JP5840249B2 - 圧縮自己着火内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、燃焼室内に形成された燃料と空気との混合気を、ピストンの圧縮作用によって自己着火燃焼させる圧縮自己着火内燃機関の制御装置および制御方法に関する。
従来から、圧縮自己着火燃焼運転を実行するに当たり、所定の運転領域において、排気弁の閉弁時期と吸気弁の開弁時期とを変更することにより、排気上死点の前後に排気弁および吸気弁の双方が閉じている密閉期間を生じさせ、既燃ガスを燃焼室に残留させる技術が知られている。
また、内燃機関の過渡運転状態においても、常に安定した圧縮自己着火性および良好な燃費を確保するために、機関負荷、機関回転数、機関排気温度に応じて、密閉期間の長さを調整制御することで、排気温度の変動によって、圧縮上死点付近での筒内混合気温度が変化することにより、圧縮自己着火開始時期や燃焼期間が変化し、燃焼が不安定になることを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−129991号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
まず、密閉期間の長さを調整制御するためには、排気弁の閉弁時期と吸気弁の開弁時期とを制御する必要があることから、排気弁および吸気弁の動作は、排気弁開弁前に設定される。また、排気弁および吸気弁の動作は、動作設定時の機関負荷、機関回転数等の各状態量に基づいて設定される。
ところが、過渡運転状態においては、排気弁および吸気弁の動作設定時から、実際の吸気時までの間にも、スロットル変化により吸気管圧力が変化する場合が多く、実際に吸気される吸気量は、排気弁および吸気弁の動作設定時の目標吸気量とは異なる。特に、機関負荷が大きく変わる過渡運転状態では、吸気量の差が顕著となる。
ここで、特許文献1に記載された発明では、筒内の混合気温度が適正となるように、燃焼室に残留する既燃ガス量と吸気量とのバランスを、密閉期間の長さで調整している。しかしながら、上述したように、過渡運転状態では、実際の吸気量が目標吸気量と異なるので、混合気温度を適正に制御することができず、特に、機関負荷が大きく変わる過渡運転状態において、燃焼が悪化するという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の過渡運転状態においても、安定した圧縮自己着火性および良好な燃費を確保することができる圧縮自己着火内燃機関の制御装置および制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置は、燃焼室内に形成された燃料と空気との混合気を、ピストンの圧縮作用によって自己着火燃焼させるとともに、排気上死点の前後において、燃焼室に設けられた排気弁および吸気弁の双方が閉じている密閉期間を生じさせ、既燃ガスを燃焼室に残留させる圧縮自己着火内燃機関の制御装置であって、圧縮自己着火内燃機関の回転数を検出する回転数検出部と、圧縮自己着火内燃機関の吸気管の吸気管圧力を検出する吸気管圧力検出部と、吸気管圧力に基づいて、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力を、吸気管圧力推定値として推定する吸気管圧力推定部と、回転数および吸気管圧力推定値に基づいて、排気弁の閉弁時期を設定する排気弁閉弁時期設定部と、圧縮自己着火内燃機関の排気管を通過する排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出部と、回転数および吸気管圧力推定値に応じて定まる、定常運転状態における排気ガス温度および残留既燃ガス量と、排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度とに基づいて、目標残留既燃ガス量を算出する目標残留既燃ガス量演算部と、を備え、排気弁閉弁時期設定部は、目標残留既燃ガス量に基づいて、排気弁の閉弁時期を設定するものである。
また、この発明に係る圧縮自己着火内燃機関の制御方法は、燃焼室内に形成された燃料と空気との混合気を、ピストンの圧縮作用によって自己着火燃焼させるとともに、排気上死点の前後において、燃焼室に設けられた排気弁および吸気弁の双方が閉じている密閉期間を生じさせ、既燃ガスを燃焼室に残留させる圧縮自己着火内燃機関の制御方法であって、圧縮自己着火内燃機関の回転数を検出する回転数検出ステップと、圧縮自己着火内燃機関の吸気管の吸気管圧力を検出する吸気管圧力検出ステップと、吸気管圧力に基づいて、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力を、吸気管圧力推定値として推定する吸気管圧力推定ステップと、回転数および吸気管圧力推定値に基づいて、排気弁の閉弁時期を設定する排気弁閉弁時期設定ステップと、圧縮自己着火内燃機関の排気管を通過する排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出ステップと、回転数および吸気管圧力推定値に応じて定まる、定常運転状態における排気ガス温度および残留既燃ガス量と、排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度とに基づいて、目標残留既燃ガス量を算出する目標残留既燃ガス量演算ステップと、を有し、排気弁閉弁時期設定ステップは、目標残留既燃ガス量に基づいて、排気弁の閉弁時期を設定するものである。
この発明に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置および制御方法によれば、排気弁閉弁時期設定部(ステップ)は、回転数検出部(ステップ)で検出された圧縮自己着火内燃機関の回転数と、吸気管圧力推定部(ステップ)で推定された、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力推定値とに基づいて、密閉期間を生じさせるための排気弁の閉弁時期を設定する。
すなわち、次回の吸気時の吸気管圧力を推定し、その吸気管圧力に対応する吸気量に応じた既燃ガス量が残留するように排気弁の閉弁時期を設定しているので、過渡運転状態に対して混合気温度を適正に保ち、燃焼が不安定になることを防止することができる。
そのため、内燃機関の過渡運転状態においても、安定した圧縮自己着火性および良好な燃費を確保することができる。
この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置を含むシステム全体を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作(前段)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作(後段)を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における吸気管圧力の推定方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置におけるクランク角と燃焼室容積との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における残留既燃ガス量の差分と排気弁の閉弁時期の補正量との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間および排気ガス温度と排気弁の閉弁時期の補正量との関係を示す説明図である。
以下、この発明に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置および制御方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。また、各実施の形態において、圧縮自己着火内燃機関を単に内燃機関とも称する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置を含むシステム全体を示す構成図である。なお、この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置は、多気筒の内燃機関を想定しているが、図1では、説明を簡素化するために、多気筒のうち1つの気筒を代表して示している。
図1において、内燃機関1は、円筒形のシリンダ2とピストン3とを備えている。シリンダ2には、ピストン3が、シリンダ2の内部を往復運動可能なように嵌合されている。シリンダ2の上部には、いわゆるペントルーフ型のシリンダヘッド4が固定されており、ピストン3の頂面とシリンダヘッド4の下面との間に燃焼室5が形成されている。
ピストン3の下側には、クランク軸6が配置され、クランク軸6とピストン3とを連結するコネクティングロッド7を介して、ピストン3の往復運動が回転運動に変換される。クランク軸6の外周には、内燃機関1の回転数を検出するクランク角センサ8(回転数検出部)が設けられ、クランク角センサ8の出力は、制御装置30に送信される。
シリンダヘッド4の中央部には、燃焼室5内に燃料を噴射する燃料噴射弁9が配置され、燃料噴射弁9の近傍には、混合気に点火する点火プラグ10が配置されている。ここで、燃料噴射弁9および点火プラグ10は、制御装置30からの駆動信号に応じて駆動される。
また、シリンダヘッド4には、2本の吸気管11および2本の排気管12(図1には、それぞれ1本のみ示している)が接続され、吸気管11は、吸気弁13を介して、排気管12は、排気弁14を介してそれぞれ燃焼室5内に通じている。吸気弁13および排気弁14の開閉時期は、シリンダヘッド4に配設され、制御装置30からの駆動信号に応じて駆動されるバルブタイミング可変機構15によって制御される。
吸気管11の上流部には、スロットル弁16が配置され、スロットル弁16は、スロットルアクチュエータ17により駆動される。このスロットルアクチュエータ17は、アクセルペダル18の踏み込み度合を検出するアクセルポジションセンサ19の出力に基づく制御装置30からの駆動信号に応じて駆動される。
また、吸気管11におけるスロットル弁16の下流側には、吸気管11内の圧力を検出する吸気管圧力センサ20(吸気管圧力検出部)が設けられ、吸気管圧力センサ20の出力は、制御装置30に送信される。
排気管12には、排気管12を通過する排気ガスの温度を検出する排気ガス温度センサ21(排気ガス温度検出部)が設けられ、排気ガス温度センサ21の出力は、制御装置30に送信される。また、排気管12の下流部には、排気ガスを浄化する排気ガス浄化触媒22が設けられている。
制御装置30は、演算処理をするCPU(図示せず)と、プログラムデータや固定値データを記録するメモリを有するマイクロコンピュータ(図示せず)と、各種信号の入出力を行うI/Oインターフェース(図示せず)とで構成されている。また、制御装置30は、吸気管圧力推定部31、目標残留既燃ガス量演算部32および排気弁閉弁時期設定部33を有している。
制御装置30は、上述したクランク角センサ8、アクセルポジションセンサ19、吸気管圧力センサ20および排気ガス温度センサ21の出力に基づいて、燃料噴射弁9からの燃料噴射量、火花点火燃焼時における点火プラグ10の点火時期、バルブタイミング可変機構15を介しての吸気弁13および排気弁14の開閉時期、スロットル弁16の開度を設定する。
具体的には、例えば、制御装置30は、アクセルポジションセンサ19の出力値に基づいて、スロットル駆動信号を生成し、スロットルアクチュエータ17に送信する。スロットルアクチュエータ17は、このスロットル駆動信号に応じてスロットル弁16の開度を制御する。
以下、図2、3のフローチャートを参照しながら、上記構成の圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作について説明する。図2および図3は、この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作を示すフローチャートである。図2に示す制御ルーチンは、図1に示した制御装置30において、所定のクランク角(例えば、排気弁開弁前)に開始される。
まず、所定のクランク角となり、制御ルーチンが開始されると、内燃機関1の回転数Neおよび吸気管11の吸気管圧力PBがそれぞれ検出されて、制御装置30に読み込まれる(ステップS101)。このとき、吸気管圧力PBは、制御装置30のメモリに記憶される。
続いて、回転数Neおよび吸気管圧力PBに基づいて、実施する燃焼モードが火花点火(SI)燃焼モードであるか否かが判定される(ステップS102)。なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じて、火花点火(SI)燃焼と圧縮自己着火(HCCI)燃焼のどちらを実施するかがあらかじめマップ設定されている。
ステップS102において、実施する燃焼モードがSI燃焼モードである(すなわち、Yes)と判定された場合には、回転数Neおよび吸気管圧力PBに基づいて、吸気弁13および排気弁14の開閉時期が設定される(ステップS103)。なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた標準運転状態(定常運転状態)SI燃焼での吸気弁13および排気弁14の開閉時期があらかじめマップ設定されている。
次に、回転数Neおよび吸気管圧力PBに基づいて、燃料噴射弁9の燃料噴射量および燃料噴射時期が設定される(ステップS104)。なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた定常運転状態SI燃焼での燃料噴射量および燃料噴射時期があらかじめマップ設定されている。
続いて、回転数Neおよび吸気管圧力PBに基づいて、点火プラグ10の点火時期が設定され(ステップS105)、図2の処理を終了する。なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた定常運転状態SI燃焼での点火時期があらかじめマップ設定されている。この設定に基づき、燃料噴射弁9から燃料が噴射され、点火プラグ10によって混合気が点火されて火花点火燃焼が実行される。
一方、ステップS102において、実施する燃焼モードがSI燃焼モードでなく、HCCI燃焼モードである(すなわち、No)と判定された場合には、図3の処理(ステップS110)に進む。
まず、回転数Neおよび吸気管圧力PBに基づいて、吸気弁13および排気弁14の開閉時期が設定される(ステップS110)。なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた標準運転状態(定常運転状態)HCCI燃焼での吸気弁13および排気弁14の開閉時期があらかじめマップ設定されている。
続いて、ステップS110で設定された吸気弁13の開閉時期の中間が、所定クランク角CAP(あらかじめ定められた時期)に設定される(ステップS111)。
次に、吸気管圧力推定部31により、吸気管圧力PBに基づいて、次回の吸気行程における所定クランク角CAPでの吸気管圧力PB’(吸気管圧力推定値)が推定される(ステップS112)。
以下、図4を参照しながら吸気管圧力PB’の推定方法について説明する。図4(a)、(b)は、この発明の実施の形態1に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における吸気管圧力の推定方法を示す説明図であり、(a)は、クランク角CA(横軸)と吸気管圧力検出値(縦軸)との関係を示し、(b)は、クランク角CA(横軸)と吸排気弁リフト量(縦軸)との関係を示している。
図4(a)において、PBは、ステップS101で読み込まれた吸気管圧力であり、読み込みを行った所定のクランク角をCA1と表している。また、PB0は、前回検出してメモリに記憶されている吸気管圧力であり、読み込みを行ったクランク角をCA0と表している。このとき、吸気管圧力PB’は、PB、PB0、CA1、CA0、CAPに基づいて、次式(1)に示すように、直線近似によって求められる。
PB’=PB+(PB−PB0)/(CA1−CA0)×(CAP−CA1)
・・・・(1)
ここで、所定クランク角CAPは、上述したように、吸気弁13の開閉時期の中間であり、吸気管圧力PB’は、吸気期間における代表的な吸気管圧力となる。このように、吸気期間における代表的な吸気管圧力を推定することで、後述する次回の吸気行程において必要となる残留既燃ガス量の推定精度を向上させることができる。
続いて、吸気管圧力PBと吸気管圧力PB’との差分ΔPBが所定値以上であるか否かが判定される(ステップS113)。ここで、所定値は、例えば定常運転状態において、スロットル弁16の開度のみを徐々に変化させていった場合に、HCCI燃焼が不安定となったときの吸気管圧力と、定常運転状態の吸気管圧力との差分の大きさと設定することができる。
ステップS113において、差分ΔPBが所定値以上でない(すなわち、No)と判定された場合には、図3の処理を終了する。これは、吸気管圧力PBと吸気管圧力PB’との差分ΔPBが所定値よりも小さい場合には、ステップS110で吸気弁13の動作を設定したときの目標吸気量と、吸気行程において実際に吸気される吸気量との差が小さく、HCCI燃焼が安定して実施されるので、後述する排気弁14の閉弁時期の再設定を行う必要がないということである。
一方、ステップS113において、差分ΔPBが所定値以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS110で吸気弁13の動作を設定したときの目標吸気量と、吸気行程において実際に吸気される吸気量との差が大きくなるので、HCCI燃焼が不安定となる。
そこで、この場合には、吸気行程において実際に吸気される吸気量、つまり吸気管圧力PB’で吸気される吸気量に応じた残留既燃ガス量となるように、排気弁14の閉弁時期を再設定する処理が実行される。
ここで、上述した排気上死点の前後において、吸気弁13および排気弁14の双方が閉じている密閉期間(負のオーバーラップ期間)によって燃焼室5内に残る既燃ガスは、前回の機関サイクルの燃焼ガスなので、過渡運転状態と定常運転状態とでは、残留既燃ガスの温度が異なる。
そのため、定常運転状態と同様に、安定したHCCI燃焼を可能とするには、過渡運転状態と定常運転状態とで、残留既燃ガスが保有する熱量が同じになるように残留ガス量を定める必要がある。
したがって、ここでは、残留既燃ガスの温度と排気ガス温度とが互いに等しいと仮定して、定常運転状態の排気ガス温度および残留既燃ガス量と、実際の排気ガス温度とに基づいて、必要な残留既燃ガス量を算出する。
具体的には、回転数Neおよび吸気管圧力PB’に基づいて、定常運転状態での排気ガス温度Tstおよび残留既燃ガス量Wstが読み込まれる(ステップS114)、なお、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた定常運転状態での排気ガス温度Tstおよび残留既燃ガス量Wstがあらかじめマップ設定されている。
次に、目標残留既燃ガス量演算部32により、前回の機関サイクルの排気行程の所定時期において、排気ガス温度センサ21から制御装置30に読み込まれてメモリに記憶されている排気ガス温度Texと、定常運転状態での排気ガス温度Tstおよび残留既燃ガス量Wstとに基づいて、次式(2)により、両運転状態における残留既燃ガスの熱量が等しくなる目標残留既燃ガス量Wが算出される。なお、式(2)において、定常運転状態および過渡運転状態の残留既燃ガスの比熱は、等しいと仮定している。
W=Wst×Tst/Tex・・・・(2)
続いて、排気弁閉弁時期設定部33により、目標残留既燃ガス量Wに基づいて、排気弁閉弁時期EVCが設定される(ステップS116)。具体的には、まず、気体の状態方程式に基づく次式(3)によって、燃焼室5内に残留する既燃ガス量が目標残留既燃ガス量Wとなるときの燃焼室容積Vが求められる。なお、式(3)において、Rは気体定数、Pexは排気圧力、mは残留既燃ガスの平均分子量を示している。
V=W×R×Tex/(Pex×m)・・・・(3)
また、制御装置30には、回転数および吸気管圧力に応じた定常運転状態での排気弁14の閉弁時期における排気圧力Pexおよび残留既燃ガスの平均分子量mがあらかじめマップ設定されており、回転数Neおよび吸気管圧力PB’に基づいて、排気圧力Pexおよび残留既燃ガスの平均分子量mが読み込まれる。
次に、図5に示す圧縮自己着火内燃機関の機構から定まるクランク角と燃焼室容積との関係に基づいて、燃焼室容積Vに対応するクランク角が求められ、このクランク角が排気弁閉弁時期EVCに設定される。
続いて、制御装置30にあらかじめ設定された燃料噴射量および燃料噴射時期のマップを用いて、回転数Neおよび吸気管圧力PB’に基づいて、燃料噴射弁9の燃料噴射量および燃料噴射時期が設定される(ステップS117)。
この発明の実施の形態1において、上述したように排気弁14の閉弁時期を設定することにより、過渡運転状態の吸気量変化に対応した既燃ガス量を燃焼室5内に残留させることができるので、過渡運転状態に対して混合気温度を適正に保ち、燃焼が不安定になることを防止することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、排気弁閉弁時期設定部は、回転数検出部で検出された圧縮自己着火内燃機関の回転数と、吸気管圧力推定部で推定された、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力推定値とに基づいて、密閉期間を生じさせるための排気弁の閉弁時期を設定する。
すなわち、次回の吸気時の吸気管圧力を推定し、その吸気管圧力に対応する吸気量に応じた既燃ガス量が残留するように排気弁の閉弁時期を設定しているので、過渡運転状態に対して混合気温度を適正に保ち、燃焼が不安定になることを防止することができる。
そのため、内燃機関の過渡運転状態においても、安定した圧縮自己着火性および良好な燃費を確保することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、過渡運転状態と定常運転状態とで燃焼室5内に残る既燃ガスの熱量が等しくなるように、過渡運転状態での目標残留既燃ガス量Wを求め、求めた目標残留既燃ガス量Wに基づいて排気弁閉弁時期EVCが設定されている。
ところが、吸気弁13および排気弁14の双方が閉じている密閉期間(負のオーバーラップ期間)では、高温の残留既燃ガスが燃焼室5壁面に接することで、残留既燃ガスの熱が奪われて温度が低下する、いわゆる冷却損失が発生する。また、この冷却損失の大きさは、残留既燃ガスの温度、残留既燃ガス量、残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間が関連していることが知られている。
なお、過渡運転状態と定常運転状態とでは、上述したように、残留する既燃ガスの温度および量が異なる。また、過渡運転状態と定常運転状態とでは、排気弁14の閉弁時期が異なるので、既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間が異なる。そのため、過渡運転状態と定常運転状態とでは、負のオーバーラップ期間の冷却損失が異なり、負のオーバーラップ期間終了時の両運転状態における残留既燃ガスが保有する熱量には、差異が生じる。
ここで、この差はそれ程大きなものではないので、HCCI燃焼の安定性を大きく損なうものではないが、燃焼開始時期や燃焼期間が最適ポイントからずれることにより、機関出力が低下する。そこで、この発明の実施の形態2では、負のオーバーラップ期間の冷却損失を考慮して排気弁14の閉弁時期を設定する。
以下、図6のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作について説明する。図6は、この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、図3に示したフローチャートとは、ステップS210、ステップS211、ステップS212が追加されていることが異なる。
ここで、ステップS210では、過渡運転状態と定常運転状態との残留既燃ガスの温度(排気ガス温度)に依存した冷却損失差を考慮して、必要な残留既燃ガス量を補正する処理を行い、ステップS211およびステップS212では、それぞれ残留既燃ガス量および残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間に依存した冷却損失を考慮して、排気弁14の閉弁時期を補正する処理を行う。
以下、実施の形態1に対して追加されたこれらのステップS210、ステップS211、ステップS212の処理について詳細に説明する。
ステップS210では、前回の機関サイクルの排気行程の所定時期において、排気ガス温度センサ21から制御装置30に読み込まれてメモリに記憶されている排気ガス温度Texおよび定常運転状態での排気ガス温度Tstに基づいて、目標残留既燃ガス量Wが補正される。このとき、目標残留既燃ガス量Wの補正量ΔWは、次式(4)で表される。
ΔW=K(Tex−Tst)/Tex・・・・(4)
なお、式(4)において、Kは、熱伝達係数および燃焼室5の形状(表面積)に応じてあらかじめ設定された重み付け係数である。式(4)によれば、排気ガス温度Tstに対して排気ガス温度Texが大きい場合には、目標残留既燃ガス量Wが増加補正され、排気ガス温度Tstに対して排気ガス温度Texが小さい場合には、目標残留既燃ガス量Wが減少補正される。
ここで、冷却損失は、残留既燃ガスの温度が高いほど大きいことが知られている。そのため、この補正によれば、定常運転状態に比べて残留既燃ガスの温度が高く(低く)、負のオーバーラップ期間で失う熱量が大きい(小さい)場合には、その分残留させる既燃ガス量を増量(減量)させることで、熱量のバランスを保つことができる。
また、ステップS211では、目標残留既燃ガス量Wと定常運転状態での残留既燃ガス量Wstとの関係に基づいて、排気弁14の閉弁時期が補正される。まず、目標残留既燃ガス量Wと定常運転状態での残留既燃ガス量Wstとの差分ΔWが、次式(5)によって算出される。
ΔW=W−Wst・・・・(5)
また、制御装置30には、差分ΔWと排気弁14の閉弁時期の補正量Cwとの関係が、あらかじめマップ設定されており、差分ΔWに基づいて、補正量マップから排気弁14の閉弁時期の補正量Cwが読み込まれる。
図7は、この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における残留既燃ガス量の差分ΔWと排気弁14の閉弁時期の補正量Cwとの関係を示す説明図である。図7に示されるように、差分ΔWの絶対値が大きいほど、排気弁14の閉弁時期の補正量Cwが大きくなる関係となっている。なお、排気弁14の閉弁時期の補正量Cwが正である場合は進角補正となり、負である場合は遅角補正となる。
図7より、差分ΔWが正となる、つまり残留既燃ガス量Wstに対して目標残留既燃ガス量Wが大きい場合には、排気弁14の閉弁時期がCwだけ進角補正され、差分ΔWが負となる、つまり残留既燃ガス量Wstに対して目標残留既燃ガス量Wが小さい場合には、排気弁14の閉弁時期がCwだけ遅角補正される。
ここで、燃焼室5内の残留既燃ガスは、排気弁14の閉弁時から排気上死点にかけてガスが圧縮されることでガス温度が上昇する。また、残留既燃ガス量が多いほど、この上昇量は大きく、排気上死点近傍でのガス温度が高くなる。そのため、排気上死点近傍においては、残留既燃ガス量が多いほど冷却損失が大きくなる。この補正によれば、定常運転状態に比べて残留既燃ガス量が多く(少なく)、負のオーバーラップ期間で失う熱量が大きい(小さい)場合には、その分残留させる既燃ガス量を増量(減量)させることで、熱量のバランスを保つことができる。
また、ステップS212では、内燃機関1の回転数Neおよび吸気管圧力推定部31で推定された吸気管圧力PB’に基づいて、定常運転状態の排気弁閉弁時期EVCstが読み込まれ、上述した排気弁閉弁時期EVCと排気弁閉弁時期EVCstとの関係に応じて、排気弁14の閉弁時期が補正される。
なお、排気弁閉弁時期EVCstは、制御装置30にあらかじめ設定された、回転数および吸気管圧力と定常運転状態における排気弁14の閉弁時期との関係を示したマップから読み込まれる。また、排気弁閉弁時期EVCおよび排気弁閉弁時期EVCstに基づいて、次式(6)によって、残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間Δtが求められる。なお、式(6)において、Neは、内燃機関1の回転数である。
Δt=(EVC−EVCst)/Ne・・・・(6)
また、制御装置30には、時間Δtおよび排気ガス温度Texと排気弁14の閉弁時期の補正量Ctとの関係が、あらかじめマップ設定されており、時間Δtに基づいて、補正量マップから排気弁14の閉弁時期の補正量Ctが読み込まれる。
図8は、この発明の実施の形態2に係る圧縮自己着火内燃機関の制御装置における残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間Δtおよび排気ガス温度Texと排気弁14の閉弁時期の補正量Ctとの関係を示す説明図である。図8に示されるように、時間Δtの絶対値が大きいほど、補正量Ctが大きくなるとともに、排気ガス温度Texが大きいほど、補正量Ctが小さくなる関係となっている。なお、補正量Ctが正である場合は進角補正となり、負である場合は遅角補正となる。
図8より、時間Δtが正となる、つまり排気弁閉弁時期EVCstに対して排気弁閉弁時期EVCが進角側に設定されている場合には、排気弁14の閉弁時期がCtだけさらに進角補正され、時間Δtが負となる、つまり排気弁閉弁時期EVCstに対して排気弁閉弁時期EVCが遅角側に設定されている場合には、排気弁14の閉弁時期がCtだけさらに遅角補正される。
ここで、冷却損失は、残留既燃ガスと燃焼室壁面とが接する時間が長いほど大きい。そのため、この補正によれば、定常運転状態に比べて燃焼室壁面と接する時間が長く(短く)、負のオーバーラップ期間で失う熱量が大きい(小さい)場合には、その分残留させる既燃ガス量を増量(減量)させることで、熱量のバランスを保つことができる。
この発明の実施の形態2において、上述したように負のオーバーラップ期間の冷却損失を考慮して排気弁14の閉弁時期を設定することにより、この発明の実施の形態1に比べて、さらに混合気温度を適正に保つことができ、HCCI燃焼を一層安定させることができる。
1 圧縮自己着火内燃機関、2 シリンダ、3 ピストン、4 シリンダヘッド、5 燃焼室、6 クランク軸、7 コネクティングロッド、8 クランク角センサ(回転数検出部)、9 燃料噴射弁、10 点火プラグ、11 吸気管、12 排気管、13 吸気弁、14 排気弁、15 バルブタイミング可変機構、16 スロットル弁、17 スロットルアクチュエータ、18 アクセルペダル、19 アクセルポジションセンサ、20 吸気管圧力センサ(吸気管圧力検出部)、21 排気ガス温度センサ(排気ガス温度検出部)、22 排気ガス浄化触媒、30 制御装置、31 吸気管圧力推定部、32 目標残留既燃ガス量演算部、33 排気弁閉弁時期設定部。

Claims (6)

  1. 燃焼室内に形成された燃料と空気との混合気を、ピストンの圧縮作用によって自己着火燃焼させるとともに、排気上死点の前後において、前記燃焼室に設けられた排気弁および吸気弁の双方が閉じている密閉期間を生じさせ、既燃ガスを前記燃焼室に残留させる圧縮自己着火内燃機関の制御装置であって、
    前記圧縮自己着火内燃機関の回転数を検出する回転数検出部と、
    前記圧縮自己着火内燃機関の吸気管の吸気管圧力を検出する吸気管圧力検出部と、
    前記吸気管圧力に基づいて、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力を、吸気管圧力推定値として推定する吸気管圧力推定部と、
    前記回転数および前記吸気管圧力推定値に基づいて、前記排気弁の閉弁時期を設定する排気弁閉弁時期設定部と、
    前記圧縮自己着火内燃機関の排気管を通過する排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出部と、
    前記回転数および前記吸気管圧力推定値に応じて定まる、定常運転状態における排気ガス温度および残留既燃ガス量と、前記排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度とに基づいて、目標残留既燃ガス量を算出する目標残留既燃ガス量演算部と、を備え、
    前記排気弁閉弁時期設定部は、目標残留既燃ガス量に基づいて、前記排気弁の閉弁時期を設定する
    圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  2. 前記排気弁閉弁時期設定部は、
    前記定常運転状態における排気ガス温度よりも、前記排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度の方が高い場合には、前記目標残留既燃ガス量を増加補正することで前記排気弁の閉弁時期を進角補正し、
    前記定常運転状態における排気ガス温度よりも、前記排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度の方が低い場合には、前記目標残留既燃ガス量を減少補正することで前記排気弁の閉弁時期を遅角補正する
    請求項1に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  3. 前記排気弁閉弁時期設定部は、
    前記定常運転状態における残留既燃ガス量よりも、前記目標残留既燃ガス量演算部で演算された目標残留既燃ガス量の方が多い場合には、前記排気弁の閉弁時期を進角補正し、
    前記定常運転状態における残留既燃ガス量よりも、前記目標残留既燃ガス量演算部で演算された目標残留既燃ガス量の方が少ない場合には、前記排気弁の閉弁時期を遅角補正する
    請求項1または請求項に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  4. 前記排気弁閉弁時期設定部は、
    前記回転数および前記吸気管圧力推定値に応じて定まる、定常運転状態における前記排気弁の閉弁時期が、自身の設定した前記排気弁の閉弁時期よりも進角側に設定されている場合には、前記排気弁の閉弁時期をさらに進角補正し、
    前記定常運転状態における前記排気弁の閉弁時期が、自身の設定した前記排気弁の閉弁時期よりも遅角側に設定されている場合には、前記排気弁の閉弁時期をさらに遅角補正する
    請求項1から請求項までの何れか1項に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  5. 前記次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期は、前記吸気弁の開閉時期の中間である
    請求項1から請求項までの何れか1項に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  6. 燃焼室内に形成された燃料と空気との混合気を、ピストンの圧縮作用によって自己着火燃焼させるとともに、排気上死点の前後において、前記燃焼室に設けられた排気弁および吸気弁の双方が閉じている密閉期間を生じさせ、既燃ガスを前記燃焼室に残留させる圧縮自己着火内燃機関の制御方法であって、
    前記圧縮自己着火内燃機関の回転数を検出する回転数検出ステップと、
    前記圧縮自己着火内燃機関の吸気管の吸気管圧力を検出する吸気管圧力検出ステップと、
    前記吸気管圧力に基づいて、次回の吸気行程におけるあらかじめ定められた時期の吸気管圧力を、吸気管圧力推定値として推定する吸気管圧力推定ステップと、
    前記回転数および前記吸気管圧力推定値に基づいて、前記排気弁の閉弁時期を設定する排気弁閉弁時期設定ステップと、
    前記圧縮自己着火内燃機関の排気管を通過する排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出ステップと、
    前記回転数および前記吸気管圧力推定値に応じて定まる、定常運転状態における排気ガス温度および残留既燃ガス量と、前記排気ガス温度検出部で検出された排気ガス温度とに基づいて、目標残留既燃ガス量を算出する目標残留既燃ガス量演算ステップと、を有し、
    前記排気弁閉弁時期設定ステップは、目標残留既燃ガス量に基づいて、前記排気弁の閉弁時期を設定する
    圧縮自己着火内燃機関の制御方法。
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