JP5841393B2 - 情報処理装置、プログラム及び情報案内システム - Google Patents
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Description
、カーナビゲーション装置やGPS搭載の携帯情報端末等に案内情報等を提供するシステムが知られている。例えば、特許文献1に開示された情報提供装置では、ユーザが見知らぬ場所を訪問した場合にお勧めの観光場所や施設等を含む関連情報を提示する。また、特許文献2に開示された情報案内システムでは、測定されたユーザの現在位置情報に関連する文書情報や画像情報の提供を行うことで、旅行などの活動を支援する。
る。
図1に、情報案内システムの一例を示す。図1に例示する情報案内システム10は、例えば、個々のユーザ装置20,20aに情報案内サービスを提供するシステムである。本情報案内システム10は、個々のユーザ装置20,20aがGPS等を利用して測定した位置情報に基づいて情報案内サービスを行う。尚、以下の説明では、個々のユーザ装置20,20aが測定した位置情報の送信は、本情報案内サービスを利用するユーザの同意を得たものとして説明を行う。例えば、案内情報サービス提供の契約時に予めユーザの了解を得ることが例示できる。また、ユーザ装置側で、取得した位置情報の提供を行うか否かをユーザ装置の操作により選択するとしてもよい。
置200を含んでもよい。サーバ装置30、解析サーバ装置100、記憶装置40、記憶装置200は、例えば、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドの一部を構成するものであってもよい。ネットワークNは、インターネット等の公衆ネットワーク、携帯電話網等の無線ネットワーク、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の内部ネットワークを含む。
タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、ユーザ装置20,20aは、スマートフォン(多機能携帯電話)、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
306を有する。情報処理装置300は、CPU301が記憶部303に記憶されたプログラムをメモリ302の作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器の制御を行う。これにより、情報処理装置300は、所定の目的に合致した機能を実現することができる。メモリ302および記憶部303は、コンピュータである情報処理装置300が読み取り可能な記録媒体である。
ステートドライブ装置、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)装置であ
る。また、記憶部303としては、例えば、CDドライブ装置、DVDドライブ装置、+R/+RWドライブ装置、HD DVDドライブ装置、BDドライブ装置が例示できる。記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)を含むシリコンディスク、ハードディスク、CD、DVD、+R/+RW、HD DVD、または、BDがある。CDとしては、CD−R(Recordable)、CD−RW(Rewritable)、CD−R
OMがある。DVDとしては、DVD−R、DVD−RAM(Random Access Memory)がある。BDとしては、BD−R、BD−RE(Rewritable)、BD−ROMがある。また、記憶部303は、リムーバブルメディア等の可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CDやDVDのようなディスク記録媒体が例示できる。
)パネル、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスである。通信部306は、ネットワークNとのインターフェースである。
り、各種Webサイトが案内する各種コンテンツ情報や記事情報を閲覧することができる。また、ユーザ装置20,20aを構成する情報処理装置300は、CPU301が記憶部303に記憶されている各種プログラムや各種データをメモリ302に読み出して実行することにより、GPS(Global Positioning System)等を利用して現在位置を測定す
る。測定されたユーザ装置20,20aの位置情報(緯度経度情報)は、サーバ装置30に送信される。
ning System)等から、現在位置の情報と、現在時刻とを取得し、サーバ装置30に引き
渡す。サーバ装置30は、ユーザ装置20,20aやネットワーク上の各情報処理装置との通信履歴情報を履歴情報DB410(Data Base: データベース)として記憶装置40
に格納する。履歴情報DB410は、ユーザ識別情報(ユーザID等)、ユーザ装置20,20aがGPS等を利用して測定した位置情報(緯度経度情報)や日時情報、接続要求情報、接続先の各種WebサイトのURL情報を含む案内情報、セッション管理の識別コード(セッションID(identification))等を含む。記憶装置40は、履歴情報DB410を含む。
住所情報を特定し、ユーザ位置テーブル212として位置情報DB210に格納する。住所情報は、例えば、地図DB220から取得できる。地図DB220として、緯度情報、経度情報に対する住所情報を対応づけたデータベースを参照すればよい。そして、位置情報解析部120は、例えば地図DB220に格納された地図情報から、緯度情報及び経度情報と住所情報との対応付けを行い、取得した緯度情報、経度情報に対する住所情報を特定する。ユーザ位置テーブル212は、ユーザID、日時情報、緯度情報、経度情報、住所情報を含む。地図DB220は汎用の地図情報で構成され、緯度情報及び経度情報、地名等の住所情報が含まれる。尚、地図DB220は、ネットワーク上に接続された外部の情報処理装置や記憶装置に構成されていてもよい。
情報の提供や、滞在エリア情報に応じたオフタイムに訪問可能な温泉情報や飲食店情報が例示できる。また、これら案内情報には、滞在エリア情報に応じた広告や商取引情報等が含まれる。ユーザ装置20,20aに提供される案内情報の提示形態には、ネットワーク上に接続された各種WebサイトのURL情報が含まれる。
情報であるユーザIDを含むレコードを有している。各レコードは、ユーザIDに対応付けた緯度情報、経度情報、住所情報、日時情報、分類情報を格納するフィールドを備える。時間区分フィールドには、日時情報に応じた時間帯別の分類情報が格納される。尚、経度フィールド、緯度フィールド、住所フィールド、日時フィールドについては、図4に例示する位置情報テーブル212に格納される情報と同様である。
都品川区南大井6丁目”,“東京都中央区銀座四丁目”,“埼玉県さいたま市大宮区桜木町四丁目”が滞在エリアフィールドに格納されている。訪問頻度フィールドには、時間区分順に“80”,“42”,“123”の計数情報が格納されている。訪問頻度フィールドに格納された計数情報を比較すると、“42”<“80”<“123”である。生活区域タグフィールドには、時間区分順に各計数情報に応じて“第二生活基盤区”,“第三生活基盤区”,“第一生活基盤区”との分類情報が格納されている。このように、本情報案内システム10では、各計数情報間の大小関係により順位付けを行い、各計数情報に対応する住所情報に対して生活基盤区域としての分類情報を付与する。尚、生活基盤区域としての分類情報は、図例の表現に限定されない。計数情報間の大小関係に基づいて付与された順位を表現するものであればよい。
次に、本情報案内システム10における解析サーバ装置100の処理シーケンスについて説明する。図10に、解析サーバ装置100の全体的な処理シーケンス図を例示する。
図11〜図12に本情報検索システム10の解析サーバ装置100で実行される処理のフローチャートを例示する。図11〜図12に例示するフローチャートは、履歴情報取得部110、位置情報解析部120、時間区分抽出部130、訪問頻度算出部140、生活区域判定部150で実行される処理である。尚、以下の説明では、定期処理により、年単位の期間で履歴情報を抽出し、処理を行うものとして説明する。
て訪問頻度DB230に格納する。そして、訪問頻度算出部140は、ステップS6で計数したレコード総数を判定し(S7)、所定件数に満たない場合(S7、“NO”)には、当時間区分の処理を終了する。一方、所定件数以上の場合(S7、“YES”)には、訪問頻度テーブル231の当時間区分における住所情報のソートを行う(S8)。そして、各住所情報に対応付けられたレコード数と当時間区分のおけるレコード総数から住所情報毎のシェアを算出する(S9)。訪問頻度算出部140は、算出されたシェア率を、住所情報、分類情報、当時間区分のレコード数である抽出件数と共に、滞在頻度テーブル233として訪問頻度DB230に格納する。
案内情報処理部160は、生活区域DB240に格納された生活区域テーブル241に基づいて案内情報DB250に格納された各種案内情報を読み出し、各生活基盤区に対応する案内情報を選定する。案内情報処理部160は、各生活基盤区に対応する選定された案内情報を、例えばメッセージ配信等により、ユーザ装置20,20aに出力する。案内情報DB250に格納された案内情報には、各生活基盤区域に対応する不動産情報や施設情報、広告や商取引情報等が含まれる。また、案内情報の提示形態には、ネットワーク上に接続された各種WebサイトのURL情報が含まれる。
ザの生活基盤領域である。そして、案内情報処理部160は、滞在エリア情報、生活基盤区域に基づいて、案内情報DB250に格納された各種案内情報を読み出し、各滞在エリア情報及び各生活基盤区域に対応する案内情報を選定する。図9に例示された生活区域テーブルを処理例とすれば、案内情報処理部160は、第一生活基盤区として分類された滞在エリア情報に近接する温泉情報や図書館、公園等の公共施設情報、特売情報等を含む、オフの日に有用なパーソナライズメニューを案内情報として選定する。第一生活基盤区として分類された時間区分が属する時間帯は深夜帯であり、且つ訪問頻度が最も多いので、自宅の可能性が高いからである。
上述した実施例によれば、訪問頻度DB230に格納された住所情報に基づいて、時間区分に応じた住所情報別のシェア率を算出し、当シェア率に対して閾値判定を行うことで、時間区分別の滞在エリアとしていた。これに対し、変形例は、時間区分に応じた住所情報別のシェア率の算出は行わず、訪問頻度DB230に格納された時間区分に応じて付与された分類別のレコード数を訪問頻度情報とし、当訪問頻度情報と、当訪問頻度情報に対応する住所情報に基づいて案内情報を選定するとしてもよい。季節単位、年単位等の長期間にわたる履歴情報の処理においては、日単位、週単位等では除去しきれない不規則な滞在情報は、規則的な滞在情報に埋もれてしまうためである。例えば、年に数回の訪問場所は、訪問時を跨ぐ日単位、週単位等の処理ではレコード総数が少ないために所定の重みを有する。一方、訪問頻度が少ない不規則的な場所は、季節単位、年単位での処理では、大量のレコード総数に埋もれてしまうため、規則的な滞在情報の抽出には影響しない。
以上に説明した実施例によれば、本情報案内システム10は、年や季節,月等の時間的な変化によらないユーザの生活基盤区域に基づく情報案内サービスが提供できる。本情報案内システム10は、ユーザ装置から緯度経度情報が測位された日時情報が属する時間帯を所定の時間区分に分類する。このため、時間区分に応じたユーザ位置が特定できるので、情報案内サービスの提供にあたり、ユーザの位置情報を常時取得する必要もない。従って、現在位置を通知することへのユーザ負担を強いることもない。本情報案内システム10は、時間区分毎のユーザ位置に対してシェアを算出する。このため、時間区分別の、ユーザの定常的な移動行為を傾向として捉えることが可能となる。また、例えば、規則的な滞在場所と比較すると、滅多に行かない場所等の不規則な滞在情報を除去することができるため、ユーザの定量的な生活基盤区域を明確にすることができる。本情報案内システム10は、算出されたシェアに対し閾値判定を行う。このため、時間区分別の、ユーザの定常的な移動行為の傾向から特徴的な住所情報(滞在エリア情報)が特定できる。本情報案内システム10は、時間区分毎の訪問頻度情報間の相互比較を行う。このため、訪問頻度の大小関係により、ユーザの特徴的な住所情報に対し、年や季節,月等の時間的な変化によらない日常的な生活基盤区域としての訪問頻度に応じた分類が可能となる。本情報案内システム10は、滞在エリア情報と分類された生活区域情報に基づいて案内情報の選定を行う。このため、情報案内サービスを利用するユーザは、現在位置に左右されずに、年や季節,月等の時間的な変化によらない滞在エリア情報と生活区域情報に関連する案内情報を受け取ることができる。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
20 ユーザ装置
30 サーバ装置
40 記憶装置
100 解析サーバ装置
110 履歴情報取得部
120 位置情報解析部
130 時間区分抽出部
140 訪問頻度算出部
150 生活区域判定部
160 案内情報処理部
200 記憶装置
210 位置情報DB
211 緯度経度テーブル
212 ユーザ位置テーブル
220 地図DB
230 訪問頻度DB
231 訪問頻度テーブル
232 分類別総数テーブル
233 滞在頻度テーブル
240 生活区域DB
241 生活区域テーブル
242 時間区分テーブル
250 案内情報DB
300 情報処理装置
301 CPU
302 メモリ
303 記憶部
304 入力部
305 出力部
306 通信部
Claims (4)
- 情報処理装置に接続される記憶装置に格納されたユーザの所在に関連する履歴情報から、ユーザの識別情報と、緯度情報と、経度情報と、日時情報とを前記ユーザの識別情報に対応付けて抽出し、緯度経度情報として前記記憶装置に格納する手段と、
住所と緯度経度とを対応付けた地図データベースを参照し、前記緯度経度情報に対応する住所情報を特定し、前記住所情報と前記緯度経度情報との関連付けを行い、ユーザ位置情報として前記記憶装置に格納する手段と、
前記住所情報に対応する日時情報の属する時間帯に従って前記日時情報を時間区分に分類する手段と、
前記住所情報毎、前記時間区分毎のレコード件数を訪問頻度情報として抽出する手段と、
前記訪問頻度情報の、所定期間内の前記時間区分間の順位付けを行うと共に順位付けされた時間区分に対応する前記住所情報毎の生活領域区分を特定し、該特定された生活領域区分と前記住所情報とに基づいて案内情報を選定する手段と
を備えた情報処理装置。 - 前記ユーザ位置情報から前記時間区分毎の総レコード件数を抽出する手段と、
前記ユーザ位置情報から前記住所情報に対応する前記時間区分毎のレコード件数を抽出し、前記総レコード件数に対するシェアを算出する手段と、
前記算出されたシェアと閾値との比較を行い、前記シェアが前記閾値以上である場合には、前記生活領域区分と前記住所情報とに基づいて案内情報を選定し、配信する手段と、を備える、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置に、
情報処理装置に接続される記憶装置に格納されたユーザの所在に関連する履歴情報から、ユーザの識別情報と、緯度情報と、経度情報と、日時情報とを前記ユーザの識別情報に対応付けて緯度経度情報として抽出するステップと、
住所と緯度経度とを対応付けた地図データベースを参照し、前記緯度経度情報に対応する住所情報を特定し、前記住所情報と前記緯度経度情報との関連付けを行い、ユーザ位置情報とするステップと、
前記住所情報に対応する日時情報の属する時間帯に従って前記日時情報を時間区分に分類するステップと、
前記住所情報毎、前記時間区分毎のレコード件数を訪問頻度情報として抽出するステップと、
前記訪問頻度情報の、所定期間内の前記時間区分間の順位付けを行うと共に順位付けされた時間区分に対応する前記住所情報毎の生活領域区分を特定し、該特定された生活領域区分と前記住所情報とに基づいて案内情報を選定するステップと
を実行させるプログラム。 - 複数の端末と通信可能な情報処理装置を備える情報案内システムであって、
前記情報処理装置は、
情報処理装置に接続される記憶装置に格納されたユーザの所在に関連する履歴情報から、ユーザの識別情報と、緯度情報と、経度情報と、日時情報とを前記ユーザの識別情報に対応付けて抽出し、緯度経度情報として前記記憶装置に格納する手段と、
住所と緯度経度とを対応付けた地図データベースを参照し、前記緯度経度情報に対応する住所情報を特定し、前記住所情報と前記緯度経度情報との関連付けを行い、ユーザ位置情報として前記記憶装置に格納する手段と、
前記住所情報に対応する日時情報の属する時間帯に従って前記日時情報を時間区分に分類する手段と、
前記住所情報毎、前記時間区分毎のレコード件数を訪問頻度情報として抽出する手段と、
前記訪問頻度情報の、所定期間内の前記時間区分間の順位付けを行うと共に順位付けされた時間区分に対応する前記住所情報毎の生活領域区分を特定し、該特定された生活領域区分と前記住所情報とに基づいて案内情報を選定する手段と
を備えることを特徴とする情報案内システム。
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