JP5831771B1 - ゴルフシューズ取付用ブラシ - Google Patents

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【課題】本発明は、市販のどのようなゴルフシューズの外表面にもブラシを取り付けることができることにより、ゴルフプレーにおけるゴルフクラブのフェース面に付着する芝や土を、手やタオルなどで拭き取ることなく払い取ることができるゴルフシューズ取付用ブラシを提供するものである。【解決手段】帯状部材1に適度な硬さの繊維を持つブラシ毛3の植毛された台座部2を取付け、帯状部材1の一部である差込部5をゴルフシューズ履き口7の外縁部8に折り込むように垂直に差し込み、差込部5をゴルファーの足とゴルフシューズで挟み込み、本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシを固定し、ブラシ毛3にゴルフクラブのフェース面を擦り付けることにより、フェース面に付着した土や芝を払い取ることを可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、市販のゴルフシューズに取り付け、ゴルフクラブに付着する芝や土等を手やタオルを使わずに取り払うゴルフシューズ取付用ブラシに関するものである。
特許文献1に示すように、歩行又はゴルフプレーに支障を来さない程度の大きさで柔軟性のあるブラシ基盤に、ゴルフクラブのフェース面に付着した芝や土などを払い取ることのできる適度な毛足の長さと硬さの毛を受け付けたブラシをゴルフシューズの側面に固定又は脱着可能な形態で取り付けたことを特徴とするブラシ付きゴルフシューズ。また、既存のゴルフシューズに捩れを吸収できる形状に加工した前述のブラシを、粘着テープ又は接着剤などで単数又は複数取り付けたことから成るブラシ付きゴルフシューズ。あるいはまた、歩行又はゴルフプレーに支障を来さない適度な長さのブラシ状突起を、ゴルフシューズの底部材の側面又はゴルフシューズの側面部分に一体形成加工することから成るブラシ付きゴルフシューズ。また実施例1では、前記ブラシをゴルフシューズの側面にスナップなどにより脱着可能な形態で取り付けている。
特開2006−15092号公報
特許文献1に示すような、ブラシ付きゴルフシューズには次のような問題点がある。
(イ)ブラシをゴルフシューズと一体化して製造する場合、右利き用のブラシ付きゴルフシューズと左利き用を別々に、又ゴルフシューズのサイズ毎に製造する必要があり製造コストが割高となる。
(ロ)ブラシをゴルフシューズ本体にスナップ、粘着テープ、接着剤等で固定する場合、ブラシ取付スペースを予め確保してゴルフシューズのデザインをしておかないと、ブラシを取付けようとする部分の凹凸のため強固な固定ができず、ブラシが脱落する可能性がある。そのため予めブラシを取付けることを前提としてゴルフシューズをデザイン、製造しなければならず、製造コストが割高となる。
(ハ)ブラシを市販のゴルフシューズに固定しようとすると、市販のゴルフシューズのデザイン性を損ねることになり、ファッション性を重視するゴルファーには受け入れにくいものとなる。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、ブラシとゴルフシューズを分離することにより製造コストを低減化し、右足又は左足のゴルフシューズの外表面を覆うような形状のブラシ取付具を提供することにより、ゴルファーの足元のファッション性を損なわずに、容易に市販のゴルフシューズにゴルフシューズ取付用ブラシを取付けることを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明のゴルフシューズ取付用ブラシは、ゴルフシューズの外表面に沿って固定するゴルフシューズ取付用ブラシであって、帯状部材と、この帯状部材の自由端側に固定されたブラシ部と、前記帯状部材の固定端にありゴルフシューズの履き口部に垂直に挿入され、前記帯状部材をゴルフシューズの外表面に沿って固定する履き口差込部を有し、前記帯状部材を変形させることによってゴルフシューズの外表面のどこにでも取付け可能とするゴルフシューズ取付用ブラシである。このような構造にしたため、差込部をゴルファーの足とゴルフシューズで挟み込み、ゴルフクラブのフェース面を拭取るブラシをゴルフシューズの外表面のどこにでも固定することが可能となり、ブラシを固定するためのスナップ、粘着テープ、接着剤等の固定器具や固定材を使用する必要がない。
請求項2に係る本発明のゴルフシューズ取付用ブラシは、前記ブラシ部のブラシ毛拭取り面を地面に対して90度の角度から下向き45度までの角度に設定することにより、ゴルフクラブのフェース面に付着した芝や土を取り払い易くすることを特徴とする請求項1記載のゴルフシューズ取付用ブラシである。このような構造にしたため、ゴルフクラブのフェース面をこのブラシ毛拭取り面に擦り付けることにより、手やタオルを使わずにゴルフクラブのフェース面の芝や土等を容易に取り除くことが可能となる。
請求項3に係る発明の前記帯状部材は、ゴルファーの歩行及びゴルフプレーに支障を来さない適度な柔軟性を持った素材で作られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のゴルフシューズ取付用ブラシであるため、ゴルフプレーヤーはゴルフプレー中又は歩行中においても支障なく、ゴルフクラブのフェース面の芝や土等を取り除くことが可能となる。
本発明によれば、ゴルフクラブのフェース面に付着した芝や土等を取り払うブラシをゴルフシューズと一体で製造する必要がない。一体として製造する場合には、右利き用と左利き用、サイズ毎に製造する必要があるため、一体として製造する場合と比べ、コストが低く抑えられる。
本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシは、スナップ、粘着テープ、接着剤等を使用することなく、市販のどのゴルフシューズにも容易に取付けることができ、ゴルフクラブのフェース面拭き取りブラシの取付け強度に関しての調整の必要がなく、本発明はブラシの強固な固定が可能となる。
本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシは、右足又は左足のゴルフシューズの外表面を広く覆うような形状であり、市販のゴルフシューズの一部にブラシのみを取付けるものではないため、本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ自体のファッション性を高めることにより、ゴルファーの足元のファッション性の低下を招くことを防ぐ。
本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)の斜視図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)を市販のゴルフシューズ右足用外側面に装着した状態の斜視図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)のブラシ毛拭取り面が水平地盤面に対して90度の角度を保つように台座部を調整したものを市販のゴルフシューズ右足用外側面に装着した状態の断面図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)のブラシ毛拭取り面が水平地盤面に対して90度の角度を保つように台座部を調整したものを市販のゴルフシューズ右足用外側面に装着した状態の前面図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシの台座部及びブラシ毛の断面図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)を市販のゴルフシューズ右足用かかと部に装着した状態の側面図である。 本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシ(右足用)の帯状部材と台座部を脱着可能とする器具を取付けた場合の前面図である。
図1に示すように、帯状部材1は自由端1a側に固定された台座部2とブラシ毛3と、固定端1bの屈曲部4で折り曲げられゴルフシューズ6の履き口7に垂直に差し込まれる差込部5から構成されている。ブラシ毛3は台座部2に植毛され、ゴルフクラブのフェース面をブラシ毛拭取り面3aに擦り付け、フェース面に付着した芝や土を払い取る。台座部2は帯状部材1に固定されることにより、強固に固定することが可能となる。台座部2を帯状部材1に固定する方法としては、接着剤、ボルト等が考えられる。
図2は実施形態に係るゴルフシューズ取付用ブラシの使用状態図である。図2に示すように、差込部5は、屈曲部4から折り曲げられ、ゴルフシューズ6の履き口7の外縁部8に沿ってゴルフシューズの内側に垂直に折り込むように差し込む。
図3に示すように、本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシは、差込部5がゴルファーの足9とゴルフシューズ6に挟み込まれることによりゴルフシューズ6の外側面に固定され、ゴルファーはゴルフクラブのフェース面をブラシ毛拭取り面3aに擦り付けることにより、フェース面に付着した芝や土等を払い取ることができる。
本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシをゴルファーが使用する際には、ゴルファーは起立した状態で、ブラシが固定されているゴルフシューズの外側面と同じ側の手にゴルフクラブを持ち、ブラシ毛の下側から持ち上げるようにゴルフクラブのフェース面をブラシ毛拭取り面3aに擦り上げて、フェース面に付着した土や芝を払い取る。ゴルフクラブのフェース面には、ロフト角といわれる角度が付いているため、ゴルフクラブを下から持ち上げるようにブラシ毛に擦り付ける際は、ゴルフクラブのフェース面は、水平地盤面に対して垂直よりもやや上向きの角度になることが多い。したがってゴルフクラブのフェース面を拭き取り易くするため図4に示すように、ゴルフシューズ取付用ブラシをゴルフシューズに取り付けたときに、水平地盤面と水平な面lとブラシ毛拭取り面3aとで作られる角度θを90度≧θ≧45度にしておくことが望ましい。また、帯状部材1はゴルファーの歩行及びゴルフプレーに支障を来さない適度な柔軟性を持ち、その厚みは3mmから10mm程度であることが好ましく、その硬さは日本工業規格K6400−2(軟質発泡材料―物理特性―第二部:硬さ及び圧縮応力―ひずみ特性の求め方)の6.7「D法(25%定圧縮して20秒後の力を求める方法)」に規定する硬さ試験の測定方法により得た数値において、50ニュートン以上300ニュートン以下である繊維、樹脂、金属又はこれらの複合体であることが好ましい。また、ゴルフクラブのフェース面をきれいに拭き取るために、ブラシ毛3の硬さは日本工業規格S3016の5・3「毛の硬さ」(1)に定められる試料を用いて、同5・3「毛の硬さ」(2・2)「圧縮試験機を用いる方法」により測定した数値において、60ニュートン/cm以上であることが望ましく、ゴルファーのゴルフプレー及び歩行に支障を来さないために、ゴルフクラブのフェース面を擦り付けるブラシ毛拭取り面3aの面積は、ゴルフクラブのフェース面の面積以下であることが望ましい。
ゴルフシューズ取付用ブラシをゴルフシューズに取り付けたときに、前記水平地盤面と水平な面lとブラシ毛拭取り面3aとで作られる角度θを90度≧θ≧45度にするために、図5に示すような方法が考えられる。(1)台座部2に、長さの均等なブラシ毛3を垂直に植毛し、台座部2を帯状部材1に垂直に固定し、θ=90度とする。(2)帯状部材1に垂直に固定された台座部2に、長さの異なるブラシ毛3を垂直に植毛し、90度<θ≦45度とする。(3)台座部2のブラシ毛植毛面2aと水平地盤面と水平な面lで作られる角度θを90度<θ≦45度としたものに、長さの均等なブラシ毛3を台座部2に垂直に植毛する。(4)台座部2の水平地盤面に垂直な植毛面pと、台座部2に対するブラシ毛3の植毛の向きqとで作られる角度θを90度<θ≦45度とする。
図6に示すように、帯状部材1の自由端1aがゴルフシューズかかと面を覆うように帯状部材1を変形させ、自由端1a側にブラシ毛3の植毛された台座部2を固定することにより、本発明に係るゴルフシューズ取付用ブラシをゴルフシューズのかかと部に取り付けることも可能となる。
図7に示すように、帯状部材1に雄型の取付器具10を固定し、ブラシ毛を植毛する台座11は、取付器具10に合致する雌型の切込みを入れた構造とする。このような構造であるため、台座部11を固定器具10の前方又は後方から差し込み固定することが可能となり、ブラシ毛3の植毛された台座部11と帯状部材1の脱着が可能となる。その結果、前記ブラシ毛拭取り面3aと水平地盤面と水平な面lで作られる角度θが異なるブラシ毛が植毛された台座、材質や硬さの異なるブラシ毛が植毛された台座、色や意匠の異なるブラシ毛及び台座などと交換して取付けることが可能となる。
ブラシ毛3を台座部2に植毛せず、帯状部材1に直接植毛する構造とすることにより、台座部2の製造コストを低減させることも可能となる。
1・・・帯状部材
1a・・・自由端
1b・・・固定端
2・・・台座部
2a・・・ブラシ毛植毛面
3・・・ブラシ毛
3a・・・ブラシ毛拭取り面
4・・・屈曲部
5・・・差込部
6・・・ゴルフシューズ(右足用)
7・・・履き口
8・・・履き口外縁部
9・・・ゴルファーの足
10・・・雄型取付器具
11・・・雌型切込み付台座
l・・・水平地盤面と水平な面
p・・・水平地盤面に垂直な植毛面
q・・・台座部に対するブラシ毛の植毛の向き

Claims (3)

  1. ゴルフシューズの外表面に沿って固定するゴルフシューズ取付用ブラシであって、帯状部材と、この帯状部材の自由端側に固定されたブラシ部と、前記帯状部材の固定端側にありゴルフシューズの履き口部に挿入され、前記帯状部材をゴルフシューズの外側面に沿って固定する履き口差込部を有し、前記帯状部材を変形させることによってゴルフシューズの外表面のどこにでも取付け可能とするゴルフシューズ取付用ブラシ。
  2. ゴルフシューズ取付用ブラシをゴルフシューズに取り付けたときに、前記ブラシ部のブラシ毛拭取り面を地面に対して90度の角度から下向き45度までの角度に設定することにより、ゴルフクラブのフェース面に付着した芝や土を取り払い易くすることを特徴とする請求項1記載のゴルフシューズ取付用ブラシ。
  3. 前記帯状部材は、ゴルファーの歩行及びゴルフプレーに支障を来さない適度な柔軟性を持った素材で作られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のゴルフシューズ取付用ブラシ。
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