JP5826128B2 - 屋内基地局およびその設置判定方法 - Google Patents

屋内基地局およびその設置判定方法 Download PDF

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Description

この発明は、建物内にあって、周辺の屋外基地局およびユーザ端末との間で無線通信を行う屋内基地局およびその設置判定方法に関し、特に屋内基地局の設置位置を最適化するための技術に関するものである。
近年、携帯電話の普及や市場拡大およびサービスの多様化が進んでおり、3GPP(3rd Generation Partnership Project)においても、高速大容量通信を実現する第4世代移動体通信技術に向けた発展型の無線アクセス技術の1つとして、LTE(Long−Term Evolution)およびLTE−Advancedの標準化が行われている。
また、その一方で、無線セルの小型化が進むことによって、設置される基地局数が増加することが予測されている。
無線基地局は、屋外の鉄塔や建物の屋上などに設置される屋外基地局と、主に建物内を通信エリアとする屋内基地局とに分類され、屋外基地局における無線セルの半径は、その設置環境に応じて、100m〜10km程度の範囲である。一方、フェムト基地局と呼ばれる一般家庭用の屋内基地局における無線セルの半径は、数10m以下である。
このように、屋外基地局と屋内基地局とでは無線セルの大きさが異なるので、一般的なセル構成としては、屋外基地局の無線セル内に屋内基地局が含まれることになる。
従来から、屋外基地局と屋内基地局とが同一周波数を用いる場合、基地局間における干渉低減を目的として、屋内基地局においては、屋外基地局からの受信信号の電力値を測定したときの実際の測定値の結果である実電力測定値に基づき屋内基地局の送信電力値を調整する方法が用いられている。
しかし、屋内基地局の送信電力値が過少に設定されると、屋内基地局の無線セル内においてサービスが受けられない可能性がある。
特に、屋内基地局が設置される環境(建物の壁や窓の場所との関係など)によっては、屋内基地局における屋外基地局からの受信信号の実電力測定値が、理想受信電力値(遮蔽物などの影響を受けずに受信した場合の電力測定値)よりも小さく認識される可能性があり、この結果、屋内基地局の無線セル半径が極端に小さく構成されるという問題が発生する。
そこで、従来から、上記問題を解決するための屋内基地局が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1においては、同じ無線アクセス方式の他の基地局の設置状況および電波伝搬状況を取得するために、自局の立ち上げ時に、周辺基地局の使用搬送波周波数情報および報知情報の取得と、信号レベルの測定とを行い、干渉を最小化する搬送波周波数を選択するとともに、送信電力値を自動的に設定している。
特開2008―270915号公報
従来の屋内基地局によれば、送信電力値の決定基準は、自局が測定した他の基地局からの受信信号の実電力測定値となるので、実電力測定値と理想受信電力値との電力差が送信電力値の決定に影響し、屋内の遮蔽物の影響による複雑な伝播環境に起因して、実電力測定値と理想受信電力値との電力差が、屋内基地局が設置される場所によって大きく異なるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、屋内基地局において、自局の設置位置が、窓や壁などの屋内特有の遮蔽物などの影響によって、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値と理想受信電力値との間に許容量以上の電力差が生じる不適正点であることを認識して、屋内基地局の設置位置を適正点に修正する手段を提供することにより、実電力測定値が屋内基地局の送信電力値の決定に与える場所依存の影響を回避した屋内基地局およびその設置判定方法を得ることを目的とする。
この発明に係る屋内基地局は、周辺基地局および自局の通信エリア内のユーザ端末との間で通信可能な屋内基地局であって、自局の設置位置を評価するための所定の判定閾値が格納されたデータベースと、周辺基地局およびユーザ端末との間で通信を行う通信手段と、通信手段の通信結果に基づき自局の設置位置を評価する周辺セル測定機能部と、を備え、周辺セル測定機能部は、自局における周辺基地局からの受信電力値を測定した実電力測定値を判定閾値と比較することにより、自局の設置位置が、実電力測定値と理想受信電力値との間に許容量以上の電力差が発生する不適正点であるか否かを判定し、通信手段は、周辺セル測定機能部が不適正点であると判定した場合に、ユーザ端末に対して自局の設置位置を変更するように通知するものである。
この発明によれば、屋内基地局において、自局の設置位置が不適正点であることを認識して、屋内基地局の設置位置を適正点に修正する手段を提供することにより、実電力測定値が屋内基地局の送信電力値の決定に与える場所依存の影響を回避することができる。
この発明の実施の形態1に係る屋内基地局を含む移動体通信システム(無線通信システム)を示す全体構成図である。 この発明の実施の形態1に係る屋内基地局の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る屋内基地局が有するデータベース内のデータ構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る屋内基地局の設置判定方法(屋内基地局の処理手順)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る屋内基地局の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る屋内基地局が有するデータベース内のデータ構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る屋内基地局の設置判定方法(屋内基地局の処理手順)を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1が適用される移動体通信システム(複数の基地局を含む無線通信システム)の構成例を示す説明図である。
図1において、建物内に位置するユーザ端末1は、屋内基地局2または屋外基地局3と通信可能である。
図2はこの発明の実施の形態1に係る屋内基地局2の構成を示すブロック図であり、図3は屋内基地局2が有するデータベース10内のデータ構成を示す説明図である。
図2において、屋内基地局2は、自局の設置位置を評価するための判定閾値を保持するデータベース10と、データベース10に接続された周辺セル測定機能部23と、ユーザ端末1との間で無線通信を行う通信手段20と、を備えている。
通信手段20は、SMS(Short Message Service)制御機能部21と、パケット呼制御機能部22と、を備えている。
通信手段20において、SMS制御機能部21は、ユーザ端末1に対してメッセージ通信を行う機能を有し、パケット呼制御機能部22は、ユーザ端末1に対してメッセージ通信を行う機能を実行するために必要な処理を行う。
SMS制御機能部21およびパケット呼制御機能部22からなる通信手段20は、通信方式としてSMSを使用し、周辺基地局からの信号を受信するとともに、ユーザ端末1に対してメッセージ通信を行う。
周辺セル測定機能部23は、周辺基地局(屋外基地局3または他の屋内基地局2)からの受信信号の電力値を測定し、この測定値である実電力測定値とデータベース10に保持している判定閾値とを比較し、「実電力測定値<判定閾値」の関係にあるか否かにより、屋内基地局2の設置位置が、実電力測定値と理想受信電力値(周辺基地局からの受信信号が屋内の遮蔽物などの影響を受けない場合の電力測定値)との間に許容量以上の電力差が発生する不適正点であるか否かを判定する。
なお、周辺基地局は、代表的には図1内の屋外基地局3であるが、自局以外の他の基地局であり、複数存在してもよい。
図3において、データベース10には、判定閾値(たとえば、−90[dBm])と、周辺基地局からの受信電力値(実電力測定値)と、が格納されている。
次に、図1〜図3とともに、図4を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図4はこの発明の実施の形態1に係る屋内基地局2の設置判定方法を示すフローチャートであり、屋内基地局2の処理手順を示している。
図4において、まず、屋内基地局2は、起動後に、パケット呼制御機能部22を実行する(ステップS1)。
これにより、屋内基地局2は、コアネットワークから、1つのユーザ端末として識別され、ユーザ端末1に対するメッセージの送信が可能となる。なお、屋内基地局2からメッセージを送信可能なユーザ端末1は、複数存在してもよい。
パケット呼制御機能部22における処理は、たとえば、コアネットワークに対する位置登録およびパケット呼の確立であり、屋内基地局2は、自局に内蔵されたUSIM情報を利用してパケット呼接続を行い、SIP(Session Initiation Protocol)を使用したIMS Registrationを介して、SMS Registrationを行う。
次に、屋内基地局2は、屋内基地局2を設置したユーザが有するユーザ端末1に対し、GUI(Graphical User Interface)を通じて、設置場所近傍において、ユーザ端末1の電源をONとするように通知する(ステップS2)。
このときの通知は、たとえばSMSを利用する。
続いて、屋内基地局2は、周辺基地局からの受信信号の電力測定を開始し、実電力測定値をデータベース10内の項目「周辺基地局からの受信電力値」に格納する(ステップS3)。
また、屋内基地局2は、周辺セル測定機能部23により、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値が、データベース10内の項目「判定閾値」よりも小さいか否かを判定する(ステップS4)。
このとき、周辺基地局が複数存在する場合は、複数の実電力測定値のうちの最大値となる周辺基地局の実電力測定値を比較に用いる。
なお、データベース10内の項目「判定閾値」は、あらかじめ設定された値(固定値)であってもよく、設置位置に応じて可変設定されてもよい。
ステップS4において、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値(または、複数の実電力測定値のうちの最大値)≧判定閾値(すなわち、NO)と判定されれば、屋内基地局2の設置位置は、不適正点ではなく適正点であると判定し(ステップS5)、図4の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS4において、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値<判定閾値(すなわち、YES)と判定されれば、屋内基地局2の設置位置は不適正点であると判定する(ステップS5)。
この場合、屋内基地局2は、SMS制御機能部21を実行して、ユーザ端末1に対し、屋内基地局2の設置位置を変更するように通知し(ステップS6)、設置位置の変更後に、ステップS3に戻り、ステップS4において、実電力測定値≧判定閾値(すなわち、NO)と判定されるまで、上記ステップS3〜S6を繰り返し実行する。
なお、あらかじめ設定された所定回数だけステップS3〜S6の処理を繰り返しても、実電力測定値≧判定閾値(すなわち、YES)と判定されない場合には、適正化が不可能な状況にあるものと見なして、図4の処理ルーチンを終了してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1〜図4)に係る屋内基地局2は、周辺基地局および自局の通信エリア内のユーザ端末1との間で通信可能な屋内基地局2であって、自局の設置位置を評価するための所定の判定閾値が格納されたデータベース10と、ユーザ端末1との間で通信を行う通信手段20と、通信手段20の通信結果に基づき自局の設置位置を評価する周辺セル測定機能部23と、を備えている。
周辺セル測定機能部23は、自局における周辺基地局からの受信電力値を測定した実電力測定値を判定閾値と比較することにより、自局の設置位置が不適正点であるか否かを判定し、通信手段20は、周辺セル測定機能部23が不適正点であると判定した場合に、ユーザ端末1に対して自局の設置位置を変更するように通知する。
具体的には、周辺セル測定機能部23は、実電力測定値が判定閾値よりも小さい場合に、自局の設置位置が不適正点であると判定する(ステップS5)。
また、この発明の実施の形態1(図4)に係る屋内基地局2の設置判定方法は、自局の起動後に、ユーザ端末1に対し、自局の設置場所の近傍で電源をONするように通知するステップ(ステップS2)と、自局における周辺基地局からの受信信号の実電力測定値を所定の判定閾値と比較する比較ステップ(ステップS4)と、実電力測定値が判定閾値よりも小さい場合に、自局の設置位置が不適正点であると判定し(ステップS5)、ユーザ端末に対して、自局の設置位置を変更するように通知するステップ(ステップS6)と、を備えている。
上記機能部および処理ステップを備えることにより、屋内基地局2は、自局の設置位置が不適正点であるか否かを認識することができる。
また、不適正点であると認識した場合には、屋内基地局2の設置位置を修正変更し、理想受信電力値に近い実電力測定値が得られる位置に屋内基地局2を設置することにより、実電力測定値が屋内基地局2の送信電力値の決定に与える場所依存の影響を回避することができる。
したがって、適正点に屋内基地局2を設置することが可能となり、適正位置の屋内基地局2で測定された周辺基地局からの受信電力値に基づき自局の送信電力値を決定することにより、適切なカバレッジを形成することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図2〜図4)では、自局における実電力測定値に基づく判定処理(ステップS4)のみを実行したが、図7のように、検証処理(ステップS10)として、ユーザ端末1における実電力測定値情報を用いた追加の判定処理(ステップS13)を実行してもよい。
以下、図1とともに、図5〜図7を参照しながら、この発明の実施の形態2について説明する。
この発明の実施の形態2が適用される移動体通信システム(複数の基地局を含む無線通信システム)の全体構成は、図1に示した通りである。
図5はこの発明の実施の形態2に係る屋内基地局2Aの機能構成を示すブロック図であり、図6は屋内基地局2Aが有するデータベース10A内のデータ構成を示す説明図である。
また、図7はこの発明の実施の形態2に係る屋内基地局2Aの設置判定方法を示すフローチャートであり、屋内基地局2Aの処理手順を示している。
図5〜図7において、前述と同様のものについては、前述と同一符号、または符号の後に「A」が付されている。
図5において、屋内基地局2Aは、データベース10Aと、SMS制御機能部21Aおよびパケット呼制御機能部22Aからなる通信手段20Aと、周辺セル測定機能部23Aと、を備えている。
通信手段20Aにおいて、SMS制御機能部21Aは、周辺基地局からの信号を受信するとともに、ユーザ端末1との間でメッセージ通信を行うために必要な処理を行い、パケット呼制御機能部22Aは、ユーザ端末1との間でメッセージ通信を行う機能を実行するために必要な処理を行う。
また、周辺セル測定機能部23Aは、周辺基地局(たとえば、屋外基地局3)からの受信信号の電力値を測定し、この測定値である実電力測定値とデータベース10Aに格納された1次判定閾値とを比較するとともに、ユーザ端末1における実電力測定値情報と自局の実電力測定値との電力差ΔPと、2次判定閾値とを比較し、屋内基地局2Aの設置位置が不適正点であるか否かを判定する。
図6において、データベース10Aは、周辺環境電力測定値と、所定の測定時間と、自局の設置位置を評価するための1次判定閾値(たとえば、−90[dBm])および2次判定閾値(たとえば、30[dBm])と、周辺基地局からの受信電力値(実電力測定値)と、ユーザ端末1における周辺基地局からの受信信号の受信電力値(実電力測定値情報)と、を格納する。
なお、1次判定閾値は、あらかじめ設定された固定値であっても、設置位置に応じて任意に可変設定されてもよい。
同様に、2次判定閾値は、あらかじめ設定された固定値であっても、設置位置に応じて任意に可変設定されてもよい。
データベース10A内の項目「周辺環境電力測定値」は、自局の設置位置周辺に存在するユーザ端末1のみから情報を収集するために必要な、自局の送信電力の設定値(たとえば、−50[dBm])であり、屋内基地局2Aが自局の設置位置から所定の距離内に存在するユーザ端末1のみと通信可能となるように設定される。
データベース10Aの項目「測定時間」は、ユーザ端末1における周辺基地局からの受信信号の実電力測定値情報を平滑化するために必要な時間長(たとえば、60[sec])であり、屋内基地局2Aの設置位置周辺に存在し、一定時間以上継続して屋内基地局2Aと通信し、かつ周辺基地局からの受信信号の電力値を測定したユーザ端末1を判別するために設定される。
ユーザ端末1における周辺基地局の受信電力値(実電力測定値情報)は、自局の設置位置周辺に存在するユーザ端末1のうち、データベース10A内の項目「測定時間」の長さ以上継続して自局と通信し、かつ周辺基地局からの受信電力値を測定したユーザ端末1における実電力測定値情報である。
なお、周辺基地局からの受信信号の電力値を測定するユーザ端末1は、複数存在してもよい。
なお、「周辺環境電力測定値」は、あらかじめ設定された固定値であっても、設置位置に応じて可変設定されてもよい。また、屋内基地局2Aと通信可能なユーザ端末1は、複数存在してもよい。
屋内基地局2Aの設置位置周辺に存在し、上記測定時間以上継続して屋内基地局2Aと通信し、かつ周辺基地局からの受信電力値を測定したユーザ端末1からの実電力測定値情報(ユーザ端末1における実電力測定値)を収集することにより、実電力測定値情報を平滑化することが可能となる。
なお、複数のユーザ端末1が存在する場合には、得られた複数の実電力測定値情報を用いて、実電力測定値情報を平均化した値を用いても、いずれかひとつの実電力測定値情報のみを用いてもよい。
この場合、屋内基地局2Aは、自局の設置位置が不適正点であるか否かを判定するために、データベース10A内の項目「周辺基地局の受信電力値」(実電力測定値)に加えて、自局の設置位置周辺に存在するユーザ端末1における周辺基地局からの「受信電力値情報」(実電力測定値情報)をも用いる。
次に、図7を参照しながら、この発明の実施の形態2における屋内基地局2Aによる処理手順について説明する。
図7において、ステップS1A、S2、S3A、S4A、S6A、S7Aは、前述(図4参照)のステップS1〜S4、S6、S7と同様の処理である。なお、前述のステップS5は、図7内のステップS6Aの前に挿入されるが、ここでは省略する。
図7において、まず、屋内基地局2Aは、起動後に、パケット呼制御機能部22Aを実行する(ステップS1A)。これにより、屋内基地局2Aは、コアネットワークから、1つのユーザ端末として識別され、ユーザ端末1へのメッセージ送信が可能となる。
屋内基地局2Aからメッセージを送信可能なユーザ端末1は複数存在してもよい。
パケット呼制御機能部22Aにおける処理は、前述と同様に、コアネットワークに対する位置登録およびパケット呼の確立であり、屋内基地局2Aは、内蔵するUSIM情報を利用してパケット呼接続を行い、SIPを使用したIMS Registrationを介して、SMS Registrationを行う。
また、屋内基地局2Aは、屋内基地局2Aを設置したユーザが有するユーザ端末1に対し、設置場所近傍においてユーザ端末1の電源をONとするように通知するとともに(ステップS2)、周辺基地局からの受信信号の電力測定を開始して、実電力測定値をデータベース10A内の項目「周辺基地局からの受信電力値」に格納する(ステップS3A)。
続いて、屋内基地局2Aは、周辺セル測定機能部23Aにより、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値が、データベース10A内の項目「1次判定閾値」よりも小さいか否かを判定し(ステップS4A)、実電力測定値≧1次判定閾値(すなわち、NO)と判定されれば、不適正点ではなく適正点であると判定し(ステップS7A)、図7の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS4Aにおいて、実電力測定値<1次判定閾値(すなわち、YES)と判定されれば、検証処理(ステップS10)を実行する。
検証処理(ステップS10)において、まず、屋内基地局2Aは、自局の設置場所周辺に存在するユーザ端末1のみと通信可能となるように、データベース10A内の項目「周辺環境電力測定値」に自局の送信電力値を設定し、通信を開始する(ステップS11)。
続いて、屋内基地局2Aは、データベース10A内の項目「測定時間」の長さ以上継続して自局と通信したユーザ端末1であって、かつ周辺基地局からの受信信号の電力値を測定したユーザ端末1から、ユーザ端末1における周辺基地局(たとえば、屋外基地局3)からの受信信号の実電力測定値情報を収集し、データベース10A内の項目「ユーザ端末1における周辺基地局の受信電力値」に格納する(ステップS12)。
次に、屋内基地局2Aは、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値(または、複数の実電力測定値のうち最大値)と、実電力測定値を与える周辺基地局からの受信電力値を測定し、かつ屋内基地局2Aとの間で所定の測定時間以上通信を継続したユーザ端末1における周辺基地局からの受信信号の実電力測定値情報と、の電力差ΔPが、データベース10A内の項目「2次判定閾値」よりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、電力差ΔP≦2次判定閾値(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS7Aに進み、屋内基地局2Aは、自局の設置位置が適正点であると判定し、図7の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS13において、電力差ΔP>2次判定閾値(すなわち、YES)と判定されれば、屋内基地局2Aは、自局の設置位置が不適正点であると判定し、SMS制御機能部21Aを実行することにより、ユーザ端末1に対して、屋内基地局2Aの設置位置を変更するように通知し(ステップS6A)、設置位置の変更後にステップS3Aに戻る。
以下、ステップS4Aにおいて、実電力測定値≧1次判定閾値(すなわち、NO)と判定されるか、または、ステップS13において、電力差ΔP≦2次判定閾値(すなわち、NO)と判定されて、自局の設置位置が適正点であると判定される(ステップS7A)まで、上記ステップS3A〜S6Aを繰り返し実行する。
自局の設置位置が適正点であると判定された場合(ステップS7A)、図7の処理ルーチンを終了する。
なお、あらかじめ設定された所定回数だけ上記処理を繰り返しても、ステップS7Aに移行しない場合(適正点であると判定されない場合)には、図7の処理ルーチンを強制的に終了してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態2(図1、図5〜図7)によれば、実電力測定値が1次判定閾値よりも小さい場合であっても直ちに不適正点と判定せずに、さらに検証処理(ステップS10)を実行し、電力差ΔPが2次判定閾値よりも大きい場合に、自局の設置位置が不適正点であると判定し、ユーザ端末1に対して、自局の設置位置を変更するように通知する(ステップS6A)。
上記機能部および処理ステップを備えることにより、屋内基地局2Aは、自局の設置位置が不適正点であるか否かを認識することができる。
また、不適正点であると認識した場合には、屋内基地局2Aの設置位置を修正変更し、理想受信電力値に近い実電力測定値が得られる位置に屋内基地局2Aを設置することにより、実電力測定値が屋内基地局2Aの送信電力値の決定に与える場所依存の影響を回避することができる。
また、屋内基地局2Aは、設置判定時に、自局の実電力測定値のみならず、自局の設置位置周辺に存在するユーザ端末1における、周辺基地局からの受信信号の実電力測定値情報を用いているので、正確な判定結果に基づき、理想受信電力値に近い実電力測定値が得られる位置に屋内基地局2Aを設置することが可能となる。
また、適正点に屋内基地局2Aを設置することにより、適正点に設置された屋内基地局2Aで測定された周辺基地局からの受信電力値に基づき、自局の送信電力値を決定することにより、適切なカバレッジを形成することができる。
1 ユーザ端末、2、2A 屋内基地局、3 屋外基地局、10、10A データベース、20、20A 通信手段、21、21A SMS制御機能部、22、22A パケット呼制御機能部、23、23A 周辺セル測定機能部、S4、S4A 比較ステップ、S10 検証処理、S13 検証ステップ、ΔP 電力差。

Claims (8)

  1. 周辺基地局および自局の通信エリア内のユーザ端末との間で通信可能な屋内基地局であって、
    自局の設置位置を評価するための所定の判定閾値が格納されたデータベースと、
    前記周辺基地局および前記ユーザ端末との間で通信を行う通信手段と、
    前記通信手段の通信結果に基づき自局の設置位置を評価する周辺セル測定機能部と、を備え、
    前記周辺セル測定機能部は、自局における前記周辺基地局からの受信電力値を測定したときの実際の測定値の結果である実電力測定値を前記判定閾値と比較することにより、自局の設置位置が、実電力測定値と遮蔽物などの影響を受けずに受信した場合の電力測定値である理想受信電力値との間に許容量以上の電力差が発生する不適正点であるか否かを判定し、
    前記通信手段は、前記周辺セル測定機能部が前記不適正点であると判定した場合に、前記ユーザ端末に対して自局の設置位置を変更するように通知することを特徴とする屋内基地局。
  2. 前記周辺セル測定機能部は、
    前記実電力測定値が前記判定閾値よりも小さい場合に、自局の設置位置が不適正点であると判定することを特徴とする請求項1に記載の屋内基地局。
  3. 前記データベースは、前記判定閾値として1次判定閾値および2次判定閾値を格納しており、
    前記通信手段は、自局の設置位置周辺に存在するユーザ端末における前記周辺基地局からの受信信号の電力である実電力測定値情報を受信し、
    前記周辺セル測定機能部は、
    前記実電力測定値を前記データベースに格納するとともに、前記実電力測定値情報を収集して前記データベースに格納し、
    前記実電力測定値と前記1次判定閾値との比較結果と、前記実電力測定値情報と前記2次判定閾値との比較結果とにより、自局の設置位置が不適正点であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の屋内基地局。
  4. 前記周辺セル測定機能部は、
    前記実電力測定値が前記1次判定閾値よりも小さく、かつ前記実電力測定値と前記実電力測定値情報との電力差が前記2次判定閾値よりも大きい場合に、自局の設置位置が不適正点であると判定することを特徴とする請求項3に記載の屋内基地局。
  5. 前記通信手段は、通信方式としてSMSを使用することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の屋内基地局。
  6. 周辺基地局および自局の通信エリア内のユーザ端末との間で通信可能な屋内基地局の設置判定方法であって、
    自局の起動後に、前記ユーザ端末に対し、自局の設置場所の近傍で電源をONするように通知するステップと、
    自局における前記周辺基地局からの受信信号の実電力測定値を所定の判定閾値と比較する比較ステップと、
    前記実電力測定値が前記判定閾値よりも小さい場合に、自局の設置位置が、実電力測定値と理想受信電力値との間に許容量以上の電力差が発生する不適正点であると判定し、前記ユーザ端末に対して、自局の設置位置を変更するように通知するステップと、
    を備えたことを特徴とする屋内基地局の設置判定方法。
  7. 前記判定閾値は、1次判定閾値および2次判定閾値を含み、
    前記比較ステップは、前記実電力測定値を前記1次判定閾値と比較し、
    前記比較ステップにより前記実電力測定値が前記1次判定閾値よりも小さいと判定された場合に実行される検証処理を備え、
    前記検証処理は、
    自局の設置場所近傍のユーザ端末との間で、所定の周辺環境電力測定値を用いて通信するステップと、
    所定の測定時間以上通信を継続したユーザ端末における、前記周辺基地局からの受信信号の電力である実電力測定値情報を前記ユーザ端末から収集するステップと、
    前記実電力測定値と前記実電力測定値情報との電力差を前記2次判定閾値と比較する検証ステップと、を含み、
    前記電力差が前記2次判定閾値よりも大きい場合には、自局の設置位置が不適正点であると判定し、前記ユーザ端末に対して、自局の設置位置を変更するように通知することを特徴とする請求項6に記載の屋内基地局の設置判定方法。
  8. 前記ユーザ端末との間の通信において、SMSを使用することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の屋内基地局の設置判定方法。
JP2012161329A 2012-07-20 2012-07-20 屋内基地局およびその設置判定方法 Active JP5826128B2 (ja)

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