JP5838147B2 - Brake structure for container handle - Google Patents
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Description
まほうびんなどの液体容器その他の容器であって、両端が容器本体の上端部に回動可能に装着される略門形のハンドルのブレーキ構造に関する発明である。 The invention relates to a brake structure of a substantially portal-shaped handle that is a liquid container such as a magic bottle or the like, and both ends of which are rotatably attached to the upper end portion of the container body.
略門形のハンドルを容器の上部に回動自在に装着し、容器を提げることができるようにした容器用ハンドルでは、提げた状態から容器を置いて手を離したときに、ハンドルが前方もしくは後方に勢い良く回動して容器の側面に衝突し、衝突音を発生させ容器側面もしくはハンドルに損傷を生じる可能性があった。 In the container handle that is attached to the upper part of the container so that it can be rotated freely, when the container is placed and released, the handle is moved forward or There was a possibility that the container could turn to the rear and collide with the side of the container, generating a collision sound and damaging the side of the container or the handle.
上記欠点を解消するために、前方もしくは後方に回動させるハンドルに対して、ハンドルの内面に形成した摺動接触面を容器の肩部材に形成した凸部に接触させて制動する思想が特許文献1に開示されている。また、特許文献2には、電気湯沸かし器のハンドルが、蒸気口の上方位置で停止しないように、蒸気口の上方以外の部分に相当する回転軸の外周面に制動凸部を設け、制動凸部との摺接部をハンドル取付け部に設ける思想が開示されている。特許文献3には、容器に突出形成した規制部材にハンドルに形成した突出部が当接し、ハンドルが容器の外装体に衝突しない構造が開示されている。
In order to eliminate the above-mentioned drawbacks, the concept of braking the handle that is rotated forward or backward by bringing the sliding contact surface formed on the inner surface of the handle into contact with the convex portion formed on the shoulder member of the container is disclosed in
特許文献1に記載された発明は、ハンドルの内面に形成した摺動接触面を容器の肩部材に形成した凸部に接触させることによってブレーキ効果を生じるものであるため、接触抵抗が門形ハンドルの広がる方向の撓みに関連し、必ずしも安定したブレーキ効果を発揮することができない。最終的には回り止めが形成され、ハンドルが容器の胴部に接触しないようにしている。この構造では、回り止めによってハンドルを停止させたときに衝撃を生じ、あるいは回り止め部分に衝撃的な力が作用し、該部分に損傷を生じる可能性があった。
In the invention described in
特許文献2に記載された発明では、回転軸の制動凸部と摺接部が常時摺接しているため、摺接部の摩滅などによって制動状態が変化する可能性があった。また、特許文献3に記載された発明は、容器に突出形成した規制部材にハンドルに形成した突出部が衝撃的に当接し、ハンドルを完全に停止させるものであるため衝撃が小さな規制部材とハンドルの突出部との当接で支受される。そのため、ハンドルは衝撃的に停止し、規制部材や突出部が損傷する可能性があった。
In the invention described in
上記従来技術の欠点に鑑み、ハンドルを即時に完全停止させるのではなく、前方又は後方に倒れるハンドルの勢いを弱めることによって、ハンドルの動きを滑らかにし、ハンドルが容器に衝突する勢いを弱めて発生する衝撃を小さくする、あるいは衝撃の発生を回避するとともに、滑らかな制動の作動状態を永く維持することができる容器用ハンドルのブレーキ構造を実現するものである。 In view of the drawbacks of the prior art described above, instead of immediately stopping the handle completely, it weakens the momentum of the handle that falls forward or backward, thereby smoothing the movement of the handle and reducing the momentum of the handle colliding with the container. It is possible to realize a brake structure for a container handle that can reduce the impact to be generated or avoid the occurrence of the impact and can maintain a smooth braking operation state for a long time.
本発明は、容器1の上部対向位置にハンドル支持軸2を突出させ、ハンドル支持軸2に持ち手部3aと一対の側辺部3bからなる略門形のハンドル3を回動自在に装着し、ハンドル3を持って提げることを可能とする容器に関するものである。
上記目的を達成する請求項1記載の発明は、ハンドル3の前記側辺部に、前記ハンドル支持軸2が挿入される挿入孔4を備えた筒状部5を形成し、前記ハンドル支持軸2を挿入した前記筒状部5に、前記ハンドル支持軸2と交差する方向に貫通させて、ハンドル支持軸2と近接する位置に弾性ピン6を装着する。
In the present invention, a
According to the first aspect of the present invention for achieving the above object, a
該弾性ピン6の内周面には、少なくとも一つの内周突起7を設けるとともに、前記ハンドル支持軸2の外周面に、前記弾性ピン6の内周突起7の回動軌跡上に突出する外周突起8、9を設け、上方に立ち上がっているハンドル3が前方もしくは後方に回動する際、ハンドル3が容器1に衝突するまでの間に、前記弾性ピン6の内周突起7が前記ハンドル支持軸2の外周突起8、9を乗り越えるようにして、制動力を発生させるようにしたものである。
At least one inner
請求項2記載の発明は、前記ハンドル支持軸2が、大径の頭部2aを備えるとともに、前記弾性ピン6の形状を環状の先方が開放された略C字状とすることである。そして、弾性ピン6をハンドル3の前記筒状部5に装着したとき、前記ハンドル支持軸2の頭部2a内面が前記弾性ピン6の外面に当接することによって、ハンドル3の抜け止めとして機能させることである。
The invention according to
請求項3記載の発明は、前記弾性ピン6の内周突起7が前記ハンドル支持軸2の外周突起を乗り越えてからハンドル3が容器1に衝突するまでの間に、手指を差し込める遊回動域を設けることである。
According to a third aspect of the present invention, there is provided an idle rotation in which a finger can be inserted between the time when the inner
請求項4記載の発明は、前記弾性ピン6の内周突起7が前記ハンドル支持軸2の外周突起を乗り越えた後、ハンドル3が容器1に衝突する直前位置に前記弾性ピン6の内周突起7が当接し、ハンドルの回動を阻止する停止突起11を前記ハンドル支持軸2に形成することである。
According to a fourth aspect of the present invention, after the inner
請求項5記載の発明は、前記ハンドル支持軸2に二つの外周突起8、9を、前記弾性ピン6に一つの内周突起7を設け、ハンドル3が前方に回動した場合にハンドル3が容器1に衝突する直前に一方の外周突起8を乗り越え、ハンドル3が後方に回動した場合にハンドル3が容器1に衝突する直前に他方の外周突起9を乗り越えるようにしたことである。
According to a fifth aspect of the present invention, the
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、ハンドル3の側辺部3bを一直線以外の形状であって、垂直状態のハンドル3を前方に倒したときに容器1に衝突する勢いと後方に倒したときに容器1に衝突する勢いが異なるものとし、ハンドル3が勢い良く衝突する直前に乗り越える一方のハンドル支持軸2の外周突起8を、それよりも弱い勢いで乗り越える他方の外周突起9よりも乗り越えの抵抗が大きくなる形状に形成したことである。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、提げた状態から容器1を置いて手を離し、ハンドル3が前方もしくは後方に倒れるときに、ハンドル3に装着した弾性ピン6が弾性変形をして弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸2に形成した外周突起を乗り越える。弾性ピン6が変形をするための力がハンドル3の回動に対して制動力として作用するため、ハンドル3が減速され、容器1に衝撃的に衝突するのを防止することができる。
According to the first aspect of the present invention, when the
本発明では、ハンドル3の回動に対する制動力が、弾性ピン6の弾性変形であるため、衝撃のないソフトな制動状態を実現することができる。ハンドル3に制動力を与える位置は、ハンドル3を立てた位置から容器1に衝突するまでの間のいずれの位置であっても、ハンドル3が容器1に衝突する勢いを減じ、衝突の衝撃を軽減することができる効果がある。
また、例えばハンドル3が、後方にのみ大きく回動し、前方へは容器1に衝突する位置まで回動させることができないものでは、ハンドル3が後方に回動する途中にのみ、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2の外周突起9を乗り越えるようにし、ハンドル3が容器1に衝撃的に衝突するのを防止することができる。
In the present invention, since the braking force with respect to the rotation of the
Further, for example, in the case where the
請求項2記載の発明によれば、弾性ピン6の形状を環状の前方が開放された略C字状とすることによって、開放部の左右両側をバランスよく形成し、ハンドル3に装着した際、ハンドル3の抜け止め片を兼用することができる。弾性ピン6の基本形状が環状であるため、安定よく確実にハンドル3の抜け止め片として機能させることができる。
According to invention of
ハンドル3が倒されて容器1に接している位置が、弾性ピン6の内周突起7をハンドル支持軸2の外周突起8が乗り越えたばかりの位置であると、ハンドル3が容器1の側面に当接もしくは極めて接近した位置にある。この状態では、ハンドル3を起こす方向に対して突起による制動力が作用しているため、ハンドル3を起こして掴む操作を円滑に行うことが困難となる。これに対して、請求項3記載の発明によれば、ハンドル3を持つときに、ハンドル3が自由に回動し手指を挿入することができる遊びが確保できるため、容器1を持ち上げようとする取り扱いに便利である。
If the
請求項4記載の発明によれば、ハンドル3が倒されて弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起を乗り越えたあと、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2の停止突起11に当接し、ハンドル3が容器1に衝突するのを防止することができる。弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起を乗り越えたあと、停止突起11に当接するまでの回動範囲は限定され、回動の勢いは弱められた状態であるため、ハンドル3は衝撃を発生させることなく停止突起11によって停止する。
According to the fourth aspect of the present invention, after the
請求項5記載の発明によれば、ハンドル3を前方に回動させたときに、ハンドル3が容器1の前方もしくは後方に回動させたときに、容器1の側面にそれぞれ衝撃的に衝突することを防止することができる。すなわち、ハンドル3が前後いずれの方向に倒れても、容器1の側面に衝突する衝撃を防止することができる。
According to the fifth aspect of the present invention, when the
ハンドル3の側辺部3bを一直線以外の形状とした場合、例えば湾曲形状のハンドルとした場合、前後方向でハンドル3が容器1の側面に衝突するまでの距離が異なってくる。したがって、把持状態などの立てた状態のハンドルが倒れる場合、容器に衝突する直前の前方向に倒れる勢い(速度)と後方に倒れる勢いが異なることになり、必然的に容器に衝突する衝撃も異なることになる。
このような事態に対し、請求項6記載の発明によれば、ハンドル3が勢い良く衝突する直前に乗り越える一方のハンドル支持軸2の外周突起8を、それよりも弱い勢いで乗り越える他方の外周突起9よりも乗り越えの抵抗が大きくなる形状、例えば外周突起8を大きく形成する。これにより、ハンドル3が前後いずれか一方に倒れたときにのみ、勢い良く容器1に衝突することを防止することができる。
When the
For such a situation, according to the invention described in
以下、本発明に係る容器用ハンドルのブレーキ構造の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図示実施形態の容器は、本発明を液体容器、具体的には容器本体が金属製真空二重びんである液体容器に応用した実施形態を示している。
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a brake structure for a container handle according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
The container of the illustrated embodiment shows an embodiment in which the present invention is applied to a liquid container, specifically, a liquid container in which the container body is a metal vacuum double bottle.
容器1は、真空二重びんである容器本体10の上端部に肩部材12を装着し、該肩部材12の上部に蓋体13を螺着し、図2に点線で示すように、蓋体13の上面背部を支点として開閉するキャップ14を軸着して注ぎ口を開閉自在とし、容器1を傾けて注液することができるものである。キャップ14の開閉操作片15が設けられている。
The
肩部材12の左右両側には、ハンドル支持軸2を突出させ、このハンドル支持軸2に略門形のハンドル3の両端を回動自在に装着し、ハンドル3を持って提げることができるようにしている。
肩部材12の左右両側面には、図4に示すように肩部材12の外周面から突出する座16、16を形成し、この座16にハンドル支持軸2を立設している。ハンドル支持軸2は、先端に大径の頭部2aを、中間に細径部2bを、基部に大径部2cを形成している。そして、略門形のハンドル3の両端部には、ハンドル支持軸2の頭部2aから大径部2cまでが遊嵌合する挿入孔4を穿設し、筒状部5を形成している。
A
As shown in FIG. 4, seats 16, 16 projecting from the outer peripheral surface of the
ハンドル3の筒状部5には、ハンドルの先端からハンドル支持軸2に向けて、弾性ピン6を挿入するために、挿入孔4と直交する方向にセット孔17を穿設している。セット孔17に挿入する弾性ピン6は、その厚みをハンドル支持軸2の細径部2b部分に挿入することができる厚み(細径部2bの長さにほぼ等しい厚み)としている。すなわち、ハンドル3に穿設するセット孔17は、ハンドル支持軸2の細径部2bの長さに相当する長さであって、弾性ピン6の厚みが一致するように形成している。
したがって、肩部材12のハンドル支持軸2に、ハンドル3先端の挿入孔4を挿入し、ハンドルの先端に開口するセット孔17から弾性ピン6をハンドル支持軸2の細径部2b部分に挿入することによって、ハンドル3が抜け出さないように,ハンドル支持軸2に装着する。すなわち、ハンドル支持軸2の細径部2bに挿入した弾性ピン6の外面が、ハンドル支持軸の頭部2aの内面に当接してハンドルのロックピンとして機能する。
A
Therefore, the
ハンドル支持軸2の細径部2bの外周面には、軸方向に連続する一定高さの外周突起8、9を設けている。外周突起8、9は、図4に示すように、その断面形状をなだらかな山形に形成するとともに、図示実施形態においては、外周突起8、9とは別に停止突起11を設けている。図示例においては、一つの外周突起9をハンドル支持軸2の上部中心位置に、別の外周突起8を前記外周突起9から背面方向の斜め下方位置に配置している。停止突起11は、容器1の背面側であって、前記外周突起8と9の間に配置している。
On the outer peripheral surface of the small-
ハンドル3のセット孔17に挿入する弾性ピン6は、弾性を有する合成樹脂材で成型し、その形状を図6に示すように環状の先方が開放された略C字状としている。すなわち、ハンドル支持軸2に挿入したハンドル3の筒状部5に、先端に開口するセット孔17から弾性ピン6を挿入することによって、環状部6aの開放部6dをハンドル支持軸2が通過して、ハンドル支持軸2を環状部6aの中心に位置させることができる。図示例の弾性ピン6では、環状部6aの両端を延長させて脚部6b、6cを形成し、ハンドル支持軸2が脚部6b、6cの間の環状部に抱持されるようにしている。
弾性ピン6の基本形状を、環状に形成することによって、先に述べたロックピンとして、強固なロック機能を発揮することができる。
The
By forming the basic shape of the
弾性ピン6には、環状部6aの頂部に外方に向けて摘み部6eを形成し、該摘み部6eを摘んでハンドルのセット孔17に挿入することができるようにしている。摘み部6eの断面形状をセット孔17の形状と一致させることによって、弾性ピン6を正確な位置にセットすることができるようにするとともに、前記脚部6b、6cの存在によって弾性ピン6をセット孔17内に安定的に配置することができるようにしている。
摘み部6eには、弾性的に作用する係止爪18を形成し、この係止爪18をハンドル3のセット孔17内に形成した係止部19に係合させ、弾性ピン6が脱落しないようにしている。
The
An elastically acting locking
弾性ピン6の環状部6aの内径は、ハンドル支持軸2の細径部2bの外径よりも大きなものとしている。したがって、ハンドル支持軸2に装着したハンドル3は、挿入孔4が、ハンドル支持軸2の頭部2a及び大径部2cに嵌合して自由に回動する。そして、ハンドル3に装着された弾性ピン6は、ハンドルの回動にともなってハンドル支持軸2の細径部2bの外方において回動する。
The inner diameter of the
弾性ピン6の環状部6a内周面には、一箇所になだらかな傾斜面を備えた山形の内周突起7を設けている。一方、弾性ピン6の環状部6a内方に位置するハンドル支持軸2の細径部2bの外周面には、前記したように外周突起8、9を形成している。ハンドル支持軸2の細径部2bに形成する外周突起8、9は、弾性ピン6の内周突起7の回動軌跡上に突出する高さとしている。したがって、ハンドル3が回動すると、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2に形成した外周突起8又は9を乗り越え、その抵抗によってハンドルの回動にブレーキ(制動力)が作用し、ハンドル3が容器1の側面に衝突する衝撃を緩和する。すなわち、上方に立ち上がっているハンドルが前方もしくは後方に回動する際、ハンドルが容器に衝突するまでの間に、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2の外周突起8もしくは9を乗り越えるものであ。
On the inner peripheral surface of the
弾性ピンの内周突起7がハンドル支持軸2の外周突起8、9を乗り越える位置は、ハンドル3が倒れ容器1に衝突するまでの間であれば、どのような位置であってもハンドルが倒れる勢いを減じる効果がある。しかしながら、内周突起7が外周突起8又9を乗り越えてからハンドルが容器に衝突するまでに大きな角度があると、その間に勢いが発生し、ハンドルが容器に勢い良く衝突する可能性がある。したがって、ハンドル3が前方及び後方のいずれに倒れる場合であっても、衝突する直前に内周突起7が外周突起8又9を乗り越えるように、内周突起と外周突起の位置関係を形成しておくのが好ましい。
図7ないし図11には、ハンドル3が前方及び後方のいずれに倒れる場合であっても、衝突する直前に内周突起が外周突起を乗り越えるようにした実施形態の、ハンドル支持軸2と弾性ピン2の位置関係の変化を示している。
As long as the inner
7 to 11 show the
図示実施形態の容器1に取りつけられているハンドル3は、全体として門形であるが、持ち手部3aの両側に形成される側辺部3b、3bが、ハンドル支持軸2に軸支される先方部分を直線に形成し、持ち手部3aに向けて後方に湾曲させている。したがって、図7に示すように、側辺部3bの直線部分を垂直に立てたときに、持ち手部3aは容器1の中心よりも背面方向に位置する。
ハンドル3を垂直方向に立てた図7に示す状態では、弾性ピン6の内周突起7は、突起のないハンドル支持軸の外周面を摺接して自由に回動する。
The
In the state shown in FIG. 7 in which the
図7に示す位置から、図8に示す位置にハンドルが前方に回動すると、弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起8の位置に達する。このとき、ハンドルに倒れる勢いがあると、その慣性によって弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸の外周突起8を乗り越える。すなわち、脚部6cが弾性ピン6の弾性に抗して外方に押し出されて外周突起8を乗り越え、勢いが減じられて図9に示すハンドルが前方に下がった位置、すなわちハンドルの持ち手部3aが容器1の前面に接する図9に示す位置に達する。外周突起8を乗り越えた内周突起7は、図9に示すように停止突起11によって停止され、ハンドルが容器1の前面に衝突する前に停止する。
ハンドル3は、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2の外周突起8を乗り越えることによって制動され、外周突起8を乗り越えた後は、勢いが弱められているため、ハンドル3は容器1に対して衝撃音が発生し、あるいは容器1に損傷を与える程強く衝突することがない。
When the handle rotates forward from the position shown in FIG. 7 to the position shown in FIG. 8, the inner
The
弾性ピンの内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起8を乗り越える制動力は、弾性ピンの環状部6aを拡径させる力、換言すれば脚部6b、6cの間隔を広げることに対する抵抗力に起因する。外周突起8によって内周突起7を押し出す際、弾性ピン6がガタ付かない構造であることが望ましい。
図示実施形態においては、弾性ピンの摘み部6eがセット孔17に隙間なく嵌合し、環状部6aとセット孔17の間に、拡径の余裕となる隙間を形成している。セット孔17の先方において、そして、脚部6b、脚部6cが挿入される溝20、21を穿設し、脚部6b、6cが広がる余裕を持たせている。しかしながら、外方への拡径力が作用するのは、脚部6cであるため、脚部6bは挿入される溝20の内側面に当接状態とし、足部6cが広がる場合の支えとし、弾性ピンが安定的に作動するようにしている。
The braking force over which the inner
In the illustrated embodiment, the
図8に示す状態から、弾性ピンの内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起8を乗り越えると、図9に示すハンドル3が容器1に接する位置に達する。内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起8を乗り越えた位置と、ハンドルが容器1の前面に当接する位置との間に、ハンドル3が遊回動を行なう少しの角度、具体的にはハンドル3の持ち手部3aに、手指を挿入することができる遊びを確保しておくのが好ましい。図9においては、内周突起7が外周突起8と停止突起11の間で、僅かに遊回動が可能な遊回動域を形成している。この遊回動域は、図9における内周突起7と外周突起8の間の僅かな空間として現れている。
When the inner
弾性ピンに形成される内周突起7およびハンドル支持軸2に形成される外周突起8、9は、いずれもなだらかな傾斜面を備えた山形とし、内周突起と外周突起が滑らかに当接し、衝撃なく自然に内周突起7が外周突起8を乗り越えることができる形状としている。外周突起の高さは、内周突起の回動軌跡上に突出するものであればよいが、図示実施形態ではハンドル支持軸2の外周突起8、9の頂点が、環状部6aの内周面に摺接し、弾性ピンの装着状態が安定する構造としている。
The inner
図7に示す状態から、ハンドル3が背面方向に回動すると、図10に示すように弾性ピン6の内周突起7が、ハンドル支持軸2の外周突起9の位置に達し、図11に示すように外周突起9を乗り越え、内周突起7は、外周突起9と停止突起11の間に停止する。この状態は、ハンドル3の持ち手部3aが容器1の側面に当接する位置である。
When the
図7に示す、ハンドルを立てた位置から前方に倒れる場合、ハンドルは図8から図9に示すように大きな角度を、勢い良く回動して容器1の側面に接する位置に達する。これに対して、図7に示す、ハンドルを立てた位置から後方に倒れる場合、ハンドルは図10から図11に示すように小さな角度を比較的弱い勢いで回動して容器と接する位置に達する。ハンドルは、どの位置から手を離すか一定しないから、必ずしも図7に示す位置から回動を開始するとは限らない。しかしながら、ハンドル全体の重心位置と、ハンドルのどの位置が容器1に衝突するかによって回動する勢いに差を生じる。図示実施形態のハンドルでは、ハンドルが後方(背面方向)に回動したとき、ハンドル全体の重心位置が高い位置にある段階で、ハンドルの持ち手部3aが容器1の側面に衝突してそれ以上回動することができない。したがって、ハンドルが後方に回動する勢いよりも、前方に回動する勢いが強くなる。
When the handle is tilted forward from the position where the handle is raised as shown in FIG. 7, the handle pivots vigorously at a large angle as shown in FIGS. 8 to 9 and reaches a position where it contacts the side surface of the
ハンドルが回動する勢いが、前方へ回動する場合と、後方へ回動する場合とで異なる場合、弾性ピン6の内周突起7がハンドル支持軸2の外周突起8を乗り越える抵抗と、外周突起9を乗り越える抵抗力が一緒であると、勢い良く回動する方向に倒れた場合にのみ容器本体に強く衝突し、衝撃、例えば衝撃音を発生する可能性がある。そこで、図示実施形態においては、ハンドル3が前方に倒れたときの抵抗が、後方に倒れたときの抵抗よりも大きくなるようにし、前方に倒れても後方に倒れても衝撃を発生しないように工夫している。
When the momentum of turning the handle differs between when turning forward and when turning backward, the resistance of the inner
すなわち、図4に示すようにハンドルが前方に倒れたときに、弾性ピンの内周突起7が乗り越える外周突起8を、ハンドルが後方に倒れたときに、弾性ピンの内周突起7が乗り越える外周突起9よりも大きな抵抗を発生する形状としている。具体的には、外周突起9は単純な山形であるが、外周突起8はその頂点の範囲Xを長くするとともに、頂点よりも低い予備制動領域Yを形成し、ハンドルの回動速度を緩やかに減速させることができるようにしている。
That is, as shown in FIG. 4, the outer
本発明を実施するに際して、弾性ピン6の基本形状を環状ではなくハンドル支持軸2に接近させた棒状や湾曲状とし、その内表面に支持軸の外周突起が乗り越える内周突起を形成することもできる。また、外周突起8及び9はいずれか一個とし、前後いずれかの方向に一回だけ制動力が作用するものとすることもできる。逆に、一方向の回動範囲に複数位置に外周突起を形成し、ハンドルが倒れる間に複数回の制動力が作用するようにすることもできる。また、弾性ピン6の内周突起を複数個形成することもできる。
In carrying out the present invention, the basic shape of the
1…容器、 2…ハンドル支持軸、 2a…頭部、 2b…細径部、 2c…大径部、 3…ハンドル、 3a…持ち手部、 3b…側辺部、 4…挿入孔、 5…筒状部、 6…弾性ピン、 6a…環状部、 6b、6c…脚部、 6d開放部、 6e…摘み部、 7…内周突起、 8、9…外周突起、 10…容器本体、 11…停止突起、 12…肩部材、 13…蓋体、 14…キャップ、 15…開閉操作片、 16…座、 17…セット孔、 18…係止爪、 19…係止部、 20、21…溝。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
ハンドルの前記側辺部には前記ハンドル支持軸が挿入される挿入孔を備えた筒状部を形成し、前記ハンドル支持軸を挿入した前記筒状部に、前記ハンドル支持軸と交差する方向に貫通させて、該ハンドル支持軸と近接する位置に弾性ピンを装着し、
該弾性ピンの内周面に少なくとも一つの内周突起を設けるとともに、前記ハンドル支持軸の外周面に、前記弾性ピンの内周突起の回動軌跡上に突出する外周突起を設け、上方に立ち上がっているハンドルが前方もしくは後方に回動する際、ハンドルが容器に衝突するまでの間に、前記弾性ピンの内周突起が前記ハンドル支持軸の外周突起を乗り越えるようにしたことを特徴とする容器用ハンドルのブレーキ構造。 A handle support shaft protrudes from the upper part of the container, and a handle with a handle and a pair of sides can be pivotally attached to the handle support shaft. In the container
A cylindrical portion having an insertion hole into which the handle support shaft is inserted is formed in the side portion of the handle, and the cylindrical portion into which the handle support shaft is inserted extends in a direction intersecting the handle support shaft. Install the elastic pin at a position close to the handle support shaft.
At least one inner peripheral protrusion is provided on the inner peripheral surface of the elastic pin, and an outer peripheral protrusion is provided on the outer peripheral surface of the handle support shaft so as to protrude on the rotation trajectory of the inner peripheral protrusion of the elastic pin. A container in which the inner peripheral protrusion of the elastic pin rides over the outer peripheral protrusion of the handle support shaft until the handle collides with the container when the handle is rotated forward or backward. Brake structure for handle.
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-
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Cited By (2)
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US11912477B2 (en) | 2022-06-08 | 2024-02-27 | Yeti Coolers, Llc | Container with handle and latching system |
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