JP5827583B2 - Surface pressure sensor - Google Patents
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Description
本発明は、面圧センサに関し、特に、面に作用する外圧(面圧)を検出する面圧センサに適用して有効な技術に関する。 The present invention relates to a surface pressure sensor, and more particularly to a technique effective when applied to a surface pressure sensor that detects an external pressure (surface pressure) acting on a surface.
例えば、プレス圧やロール圧等を測定するために、シート状の面圧センサが一般的に用いられている。以下、従来より知られている面圧センサ及び圧力測定方法の例を説明する。 For example, a sheet-like surface pressure sensor is generally used to measure press pressure, roll pressure, and the like. Hereinafter, examples of conventionally known surface pressure sensors and pressure measuring methods will be described.
特許第3089455号公報(特許文献1)に記載された面圧センサは、可撓性の2枚のフィルム間に、直交する方向に配列された行電極と列電極とを配置し、この行電極と列電極の間には感圧性導電インクを介在させている。この面圧センサに圧力を付与すると、場所によって行電極と列電極との間の抵抗値が異なるため、各交点における抵抗値を検出することにより圧力分布の測定が可能である。 A surface pressure sensor described in Japanese Patent No. 3089455 (Patent Document 1) includes a row electrode and a column electrode arranged in an orthogonal direction between two flexible films, and the row electrode Pressure sensitive conductive ink is interposed between the column electrodes. When a pressure is applied to the surface pressure sensor, the resistance value between the row electrode and the column electrode differs depending on the location. Therefore, the pressure distribution can be measured by detecting the resistance value at each intersection.
また、特許第3911363号公報(特許文献2)に記載された圧力測定方法は、加圧されることによって発色状態が変化する圧力測定フィルム(いわゆる加圧紙)を用いる。この測定方法では、測定対象部材の間に圧力測定フィルムを、弾性シート等を介在させて挟み込み、発色状態の変化から圧力分布を読み取るようにしている。 In addition, the pressure measurement method described in Japanese Patent No. 3911363 (Patent Document 2) uses a pressure measurement film (so-called pressure paper) whose color development state changes when pressed. In this measurement method, a pressure measurement film is sandwiched between members to be measured with an elastic sheet or the like interposed therebetween, and a pressure distribution is read from a change in color development state.
上記の特許文献1に記載された面圧センサは、経時変化や温度依存性が大きく、測定された圧力値の信頼性が低いという課題がある。また、特許文献2に記載された圧力測定方法では、圧力測定フィルムは1回しか使用できないため、繰り返し使用したいという課題がある。また、色の濃淡で圧力を判断しなくてはならないため、正確な値での測定ができないという課題もある。そして、面圧センサの構造によっては、外乱を見かけの圧力として検出される場合もある。 The surface pressure sensor described in the above-mentioned Patent Document 1 has a problem that a change with time and temperature dependence are large, and the reliability of the measured pressure value is low. Moreover, in the pressure measuring method described in Patent Document 2, since the pressure measuring film can be used only once, there is a problem that it is desired to use it repeatedly. In addition, since the pressure must be determined based on the density of the color, there is a problem that measurement with an accurate value cannot be performed. Depending on the structure of the surface pressure sensor, a disturbance may be detected as an apparent pressure.
本発明の目的は、面圧センサの検出精度を向上することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。 An object of the present invention is to provide a technique capable of improving the detection accuracy of a surface pressure sensor. The above and other objects and novel features of the present invention will be apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一実施形態における面圧センサは、ロールに対して、該ロールの軸方向と交差する進入方向に進入させて面に作用するロール圧を検出する面圧センサであって、基板と、前記基板中の凹部をもって形成されたひずみ受感部(センサ部)と、前記ひずみ受感部に設けられ、ロール圧と前記基板の曲げ変形を検出する第1ひずみゲージ(検出素子)と、前記ひずみ受感部を除いた前記基板に設けられ、前記基板の曲げ変形を検出する第2ひずみゲージ(補正素子)とを備え、複数の前記第1ひずみゲージが、前記進入方向に伸びる帯状に設けられた前記ひずみ受感部に、前記進入方向に沿って列をなして設けられ、複数の前記第2ひずみゲージが、複数の前記第1ひずみゲージのそれぞれに対して前記ロールの軸方向に沿って隣接するよう前記進入方向に沿って列をなして設けられる。
Of the inventions disclosed in the present application, the outline of typical ones will be briefly described as follows. A surface pressure sensor according to an embodiment of the present invention is a surface pressure sensor that detects a roll pressure that acts on a surface by causing the roll to enter an entry direction that intersects the axial direction of the roll , and a substrate; A strain sensitive part (sensor part) formed with a recess in the substrate; a first strain gauge (detecting element) provided in the strain sensitive part for detecting roll pressure and bending deformation of the substrate ; A second strain gauge (correction element) that is provided on the substrate excluding the strain sensing portion and detects bending deformation of the substrate, and a plurality of the first strain gauges are provided in a strip shape extending in the entry direction. A plurality of second strain gauges are provided along the axial direction of the roll with respect to each of the plurality of first strain gauges. Next to each other Provided in a row along the entering direction.
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明の一実施形態によれば、ひずみ受感部(センサ部)が基板の変形(外乱)の影響を受けた場合であっても、第2ひずみゲージ(補正素子)で検出しているので、面圧センサの検出精度を向上することができる。 Among the inventions disclosed in the present application, effects obtained by typical ones will be briefly described as follows. According to one embodiment of the present invention, even when the strain sensitive part (sensor part) is affected by the deformation (disturbance) of the substrate, it is detected by the second strain gauge (correcting element). The detection accuracy of the surface pressure sensor can be improved.
以下の本発明に係る実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。 In the following embodiments according to the present invention, a plurality of sections will be described when necessary. However, in principle, they are not irrelevant to each other, and one of them is a modification of some or all of the other, details, etc. There is a relationship. For this reason, the same code | symbol is attached | subjected to the member which has the same function in all the figures, and the repeated description is abbreviate | omitted.
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。 In addition, the number of components (including the number, numerical value, quantity, range, etc.) is limited to that specific number unless otherwise specified or in principle limited to a specific number in principle. It may be more than a specific number or less. In addition, when referring to the shape of a component, etc., it shall include substantially the same or similar to the shape, etc., unless explicitly stated or in principle otherwise considered otherwise .
以下の第1〜第4の実施形態において、面に作用する外圧を検出する面圧センサの基本的な構成(センサ部や検出素子など)について説明し、第5の実施形態において、補正素子を備えた面圧センサについて説明する。 In the following first to fourth embodiments, a basic configuration (a sensor unit, a detection element, etc.) of a surface pressure sensor that detects an external pressure acting on a surface will be described. In the fifth embodiment, a correction element is The surface pressure sensor provided will be described.
[第1の実施形態]
まず、本実施形態における面圧センサ10の構造について、図1および図2を参照して説明する。図1は面圧センサ10の全体構成を示す平面模式図、図2は図1におけるA−A’線の断面模式図である。
[First Embodiment]
First, the structure of the
面圧センサ10は、基板11と、基板11に設けられたセンサ部と、センサ部の情報を検出する検出素子とを備えている。本願においては、センサ部として、基板11のひずみを受感するひずみ受感部15を設け、ひずみ受感部15の変形(情報)を検出する検出素子として、金属抵抗型のひずみゲージ12(ひずみ受感素子)を用いている。図1および図2に示す面圧センサ10では、基板11上に複数のひずみゲージ12が配置されて構成されている。本実施形態では、構造がわかりやすいように、説明用としてひずみゲージ12が3行3列で計9個というひずみゲージ12の数が少ないものを例として挙げている。
The
基板11としては、例えば、ジルコニアなどのセラミックから構成されるセラミック基板を用いることができる。基板11の厚さとしては、面圧センサ10の用途にもよるが、例えばロール圧の測定に用いる場合には0.1mm程度を想定している。
As the
基板11は、主面11a(以下、上面という)と、これとは反対側の裏面11b(以下、下面という)とを有している。面圧センサ10では、ひずみゲージ12が設けられる基板11(センサ基板として構成される)の上面11aをセンサ面として、このセンサ面に作用する外圧を検出する。
The
また、基板11の下面11bには、基板11が変形可能となるような凹部14が形成されている。この基板11は、凹部14が形成されたことによる肉薄部11cと、凹部14が形成されていない肉厚部11dとを有することとなる。面圧センサ10では、基板11の肉厚部11dがベースとして構成され、このベースに基板11の肉薄部11cがひずみ受感部15として構成される。
A
このように、本実施形態では、ひずみ受感部15が、基板11中の凹部14をもって形成される。すなわち、ベースである基板11に凹部14を形成して肉薄部11cを設けて、これをひずみ受感部15としている。これに限らず、例えば、基板11(ベース)の厚さ方向に貫通する貫通部を形成し、この貫通部を塞ぐように基板11の主面11a上に板を設けて、貫通部に対応する板の部分をひずみ受感部15とすることもできる。これによれば、厚さによる調整の他に、ベース(基板11)とひずみ受感部15(板)との材質の違いによる調整もでき、例えば、ベース(基板11)を強固な材料とし、これに対してひずみ受感部15(板)を曲げ撓ませやすい(変形しやすい)材料とすることができる。
Thus, in this embodiment, the strain
図1および図2で示す面圧センサ10では、1つのひずみゲージ12の下方に、1つの円柱状の凹部14が形成されている。すなわち、1つのひずみ受感部15に1つのひずみゲージ12が設けられている。このような面圧センサ10に外部からの圧力が作用すると、ひずみ受感部15が変形して(ひずんで)、ひずみゲージ12がその変形を検出し、変形量を測定する。
In the
凹部14の深さとしては、基板厚(肉厚部11dの厚さ)が0.1mm程度であるとき、その半分である50μm程度を想定している。このとき、肉薄部11cの厚さが50μm程度となる。この凹部14の深さを調整することによって、面圧センサ10の測定レンジを変更することができる。例えば、凹部14を深くすれば低圧レンジとなり、浅くすれば高圧レンジとなる。
As the depth of the
ひずみ受感部15(基板11の上面11a)上には、ひずみゲージ12を構成する金属膜21が直接形成されている。直接形成する方法としては、マスクを用いたスパッタリングまたは蒸着が考えられる。これによれば、ひずみゲージ12として所望の特性を得るためにパターニングされた金属膜21を得ることができる。なお、ひずみ受感部15に接着剤を介して別に用意したひずみゲージを設けることもできるが、複数のひずみゲージの貼り付けにばらつきが生じ、測定値の精度が低下してしまうものと考えられる。
A
ひずみゲージ12を構成する金属膜21として、例えばCr(クロム)−N(窒素)薄膜を反応性スパッタリングで成膜するようにする。Cr−N薄膜は、Crと他の金属を含む合金を窒素雰囲気中で反応性スパッタリングにて形成されるものであって、窒素流量を微少域で制御し、薄膜の成膜後にアニールすることによって抵抗温度係数が非常に小さいものとして形成される。このような抵抗温度係数が非常に小さいCr−N薄膜の製造方法は、本願特許出願人の過去の特許出願(特許第3642449号公報)において既に提案されているものである。
As the
例えば、上記特許出願の方法によって、抵抗温度係数が48ppm/℃となり、センサ出力に変換すると0.16%/℃というひずみゲージ12が作成できる。このような性能を有するひずみゲージ12を採用することにより、様々な温度環境下でも正確な抵抗値を検出することができる。
For example, by the method of the above-mentioned patent application, the resistance temperature coefficient is 48 ppm / ° C., and when converted into sensor output, the
また、ひずみゲージ12を基板11上に直接成膜することによって、予め作り込んであったひずみゲージを基板に貼り付けたりする手間を省くことができ、製造工程の短縮化を図れる。また、ひずみゲージ12を基板11上に直接成膜することで微少な間隔でひずみゲージ12を配置でき、圧力分布の測定を極めて細かい範囲で行うことができる。なお、本発明としては、ひずみゲージ12としてCr−N薄膜に限定されるものではなく、Ni(ニッケル)−Cr等を採用してもよい。
Further, by forming the
このように、面圧センサ10は、ひずみ受感部構造が施された基板11に、スパッタ等で一度に多数のひずみゲージ12を1つの金属膜パターンとして形成し、その多数のひずみゲージ12から生じる抵抗値変化を面圧として検出するものである。
As described above, the
また、ひずみゲージ12は、その抵抗値が四端子法で測定できるように形成されている。四端子法とは、抵抗値を測定する際に、配線部分のインピーダンスの影響を排除できるようにした測定方法である。また、各ひずみゲージ12へ流す定電流は、1本の定電流用配線16で行うようにしている。すなわち、各ひずみゲージ12は、定電流用配線16によって直列に接続される構成となっている。
The
例えば、図1を例にとって、各ひずみゲージ12の配線構造について詳細に説明する。図1において図面下側は、各ひずみゲージ12へ接続される配線の端子部分が形成されている。この端子部分の一番右側aが定電流用配線16の一端部である。この定電流用配線16を上へたどっていくと、右上のひずみゲージ12に至る。定電流用配線16は、上列3つのひずみゲージ12を直列に結び、左上のひずみゲージ12から下方に向かう。
For example, taking FIG. 1 as an example, the wiring structure of each
そして、中列3つのひずみゲージ12を直列に結び(図1ではA−A’線と一致してしまったのでわかりにくいが)、右下のひずみゲージ12に向かう。そして、下列3つのひずみゲージ12を直列に結び、左下のひずみゲージ12から端子部分へ向かう。端子部分の左から4番目bがこの定電流用配線16の他端部である。
Then, the three
また、端子部分には、さらに複数の配線が形成されているが、これは各ひずみゲージ12の両端部に接続されている抵抗値(電圧)の測定用配線19の端部である。ただし、1本の定電流用配線16によって9個のひずみゲージ12が直列に接続されているので、隣接するひずみゲージ12の間に配置された抵抗値測定用配線19は隣接するひずみゲージ12と共有される。
In addition, a plurality of wires are further formed in the terminal portion, which are the ends of the resistance value (voltage)
このように、各ひずみゲージ12を定電流用配線16で直列に接続したことで、配線数を減らすことができ、センサ全体を小型化することができる。また、マスクを用いたスパッタ等によって、基板11の上面11aに一度に多数のひずみゲージ12および配線16、19を、パターニングされた1枚の金属膜21(図7、図8参照)として微小な間隔で形成することができ、圧力分布の測定を極めて細かい範囲で行うことができる。
Thus, by connecting each
また、図2に示すように、面圧センサ10は、ひずみゲージ12などを覆って保護する保護膜20を備えている。この保護膜20は、ひずみゲージ12などを覆って基板11の上面11a上に設けられている。保護膜20としては、絶縁性があり尚かつ可撓性がある材質であればどのようなものであってもよい。保護膜20としては、例えばポリイミドなどの材質を採用することができる。
In addition, as shown in FIG. 2, the
また、ある程度弾性変形する保護膜20を設けることによって、基板11の変形をスムーズに行わせることができる。例えば、測定対象が柔らかい平板等であれば、基板11の変形も容易であると考えられるが、測定対象が硬い平板等であると基板11が変形せずにひずみゲージ12での圧力測定が困難となることが考えられる。そこで、保護膜20を設けることで、測定対象が硬い平板等であっても、保護膜20の弾性変形によって基板11も変形させ、圧力の確実な測定が可能となる。
Further, by providing the
なお、保護膜20の厚みが厚いと、保護膜20の弾性変形も大きくなり、基板11を確実に変形させることができるが、一方でロール圧の測定等では厚すぎることで障害もでてくる。そこで、保護膜20に微少な凸部を複数箇所に形成することにより、厚さを薄くしても基板11の変形を確実にでき、且つ厚さが薄いのでロール圧等の測定も容易に行われる。
In addition, if the thickness of the
次に、面圧センサ11の動作について、図3および図4を参照して説明する。図3〜図4において、面圧センサに圧力が加わったところを示す。
Next, the operation of the
図3では、面圧センサ10を土台31の上に載置した状態で、平板又はロールなどの押圧部材30により面圧センサ10全面に圧力をかけた状態を示している。基板11の上面11a全面に圧力がかかると、凹部14が形成された箇所(すなわちひずみ受感部15)が変形し、凹部14に対応した位置に存在するひずみゲージ12も変形する。ひずみゲージ12の変形によって抵抗値が変化し、これを圧力値に変換することで面圧センサとして圧力分布を測定することができる。
FIG. 3 shows a state in which pressure is applied to the entire surface of the
図4では、面圧センサ10を土台31の上に載置した状態で、平板又はロールなどの押圧部材30により面圧センサ10の一部分に圧力をかけた状態を示している。図4では、図面中央のみに圧力がかかったところを示している。
FIG. 4 shows a state in which pressure is applied to a part of the
面圧センサ10の所定の部分にのみ圧力がかかると、圧力がかかった部分における凹部14が形成された箇所(すなわちひずみ受感部15)が変形し、凹部14に対応した位置に存在するひずみゲージ12も変形する。ここでは中央に位置するひずみゲージ12のみが変形して抵抗値が変化するので、中央部分のみが圧力がかかったことを検出し、その圧力値を測定することができる。なお、これらからも分かるように、1つのひずみ受感部15に設けられた1つのひずみゲージ12を備えた面圧センサ10も構成することができる。
When pressure is applied only to a predetermined portion of the
前述してきたように、本実施形態における面圧センサ10は、基板11と、基板11上に直接形成された複数のひずみゲージ12とを具備し、基板11の下面11b側には、1又は複数のひずみゲージ12に対応する位置に、基板11が変形可能となるような凹部14が形成されていることを特徴としている。
As described above, the
これにより、上記の特許文献1のような感圧性導電インクを用いた場合には数%/℃の温度変化による面圧センサの出力変動であったのが、面圧センサ10の受感素子として抵抗温度係数が小さいひずみゲージ12を採用することで1%/℃以下の温度変化による面圧センサ10の出力変動を達成することができる。したがって、本発明の面圧センサ10は、温度依存性を小さくすることができ、また経時変化も小さく、繰り返し使用可能である。そして、面圧センサ10によれば、正確な圧力値を測定できることとなり、面圧センサ10の検出精度を向上することができる。
As a result, when the pressure-sensitive conductive ink as in Patent Document 1 is used, the output fluctuation of the surface pressure sensor due to a temperature change of several% / ° C. is the sensing element of the
また、ひずみゲージ12は、基板11に直接形成されているので、極めて微少な間隔で、ひずみゲージ12を配置することができ、より細かい圧力分布の測定が可能となる。さらに、ひずみゲージ12を基板11に直接形成することで、薄型化した面圧センサ10とすることができ、且つ面圧センサ10の製造段階において、大幅な工数削減を図ることができるとともに、各ひずみゲージ12の貼り付け時のばらつきを低減し、検出精度(測定精度)の向上にも寄与する。
Further, since the
そして、面圧センサ10では、各ひずみゲージ12の抵抗値を四端子法で測定可能となるように、ひずみゲージ12全てに定電流を流すために、各ひずみゲージ12を直列に配線させる定電流用配線16が形成され、各ひずみゲージ12の両端部に、抵抗値を測定するための抵抗値測定用配線19が形成されていることを特徴としてもよい。
And in the
従来の面圧センサの配線は、マトリックス回路のものが一般的であったが、マトリックス回路では測定した値に配線抵抗が含まれているため、その補正が必要であった。補正の方法は種々存在するが、受感素子のみの変化を検出することができず、受感素子における正確な抵抗値の検出ができなかった。なお、ロードセルなどでは、ブリッジ回路による配線方法が一般的に採用されているが、ブリッジ回路では1つの受感素子に対して4本の配線が必要となり、さらにブリッジ抵抗が必要であるため広いスペースが必要であった。 Wiring of a conventional surface pressure sensor is generally a matrix circuit, but the measured value in the matrix circuit includes the wiring resistance, and thus correction is necessary. Although there are various correction methods, it was not possible to detect a change only in the sensitive element, and an accurate resistance value in the sensitive element could not be detected. In a load cell or the like, a wiring method using a bridge circuit is generally employed. However, in the bridge circuit, four wires are required for one sensing element, and a bridge resistance is required, so that a wide space is required. Was necessary.
しかし、本発明の面圧センサ10によれば、四端子法で測定することにより、各ひずみゲージ12における正確な抵抗値の測定が可能である。そして、電流の経路を全てのひずみゲージ12に直列に配線することで、配線数を少なくすることができ、センサの省スペース化、小型化を図れる。
However, according to the
また、基板11の上面11aには、ひずみゲージ12、定電流用配線16、及び抵抗値測定用配線19を覆い、且つ圧力を受けたとき基板11の変形を容易にすべく弾性変形可能な保護膜20が形成されていることを特徴としてもよい。例えば、硬い板状の部材が測定対象の場合には、基板11が変形せずに測定ができないおそれもあるが、この構成によれば保護膜20が弾性変形するので、この保護膜20の変形によって基板11が変形して測定が可能となる。
Further, the
なお、上述してきた基板11の材質としてはセラミックについて説明したが、材質としては、ステンレス等の金属や、半導体も採用することができる。基板11が導電性を有する金属から構成された場合、ひずみゲージ12との間に絶縁層を設ける必要がある。ただし、絶縁層を設けると、熱膨張率の相違により基板11に反りが生じてしまうことを考慮する必要がある。
In addition, although the ceramic was demonstrated as a material of the board |
[第2の実施形態]
本実施形態における面圧センサ10A(10)について、図5を参照して説明する。図5には、本実施形態における面圧センサ10Aの平面模式図を示す。この面圧センサ10Aは、ひずみゲージ12が5行5列の計25個配置されているものである。上述してきた実施形態とは、ひずみゲージ12の数が異なるだけであって、その他は上述してきた実施形態と同様の構成である。なお、図5では、ひずみ受感部15を図示していないが、複数のひずみゲージ12はそれぞれ、複数のひずみ受感部15に設けられる。
[Second Embodiment]
The
図5に示す面圧センサ10Aでは、定電流用配線16の端子部分a,bのパターン幅が、抵抗値測定用配線19のパターン幅よりも幅広に形成されている。このため、定電流用配線16自身のインピーダンスを小さくすることができる。
In the
[第3の実施形態]
本実施形態における面圧センサ10B(10)について、図6〜図8を参照して説明する。図6には、本実施形態における面圧センサ10Bの平面模式図を示す。この面圧センサ10Bは、ひずみゲージ12が40行1列で計40個配置されている。したがって、面圧センサ10Bは、図面上では縦方向に長い形状(矩形状)のセンサとなっている。図7には、図6の面圧センサ10BのA部分の拡大図を示し、図8には、図6の面圧センサ10BのB部分の拡大図を示す。
[Third Embodiment]
The
第1の実施形態と同様に、面圧センサ10Bでは、ひずみ受感部15が、凹部14が形成されたことによる基板11の肉薄部11cから構成されている。この凹部14が、図6に示すように、平面視において真っ直ぐに伸びた帯状の溝として1つ形成されることで、ひずみ受感部15が、平面視において帯状に1つ設けられている。そして、複数のひずみゲージ12が、ひずみ受感部15に、ひずみ受感部15の長手方向に沿って列をなして設けられている。このような構造の面圧センサ10Bは、ロール間に進入させてロール圧を検出するのに有効であり、検出精度を向上することができる。
Similar to the first embodiment, in the
図7に示すように、各ひずみゲージ12は、金属膜21が左右2箇所ずつで折りかえされた、つづら折り形状となっている。このような形状の各ひずみゲージ12は縦方向に連続して形成されている。最上部及び最下部のひずみゲージ12には、定電流を送るための定電流用配線16が接続され、各ひずみゲージ12には定電流が流される。
As shown in FIG. 7, each
また、複数のひずみゲージ12は連続して形成されており、本実施形態では、横方向(左右方向)に延びる5本の配線を1つのひずみゲージ12としている。1つのひずみゲージ12の抵抗値を測定するために、1つのひずみゲージ12の左右両側から1本ずつ抵抗値測定用配線19が接続されている。本実施形態では、複数のひずみゲージ12が連続して形成されているので、縦方向に隣接するひずみゲージ12の抵抗値測定用配線19は、隣接するひずみゲージ12と共有される。
Further, the plurality of
また、本実施形態における凹部14は、第1の実施形態で説明したものとは異なり、縦方向に長尺に形成された1つの凹部14を、連続して形成された複数のひずみゲージ12の下方に設けている。このように、凹部14の形状および数は、ひずみゲージ12の形状に合わせて適宜変更することができる。
Moreover, the recessed
なお、図8に示すように、定電流用配線16及び抵抗値測定用配線19の端子部分は、所定間隔をあけて横方向(同一方向)に整列している。本実施形態では、配線幅は0.1mmであり、各配線との間隔も0.1mmである。
As shown in FIG. 8, the terminal portions of the constant
[第4の実施形態]
本実施形態における面圧センサ10C(10)について、図9を参照して説明する。図9には、図5で示したひずみゲージ12などが設けられた基板11を、FPC(Flexible Printed Circuits)基板などのフレキシブル基板22に接続したセンサ構造を示す。すなわち、面圧センサ10Cは、基板11とフレキシブル基板22とを備えている。面圧センサ10Cは、外部測定機器であるコンピュータに接続され、圧力分布が解析される。このため、面圧センサ10Cの外部接続端子とコンピュータとの間の電気的接続は、フレキシブル基板22を介して行われるとよい。
[Fourth Embodiment]
The
基板11の端子部分(定電流用配線16および抵抗値測定用配線19)と、フレキシブル基板22に形成された配線24との電気的接続は、例えば異方導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)などの接続材23を採用し、これを使って接続することができる。また、基板11とフレキシブル基板22とを一体に構成するように、接続材23で電気的に接続した後、基板11とフレキシブル基板22を何らかのフィルムで覆うようにするとよい。例えば、基板11の保護膜20としてのポリイミドをフレキシブル基板22にまで覆うようにすることで、基板11とフレキシブル基板22との接合を強固にできる。
The electrical connection between the terminal portion (constant
このように、面圧センサ10Cとコンピュータとの間の電気的接続をフレキシブル基板22で配線することにより、面圧センサ10Cを柔軟性のある使用をすることができる。また、配線部も含めた面圧センサ10C全体で柔軟性を高めることができるので、例えばロール圧の測定などにおいても、引き回しが容易となる。
Thus, by wiring the electrical connection between the
[第5の実施形態]
これまでの実施形態で説明しているように、面圧センサ10は、基板11に施されたひずみ受感部15(センサ部)の変形(情報)を金属膜21から構成されるひずみゲージ12(検出素子)の抵抗値変化として検出し、圧力値に変換するメカニズムである。通常、外力(外部からの加圧)によりひずみ受感部15のみが変形すれば、何ら支障なく圧力値を正確に測定でき、面圧として捉えることができる。これは、平面間(図3では、押圧部材30と土台31との間)や、平面とロールとの間での面圧測定に有効である。
[Fifth Embodiment]
As described in the above embodiments, the
しかしながら、ロール間での面圧測定では、面圧センサ10に、後述する見かけの圧力が発生する場合がある。これは特に、硬さが違うロール間の測定で生じる。ここで、図10に柔らかいロール32と硬いロール33との間に面圧センサ10を挟ませて面圧を検出する場合の説明図を示す。
However, in the surface pressure measurement between rolls, an apparent pressure described later may be generated in the
図10に示すように、柔らかいロール32と硬いロール33が押し付けられると、柔らかいロール32は、硬いロール33の形状に従って潰され、変形する。このとき、ロール間に挟まれたひずみ受感部15を含む基板11も変形してしまう。
As shown in FIG. 10, when the
すなわち、本来ひずみゲージ12で検出されるべきひずみ受感部15(基板11の肉薄部11c)の変形(図3参照)の他に、ベースであるべき基板11自体(基板11の肉厚部11d)も一緒に変形してしまう。このため、ベース(基板11の肉厚部11d)の変形が、ひずみ受感部15(基板11の肉薄部11c)の変形にも影響を与え、ひずみゲージ12において見かけの圧力(外乱)として検出されてしまう。
That is, in addition to the deformation (see FIG. 3) of the strain sensing portion 15 (
また、このような柔らかいロール32と硬いロール33との間でなくても、基板11自体が曲げられ変形してしまうような測定では、この見かけの圧力を除去して真の圧力値のみを検出し、面圧として捉えることが必要になる。すなわち、面圧センサ10では、見かけの圧力を除去するような補正をして、真にセンサ面に作用する外圧を検出することが必要とされる。
Further, in the measurement where the
そこで、本実施形態では、見かけの圧力を補正するための補正素子13を備えた面圧センサ10D(10)について、図11〜図15を参照して説明する。図11〜図15にそれぞれ補正素子13の配置を異ならせたセンサ10Dの平面模式図を示す。これら図11〜図15では、説明を明解にするために、ひずみゲージ12および補正素子13に部材としてのハッチングを付し、また、ひずみゲージ12および補正素子13に接続される配線を省略している。なお、図11〜図15では、1点鎖線で囲む領域がひずみ受感部15となっている。
Therefore, in the present embodiment, a
図11に示す面圧センサ10Dは、図6〜図8に示した面圧センサ10Bの基板11の四隅にそれぞれ補正素子13を配置したものである。この補正素子13は、基板11自体の変形(反り)を検出するものであるため、ひずみ受感部15を除いた基板11の領域に設けられる。
A
なお、補正素子13は、センサ部であるひずみ受感部15にかからなければ、基板11のどこにいくつ配置しても良い。すなわち、補正素子13が1つであっても構わないし、図12に示すように、ひずみゲージ12の列の両側の2列で千鳥配置となるように複数の補正素子13を設けても構わない。また、図11、図12では、基板11の上面11a内に補正素子13を設けているが、基板11の下面内に設けてもよい。
It should be noted that any number of
補正素子13としては、ひずみゲージ12と同様なひずみゲージとすることが好適である。ひずみゲージ12およびその定電流用配線16、抵抗値測定用配線19は、基板11の上面11a上にパターニングされた1つの金属膜21(図7、図8参照)から構成される。そこで、このパターニングされた金属膜21の形成工程において、ひずみゲージ12およびその配線16、19と共に、補正素子13となるひずみゲージおよびその定電流用配線、抵抗値測定用配線を形成すれば、製造工程数を増加させずに補正素子13を追加することができる。
The
補正素子13をセンサ部であるひずみ受感部15に設けないことで、補正素子13は、基板11自体のひずみ、すなわち見かけの圧力値のみを検出することができる。一方、面圧センサ10Dの検出素子であるひずみゲージ12は、真の圧力値と見かけの圧力値(外乱)の両方を検出している。したがって、面圧センサ10Dは、補正素子13で見かけの圧力値のみを検出し、ひずみゲージ12と補正素子13の圧力値の違いを計算することで、真の圧力値のみを検出することができる。なお、ひずみゲージ12と補正素子13の圧力値の違いを計算するには、コンピュータに行わせることもできる。
By not providing the
また、図13に示す面圧センサ10Dは、ひずみゲージ12と補正素子13とが、対をなして隣接して配置したものである。具体的には、複数の補正素子13が、ひずみ受感部15を除いた基板11に、ひずみ受感部15の長手方向に沿って列をなして設けられる。そして、複数のひずみゲージ12および補正素子13がそれぞれ対をなして隣接して設けられている。
Further, the
補正素子13も金属膜21から構成されるひずみゲージとすることで、ひずみゲージ12と同一の金属膜パターンで形成でき、省スペースで効率良く面圧センサ10Dを製造することができる。また、1つのひずみゲージ12に対してそれ用の補正素子13を設けることにより、基板11の反りに分布があってもリアルタイムで補正することができ、面圧センサ10Dの検出精度を向上することができる。特に、図10に示したようなロール圧測定では、面圧センサ10の進入方向(基板11の長手方向)に対して交差する方向(短手方向)に常に同じ圧力と基板11の反りが発生するため、横並び(短手方向の並び)にひずみゲージ12と補正素子13を設けることで、面圧センサ10Dの検出精度を向上することができる。
Since the
また、図14に示す面圧センサ10Dは、ひずみゲージ12の列の両側に、補正素子13の列を設けたものである。そして、1つのひずみゲージ12に対してそれ用の2つの補正素子13で挟むように設けられている。例えば、図10に示したロール32、33に偏りがある場合には、2つの補正素子13の間に1つのひずみゲージ12を配置することで、検出精度が向上する。
Further, the
また、図15に示す面圧センサ10Dは、補正素子13の列の両側に、ひずみゲージ12の列を設けたものである。そして、1つの補正素子13に対して2つのひずみゲージ12で挟むように設けられている。例えば、図10に示したロール32、33の加圧に偏りがある場合は、2つのひずみゲージ12の間に1つの補正素子13を配置することで、ロール軸方向の圧力分布も検出することができる。
Further, the
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、代表的なものの新規な特徴およびこれによって得られる作用、効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。 As described above, the present invention has been specifically described based on the embodiment. However, the following is a brief description of typical features and actions and effects obtained thereby.
本実施形態における面圧センサ10は、面に作用する外圧を検出するものである。面圧センサ10は、基板11と、前記基板11中の凹部14をもって形成されるひずみ受感部15と、前記ひずみ受感部15に設けられた第1ひずみゲージ12と、前記ひずみ受感部15を除いた前記基板11に設けられた第2ひずみゲージ13とを備える。
The
これによれば、ひずみ受感部15(センサ部)が基板11の変形(外乱)の影響を受けた場合であっても、第1ひずみゲージ12(検出素子)および第2ひずみゲージ13(補正素子)で検出しているので、面圧センサ10の検出精度を向上することができる。
According to this, even when the strain sensing unit 15 (sensor unit) is affected by the deformation (disturbance) of the
また、前記面圧センサ10は、前記基板11が、主面11aと該主面11aとは反対側の裏面11bとを有する。また、前記基板11の裏面11bには、凹部14が形成される。また、前記ひずみ受感部15が、前記凹部14が形成されたことによる前記基板11の肉薄部11cから構成される。そして、前記第1および第2ひずみゲージ12、13が、前記基板11の主面11a上でパターニングされた金属膜21から構成される。
Moreover, as for the said
これによれば、同一の条件でひずみゲージ12、13を形成できるので、面圧センサ10の検出精度をより向上することができる。
According to this, since the strain gauges 12 and 13 can be formed under the same conditions, the detection accuracy of the
また、前記面圧センサ10は、前記第1ひずみゲージ12と前記第2ひずみゲージ13とが、対をなして隣接して設けられる。
In the
これによれば、同一パターンの金属膜21からなるひずみゲージ12、13とすることにより、最小空間分解能である一つ一つの素子単位で補正できることから、面圧センサ10内に変形(反り)の分布がある場合でも正確に真の圧力値を検出し面圧として捉えることができる。
According to this, since the strain gauges 12 and 13 made of the
また、前記面圧センサ10は、前記ひずみ受感部15が、帯状に設けられる。そして、複数の前記第1ひずみゲージ12が、前記ひずみ受感部15に、該ひずみ受感部15の長手方向に沿って列をなして設けられる。
Further, the
これによれば、ロール間(例えば図10に示すロール32、33)に進入させてロール圧を検出するのに有効であり、面圧センサ10の検出精度を向上することができる。
This is effective in detecting the roll pressure by entering between rolls (for example, the
また、前記面圧センサ10は、複数の前記第2ひずみゲージ13が、前記ひずみ受感部15を除いた前記基板11に、該ひずみ受感部15の長手方向に沿って列をなして設けられる。そして、複数の前記第1および第2ひずみゲージ12、13がそれぞれ対をなして隣接して設けられる。
Further, the
これによれば、ロール間に進入させてロール圧を検出するのに有効である。また、ひずみゲージ12に対してそれ用の補正素子としてひずみゲージ13を設けることにより、基板11の反りに分布があってもリアルタイムで補正することができ、面圧センサ10の検出精度を向上することができる。
This is effective for detecting the roll pressure by entering between the rolls. Further, by providing the
また、前記面圧センサ10は、前記第1ひずみゲージ12の列の両側に、前記第2ひずみゲージ13の列が設けられる。
Further, the
これによれば、ロール間に進入させてロール圧を検出するのに有効である。また、ロールに偏りがある場合には、ひずみゲージ13の間にひずみゲージ12を配置することで、面圧センサ10の検出精度を向上することができる。
This is effective for detecting the roll pressure by entering between the rolls. When the roll is biased, the detection accuracy of the
また、前記面圧センサ10は、前記第2ひずみゲージ13の列の両側に、前記第1ひずみゲージ12の列が設けられる。
Further, the
これによれば、ロール間に進入させてロール圧を検出するのに有効である。また、ロールの加圧に偏りがある場合は、複数のひずみゲージ12をロール軸方向に設けることで、圧力分布を検出することができる。また、ロール軸方向に少なくとも1つのひずみゲージ13(補正素子)を配置することで、ロール軸方向に配置された複数のひずみゲージ12に対して少数のひずみゲージ13で補正することができる。
This is effective for detecting the roll pressure by entering between the rolls. Moreover, when there is a bias in the pressurization of the roll, the pressure distribution can be detected by providing a plurality of
さらに、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 Furthermore, it goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
例えば、前記実施形態では、補正素子を基板の主面に設けた場合について説明した。これに限らず、ひずみ受感部(センサ部)を除いた基板内であれば、基板裏面や基板内部にも設けることも考えられる。このような箇所であっても基板の変形(反り)を検出することができるからである。 For example, in the embodiment, the case where the correction element is provided on the main surface of the substrate has been described. However, the present invention is not limited to this, and it may be provided on the back surface of the substrate or inside the substrate as long as it is within the substrate excluding the strain sensing portion (sensor portion). This is because the deformation (warpage) of the substrate can be detected even in such a place.
また、例えば、前記実施形態では、ひずみゲージ用の定電流用配線および抵抗値測定用配線を基板の主面に設けた場合について説明した。これに限らず、これら配線を基板の内部に設けることも考えられる。具体的には、多層配線基板を用いることが考えられる。これによれば、すべての配線を基板の主面上に形成せずに、主面内でそれぞれが緩衝(短絡)しないように回避して設ける必要が低減される。これにより配線長が短くなり、配線抵抗を低減することができ、より面圧センサの検出精度を向上することができる。また、配線を形成するために大判の基板を用いることがなくなるため、コンパクトな面圧センサとすることもできる。 For example, in the above-described embodiment, the case where the constant current wiring for the strain gauge and the resistance measurement wiring are provided on the main surface of the substrate has been described. Not limited to this, it is also conceivable to provide these wirings inside the substrate. Specifically, it is conceivable to use a multilayer wiring board. According to this, it is possible to reduce the necessity to avoid all the wirings from being formed on the main surface of the substrate and avoiding buffering (short circuit) in the main surface. Thereby, the wiring length is shortened, the wiring resistance can be reduced, and the detection accuracy of the surface pressure sensor can be further improved. In addition, since a large substrate is not used to form the wiring, a compact surface pressure sensor can be obtained.
10 面圧センサ
11 基板
11a 主面
11b 裏面
11c 肉薄部
11d 肉厚部
12 ひずみゲージ(検出素子)
13 ひずみゲージ(補正素子)
14 凹部
15 ひずみ受感部(センサ部)
16 定電流用配線
19 抵抗値測定用配線
20 保護膜
21 金属膜
22 フレキシブル基板
23 接続材
24 配線
30 押圧部材
31 土台
32、33 ロール
DESCRIPTION OF
13 Strain gauge (correction element)
14
16 wiring for constant current 19 wiring for
Claims (9)
基板と、
前記基板中の凹部をもって形成されるひずみ受感部と、
前記ひずみ受感部に設けられ、ロール圧と前記基板の曲げ変形を検出する第1ひずみゲージと、
前記ひずみ受感部を除いた前記基板に設けられ、前記基板の曲げ変形を検出する第2ひずみゲージと
を備え、
複数の前記第1ひずみゲージが、前記進入方向に伸びる帯状に設けられた前記ひずみ受感部に、前記進入方向に沿って列をなして設けられ、
複数の前記第2ひずみゲージが、複数の前記第1ひずみゲージのそれぞれに対して前記ロールの軸方向に沿って隣接するよう前記進入方向に沿って列をなして設けられることを特徴とする面圧センサ。 A surface pressure sensor that detects a roll pressure that acts on a surface by entering the roll in an approach direction that intersects the axial direction of the roll ,
A substrate,
A strain sensitive part formed with a recess in the substrate;
A first strain gauge provided in the strain sensing unit for detecting roll pressure and bending deformation of the substrate ;
A second strain gauge that is provided on the substrate excluding the strain sensing part and detects bending deformation of the substrate ;
A plurality of the first strain gauges are provided in a row along the approach direction in the strain sensing part provided in a band shape extending in the approach direction,
A plurality of the second strain gauges are provided in a row along the approach direction so as to be adjacent to each of the plurality of first strain gauges along the axial direction of the roll. Pressure sensor.
基板と、
前記基板中の凹部をもって形成されるひずみ受感部と、
前記ひずみ受感部に設けられ、ロール圧と前記基板の曲げ変形を検出する第1ひずみゲージと、
前記ひずみ受感部を除いた前記基板に設けられ、前記基板の曲げ変形を検出する第2ひずみゲージと
を備え、
複数の前記第1ひずみゲージが、前記進入方向に沿って列をなして設けられる複数の前記ひずみ受感部のそれぞれに設けられ、
複数の前記第2ひずみゲージが、複数の前記第1ひずみゲージのそれぞれに対して前記ロールの軸方向に沿って隣接するよう前記進入方向に沿って列をなして設けられることを特徴とする面圧センサ。 A surface pressure sensor that detects a roll pressure that acts on a surface by entering the roll in an approach direction that intersects the axial direction of the roll ,
A substrate,
A strain sensitive part formed with a recess in the substrate;
A first strain gauge provided in the strain sensing unit for detecting roll pressure and bending deformation of the substrate ;
A second strain gauge that is provided on the substrate excluding the strain sensing part and detects bending deformation of the substrate ;
A plurality of the first strain gauges are provided in each of the plurality of strain sensing parts provided in a row along the approach direction,
A plurality of the second strain gauges are provided in a row along the approach direction so as to be adjacent to each of the plurality of first strain gauges along the axial direction of the roll. Pressure sensor.
硬さの違うロール間に進入してロール圧を検出することを特徴とする面圧センサ。Surface pressure sensor that detects roll pressure by entering between rolls of different hardness.
前記第1ひずみゲージおよび前記第2ひずみゲージは、同一の金属膜パターンから構成されていることを特徴とする面圧センサ。The surface pressure sensor, wherein the first strain gauge and the second strain gauge are composed of the same metal film pattern.
前記第1ひずみゲージおよび前記第2ひずみゲージは、それぞれ別個の配線と接続されていることを特徴とする面圧センサ。The surface pressure sensor, wherein the first strain gauge and the second strain gauge are respectively connected to separate wirings.
外部接続配線が設けられたフレキシブル基板を更に備え、Further comprising a flexible substrate provided with external connection wiring,
前記基板には、前記第1ひずみゲージと接続される配線および前記第2ひずみゲージと接続される配線の端子部分が設けられ、The substrate is provided with a terminal portion of wiring connected to the first strain gauge and wiring connected to the second strain gauge,
前記基板の端子部分と前記フレキシブル基板の前記外部接続配線とが電気的に接続され、前記基板と前記フレキシブル基板とが前記進入方向に並べられて一体に構成されていることを特徴とする面圧センサ。The surface pressure is characterized in that the terminal portion of the substrate and the external connection wiring of the flexible substrate are electrically connected, and the substrate and the flexible substrate are arranged integrally in the approach direction. Sensor.
前記基板および前記フレキシブル基板を覆うフィルムを更に備えることを特徴とする面圧センサ。A surface pressure sensor, further comprising a film covering the substrate and the flexible substrate.
前記第1ひずみゲージの列の両側に、前記第2ひずみゲージの列が設けられることを特徴とする面圧センサ。 In the surface pressure sensor according to any one of claims 1 to 7 ,
The surface pressure sensor, wherein the second strain gauge row is provided on both sides of the first strain gauge row.
前記第2ひずみゲージの列の両側に、前記第1ひずみゲージの列が設けられることを特徴とする面圧センサ。 In the surface pressure sensor according to any one of claims 1 to 8 ,
The surface pressure sensor, wherein the first strain gauge rows are provided on both sides of the second strain gauge row.
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