JP5839694B2 - 仮想運用管理情報生成通知方法およびシステム、ネットワーク運用管理方法およびシステム - Google Patents

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本発明は、仮想運用管理情報生成通知方法およびシステム、ネットワーク運用管理方法およびシステムに関し、特に、互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワークのそれぞれで相手側ネットワークの運用管理状況を把握可能にし、それらのネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を可能にする仮想運用管理情報生成通知方法およびシステム、ネットワーク運用管理方法およびシステムに関する。
従来のネットワークでは、特定レイヤに特化した運用管理(Operation and Management:OAM)手法が採用されている。例えば、非特許文献1,2には、レイヤ2を運用管理レイヤとするOAM手法について規定されている。また、非特許文献3には、レイヤ3(IP)を運用管理レイヤとするIPv4でのOAM手法について規定され、非特許文献4には、レイヤ3(IP)を運用管理レイヤとするIPv6でのOAM手法について規定されている。
非特許文献1〜4に規定されているOAM手法によれば、リンク単位だけでなく、複数のリンクやノードを経由するエンド・エンドの運用管理を実現でき、さらに、同じ運用管理レイヤで同じOAM手法であれば、別々に管理されているネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理も技術的に可能である。
ITU-T Y.1731 IEEE 802.1ag、IEEE 802.1ah IETF RFC792 IETF RFC4443
しかし、運用管理レイヤが異なるネットワーク間、例えば、レイヤ2を運用管理レイヤとするネットワークとレイヤ3(IP)を運用管理レイヤとするネットワーク間では、アドレス体系が異なるなど、OAM手法が異なるので、従来のOAM手法を、それらのネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理に適用できないという課題があった。
本発明の目的は、ネットワークに特別な仕組みを要求することなく、互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワークのそれぞれで相手側ネットワークの運用管理状況を把握可能にし、それらのネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を可能にする仮想運用管理情報生成通知方法およびシステム、ネットワーク運用管理方法およびシステムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワークのそれぞれで相手側ネットワークの運用管理状況を把握可能とする仮想運用管理情報生成通知方法であって、各ネットワークで使用されているアドレスを実アドレスとし、各ネットワークについて、その運用管理レイヤ、およびトポロジと実アドレスを含む運用管理情報を収集する第1のステップと、各ネットワークについて、相手側ネットワークで使用されていないアドレスを仮想アドレスとし、該仮想アドレスと前記運用管理情報を元に、相手側ネットワークの運用管理レイヤでの運用管理手法に適合した自ネットワークの仮想運用管理情報を生成する第2のステップと、前記第2のステップにより生成された仮想運用管理情報を相手側ネットワークに通知する第3のステップを有することを基本的特徴としている。
なお、本発明は、上記各ステップを実行する各手段を備えた仮想運用管理情報生成通知システムとしても実現でき、さらに、各ネットワークで相手側ネットワークの運用管理状況を把握し、それらのネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を行うネットワーク運用管理方法あるいはシステムとしても実現できる。
本発明によれば、ネットワークに特別な仕組みを要求することなく、ネットワークが互いに異なるレイヤで運用管理されていても、各ネットワークで相手側ネットワークの運用管理状況を把握でき、それらのネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を実現できる。
本発明に係るネットワーク運用管理システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1のネットワーク運用管理システムにおける動作を示すフローチャートである。 運用管理情報収集(手順2,手順3)の動作を示す説明図である。 仮想アドレス割り当てノードの削減処理(手順4)の動作を示す説明図である。 仮想運用管理情報生成(手順5,手順6)の動作を示す説明図である。 仮想運用管理情報通知(手順7,手順8)の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を説明する。以下では、本発明をネットワーク運用管理システムとして実現した実施形態について説明するが、本発明は、その各機能部での処理を各ステップとしたネットワーク運用管理方法としても実現でき、さらに、相手側ネットワークの運用管理状況を各ネットワークで把握可能にする仮想運用管理情報生成通知方法あるいはシステムとしても実現できる。
図1は、本発明に係るネットワーク運用管理システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ネットワークAは、ノードN(1),N(2),N(3),N(4)を備え、ネットワークBは、ノードN(あ),N(い),N(う)を備える。ネットワークAの各ノードN(1),N(2),N(3),N(4)にはそれぞれアドレスAD(1),AD(2),AD(3),AD(4)が割り当てられ、ネットワークBの各ノードN(あ),N(い),N(う)にはそれぞれアドレスAD(あ),AD(い),AD(う)が割り当てられている。また、ネットワークA,Bの運用管理レイヤは互いに異なり、それぞれa,bである。運用管理レイヤが互いに異なることにより、アドレスAD(1),AD(2),AD(3),AD(4)とアドレスAD(あ),AD(い),AD(う)は、互いに形式が異なる。以下での「実アドレス」は、ネットワークのノードに既に割り当てられているアドレス、すなわち、ネットワークで使用されているアドレスを意味する。
本発明に係るネットワーク運用管理システムは、特に、仮想運用管理情報生成通知システム10に特徴があり、この仮想運用管理情報生成通知システム10は、ネットワークA,Bの境界(ドメイン境界)に位置する。
仮想運用管理情報生成通知システム10は、運用管理情報収集機能部11、ネットワーク情報データベース12、仮想運用管理情報生成機能部13、仮想運用管理情報通知機能部14および運用管理(OAM)データ変換機能部15を備える。これらの各機能部は、ハードウエアあるいはソフトウエアによりプロセッサの一部として構成可能である。
ネットワークA,B間を跨ぐ運用管理を可能とするために、まず、ネットワークA,Bがどのレイヤ(レイヤ2やレイヤ3など)のどの手法で運用管理されているかの運用管理レイヤ情報を収集して、ネットワーク情報データベース12に格納する。ここでは、ネットワークAについては運用管理レイヤa情報を収集し、ネットワークBにつていは運用管理レイヤb情報を収集し、それらの情報をネットワーク情報データベース12に格納する。ネットワークA,Bにおける運用管理レイヤやOAM手法は、予め知ることができるので、それらの情報をネットワーク情報データベース12に格納すればよい。
運用管理情報収集機能部11は、ネットワークAについて、そのトポロジや実アドレスなどの運用管理情報を運用管理レイヤaのOAM手法を用いて収集し、また、ネットワークBについて、そのトポロジや実アドレスなどの運用管理情報を運用管理レイヤbのOAM手法を用いて収集する。これらの情報は、例えば、非特許文献1〜4で規定されている手法を利用し、ネットワークA,Bが備える運用管理システムから収集できるが、ネットワークA,Bのノードから直接収集してもよい。
ネットワーク情報データベース12は、収集された運用管理レイヤa,b情報を格納し、また、運用管理情報収集機能部11により収集された運用管理情報、各実アドレスと後述する仮想アドレスの対応のテーブルを格納する。
仮想運用管理情報生成機能部13は、ネットワークAについて、仮想アドレスおよび運用管理情報を元に、相手側ネットワークBの運用管理レイヤbのOAM手法に適合した仮想運用管理情報を生成し、また、ネットワークBについて、仮想アドレスおよび運用管理情報を元に、相手側ネットワークAの運用管理レイヤaのOAM手法に適合した仮想運用管理情報を生成する。
仮想運用管理情報生成機能部13は、さらに、ネットワークAで使用されている実アドレスにネットワークBの運用管理レイヤbに適合するユニークな仮想アドレスを1対1に対応付け、その対応のテーブルを生成し、また、ネットワークBで使用されている実アドレスにネットワークAの運用管理レイヤaに適合するユニークな仮想アドレスを1対1に対応付け、その対応のテーブルを生成する。ここで、ユニークな仮想アドレスとは、それぞれのネットワークA,Bで使用されておらず、互いに重複しないアドレスを意味する。
仮想運用管理情報通知機能部14は、仮想運用管理情報生成機能部13により生成された仮想運用管理情報を相手ネットワークに通知する。すなわち、ネットワークAについて生成された仮想運用管理情報をネットワークBに通知し、ネットワークBについて生成された仮想運用管理情報をネットワークAに通知する。
ネットワークAでは、仮想運用管理情報生成通知システム10から通知されたネットワークBについての仮想運用管理情報によりネットワークBの運用管理状況を把握でき、また、ネットワークBでは、仮想運用管理情報生成通知システム10から通知されたネットワークAについての仮想運用管理情報によりネットワークAの運用管理状況を把握できる。
ネットワークA,B間を跨いで運用管理データを転送する場合には、ネットワークA,Bは、仮想運用管理情報生成通知システム10から通知された仮想運用管理情報を用い、相手側ネットワークB,Aの各ノードの仮想アドレスを宛先として運用管理データを送出する。
運用管理(OAM)データ変換機能部15は、ネットワークA,Bからの運用管理データを受け、ネットワーク情報データベース12に格納されている、実アドレスと仮想アドレスの対応(テーブル)を参照し、その宛先の仮想アドレスをネットワークB,Aの実アドレスに変換してからネットワークB,Aに転送する。以上のようにして運用管理データを転送することにより、ネットワークA,B間を跨ぐエンド・エンドの運用管理が可能となる。
図2は、図1のネットワーク運用管理システムにおける動作を示すフローチャートであり、図3〜図6は、順次実行される各手順での動作を示す説明図である。以下、図3〜図6を参照し、図2に従って図1のネットワーク運用管理システムにおける動作を詳細に説明する。
まず、手順1では、各ネットワークがどのレイヤのどの手法で運用管理されているかの運用管理レイヤ情報を収集し、ネットワーク情報データベースに格納する。具体例では、ネットワークA,Bの運用管理レイヤa,b情報を収集し、ネットワーク情報データベース12に格納する。
図3は、手順1に続く手順2および手順3での動作を示す説明図である。
手順2では、ネットワークAのトポロジと実アドレスAD(1),AD(2),AD(3),AD(4)など運用管理情報を、ネットワークAの運用管理レイヤaのOAM手法を用いて収集し、ネットワーク情報データベース12に格納する。同時に、ネットワークBが使用可能なアドレスのうち使用されていないアドレスを、ネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補とし、そのリストをその数とともにネットワーク情報データベース12に格納する。
手順3では、ネットワークBのトポロジと実アドレスAD(あ),AD(い),AD(う)など運用管理情報を、ネットワークAの運用管理レイヤbのOAM手法を用いて収集し、ネットワーク情報データベース12に格納する。同時に、ネットワークAが使用可能なアドレスのうち使用されていないアドレスを、ネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補とし、そのリストをその数とともにネットワーク情報データベース12に格納する。
次に、ネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補の数とネットワークAの実アドレスの数を比較し、ネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補の数とネットワークBの実アドレスの数を比較する。
ここで、例えば、ネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補の数がネットワークAの実アドレスの数より多いか等しければ、ネットワークAの実アドレスの全てを仮想アドレス割り当て対象としてネットワークBの運用管理レイヤbでの仮想アドレスを割り当てることができる。この場合には、手順5に進む。
しかし、ネットワークAの実アドレスの数がネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補の数より多ければ、ネットワークAの実アドレスの全てに対してはネットワークBの運用管理レイヤbでの仮想アドレスを割り当てることができない(割り当てるとアドレスの重複が起こる)。この場合には、手順4に進んで仮想アドレス割り当てノードを削減することにより仮想割り当て対象の実アドレスを削減し、仮想アドレスの割り当てを可能にしてから手順5に進む。
同様に、ネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補の数がネットワークBの実アドレスの数より多いか等しければ、手順5に進み、ネットワークBの実アドレスの数がネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補の数より多ければ、手順4に進んで仮想アドレス割り当てノードを削減することにより仮想割り当て対象の実アドレスを削減してから手順5に進む。
図4は、手順4での動作を示す説明図である。
手順4の仮想アドレス割り当てノードの削減処理では、削減しても比較的影響の少ないノードを仮想アドレス割り当て対象から外す。各ノードから伸びている枝の数をnとしたとき、n=2のノードは、その両側の2つのノード間での転送機能を果たすだけであるので、それを削減しても比較的影響が少ない。一方、n=1のノードは、始点や終点として機能するので、それは削減しない。また、nが大きければ大きいほど、そのノードは、より多くのノード間を中継するハブ機能を有するので、それを削減すると影響が大きい。
以上のことから、手順4では、ネットワークA,Bのノードのうち、仮想アドレス割り当て対象から外すノードを、各ノードから伸びている枝の数nを参照して決定する。
例えば、ネットワークAの実アドレス数がネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補の数より多い場合、ネットワークAのトポロジを基にして、各ノードから伸びている枝の数nを調べ、まず、n=2の(枝が2本だけ伸びている)ノードのいずれかを仮想アドレス割り当て対象から外す。
n=2のノードを仮想アドレス割り当て対象から順次外していき、仮想アドレス割り当て対象の実アドレスの数が使用可能な仮想アドレス候補の数と等しくなったならば、手順5に進む。
もし、n=2のノード全てを仮想アドレス割り当て対象から外しても、仮想アドレス数が不足する場合には、割り当て対象の実アドレスの数が使用可能な仮想アドレス候補の数と等しくなるまで、n=3, 4, …のノード順に仮想アドレス割り当て対象から外していく。
図4は、ネットワークAの実アドレスの数が4で、ネットワークAで使用可能な仮想アドレスの数が3の場合を例示している。この場合、まず、n=2のノード、例えば、アドレスAD(2)のノードN(2)を仮想アドレス割り当て対象から外す。
この結果、ネットワークAの実アドレスの数は3に削減され、ネットワークAで使用可能な仮想アドレスの数3と等しくなるので、実アドレスAD(1),AD(3),AD(4)に仮想アドレスを割り当てることができる。なお、ノードN(2)が仮想アドレス割り当て対象から外されると、ネットワークAのトポロジは、3つのノードN(1),N(3),N(4)を順次接続した仮想的なトポロジとなる。
ネットワークBにおいても、ネットワークBの実アドレス数がネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補の数より多い場合には、同様に、仮想アドレス割り当てノードを削減する。
次に、手順5では、ネットワークAで使用可能な仮想アドレス候補の中から任意ではあるが重複しないように選択した、ネットワークBの運用管理レイヤbでの仮想アドレスをネットワークAの各実アドレスに割り当てるとともに、その仮想アドレスを用い、ネットワークBの運用管理レイヤbのOAM手法に合わせて、ネットワークAについての仮想運用管理情報を生成する。なお、手順4で仮想アドレス割り当てノードが削減されていれば、ここでは削減処理後に残ったノードの実アドレスに仮想アドレスを割り当てる。
手順6では、ネットワークBで使用可能な仮想アドレス候補の中から任意ではあるが重複しないように選択した、ネットワークAの運用管理レイヤaでの仮想アドレスをネットワークBの各実アドレスに割り当てるとともに、その仮想アドレスを用い、ネットワークAの運用管理レイヤaの運用管理手法に合わせて、ネットワークBについての仮想運用管理情報を生成する。なお、手順4で仮想アドレス割り当てノードが削減されていれば、ここでは削減処理後に残ったノードの実アドレスに仮想アドレスを割り当てる。
図5は、手順5および手順6での動作を示す説明図である。ここでは、図1において、ネットワークA,Bで使用可能な仮想アドレス候補の数がネットワークB,Aの実アドレスの数より多いか等しく、手順4により仮想アドレス割り当てノードが削減されなかった場合を示している。
ネットワークA,Bの運用管理レイヤa,bが異なることにより、ネットワークA,Bではノードのアドレス形式が異なる。手順5では、ネットワークAの各実アドレスにネットワークBの運用管理レイヤbに適合する仮想アドレスを対応付け、その仮想アドレスを用い、ネットワークBの運用管理レイヤbの運用管理手法に合わせて、ネットワークAについての仮想運用管理情報を生成するとともに、実アドレスと仮想アドレスの対応のテーブルを生成する。
手順6では、ネットワークBの各実アドレスにネットワークAの運用管理レイヤaに適合する仮想アドレスを対応付け、その仮想アドレスを用い、ネットワークBの運用管理レイヤbの運用管理手法に合わせて、ネットワークAについての仮想運用管理情報を生成するとともに、実アドレスと仮想アドレスの対応のテーブルを生成する。
仮想運用管理情報として、ネットワークA,Bの仮想アドレスやトポロジだけでなく、ドメイン境界からエンドに至るルートの到達情報なども生成できる。到達情報は、トポロジやリンク帯域やリンクコストなどを考慮して生成できる。
具体例では、手順5では、ネットワークAのノードN(1),N(2),N(3),N(4)のアドレスがネットワークBの運用管理レイヤbでの仮想アドレスAD(な),AD(に),AD(ぬ),AD(ね)であると仮想し、それらの仮想アドレスやトポロジや到達情報などを、ネットワークBの仮想レイヤbでのネットワークAについての仮想運用管理情報として生成する。
ここで、仮想アドレスAD(な),AD(に),AD(ぬ),AD(ね)は、ネットワークBの運用管理レイヤbの形式に適合するユニークなアドレスである。また、ネットワークAの実アドレスAD(1),AD(2),AD(3),AD(4)にそれぞれ仮想アドレスAD(な),AD(に),AD(ぬ),AD(ね)を対応付ける。
手順6では、ネットワークBのノードN(あ),N(い),N(う)のアドレスがネットワークAの運用管理レイヤaでの仮想アドレスAD(77),AD(88),AD(99)であると仮想し、それらの仮想アドレスやトポロジや到達情報などを、ネットワークAの仮想レイヤaでのネットワークBについての仮想運用管理情報として生成する。
ここで、仮想アドレスAD(77),AD(88),AD(99)は、ネットワークAの運用管理レイヤaの形式に適合するユニークなアドレスである。また、ネットワークBのノードN(あ),N(い),N(う)の実アドレスAD(あ),AD(い),AD(う)にそれぞれ仮想アドレスAD(77),AD(88),AD(99)を対応付ける。
次に、手順7では、手順5で生成されたネットワークAについての仮想運用管理情報をネットワークBに通知する。また、手順8では、手順6で生成されたネットワークBの仮想運用管理情報をネットワークAに通知する。
図6は、手順7および手順8での動作を示す説明図である。
手順7では、ネットワークBの運用管理レイヤbに適合する形式の仮想アドレスAD(な),AD(に),AD(ぬ),AD(ね)をトポロジなどとともに、仮想レイヤbでのネットワークAの仮想運用管理情報としてネットワークBに通知する。手順4で仮想アドレス割り当てノードが削減されていれば、ここで通知されるトポロジは、削減後の仮想的なトポロジとなる。
手順8では、ネットワークAの運用管理レイヤaに適合する形式の仮想アドレスAD(77),AD(88),AD(99)をトポロジなどとともに、仮想レイヤaでのネットワークBの運用管理情報としてネットワークAに通知する。手順4で仮想アドレス割り当てノードが削減されていれば、ここで通知されるトポロジは、削減後の仮想的なトポロジとなる。
これにより、ネットワークBでは、運用管理レイヤbでのOAM手法に合った、ネットワークAについてのトポロジおよび仮想アドレスAD(な),AD(に),AD(ぬ),AD(ね)などの仮想運用管理情報を受けることができ、また、ネットワークAでは、運用管理レイヤaでのOAM手法に合った、ネットワークBのトポロジおよび仮想アドレスAD(77),AD(88),AD(99)などの仮想運用管理情報を受けることができる。
以上の手順2〜手順8は、手順9により適宜、例えば、定期的に繰り返し実行される。手順9により、ネットワークA,Bにおける情報が更新された場合、その更新に応じて仮想運用管理情報が更新され、更新された仮想運用管理情報が相手側ネットワークに通知される。
手順10は、ドメイン境界を越えて運用管理(OAM)データが転送される場合に実行される。ここで、例えば、ネットワークAからネットワークBへOAMデータが転送される場合、ネットワークAからはネットワークAの運用管理レイヤaに対応したOAMデータが送られるが、そのOAMデータは、ドメイン境界において、ネットワークBの運用管理レイヤbに対応したOAMデータに変換されてネットワークBに送られる。
その際、ネットワークAからは、仮想レイヤaの仮想アドレスを宛先としたOAMデータが送られるが、ドメイン境界において、仮想運用管理情報生成通知システム10の運用管理(OAM)データ変換機能部15が、その宛先の仮想アドレスを運用管理レイヤbのアドレス(実アドレス)に変換する。例えば、ネットワークAから宛先を仮想アドレスAD(99)としたOAMデータが送られると、ドメイン境界において、その仮想アドレスAD(99)がアドレスAD(う)に変換されてネットワークBに送られる。
このアドレスの変換には、ネットワークBにおける仮想レイヤaの仮想アドレスと運用管理レイヤbのアドレス(実アドレス)の対応付けのテーブルが利用される。ネットワークBからネットワークAへ運用管理用データを転送する場合も同様である。これにより、ネットワークA,B間を跨ぐエンド・エンドの運用管理が実現可能となる。
なお、OAMデータそのものやOAMメッセージの形式がネットワークAの運用管理レイヤaとネットワークBの運用管理レイヤbとで異なる場合には、仮想運用管理情報生成通知システム10にそれらの変換機能を持たせることにより、ドメイン境界を越えて、相手側ネットワークの運用管理レイヤが理解できる形式でそれらを転送することができる。
手順10の次にも、手順9が適宜、例えば、定期的に実行される。これにより、OAMデータを転送した後においても、仮想運用管理情報の更新が可能となる。
以上、実施形態を挙げて説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、種々に変形されたものも含む。
例えば、上記実施形態では、ネットワークA,Bで使用可能な仮想アドレス候補の数とネットワークA,Bの実アドレスの数を比較し、仮想アドレス候補の数が実アドレスの数より少ない場合、仮想アドレス割り当てノードの削減処理を実行しているが、仮想アドレス候補の数が十分に多く、実アドレスの数がそれを超えることが予測されなければ、その削減処理を省くことができる。逆に、実アドレスの数が使用可能な仮想アドレス候補の数より少ない場合でも、ネットワークA,Bの運用者からの依頼により、仮想運用管理情報上のトポロジを簡易化(抽象化)したい場合には、意図的に仮想割り当てノードの削減処理を行うことが可能である。
また、上記実施形態では、仮想運用管理情報生成通知システム10がネットワーク情報データベース12を備えているが、外部記憶装置をネットワーク情報データベース12として利用することもできる。
さらに、本発明は、相手側ネットワークの運用管理状況を各ネットワークで把握できるようにする仮想運用管理情報生成通知方法あるいはシステムとしても実現できる。この場合には、実アドレスと仮想アドレスの対応付けは必要ない。
以上のように、本発明によれば、異なるレイヤで運用管理されているネットワーク間を跨いで相手側ネットワークの運用管理状況を各ネットワークで把握でき、例えば、レイヤ2で運用管理されているネットワークとレイヤ3(IP)で運用管理されているネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理サービスを提供することができる。
また、本発明は、相手側ネットワークの運用管理状況を、各ネットワークの運用管理システムやオペレータに対して開示する場合だけでなく、各ネットワークのユーザに対して開示する場合にも有用である。
10・・・仮想運用管理情報生成通知システム、11・・・運用管理情報収集機能部、12・・・ネットワーク情報データベース、13・・・仮想運用管理情報生成機能部、14・・・仮想運用管理情報通知機能部、15・・・運用管理(OAM)データ変換機能部

Claims (10)

  1. 互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワークのそれぞれで相手側ネットワークの運用管理状況を把握可能とする仮想運用管理情報生成通知方法であって、
    各ネットワークで使用されているアドレスを実アドレスとし、各ネットワークについて、その運用管理レイヤ、およびトポロジと実アドレスを含む運用管理情報を収集する第1のステップと、
    各ネットワークについて、相手側ネットワークで使用されていないアドレスを仮想アドレスとし、該仮想アドレスと前記運用管理情報を元に、相手側ネットワークの運用管理レイヤでの運用管理手法に適合した自ネットワークの仮想運用管理情報を生成する第2のステップと、
    前記第2のステップにより生成された仮想運用管理情報を相手側ネットワークに通知する第3のステップを有することを特徴とする仮想運用管理情報生成通知方法。
  2. 前記第2のステップは、前記運用管理情報のトポロジを参照して各ノードから伸びている枝の数を調べ、該枝の数により仮想アドレス割り当て対象としないノードを決定し、該ノードを仮想アドレス割り当て対象から外して仮想運用管理情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の仮想運用管理情報生成通知方法。
  3. 互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワークのそれぞれで相手側ネットワークの運用管理状況を把握可能とする仮想運用管理情報生成通知システムであって、
    各ネットワークで使用されているアドレスを実アドレスとし、各ネットワークについて、その運用管理レイヤ、およびトポロジと実アドレスを含む運用管理情報を収集する運用管理情報収集手段と、
    各ネットワークについて、相手側ネットワークで使用されていないアドレスを仮想アドレスとし、該仮想アドレスと前記運用管理情報を元に、相手側ネットワークの運用管理レイヤでの運用管理手法に適合した自ネットワークの仮想運用管理情報を生成する仮想運用管理情報生成手段と、
    前記仮想運用管理情報生成手段により生成された仮想運用管理情報を相手側ネットワークに通知する仮想運用管理情報通知手段を有することを特徴とする仮想運用管理情報生成通知システム。
  4. 前記仮想運用管理情報生成手段は、前記運用管理情報のトポロジを参照して各ノードから伸びている枝の数を調べ、該枝の数により仮想アドレス割り当て対象としないノードを決定し、該ノードを仮想アドレス割り当て対象から外して仮想運用管理情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の仮想運用管理情報生成通知システム。
  5. 互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を可能とするネットワーク運用管理方法であって、
    各ネットワークで使用されているアドレスを実アドレスとし、各ネットワークについて、その運用管理レイヤ、およびトポロジと実アドレスを含む運用管理情報を収集する第1のステップと、
    各ネットワークについて、相手側ネットワークで使用されていないアドレスを仮想アドレスとし、該仮想アドレスと前記運用管理情報を元に、相手側ネットワークの運用管理レイヤでの運用管理手法に適合した自ネットワークの仮想運用管理情報を生成するとともに前記実アドレスと前記仮想アドレスを対応付ける第2のステップと、
    前記第2のステップにより生成された仮想運用管理情報を相手側ネットワークに通知する第3のステップと、
    各ネットワークから運用管理データを受けたとき、その宛先の仮想アドレスを、前記アドレスと前記仮想アドレスの対応を参照し、相手側ネットワークの実アドレスに変換してから相手側ネットワークに転送する第4のステップを有することを特徴とするネットワーク運用管理方法。
  6. 前記第2のステップは、前記運用管理情報のトポロジを参照して各ノードから伸びている枝の数を調べ、該枝の数により仮想アドレス割り当て対象としないノードを決定し、該ノードを仮想アドレス割り当て対象から外して仮想運用管理情報を生成することを特徴とする請求項5に記載のネットワーク運用管理方法。
  7. 前記第2のステップは、各ネットワークの実アドレスと相手側ネットワークで使用されていないユニークな仮想アドレスを対応付けるテーブルを生成することにより前記実アドレスと前記仮想アドレスを対応付けることを特徴とする請求項5または6に記載のネットワーク運用管理方法。
  8. 互いに異なるレイヤで運用管理されているネットワーク間を跨ぐエンド・エンドの運用管理を可能とするネットワーク運用管理システムであって、
    各ネットワークで使用されているアドレスを実アドレスとし、各ネットワークについて、その運用管理レイヤ、およびトポロジと実アドレスを含む運用管理情報を収集する運用管理情報収集手段と、
    各ネットワークについて、相手側ネットワークで使用されていないアドレスを仮想アドレスとし、該仮想アドレスと前記運用管理情報を元に、相手側ネットワークの運用管理レイヤでの運用管理手法に適合した自ネットワークの仮想運用管理情報を生成するとともに前記実アドレスと前記仮想アドレスを対応付ける仮想運用管理情報生成手段と、
    前記仮想運用管理情報生成手段により生成された仮想運用管理情報を相手側ネットワークに通知する仮想運用管理情報通知手段と、
    各ネットワークから運用管理データを受けたとき、その宛先の仮想アドレスを、前記アドレスと前記仮想アドレスの対応を参照し、相手側ネットワークの実アドレスに変換してから相手側ネットワークに転送する運用管理データ転送手段を備えたことを特徴とするネットワーク運用管理システム。
  9. 前記仮想運用管理情報生成手段は、前記運用管理情報のトポロジを参照して各ノードから伸びている枝の数を調べ、該枝の数により仮想アドレス割り当て対象としないノードを決定し、該ノードを仮想アドレス割り当て対象から外して仮想運用管理情報を生成することを特徴とする請求項8に記載のネットワーク運用管理システム。
  10. 前記仮想運用管理情報生成手段は、各ネットワークの実アドレスと相手側ネットワークで使用されていないユニークな仮想アドレスを対応付けるテーブルを生成することにより前記実アドレスと前記仮想アドレスを対応付けることを特徴とする請求項8または9に記載のネットワーク運用管理システム。
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