JP5847395B2 - 製品に付すべき香りの選択方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1〜3記載の方法及び非特許文献1記載の予備実験の方法は、任意の香料の中から被験者に実際に香り嗅がせて、香りを選択したり、評価するものであった。そのため、選択、評価される香りがある程度限定されてしまい、より望ましい香りを見逃してしまう可能性があった。また、事前に現存する多種多様な香りの中から評価対象となる香りを選定する必要があり、選定するために所定の基準を設ける作業や、実際にその香りを用意する負担も生じた。また、評価対象となる香りが、実際に用意できるものに限定され、さらに、被験者に実際に香りを嗅がせるための設備環境が必要となった。そのため、被験者の数が制限される場合や、多大な時間と費用を要する場合もあった。
被験者の属性に関する情報を取得するステップと、
前記被験者に香りを嗅がせずに、前記被験者自身の過去の記憶を想起する香りと前記過去の記憶との関連性に関する情報を取得するステップと、
前記過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を取得するステップと、
前記過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性を指標として、前記過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を基に前記過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性が高い香りを抽出し、抽出された香りを、前記属性を有する被験者に対する嗜好性の高い香りとして決定するステップと、
を含む、製品に付すべき香りの選択方法が提供される。
本実施形態の製品に付すべき香りの選択方法は、
被験者の属性に関する情報を取得するステップ(S1)と、
被験者に香りを嗅がせずに、被験者自身の過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性に関する情報を取得するステップ(S3)と、
過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を取得するステップ(S4)と、
過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性を指標として、S3において得た情報を基に、過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性が高い香りを抽出し、抽出された香りを、S1で得た属性情報に該当する被験者に対する嗜好性の高い香りとして決定するステップ(S5)と、
を含む。
(S1)
S1では、被験者の属性に関する情報を取得する。被験者の属性とは、特に限定されないが、例えば、被験者の年代、性別、性格、職業、出身地、血液型、家族構成等の他、趣味や関心のあるカテゴリーが共通する群、インターネット、香水、コロンなど特定のものをよく使用する群など生活習慣や嗜好の共通性に関するものであってもよい。たとえば、インターネットを利用してアンケートを行った場合、被験者の属性として、インターネットを利用するという属性情報が得られることになる。
S2では、特定の属性を有する被験者からなる集団を抽出する。特定の属性を有する被験者からなる集団を抽出する方法は、特に限定されない。
S3では、被験者に香りを嗅がせずに、被験者自身の過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性に関する情報を取得する。S3は、後述するS5での香りの抽出処理の点から、さらに、香りから喚起される過去の記憶の喚起度に関する情報を取得するステップ(S3−1)、香りを嗅いで過去の記憶を喚起する経験の快さに関する情報を取得するステップ(S3−2)、香りを嗅いで喚起された過去の記憶そのものについての情報を取得するステップ(S3−3)のいずれか1以上のステップを含んでいる方が好ましく、S3−1からS3−3の全てのステップを含む方がより好ましい。
S3−1では、香りから喚起される過去の記憶の「喚起度」に関する情報を取得する。
香りから喚起される過去の記憶の「喚起度」とは、たとえば、香りを嗅いで過去の記憶を想い出す経験により喚起される感情の変化の強さ、過去に引き戻される感覚の強さ(香りを嗅ぐことで喚起される記憶が生じた当時に引き戻されるような感覚の程度)、記憶の鮮明さ、記憶の情景が目に浮かぶようであるか、記憶の内容を再び体験したような感覚を得たか、想い出した記憶が自身にとって特別なもの又は重要なものと感じられるか、記憶に関わる場所、物又は人物をさらに想い出すかどうか、或いは記憶の内容の詳細さ、の中から選択される、少なくとも1以上の項目を被験者が評価することで得られるものが好ましい。この中でも、より嗜好性の高い香りを選択する観点から、香りを嗅いで過去の記憶を想い出す経験により喚起される感情の変化の強さ、過去に引き戻される感覚の強さ、及び記憶の鮮明さを評価することがより好ましい。
(i)「香りを嗅いで過去の記憶を想い出す経験により喚起される感情の変化の強さ」は、感情の変化の強さが非常に弱いことを示すポイントと、感情の変化の強さが非常に強いことを示すポイントとの間で数値化することができる。
(ii)「過去に引き戻される感覚の強さ」は、引き戻されるような感覚が全くないことを示すポイントと、完全に当時に引き戻されるような感覚を示すポイントとの間で数値化することができる。
(iii)「記憶の鮮明さ」は、記憶の内容が全体としてあいまいなものであることを示すポイントと、非常に鮮明なものであることを示すポイントとの間で数値化することができる。
S3−2では、香りを嗅いで過去の記憶を喚起する経験の快さ及び過去の記憶の快さに関する情報を取得する。すなわち、香りを嗅いで自身の過去の記憶を想い出す経験及び想い出した過去の記憶の気分や感情の良さの程度について問いかけを行い、回答を得る。
S3−3では、香りを嗅いで喚起された過去の記憶そのものについての情報を取得する。たとえば、喚起された過去の記憶の内容、いつごろの記憶か、どんな状況の記憶か、などの問いかけをし、具体的かつ自由に回答させる。回答としては、たとえば、「10代のころに滞在したハワイの旅行」、「毎年夏休みに遊びにいっていた祖母の想い出」、「はじめてデオドラントスプレーを使用したときのこと」等が挙げられる。
S4では、過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を取得する。たとえば「過去の記憶を想い出すきっかけになった香りが何だったか、どんな特徴の香りだったか、等をできるだけ具体的に書いてください。製品などの名前がわかれば、それも書いてください。」というような問いかけをし、被験者の想起する内容や回答方法を指示したり制限したりすることなく、被験者の自由な記述により回答させる。被験者は、香りをいくつ回答しても構わないが、一つの香りごとに過去の記憶との関連性に関する情報を取得する。
S5(S6)では、上記ステップで得られた過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性に関する情報に基づいて、関連性を指標として、S4で得た過去の記憶を想起する香りを特定する情報を基に関連性が高い香りを抽出し、抽出された香りを、S1で得た属性情報に該当する被験者又はS2で抽出した特定の属性を有する被験者からなる集団に対する嗜好性の高い香りとして決定する。本実施形態では、香りから喚起される過去の記憶の喚起度の数値に基づいて香りを抽出し、抽出された香りを、S1で得た属性情報に該当する被験者、すなわち特定の属性を有する被験者に対する嗜好性の高い香りとして決定する場合について説明する。
「喚起度」を測定する項目が一つであった場合、その評価項目の値に基づいて、香りと香りに関連づけられた被験者を選択する。例えば、インターネットを利用して多数の被験者に対してアンケートを行った場合、被験者を「喚起度」が基準値以上である群と基準値より低い群とに分類し、「喚起度」が基準値以上である群において特定されたそれぞれの香りを抽出することができる。
(A)被験者を、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、いずれか1つの項目でも基準値より低い値を示す群とに分類し、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群に含まれる。
(B)被験者を、すべての評価の値から1つ以上の評価の値を利用して算出する代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、基準値より低い群とに分類し、代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群に含まれる。
(C)被験者を、「喚起度」を測定する項目のうち1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、基準値より低い群とに分類し、「喚起度」を測定する1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す被験者群に含まれる。
「喚起度」の基準値の設定は、測定の仕方、または、データの分布の広がりに応じて決定することができる。たとえば、多段階評価で評価として提示した値の中央の値を基準値とすることができる(5段階であれば3)。または、多段階評価において「喚起度」が最も強いことを示すトップボックス(5段階であれば5と評価)、トップ2ボックス(5段階であれば4または5と評価)という基準値を設定することもできる。または、調査に参加した被験者全体の平均値あるいは中央値、最頻値といった、集団データを代表する統計的な指標を算出し、これを基準値とすることもできる。
(A)被験者を、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、いずれか1つの項目でも基準値より低い値を示す群とに分類し、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群に含まれる。
(B)被験者を、すべての評価の値から1つ以上の評価の値を利用して算出する代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、基準値より低い群とに分類し、代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群に含まれる。
(C)被験者を、「過去の記憶を喚起する経験の快さの程度」を測定する項目のうち1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す群と、基準値より低い群とに分類し、「過去の記憶を喚起する経験の快さの程度」を測定する1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す被験者群に含まれる。
被験者として、20代〜50代の男女446名が、インターネット調査形式によるヒアリングに回答した。
実施例1で抽出した64例のうち、快い過去の記憶を強く喚起させる香水・コロンとして正確に製品名が特定された47例について、関連付けられた被験者47名を、20代女性(21名)、30代女性(9名)、40代女性(7名)、その他(10名)の4つに年代ごとにグループ化した。さらに、20代女性、30代女性、40代女性の年代ごとに、快い過去の記憶を強く喚起させる香りとして選択された香りの主香調を解析し、その結果を図3に示した。図3では、年代ごとに選択された香りの主香調の割合を示している。
そこで、各年代ごとに最も抽出割合の高かったフローラルを過去の記憶を強く喚起させる香りとして選択した。
実施例1で選択された香り以外に、比較のため、ローズ系香料とハーブ系香料を用いた。これらの香りをそれぞれ、ムエット(試香紙)に適量を滴下して被験者に提示した。その後、提示されたそれぞれの香りによって何か記憶が喚起されたか否かを尋ね、回答を得た。結果を以下の表4に示した。
呼吸変化の測定のため、被験者は、コンフォートジェルマスクとヘッドギアが一体となった鼻用マスク(respironics社製)を装着した。コンフォートジェルマスクには、呼吸測定用トランスデューサーと二方向弁バルブが装着されていた。被験者には、前傾型のマッサージ用椅子に着席して楽な姿勢を取ってもらい、目を閉じてリラックスし、自然な呼吸をしながら香りを嗅ぐように説明した。
Claims (6)
- 被験者の属性に関する情報を取得するステップと、
前記被験者が複数であって、特定の前記属性を有する被験者からなる集団を抽出するステップと、
前記被験者に香りを嗅がせずに、前記被験者自身の過去の記憶を想起する香りと前記過去の記憶との関連性に関する情報を取得するステップと、
前記過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を取得するステップと、
前記過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性を指標として、前記過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を基に前記過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性が高い香りを抽出し、抽出された香りを、前記属性を有する被験者に対する嗜好性の高い香りとして決定するステップと、
を含み、
前記過去の記憶を想起する香りと過去の記憶との関連性に関する情報を取得するステップは、
前記過去の記憶を想起する香りから喚起される過去の記憶の喚起度の数値を取得するステップと、
前記香りを嗅いで過去の記憶を喚起する経験の快さの程度の数値を取得するステップと、
を含み、
前記過去の記憶を想起する香りを特定するための情報を取得するステップは、
前記被験者に対し、香りのカテゴリーを指定し、指定された前記カテゴリーの中から前記過去の記憶を想起する香りを回答させるステップを含み、
前記嗜好性の高い香りとして決定するステップにおいて、前記喚起度の前記数値および前記快さの程度の前記数値に基づいて香りを抽出し、前記抽出された香りを、前記特定の属性を有する被験者からなる集団に対する嗜好性の高い香りとして決定する、製品に付すべき香りの選択方法。 - 前記喚起度は、香りを嗅いで過去の記憶を想い出す経験により喚起される感情の変化の強さ、過去に引き戻される感覚の強さ、記憶の鮮明さ、記憶の情景が目に浮かぶようであるか、記憶の内容を再び体験したような感覚を得たか、想い出した記憶が自身にとって特別なもの又は重要なものと感じられるか、記憶に関わる場所、物又は人物をさらに想い出すかどうか、或いは記憶の内容の詳細さ、の中から選択される、少なくとも1以上の項目を評価することで得られるものである、請求項1に記載の製品に付すべき香りの選択方法。
- 前記嗜好性の高い香りとして決定するステップにおいて、
前記喚起度を測定する項目が一つであった場合、前記被験者を前記喚起度が基準値以上である群と前記基準値より低い群とに分類し、前記喚起度が基準値以上である群において特定されたそれぞれの香りを抽出し、
前記喚起度を測定する項目が複数であった場合、以下の(A)〜(C)のいずれかに該当するか確認し、いずれか一つに該当した場合、その前記喚起度が関連づけられた香りを抽出する、請求項1または2に記載の製品に付すべき香りの選択方法。
(A)被験者を、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、いずれか1つの項目でも前記基準値より低い値を示す群とに分類し、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記群に含まれる
(B)被験者を、すべての評価の値から1つ以上の評価の値を利用して算出する代表値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、前記基準値より低い群とに分類し、前記代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記群に含まれる
(C)被験者を、前記喚起度を測定する項目のうち1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、前記基準値より低い群とに分類し、前記喚起度を測定する1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記被験者の前記群に含まれる - 前記嗜好性の高い香りとして決定するステップの後、更に前記嗜好性の高い香りを選択した前記被験者の属性に関する情報を分析し、前記被験者の属性のうち前記嗜好性の高い香りについて特に嗜好性の高い前記被験者の属性に関する情報を取得する、請求項1乃至3いずれか一項に記載の製品に付すべき香りの選択方法。
- 前記嗜好性の高い香りとして決定するステップにおいて、
前記快さの程度を測定する項目が一つであった場合、その評価の値が基準値と同等もしくは基準値より高い値をとった場合、この値が関連づけられた香りを、ポジティブな過去の記憶を喚起する香りとして抽出し、
前記快さの程度を測定する項目が複数であった場合、以下の(A)〜(C)のいずれかに該当するか確認し、いずれか一つに該当した場合、その値が関連づけられた香りを、ポジティブな過去の記憶を喚起する香りとして抽出する、請求項1乃至4いずれか一項に記載の製品に付すべき香りの選択方法。
(A)被験者を、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、いずれか1つの項目でも前記基準値より低い値を示す群とに分類し、すべての評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記群に含まれる
(B)被験者を、すべての評価の値から1つ以上の評価の値を利用して算出する代表値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、前記基準値より低い群とに分類し、前記代表値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記群に含まれる
(C)被験者を、前記過去の記憶を喚起する経験の快さの程度を測定する項目のうち1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは前記基準値より高い値を示す群と、前記基準値より低い群とに分類し、前記過去の記憶を喚起する経験の快さの程度を測定する1つ以上の評価の値が、基準値と同等もしくは基準値より高い値を示す前記被験者の前記群に含まれる - 請求項1乃至5いずれか一項に記載の製品に付すべき香りの選択方法を用いて選択された香りを、製品に付する芳香性製品の製造方法。
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