JP5829773B1 - 水中爆音機 - Google Patents

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Abstract

【課題】爆発による衝撃で爆音等を海水内に伝えるパイプが外れてしまうこと、及び浅海域に衝撃波等を発射できないことを解決可能な水中爆音機を提供する。【解決手段】爆音機20と、爆音機を収納可能な箱体40と、爆音機の爆発筒21と連設されると共に、その先端部に逆止弁を備えたパイプ体30とにより構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、海苔など藻類養殖場などにおいて、クロダイやメジナ等の魚類による食害を防ぐために用いられる爆音機に関する。
養殖場での海苔の育苗時において、海苔網に種付けして発芽した育苗初期の幼芽をクロダイやメジナ等の魚類が食べることによる食害が発生しており、生産者に大きな被害を与えている。
かかる事態を防ぐため、海苔網の底面、前後、左右に防魚網を張る方法が採られることがあるが、防魚網の取り付け取り外し作業は重労働であり、作業者にとって大きな負担となっている。
特許文献1には、魚類を威嚇できるレベルの音圧で互いに異なる複数の周波数帯域の音を水中に発生する水中スピーカーを備え、その音源から前記周波数の高い側の音と低い側の音とを交互に放音するように構成された魚類の防除装置が開示されている。
特許文献2には、水中スピーカーから一定の間隔で、魚類が忌避するイルカの発する音声や、サイレン、打撃音等を放音するように構成された魚類の防除装置が開示されている。
特許文献3には、水中音波の発射間隔、発射幅を変化させることで魚の音に対する慣れを防止して魚群を威嚇する食害防止方法が開示されている。
特開2004−357545号公報 特開2002−247926号公報 特開昭49−24790号公報
海苔など藻類養殖場における魚類による食害を防ぐため、本願出願人は爆音機を転用できないかを鋭意研究してきた。ここに爆音機とはLPガス等の可燃ガスを、電子コントローラ制御の下、爆発筒内で爆発させ爆音を発生させる装置をいい、農耕地や果樹園等に有害鳥獣が侵入することを防止するために汎用されている装置である。
かかる爆音機を海上に設置し、爆発筒から延設されたパイプを海中に沈め、海中に向け爆音や衝撃波を発生させる実験を行ったところ、パイプ部分が外れるという事態が頻発した。係る事態に至ると、魚類による食害を防止できないのみならず、空中に向け爆発音が発せられることによる周辺住民等からの苦情が寄せられるという問題点が生じた。
また、パイプから海中に向け爆発音が発せられても、パイプ先端が向いている方向、多くの場合は海底方向に向けて爆音や衝撃波が向かってしまい、藻類養殖に用いられる海苔網が設置されている水深20センチメートル程度の海水域に向けて、効率的に衝撃波等を発射出来ないという問題点もある。
そこで本発明は、上記問題点、すなわち爆発による衝撃で爆音等を海水内に伝えるパイプが外れてしまうこと、及び浅海域に衝撃波等を発射できないことを解決可能な水中爆音機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく鋭意研究した結果、下記の構成により上記課題を解決することが可能となった。
すなわち、請求項1に記載の発明は、爆音機と、爆音機を収納可能な箱体と、爆音機の爆発筒と連設されると共に、その先端部に逆止弁を備えたパイプ体とにより構成した。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の水中爆音機において、爆発筒とパイプ体の間にダクトを介在させ構成した。
更には、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の水中爆音機において、逆止弁を、上面にパイプ体を嵌め込み可能な筒部を有し、側面が開放されたボックスに押しバネを設け、当該押しバネが板体をパイプ体開口部に押圧する構造に構成した。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載の水中爆音機において、箱体の内面に防音材を敷設して構成した。
上記のように構成される本発明が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図1、図2は本発明の実施事例を示す説明図であり、図3は本発明の使用状態を示す説明図である。
図3に示すように、水面Aに浮かんだ船B内に水中爆音機10を設置し、図2に示すように爆発筒21に接続されたパイプ体30を通じて水中Bに爆音や衝撃波を伝えるものである。
この際、パイプ体30の先端開口部から水を吸い上げ、結果水で栓をしたのと同様の状態が生じ、よって内圧が高まり、爆発に伴いパイプ体30が爆発筒21から外れてしまうことが多々生じていた。
そこで、本発明に係る水中爆音機10はパイプ体30の先端に逆止弁を取付け、水がパイプ体30内に入り込むのを防止可能に構成してある。これにより、水が栓をしてしまう状態を回避可能となり、パイプ体30の離脱を可及的に回避可能となるのである。
更には図1に示すように爆発筒21とパイプ体30を直接接続せずに、間にダクト41を介在させ、ダクト41パイプ体30を接続するようにすれば、爆発に伴う接続部位にかかる衝撃を緩和可能となり、パイプ体30の離脱をより防ぐことが可能となるのである。
請求項3記載の発明においては逆止弁50を、側面が開放されたボックス形状にすることで浅海域に向かって爆音や衝撃波を噴出するように構成した。すなわち、図6、図7に示すように本発明においてはボックス51の上面に設けられる筒部52にパイプ体30が嵌め込まれ、パイプ体30、筒部52を通って矢印方向に爆音や衝撃波が噴射される。そして、噴出口たる筒部52の下端面52aには、押しバネ54により付勢された板体53が押圧され、すなわち板体53が弁の役割を果たしているが、爆音等の噴出により、板体53は図7に示すように下方に移動する。
そして、噴出される爆音等は板体53に衝突することでボックス51の開放された側面55から平行方向に吐出されることになる。すなわち、海底方向ではなく水面と平行な方向に噴出されることになり、ボックス51の位置を海中の海面近くに来るようにパイプ体30の長さを設定すれば、浅海域に向かって衝撃波等の噴出が可能となるのである。
請求項4に記載の発明においては図1に示すように箱体40の内壁面に防音材42が敷設されている。これにより、爆発音が外部に漏れることを可及的に抑制可能となり、騒音の発生を低減することが可能となるのである。
本発明の構成を示す一部破断正面図 本発明の構成を示す説明図 使用状態を示す説明図 爆音機の説明図 逆止弁の斜視図 逆止弁の動作を説明する一部破断説明図 逆止弁の動作を説明する一部破断説明図 逆止弁の動作を概説する説明図 逆止弁の動作を概説する説明図 逆止弁の動作を概説する説明図 逆止弁の動作を概説する説明図
以下、好ましい発明の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属
する限り種々の形態を採りうる。
本発明に係る水中爆音機10は、箱体40、爆音機20,パイプ体30を主な構成要素とする。
図1に示すように、箱体40は防錆性を有する金属製の筐体であり、その内部に防音材42が敷設してある。防音材42としては構造用合板と石膏ボード、グラスウール、ロックウール等を組み合わせたものといった汎用品を利用可能である。
箱体40内にはダクト41が装備されている。ダクト41は爆発筒21を覆う形状に設けられ、その開口端部41aは箱体40外に突出している。
箱体40内には汎用の爆音機20が装備されている。
図4は汎用の爆音機20を示すものである。点火プラグ23を備えたガス混合管22が接続された爆発筒21と、コントローラー24と、ガス圧力調整器26aを備え、プロパンガスを充填したガスボンベ25と、ガスボンベ25とガス混合管22を結ぶ燃料供給パイプ28と、コントローラー24と点火プラグ23を結ぶ高電圧導線29、およびコントローラー24と電磁弁26bを結ぶ導線29とから構成されている。むろんこれは一例であり、船に積載することに適合するよう、重いガスゴンベ25に代えカセット式のガスボンベを利用しても良い。
パイプ体30はジャバラ式の樹脂パイプ等を利用可能である。パイプ体30の一方端は図2に示すように爆発筒21の爆音吐出部21aに直接接続してバンド部材31で緊締しても良いし、図1に示すようにダクト41の開口された端部41aに接続してバンド部材31で緊締しても構わない。
パイプ体30の他方端には逆止弁が装備される。逆止弁としては汎用のものを利用可能である。例えば図8、図9に示されるようなリフト式逆止弁60や、図10、図11に示されるスイング式逆止弁などである。
図8は爆音等の噴出時の状態を示すものであり、図9は非噴出時の状態を示すものである。
図8において矢印は爆音等の流れる方向を示している。パイプ体30から噴出された爆音等は、リフト式逆止弁60の管路61を通り弁体62を図中左方向から押圧する。これにより弁体62が後退し、通路63が開かれ、開口部64から噴出されるものである。
図9において矢印は進入する水の流れを示している。開口部64から侵入してきた水は管路61を通り弁体62を図中右方向から押圧する。これにより弁体62が左方向に移動し、通路が塞がれ、水の侵入が阻止されるものである。
図10は爆音等の噴出時の状態を示すものであり、図11は非噴出時の状態を示すものである。
図10において矢印は爆音等の流れる方向を示している。パイプ体30から噴出された爆音等は、スイング式逆止弁65の管路66を通り弁体67を開方向に押圧する。これにより通路68が開かれ、開口部69から噴出されるものである。
図11において矢印は進入する水の流れを示している。開口部69から侵入してきた水は管路66を通り弁体67を閉じる方向に押圧する。これにより通路68が塞がれ、水の侵入が阻止されるものである。
むろん上記各種逆止弁は一例であり、その他汎用の逆止弁例えばディスク式逆止弁やウエハ式逆止弁なども当然利用可能である。
図5乃至図7は請求項3に記載の逆止弁50を示すものである。
逆止弁50は側面55が開放されたボックス51の上面に筒部52が設けられたものである。筒部52の下端面52aはボックス51内に至る位置まで延設されている。ボックス51内には上面から底面に至る柱材56が複数設けられており、当該柱材56を緩挿する形態で押しバネ54が装備される。下端面52aを塞ぐことで弁の役割を果たす板体53には孔部(不図示)が設けられ、当該孔部に柱材56を緩挿することで板体53は柱材56に沿って摺動可能に設けられている。そして押しバネ54は板体53を下方から押圧するので、板体53は下端面52aを塞ぐことが可能となるのである。
尚、図5においてはボックス51は側面55のみならず底面57も開放されている。これは噴出される衝撃波等により板体53が容易に下方に移動することを可能とするため、すなわち、抵抗を少なくするためである。
10・・水中爆音機 20・・爆音機 21・・爆発筒
30・・パイプ体 40・・箱体 41・・ダクト
42・・防音材 50・・逆止弁

Claims (4)

  1. 爆音機と、
    爆音機を収納可能な箱体と、
    爆音機の爆発筒と連設されると共に、その先端部に逆止弁を備えたパイプ体と、
    により成る水中爆音機。
  2. 爆発筒とパイプ体の間にダクトを介在させた請求項1に記載の水中爆音機。
  3. 逆止弁を、上面にパイプ体を嵌め込み可能な筒部を有し、側面が開放されたボックスに押しバネを設け、当該押しバネが板体をパイプ体開口部に押圧する構造に設けた請求項1又は請求項2に記載の水中爆音機。
  4. 箱体の内面に防音材を敷設した請求項1乃至請求項3いずれかに記載の水中爆音機。
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