JP5827207B2 - 無線タグ読み取り部を機器使用状況に応じて制御する携帯型情報機器、プログラム及び読み取り部制御方法 - Google Patents
無線タグ読み取り部を機器使用状況に応じて制御する携帯型情報機器、プログラム及び読み取り部制御方法 Download PDFInfo
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Description
外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、
加速度を検出する加速度センサと、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する静止・移動判定手段と、
無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する電磁場判定手段と、
静止・移動判定手段が真の判定を行い、且つ電磁場判定手段が偽の判定を行った際、無線タグ読み取り部を起動させる読み取り部制御手段と
を有する携帯型情報機器が提供される。
読み取り部制御手段は、静止・移動判定手段によって携帯型情報機器が移動状態であるとの判定が行われた後、所定の待ち時間以内に、この静止・移動判定手段によって携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるとの判定が行われ、且つ電磁場判定手段によって偽の判定が行われた際、無線タグ読み取り部を起動させることも好ましい。
電磁場判定手段は、この磁気センサからの出力を用いて、電磁波源によって形成され得る電磁場による地磁気の値の変動があるか否かを判定する地磁気変動判定手段を含むことも好ましい。
読み取り部制御手段は、この無線タグ検知判定手段が真の判定を行った際、無線タグ読み取り部に読み取りを実行させ、その後、無線タグ読み取り部を停止させることも好ましい。
読み取り部制御手段は、無線タグ読み取り部が起動した後、静止・移動判定手段によって携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にはないとの判定が行われ、且つ無線タグ検知判定手段によって偽の判定が行われた際、無線タグ読み取り部を停止させることも好ましい。
また、ここで、静止・移動判定手段は、加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の静止判定閾値未満である場合に、携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあると判定することも好ましい。
静止・移動判定手段は、携帯型情報機器が移動状態であるか否かを更に判定し、
読み取り部制御手段は、無線タグ読み取り部が起動した後、静止・移動判定手段によって携帯型情報機器が移動状態であるとの判定が行われ、且つ無線タグ検知判定手段によって偽の判定が行われた際、無線タグ読み取り部を停止させることも好ましい。
また、ここで、静止・移動判定手段は、加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の第1の閾値よりも大きい場合に、携帯型情報機器が移動状態であると判定し、加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の第2の閾値未満である場合に、携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあると判定することも好ましい。
所定時間内での加速度の変動は、所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分それぞれにおける最大値と最小値との差、所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分それぞれにおける分散、又は所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分から算出される加速度の大きさにおける分散であることも好ましい。
上記携帯型情報機器は、外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、加速度を検出する加速度センサとを備えており、
上記無線タグ読み取り部制御プログラムは、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する静止・移動判定手段と、
無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する電磁場判定手段と、
静止・移動判定手段が真の判定を行い、且つ電磁場判定手段が偽の判定を行った際、無線タグ読み取り部を起動させる読み取り部制御手段と
してコンピュータを機能させる無線タグ読み取り部制御プログラムが提供される。
上記携帯型情報機器は、外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、加速度を検出する加速度センサとを備えており、
上記無線タグ読み取り部制御方法は、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する第1のステップと、
無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する第2のステップと、
第1のステップで真の判定が行われ、且つ第2のステップで偽の判定が行われた際、無線タグ読み取り部を起動させる第3のステップと
を有する無線タグ読み取り部制御方法が提供される。
(a)無線タグ部100が外部からの電磁波信号によって駆動させられた場合、又は
(b)無線タグ部100は駆動していないが、加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間T1(例えば0.5秒)内に移動させられたと判定した場合、
リーダ・ライタ部101は停止状態を維持させられる。
(a)加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間T1(例えば0.5秒)継続して静止していると判定され、且つ
(b)無線タグ部100が外部からの電磁波によって駆動させられていない場合、
リーダ・ライタ部101は起動させられる。
加速度のx軸方向成分:ACCx、
加速度のy軸方向成分:ACCy、及び
加速度のz軸方向成分:ACCz
の各々の時間変化が、グラフとして表されている。
以下、携帯端末1が静止しているか否かの判定における一実施形態を説明する。静止判定時間をT1とし、この時間T1の間に、加速度データをn回測定し、3n個の加速度データ、即ち、
ACCxi(i=1、2、・・・、n)、
ACCyi(i=1、2、・・・、n)、及び
ACCzi(i=1、2、・・・、n)
をサンプリングする。ここで、サンプリング時間Δtは(T1/n)となる。尚、T1は、例えば0.5(秒)に設定される。
時間T1内での加速度x軸方向成分の最大値:maxACCx
時間T1内での加速度x軸方向成分の最小値:minACCx
時間T1内での加速度y軸方向成分の最大値:maxACCy
時間T1内での加速度y軸方向成分の最小値:minACCy
時間T1内での加速度z軸方向成分の最大値:maxACCz
時間T1内での加速度z軸方向成分の最小値:minACCz
(1a) maxACCx−minACCx<φx、且つ
(1b) maxACCy−minACCy<φy、且つ
(1c) maxACCz−minACCz<φz
を満たす場合、時間T1内について、携帯端末1は静止していた、と判定する。尚、閾値φx、φy及びφzはそれぞれ、例えば0.5(m/s2)に設定される。
次いで、携帯端末1が静止しているか否かの判定における他の実施形態を説明する。
|ACC|i=((ACCxi)2+(ACCyi)2+(ACCzi)2)0.5
とし、加速度の大きさ|ACC|i(i=1、2、・・・、n)の平均を、
av|ACC|=(|ACC|1+|ACC|2+・・・+|ACC|n)/n
とする。
σacc=(Σ(|ACC|i−av|ACC|)2/n)0.5
ここで、Σは、i=1からi=nまでの総和(summation)である。
(2) σacc<S
を満たす場合、時間T1内について、携帯端末1は静止していた、と判定する。尚、閾値Sは、例えば0.22(m/s2)に設定される。尚、以上に述べた静止判定において、標準偏差σaccの代わりに分散Vacc=Σ(|ACC|i−av|ACC|)2/nを用いて静止判定を行うことも当然に可能である。
次いで、携帯端末1が静止しているか否かの判定における更なる他の実施形態を説明する。
(3a) Vx=Σ(ACCxi−avACCx)2/n
(3b) Vy=Σ(ACCyi−avACCy)2/n
(3c) Vz=Σ(ACCzi−avACCz)2/n
ここで、avACCxはACCxi(i=1、2、・・・、n)の平均値であり、avACCy及びavACCzも同様である。また、Σは、i=1からi=nまでの総和(summation)である。
(4) Vx<Th0,且つVy<Th0,且つVz<Th0
を満たす場合、時間T1内について、携帯端末1は静止していた、と判定する。尚、閾値Th0は、例えば0.05(m2/s4)に設定される。尚、以上に述べた静止判定において、分散Vx、Vy及びVzの代わりに、これら分散の平方根である標準偏差σx、σy及びσzを用いて静止判定を行うことも当然に可能である。
以上に述べた静止判定の方法についてはいずれも、携帯端末1が移動したか否かの移動判定に適用することが可能である。この移動判定は、後に、図9及び図11を用いて説明されるリーダ・ライタ部制御方法において採用される。具体的には、例えば、移動判定時間T1の間に得られた加速度データから算出された各加速度成分の分散Vx、Vy及びVzが、所定の閾値をTh1として、次式
(5) Vx>Th1,又はVy>Th1,又はVz>Th1
を満たす場合、時間T1内について、携帯端末1は移動した、と判定する。尚、閾値Th1は、例えば3(m2/s4)に設定される。
(6)Th0<Th1
の関係を満たすことが好ましい。このように判定閾値を個別に設定することによって、明確な静止状態と、明確な移動状態とをそれぞれより確実に判断することが可能となる。
(7a) maxACCx−minACCx>φx’、又は
(7b) maxACCy−minACCy>φy’、又は
(7c) maxACCz−minACCz>φz’
が満たされる場合、携帯端末1は移動した、と判定する。尚、閾値φx’、φy’及びφz’はそれぞれ、例えば3.5(m/s2)に設定される。
(8) σacc>S’
が満たされる場合、携帯端末1は移動した、と判定する。尚、閾値S’は、例えば1.7(m/s2)に設定される。
(a)地磁気センサ103が、無線タグリーダ・ライタ20によって形成され得る電磁場による地磁気の値の変動を検出した場合、又は
(b)地磁気の値の変動は検出されていないが、加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間T1(例えば0.5秒)内に移動させられたと判定した場合、
リーダ・ライタ部101は停止状態を維持させられる。
(a)加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間T1(例えば0.5秒)継続して静止していると判定され、且つ
(b)地磁気センサ103が、無線タグリーダ・ライタ20によって形成され得る電磁場による地磁気の値の変動を検出しない場合、
リーダ・ライタ部101は起動させられる。
地磁気ベクトルのx軸方向成分:mx、
地磁気ベクトルのy軸方向成分:my、及び
地磁気ベクトルのz軸方向成分:mz
とすると、地磁気ベクトルの大きさ(地磁気)|m|は、
|m|=((mx)2+(my)2+(mz)2)0.5
となる。以後、外部電磁場による地磁気の値の変動を測定するため、この地磁気センサ103の出力から得られる|m|を、地磁気測定値とする。
図4に示すように、無線タグリーダ・ライタ20に起因する地磁気変動は、非常に明確なピークとして観測される。従って、所定の地磁気判定時間Tm内にサンプリングされた地磁気測定値|m|の最大値|m|max及び最小値|m|minを決定し、これらの値が、次式(3)を満たす場合に、無線タグリーダ・ライタ20によって形成され得る電磁場による地磁気の値の変動があった、との判定を行うことができる。
(3) ψmin≦|m|max−|m|min<ψmax
ここで、閾値ψminは、例えば30μTに設定される。また、閾値ψmaxは、例えば100μTに設定される。当然に、これら下限値及び上限値は、携帯端末1の種々の利用状況下で地磁気測定値|m|がとる値によって、適切に調整される。尚、地磁気判定時間Tmは、例えば0.5秒に設定される。
(3’) ψmin≦|m|max−|m|min
を条件式とすることも可能である。この場合、所定以上の地磁気変動が見られれば、無線タグリーダ・ライタ20に起因する地磁気変動である、と判断することになる。
(a)無線タグ駆動判定部112、及び
(b)地磁気変動判定部113
のいずれか一方、又は両方を有している。ここで、図5には、無線タグ駆動判定部112及び地磁気変動判定部113の両方が設けられた形態が示されている。
a)静止・移動判定部110によって携帯端末1が移動状態であるとの判定が行われた後、所定の待ち時間以内に、静止・移動判定部110によって携帯端末1が所定時間継続して静止状態にあるとの判定が行われ、且つ
b)且つ電磁場判定部111によって偽の判定が行われた際、
リーダ・ライタ部101を起動させることも好ましい。この実施形態は、後に、図9に示したリーダ・ライタ部制御方法において説明される。
図6に、電磁場判定部111として無線タグ駆動判定部112を用いた場合のフローチャートを示す。尚、上述したように、リーダ・ライタ部101は、当初停止している。
(S603)時刻tがt=Δt×iとなるまで、ウェイトする。
(S604)加速度ACCxi、ACCyi及びACCziを測定する。
(S606)携帯端末1が時間T1内において静止していたか否かを判定する。ここで、判定条件として、上述した判定式(1a)〜(1c)を用いてもよいし、判定式(2)を用いてもよく、または、閾値Thを使用した判定式(4)を用いてもよい。
(S630、S631)ステップS611で真の判定がなされた際、リーダ・ライタ部101による読み取り及び/又は書き込みを実施し(S630)、この終了後、リーダ・ライタ部101を停止して(S631)、本リーダ・ライタ部制御方法を終了する。
(S613)時刻tがt=Δt×jとなるまで、ウェイトする。
(S614)加速度ACCxj、ACCyj及びACCzjを測定する。
(S616)携帯端末1が時間T2内において静止していたか否かを判定する。ここでも、判定条件として、上述した判定式(1a)〜(1c)を用いてもよいし、判定式(2)を用いてもよく、または、閾値Thを使用した判定式(4)を用いてもよい。
(S622)時刻tがt=Δt×kとなるまで、ウェイトする。
(S623)加速度ACCxk、ACCyk及びACCzkを測定する。
(S625)携帯端末1が時間T3内において静止していたか否かを判定する。ここでも、判定条件として、上述した判定式(1a)〜(1c)を用いてもよいし、判定式(2)を用いてもよく、または、閾値Thを使用した判定式(4)を用いてもよい。
図7(A)に、電磁場判定部111として地磁気変動判定部113を用いた場合のフローチャートを示す。
図7(B)に、電磁場判定部111として無線タグ駆動判定部112及び地磁気変動判定部113を用いた場合のフローチャートを示す。
a)携帯端末1が移動状態であるとの判定が行われ、
b)a)の判定時から所定の待ち時間Twa以内に、携帯端末1が所定時間継続して静止状態にあるとの判定が行われる
といった「移動→静止判定」を使用することも可能である。
a)加速度の変動を表す量(最大最小差、分散、又は標準偏差等)が閾値Th1よりも大きい場合、移動状態であると判定されて、それ以外(閾値Th1以下)の場合、非移動状態であると判定され、
b)加速度の変動を表す量(最大最小差、分散、又は標準偏差等)が閾値Th0未満の場合、静止状態であると判定され、それ以外(閾値Th0以上)の場合、非静止状態であると判定される。
図9は、本発明によるリーダ・ライタ部制御方法の更なる他の実施形態を示すフローチャートである。
a)無線タグ部100が駆動させられたか否かを判定し(S702)、
b)加速度ACCxi、ACCyi及びACCziを測定する
ことを判定時間T1の間、繰り返す。この際、取得される加速度測定値の組の数は、T1/Δtとなる。
a)無線タグ部100が駆動させられたか否かを判定し、
b)加速度ACCxi、ACCyi及びACCziを測定し、
c)移動判定を実行する
手順となる。
(S711)タイマ$tsを初期値に設定し、経過時間の計測を開始する。ここで、この初期値は、所定の待ち時間Twa(例えば5秒)に相当する値となる。
(S712〜S714)加速度測定(静止判定)ループを実行する。このループでの実行内容は、上述したステップS701〜703のループと同様である。
(S717)無線タグ駆動判定部112によって、無線タグ部100が駆動させられたか否かが判定される。ここで、真の判定、即ち無線タグ部100が駆動させられたとの判定、がなされた際、無線タグ部100と外部のリーダ・ライタとが通信を行っていると判断する。従って、リーダ・ライタ部101の停止を維持したままとし、本リーダ・ライタ部制御方法を終了する。
尚、変更態様として、ステップS715での判定に用いられた加速度データを使用して、次に述べるステップS719での判定を行うことも可能である。この態様では、ステップS715で偽の判定がなされた際、上記ステップS716〜S718を省略してステップS719を実行する。
(S721)タイマ$ts値がゼロよりも大きいか(タイマ値が残存しているか)否かが判定される。ここで、真の判定がなされた際、再度、加速度測定(静止判定)ループ(S712〜S714)が実行される。一方、偽の判定がなされた際、所定の待ち時間Twa内には携帯端末1は静止しなかったとして、リーダ・ライタ部101の使用はないと判断し、本リーダ・ライタ部制御方法を終了する。
(S731)タイマ$trを初期値に設定し、経過時間の計測を開始する。ここで、この初期値は、所定の読み取りモニタ時間Trw(例えば5秒)に相当する値となる。
(S732〜S734)加速度測定(移動判定)ループを実行する。このループでの実行内容は、ステップS733(外部無線タグ検知)がステップS702(無線タグ部駆動判定)と異なる点を除き、上述したステップS701〜703のループと同様である。
(S738)リーダ・ライタ部101を停止して、ステップS710に移行し、再度、リーダ・ライタ部101起動のための静止判定ループを実行する。
(S737)タイマ$tr値がゼロよりも大きいか(タイマ値が残存しているか)否かが判定される。ここで、真の判定がなされた際、再度、加速度測定(移動判定)ループ(S732〜S734)が実行される。一方、偽の判定がなされた際、所定の読み取りモニタ時間Trw内には外部無線タグは検知されなかったとして、リーダ・ライタ部101の使用はないと判断し、リーダ・ライタ部101を停止して(S742)、本リーダ・ライタ部制御方法を終了する。
図10は、本発明によるリーダ・ライタ部制御方法の更なる他の実施形態を示すフローチャートである。
(S811)タイマ$trを初期値に設定し、経過時間の計測を開始する。ここで、この初期値は、所定の読み取りモニタ時間Trw(例えば5秒)に相当する値となる。
(S812〜S814)加速度測定(静止判定)ループを実行する。このループでの実行内容は、ステップS813(外部無線タグ検知)がステップS702(無線タグ部駆動判定)と異なる点を除き、上述したステップS701〜703(図9)のループと同様である。
(S816)ステップS815で、真の判定(静止していたとの判定)がなされた際、タイマ$tr値を「経過時間」分だけ減ずる。尚、ここで減じられる「経過時間」は、当初、ステップS811からの経過時間であり、本ステップS816の実行後は、前回の当該ステップS816からの経過時間となる。
(S819)リーダ・ライタ部101を停止して、ステップS830に移行する。
(S831〜S832)加速度測定(静止判定)ループを実行する。このループでの実行内容は、無線タグ部の駆動判定を行わないことを除き、上述したステップS801〜S803(S701〜703)のループと同様である。
図11は、本発明によるリーダ・ライタ部制御方法の更なる他の実施形態を示すフローチャートである。
(S920)リーダ・ライタ部101を停止し、本リーダ・ライタ部制御方法を終了する。
(S917)タイマ$tr値がゼロよりも大きいか(タイマ値が残存しているか)否かが判定される。ここで、真の判定がなされた際、再度、加速度測定(移動判定)ループ(S912〜S914)が実行される。一方、偽の判定がなされた際、所定の読み取りモニタ時間Trw内には外部無線タグは検知されなかったとして、リーダ・ライタ部101の使用はないと判断し、ステップS919に移行する。
(S919)リーダ・ライタ部101を停止して、ステップS930に移行する。
(S931〜S932)加速度測定(移動判定)ループを実行する。このループでの実行内容は、無線タグ部の駆動判定を行わないことを除き、ステップS701〜703(図9)のループと同様である。
100 無線タグ部
100a、101a アンテナ部
100i タグIC部
101 リーダ・ライタ部(無線タグ読み取り・書き込み部)
101i 制御IC部
102 加速度センサ
103 地磁気センサ
110 静止・移動判定部
110a 判定閾値設定部
111 電磁場判定部
112 無線タグ駆動判定部(電磁場判定部)
113 地磁気変動判定部(電磁場判定部)
114 無線タグ検知判定部
115 リーダ・ライタ制御部(読み取り・書き込み部制御部)
2 読み取り機
20 無線タグリーダ・ライタ
3 スマートポスタ
30 無線タグ
Claims (12)
- 無線タグ部を備えた携帯型情報機器であって、
外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、
加速度を検出する加速度センサと、
前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する静止・移動判定手段と、
前記無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する電磁場判定手段と、
前記静止・移動判定手段が真の判定を行い、且つ前記電磁場判定手段が偽の判定を行った際、前記無線タグ読み取り部を起動させる読み取り部制御手段と
を有することを特徴とする携帯型情報機器。 - 前記静止・移動判定手段は、前記携帯型情報機器が移動状態であるか否かを更に判定し、
前記読み取り部制御手段は、前記静止・移動判定手段によって前記携帯型情報機器が移動状態であるとの判定が行われた後、所定の待ち時間以内に、該静止・移動判定手段によって前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるとの判定が行われ、且つ前記電磁場判定手段によって偽の判定が行われた際、前記無線タグ読み取り部を起動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報機器。 - 前記電磁場判定手段は、前記無線タグ部が外部からの電磁波によって駆動させられたか否かを判定する無線タグ駆動判定手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型情報機器。
- 外部の磁場を検出する磁気センサを備えており、
前記電磁場判定手段は、前記磁気センサからの出力を用いて、前記電磁波源によって形成され得る電磁場による地磁気の値の変動があるか否かを判定する地磁気変動判定手段を含む
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯型情報機器。 - 前記無線タグ読み取り部が起動した後、所定時間内に、該無線タグ読み取り部が外部の無線タグを検知したか否かを判定する無線タグ検知判定手段を更に有しており、
前記読み取り部制御手段は、前記無線タグ検知判定手段が真の判定を行った際、前記無線タグ読み取り部に読み取りを実行させ、その後、前記無線タグ読み取り部を停止させる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯型情報機器。 - 前記無線タグ読み取り部が起動した後、所定時間内に、該無線タグ読み取り部が外部の無線タグを検知したか否かを判定する無線タグ検知判定手段を更に有しており、
前記読み取り部制御手段は、前記無線タグ読み取り部が起動した後、前記静止・移動判定手段によって前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にはないとの判定が行われ、且つ前記無線タグ検知判定手段によって偽の判定が行われた際、前記無線タグ読み取り部を停止させることを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報機器。 - 前記静止・移動判定手段は、当該加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の静止判定閾値未満である場合に、前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあると判定する
ことを特徴とする請求項1又は6に記載の携帯型情報機器。 - 前記無線タグ読み取り部が起動した後、所定時間内に、該無線タグ読み取り部が外部の無線タグを検知したか否かを判定する無線タグ検知判定手段を更に有しており、
前記静止・移動判定手段は、前記携帯型情報機器が移動状態であるか否かを更に判定し、
前記読み取り部制御手段は、前記無線タグ読み取り部が起動した後、前記静止・移動判定手段によって前記携帯型情報機器が移動状態であるとの判定が行われ、且つ前記無線タグ検知判定手段によって偽の判定が行われた際、前記無線タグ読み取り部を停止させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型情報機器。 - 前記静止・移動判定手段は、当該加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の第1の閾値よりも大きい場合に、前記携帯型情報機器が移動状態であると判定し、当該加速度情報から取得される所定時間内での加速度の変動が所定の第2の閾値未満である場合に、前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあると判定する
ことを特徴とする請求項2又は8に記載の携帯型情報機器。 - 前記加速度センサは、前記携帯型情報機器に結び付けられた座標系におけるx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分情報を出力し、
前記所定時間内での加速度の変動は、当該所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分それぞれにおける最大値と最小値との差、当該所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分それぞれにおける分散、又は当該所定時間内でのx軸、y軸及びz軸方向の加速度成分から算出される加速度の大きさにおける分散である
ことを特徴とする請求項7又は9に記載の携帯型情報機器。 - 無線タグ部を備えた携帯型情報機器に搭載された無線タグ読み取り部制御プログラムであって、
前記携帯型情報機器は、外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、加速度を検出する加速度センサとを備えており、
前記無線タグ読み取り部制御プログラムは、
前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する静止・移動判定手段と、
前記無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する電磁場判定手段と、
前記静止・移動判定手段が真の判定を行い、且つ前記電磁場判定手段が偽の判定を行った際、前記無線タグ読み取り部を起動させる読み取り部制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする無線タグ読み取り部制御プログラム。 - 無線タグ部を備えた携帯型情報機器における無線タグ読み取り部制御方法であって、
前記携帯型情報機器は、外部の無線タグからの情報を読み取る無線タグ読み取り部と、加速度を検出する加速度センサとを備えており、
前記無線タグ読み取り部制御方法は、
前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯型情報機器が所定時間継続して静止状態にあるか否かを判定する第1のステップと、
前記無線タグ部を駆動させる外部の電磁波源によって形成され得る電磁場を受けたか否かを判定する第2のステップと、
第1のステップで真の判定が行われ、且つ第2のステップで偽の判定が行われた際、前記無線タグ読み取り部を起動させる第3のステップと
を有することを特徴とする無線タグ読み取り部制御方法。
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