JP5835025B2 - ネジ搬送装置及びネジ搬送装置用のブラシ - Google Patents

ネジ搬送装置及びネジ搬送装置用のブラシ Download PDF

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Description

本発明は、ネジ搬送装置及びネジ搬送装置用のブラシに関する。
ネジの軸部を収納するための溝を有したレールが振動することによって、レールに支持されたネジをレールに対して移動させる装置がある。このような装置には、溝に軸部が収納されずにレール上で横転したネジをレールから掃き落とすためのブラシが設けられている。特許文献1〜3にはこのような装置に関連する技術が知られている。
特開平8−155758号公報 特表03−106307号公報 特開2006−212143号公報
座金が組み込まれたネジを上記の装置で搬送する場合、レールは座金を支持することによりネジを支持する。このようなネジのなかには、座金がネジのネジ山に嵌ったものがある場合がある。このようなネジが、レールの溝に軸部が収納されてレールに支持された場合、このようなネジをブラシによってレールから掃き落とすことは困難となるおそれがある。そのため、このようなネジも正常なネジと同様に搬送されるおそれがある。
本発明は、座金がネジ山に嵌ったネジの搬送を防止するネジ搬送装置及びネジ搬送装置用のブラシを提供することを目的とする。
本明細書に開示のネジ搬送装置は、ネジの軸部を収容するための溝を有し前記ネジの座金を支持して前記ネジを移動させるレールと、所定範囲を第1及び第2方向に往復する可動部と、前記可動部の移動に伴って前記レールに支持された前記ネジに接触可能なブラシ部と、前記可動部が前記第1方向へ移動中に前記レールに支持された前記ネジに当接した前記ブラシ部の部分の法線方向が水平方向に対して上方となるように、前記ブラシ部を前記第1方向に押すガイド部と、前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記可動部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第2方向側に押す補助ガイド部と、を備えている。
本明細書に開示のネジ搬送装置用のブラシは、支持部と、前記支持部に支持されたブラシ部と、前記ブラシ部を第1方向に押すガイド部と、前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記支持部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第1方向と逆の第2方向に押す補助ガイド部と、を備えている。
座金がネジ山に嵌ったネジの搬送を防止するネジ搬送装置及びネジ搬送装置用のブラシを提供することを提供できる。
図1A、1Bは、本実施例のネジ搬送装置Aの説明図である。 図2A、2Bは、本実施例のネジ搬送装置Aの説明図である。 図3A、3Bは、本実施例のネジ搬送装置Aの説明図である。 図4A、4Bは、本実施例のネジ搬送装置Aの説明図である。 図5A〜5Cは、本実施例のネジ搬送装置に用いられるブラシとは異なる構造のブラシの説明図である。 図6A、6Bは、ネジの説明図である。 図7は、ネジの説明図である。 図8は、ネジがレールにより搬送される場合の説明図である。 図9は、ネジがレールにより搬送される場合の説明図である。 図10A、10Bは、ネジがレールにより搬送される場合の説明図である。 図11A、11B、11Cは、本実施例のネジ搬送装置に用いられるブラシとは異なる構造のブラシの説明図である。 図12A、12Bは、本実施例のネジ搬送装置に用いられるブラシとは異なる構造のブラシの説明図である。 図13は、本実施例のネジ搬送装置に採用されているブラシの分解斜視図である。 図14は、本実施例のネジ搬送装置に採用されているブラシの外観図である。 図15A、15Bは、本実施例のネジ搬送装置に採用されているブラシの揺動の説明図である。 図16は、ブラシの変形例の説明図である。
図1A〜4Bは、本実施例のネジ搬送装置Aの説明図である。図1A〜4Bでは、それぞれ構造の一部を省略してある。ネジ搬送装置Aは、レールR、ブラシB等を備えている。図1Aはネジ搬送装置Aの側面を示し、図1Bは、ネジ搬送装置Aを正面から見た場合の内部構造を示している。ネジ搬送装置Aは、筐体100を有している。筐体100の上部及び上部側の側面は開放されている。筐体100の内部には支持板111、112、レールR、ブラシBが設けられている。
支持板111、112は、レールRに向かって下り傾斜するように設けられている。レールRは、支持板111、112の間に設けられている。レールRは、振動することにより複数のネジを整列させてネジを一方向に移動させる。レールRの上部には、詳しくは後述するブラシBが配置されている。ブラシBは、レールRの近傍で揺動する。筐体100のレールRの前方側には、開口部OPが設けられている。レールRにより搬送されるネジは開口部OPに向けて進行する。レールRは、ネジの軸部を収容するための溝を有し前記ネジの座金を支持して振動することにより前記ネジを移動させるレールの一例である。尚、後述するが、支持板111、112には、それぞれ開口部が設けられており、その開口部から、昇降部材131、132が昇降する。
ブラシBを揺動させる機構について説明する。図2A、2Bは、ブラシBを揺動させる機構を示している。筐体100内にはモータM、機構M1が設けられている。モータMの駆動力は、機構M1を介してブラシBに伝達される。機構M1は、複数のギアG1〜G3、スライダSL、揺動部材SW1、SW2を含む。モータMの動力が順にギアG1〜G3に伝達される。ギアG3には、その中心からずれた位置に突起P3が設けられている。スライダSLは、筐体100内で他の部材に固定された軸P2に係合する長孔が形成されている。ギアG3が回転して突起P3が移動する。突起P3の移動に伴って、長孔内を軸P2が相対移動するようにしてスライダSLが直線方向に往復動する。
スライダSLの上端には連結軸P4が設けられている。連結軸P4により、スライダSLと揺動部材SW1と回転可能に連結されている。また、揺動部材SW1は、筐体100内の他の部材に固定された軸P5を支点として回転可能に支持されている。スライダSLが上下に往復動することにより、揺動部材SW1は、軸P5を支点として所定範囲を揺動する。揺動部材SW1の扇状の外周曲面は、揺動部材SW2の外周曲面に当接している。揺動部材SW1が所定範囲を揺動することにより、揺動部材SW2も所定範囲を揺動する。揺動部材SW2は、ブラシBの回転軸RSに連結されている。これにより、ブラシBの回転軸RSは所定範囲を往復回転する。従って、ブラシBは回転軸RSを支点として所定範囲を揺動する。
図3A、3Bは、レールRを振動させる機構を示している。レールRは、以下の構造により筐体100内に保持されている。筐体100の内壁には保持板123が固定されている。保持板123には、吊板122が連結されている。具体的には、保持板123及び吊板122に共通に貫通したピンなどにより、吊板122が保持板123に対して離接可能に支持されている。吊板122の先端にはレールRと略平行に延びた支持板124が固定されている。支持板124には、レールRの下端部が固定された支持部125が設けられている。このようにしてレールRは支持されている。また、支持板124には、従動部材SRが固定されている。
モータMの駆動力は、機構M2を介してレールRに伝達される。機構M2は、ギアG4、G5、従動部材SRを含む。モータMの駆動力は、ギアG4、G5に伝達される。図3Aに示すように、ギアG5の一側面には複数の凹凸GPが設けられている。上述したように従動部材SRは、基端がレールRを支持する支持板124の下端部に固定されており、先端がギアG5の凹凸GPに当接している。具体的には、従動部材SRが凹凸GPに当接するように支持板124がバネなどにより付勢されている。
ギアG5が回転することにより、従動部材SRの先端が凹凸GPに摺動する。これにより、従動部材SRは、ギアG5の回転軸方向に振動する。これにより、吊板121、122、支持板124、レールRは、長手方向に振動する。レールRが長手方向に振動することにより、レールRにより支持されたネジは、開口部OPに向けて移動する。
図4A、4Bは、昇降部材131、132を駆動する機構を示している。モータMの駆動力は、機構M3を介して昇降部材131、132に伝達される。機構M3は、ギアG6〜G12を含む。ギアG6、G7は噛合い、ギアG7、G9は噛合い、ギアG9、G11は噛合っている。ギアG7、G8は噛合い、ギアG8、G10は噛合い、ギアG10、G12は噛合っている。ギアG11、G12は、それぞれ突起P11、P12が回転中心から離れた位置に設けられている。ギアG11、G12が回転することにより、突起P11、P12がそれぞれ昇降部材131、132を昇降させる。ギアG11、G12がそれぞれ回転することにより、昇降部材131、132が直線状に往復動する。図4Bに示すように、筐体100内に投入された複数のネジSは、昇降部材131、132がレールRと同じ高さまで上昇することによって、昇降部材131、132上にあったネジSがレールRに案内される。このようにしてネジSは、自動的にレールRにまで案内される。
次に、ブラシについて説明する。図5A〜5Cは、ブラシの説明図であるが、本実施例のネジ搬送装置Aに用いられるブラシBとは異なる構造のブラシBwを例として説明する。ブラシBwは、基部10w、基部10wに設けられたブラシ部20xを含む。図5A〜5Cに示すように、レールRは、互いに平行で同一方向に延びたレール片R1、R2を含む。レール片R1、R2は所定の間隔を有して配置されており、レール片R1、R2間にはネジSの軸部3を収容するための溝RGが画定される。図5Aに示すように、昇降部材131、132によりレールR上に案内された複数のネジSは、ネジSの軸部が溝RGに収納されるようにしてレールRに支持されたものや、レールR上で横転したネジSなどがある。
図5Cに示すように、ブラシBwは、第1方向D1及び第2方向D2に往復動することにより、レールR上で横転しているネジSを掃き落とす。ここで、第1及び第2方向について、便宜上、図5Cにおいて所定の支点周りに反時計方向を第1方向D1とし、時計方向を第2方向D2とする。尚、レールRの前方側には、レールRに搬送されるネジが通過するための通過口142を有した板140が配置されている。
次に、ネジSについて説明する。図6A、6B、7は、ネジSの説明図である。図6Aに示すように、ネジSは、頭部1、軸部3、ばね座金5、みがき座金7を含む。頭部1が軸部3の一端に形成されている。軸部3には、部分的にネジ溝が形成されている。軸部3の根元部にはネジ溝は形成されておらず、このネジ溝が形成されていない部分にばね座金5、みがき座金7は挿入されている。ばね座金5、みがき座金7は、軸部3に形成されたネジ溝と頭部1との間に位置している。ばね座金5は頭部1とみがき座金7とに挟まれている。ネジ溝を軸部3に転造する前にばね座金5、みがき座金7が軸部3に挿入され、その後に軸部3が転造される。ここで、ばね座金5、みがき座金7の内径は、軸部3のネジ山よりも小さい。従って、ばね座金5、みがき座金7は、軸部3から離脱することが防止されている。このような座金が組みつけられたネジの中には、図6Bに示すネジSaのように、みがき座金7が軸部3のネジ山に乗り上げて固定されているものが含まれる場合がある。尚、便宜上、みがき座金7が軸部3のネジ山に乗り上げて固定されているネジに符号Saを付する。
図7は、みがき座金7、軸部3周辺を示したネジSaの拡大図である。このように、みがき座金7が軸部3のネジ山3mに乗り上げて固定される場合がある。このような場合には、作業者は手作業によりネジ山3mからみがき座金7を引き離すことが必要となる。このようなネジSaが、レールRによって支持されて搬送される場合には、以下のような問題がある。
図8、9、10A、10Bは、ネジSaがレールRにより搬送される場合の説明図である。図8、9に示すように、ネジSaの軸部3が溝RGに収納されみがき座金7がレール片R1、R2により支持された場合には、レール片R1、R2の振動によってネジSaが搬送される。尚、正常なネジSについても、同様に軸部3が溝RGに収納されみがき座金7がレール片R1、R2により支持されてレールRにより搬送される。
図9に示すように、ネジSaがレールRにより搬送されている場合には、ブラシBwによってはネジSaをレールRから掃き出すことは困難である。ブラシBwが第1及び第2方向に往復動してたとしても、ブラシ部20wはネジSaに対して略水平方向の力のみを与えることしかできないからである。
また、図10Aに示すように、通常のネジSは板140の通過口142を通過することが可能であるが、図10Bに示すように、ネジSaは通過口142を通過することは困難である。この理由は、レールR上で横転したネジS等は通過口142を通過せずレールRに適切な姿勢に支持された正常なネジSのみが通過口142を通過するように、通過口142の大きさが設定されているからである。また、ネジSaのみがき座金7は軸部3のネジ山に嵌っているため、レールRに適切に支持されたネジSと比較して、レールRからの頭部1の高さが高い位置にあるからである。
このようなネジSaをレールRから掃き出すために、以下のようにブラシを変更することが考えられる。図11A〜12Bは、本実施例のネジ搬送装置Aに採用されたブラシBとは構造が異なるブラシBx、By、Bzの説明図である。図11Aに示すように、ブラシBxは、基部10x、基部10xに固定されたブラシ部20xを含む。ブラシBxは、支点PP周りに揺動する。支点PPは、レールRの鉛直上方に位置している。図9に示したブラシBwと比較すると、基部10xは基部10wより長く、ブラシ部20xはブラシ部20wよりも短くなっている。ブラシ部20xが短いことにより、ブラシ部20xの曲げ剛性は、ブラシ部20wの曲げ剛性よりも大きくなる。このためブラシ部20xがネジSaに接触した際には、ネジSaに大きな力を与えることができる。しかしなが、ブラシBxが第1方向D1及び第2方向D2に往復動しても、ブラシ部20xはネジSaに対して略水平方向の力しか与えることしかできない。このため、ブラシ部20xによってもレールRからネジSaを離脱させるのは困難である。
これに対して、図11Bに示すように、ブラシの揺動の支点をずらすことが考えられる。図11Bに示すように、ブラシByは、ブラシBw、Bxが回転する支点PPから、左下方にずれた支点PPy周りに揺動する。ブラシByが第1方向D1に揺動することにより、ブラシ部20yはネジSaの頭部1を下方から斜め上方に向けて力を作用させることができる。また、図11C、ブラシの揺動の支点をずらさずに、ブラシ部の延びる方向を変更することが考えられる。図11Cに示すように、ブラシ部20zは基部10zに対して斜めに向かって延びている。ブラシBzが第1方向D1に揺動することにより、ブラシ部20zは頭部1を下方から斜め上方に向けて力を作用させることができる。以上のように、ブラシBy、BzによりレールRからネジSaを掃き出すことが可能と考えられる。
しかしながら、ブラシBy、Bzでは、次のような問題が起こりうる。図12A、12Bに示すように、ブラシBy、Bzが第2方向D2にむけて揺動する場合には、ブラシ部20y、20zは、レールRに支持されたネジSを下方側、即ちレールRに向けて押付ける。これにより、ブラシ部20y、20zの曲げ剛性の大きさや、ブラシBy、Bzを駆動するためのトルクの大きさによっては、ブラシ部20y、20zがネジSに当接してブラシBy、Bzが停止するおそれがある。
次に、本実施例のネジ搬送装置Aに採用されているブラシBについて説明する。図13はブラシBの分解斜視図である。図14は、ブラシBの外観図である。図13に示すように、ブラシBは、基部10、ブラシ部20、ガイド部30、40、連結部材50、を含む。図14に示すように、基部10は、略直方体状である。基部10の下端にはブラシ部20が設けられている。ブラシ部20は、複数の繊維体を含む。ブラシ部20は、基部10の下端に植え込まれている。基部10は、所定範囲を第1及び第2方向に往復する可動部の一例である。また、基部10は、支持部の一例である。ブラシ部20は、前記可動部の移動に伴って前記レールに支持された前記ネジに接触可能なブラシ部の一例である。ブラシ部20は、前記支持部に支持されたブラシ部の一例である。ブラシ部20は、ガイド部30、40によって押し曲げられている。
基部10には、2つのネジ孔13が設けられている。連結部材50は、回転軸RSに固定されている。連結部材50は、略平板状の連結部52、連結部52の上端側で直角方向に折り曲げられてネジS5により回転軸RSに固定された折曲部54、を含む。連結部52には、回転軸RSの延びた方向と直交する方向に平行に延びた、2つの長孔53が形成されている。
ガイド部30は、略平板状の固定部32、固定部32の下端からブラシ部20に向けて直角方向に折り曲げられた押圧部34、を含む。固定部32には、2つの孔33a、2つの孔33bが設けられている。孔33aは、孔33bよりも上方に設けられている。ガイド部40は、略平板状の固定部42、固定部42の下端からブラシ部20に向けて直角方向に折り曲げられた押圧部44、を含む。固定部42には、2つの孔43a、2つの孔43bが設けられている。孔43aは、孔43bよりも上方に設けられている。尚、ガイド部30、40は互いに同一の形状、同一の大きさである。ネジプレート60は、平板状であり、ネジS3により、基部10、ガイド部30、40、連結部材50を組み付けるために用いられる。ネジプレート60には、2つのネジ孔63が設けられている。
2つのネジS3が、ガイド部30の孔33a、連結部材50の連結部52、基部10のネジ孔13、ガイド部40の孔43b、ネジプレート60のネジ孔63に挿入されることにより、これらの部材が組み付けられる。ここで、ネジS3は、ガイド部30の孔33aに挿入され、ガイド部40の孔43bに挿入される。これにより、ガイド部30の押圧部34は、ブラシ部20の先端に近くを押し、ガイド部40の押圧部44は、ブラシ部20の先端から離れた部分を押す。尚、前述したように、長孔53は回転軸RSと直交する方向に延びている。従って、基部10、ガイド部30、40は、長孔53の長手方向の位置を調整して連結部材50に固定することができる。これにより、回転軸RSからのブラシ部20までの距離を調整して連結部材50に基部10を固定することができる。これにより、基部10、ブラシ部20、ガイド部30、40、連結部材50は、回転軸RS周りに所定範囲を揺動する。
図14に示すように、ガイド部30の押圧部34により、ブラシ部20が第1方向D1に押し曲げられ、ガイド部40の押圧部44によりブラシ部20が第2方向D2に押し曲げられている。また、ガイド部40の押圧部44により押し曲げられているブラシ部20の位置は、ガイド部30の押圧部34により押し曲げられている位置と基部10との間である。尚、図13に示したように基部10にガイド部30、40が組み付けられる前では、ブラシ部20は略直線状に延びている。詳細には、基部10にガイド部30、40が組み付けられる前は、ブラシ部20は、レールRの鉛直上方にある回転軸RSの支点PPを通過する仮想線の方向に延びている。
図15A、15Bは、本実施例のネジ搬送装置Aに採用されているブラシBの揺動の説明図である。図15Aは、第1方向D1に揺動するブラシBを示しており、図15Bは、第2方向D2に揺動するブラシBを示している。図15Aに示すように、ブラシBが第1方向D1への揺動中にみがき座金7が軸部3のネジ山に嵌ったネジSaの頭部1にブラシ部20の先端が当接ように、連結部材50に対する基部10の位置が調整されている。詳細には、ネジSaの頭部1の底面側の縁付近にブラシ部20の先端が当接するように、連結部材50に対する基部10の位置が調整されている。
また、押圧部44によりブラシ部20が第2方向D2側に押し曲げられ、押圧部34により第1方向D1側に押し曲げられている。即ち、押圧部34、44は、互いに逆方向にブラシ部20を押している。上述したように押圧部34はブラシ部20の先端に近い位置を押し、押圧部44はブラシ部20の先端から離れた位置を押している。このため、ブラシBが第1方向D1に揺動中にネジSaに当接するブラシ部20の部分の法線方向ND1は、水平方向HDに対して上方である。従って、ブラシ部20はネジSaに対して上方に力を作用させることができ、ネジSaをレールRから離脱させることができる。これにより、みがき座金7がネジ山に嵌ったネジSaが搬送されることを防止できる。
ブラシBが第1方向D1に揺動中においては、ブラシ部20にはネジSaからの第2方向D2への反力が作用する。ブラシ部20は押圧部34により第1方向D1に押付けられている。ネジSaからの反力によりブラシ部20が押圧部34に押付けられて、ブラシ部20の根元部から湾曲するのではなく、押圧部34よりも下端側の部分が第2方向D2に湾曲する。これにより、ブラシ部20の第2方向D2の曲げ剛性が大きくなっている。従って、ネジSaをレールRから掃き出すために必要となるブラシ部20の剛性を確保することができる。
このように、ガイド部30は、前記可動部が前記第1方向へ移動中に前記レールに支持された前記ネジに当接した前記ブラシ部の部分の法線方向が水平方向に対して上方となるように、前記ブラシ部を前記第1方向に押すガイド部の一例である。また、ガイド部30は、前記ブラシ部を第1方向に押すガイド部の一例である。
次に、ブラシBが第2方向D2に揺動中にブラシ部20がネジSaに当接した場合について説明する。図15Bに示すように、ブラシBが第2方向D2に揺動中では、ブラシ部20にはネジSaからの第1方向D1への反力が作用する。ここで、押圧部44はブラシ部20を第2方向D2に押しているので、押圧部44よりも下端側のブラシ部20の部分が第1方向D1側に湾曲する。尚、ブラシBが第2方向D2に揺動中にネジSaに当接したブラシ部20の部分の法線方向ND2は、水平方向HDに対して下方となる。
ここで、図15Aに示すように、押圧部34よりも下端側のブラシ部20の部分の長さL1は、押圧部44よりも下端側のブラシ部20の長さL2よりも短い。従って、図15Bに示したようにブラシ部20の第1方向D1の曲げ剛性は、図15Aに示したようにブラシ部20の第2方向D2の曲げ剛性よりも小さい。即ち、ブラシ部20は第2方向D2よりも第1方向D1に曲がりやすい。このため、ブラシBが第2方向D2に揺動中の場合にネジSaに当接した場合であっても、ブラシ部20がネジSaの反力によって容易に湾曲する。これにより、第2方向D2の揺動中にブラシ部20がネジSaに当接してブラシBが停止することが防止される。
このように、ガイド部40は、前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記可動部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第2方向側に押す補助ガイド部の一例である。また、ガイド部40は、前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記支持部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第1方向と逆の第2方向に押す補助ガイド部の一例である。
このように、ガイド部30、40によって、ブラシ部20は第1方向D1、第2方向D2でのそれぞれの曲げ剛性が異なっている。これにより、ブラシBが第1方向D1に揺動中の場合にはネジSaをレールRから離脱させることができる程度のブラシ部20の剛性を確保している。また、ブラシBが第2方向D2に揺動中の場合にはネジSaに当接してもブラシBが停止してないようにブラシ部20の剛性が低減されている。
尚、レールRに適切に支持された正常なネジSに対しては、ブラシBが揺動中ではブラシ部20がネジSの頭部1の上面に若干触れる程度となるように、連結部材50に対する基部10の位置が調整されている。このため、レールRに適切に支持された正常なネジSは、ブラシBの揺動によってレールRから掃き出されない。
図16は、ブラシの変形例の説明図である。ブラシBaは、単一のガイド部30aを含んでいる。ガイド部30aの押圧部34aの長さは、ガイド部30の押圧部34よりも長く形成されている。このため、ブラシBaが第1方向D1に揺動中にネジSaに当接するブラシ部20の部分の法線方向も、水平方向HDに対して上方となる。これにより、ネジSaをレールRから離脱させることができる。
ブラシ部20aの先端に第2方向D2の力が作用した場合には、ブラシ部20aは、押圧部34aから下端側の部分が第2方向D2に湾曲する。ブラシ部20aの先端に第1方向D1の力が作用した場合には、ブラシ部20aは、根元部から第1方向D1に湾曲する。図16に示すように、押圧部34aよりも下端側のブラシ部20aの部分の長さL1aは、基部10aよりも下端側のブラシ部20aの長さL2aよりも短い。よって、ブラシBaにおいても、ブラシ部20aの先端に第1方向D1の力が作用した場合のブラシ部20aの曲げ剛性は、ブラシ部20aの先端に第2方向D2への力が作用した場合のブラシ部20aの曲げ剛性よりも小さい。このため、ブラシBaが第2方向D2の揺動中にブラシ部20aがネジSaに当接してブラシBaの揺動が停止することが防止される。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ブラシは、所定範囲を直線状に往復動するものであってもよい。
A ネジ搬送装置
B ブラシ
G1〜G12 ギア
HD 水平方向
M1〜M3 機構
R レール
R1、R2 レール片
RG 溝
S、Sa ネジ
1 頭部
3 軸部
5 ばね座金
7 みがき座金
10 基部
20 ブラシ部
30、40 ガイド部
34、44 押圧部

Claims (5)

  1. ネジの軸部を収容するための溝を有し前記ネジの座金を支持して振動することにより前記ネジを移動させるレールと、
    所定範囲を第1及び第2方向に往復する可動部と、
    前記可動部の移動に伴って前記レールに支持された前記ネジに接触可能なブラシ部と、
    前記可動部が前記第1方向へ移動中に前記レールに支持された前記ネジに当接した前記ブラシ部の部分の法線方向が水平方向に対して上方となるように、前記ブラシ部を前記第1方向に押すガイド部と、
    前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記可動部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第2方向側に押す補助ガイド部と、を備えたネジ搬送装置。
  2. 前記ガイド部及び補助ガイド部は、前記第1方向側への前記ブラシ部の曲げ剛性を前記第2方向側への前記ブラシ部の曲げ剛性よりも小さくする、請求項1のネジ搬送装置。
  3. 前記可動部が前記第2方向へ移動中に前記レールに支持された前記ネジに当接した前記ブラシ部の部分の法線方向は、前記水平方向に対して下方となる、請求項1又は2のネジ搬送装置。
  4. 前記可動部は、所定の軸心周りを揺動する、請求項1乃至3の何れかのネジ搬送装置。
  5. 支持部と、
    前記支持部に支持されたブラシ部と、
    前記ブラシ部を第1方向に押すガイド部と、
    前記ガイド部により押される前記ブラシ部の位置と前記支持部の間にある前記ブラシ部の位置を前記第1方向と逆の第2方向に押す補助ガイド部と、を備えたネジ搬送装置用のブラシ。
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