JP5840807B1 - 頭部保護用ヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】内装体の構造が軽量化、作業性改善なされたヘルメットの提供。【解決手段】ヘルメット10は帽体20と、着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護する格納可能なシールド12と、そのシールド12の格納を実現するためにシールド12をスライド可能に支持するサポート装置とを有する。そのサポート装置は、当該ヘルメット10の中央位置に位置するセンタ・サポートと、左寄りの位置に位置する左側サイド・サポート14Lと、右寄りの位置に位置する右側サイド・サポートとを有する。センタ・サポートは、シールド12を、それの上側エッジの近傍位置においてスライド可能に支持する。左側サイド・サポート14Lおよび右側サイド・サポートは、帽体20の左側部の内面および右側部の内面にそれぞれ装着されるとともに、シールド12を、左側エッジおよび右側エッジの近傍位置においてそれぞれスライド可能に支持する。【選択図】図4

Description

本発明は、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットに関するものであり、特に、そのヘルメットの内装体の構造に関するものである。
作業用ヘルメット、防災用ヘルメットなど、危険を伴う現場において、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメット(保護帽)が既に普及している。
この種のヘルメットの基本性能としては、落下物や飛来物が着用者の頭部に衝突したときに、その衝突による衝撃から着用者の頭部を保護するという性能がある。この性能を実現するために、ヘルメットに作用した衝撃を吸収する性能が要求される。
この種のヘルメットは、一般に、当該ヘルメットの殻の部分である帽体(シェル)と、内装体とを有するように構成される。その内装体は、ヘルメットを調整して着用者の頭周サイズに合せる機能を有するヘッドバンドと、ヘルメットに作用した衝撃を吸収する機能を有するハンモックと、ヘルメットが着用者の頭部から脱落することを防止する機能を有する紐セットとを有する。
この種のヘルメットにおいては、内装体が多様な構造を有する。
例えば、特許文献1に開示されている従来のヘルメットにおいては、ハンモックが帽体に直接的に連結され、ヘッドバンドがハンモックに直接的に連結され、紐セットのうちの耳紐が帽体に直接的に連結されている。別の従来のヘルメットにおいては、ハンモックが帽体に直接的に連結され、ヘッドバンドがハンモックに直接的に連結されている点では、先の例と同様であるが、紐セットのうちの耳紐がハンモックに直接的に連結されている点では先の例とは異なる。
一方、この種のヘルメットの付随的な機能として、格納可能なシールドによって着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護するという機能が知られている。
このような付随的な機能を有するヘルメットは、一般に、シールドと、そのシールドを帽体に対して格納可能に支持するサポート装置とを追加的に有するように構成される。この場合、それらシールドおよびサポート装置は、分類上、前述の内装体に帰属する。
格納可能なシールドが搭載されたヘルメットのいくつかの従来例が、例えば特許文献2−4に開示されている。それらの従来のヘルメットにおいては、シールドを帽体にスライド可能に装着するために、帽体またはそれの内側に装着されるライナー(例えば、衝撃吸収ライナー)に装着される一体型の支持フレームと、その支持フレームに形成されたセンタレールおよび左右のサイドレールと、それらレールにそれぞれスライド可能に係合する複数のスライダとを含むように構成される。
特開2003−49316号公報 特開2006−97164号公報 特開2009−13517号公報 特開2012−62601号公報
シールドが追加されたヘルメットは、シールドを有しないヘルメットより重量が増加する可能性がある。なぜなら、ヘルメットにシールドを追加するためには、シールドという部品はもとより、そのシールドをヘルメット内において移動可能に支持する部品であるサポート装置も追加することが必要であるからである。
そこで、本発明者らは、サポート装置を軽量化するために種々の研究を行い、その結果、サポート装置を一体構造から分割構造に変更すればサポート装置を軽量化することが容易になるという知見を得た。
さらに、本発明者らは、ヘルメットの内装体の交換作業の効率を向上させるために、種々の研究を行い、その結果、複数の部品を、それら部品が集合的に連結される部品を介して帽体に連結する構造を採用すれば、ヘルメットの内装体の交換作業の効率を向上させることが容易となるという知見を得た。
それらの知見を背景にして、本発明は、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットにおいて、軽量化、作業性改善などを目的として当該ヘルメットの内装体の構造を改良することを課題としてなされたものである。
その課題を解決するために、本発明の第1の側面によれば、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットであって、
概して半球殻状を成す帽体であって、当該ヘルメットの着用状態において、前部と、左側部と、右側部と、上部とを有するものと、
着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護する格納可能なシールドであって、前記帽体に対して、その帽体内に格納される格納位置と前記帽体から突出した展開位置とに、予め定められた軌道に沿って移動可能であり、前記展開位置において、着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護し、当該ヘルメットの正面視において、上側エッジと、左側エッジと、右側エッジとを有するものと、
そのシールドの前記移動を実現するために、前記シールドを前記帽体に対してスライド可能に支持するサポート装置と
を含み、
前記サポート装置は、当該ヘルメットの正面視において、左右方向における概して中央位置に位置するセンタ・サポートと、左寄りの位置に位置する左側サイド・サポートと、右寄りの位置に位置する右側サイド・サポートとを含み、
前記センタ・サポートは、前記帽体の前記前部の内面に装着され、前記シールドを、前記上側エッジの近傍位置において前記軌道に沿ってスライド可能に支持し、
前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、前記帽体の前記左側部の内面および前記右側部の内面にそれぞれ装着されるとともに、前記シールドを、前記左側エッジおよび右側エッジの近傍位置においてそれぞれスライド可能に支持するヘルメットが提供される。
また、本発明の第2の側面によれば、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットであって、
帽体と、
その帽体に加えられた衝撃を吸収するハンモックと、
当該ヘルメットの着用状態において、着用者の頭部を水平方向から包囲する状態で保持するヘッドバンドと、
当該ヘルメットの着用状態において、前記帽体の左側部の内面を局部的に覆うように前記左側部の内面に着脱可能に連結される左側サイド・サポートと、
当該ヘルメットの着用状態において、前記帽体の右側部の内面を局部的に覆うように前記右側部の内面に着脱可能に連結される右側サイド・サポートであって、前記左側サイド・サポートから分離しているものと
を含み、
当該ヘルメットの着用状態において、前記ハンモックの左側部および前記ヘッドバンドの左側部は、いずれも、前記左側サイド・サポートに着脱可能に連結され、
当該ヘルメットの着用状態において、前記ハンモックの右側部および前記ヘッドバンドの右側部は、いずれも、前記右側サイド・サポートに着脱可能に連結されるヘルメットが提供される。
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。
さらに、各項を他の項の番号を引用する形式で記載することが必ずしも、各項に記載の技術的特徴を他の項に記載の技術的特徴から分離させて独立させることを妨げることを意味するわけではなく、各項に記載の技術的特徴をその性質に応じて適宜独立させることが可能であると解釈すべきである。
(1) 着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットであって、
概して半球殻状を成す帽体であって、当該ヘルメットの着用状態において、前部と、左側部と、右側部と、上部とを有するものと、
着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護する格納可能なシールドであって、前記帽体に対して、その帽体内に格納される格納位置と前記帽体から突出した展開位置とに、予め定められた軌道に沿って移動可能であり、前記展開位置において、着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護し、当該ヘルメットの正面視において、上側エッジと、左側エッジと、右側エッジとを有するものと、
そのシールドの前記移動を実現するために、前記シールドを前記帽体に対してスライド可能に支持するサポート装置と
を含み、
前記サポート装置は、当該ヘルメットの正面視において、左右方向における概して中央位置に位置するセンタ・サポートと、左寄りの位置に位置する左側サイド・サポートと、右寄りの位置に位置する右側サイド・サポートとを含み、
前記センタ・サポートは、前記帽体の前記前部の内面に装着され、前記シールドを、前記上側エッジの近傍位置において前記軌道に沿ってスライド可能に支持し、
前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、前記帽体の前記左側部の内面および前記右側部の内面にそれぞれ装着されるとともに、前記シールドを、前記左側エッジおよび右側エッジの近傍位置においてそれぞれスライド可能に支持するヘルメット。
(2) 前記センタ・サポートは、
前記帽体の前記前部の内面に装着されたセンタレールであって、当該ヘルメットの側面視において、前記シールドの両面のうち、前記展開位置において前側に位置する前面に沿って上下方向に延びるものと、
前記シールドの前記上側エッジに装着され、前記センタレールに、前記軌道に沿ってスライド可能かつ前記センタレールから離脱不能に係合するスライダと
を含む(1)項に記載のヘルメット。
(3) 前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、それぞれ、前記シールドを、前記左側エッジおよび右側エッジに沿って延びるとともに、それら左側エッジおよび右側エッジをスライド可能に支持する左側サイドレールおよび右側サイドレールを含む(1)または(2)項に記載のヘルメット。
(4) 前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、互いに同一の形状を有する(1)ないし(3)項のいずれかに記載のヘルメット。
(5) 前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、前記帽体の前記左側部の内面および前記右側部の内面にそれぞれ着脱可能に装着され、
当該ヘルメットは、さらに、
前記帽体に衝撃が作用すると、その衝撃を吸収するハンモックであって、前記帽体の内側に配置されるものと、
当該ヘルメットの着用状態において、着用者の頭部を水平方向から包囲する状態で保持するヘッドバンドと
を含み、
それらハンモックおよびヘッドバンドのいずれも、前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートのそれぞれに着脱可能に装着される(1)ないし(4)項のいずれかに記載のヘルメット。
(6) さらに、前記帽体の前記上部に着脱可能に装着されるユニットであって、当該ヘルメットの着用状態において、着用者によって予め選択された機能を実現する(1)ないし(5)項のいずれかに記載のヘルメット。
(7) 着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットであって、
帽体と、
その帽体に加えられた衝撃を吸収するハンモックと、
当該ヘルメットの着用状態において、着用者の頭部を水平方向から包囲する状態で保持するヘッドバンドと、
当該ヘルメットの着用状態において、前記帽体の左側部の内面を局部的に覆うように前記左側部の内面に着脱可能に連結される左側サイド・サポートと、
当該ヘルメットの着用状態において、前記帽体の右側部の内面を局部的に覆うように前記右側部の内面に着脱可能に連結される右側サイド・サポートであって、前記左側サイド・サポートから分離しているものと
を含み、
当該ヘルメットの着用状態において、前記ハンモックの左側部および前記ヘッドバンドの左側部は、いずれも、前記左側サイド・サポートに着脱可能に連結され、
当該ヘルメットの着用状態において、前記ハンモックの右側部および前記ヘッドバンドの右側部は、いずれも、前記右側サイド・サポートに着脱可能に連結されるヘルメット。
(8) 各サイド・サポートは、
前記帽体に対して着脱可能に連結される本体フレームと
その本体フレームとは別部品であるロックレバーと
を含み、
そのロックレバーが前記本体フレームに装着されることによって各サイド・サポートが構成され、
前記ロックレバーは、
前記本体フレームに対して相対変位可能な操作部と、
前記本体フレームに対して角度的な相対変位は可能であるが、直線的な相対変位は不可能である弾性ヒンジと、
それら操作部と弾性ヒンジとの間に配置された係合部と
を含み、
その係合部は、前記本体フレームに対して相対変位可能であり、前記操作部が操作されると、前記ロックレバーが前記弾性ヒンジを中心として弾性的に曲り、それにより、当該係合部は、初期位置からリリース位置に変位し、前記初期位置においては、前記本体フレームが前記帽体からリリースすることを阻止し、前記リリース位置においては、前記本体フレームが前記帽体からリリースすることを許可する(7)項に記載のヘルメット。
(9) 各サイド・サポートは、前記ロックレバーを2つずつ有し、
それらロックレバーは、共通に前記本体フレームに装着され、
前記2つのロック・レバーは、それぞれの前記操作部を片手で同時に操作することが可能である相対位置関係を有するように前記本体フレームに配置されるとともに、それらロックレバーを互いに接近させると、それらロックレバーがいずれも、同時に、前記初期位置から前記リリース位置に変位する(8)項に記載のヘルメット。
図1は、本発明の例示的な一実施形態に従うヘルメットを示す斜視図であってそのヘルメットのうちの破断部については透視図で示すものである。 図2は、図1に示すヘルメットの外観構造を示す分解斜視図である。 図3は、図1に示すヘルメットの内部構造を示す分解斜視図である。 図4は、図1に示すヘルメットを前後にかつ垂直に延びる中心面で切断した場合の縦断面図である。 図5は、図1に示すヘルメットの一部を、サイド・サポートに帽体が連結される様子を説明するために示す斜視図である。 図6は、図5に示すサイド・サポートを拡大して示す側面図である。 図7は、図6に示すサイド・サポートの要部を拡大して示す側面図である。 図8は、図1に示すヘルメットの内部構造を組立状態で示す側面図である。 図9は、図1に示すヘルメットを組立状態で示す底面図である。 図10(a)は、図6に示すサイド・サポートを、それの外側から見た場合に、ヘッドバンドが組み付けられた状態で示す斜視図であり、図10(b)は、サイド・サポートを、ヘッドバンドが組み付けられた状態で示す断面図である。 図11は、図6に示すサイド・サポートを、それの内側から見た場合に、ヘッドバンドが組み付けられた状態で示す斜視図である。 図12は、図1に示すヘルメットを構成する複数の部品相互の接続関係を示す系統図である。 図13(a)は、図3に示すセンタレール,スライダおよびシールドの組立体を示す斜視図であり、図13(b)は、その組立体を示す側面断面図であり、図13(c)は、センタレールとスライダとの組立体を示す平面断面図である。 図14は、図1に示すヘルメットの一部を、それの下側から見た場合に、組立状態で、片側のサイド・サポートと帽体のうちそのサイド・サポートに隣接する部分とヘッドバンドのうちそのサイド・サポートに隣接する部分との間の相対位置関係を説明するために示す斜視図である。
以下、本発明のさらに具体的で例示的な実施の形態のうちの一つを図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の例示的な一実施形態に従うヘルメットは、着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメット10であり、これは保護帽とも称される。
図1は、そのヘルメット10を示す斜視図であってそのヘルメット10のうちの破断部については透視図で示すものである。図2は、このヘルメット10の外観構造(複数の外側部品)を示す分解斜視図である。図3は、このヘルメット10の内部構造(複数の内側部品)を示す分解斜視図である。図4は、このヘルメット10を前後にかつ垂直に延びる中心面で切断した場合の縦断面図である。
このヘルメット10は、保護帽に分類されるために必須の複数の部品と、付随的な複数の部品とを有する。
まず、このヘルメット10のうちの付随的な複数の部品を概略的に説明するに、このヘルメット10は、図3および図4に示すように、着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護する格納可能なシールド12を有している。そのシールド12は、例えば、光に関しては透過性を有するが、物体に関しては透過性を有しない選択的透過性シートより構成される。このシールド12は、例えば、プラスチック(例えば、アクリル、ポリカーボネート)製の透明板を主体として構成されている。
このシールド12の機能としては、例えば、着用者の眼前から飛来してきた物体が着用者の顔面に衝突して顔面が損傷することから着用者を保護するという機能や、着用者の眼前にある対象物から照射された異常に強い光によって着用者の眼が損傷することから着用者を保護するという機能がある。
このヘルメット10は、図1および図3に示すように、さらに、シールド12の格納動作を実現するために、そのシールド12をヘルメット10に対してスライド可能に支持するサポート装置14を備えている。
図3に示すように、そのサポート装置14は、ヘルメット10の正面視において、左右方向における概して中央位置に位置するセンタ・サポート14Mと、左寄りの位置に位置する左側サイド・サポート14Lと、右寄りの位置に位置する右側サイド・サポート14Rとに3分割されている。
図4−図7に示すように、それら左右のサイド・サポート14L,14Rは、ヘルメット10の帽体20の内面に固定された4個の連結部15であって、ヘルメット10の平面視において、帽体20の左右に2個ずつ、対称的に配置されたものに着脱可能に装着される。
帽体20は、図2に示すように、前部20F,後部20B,左側部20L,右側部20Rおよび上部20Tを有する。左側サイド・サポート14Lは、帽体20の左側部20Lの内面に固定された2個の連結部15に着脱可能に装着されている。また、右側サイド・サポート14Rは、帽体20の右側部20Rの内面に固定された2個の連結部15に着脱可能に装着されている。
このヘルメット10は、図1および図2に示すように、さらに、帽体20の上部20Tに着脱可能に装着されるユニット16を備えている。そのユニット16は、ヘルメット10の着用状態において、着用者によって予め選択された機能を実現する。
その実現される機能としては、例えば、自然換気,ファンによる強制換気,ヒータによる保温,通信機器による無線通信,ライトによる照明,表面に遮熱塗装が施されることによる遮熱などがある。このユニット16は、必要に応じ、内部電源(図示しないが、例えば、充電可能なバッテリ,使い捨てのバッテリ)が搭載される。このユニット16は、着用者の要望に応じ、現在使用されているものとは異なる機能を実現する別のユニット16に交換することが可能である。
図2に示すように、このヘルメット10は、さらに、着用者を特定するために必要な情報(例えば、作業者ID)が記入されたカード(図示しない)を外部から目視可能に収容するカード・ホルダ18を備えている。そのカード・ホルダ18は、帽体20の後部20Bに配置されている。
各々、付属的な部品である上述のシールド12,サポート装置14,ユニット16およびカード・ホルダ18の構造および作動については、後に詳述する。
次に、このヘルメット10のうちの必須の複数の部品を説明するに、図1−図3に示すように、このヘルメット10は、半球殻状を成す帽体(例えば、ABSの如き硬質合成樹脂製)20と、その帽体20の内側に配置される衝撃吸収ライナー22と、ヘルメット10の側面視において衝撃吸収ライナー22より下方に配置される内装体24とを有する。
図1および図2に示すように、帽体20の前部20Fには、ヘルメット10の平面視において概して三日月状を成すバイザ26が、前部20Fの下側縁36に沿って概して水平方向に延びるように固定されている。
図1,図3および図4に示すように、衝撃吸収ライナー22は、帽体20の内面に装着されている。この衝撃吸収ライナー22は、帽体20の内面形状をほぼ補完するように、部分球殻状を成している。この衝撃吸収ライナー22は、例えば、発泡スチロール製である。
この衝撃吸収ライナー22の前部は、図4に示すように、格納位置にあるシールド12より内側に(ヘルメット10の側面視においては、後方に)配置されており、その結果、帽体20と衝撃吸収ライナー22との間の空間28内に、格納位置にあるシールド12が配置される。図4において、格納位置にあるシールド12は実線で、展開位置にあるシールド12は二点鎖線でそれぞれ示されている。
内装体24は、前述のサポート装置14に加えて、ヘルメット10の側面視において衝撃吸収ライナー22より下方に配置されるハンモック30と、ヘルメット10の側面視においてハンモック30より下方に配置されるヘッドバンド34とを有する。
ハンモック30は、ヘルメット10に作用した衝撃を吸収する機能を有する。そのため、このハンモック30は、帽体20の下側縁36の近傍位置から、その帽体20の上部20Tに向かって、かつ、その上部20Tに接触せずに浮上する姿勢となるように吊るされる。
そのようなレイアウトのおかげで、ヘルメット10の着用状態で帽体20が外部から衝撃を上方から受ける(すなわち、帽体20に衝撃力が下向きに加えられる)と、その衝撃がダイレクトに着用者の頭部に入力されるのではなく、ハンモック30を媒介とし、かつ、そのハンモック30によって前記衝撃が部分的に吸収ないしは緩和された状態で、着用者の頭部に間接的に入力される。その結果、最終的に着用者の頭部に入力される衝撃が緩和ないしは軽減される。
図8に示すように、ハンモック30の複数本のストラップ38のそれぞれの両端部は、左右のサイド・サポート14L,14Rに連結されている。
複数本のストラップ38の配列のいくつかの例としては、ヘルメット10の平面視において、図1に例示するように、布製またはプラスチック(例えば、テトロン)製の2本のストラップ38A,38Bが、互いに交差しない姿勢で並んだものや、図8および図9に例示するように、2本のストラップ38A,38Bが、互いに交差する姿勢で並んだものがある。
複数本のストラップ38の配列の別の例としては、図8および図9に例示するように、着用者の頭頂部を支持する2本のストラップ38Aおよび38Bと、着用者の後頭部を支持する1本のストラップ38Cとを有するものがある。この例においては、いずれのストラップ38の端部も、左右のサイド・サポート14L,14Rのうち対応するものに連結されている。
ヘルメット10においてそれの前部にシールド12を搭載するために重量バランスがヘルメット10の前部に偏る傾向があっても、ストラップ38Cが着用者の後頭部を支持することにより、ヘルメット10が安定して着用者の頭部に被せられる。その結果、ヘルメット10の被り心地が向上する。
図1に示すように、ヘッドバンド34は、着用者の後頭部に当たる位置に長さ調節部(図示しない)を有し、その長さ調節部により、着用者がヘッドバンド34の周長を調整して着用者の頭周に合せることを可能にする機能を有する。ヘッドバンド34は、例えば、PP製である。
図1,図4,図8,図10および図11に示すように、ヘッドバンド34は、左右のサイド・サポート14L,14Rのそれぞれに連結され、それにより、ヘルメット10内において、ヘッドバンド34の、帽体20に対する相対位置が決定されている。
図1に示すように、このヘルメット10は、さらに、ヘルメット10が、着用状態で、着用者の頭部から脱げてしまうことを防止するために、紐セット40を有する。その紐セット40は、ヘッドバンド34から垂下する左右の耳紐42,42と、それら左右の耳紐42,42からそれぞれ垂下する左右両端を有する顎紐(図示しない)とを有する。左右の耳紐42,42は、着用者の左右の耳にひっかけられ、また、前記顎紐は、着用者の顎にひっかけられ、両者の共同作用により、ヘルメット10が着用者の頭部から脱げてしまうことが防止される。
図12には、このヘルメット10を構成する上述の複数の部品間の接続関係がブロック図で概念的に表されている。
帽体20に、ユニット16と、サポート装置14と、衝撃吸収ライナー22とが接続されている。サポート装置14のセンタ・サポート14Mおよび左右のサイド・サポート14L,14Rにシールド12が接続されている。左右のサイド・サポート14L,14Rに、ハンモック30と、ヘッドバンド34とが接続されている。
次に、ユニット16の詳細を説明する。
図2に示すように、ユニット16は、中空のハウジングを有し、その内部に、指定された機能を実現するための部品が収納される。そのハウジングは、例えば、帽体20と同じ材質、例えば、ABS製である。
ユニット16を帽体20の上部20Tに着脱可能に装着するために、帽体20の上部20Tに凹部50が形成され、その凹部50内にユニット16の下面および側面がちょうど嵌まるようにユニット16および凹部50の形状が決定されている。
ユニット16を帽体20に締結するために、例えば、スクリュー、固定部材と回転操作部材とから構成され、両者の回転位相が一致すると両者がリリースし、そうでないとリリースしないロック、弾性レバーを利用したロックなどが使用される。
次に、カード・ホルダ18の詳細を説明する。
図2に示すように、カード・ホルダ18は、透明のカバー60と、そのカバー60が着脱可能に装着される裏板62とを有する。その裏板62が帽体20の後部20Bに固定されるために、図4に示すように、後部20Bに取付穴66が形成され、その取付穴66に裏板62が、後部20Bの基本表面より凹んだ位置に位置するように取り付けられている。
それら取付穴66と裏板62との共同により、後部20Bに凹部66が形成される。図4においては、カバー60が取り外された状態でカード・ホルダ18が示されている。この状態で、着用者を特定するための情報が記入されたカードが凹部66内に、そのカードの情報表示面が後方を向くように収容される。その情報表示面上の情報は、カバー60を透して目視できる。
次に、各サイド・サポート14L,14Rの詳細を説明する。
図3に示すように、各サイド・サポート14L,14Rは、本体フレーム70と、その本体フレーム70に着脱可能に装着されるロックレバー72であって弾性変形可能なものとの2分割構造とされている。本体フレーム70は、例えば、PP製である。ロックレバー72は、例えば、ABS製である。
各サイド・サポート14L,14Rは、それぞれの正面視において、上向きに先細となるテーパ状を成す形状を有したり、正立している台形であって上底が下底より短い形状を有することが可能である。そのような台形の一例は、等脚台形である。
図5−図7に示すように、本体フレーム70は、帽体20に固定された連結部15がはまり入って係合する係合凹部74を有する。一方、ロックレバー72は、本体フレーム70に装着されて固定される弾性ヒンジ(てこの支点)76と、その弾性ヒンジ76回りにロックレバー72を弾性的に撓ませるための力がロックレバー72に入力される操作部(てこの力点)78と、それらヒンジ76と操作部78との間に配置された係合凸部80(てこの作用点)とを有する。
ロックレバー72は、本体フレーム70に対して別部品とされている。そのため、図7に示すように、ロックレバー72のうち、本体フレーム70から分離して相対的に変位する可動部の長さが、弾性ヒンジ76と係合凸部80との間の距離と実質的に等しくなる。よって、係合凸部80の水平方向最大変位を、弾性ヒンジ76の曲り角度(撓み角度)の割りに増加させること、すなわち、弾性ヒンジ76の曲りを増大させることなく、係合凸部80の水平方向最大変位を拡大することが容易となる。
その係合凸部80は、係合凹部74と共同して、適宜リリース可能なロック部を構成する。具体的には、係合凸部80は、係合凹部74の開口部を部分的に閉塞可能に位置に配置される。操作部78に力が入力されないために、係合凸部80が、図5および図6に示す初期位置(非作用位置、ロック位置)にあると、係合凸部80は、係合凹部74の開口部を部分的に閉塞する。
その結果、図6に示すように、操作部78に力が入力されていないために、係合凸部80が、同図に示す初期位置にあるときに、連結部15を係合凹部74から上方に離脱させようとすると、連結部15が係合凸部80に衝突する。それにより、連結部15が係合凹部74から上方に離脱することが機械的に阻止される。
これに対し、操作部78に力が入力されたために、係合凸部80が、図7に示すリリース位置(作用位置)にあると、係合凸部80は、係合凹部74の開口部を閉塞しない。その結果、図7に示すように、各サイド・サポート14L,14Rを帽体20から取り外すために連結部15を係合凹部74から上方に離脱させようとすると、連結部15が係合凸部80に衝突せずに済む。それにより、連結部15が係合凹部74から上方に離脱することが許可される。その結果、各サイド・サポート14L,14Rが帽体20から取り外される。
図6に示すように、片側のサイド・サポート14を帽体20から取り外すために、着用者または作業者は、2つのロックレバー72を同時に、リリース方向に操作することが必要である。これに対し、本実施形態においては、それらロックレバー72が、垂直線に関して左右対称に配置され、しかも、それぞれの操作部78を互いに接近させると、それぞれの係合凸部80がリリースする向きに変位するように設計されている。
よって、本実施形態によれば、着用者または作業者の片手のうちの親指と中指または親指と人差し指で同時に2つの操作部78を挟んで両者を接近させれば、2つのロックレバー72が同時にリリースされ、それにより、該当するサイド・サポート14を帽体20の2個の連結部15から同時に取り外すことが可能となる。その結果、片側のサード・サポート14が帽体20から取り外す作業を片手で行うことが可能となり、よって、その作業の効率が向上する。
ヘルメット10の着用状態においては、連結部15が係合凹部74内に収容されているとともに、係合凸部80が係合凹部74の開口部を部分的に閉塞している。このロック状態で、帽体20に衝撃力が下向きに作用すると、帽体20ひいては連結部15に、各サイド・サポート14L,14Rに対して相対的に下向きの力が作用する。
このとき、各サイド・サポート14L,14Rは、ハンモック30により、着用者の頭部に対して相対的に下方に移動することが制限される。それにより、連結部15が係合凹部74の底面に押し付けられる。よって、帽体20への衝撃作用時に、連結部15が係合凹部74から上方に離脱する向きの力が発生しない。その結果、連結部15が、ロック位置にある係合凸部80に押し付けられずに済む。
図4および図8に示すように、各サイド・サポート14L,14Rの本体フレーム70のうち、帽体20の連結部15と係合するロック部に近接した位置(例えば、そのロック部の下方の位置)に開口部が形成され、その開口部に、ストラップ38A,38Bのうち対応するものが挿入されて連結されている。その結果、帽体20に衝撃が下向きに作用する場合に、連結部15が本体フレーム70を下向きに押し付け、それに伴い、本体フレーム70が各ストラップ38A,38Bを下向きに引っ張ることになる。
このとき、本体フレーム70に対し、連結部15からの衝撃力の入力点と、各ストラップ38A,38Bへの衝撃力の出力点との距離が短くなっている。よって、衝撃力が本体フレーム70を伝搬する部分の長さが短くなり、その結果、本体フレーム70が、曲げやねじりという複雑な力を受けずに済み、よって、本体フレーム70の剛性をそれほど高めずに済む。
左側サイド・サポート14Lおよび右側サイド・サポート14Rは、互いに同一の形状を有する。したがって、それら左側サイド・サポート14Lおよび右側サイド・サポート14Rの製造段階においては、形状に関して一種類のサイド・サポートを製造すれば足りるため、部品点数の削減に伴って型費、部品管理費などの費用が削減される。また、それら左側サイド・サポート14Lおよび右側サイド・サポート14Rの組付け段階においては、同じ形状のサイド・サポート14を左右対称となるように帽体20に組み付ければ足りる。
ところで、シールド12は、図3に示すように、ヘルメット10の正面視において、上側エッジ12Tと、左側エッジ12L、右側エッジ12Rとを有する。
図6に示すように、各サイド・サポート14L,14Rの本体フレーム70は、ヘルメット10の側面視において、両側にそれぞれサイドレール100を有する。左側サイドレール100と、右側サイドレール100とを有するのである。各サイドレール100は、図10に示すように、複数の歯が周期的に離散的に一列に並んで成る櫛状部102が2つ、互いに半周期ずれるように位置合わせされて互いに対向させられることによって構成されている。図10(a)は、それら2つの櫛状部102の斜視図であり、図10(b)は、それら2つの櫛状部102の横断面図である。
一方の櫛状部102と他方の櫛状部102との間においては、互いに完全に正対する一対の歯は存在しないが、半周期ずれて対向する一対の歯が存在する。そのようにずれて対向する一対の歯が、シールド12の左側エッジ12Lおよび右側エッジ12Rのうち対応するものを、それの板厚方向において両側からサンドイッチすることにより、左側エッジ12Lおよび右側エッジ12Rのうち対応するものを、櫛状部102の延びる方向(シールド12が移動する際の軌道)に沿ってスライド可能に支持する。
図3に示すように、シールド12の左側エッジ12Lは、左側サイド・サポート14Lの両側サイドレール100,100のうち、ヘルメット10の組立状態において、左側サイド・サポート14Lの外面を正面から見た場合に、前側に位置するものによって支持される。それと同様にして、シールド12の右側エッジ12Rは、右側サイド・サポート14Rの両側サイドレール100,100のうち、ヘルメット10の組立状態において、右側サイド・サポート14Rの外面を正面から見た場合に、ヘルメット10の側面視においてより前側に位置するものによって支持される。
図10に示すように、各サイド・サポート14L,14Rの本体フレーム70は、ヘッドバンド34に着脱可能に連結されるコネクタ106を有する。そのコネクタ106は、図4に示すように、各サイド・サポート14L,14Rの両側にそれぞれ1個ずつ形成される。各サイド・サポート14L,14Rごとに、対応する2個のコネクタ106が、ヘッドバンド34に着脱可能に連結される。
図4および図10(b)に示すように、帽体20と衝撃吸収ライナー22との間に空間28が形成され、その空間28内にシールド12が収容される。衝撃吸収ライナー22の背後にヘッドバンド34が配置されており、ヘッドバンド34が衝撃吸収ライナー22に接触しないように、コネクタ106は、本体フレーム70の基本面から内側にオフセットされた面に沿って形成されている。コネクタ106と本体フレーム70との間の段差108により、ヘッドバンド34が衝撃吸収ライナー22に接触することが阻止される。
図10および図11に示すように、コネクタ106は、雄部110を有しており、その雄部110が、ヘッドバンド34に形成された雌部112に着脱可能に挿入される。それにより、コネクタ106がヘッドバンド34に着脱可能に装着される。
図8および図9に示すように、ヘッドバンド34の前部の内面は、フレキシブルな布製のカバー120で被覆されている。その目的は、ヘルメット10の着用時に、カバー120より硬く凹凸があるヘッドバンド34の前部の内面が直に着用者の頭部に接触することを阻止し、それにより、ヘルメット10の被り心地を向上させることや、着用者の頭部の汗を吸収することにある。
次に、センタ・サポート14Mの詳細を説明する。
図3および図13に示すように、センタ・サポート14Mは、帽体20側のセンタレール130と、シールド12側のスライダ132とを有する。
センタレール130は、図4に示すように、少なくともそれの両端部が、帽体20の前部20F(図2参照)の内面に装着されている。このセンタレール130は、図9に示すように、ヘルメット10の平面視において、左右方向における中央位置に位置する。このセンタレール130は、図3および図4に示すように、曲線軌道を定義し、その曲線軌道は、シールド12の、左右方向における中心点を通過する垂直面での断面(図4参照)の形状に合致している。センタレール130は、例えば、ABS製である。
具体的には、このセンタレール130は、ヘルメット10の側面視において、シールド12の前面134および背面136のうち、前記展開位置において前側に位置する前面134に沿って上下方向に延びている。
スライダ132は、図3,図4および図13に示すように、シールド12の上側エッジ12Tに固定的に装着されており、センタレール130に、前記軌道に沿ってスライド可能かつセンタレール130から離脱不能に係合する。スライダ132は、例えば、ABS製である。
図13(a)および図13(b)に示すように、センタレール130は、I字状断面を有しており、それにより、互いに対向する一対の側面にそれぞれ開口する一対のレール溝136,136を有する。それらレール溝136,136は、それぞれの底部において互いに対向し、それぞれの開口部において互いに逆向きを向く姿勢でセンタレール130に形成されている。
これに対し、スライダ132は、ベース140と、そのベース140に固定され、一対のレール溝134,134にそれぞれスライド可能にはまり合う1つまたは複数の係合部142とを有する。本実施形態においては、図13(c)に示すように、スライダ132の左右にそれぞれ係合部142が2個ずつ、互いに対向する姿勢で配置されている。各係合部142の一例は、図13(c)に示すように、雄部または凸部であるが、雌部または凹部としてもよい。
センタレール130の一対のレール溝136,136の一方または両方の内面には、複数の係合部146が一列に並んでいる。本実施形態においては、図13(c)に示すように、一対のレール溝136,136にそれぞれ係合部146が複数個ずつ、互いに対向する姿勢で配置されている。各係合部146の一例は、図13(c)に示すように、雌部または凹部であるが、雄部または凸部としてもよい。各レール溝136,136の底面上には、凸部と凹部とが交互に並んでいる。
センタレール130の複数の係合部146のうちの任意のものに、スライダ132の各係合部142がかみ合う。スライダ132の各係合部142は、そのスライダ132のベース140に対して左右方向に(すなわち、センタレール130からそれの幅方向に離れる向きに)弾性的に撓むことが可能であるように設計されている。
具体的には、図13(c)に示すように、各係合部142が、スライダ132のベース140に片持ち状に連結され、かつ、各係合部142とベース140との連結部が、他の部位より局部的に小さい断面を有し、それにより、他の部位より曲げ剛性が局部的に低下して曲がり易い弾性ヒンジ148として機能するようになっている。
よって、スライダ132の各係合部142は、センタレール130のいずれかの係合部146にかみ合うと、外力が作用しない限り、その位置に保持される。互いにかみ合っているスライダ132の係合部142とセンタレール130の係合部146との間に両者を幅方向に相対的に離隔させる力が作用すると、その力が、各係合部142の弾性力に打ち勝つと、係合部142が係合部146から離れる向き、すなわち、外向きに撓んで係合部146を乗り越えることが可能となる。
その結果、スライダ132がセンタレール130に対してスライドすることが可能となり、ひいては、シールド12が帽体20に対して変位することが可能となる。
このように、センタレール130およびスライダ132により構成されるセンタ・サポート14Mは、シールド12を帽体20に対して任意の相対位置に停止可能な状態で着用者によってスライド可能に支持するディテント機構(または、方向選択性を有しないラチェット機構)を構成する。
センタレール130の係合部146とスライダ132の係合部142とのかみ合いは、係合部146の円周面と係合部142の円周面とが1点または1直線で外接する点接触または線接触を行う態様で実現しても、係合部146の斜面(センタレール130の長さ方向に対して傾斜した法線を有する平面)と係合部142の斜面とが平面領域で互いに接触する面接触を行う態様で実現してもよい。
前者の態様を採用すれば、係合部146の円周面も係合部142の円周面も連続面であるため、シールド12の移動に際し、係合部146の円周面と係合部142の円周面とが互いに乗り越える動作がスムーズになる。また、後者の態様を採用すれば、シールド12の停止状態において、係合部146と係合部142とが面接触を行うため、両者間の相対位置が、上述の点接触または線接触の場合より安定し、その結果、シールド12のがたつきが良好に防止される。
図14は、ヘルメット10の一部を下側から見た斜視図である。帽体20とヘッドバンド34との間に左右のサイド・サポート14L,14Rが配置されている。ヘッドバンド34の外面には複数個のスペーサ150が形成されている。それらスペーサ150は、図1および図8に示すように、各サイド・サポート14L,14Rの開口部を板厚方向に貫通して帽体20の左側部20L,右側部20Rのそれぞれの内面に向かって延びている。
各スペーサ150の高さ寸法は、ヘルメット10の着用状態で、各スペーサ150の先端面が帽体20の内面に接触した状態で、ヘッドバンド34の外面と帽体20の内面との間に、ヘッドバンド34の外面が帽体20の内面に直に接触することが阻止されるように設定され、さらに、各サイド・サポート14L,14Rが、ヘッドバンド34の外面と帽体20の内面とによってきつく挟まれてしまうことが阻止されるように設定される。その結果、ヘッドバンド34が各サイド・サポート14L,14Rを帽体20の内面に押し付けることが阻止される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、シールド12が、帽体20とセンタレール130(サポート装置14の一部)との間の空間内に配置されているのではなく、センタレール130(サポート装置14の一部)と衝撃吸収ライナー22との間の空間内に配置されている。その結果、本実施形態によれば、ヘルメット10の着用状態において、着用者の前頭部がシールド12の背面136に接触することが、それらの間に介在する衝撃吸収ライナー22の前部によって阻止される。
次に、本実施形態に従うヘルメット10によるいくつかの効果を説明する。
A.サポート装置が中央部と左側部と右側部とに3分割された構造を有することに伴う効果
1.サポート装置の軽量化
以上の説明から明かなように、本実施形態によれば、シールド12をヘルメット10に移動可能に支持するサポート装置14が、センタ・サポート14Mと、左側サイド・サポート14Lと、右側サイド・サポート14Rとから成る3部品によって構成されるとともに、それら3部品が空間離散的に配置されている。
すなわち、本実施形態によれば、センタ・サポート14Mと左側サイド・サポート14Lとの間にも、センタ・サポート14Mと右側サイド・サポート14Rとの間にも、それぞれ空間が存在するように、それら3部品がヘルメット10内に配置されるのである。
よって、そのサポート装置14に代えて、特許文献2−4に開示されているように、左右のサイド・サポート14L,14Rにそれぞれ当たる2つの位置をまたぐとともに、センタ・サポート14Mに当たる位置を通過する1つの支持体を基本要素として一体的に構成されたサポート装置を採用する従来のヘルメットに比較し、サポート装置14が軽量化される。
2.左右部品の共通化
サポート装置14は、従来のサポート装置に対し、軽量化される点では有利であるが、部品点数が増える点では不利であるように思われる。たしかに、サポート装置14の方が従来のサポート装置より部品点数が増加する傾向が強い。
しかし、前述のように、左側サイド・サポート14Lと右側サイド・サポート14Rとは、製造段階で、共通の1部品として取り扱われるため、左側サイド・サポート14Lと右側サイド・サポート14Rとが左右対称性を有する異なる2部品であるほどには部品管理費が増加せずに済むという利点がある。
3.無駄な部品交換の回避
従来のサポート装置については、左右のサイド・サポート14L,14Rにそれぞれ当たる2つの部分、およびセンタ・サポート14Mに当たる部分という主要な3つの部分のいずれかしか交換することが不要であっても、それら3つの部分が一体であるため、それら3つの部分を全部交換せざるを得ず、無駄な交換が発生する。
これに対し、本実施形態によれば、それら3つの部品のうち、交換が必要な部品のみを単独で交換できるため、交換が不要である部品が無駄に交換されずに済むという利点もある。
4.サポート装置の組付作業性の向上
従来のサポート装置とは異なり、本実施形態によれば、左右のサイド・サポート14L,14Rおよびセンタ・サポート14Mという3つの部分がそれぞれ個別に独立して存在する部品である。よって、本実施形態によれば、それぞれの部品の大きさが、従来の一体型のサポート装置より小さくて済み、その結果、各部品を帽体20に取り付ける作業性が向上するという利点もある。
5.外付けユニットの追加に伴うヘルメット全体の重量増加の抑制
本実施形態によれば、サポート装置14の軽量化のおかげで、ユニット16が帽体20に外付けされることに伴う帽体20全体の重量増加分を少なくとも部分的に相殺できるという利点もある。
6.ヘルメットをシールド無し仕様に拡張することの容易性
ヘルメット10を、シールド12が搭載された仕様と、シールド12が搭載されていない仕様とに展開することを考える。
ヘルメット10の前述のすべての構成部品のうち、シールド12とセンタ・サポート14Mとの組合せ(スライダ132付きのシールド12と、センタレール130との組合せであるとも考えられる)を除く複数の部品はそのまま搭載しつつ、シールド12とセンタ・サポート14Mとの組合せを追加的に搭載すれば、シールド有り仕様のヘルメット10となり、シールド12とセンタ・サポート14Mとの組合せを搭載しなければ、シールド無し仕様のヘルメット10となる。
本実施形態においては、サポート装置14のうち、仕様の如何を問わず、ヘルメット10に搭載することが必要である部品、すなわち、左右のサイド・サポート14L,14Rと、仕様に応じてヘルメット10への搭載の要否が変わる部品、すなわち、センタ・サポート14Mとがそもそも互いに分離している。
よって、本実施形態によれば、同じヘルメット10を、シールド12が搭載された仕様と、シールド12が搭載されていない仕様とに展開することが容易となるという利点もある。
B.サイド・サポートにハンモックおよびヘッドバンドが集中的に連結されることに伴う効果
本実施形態においては、左右のサイド・サポート14L,14Rのそれぞれに、ハンモック30(2本または3本のストラップ38より成る)とヘッドバンド34とが集中的に連結される。
したがって、左右のサイド・サポート14L,14Rを帽体20から取り外せば、ハンモック30およびヘッドバンド34も一緒に帽体20から取り外すことができる。この取り外し作業を、シールド12およびセンタ・サポート14Mを帽体20に残したままで行うことが可能である。
よって、本実施形態によれば、使用後のハンモック30および/またはヘッドバンド34を新品のものに交換する交換作業を、それを邪魔しかねない帽体20から離れて行うことが可能となる。
その交換作業は、例えば、使用後のハンモック30およびヘッドバンド34を左右のサイド・サポート14L,14Rと一緒に、全部品を新品のものに交換する作業、使用後のハンモック30を左右のサイド・サポート14L,14Rと一緒に新品のものに交換する作業(使用後のヘッドバンド34は再使用する)、および、使用後のヘッドバンド34のみを新品のものに交換する作業(使用後のハンモック30および左右のサイド・サポート14L,14Rヘッドバンド34は再使用する)を含む。
その結果、本実施形態によれば、ハンモック30および/またはヘッドバンド34の交換作業の効率が向上する。
以上、本発明の例示的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[発明の概要]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。

Claims (6)

  1. 着用者の頭部を保護するためにその頭部に装着されるヘルメットであって、
    概して半球殻状を成す帽体であって、当該ヘルメットの着用状態において、前部と、左側部と、右側部と、上部とを有するものと、
    その帽体に衝撃が作用すると、その衝撃を吸収するハンモックであって、前記帽体の内側に配置されるものと、
    当該ヘルメットの着用状態において、着用者の頭部を水平方向から包囲する状態で保持するヘッドバンドと、
    着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護する格納可能なシールドであって、前記帽体に対して、その帽体内に格納される格納位置と前記帽体から突出した展開位置とに、予め定められた軌道に沿って移動可能であり、前記展開位置において、着用者の視界を確保しつつ着用者の顔を保護し、当該ヘルメットの正面視において、上側エッジと、左側エッジと、右側エッジとを有するものと、
    そのシールドの前記移動を実現するために、前記シールドを前記帽体に対してスライド可能に支持するサポート装置と
    を含み、
    前記サポート装置は、当該ヘルメットの正面視において、左右方向における概して中央位置に位置するセンタ・サポートと、左寄りの位置に位置する左側サイド・サポートと、右寄りの位置に位置する右側サイド・サポートとを有する3つの部分であって互いに分離していて空間離散的に当該ヘルメットに配置されるものを含み、
    前記センタ・サポートは、前記帽体の前記前部の内面に装着され、前記シールドを、前記上側エッジの近傍位置において前記軌道に沿ってスライド可能に支持し、
    前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、前記帽体の前記左側部の内面および前記右側部の内面にそれぞれ装着されるとともに、前記シールドを、前記左側エッジおよび右側エッジの近傍位置においてそれぞれスライド可能に支持し、
    前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、互いに空間離散的に、前記帽体の前記左側部の内面および前記右側部の内面にそれぞれ着脱可能に装着され、
    前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、互いに同一の形状を有し、
    前記ハンモックおよびヘッドバンドのいずれも、前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートのそれぞれに着脱可能に装着されるヘルメット。
  2. 前記センタ・サポートは、
    前記帽体の前記前部の内面に装着されたセンタレールであって、当該ヘルメットの側面視において、前記シールドの両面のうち、前記展開位置において前側に位置する前面に沿って上下方向に延びるものと、
    前記シールドの前記上側エッジに装着され、前記センタレールに、前記軌道に沿ってスライド可能かつ前記センタレールから離脱不能に係合するスライダと
    を含む請求項1に記載のヘルメット。
  3. 前記左側サイド・サポートおよび右側サイド・サポートは、それぞれ、前記シールドを、前記左側エッジおよび右側エッジに沿って延びるとともに、それら左側エッジおよび右側エッジをスライド可能に支持する左側サイドレールおよび右側サイドレールを含む請求項1または2に記載のヘルメット。
  4. 各サイド・サポートは、
    本体フレームと
    ロックレバーと
    を含み、
    そのロックレバーが前記本体フレームに装着されることによって各サイド・サポートが構成され、
    前記ロックレバーは、
    そのロックレバーが前記本体フレームに装着された状態において、その本体フレームに対して相対変位可能な操作部と、
    前記ロックレバーが前記本体フレームに装着された状態において、その本体フレームに対して角度的な相対変位は可能であるが、直線的な相対変位は不可能である弾性ヒンジと、
    それら操作部と弾性ヒンジとの間に配置された係合部と
    を含み、
    その係合部は、前記ロックレバーが前記本体フレームに装着された状態において、その本体フレームに対して相対変位可能であり、前記操作部が操作されると、前記ロックレバーが前記弾性ヒンジを中心として弾性的に曲り、それにより、当該係合部は、初期位置からリリース位置に変位し、前記初期位置においては、前記本体フレームが前記帽体の連結部からリリースすることを阻止し、前記リリース位置においては、前記本体フレームが前記帽体の連結部からリリースすることを許可する請求項1ないし3のいずれかに記載のヘルメット。
  5. 各サイド・サポートは、前記ロックレバーを2つずつ有し、
    それら2つのロックレバーは、各サイド・サポートの前記本体フレームに装着され、
    前記2つのロック・レバーは、それぞれの前記操作部をユーザが片手で同時に操作することが可能である相対位置関係を有するように前記本体フレームに配置されるとともに、それらロックレバーを互いに接近させると、それらロックレバーがいずれも、同時に、前記初期位置から前記リリース位置に変位し、それにより、前記本体フレームが前記帽体の連結部からリリースすることを許可する請求項4に記載のヘルメット。
  6. さらに、前記帽体の前記上部に着脱可能に装着されるユニットであって、当該ヘルメットの着用状態において、着用者によって予め選択された機能を実現する請求項1ないし5のいずれかに記載のヘルメット。
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