JP5849039B2 - クランクシャフトとエアバルブを有しない4行程機関 - Google Patents
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Description
前記十字状の回転アーム32は、縦軸である第1案内棒323、第2案内棒324と横軸を十字態様に形成してから成る回転アームであり、前記横軸は両端に2つの収容空間3201、3201’を備える管体320と、一端がそれぞれ2つの収容空間3201、3201‘の内部に穿設していて、他端がそれぞれ2つの押し棒30、30’の上端に連結する2つの支軸321、321’(押し棒30、30’と支軸321、321’との間は枢軸322、322’によってリベット接合し、枢転自在を形成する。)とから成る。
すなわち、管体320の第1案内棒323の上端は、クランクジャーナル33の第1開口部334に対して、第1ころ軸受333を介して内設することで連結する(第1案内棒323と第1ころ軸受333とを枢転自在に形成する)。また、管体320には、第1案内棒323と対称位置に第2案内棒324が連結されることで、回転アーム32を十字態様に形成している。
管体320には、それぞれ2つの収容空間3201、3201’に連絡する通気穴3202、3202’が開けられ、支軸321、321’が収容空間3201、3201’において往復に伸縮するとき、収容空間3201、3201’内部の気体の排出を助けることができる。前記ギヤ組34の両端部は受け台16のベースプレート162に連結している。
収容空間340を形成する板部材341の内外面には、同じ軸にある上部ギヤ342と下部ギヤ343がそれぞれ回転軸344、344’を介して連結し、さらに上部ギヤ342と下部ギヤ343に歯合する駆動ギヤ345と作動ギヤ346とを連結する。そのうち、駆動ギヤ345に第1傾斜棒332に対応した傾斜状の第2傾斜棒347を凸設し、第2傾斜棒347に第2開口部349を開け、第2ころ軸受348を収容し、第2案内棒324の末端部を第2ころ軸受348に穿設する(第2案内棒324と第2ころ軸受348との旋転自在状態を形成する)。
作動ギヤ346の回転軸344’は給排気弁2に備えるコンロッド22の上端に連結することによって、駆動ギヤ345が2回転した後、上部ギヤ342と下部ギヤ343を介して回転される作動ギヤ346がちょうど一回転する。すなわち、ギヤ組34はクランクジャーナル33または十字状の回転アーム32と給排気弁2の回転速度比制御を提供し、かつ回転速度比の値≧は2倍である。
図4から分かるように、本発明の機関が稼働を開始すると、給排気弁2の空気入口20と空気出口21はそれぞれシリンダー11の給排気口12と、シリンダー11’の給排気口12’と向き合い、空気は順を追って、ベース1の空気入力穴13と、給排気弁2の空気入口とシリンダー11の給排気口12を通過し、シリンダー11内部に進入し、シリンダー11’内部の気体は順を追って、給排気弁2の空気出口21、シリンダー11’の給排気口12’とベース1の空気排出穴14を通過して排出して、給排気弁2が同時にシリンダー11の空気給入とシリンダー11’の排気を行うことができる。
図から明らかなように、空気はシリンダー11の給排気口12を介してシリンダー11内部に送り込み、空気は順を追って、シリンダー11内部のピストン31と押し棒30を上方に押し込む一方、シリンダー11’内部の空気はシリンダー11’の給排気口12’より排出し、ピストン31’と押し棒30’がシリンダー11’の内部において、下方に押し込まれる。
主にピストン31と、押し棒30と、ピストン31’と、押し棒30’とはそれぞれシリンダー11、11’の内部にて押出しまたは引き込むとき、それぞれピストン31、31’上方に位置するシリンダー11、11’内部の空気は、それぞれ通り穴160、160’を介して、排出または給入によって、ピストン31と、押し棒30と、ピストン31’と、押し棒30’とはそれぞれ垂直してシリンダー11、11’の内部に運動される。これにより、押し棒30に連結する支軸321は順を追って、内向き及び外向きにして収容空間3201の内部にて往復運動し、一方、押し棒30’に連結する支軸321’は、押し棒30’を介し順を追って、内向き及び外向きにして収容空間3201’の内部にて往復運動する。
主に支軸321、321’がそれぞれ収容空間3201、3201’の内部にて押出しまたは引き込むとき、収容空間3201、3201’内部の空気はそれぞれ通気穴3202、3202’を介して排出または給入し、支軸321、321’がそれぞれ収容空間3201、3201’の内部にて往復運動できる。さらに、支軸321、321’がそれぞれ収容空間3201、3201’にて往復運動すると同時に、管体320に備える第1案内棒323がクランクジャーナル33に備える第1傾斜棒332の第1ころ軸受333の制限を受けるため、第1案内棒323が第1傾斜棒332と、横棒331と、縦棒330とを連動して逆時計方向に回転し、回転エネルギーを形成する。
シリンダー11、11’がそれぞれ給気と排気行程を完了した後、給排気弁2は引き続き逆時計方向に回転し、給排気弁2の回転態様は、主にシリンダー11’の給排気口12’が給排気弁2の空気入口20に連絡していて、空気をシリンダー11’の内部に送り込む一方、シリンダー11の給排気口12は給排気弁2の外壁に遮られているため、シリンダー11の密閉態様を形成する。
一方、ギヤ組34は給排気弁2のコンロッド22を連動し、給排気弁2を逆時計方向に360度回転する。前記押し棒30、30’による十字状の回転アーム32と、クランクジャーナル33と、ギヤ組34と、給排気弁2との連動方式は前述に同じため、ここでの説明を省略する。
シリンダー11、11’それぞれが燃焼と圧縮行程を完了した後、給排気弁2は引き続き逆時計方向に回転し、主にシリンダー11の給排気口12は給排気弁2の空気出口21とベース1の空気排出穴14に連絡されている一方、シリンダー11’内部の給排気口12’は給排気弁2の外壁に遮られているため、シリンダー11’の密閉態様を形成する。
ギヤ組34は給排気弁2に連結するコンロッド22に連動し、給排気弁2を逆時計方向に360度回転させる。前記押し棒30、30’による十字状の回転アーム32と、クランクジャーナル33と、ギヤ組34及び給排気弁2の連動方式は前述したため、ここでの説明を省略する。
図13から分かるように、シリンダー11、11’の圧縮比を制御するため、使用者は固定棒40と受け台16を取り付けるとき、固定棒40と受け台16の直方向長さを適度に選択し、順を追ってクランクジャーナル33と、十字状の回転アーム32と、押し棒30、30’が上板4と間接的に連結するピストン31、31’ をそれぞれシリンダー11、11’内部の制限高さD(そのうち、制限高さDは固定棒40と受け台16の直方向長さによって改変される)に収めることによって、シリンダー11、11’に多種の圧縮比を持たせて、機関を実施例1のようにディゼールエンジン油を適用できるほか、同じの機関構造をガソリン燃料に適用することもできる。
10 給排気溝
11 シリンダー
110 点火プラグ
11’ シリンダー
110’ 点火プラグ
12 給排気口
12’ 給排気口
13 空気入力穴
14 空気排出穴
15 締め付け具
16 受け台
160 通り穴
160’ 通り穴
161 軸受穴
161’ 軸受穴
162 ベースプレート
163 滑り軸受
17 ワッシャ
2 給排気弁
20 空気入口
21 空気出口
22 コンロッド
23 軸受
3 駆動装置組
30 押し棒
30’ 押し棒
31 ピストン
31’ ピストン
32 十字状の回転アーム
320 管体
3201 収容空間
3201’ 収容空間
3202 通気孔
3202’ 通気孔
321 支軸
321’ 支軸
322 枢軸
322’ 枢軸
323 第1案内棒
324 第2案内棒
33 クランクジャーナル
330 縦棒
331 横棒
332 第1傾斜棒
333 第1ころ軸受
334 第1開口部
34 ギヤ組
340 収容空間
341 板部材
342 上部ギヤ
343 下部ギヤ
344 回転軸
344’ 回転軸
345 駆動ギヤ
346 作動ギヤ
347 第2傾斜棒
348 第2ころ軸受
349 第2開口部
4 上板
40 固定棒
41 軸受
42 ナット
D 制限高さ
Claims (3)
- クランクシャフトとエアバルブを有しない4行程機関であって、給排気溝と、前記給排気溝を中心点として対称位置に2つのシリンダーを設け、内部に前記給排気溝と2つの前記シリンダーとを連絡する給排気口を開け、前記給排気溝の側壁と底部にそれぞれ外部に連絡する空気入力穴と空気排出穴とを開け、上面にその底部が前記給排気溝と2つの前記シリンダーとを蓋締め可能な受け台を設け、ベースプレートはそれぞれ2つの前記シリンダーに連絡する通り穴と、軸受穴と、複数の穴部とを開けるベースと、一端は円形を形成し、その上端表面の中央場所はコンロッドに連結し、前記給排気溝に内設していて、給排気口と前記空気入力穴に連絡する空気入口と、前記空気排出穴に連絡する空気出口と、を設け、前記空気入口と前記空気出口は90度の挟み角を形成し、上方に備える前記コンロッドは前記ベースプレートの前記軸受穴を貫いて、かつ前記軸受穴に内設する滑り軸受とを結合した後、駆動装置に備えるギヤ組の作動ギヤとを串刺し接続により結合できる給排気弁と、前記ベースの上端に連結し、四方形の中空状を形成していて、前記ベースプレートにてそれぞれ2つのシリンダーに連絡する通り穴と、軸受穴と、複数の穴とを開け、中空状の内部に前記ギヤ組と駆動装置組とを収容できる受け台と、それぞれ2つのピストンに連結する2つの押し棒と、2つの前記押し棒の上端にそれぞれ連結する2つの十字状の回転アームと、2つの前記十字状の回転アームの上端に連結するクランクジャーナルと、前記十字状の回転アーム底縁に連結するギヤ組と、を含み、前記押し棒の下端は前記シリンダーの穴径に対応する前記ピストンを設け、前記ピストンは前記受け台の底部を介して、それぞれ2つの前記シリンダーの内部に穿設し、前記十字状の回転アームは2つの収容空間を有する管体と、一端をそれぞれ2つの前記収容空間内部に穿設し、他端はさらにそれぞれ2つの前記押し棒の上端に備える2つの支軸と、一端を前記管体の上端に連結し、他端は第1開口部内部に内設する前記クランクジャーナルの第1案内棒に穿設して固定し、一端を前記管体の底縁に連結していて、かつ前記第1案内棒と釣り合う第2案内棒に穿設して、前記十字状の回転アームの十字型態様を形成し、前記管体にてそれぞれ2つの前記収容空間に連絡する通気穴を開けることによって、前記支軸は前記収容空間内部にて往復に伸縮でき、前記ギヤ組は両端が前記受け台の底部に連絡し前記収容空間を形成する板部材と、それぞれ前記板部材上部の内外面を穿設し、かつ同軸にある上部ギヤと下部ギヤはそれぞれ独立に回転軸を介して前記板部材上部の内外面に連結し、それぞれ上部ギヤと下部ギヤに歯合する駆動ギヤと作動ギヤに隣設し、前記駆動ギヤにて第1傾斜棒に対応していて、かつ傾斜状を形成する第2傾斜棒を凸設し、前記第2傾斜棒に第2開口部を開けられ、第2案内棒の末端部の穿設に提供する第2ころ軸受を設け、前記作動ギヤの回転軸を前記給排気弁に備える前記コンロッドの上端に連結することによって、前記駆動ギヤが2回転したとき、前記上部ギヤと前記下部ギヤを介して回転する前記作動ギヤが減速して1回転にとどまり、前記ギヤ組によって、前記クランクジャーナルまたは前記十字状の回転アームと、前記給排気弁との間の回転速度比値を制御していて、かつその比値は≧2倍であり、前記クランクジャーナルは、相互に垂設された縦棒と横棒を連結してなり、前記縦棒は前記軸受を介して上板の外部を貫いて垂設し、前記横棒は前記上板の下方に位置し、前記横棒の一端は傾斜状の第1傾斜棒を形成し、前記第1傾斜棒にて第1開口部を設け、第1ころ軸受を収容でき、前記ギヤ組の末端部は前記給排気弁の前記コンロッドに連結する駆動装置組と、周辺部は前記受け台の上端に連結し、軸方向は前記受け台と前記ベースに穿設する固定棒を設け、前記駆動装置に備える前記クランクジャーナルの上端を外部に穿設する前記上板と、を備え、前述構造により、稼働に際して、複数の前記シリンダーは順を追って前記駆動装置組の前記ピストンを駆動し、前記ピストンに接続された前記押し棒が上下に往復運動し始め、前記押し棒に接続された前記十字状の回転アームを駆動し、前記十字状の回転アームが前記クランクジャーナルを回転駆動することをもって、往復運動を回転運動の機関機構に変えて動力を出力し、前記クランクジャーナルの駆動により動力を出力すると共に、前記十字状の回転アームが前記駆動装置組の前記ギヤ組を併せて駆動し、前記ギヤ組が前記駆動装置の底部に設ける前記給排気弁を連動することによって、360度回転稼働し、前記ベース内部にて給気と排気行程とを行い、前記給排気弁が回転し続けることと特殊な給気、排気タイミング設計とを併せて機関を駆動することで、給気、圧縮、燃焼と排気の連続した4行程の循環作動を行うことを特徴とするクランクシャフトとエアバルブを有しない4行程機関。
- 前記固定棒と前記ベースの直方向の長さにより、順を追って前記クランクジャーナル、前記十字状の回転アームと前記押し棒を介して、前記上板と間接的に連結する前記ピストンが前記シリンダー内部の制限高さを決定し、前記シリンダーに多種類の圧縮比をもたせて、機関が各種の燃料を使用可能にすることを特徴とする、請求項1記載のクランクシャフトとエアバルブを有しない4行程機関。
- 前記機関はガソリン燃料またはディゼール燃料とも適用でき、前記機関がガソリン燃料を使用する場合、前記機関の前記シリンダー内部に点火プラグを設けることを特徴とする、請求項1記載のクランクシャフトとエアバルブを有しない4行程機関。
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