JP5848848B1 - アンテナ装置 - Google Patents

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達也 佐野
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Abstract

【課題】既存の携帯端末装置等を用いて小型で容易に衛星通信が可能なアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置1は、底部材12とカバー部材13とを有するケース10とケースに取り付けられるトップカバー20と、ケースの収納されるパッチグランド41、第1の可動グランド42および第2の可動グランド43を有するグランド40と、カバー部材13に取り付けられる第1のアンテナ素子50と、トップカバー20に取り付けられる第2のアンテナ素子55と、地上通信用アンテナ素子(第3のアンテナ素子)30とを備える。トップカバー20とグランド40で構成される係合部70を解除して第1および第2の可動グランド42、43をケース10外部に引き出し、衛星アンテナとして利用する。【選択図】図5

Description

本発明は、地上での通信のみならず、衛星を用いた衛星通信が可能なアンテナ装置に関する。
アンテナ装置を用いて衛星通信を行う技術が知られている(特許文献1)。
特許文献1は、平面アンテナを含むアンテナ装置と送受信機を含み移動可能な可搬型の本体装置からなり、アンテナ装置は本体装置に対して取付、取り外しが可能で、方位角と仰角の両方の角度調整可能な衛星通信地球局であり、携帯性能を低下させることなく平面アンテナの方向調整を容易にしていることが開示されている。
特開2006−287350号公報
特許文献1に開示された技術は、可搬性のアンテナ装置ではあるが大型の平面アンテナが必要であり、災害等の緊急時において取扱が不便であるという課題があった。
本発明は、既存の携帯端末装置等を用いて小型で容易に衛星通信が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、ケースと、前記ケースの内部に収納された収納状態と、少なくとも一部が前記ケースから突出した突出状態との少なくとも二つの状態をとるように変形可能なグランドと、前記ケースの内部に収納され、給電部を有する第1のアンテナ素子と、前記ケースに取り付けられたトップカバーと、前記トップカバーに取り付けられ、給電を受けない第2のアンテナ素子と、を備えるアンテナ装置であって、前記トップカバーの前記ケースに対する相対位置が変動可能であり、当該相対位置が変動することにより、前記第2のアンテナ素子の前記グランドおよび前記第1のアンテナ素子に対する距離が変動する。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記グランドが、前記ケースの内部に固定されたパッチグランドと、当該パッチグランドに電気的に接続されるとともに、前記ケースの内部から外部へ突出可能な可動グランドとを含む。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記可動グランドが、前記ケースの相対する二つの側面からそれぞれ突出する第1の可動グランドおよび第2の可動グランドを含む。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記トップカバーと前記ケースとの間に弾性部材が配置され、前記トップカバーが有する第1の係止部が、前記グランドが有する第2の係止部に固定されている時、前記弾性部材が圧縮状態となり、前記トップカバーの前記ケースに対する相対距離が小さくなった接近状態が実現され、前記第1の係止部が前記第2の係止部から解除されている時、前記弾性部材が伸長状態となり、前記トップカバーの前記ケースに対する相対距離が大きくなった離間状態が実現される。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記ケースが、底部材と当該底部材を覆うカバー部材とを含み、前記グランドが前記底部材と前記カバー部材との間の空間に収納され、前記第1のアンテナ素子が前記グランドに直接対向するように前記カバー部材に取り付けられ、前記第1のアンテナ素子の前記カバー部材に取り付けられた第1の面とは逆側の第2の面に前記弾性部材が取り付けられる。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記グランドが、前記ケースの内部に固定されたパッチグランドと、当該パッチグランドに電気的に接続されるとともに、前記ケースの内部から外部へ突出可能な可動グランドとを含み、当該可動グランドは前記第2の係止部を有する。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記第2のアンテナ素子が、前記トップカバーの前記ケースに面する面に取り付けられたパッチアンテナ素子である。
本発明のアンテナ装置は、ケース内部に収納された第1のアンテナ素子とトップカバーに取り付けられた第2のアンテナ素子の相対位置が変動し、衛星無線通信の周波数帯域が拡がり、変形可能なグランドにより、グランドの面積が大きくなり、衛星通信用のアンテナとしての指向性が高まる。また、アンテナ装置は小型で携帯型の装置であり、簡単な操作で無線通信用として使用可能であり、持ち運びが容易であり、アンテナ装置の利便性が増すことが可能となる。
本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)正面斜視図、(b)背面斜視図。 本発明に係るアンテナ装置を無線ルーターとしての使用状態を示す第1の実施形態の背面斜視図。 本発明に係るアンテナ装置の分解斜視図。 本発明に係るアンテナ装置の衛星通信用としての使用準備状態を示す正面斜視図。 図4に続く使用開始の手順を示し、(a)係止部解除時の正面斜視図、(b)可動グランドの所定位置設定時の正面斜視図。 本発明に係るアンテナ装置のトップカバーを外した状態を示し、(a)図4に対応した正面斜視図、(b)図5(b)に対応した正面斜視図。 本発明に係るアンテナ装置の係止部の動作の一例を示し、(a)係止状態の断面図、(b)解除状態の断面図。 本発明に係るアンテナ装置の係止部の動作の一例を示し、(a)係止状態の拡大部分断面図、(b)係止を解除した状態の部分拡大断面図、(c)弾性部材が伸長状態で可動グランドが引き出された状態の部分拡大断面図。 本発明に係るアンテナ装置のアンテナ回路の一例を示し、(a)ブロック図、(b)衛星信号の入力と出力位相の関係を示す表。 本発明に係るアンテナ装置の無線ルーターとしての使用状態を示す第2の実施形態の背面斜視図。 図10に基づく地上通信用アンテナ素子の引き出し状態を示し、(a)背面斜視図、(b)(a)のA部拡大図。 図10に基づく地上通信用アンテナ素子の起立状態を示し、(a)背面斜視図、(b)(a)のA部拡大図。
以下、本発明に係るアンテナ装置の好適な実施形態を、図1〜図9に基づいて詳述する。
図1(a)はアンテナ装置1の正面斜視図、(b)はアンテナ装置1の背面斜視図、図2はアンテナ装置1を無線ルーターとしての使用状態を示す背面斜視図である。図1および図2を用いて、アンテナ装置1の実施形態の一例を説明する。
アンテナ装置1は、ルーター、スマートフォン、タブレット、データ通信端末、携帯情報機器などの通信機能を備える通信端末装置でもある。実施形態では、アンテナ装置1の一例として無線ルーターを示している。アンテナ装置1は、略長方形状の合成樹脂等からなるケース10と、ケース10の上面を覆い合成樹脂等からなるトップカバー20と、ケース10の裏面側に設けられた半円形状の窪み部11に取り付けられる地上通信用アンテナ素子30とを有している。トップカバー20は、ケース10に後述する係合部70によって取り付けられている。
アンテナ装置1を、無線ルーターとして使用する場合は、図2の地上通信用アンテナ素子30の使用状態を示す第1の実施形態の通り、一端を固定回転軸として地上通信用アンテナ素子30を窪み部11から所定角度に起立させれば良い。地上通信用アンテナ素子30は、一対の断面略円形状でロッド状アンテナ素子であり、所謂ホイップアンテナである。また、地上通信用アンテナ素子30は、一端がケース10の窪み部11に対し回動可能に取り付けられ、ケース10の相対する二つの側面10a、10bの各々に近い位置において、ケース10の長手方向に沿って設けられている。
通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)やUWB(Ultra Wide Band)などの近距離等の無線通信であっても良く、基地局が不要なアドホック通信であっても良い。また、低消費電力のBLE(Bluetooth Low Energy)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)、モバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、等を利用することも可能である。また、地上通信用アンテナ素子30を2本設けることで、送受信で複数のアンテナ(素子)を使うMINO(Multiple Input Multiple Output)に対応可能となる。
図3は、アンテナ装置1の分解斜視図である。図3を用いてアンテナ装置1を詳述する。
アンテナ装置1は上述の構成に加えて、ケース10を構成する底部材12と、底部材12を覆うカバー部材13とを有し、アンテナ装置1の中央部にケース10に収納されるグランド40が配置されている。また、アンテナ装置1は、カバー部材13に取り付けられる第1のアンテナ素子50と、トップカバー20に取り付けられる第2のアンテナ素子55と、底部材12に取り付けられる給電用の電池60と、回路が実装された基板61とを備える。そして、第1のアンテナ素子50は、グランド40に直接対向するようにカバー部材13に取り付けられている。また、第1のアンテナ素子50のカバー部材13に取り付けられた第1の面13aとは逆側の第2の面13bに弾性部材65が取り付けられている。
また、第1のアンテナ素子50は給電部51を有しており、第2のアンテナ素子55は給電を受けない無接点アンテナ素子である。そして、グランド(グランドプレーンアンテナ素子)40は、ケース10の内部に固定されたパッチグランド41と、ケース10の二つの側面10a、10bからそれぞれケース10の外部に突出する第1の可動グランド42と、第2の可動グランド43を有する。
本実施形態のアンテナ装置1は、通常は無線ルーター等として使用するが、災害等の緊急時において第1の可動グランド42と第2の可動グランド43をケース10から引き出すことでグランド40が衛星アンテナとして機能する。図4〜図6を用いて衛星アンテナの設置手順の一例について説明する。
地上通信用アンテナ素子(第3のアンテナ素子)30を所定の角度で起立させる(図4参照)。角度は地上通信用アンテナ素子30の起立角度を調整することにより、自由に設定可能である。そして、地上通信用アンテナ素子30は、衛星に対する角度を調節しつつ、ケース10を支持可能な支持脚として機能している。
次に、二つの可動グランド42、43のケース10内に保持するための係合部70を解除して(図5(a)参照)、ケース10の二つの側面10a、10bから第1の可動グランド42および第2の可動グランド43を所定の位置まで引き出す(図5(b)参照)。
本実施形態では、第1の可動グランド42および第2の可動グランド43の端面にそれぞれ引き出し用の把手42a、43aが設けられており、それぞれの把手42a、43aを掴んで両可動グランド42、43を引き出せる。係合部70を解除した際に、第1および第2の可動グランド42、43の側面の一部が飛び出しても良い。
また、図6に示されるように、パッチグランド41上に複数の突起部41aを設けて、第1の可動グランド42および第2の可動グランド43のケース10内での静止位置を決めることも可能である。地上通信用アンテナ素子30を起立させた後、第1および第2の可動グランド42、43を引き出す手順を説明したが、第1および第2の可動グランド42、43を引き出した後、地上通信用アンテナ素子30を起立させても良い。
第1および第2の可動グランド42、43をケース10に収納する場合は、それぞれの把手42a、43aをケース10方向に押圧して収納し、トップカバー20をケース10に押圧して係合部70を係止状態にすれば良い。また、第1および第2の可動グランド42、43は、ケース10の内部に収納された収納状態と、ケース10から突出した突出状態との少なくとも二つの状態をとるように変形可能なグランド40である。
第1の可動グランド42および第2の可動グランド43が所定の位置に引き出されたとき、第1の可動グランド42および第2の可動グランド43は、パッチグランド41と電気的な接続状態が維持されている。即ち、第1および第2の可動グランド42、43は、把手42a、43aおよび係合部70を有する合成樹脂製の基板42b、43bと、導電性のアンテナ部42c、43cとの積層構造であり、パッチグランド41は主に導電性部材からなる。そして、第1および第2の可動グランド42、43のそれぞれのアンテナ部42c、43cとパッチグランド41が電気的に導通状態にあり、グランド領域を拡げている。
図7、図8を用いて係合部70の具体的な実施形態の一例を説明する。図7が全体図、図8が部分拡大図である。
係合部70は、トップカバー20の裏面側に形成されている第1の係止部71と、第1および第2の可動グランド42、43のそれぞれの先端側に形成されている第2の係止部72とを有する。実施形態では係合部70の一例として爪係合を用いている。係合部70が係止状態にあるときは、カバー部材13とトップカバー20との間に設けられている弾性部材65が押圧された圧縮状態にある。
本実施形態では、弾性部材65の一例としてバネを用いている。弾性部材65は複数設けられ、カバー部材13の第2の面13bに形成された凹部13cにその一端が載置され、他端はトップカバー20の内面側に固定されている。
係合部70を解除する場合は、本実施形態では、ケース10の両側面10a、10bから指で係合部70を押圧する。押圧すると、第1および第2の可動グランド42、43がケース10内部に押し込まれ、第1の係止部71と第2の係止部72の係合が外れる(図8(b)参照)。そして、弾性部材65が伸長状態になり、トップカバー20がケース10の上方に離間し、第1および第2の可動グランド42、43をケース10の外部に引き出すことが可能となる(図7(b)、図8(c)参照)。
本実施形態では、係合部70を構成する第1の係止部71と第2の係止部72の一例として爪形状を説明したが、ランスと突起、凹凸係合や嵌合等を採用しても良く、機械的係止や電気的係止が選択可能であり、本実施形態で示される係合部70の構造に限定されない。また、第1および第2の可動グランド42、43に第2の係止部72を設けた例を述べたが、第2の係止部72をケース10に形成しても良い。
第1の係止部71と第2の係止部72が係止状態で固定されている時は、弾性部材65が圧縮状態で、トップカバー20のケース10に対する相対距離が小さくなった接近状態が実現され、アンテナ装置1の小型化を実現できる。また、第1の係止部71が第2の係止部72から解除され弾性部材65が伸長状態となりトップカバー20がケース10から離間することにより、トップカバー20のケース10に対する相対距離が大きくなった離間状態が実現される。そして、トップカバー20のケース10に対する相対位置が変動し、グランド40および第1のアンテナ素子50に対する第2のアンテナ素子55の距離が変動する。
トップカバー20が弾性部材65の作用でケース10の上方に移動し、グランド40および第1のアンテナ素子50に対する無接点アンテナ素子である第2のアンテナ素子55との距離が相対的に大きくなり、衛星無線通信の周波数帯域が拡がる。次に、二つの可動グランド42、43を両側面10a、10bから引き出すことによりグランド40の面積が大きくなり、衛星通信用のアンテナとしての指向性が高まり、衛星通信が可能となる。これにより、本実施形態のアンテナ装置1は小型で携帯型の装置であり、簡単な操作で無線通信用として使用可能であり、持ち運びが容易であり、アンテナ装置1の利便性が増す。そして、地上通信用アンテナ素子30をケース10を支持する支持脚として利用し、アンテナ装置1、より具体的には第1のアンテナ素子50、第2のアンテナ素子55およびグランド40の衛星に対する角度を自由に設定可能となるため、これらの部材が衛星に対して利得の高い位置に設定できる。
図9(a)は、アンテナ装置1のアンテナ回路の一例を示すブロック図、図9(b)は、衛星信号の入出力位相の関係を示す表である。表中Rxは受信対応、Txは送信対応を表している。
アンテナ回路80は、衛星用のパッチアンテナ素子である第1のアンテナ素子50と2本の地上通信用アンテナ素子30を有し、地上通信用アンテナ素子30は、メインアンテナ素子31とサブアンテナ素子32とを含む。第1のアンテナ素子50で受信された衛星電波は、右旋偏波(メイン)、左旋偏波(サブ)のそれぞれの位相が90°ずれたものが、それぞれの給電P1、P2に入る。ハイブリッドカプラーHCを介して右旋偏波が第1のRF81から出力し、左旋偏波が第2のRF82から出力される。
また、アンテナ回路80は第1のスイッチ部S1と第2のスイッチ部S2とを有している。二つのスイッチ部S1、S2は、例えばユーザーの操作により連動することが可能であり、衛星通信、地上通信の切り替えが可能である。第1のRF81、第1のスイッチ部S1を介して送られてきた受信信号は、第1の分波器(デュプレクサ)83を介して第1の低ノイズアンプ(LNA)85で処理され、第2の分波器86を介して第1の端子T1に出力される。
第2のRF82、第2のスイッチ部S2を介して送られてきた信号は、第2の低ノイズアンプ(LNA)87で処理されて第2の端子T2に出力される。送信時は第1の端子T1から第2の分波器86→パワーアンプ84→第1の分波器83→第1のスイッチ部S1→第1のRF81の順で信号が送られる。基本的に、送信時は第2の端子T2から第2のRF82の経路は使用しない。
地上通信では二つの地上通信用アンテナ素子30を使用するが、送受信ではメインアンテナ素子31を使用し、サブアンテナ素子32は受信のみで使用する。メインアンテナ素子31で受信された電波は信号に変換され、メインアンテナ素子31→第1のスイッチ部S1→第1の分波器83→低ノイズアンプ85→第2の分波器86→第1の端子T1の経路で伝達される。また、サブアンテナ素子32で受信された電波は信号に変換され、サブアンテナ素子32→第2のスイッチ部S2→第2の低ノイズアンプ87→第2の端子T2の経路で伝達される。一方、送信は、第1の端子T1→パワーアンプ84→第1の分波器83→第1のスイッチ部S1→メインアンテナ素子31の経路で伝達される。そして、送信時は第2の端子T2からサブアンテナ素子32の経路は使用しない。
尚、地上通信用アンテナ素子30は、図2に示す様に起立させた状態で機能するだけでなく、図1に示す様にケース10に収納された状態で機能するようにしても良い。
図2で説明した地上通信用アンテナ素子30の使用状態の第1の実施形態に対して第2の実施形態を図10〜図12に基づいて説明する。
第2の実施形態において、地上通信用アンテナ素子30は、その一端が支持部30aに回転自在に取り付けられ、他端が露出してケース10の裏面側に設けられた挿入孔11aに引き出し自在に収納されている(図10参照)。挿入孔11aから地上通信用アンテナ素子30を引き出す方法は、露出している部分を手で引き出すまたは機械的な動作で引き出すことにより行われる(図11(a)参照)。地上通信用アンテナ素子30を挿入孔11aから引き出すと同時に支持部30aも引き出され、図示しない係止部等で支持部30aの一端が挿入孔11aの開口近傍で係止される(図11(b)参照)。
ケース10の外部に引き出された地上通信用アンテナ素子30は、支持部30aを固定回転軸としてケースの裏面側から所定角度に起立させることができ(図12参照)、無線ルーターとして使用することができる。そして、図4と同様に地上通信用アンテナ素子30の起立角度を調整することにより、衛星通信用の支持脚として利用できる。
尚、地上通信用アンテナ素子30は、図12に示す様に起立させた状態で機能するだけでなく、図10に示す様にケース10に収納された状態、及び、図11に示す様にケース10から引き出された状態において機能するようにしても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係るアンテナ装置は、無線ルーター等の携帯端末装置において緊急時や非常時に衛星通信を容易に行える通信用途に適用可能である。
1:アンテナ装置
10:ケース
10a、10b:側面
11:窪み部
12:底部材
13:カバー部材
13a:第1の面
13b:第2の面
13c:凹部
20:トップカバー
30:地上通信用アンテナ素子(第3のアンテナ素子)
40:グランド
41:パッチグランド
42:第1の可動グランド
43:第2の可動グランド
50:第1のアンテナ素子(パッチアンテナ素子)
55:第2のアンテナ素子(無接点アンテナ素子)
65:弾性部材
70:係合部
71:第1の係止部
72:第2の係止部
80:アンテナ回路

Claims (7)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部に収納された収納状態と、少なくとも一部が前記ケースから突出した突出状態との少なくとも二つの状態をとるように変形可能なグランドと、
    前記ケースの内部に収納され、給電部を有する第1のアンテナ素子と、
    前記ケースに取り付けられたトップカバーと、
    前記トップカバーに取り付けられ、給電を受けない第2のアンテナ素子と、
    を備えるアンテナ装置であって、
    前記トップカバーの前記ケースに対する相対位置が変動可能であり、当該相対位置が変動することにより、前記第2のアンテナ素子の前記グランドおよび前記第1のアンテナ素子に対する距離が変動する、
    アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記グランドが、前記ケースの内部に固定されたパッチグランドと、当該パッチグランドに電気的に接続されるとともに、前記ケースの内部から外部へ突出可能な可動グランドとを含む、
    アンテナ装置。
  3. 請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記可動グランドが、前記ケースの相対する二つの側面からそれぞれ突出する第1の可動グランドおよび第2の可動グランドを含む、
    アンテナ装置。
  4. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記トップカバーと前記ケースとの間に弾性部材が配置され、
    前記トップカバーが有する第1の係止部が、前記グランドが有する第2の係止部に固定されている時、前記弾性部材が圧縮状態となり、前記トップカバーの前記ケースに対する相対距離が小さくなった接近状態が実現され、
    前記第1の係止部が前記第2の係止部から解除されている時、前記弾性部材が伸長状態となり、前記トップカバーの前記ケースに対する相対距離が大きくなった離間状態が実現される、
    アンテナ装置。
  5. 請求項4に記載のアンテナ装置であって、
    前記ケースが、底部材と当該底部材を覆うカバー部材とを含み、
    前記グランドが前記底部材と前記カバー部材との間の空間に収納され、
    前記第1のアンテナ素子が前記グランドに直接対向するように前記カバー部材に取り付けられ、
    前記第1のアンテナ素子の前記カバー部材に取り付けられた第1の面とは逆側の第2の面に前記弾性部材が取り付けられる、
    アンテナ装置。
  6. 請求項5に記載のアンテナ装置であって、
    前記グランドが、前記ケースの内部に固定されたパッチグランドと、当該パッチグランドに電気的に接続されるとともに、前記ケースの内部から外部へ突出可能な可動グランドとを含み、
    当該可動グランドは前記第2の係止部を有する、
    アンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第2のアンテナ素子が、前記トップカバーの前記ケースに面する面に取り付けられたパッチアンテナ素子である、
    アンテナ装置。
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