JP5829629B2 - 皮膚処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬い皮膚(hard skin)を処理するためのハンドヘルド装置に関する。該装置は、硬い皮膚、特に皮膚硬結のような不体裁な硬い皮膚の足又は手からの除去に特に適している。
皮膚硬結は、手又は足で生じることがあり、例えば足にあっていない靴に因る持続的な摩擦又は不均一な圧力によって生じる可能性の有る肥厚した皮膚の領域である。皮膚硬結は、骨ばっている隆起の表面に形成される傾向があり、足に関しては、皮膚硬結は、踵、母指球、及びつま先の側部で最も一般的に見られる。手では、皮膚硬結は、典型的には指の裏側又は掌に形成される。皮膚硬結は、多くの場合不体裁であり、厚いほどより黄味が強く見える。時間が経つと、特に厚い皮膚硬結は、ひび割れて痛みを伴う場合がある。
硬化した皮膚の擦り取り、削り取り、又は切り取りに概ね基づいた、皮膚硬結を減らす又は除去するための周知の方法が多数存在する。多くの事例では、このような方法は、水中に足又は手を浸すこと、又は或る種の軟化ローションを硬い皮膚に塗布することで皮膚を軟化させる第1の段階を含み得る。硬い皮膚は、軽石、エメリーボード、又はカーボランダム紙が取り付けられた装置のような研磨表面を備えた装置を使用して減らす又は除去することができる。これらの装置は、手動又は電動で作動することができ、後者の場合、研磨ヘッドは、硬い皮膚の上で振動及び回転することができる。そのような装置の例は、国際公開番号:WO03/022175に記載されている。
公知の研磨装置は、多数の欠点を有している。多くの事例では、それらの装置は、皮膚硬結が通常生じる手又は足の部分の曲率に適合し得ない。さらに、研磨表面は、時間と共に磨り減る傾向にあり、かつ清浄が困難であり得、衛生問題につながる可能性がある。
切削動作で皮膚を除去する先行技術の装置の大多数では、1つ以上の平坦な金属刃、例えば剃刀の刃などが組み込まれている。米国特許第2005/0061343号は、そのような切削装置の例を開示しており、該装置では、皮膚と接触する位置に配置して、皮膚硬結を横断して引き寄せて皮膚の薄層を除去するために、切刃が、ハンドルに取り付けられたヘッド部品に備え付けられており、この工程は、必要に応じて繰り返される。皮膚の層を剃り落とすこのような装置は、非熟練者が安全に使用することは困難であり、多くの場合、硬結皮膚と正常な皮膚が上手く識別されないため、これらの装置は、例えば刃の不正確な配置又は過剰に皮膚が除去されるような操作による切削によって傷害の重大なリスクをもたらす恐れがある。
幾つかの公知の切削装置は、平刃の代わりに1つ以上の湾曲した刃を備えており、この考えは、湾曲した刃の方が、足又は手の形状表面に密着して適合することに基づいている。そのような装置の1つの例が、米国特許第2007/0244491号に記載されている。さらに、チーズ卸し器に類似した石目やすり箔の形態の刃を備えている公知の皮膚硬結除去装置もある。これらの装置は、平刃を備えた装置に関して上で概説した欠点と同じ欠点が生じやすい。
米国特許第2008/0230081号には、一側に一体に形成された幾つかの同心円状の刃先を備えたディスクの形態をした本体を有する、皮膚の硬い層を除去するための装置が記載されている。一実施態様は、一端にハンドルが取り付けられた平坦な部材の一側に矩形配列に配置された多数のこのようなディスクを備え、この装置は、射出成形によって形成されている。個々の刃先の有効性は、同時に皮膚に接触するように構成された近接した多数の刃先部分によって損なわれる。
皮膚硬結切削装置の別の方法が、米国特許第2007/0240730号に記載されており、単一のステンレス鋼管で構成されており、その一方の端部は、内側縁が鋭利であり、円形の刃先を形成している。この皮膚硬結除去器は、管を皮膚に対して垂直に保持して、往復動作で硬い皮膚を削り取るために刃先を前後に動かして使用される。該装置は、小さくて操作が困難である。さらに、削り取り効果は、管が皮膚に対して垂直に保持されている時には最適であるが、使用者は、所定の角度で管を保持する傾向にあり、これにより削り取り効果が損なわれたり、又は過度な切削深さになることもある。また、米国特許第2007/0240730号では、鋼管を、湿潤物質又は皮膚軟化剤で満たし、該軟化剤を、該管に挿入されたプランジャによって刃先の中心から排出することができる。液体をディスペンスするためのこのような構成は、液体を刃先に送達するため、使いにくくて不便であり、刃先で皮膚を処理する前に皮膚領域に液体を適用する際には十分な注意を払う必要がある。
本発明は、硬い皮膚を除去するための上記の先行技術の装置よりも便利で使いやすい装置を提供することを目的とする。この目的に従って、本発明は、硬い皮膚を処理するためのハンドヘルド装置を提供するものであり、該装置は、使用中に該装置を保持するためのバレルと、該バレル内の液体タンクと、処理すべき皮膚に塗布するために液体を該タンクから送達するための、該バレルの第1の端部に取り付けられたディスペンス装置と、該バレルの第2の端部に取り付けられた、皮膚に作用する切削ヘッドと、を備えており、該切削ヘッドは、処理すべき皮膚に接触する実質的に環状の刃先を有する少なくとも1つの切削要素を備えている。
バレルは、ディスペンサによって皮膚に液体を塗布する際、及び切削ヘッドを皮膚に当てる際の双方において、装置を保持するのに便利なハンドルとなる。また、液体を塗布する際は、安全性の向上のために切削ヘッドを皮膚から十分に離して保持する。
好ましい実施態様では、切削ヘッドは、ベース、及び該ベースから突出し、互いに離隔して少なくとも2つの切削要素を備えている。各切削要素は、処理すべき皮膚表面に接触する実質的に環状の刃先を画定することができ、各刃先は、切削要素の先端部によって画定される皮膚接触平面に対して傾斜した平面に延在し得る。このような装置は、硬い皮膚の除去に有効であり、非熟練使用者であっても容易かつ安全である。また、液体用のディスペンサ及び切削ヘッドを一般的なハンドヘルド装置に組み込むことにより、使用者にとって非常に便利になる。該装置は、ステンレス鋼管で形成されると好都合である2つ以上の切削要素を備えることができ、各管は、皮膚接触端部に刃先を有する。刃先が、皮膚接触平面に対して傾斜していると、刃先と皮膚との間の接触面積が小さくなり得るため、小さい力で切削要素を皮膚に押し当てることができる。また、少なくとも2つ、好ましくは3つ以上の切削要素があると、装置が使用者によって皮膚に押し当てられる力が、多数の接触点又は領域に分散されるため、個々の刃先に過度の力が加えられて、場合によっては皮膚を深く切削しすぎるリスクが実質的に低減される。この利点は、たとえ切削要素が後述するように傾斜しても保証される。したがって、本発明の装置は、個々の切削要素に、過度の切削深さまで達するのに十分な力が加えられることよる不慮の損傷のリスクが低いため、熟練者はもちろん非熟練者が使用しても安全である。
各刃先は、切削要素の先端部を含む皮膚接触平面に対して傾斜した平面に延在し、かつベースと実質的に平行にすることができる。傾斜の方向は、環状の刃先の先頭部分が皮膚接触平面から最も離れた位置にくる方向である。刃先の平面の皮膚接触平面に対する傾斜は、5°〜45°、例えば10°〜25°であり得、本明細書で具体的に後述される特定の実施態様では約15°である。
切削要素は、好都合に管状であり、特に、各管の刃先が該管の軸に対して垂直な平面に延在する直円筒管である。切削要素は、平行軸に沿ってベースから突出するように配置することができる。他の構造も容易に考えられ得るが、製造の利便上、ベースは、好ましくは、硬質プラスチック材料から成形され、各切削要素を受容するためのソケットを備えており、該切削要素を、ソケット内に押し込んで密に摩擦嵌めさせてベースに固定することができる。
切削要素の正確な数は、それほど重要ではないが、効率のためには、少なくとも3つあると好ましく、場合によっては5つ以上であっても良く、最初に皮膚の上を通過する先頭の切削要素が当たらなかった皮膚に後続の別の切削要素が作用するように、切削要素が互い違いになった配列で配置されるのが好ましい。1つの適切な配置では、3つの切削要素が、三角形の各角に配置され、三角形の頂点が前方又は後方のいずれかに位置する。別の可能性として、菱形の角に配置される4つの切削要素を有しても良い。特に有効な配置では、切削要素が、運動方向に対して横断するように延在する少なくとも2列に配置され、1列目の切削要素は、別の列の切削要素に対して互い違いに配置される。例えば、5つの切削要素を、第1の列に3つ配置し、第1の列における切削要素間の間隙をカバーするように第2の列に2つ配置することができる。切削要素の列は、直線、V字形、又は曲線に沿って延在しても良い。切削要素の有効な配置は、連続した列における切削要素の数が、移動方向に沿って前から後ろにかけて減少する配置であることが分かった。
皮膚細片の清掃を簡単にするために、好ましくは、管状切削要素の内部は、ベースの開口部を介して装置のキャビティに接続され、該キャビティは、好ましくは、装置の外部に開口するが、水洗及び清浄のために開くことができるカバーで閉じることもできる。キャビティは、ベースの上面における上部が開口した凹部によって適切に形成することができる。
バレルは、手で把持し易い大きさ及び形状を有する。バレルの軸を、切削要素の皮膚接触平面に対して浅い角度で延在させることができ、こうすることにより、バレルを引き寄せて切削要素を硬い皮膚領域に亘って移動させるのが容易になる。バレルは、タンクを密閉する内側バレル及び外側バレルを備えることができ、これは、予め組み立てられたディスペンス装置と内側バレルをユニットとして外側バレルに挿入することで、装置の組み立てを容易にすることができる。したがって、ディスペンス装置を、内側バレルに嵌合させることができる。切削ヘッドは、内側バレルに係合する取り付け部品及び外側バレルに係合する取り付け部品を備えることができる。
流体ディスペンス装置は、好ましくは、皮膚に皮膚処理液を塗布するためのアプリケータ、例えばローラーボール・アプリケータを備え、該アプリケータは、該液体が、ゲル、例えば水和ゲルを含む皮膚軟化液を含む場合に特に有効であり得る。
他の形態のディスペンサ及びアプリケータも、もちろん可能である。例えば、それ自体が公知である方法では、ディスペンサは、タンクからの液体の送達を制御する弁を備えることができ、該タンクを圧搾して、又はアプリケータを皮膚に押圧して該弁を開けることが可能であり、アプリケータは、液体を皮膚表面に塗り広げるための弾性要素、例えば発泡体パッド又はスポンジを備えることができる。
切削ヘッドでの処理による除去の前に硬い皮膚を軟化させるための液体ではなく、タンクは、切削ヘッドで硬い皮膚を除去する処理の後に皮膚に塗布する無痛化(soothing)液又はゲルのような液体を含んでも良い。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、例として示される好適な実施態様の以下の詳細な説明及び添付の図面の参照により明らかになるであろう。
エンドキャップが取り外されて示されている、本発明によるハンドヘルド装置の斜視図である。 図1に示されている装置の側面図である。 図1に示されている装置の底部平面図である。 図1に示されている装置の切削ヘッドのベースプレートの底面図である。 図4のベースプレートの上面図である。 図4の線A-Aに沿って切り取られたベースプレートの長手方向断面図である。 図1に示されている装置の中へ嵌め込まれる1つの切削要素の拡大軸方向断面図である。 エンドキャップが嵌められた図1の装置を示す側面図である。 図8の線B-Bに沿って切り取った装置の軸方向断面図である。 ローラーボール・サブアセンブリの軸方向断面図である。 ローラーボール台座部材の軸方向拡大断面図である。 本発明による別のハンドヘルド装置の軸方向断面図である。 図12に示されている装置の切削ヘッドの拡大図である。
図1〜図11に例示されている図面は、装置の使用者の足又は手の皮膚硬結のような硬い皮膚を軟化させて除去するための手動装置の形態をした装置である。この装置は、その一端の作動又は切削ヘッド2並びにその他端の液体ディスペンサ及びアプリケータ3を有する細長い全体的に円筒状のバレル1を備えている。使用していない時に切削ヘッド2および液体ディスペンサ/アプリケータ3をそれぞれ密閉するための取り外し可能なエンドキャップ4a及び4bが設けられている。バレル1は、後述する皮膚処理液を入れて保存するためのタンク7を画定している内側バレル5a、及び該内側バレルを軸方向に取り囲む外側バレル5bを備えている。図9から分かるように、内側バレル及び外側バレルは、近接した一端で相互接続されており、好都合に一体に成型することができる。
切削ヘッド2は、外側バレル5bの自由端に取り付け固定された管状取り付け部品、及びノーズ部又はベース8を有する作動部品を備えている。ステンレス鋼管の形態をした幾つかの切削要素10が、ベース8に取り付け固定されている。図4〜図6に示されているように、ベース8の底部は、実質的に平坦であり、個々の管状切削要素10を受容するように構成されたソケット12が並んで形成されており、ソケットの内側端部は、ベースの上側で、該ベースの上側に形成された浅いキャビティ6に開口している。ソケット12は、円柱形であり、互いに平行な軸を有しており、該軸は、ベースの平面に対する垂線に対して約15°の角θで傾斜している。ソケット12は、さらに後述される所定の配列で切削要素10を取り付けるために配設されている。
各切削要素10は、図7の断面図で示されているように、直円柱ステンレス鋼管からなる。外側端部では、各管は、管の内面18の端部で円形の刃先16を画定するように先細になっている。管の内側端部は、ベース8のソケット12に挿入しやすいように面取りされているが、平滑端面17を有する。管10は、ソケット12の直径より幾らか大きい外径寸法になっており、管10は、その寸法が、ソケットの直径よりも僅かに大きい外径であり、ソケット内に押し込まれるため、結果として得られる密な摩擦嵌めによって確実に保持される。切削管がベースの8つのソケット12の中に完全に挿入されると、該管が、ソケットと同軸上となり、結果的として、各管10の刃先16は、切削管10の先端部によって画定される接触平面20に対して15°の角度をなす傾斜平面に延在する。
ベースにおけるソケット12のパターンは、切削管10が三角形の配列に配設されるパターンである。実際には、第1の列に2つの切削要素が存在し、第2の列に1つの切削要素が存在し、該第2の列の1つの切削要素は、該第1の列の切削要素からずれて、該第1の切削要素間の間隙に跨るように配置される。このようにして、切削要素によって作用される他の皮膚領域の間に位置し、かつ装置が皮膚に当てられて皮膚を横断する際にそれ自体が切削要素によって作用されない皮膚領域が存在しなくなることを保証することができる。切削ヘッドのベース上の切削要素の他の数及び構成も容易に想像することができる。実際、ベース上の切削管の多くの異なる配列が可能である。
管状切削要素10の中空内部は、装置のキャビティ6につながっているため、刃先の切削及び削り取り動作によって除去され、かつ管及び/又はキャビティ内に集めることができる硬い皮膚の細片を、装置から容易に取り出すことができ、水で濯ぐことでその清浄をさらに容易にすることができる。
切削要素の傾斜とは、各要素の刃先の平面が、装置で処理される皮膚硬結の表面に対して5°〜45°、例示されている実施態様では具体的に15°の角度で傾斜することをいい、この傾斜により、切削要素を皮膚表面と接触させた状態でバレル1によって装置を皮膚硬結に亘って接触させて引き寄せると、非常に有効な皮膚除去が保証される。円形の刃先に適した直径は、3mm〜5mm、例えば約4mmである。
切削ヘッド2に近接した内側バレル5aの端部は、軸方向に延びた突出部22を有する端部壁によって閉じられており、該突出部22は、切削ヘッドに形成されたソケット23に締り嵌めして係合し、内側バレルと切削ヘッドとのこの係合により、装置の構造にさらなる強度及び剛性が付与される。その反対側の開口端部では、内側バレル5aに、該内側バレルによって密閉されたタンク7内の皮膚処理液をディスペンするためのディスペンサ3が嵌合している。該ディスペンサは、好ましくは、皮膚表面に処理液を塗布して処理すべき皮膚の領域全体に処理液を広げるために使用されるアプリケータを備える。例示されている実施態様では、ディスペンサは、先行技術の構造のローラーボール・アプリケータを備え、このアプリケータは、台座部材24を備え、該台座部材は、内側バレル5aの開口端部に挿入されて締り嵌めする円筒取り付け部25、及びボール27を該ソケット部の自由縁28の内側に曲がった縁によって受容して拘束保持するソケット部26を有する。タンク7内の液体は、取り付け部とソケット部との間の台座部材25を貫通している中心孔を通ってボール表面の内側に面した部分に自由に接触する。一体ばね要素29が設けられており、該一体ばね要素は、ソケットの最も内側の端部に形成された密封リム30から離れる方向にボールを付勢するように作用するため、それ自体周知の方法で、ボール27を皮膚表面に当てて該ボールを皮膚表面上を転がすことにより液体を皮膚表面に移して塗布することができる。キャップ4bが、ディスペンサ3に被嵌されると、該キャップは、ボール27を密封リム30に押圧して、使用していない間、タンク7からの液漏れを防止することができる。取り外し可能なキャップ4a、4bはそれぞれ、切削ヘッド2に形成された雄ねじ螺合する雌ねじ、及びディスペンサ3を受容する内側バレルの端部に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えている。処理すべき皮膚にディスペンスされて塗布される液体は、好ましくは、皮膚軟化液、特に水和ゲルである。切削ヘッド2が皮膚表面から離れた安全な距離に維持されたまま、理想的には取り外し可能なキャップ4aで覆われた状態で、本発明の装置によって、水和ゲルを容易かつ便利に皮膚に塗布することができる。除去すべき硬い皮膚が十分に軟化したら、切削ヘッド2を使用して、上記のように切削要素10を皮膚表面に接触させて引き寄せて硬い皮膚を削り取ることができる。ローラーボール・アプリケータは、液体を皮膚表面に塗布するのに有効であるだけではなく、処理すべき皮膚をマッサージすることによって有益な効果をもたらすことができる。
図12及び図13に示されているハンドヘルド装置は、殆どの部分が、図1〜図11を参照した上記説明と同じであるため、異なっている部分のみを説明する。図12及び図13の実施態様では、内側バレル5bは、切削ヘッド2と一体であり、外側バレル5aは、該内側バレルの上に取り付けられた別個のスリーブであって、その両端部に、該内側バレルに形成された相補的な周方向リブとインターロックする周方向の溝を有する。
他の変更形態も、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内でもちろん可能であり、当業者であれば想到するであろう。例として、複数のローラーボール、スポンジ、又はブラシを備えたアプリケータを使用する可能性、並びに、皮膚軟化剤の代わりに、切削ヘッドで処理して硬い皮膚を除去した後に皮膚に塗布する、例えば平滑化又は摩擦を減少させることを目的とした液体を提供する可能性についても言及する。また、ゲル、液体、ローション、又はクリーム以外も塗布することができる。

Claims (18)

  1. 硬い皮膚を処理するためのハンドヘルド装置であって、該装置を使用中に保持するバレルと、該バレル内の液体タンクと、処理すべき皮膚に塗布するために液体を該タンクから送達するための、該バレルの第1の端部に取り付けられたディスペンス装置と、該バレルの第2の端部に取り付けれられた、該皮膚に作用する切削ヘッドと、を備え、該切削ヘッドが、処理すべき皮膚表面と接触する実質的に環状の刃先を有する少なくとも1つの切削要素を備える、前記ハンドヘルド装置。
  2. 前記切削ヘッドが、ベース、及び該ベースから突出し、互いに離隔した少なくとも2つの切削要素を備えている、請求項1記載のハンドヘルド装置。
  3. 前記切削要素が管状である、請求項2記載のハンドヘルド装置。
  4. 前記切削要素が直円筒管であり、該各切削要素の刃先が、該切削要素の軸に対して垂直な平面に延在する、請求項3記載のハンドヘルド装置。
  5. 前記少なくとも2つの切削要素の軸が、互いに平行である、請求項2〜4のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  6. 互い違いの配列に配置された3つ以上の切削要素が存在する、請求項1〜5のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  7. 前記切削要素が、移動方向に対して横断方向に延在する少なくとも2つの列に配置されており、1つの列における該切削要素が、別の列の切削要素に対して互い違いに配置されている、請求項6記載のハンドヘルド装置。
  8. 前記ベースが、前記切削要素が固定されるプレートを含む、請求項2〜7のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  9. 前記プレートが、前記各切削要素が挿入されるソケットを有する、請求項8記載のハンドヘルド装置。
  10. 前記ソケットが、前記切削ヘッドに形成されたキャビティに対して開口した内側端部を有する、請求項9記載のハンドヘルド装置。
  11. 前記キャビティが外部に対して開口している、請求項10記載のハンドヘルド装置。
  12. 前記バレルが、前記タンクを密閉する内側バレル、及び該内側バレルを取り囲む外側バレルを備えている、請求項1〜11のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  13. 前記切削ヘッドが、前記内側バレルに係合する取り付け部品及び前記外側バレルに係合する取り付け部品を有する、請求項12記載のハンドヘルド装置。
  14. 前記ディスペンス装置が、前記内側バレル内に嵌合する、請求項12又は13記載のハンドヘルド装置。
  15. 前記ディスペンス装置が、液体を皮膚に塗布するためのアプリケータを備えている、請求項1〜14のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  16. 前記アプリケータが、ローラーボール・アプリケータである、請求項15記載のハンドヘルド装置。
  17. 前記タンクが、硬い皮膚を軟化させるための液体を含む、請求項1〜16のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
  18. 前記タンクが水和ゲルを含む、請求項1〜17のいずれか1項記載のハンドヘルド装置。
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