JP5832047B1 - 音声明瞭化器具 - Google Patents

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【課題】簡易な構成で、量産が容易であり、周囲の騒音が大きい場所でもスピーカ部が発する音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる音声明瞭化器具を提供する。【解決手段】音声明瞭化器具は、スピーカ部からの音声を集音する集音部10と、集音部10が集音した音声を案内する導音部20と、耳内に挿入される耳孔挿入部30とを備える。集音部10は、その一方の端が開放口となっており、中心軸に略垂直な平面で切ったときの内側空間の断面積が開放口から離れるにしたがって小さくなるような形状に形成されている。導音部20の一方の端部は、開放口と反対側に位置する集音部10の端部に取り付けられている。耳孔挿入部30は、遮音性能を有するものであり、導音部20の他方の端部に取り付けられる。集音部10及び導音部20によって集音・案内された音声は耳孔挿入部30により耳の鼓膜に導かれる。【選択図】図1

Description

本発明は、音声を発するスピーカ部を備える携帯端末等の装置に使用される、そのピーカ部が発する音声を人の耳の鼓膜に明瞭に伝えるための音声明瞭化器具に関するものである。
従来、例えばスマートフォン等の携帯端末や携帯用無線機等の装置では、耳をスピーカ部にあてて相手の音声を聞きながら通話をしている。このような従来の装置では、地下鉄の駅の構内のように、周囲の騒音が大きい場所で通話をするときには、相手の音声を聞き取るのが難しい。このため、例えば、受話器が耳孔に挿入されるイヤーフォン形態の円錐形突起部により構成されている携帯用無線電話器が案出されている(例えば特許文献1参照。)。また、筐体の表面にその内部から受話器を密着して収容し、先端が使用者の耳孔に挿入できる大きさの中空の突起部と、この突起部全体を先端からカバーするカバーピースとを有する携帯電話機が案出されている(例えば特許文献2参照。)。
特開平9−36936号公報 特開平9−289537号公報
しかしながら、上記各特許文献に記載された携帯用無線電話器や携帯電話機等の機器では、受話器に突起部を設けているので、受話器の構成が複雑になり、したがってこれらの機器を量産するのも容易でないという問題がある。また、これらの機器を使用する場合には、どのような状況でも受話器の突起部を耳に挿入して通話をしなければならず、例えば静かな室内で使用する際には逆に使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、簡易な構成で、量産が容易であり、周囲の騒音が大きい場所でもスピーカ部が発する音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる音声明瞭化器具を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための第一の発明は、音声を発するスピーカ部を備える装置に使用される音声明瞭化器具であって、一方の端が開放口となっており、中心軸に略垂直な平面で切ったときの内側空間の断面積が開放口から離れるにしたがって小さくなるような形状に形成された、スピーカ部が発する音声を開放口から取り込んで開放口と反対側に集音する集音部と、一方の端部が開放口と反対側に位置する集音部の端部に取り付けられた、集音部が集音した音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部の他方の端部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部と、を備えることを特徴とするものである。
例えば、第一の発明に係る音声明瞭化器具を携帯端末に使用する場合、使用者は、耳孔挿入部を耳内に挿入した後に、集音部の開放口が携帯端末の通話用のスピーカ部を取り囲むように集音部をそのスピーカ部の周囲に当接させた状態で、通話を行う。このように、集音部が携帯端末のスピーカ部を取り囲むことにより、集音部は外部の騒音を遮音することができると共にスピーカ部が発する音声を確実に集音することができる。しかも、導音部が集音部と耳孔挿入部とを連結することにより、導音部は集音部が集音した音声を人の耳に確実に案内することができる。このため、第一の発明に係る音声明瞭化器具を用いると、音声増幅装置等を使用することなく、また既存の携帯端末に何ら変更を加えることなく、スピーカ部が発する音声を人の耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。また、この音声明瞭化器具は簡易な構成であるので、その量産も容易である。更に、使用者は、この音声明瞭化器具を使用する際には、それを耳内に挿入するだけでよいので、とても使い勝手がよい。
上記の目的を達成するための第二の発明は、音声を発するスピーカ部を備える装置に使用される音声明瞭化器具であって、スピーカ部の一部若しくは全部又はスピーカ部の近傍を覆うように装置に着脱自在に装着される装着部と、装着部を装置に装着した際に一方の端部をスピーカ部と対向する位置に配置することができるように装着部に取り付けられた、スピーカ部が発した音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部の他方の端部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部と、を備えることを特徴とするものである。
例えば、第二の発明に係る音声明瞭化器具を携帯端末に使用する場合、使用者は、導音部の一方の端部とスピーカ部とが対向するように装着部を携帯端末に装着した後、耳孔挿入部を耳内に挿入した状態で、通話を行う。このように、装着部を用いて導音部の一方の端部が携帯端末のスピーカ部に当接するように又はその近傍に位置するように音声明瞭化器具を携帯端末に固定することにより、スピーカ部が発した音声を導音部内に効率よく取り込むことができるので、音声増幅装置等を使用することなく、また既存の携帯端末に何ら変更を加えることなく、スピーカ部が発する音声を人の耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。また、この音声明瞭化器具は簡易な構成であるので、その量産も容易である。更に、第二の発明に係る音声明瞭化器具は装着部を備えるため、携帯端末等の装置に簡単に着脱することができる。
上記の目的を達成するための第三の発明は、音声を発するスピーカ部を備える装置に使用される音声明瞭化器具であって、スピーカ部が発する音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部の一方の端部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部と、を備えることを特徴とするものである。
第三の発明に係る音声明瞭化器具では、導音部がスピーカ部からの音声を案内し、遮音性能を有する耳孔挿入部がその導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。このため、使用者は、音声増幅装置等を使用することなく、また既存の携帯端末等の装置に何ら変更を加えることなく、周囲の騒音が大きい場所でもスピーカ部が発する音声を明瞭に聞くことができる。また、この音声明瞭化器具は簡易な構成であるので、その量産も容易である。
本発明に係る音声明瞭化器具では、スピーカ部が発する音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部とを備えることにより、簡易な構成で、スピーカ部からの音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。このため、使用者は、本発明に係る音声明瞭化器具を使用すると、音声増幅装置等を使用することなく、また既存の携帯端末等の装置に何ら変更を加えることなく、たとえ周囲の騒音が大きい場所であってもスピーカ部が発する音声を明瞭に聞くことができる。
図1(a)及び図1(b)は本発明の第一実施形態である音声明瞭化器具の概略斜視図である。 図2はその音声明瞭化器具の概略断面図である。 図3はその音声明瞭化器具の概略分解斜視図である。 図4はその音声明瞭化器具の使用方法を説明するための図である。 図5は本発明の第二実施形態である音声明瞭化器具の概略斜視図である。 図6はその音声明瞭化器具の概略断面図である。 図7はその音声明瞭化器具の使用方法を説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)及び図1(b)は本発明の第一実施形態である音声明瞭化器具の概略斜視図、図2はその音声明瞭化器具の概略断面図、図3はその音声明瞭化器具の概略分解斜視図である。
第一実施形態の音声明瞭化器具は、スピーカ部を備える装置、特にスピーカ部を耳にあてて音声を聞き取るタイプの装置に使用されるものである。すなわち、この音声明瞭化器具は、スピーカ部と耳との間に介在させてスピーカ部が発する音声を耳に伝達する音声伝達器具である。ここでは、この音声明瞭化器具をスマートフォンに使用する場合について考える。通常、スマートフォンでは、その上端部に通話用のスピーカ部が設けられている。第一実施形態の音声明瞭化器具は、図1乃至図3に示すように、集音部10と、導音部20と、耳孔挿入部30とを備える。
集音部10は、スピーカ部が発する音声を集音するものである。この集音部10は、図1及び図2に示すように、略お椀型状に形成されている。すなわち、集音部10の一方の端は開放口となっており、この開放口の形状は略円形状である。例えば開放口の半径は約35mmである。そして、集音部10は、その中心軸に略垂直な平面で切ったときの内側空間の断面積が開放口から離れるにしたがって小さくなるような形状に形成されている。一般に、集音部10の大きさ・形状は、この音声明瞭化器具が使用される機器のスピーカ部を取り囲むことができるような大きさ・形状であればよい。また、集音部10と導音部20とは、例えばシリコンゴムにより一体的に作製されている。尚、開放口の形状は、略円形状に限らず、略楕円形状、略四角形状等であってもよい。
導音部20は、集音部10が集音した音声を案内するものであり、中空の筒状に形成されている。この導音部20は、図2及び図3に示すように、本体部21と、取付部22とを有する。本体部21の一方の端部は、開放口と反対側に位置する集音部10の端部に取り付けられている。ここで、本体部21の内部の孔25は集音部10の内側の空間に連通している(図1(b)参照)。また、本体部21の他方の端は取付部22に連なっている。取付部22は、耳孔挿入部30を取り付けるためのものであり、この取付部22の外径は本体部21の外径よりも小さい。具体的に、本体部21の長さは約15mm、その外径は約10mmである。また、取付部22の長さは約5mm、その外径は約6mmである。そして、導音部20の内部には、断面形状が直径約5mmの円形状の孔25が形成されている。
耳孔挿入部30は、導音部20によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内(外耳道)に挿入されるものである。この耳孔挿入部30は、その内部の孔35が導音部20の内部の孔25に連通するように、取付部22に取り付けられる。第一実施形態では、耳孔挿入部30は取付部22に着脱自在に取り付けられる。例えば、耳孔挿入部30としては、カナル型のイヤーフォン等に用いられる市販のイヤーピースを用いることができる。すなわち、この耳孔挿入部30は交換可能である。このため、使用者は、自分の耳孔の大きさに適した大きさの耳孔挿入部30を使用することができる。また、耳孔挿入部30は弾力性のある素材で形成されており、耳の孔の内側に密着して外部の騒音を遮音する遮音性能を有している。このため、耳孔挿入部30を耳内に挿入すると、使用者は、外部の騒音を聞くことなく、導音部20を介して伝わる音声を明瞭に聞くことができる。
次に、第一実施形態の音声明瞭化器具の使用方法について説明する。図4はその音声明瞭化器具の使用方法を説明するための図である。
まず、使用者は、図4に示すように、耳孔挿入部30を自分の耳孔に挿入する。これにより、耳孔挿入部30は耳孔にフィットし、音声明瞭化器具は耳にしっかりと装着される。その後、スマートフォンを耳の近くに持って行き、集音部10の開放口がスマートフォンの通話用のスピーカ部を取り囲むように集音部10をそのスピーカ部の周囲に当接させる。このとき、第一実施形態では、集音部10の開放口の大きさがスマートフォンのスピーカ部の大きさよりもかなり大きいので、使用者がそのスピーカ部の位置を耳の位置に正確に合わせようと意識しなくとも、スピーカ部は集音部10によって取り囲まれることになる。使用者は、この状態で通話を行う。スピーカ部が発する音声は集音部10で集音され、導音部20及び耳孔挿入部30を介して耳の鼓膜に伝えられる。
第一実施形態の音声明瞭化器具では、集音部がスマートフォンのスピーカ部を取り囲むことにより、集音部は外部の騒音を遮音することができると共にスピーカ部が発する音声を確実に集音することができる。しかも、導音部が集音部と耳孔挿入部とを連結することにより、導音部は集音部が集音した音声を人の耳に確実に案内することができる。このため、第一実施形態の音声明瞭化器具を用いると、音声増幅装置等を使用することなく、また既存のスマートフォンに何ら変更を加えることなく、スピーカ部が発する音声を人の耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。また、この音声明瞭化器具は簡易な構成であるので、その量産も容易である。更に、使用者は、この音声明瞭化器具を使用する際には、それを耳内に挿入するだけでよいので、とても使い勝手がよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態である音声明瞭化器具について説明する。図5は本発明の第二実施形態である音声明瞭化器具の概略斜視図、図6はその音声明瞭化器具の概略断面図である。尚、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
第二実施形態でも、音声明瞭化器具をスマートフォンに使用する場合について考える。第二実施形態の音声明瞭化器具は、図5及び図6に示すように、装着部100と、導音部200と、耳孔挿入部30とを備える。
装着部100は、スマートフォンのスピーカ部の一部若しくは全部又はスピーカ部の近傍を覆うようにそのスマートフォンに着脱自在に装着されるものである。第二実施形態では、装着部100として、クリップを用いている。このクリップは、図5及び図6に示すように、固定部110aと、可動部110bと、バネ110cとを有する。ここで、図6では、バネ110cを省略して示している。そして、そのバネ110cの力を利用して固定部110aと可動部110bとでスマートフォンを挟んで、音声明瞭化器具をスマートフォンに装着することができる。固定部110a及び可動部110bはプラスチック製のものである。また、固定部110aと可動部110bについては、少なくとも挟む側の先端部の内面に、スマートフォンの表面を傷つけないようにシリコンゴム120が取り付けられている。更に、固定部110aの所定部位(挟む側の先端部)には開口孔130が形成されている。この開口孔130の直径は約3mmである。
導音部200は、スピーカ部が発した音声を案内するものであり、中空の筒状に形成されている。この導音部200はプラスチック製のものである。第二実施形態では、固定部10a及び導音部200を一体的に作製している。この導音部200は、図6に示すように、本体部210と、取付部220とを有する。本体部210の一方の端部は、その内部の孔が固定部110aの開口孔130に連なるように装着部100に取り付けられている。これにより、導音部200の内部の孔250は装着部100の固定部110aの開口孔130に連通している。また、本体部210の他方の端は取付部220に連なっている。取付部220は耳孔挿入部30を取り付けるためのものである。この取付部220の外径は本体部210の外径よりも小さい。具体的に、本体部210の長さは約10mm、本体部210の外径は約10mmであり、取付部220の外径は約5mmである。そして、導音部200の内部には、断面形状が直径約3mmの円形状であるような孔250が形成されている。
耳孔挿入部30は、第一実施形態と同様に、導音部200によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内(外耳道)に挿入されるものである。この耳孔挿入部30は、導音部200の取付部220に取り付けられる。第二実施形態でも、耳孔挿入部30として、カナル型のイヤーフォン等に用いられるイヤーピースを用いることにする。また、耳孔挿入部30は、その内部の孔35が導音部200の内部の孔250に連通するように、取付部220に取り付けられる。
次に、第二実施形態の音声明瞭化器具の使用方法について説明する。図7はその音声明瞭化器具の使用方法を説明するための図である。
まず、使用者は、図7に示すように、装着部100の開口孔130とスピーカ部とが対向するように装着部100をスマートフォンに装着する。これにより、導音部200の一方の端部がスピーカ部に当接するように又はその近傍に位置するように音声明瞭化器具を予めスマートフォンに固定しておくことができる。その後、スマートフォンの耳の近くに持って行き、耳孔挿入部30を自分の耳孔に挿入する。このとき、耳孔挿入部30は耳孔にフィットし、音声明瞭化器具は耳にしっかりと装着される。使用者は、この状態で通話を行う。スピーカ部が発した音声は、そのスピーカ部の近傍に配置された導音部200に取り込まれ、導音部200及び耳孔挿入部30を介して耳の鼓膜に伝えられる。
第二実施形態の音声明瞭化器具では、装着部を用いて導音部の一方の端部がスマートフォンのスピーカ部に当接するように又はその近傍に位置するように音声明瞭化器具をスマートフォンに固定することにより、スピーカ部が発した音声を導音部内に効率よく取り込むことができるので、音声増幅装置等を使用することなく、また既存のスマートフォンに何ら変更を加えることなく、スピーカ部が発する音声を人の耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。また、この音声明瞭化器具は簡易な構成であるので、その量産も容易である。更に、第二実施形態の音声明瞭化器具は装着部を備えるため、スマートフォンに簡単に取り付けることができると共に、簡単に取り外すことができる。このように第二実施形態の音声明瞭化器具はスマートフォンに装着して使用されるものであるので、第一実施形態の音声明瞭化器具を耳に装着しづらい人にとっては、この第二実施形態の音声明瞭化器具を用いるのが適している。
[他の実施形態]
尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の第一実施形態では、集音部と導音部とをシリコンゴムにより一体的に作製した場合について説明したが、集音部及び導音部は、柔軟性及び弾力性を有する素材、例えばシリコンゴムと同等の強度と柔らかさを持つ素材により作製してもよい。上記の第一実施形態では、耳孔挿入部を集音部及び導音部と個別に構成した場合について説明したが、例えば、集音部と導音部と耳孔挿入部とを柔軟性及び弾力性を有する素材、例えばシリコンゴム又はそれと同等の強度と柔らかさを持つ素材により一体的に作製するようにしてもよい。これにより、音声明瞭化器具の製造がより一層、容易になる。また、音声明瞭化器具が全体的に弾力性を有するため、耳への装着がより確実となり、しかも耳に装着した際の装着感の向上を図ることができる。
また、上記の第二実施形態では、装着部の固定部と導音部とを一体的に作製した場合について説明したが、装着部の固定部と導音部とは個別に構成するようにしてもよい。
更に、上記の第二実施形態の音声明瞭化器具には、第一実施形態における集音部と同様の機能を有する集音部を設けるようにしてもよい。
また、上記の第二実施形態の音声明瞭化器具では、装着部としてクリップを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、装着部としては、スピーカ部が設けられているスマートフォンの上端部或いはスピーカ部の近傍に着脱自在に嵌め込むことにより、そのスマートフォンに装着するものを用いてもよい。そのような装着部の具体例としては、弾力性のある素材を用いて略コ字状に形成された、スピーカ部の全部又は一部を覆うものを挙げることができる。
また、上記の各実施形態では、本発明の音声明瞭化器具をスマートフォンに使用する場合について説明したが、本発明の音声明瞭化器具は、スマートフォンに限らず、音声を発するスピーカ部を有する各種の装置、例えば、携帯電話、固定電話の受話器、PDA(携帯情報端末)、トランシーバー、携帯録音機等に使用することもできる。
更に、上記の第一実施形態では、音声明瞭化器具が集音部と導音部と耳孔挿入部とを備える場合、上記の第二実施形態では、音声明瞭化器具が装着部と導音部と耳孔挿入部とを備える場合について説明したが、一般に、本発明の音声明瞭化器具は、装置のスピーカ部が発する音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部の一方の端部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部とを備えるものであればよい。本発明の音声明瞭化器具が導音部と耳孔挿入部とを備えるものであれば、簡易な構成であるためその量産が容易であり、しかも、スピーカ部からの音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。
以上説明したように、本発明の音声明瞭化器具では、スピーカ部が発する音声を案内する中空の筒状の導音部と、導音部に取り付けられた、導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部とを備えることにより、簡易な構成で、スピーカ部からの音声を耳の鼓膜に明瞭に伝えることができる。このため、使用者は、本発明に係る音声明瞭化器具を使用すると、既存のスマートフォン等に何ら変更を加えることなく、たとえ周囲の騒音が大きい場所であってもスピーカ部が発する音声を明瞭に聞くことができる。したがって、本発明は、音声を発するスピーカ部を有する携帯端末、トランシーバー、携帯録音機等に適用することができる。
10 集音部
20 導音部
21 本体部
22 取付部
25 孔
30 耳孔挿入部
35 孔
100 装着部
110a 固定部
110b 可動部
110c バネ
120 シリコンゴム
130 開口孔
200 導音部
210 本体部
220 取付部
250 孔

Claims (4)

  1. 音声を発するスピーカ部を備える装置としての携帯電話、又は固定電話の受話器に使用される音声明瞭化器具であって、
    一方の端が開放口となっており、前記開放口の大きさは前記スピーカ部よりも大きく、中心軸に略垂直な平面で切ったときの内側空間の断面積が前記開放口から離れるにしたがって小さくなるような形状に形成された集音部であって前記スピーカ部に粘着されることなく当接されて前記スピーカ部が発する音声を前記開放口から取り込んで前記開放口と反対側に集音する集音部と、
    一方の端部が前記開放口と反対側に位置する前記集音部の端部に前記集音部の当接面に対して略垂直に取り付けられた直円柱状の本体部を有する導音部であって、前記集音部が集音した音声を案内するために前記集音部の内側空間に連通する内部の孔を有する、中空の筒状の導音部と、
    前記導音部の他方の端部に取り付けられた耳孔挿入部であって、前記導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために前記導音部の内部の孔に連通する内部の孔を有して耳内に挿入されて、それによって前記音声明瞭化器具を耳に装着されるようにする、遮音性能を有する耳孔挿入部と、を備えることを特徴とする音声明瞭化器具。
  2. 音声を発するスピーカ部を備える装置としての携帯電話、又は固定電話の受話器に使用される音声明瞭化器具であって、
    前記スピーカ部の一部若しくは全部又は前記スピーカ部の近傍を覆うように前記装置に着脱自在に装着される装着部であって、前記装置を挟むクリップであるか、又は、弾力性のある素材を用いて略コ字状に形成されて前記スピーカ部の近傍に嵌め込まれる、装着部と、
    前記装着部を前記装置に装着した際に一方の端部を前記スピーカ部と対向する位置に配置することができるように前記装着部に取り付けられた、前記スピーカ部が発した音声を案内する中空の筒状の導音部と、
    前記導音部の他方の端部に取り付けられた、前記導音部によって案内された音声を耳の鼓膜に導くために耳内に挿入される、遮音性能を有する耳孔挿入部と、
    を備えることを特徴とする音声明瞭化器具。
  3. 前記耳孔挿入部は交換可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の音声明瞭化器具。
  4. 前記集音部と前記導音部と前記耳孔挿入部とがシリコンゴム又はそれと同等の強度と柔らかさを持つ素材により一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の音声明瞭化器具。
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