能するものである。
この汎用通信ユニット10は、後位機器100と呼ばれる機器と電気的に接続することで、無線モデムとしての役割を果たすこととなる。この後位機器100は、具体的には、パーソナルコンピュータ、自動販売機の制御ユニット、車載用ナビゲーション装置の通信ユニット、タクシーのクレジットカード用の決済端末、宅配業者が携帯しているクレジットカードや電子マネーの決済端末などがある。
この汎用通信ユニット10は、汎用通信ユニットの本体11と、この汎用通信ユニットの本体11に交換可能に接続される無線通信モジュール50とから構成されている。
汎用通信ユニットの本体11は、後位機器100と接続するためのインターフェイス部12、各種演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)30、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)34、外部接続機器80と接続するための外部接続機器インターフェイス部36及び無線通信モジュールと接続するためのインターフェイス部40を備えている。
ここで、外部接続機器80とは、例えばセンサなどがある。
無線通信モジュール50は、汎用通信ユニットの本体11と接続するためのインターフェイス部52、各種演算処理を行うCPU70、ROM72、RAM74及びアンテナ90と接続している無線部62を備えている。
後位機器100は、汎用通信ユニット10と接続するためのインターフェイス部108、CPU110、ROM112及びRAM114を備えている。
次に、図2を参照して、汎用通信ユニット10の各部の機能を説明する。
まず、汎用通信ユニットの本体11は、コマンドの処理を行うコマンド制御部20が設けられており、独自コマンドを処理して後位機器100へコールバックする独自コマンド処理・コールバック送信部22、汎用通信ユニットの本体11で処理すべき独自コマンド記憶している独自コマンド記憶部24、無線通信モジュール50に削除指示を出すコマンド削除指示部26、後位機器100から受信したATコマンドをスルーする形で無線通信モジュール50に送信する全コマンド送信部28を備えている。各コマンドの処理については、後に詳述する。
無線通信モジュール50は、コマンド削除指示部26の指示を受けてコマンドの削除を行うコマンド削除部54、全コマンド送信部28から送られてきた全ATコマンドを受信するコマンド受信部56、コールバックを送信するコールバック送信部58及びコマンド受信部56とコールバック送信部58を制御する制御部60を備えている。
また、後位機器100は、ATコマンドを生成するコマンド生成部104、コールバックを受信するコールバック受信部106及びこれらを制御する制御部102を備えている。
次に、図3を参照して、本実施の形態の処理を詳細に説明する。
後位機器100は、コマンド生成部104で生成されたATコマンドをインターフェイス部108を介して、汎用通信ユニット10の汎用通信ユニットの本体11のインターフェイス部12へ送信する。汎用通信ユニットの本体11のCPUは、受信したATコマンドをスルーする形で全コマンド送信部28により、インターフェイス部40を介して全ATコマンドを無線通信モジュール50へ送信する。
インターフェイス部52を介して全ATコマンドをコマンド受信部56で受信した無線通信モジュール50は、コールバック送信部58が、インターフェイス部52を介して汎用通信ユニットの本体11にコールバックを返信する。
この返信をインターフェイス部40を介して受信した汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、そのままスルーする形でインターフェイス部12を介してコールバックを後位機器100へ返信する。
後位機器100では、返信されたコールバックをインターフェイス部108を介してコールバック受信部106が受信する。
このように、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、送られてきたATコマンド及びコールバックを単にスルーするだけなので、処理の負荷が大幅に軽減する。
ところで、ATコマンドには、本来無線通信モジュール50に認識させるべきでないATコマンド、即ち、汎用通信ユニットの本体11のCPU30で独自処理すべき独自ATコマンド(以下、独自コマンドとする)が存在する。この独自コマンドを無線通信モジュール50の側で処理する場合によっては、エラー動作を起こすこともある。なお、ここで、「独自コマンド」には、無線通信モジュールへ送信する必要のないコマンドも含んでいる。
そのため、本実施の形態では、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、独自コマンドが存在した場合、無線通信モジュール50に送ったATコマンドによる動作が無線通信モジュール50で実行される前に、独自コマンドのみを削除する指示を無線通信モジュール50に対して送ることとしている。
そして、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、独自コマンドに対するコールバック処理を行い、直接、後位機器100へのコールバックを行う。
具体例で説明すると、後位機器100から送られてきたATコマンドが<CPU1>、<CPU2>、<MOD1>、<MOD2>、<MOD3>の5種類であり、このうち独自コマンドが<CPU1>、<CPU2>だったとする。汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、一旦スルーする形で送信した5種類のATコマンドのうち、<CPU1>、<CPU2>を削除する指示を無線通信モジュール50に送り、独自にコールバックの処理を行う。一方、<MOD1>、<MOD2>、<MOD3>の3種類のコマンドに対しては、コールバックもスルーするだけで、特別な処理は行わない。
ここで、無線通信モジュール50がモジュールAからモジュールBに交換されたとする。この実施形態では、モジュールBに対応するATコマンドを新規に実装する必要がない。上記例では、<MOD1>、<MOD2>、<MOD3>の3種類のコマンドを新規に実装しなくてもよい。独自コマンドは、モジュールBには無関係なので、結果として、容易にモジュールの交換を行うことができる。
次に、図4のシーケンス図を参照して、独自コマンドが含まれていない場合の処理を説明する。
まず、後位機器100から汎用通信ユニット10へATコマンドが送られる。ここで送られるATコマンドは、<ATE1V1>というコマンドである。これを受けて、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、そのままこれらをスルーする形で無線通信モジュール50側へ送信する。この処理は、全コマンド送信部28が行う。
そして、後位機器100から<CR>(キャリッジ・リターン(改行))のコマンドを受信すると、CPU30は、無線通信モジュール50側へ送信したATコマンドの中に当該CPU30が処理すべき独自コマンドが含まれているか否かを判断する。この処理は、独自コマンド記憶部24に記憶されている独自コマンドを照合することにより判断する。
その結果、独自コマンドが含まれていないと判断された場合、CPU30は、<CR>をそのまま無線通信モジュール50側へ送信する。
コマンド受信部56で、ATコマンドと<CR>を受信した無線通信モジュール50では、ATコマンドの処理を開始し、コールバックを汎用通信ユニットの本体11側へ返信する。この例では、コールバック送信部58が、<CR><LF>OK<CR><LF>なるコマンドを送信する。なお、<LF>とは、ラインフィードのことであり、改行で先頭に戻る制御コードである。
このコールバックを受信した汎用通信ユニットの本体11は、これをそのまま、スルーする形で後位機器100側へ送信する。
後位機器100では、コールバック受信部106が、このコールバックを受信する。
以上の説明から明らかなように、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、ATコマンドをそのまま無線通信モジュール50側へ送信し、コールバックもそのまま後位機器100側へ送信しているので、処理にかかる負荷を大幅に軽減することができる。
なお、後位機器100側から見ると、送られてきたコールバックが汎用通信ユニットの本体11のCPU30が処理したものか、無線通信モジュール50側で処理したものかは判断できず、本実施形態のような処理を行っても、何らの不都合は生じない。
次に、図5のシーケンス図を参照して、ATコマンドが独自コマンドのみの場合の処理を説明する。
後位機器100から<AT@ABC>なるATコマンドを汎用通信ユニットの本体11のCPU30で受信すると、そのままこれらをスルーする形で無線通信モジュール50側へ送信する。
そして、後位機器100から<CR>(キャリッジ・リターン)のコマンドを受信すると、CPU30は、無線通信モジュール50側へ送信したATコマンドの中に当該CPU30が処理すべき独自コマンドが含まれているか否かを判断する。
その結果、独自コマンドが含まれていると判断された場合、CPU30は、<BS>(バックスペース)のコマンドを無線通信モジュール50側へ送信する。この例の場合、「@ABC」が独自コマンドであり、これを全て削除するために4個の<BS>を送信する。この処理は、独自コマンド削除指示部26が行う。
その後、CPU30は、<CR>を無線通信モジュール50側へ送信する。
無線通信モジュール50側では、一旦受信していた「@ABC」を<BS>で削除する処理を行う。この処理は、独自コマンド削除部54により実行される。
この結果、無線通信モジュール50では、AT<CR>なるコマンドを受信したものと認識する。
そこで、無線通信モジュール50では、<CR><LF>OK<CR><LF>なるコールバックをコールバック送信部58により、汎用通信ユニットの本体11側へ送信する。
一方、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、独自コマンド、即ち「@ABC」のコールバック処理を行う。そして、独自コマンドコールバック送信部22により@ABC:1<CR><LF>なるコールバックを後位機器100へ送信する。さらに、無線通信モジュール50側から送られてきた<CR><LF>OK<CR><LF>なるコールバックをスルーする形で後位機器100へ送信する。
後位機器100では、コールバック受信部106が、この両方のコールバックを受信する。
次に、図6のシーケンス図を参照して、ATコマンドが独自コマンドとそれ以外のコマンドが混在している場合の処理を説明する。
後位機器100から<AT@ABCE1V1>なるATコマンドを汎用通信ユニットの本体11のCPU30で受信すると、そのままこれらをスルーする形で無線通信モジュール50側へ送信する。
そして、後位機器100から<CR>(キャリッジ・リターン)のコマンドを受信すると、CPU30は、無線通信モジュール50側へ送信したATコマンドの中に当該CPU30が処理すべき独自コマンドが含まれているか否かを判断する。
その結果、独自コマンドと独自コマンドでないコマンドが混在していると判断され、CPU30は、一旦全てのATコマンドを削除するために<BS>(バックスペース)のコマンドを無線通信モジュール50側へ送信する。この例の場合、「@ABC」が独自コマンドであり、「E1V1」が非独自コマンドである。これを全て削除するために8個の<BS>を送信する。
そして、CPU30は、再び、非独自コマンドである「E1V1」を無線通信モジュール50へ送信する。即ち、一旦スルーする形で送信したコマンドを全て取り消して、独自コマンド以外のコマンドを再送することとしている。
その後、CPU30は、<CR>を無線通信モジュール50側へ送信する。
これを受信して無線通信モジュール50では、ATE1V1<CR>が送信されてきたと認識し、これに対するコールバック処理を行う。そして、<CR><LF>OK<CR><LF>なるコールバックをコールバック送信部58により、汎用通信ユニットの本体11側へ送信する。
一方、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、独自コマンド、即ち「@ABC」のコールバック処理を行う。そして、独自コマンドコールバック送信部22により@ABC:1<CR><LF>なるコールバックを後位機器100へ送信する。さらに、無線通信モジュール50側から送られてきた<CR><LF>OK<CR><LF>なるコールバックをスルーする形で後位機器100へ送信する。
後位機器100では、コールバック受信部106が、この両方のコールバックを受信する。
本実施形態によれば、汎用通信ユニットの本体11のCPU30は、独自コマンドの処理のみを行い、無線通信モジュール50側にATコマンドのコールバック処理を任せることができるため、処理の負荷を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、無線通信モジュールを取り換えても、汎用通信装置ユニットの本体11自体の独自ATコマンドは変更がないため、容易に無線通信モジュールの継続使用を行うことができる。
以上、本発明を無線通信モジュールを内蔵した汎用通信ユニットで説明してきたが、同様のATコマンド処理を実施する電子機器であれば、有線通信モジュールや、通信以外の機能モジュールを内蔵した機能拡張ユニットでも実現可能である。
10 汎用通信ユニット
11 汎用通信ユニットの本体
20 コマンド制御部
30 CPU
50 無線通信モジュール
90 アンテナ
100 後位機器
300 機能拡張ユニット
500 機能拡張モジュール

Claims (3)

  1. 機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置であって、
    接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信手段と、
    前記コマンド受信手段で受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信手段と、
    機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信手段と、
    前記コマンド送信手段によりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信手段が送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示手段と、
    独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理手段と、
    前記コールバック処理手段で生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信手段と、
    を備えたことを特徴とする汎用電子装置。
  2. 機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置で行う汎用電子装置のATコマンド制御方法であって、
    接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信ステップと、
    前記コマンド受信ステップで受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信ステップと、
    機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信ステップと、
    前記コマンド送信ステップによりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信ステップが送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示ステップと、
    独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理ステップと、
    前記コールバック処理ステップで生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする汎用電子装置のATコマンド制御方法。
  3. 機能拡張モジュールと着脱自在に接続可能であり、接続された後位機器とデータ送受信可能な汎用電子装置で用いる汎用電子装置のATコマンド制御プログラムであって、
    接続された後位機器からATコマンドを受信するコマンド受信機能と、
    前記コマンド受信機能で受信したATコマンドをそのまま接続された機能拡張モジュールへ送信するコマンド送信機能と、
    機能拡張モジュールから送信されてきたコールバックを受信し、そのまま後位機器側へ送信するコールバック送信機能と、
    前記コマンド送信機能によりATコマンドを送信後、送信したATコマンドの中に、汎用電子装置側で処理すべき独自コマンドが存在するか否かを判断する判断機能と、
    前記判断機能で独自コマンドが存在すると判断された場合、前記コマンド送信機能で送信したATコマンドのうち独自コマンドのみを消去すべき旨の指示を機能拡張モジュール側へ送信する消去指示機能と、
    独自コマンドに対するコールバック処理を行うコールバック処理機能と、
    前記コールバック処理機能で生成したコールバックを後位機器側へ送信する独自コールバック送信機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする汎用電子装置のATコマンド制御プログラム。
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