JP5825700B2 - ライザストリングのハイブリッド張力付与 - Google Patents

ライザストリングのハイブリッド張力付与 Download PDF

Info

Publication number
JP5825700B2
JP5825700B2 JP2014549153A JP2014549153A JP5825700B2 JP 5825700 B2 JP5825700 B2 JP 5825700B2 JP 2014549153 A JP2014549153 A JP 2014549153A JP 2014549153 A JP2014549153 A JP 2014549153A JP 5825700 B2 JP5825700 B2 JP 5825700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tensioner
electrical
energy
tension
riser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014549153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015503688A (ja
JP2015503688A5 (ja
Inventor
イン ウー,
イン ウー,
エドワード ピーター ケネス ブルゴー,
エドワード ピーター ケネス ブルゴー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Transocean Sedco Forex Ventures Ltd
Original Assignee
Transocean Sedco Forex Ventures Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Transocean Sedco Forex Ventures Ltd filed Critical Transocean Sedco Forex Ventures Ltd
Publication of JP2015503688A publication Critical patent/JP2015503688A/ja
Publication of JP2015503688A5 publication Critical patent/JP2015503688A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5825700B2 publication Critical patent/JP5825700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B19/00Handling rods, casings, tubes or the like outside the borehole, e.g. in the derrick; Apparatus for feeding the rods or cables
    • E21B19/002Handling rods, casings, tubes or the like outside the borehole, e.g. in the derrick; Apparatus for feeding the rods or cables specially adapted for underwater drilling
    • E21B19/004Handling rods, casings, tubes or the like outside the borehole, e.g. in the derrick; Apparatus for feeding the rods or cables specially adapted for underwater drilling supporting a riser from a drilling or production platform
    • E21B19/006Handling rods, casings, tubes or the like outside the borehole, e.g. in the derrick; Apparatus for feeding the rods or cables specially adapted for underwater drilling supporting a riser from a drilling or production platform including heave compensators
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B17/00Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
    • E21B17/01Risers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

関連出願への相互参照
この出願は、2011年12月22日に出願された「Enhanced Riser Control System」と題されるWuらの米国仮出願第61/579,353号の利益と、2012年11月12日に出願された「Riser Hybrid Tensioning System」と題されるWuらの米国仮出願第61/725,411号の利益とを主張し、それら両方は、参照によって本明細書により援用される。
本開示は、ライザ制御システムに関する。より具体的には、本開示は、電気テンショナを有する、ライザ張力調整制御システムに関する。
安全性および性能は、掘削ライザにおける重要な考慮点である。過去数十年にわたって、より深海かつより過酷な環境において資源を開発する傾向に伴って、掘削ライザの安全性および性能の保証は、困難なタスクとなっている。
ライザ張力調整システムは、剛性ライザストリングによって継合される、浮遊式掘削リグと海底との間の相対運動を補償することを目的とする。従来のシステムでは、最も広く使用されているライザ張力調整システムは、液気圧シリンダ、空気/油アキュムレータ、および空気圧容器から成る、液気圧ライザ張力調整システムである。しかしながら、液気圧張力調整システムには、欠点がある。
第1に、液気圧張力調整システムの応答時間は、ある状況では、遅過ぎる。空気圧システムの比較的に遅い動作は、コマンドが発行されてから、張力システムによって力が印加されるまでの時間である、制御応答時間が長くなる。緊急ライザ分断の際等、ある状況では、張力変更応答は、遅過ぎ得る。ゆっくりかつ大きな過引張力は、遊離したライザパイプを外向きに加速し、それらを飛び出させ、その結果、掘削リグ床およびライザパイプを損傷させ得る。
第2に、縦方向過引張力が増加すると、破壊的渦励振(VIV)を抑制するために使用される、液気圧張力調整システムにおける従来の方法は、支持機器上に応力を生じさせ、張力調整システム上の摩耗および摩滅を増加させ、ライザパイプ疲労を増加させる。さらに、縦方向過引張力の増加は、掘削リグが高波状態を被っている間、一対の液気圧テンショナが保守を受けている状況では、安全上の懸念を提起する。
第3に、液気圧張力調整システムは、有意量の保守を要求し、液圧流体漏出の危険がある、比較的に複雑およびコストがかかるシステムである。液気圧張力調整システムは、渦励振(VIV)または船のロールおよびピッチによって生じる不均衡かつ非線形負荷等の要因のため屈曲に曝される、液気圧シリンダロッドおよびシールを含む。これらの要因は、高故障リスクを生じさせ得、液圧流体漏出および環境汚染のリスクを回避するために、高保守コストを要求し得る。さらに、複雑な液気圧システムは、掘削リグ上の有用床面積を消費する、有意な体積の空気アキュムレータおよびリザーバを含む。
電気テンショナを有する、高度ライザ張力調整システムは、液気圧テンショナのみを有する従来のライザ張力調整システムに勝る、付加的安定性および性能を提供し得る。本システムは、深海ライザシステムの全体的安全性および確実性を向上させ得る。電気テンショナは、液気圧テンショナより高速の応答時間を有する。より高速の応答時間によって、電気テンショナは、可変張力を印加し、より正確な上下揺れ補償制御、より安全な反跳防止制御、およびライザストリング上の渦励振(VIV)による疲労損傷の低減を提供し得る。本ライザハイブリッド張力調整システムはまた、(1)新しいライザ位置制御動作モード、(2)船モーションスタビライザの新しい機能性、および(3)二重掘削ステーション間でライザストリングを移動させる新しい機能性等、ライザ動作プロセスを簡略化するための新しい機能性をもたらす。
好ましい実施形態において、本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
直流(DC)配電バスと、
掘削ライザと、
前記掘削ライザに連結された複数のワイヤと、
前記複数のワイヤのうちの第1のワイヤおよび第2のワイヤを介して前記掘削ライザに連結された第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナであって、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナは、前記配電バスに連結される、第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナと、
コントローラであって、
張力を前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナに分配し、
前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、前記第1のワイヤおよび第2のワイヤの張力を調節する
ように構成される、コントローラと
を備える、装置。
(項目2)
前記複数のワイヤのうちの第3のワイヤを介して前記掘削ライザに連結された液気圧テンショナ
をさらに備え、
前記コントローラは、
前記液気圧テンショナおよび電気テンショナによって送達される張力を測定し、
前記液気圧テンショナおよび電気テンショナの測定された張力に部分的に基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナのための張力を決定する
ようにさらに構成される、
項目1に記載の装置。
(項目3)
前記コントローラは、
掘削船の上下揺れ相対位置と、
掘削船の速度および加速と、
張力測定値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナのための張力をさらに決定する、項目2に記載の装置。
(項目4)
前記DC配電バスに連結されたエネルギー貯蔵システムと、
前記DC配電バスに連結された電力散逸器と
をさらに備える、項目1に記載の装置。
(項目5)
前記エネルギー貯蔵システムは、
エネルギー貯蔵デバイスと、
前記エネルギー貯蔵デバイスおよび前記DC配電バスに連結された双方向電力コンバータと
を備える、項目4に記載の装置。
(項目6)
前記電力散逸器および前記DC配電バスに連結された一方向性電力コンバータをさらに備える、項目4に記載の装置。
(項目7)
前記コントローラは、能動的上下揺れ補償モードにおいて、前記複数のワイヤの長さを調節することにより船の上下揺れ運動を補償することによって、ロアーマリンライザパッケージと噴出防止装置との間の距離を制御するようにさらに構成される、項目1に記載の装置。
(項目8)
前記コントローラは、渦励振(VIV)抑制モードにおいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御し、動的張力を印加することにより、前記複数のワイヤのうちのワイヤにおける共振状態を低減させるようにさらに構成される、項目1に記載の装置。
(項目9)
前記コントローラは、反跳防止モードにおいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、前記掘削ライザにかかる上方引張力を動的に制御するようにさらに構成される、項目1に記載の装置。
(項目10)
前記コントローラは、第1の坑井中心から第2の異なる坑井中心への前記船の移動中、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、水中の船の位置を制御し、前記掘削ライザにおける質量バネ効果を排除するようにさらに構成される、項目1に記載の装置。
(項目11)
前記コントローラは、前記第1のワイヤおよび第2のワイヤの長さを調節することにより、二重活動掘削船のための異なる掘削ステーション上に前記掘削ライザを再位置付けするようにさらに構成される、項目1に記載の装置。
(項目12)
前記電気テンショナに連結され、かつ前記コントローラに連結された位置センサと、
前記電気テンショナに連結され、かつ前記コントローラに連結されたモーション参照ユニット(MRU)であって、前記コントローラは、前記位置センサおよび前記モーション参照ユニットから受信したデータに部分的に基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御するように構成され、前記コントローラは、
内側フィードバックループを実行する第1の比例・積分・微分(PID)コントローラと、
外側フィードバックループを実行する、第2の比例・積分・微分(PID)コントローラと、
を備える、モーション参照ユニットと、
をさらに備える、項目1に記載の装置。
(項目13)
テンショナによって送達される張力を測定するステップと、
前記測定された張力に部分的に基づいて、複数の電気テンショナのための張力を決定するステップと、
前記決定された張力を前記複数の電気テンショナに分配するステップと、
前記決定された張力に部分的に基づいて、前記複数の電気テンショナを制御するステップと
を含む、方法。
(項目14)
テンショナによって送達される張力を測定するステップは、液気圧テンショナによって送達される張力を測定するステップを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記複数の電気テンショナを制御するステップは、能動的上下揺れ補償モードにおいて、船の上下揺れ運動を補償するステップを含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
前記複数の電気テンショナを制御するステップは、渦励振(VIV)抑制モードにおいて、ワイヤにおける共振状態を低減させるステップを含む、項目13に記載の方法。
(項目17)
前記複数の電気テンショナを制御するステップは、反跳防止モードにおいて、前記掘削ライザにかかる上方引張力を動的に制御するステップを含む、項目13に記載の方法。
(項目18)
エネルギーをエネルギー貯蔵デバイスから前記複数の電気テンショナうちのある電気テンショナに転移するステップと、
前記複数の電気テンショナうちのある電気テンショナからのエネルギーをエネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵するステップと、
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目19)
エネルギーをエネルギー貯蔵デバイスから転移するステップは、
前記電気テンショナに連結されたワイヤを巻き込むステップと、
エネルギーを前記エネルギー貯蔵デバイスから共通DC配電バス上に転移するステップと、
前記共通DC配電バス上のDCエネルギーからのエネルギーをACエネルギーに転換するステップと、
電気エネルギーをポテンシャルエネルギーに変換するステップと
を含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記複数の電気テンショナうちのある電気テンショナからのエネルギーを貯蔵するステップは、
前記電気テンショナに連結されたワイヤを巻き出すステップと、
ポテンシャルエネルギーを交流電気エネルギーに変換するステップと、
交流エネルギーを直流エネルギーに転換するステップと、
直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵するステップと
を含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
船が上昇している場合、前記複数の電気テンショナからより大きな張力を印加するステップと、
前記船が降下している場合、前記複数の電気テンショナからより小さな張力を印加するステップと
によって、波エネルギーを調達するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目22)
充電状態、電力、電圧、および電流のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エネルギー貯蔵デバイスにおけるエネルギーを管理するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目23)
複数の電気テンショナのための張力を決定するステップは、
液気圧テンショナによって送達される張力と、
システム全体の要求される総張力と、
前記システムにおける液気圧テンショナの総数と、
前記システムにおける電気テンショナの総数と
のうちの少なくとも1つにさらに基づく、項目13に記載の方法。
一実施形態によると、装置は、複数のワイヤのうちの第1のワイヤおよび第2のワイヤを介して、掘削ライザに機械的に連結され、かつ直流(DC)配電バスに電気的に連結された第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを含む。本装置はまた、エネルギー貯蔵システムおよび電力散逸器(power dissipater)を含んでもよく、両方とも、また、DC配電バスに連結された。本装置はさらに、複数のワイヤのうちの第3のワイヤを介して、掘削ライザに機械的に連結された液気圧テンショナを含んでもよい。さらに、本装置は、電気および液気圧テンショナの両方によって送達される張力およびスピードを測定するように構成される、コントローラを含んでもよい。コントローラはまた、部分的に、ライザ負荷および液気圧テンショナの測定された張力に基づいて、第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナのための張力を決定するように構成されてもよい。コントローラは、張力を第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナに分配し、第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御し、第1のワイヤおよび第2のワイヤの長さを調節するように構成されてもよい。
装置内の電気テンショナは、モータまたは発電機およびエネルギーインバータとして作用するように構成される、モータを含んでもよい。エネルギーインバータは、モータに、また、DC配電バスにも連結されてもよい。電気テンショナはさらに、モータに連結されたギヤボックスを含んでもよく、ウインチを含む。ウインチは、ギヤボックスに連結されてもよく、掘削ライザワイヤを介して、掘削ライザに連結されてもよい。電気テンショナ内のエネルギーインバータは、ACエネルギーをDCエネルギーまたはDCエネルギーをACエネルギーに転換してもよい。コントローラはさらに、複数のエネルギーインバータ内のトルクおよび電力潮流を調整するように構成されてもよい。
エネルギー管理は、エネルギー貯蔵システムの使用を通して、船上で改善されてもよい。例えば、エネルギーは、電気テンショナが、船の半波動において、エネルギーを再生するための発電機として動作するとき、貯蔵システム内に貯蔵されてもよく、その逆も然りである。
ライザ張力調整システムの張力を制御するための方法は、テンショナによって送達される張力を測定するステップを含む。本方法はまた、部分的に、測定された張力に基づいて、複数の電気テンショナのための張力を決定するステップを含んでもよい。本方法はさらに、決定された張力を複数の電気テンショナに分配するステップを含んでもよい。本方法はまた、部分的に、決定された張力に基づいて、複数の電気テンショナを制御するステップを含んでもよい。決定された張力を複数の電気テンショナに分配するステップを含む、ライザ張力調整システムの張力を制御するための方法は、掘削船内のライザを安定させる際に有用であり得る。
ある実施形態では、測定される、送達された張力は、液気圧テンショナまたは電気テンショナの張力であってもよい。そのような実施形態では、張力調整システムは、電気張力調整システムと液気圧テンショナを統合する、ライザ張力調整システムである、ライザハイブリッド張力調整システムであってもよい。
前述は、以下の本開示の発明を実施するための形態が、より理解され得るように、本開示の特徴および技術的利点をむしろ広義に概略している。本開示の付加的特徴および利点は、本開示の請求項の主題を形成する、本明細書に後述される。開示される概念および具体的実施形態は、本開示の同一の目的を実施するための他の構造の修正または設計のための基礎として、容易に利用され得ることは、当業者によって理解されるはずである。また、そのような同等構造が、添付の請求項に記載の本開示の精神および範囲から逸脱しないことも、当業者によって認識されるはずである。その編成および動作方法の両方に関して、本開示の特性であると考えられる、新規特徴は、さらなる目的および利点とともに、付随の図と併せて検討されることによって、以下の説明からより理解されるであろう。しかしながら、図はそれぞれ、例証および説明の目的のためだけに提供され、本開示の制限の定義として意図されるものではないことは、明示的に理解されたい。
開示されるシステムおよび方法のより完全な理解のために、次に、付随の図面と関連して検討される以下の説明を参照する。
図1Aは、本開示の一実施形態による、ライザ電気張力調整システムの上面図を図示する、ブロック図である。
図1Bは、本開示の一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システムの上面図を図示する、ブロック図である。
図2Aは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムを図示する、ブロック図である。
図2Bは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムのためのコントローラを図示する、ブロック図である。
図3Aは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムの張力を制御するための方法を図示する、流れ図である。
図3Bは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムにおけるエネルギー転移を制御するための方法を図示する、流れ図である。
図4Aは、本開示の一実施形態による、船の速度とライザ張力との間の関係を図示する、グラフである。
図4Bは、本開示の一実施形態による、船の速度とライザ張力との間の関係を図示する、グラフである。
図4Cは、本開示の一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システムにおける電気および液気圧テンショナによって印加される張力を図示する、グラフである。
図5は、本開示の一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システムにおけるエネルギーの経由を図示する、ブロック図である。
図6は、本開示の一実施形態による、エネルギー貯蔵デバイスのための制御方式を図示する、ブロック図である。
図7Aは、本開示の一実施形態による、ライザストリングが、第1の掘削ステーションから第2のステーションに移動しているときの、電気テンショナを有する二重活動船(dual−activity vessel)の側面および上面図を図示する、ブロック図である。
図7Bは、本開示の一実施形態による、ライザストリングが、第2の掘削ステーションから第1のステーションに移動しているときの、電気テンショナを有する二重活動船の側面および上面図を図示する、ブロック図である。
深海ライザ張力調整システムの安全性および性能は、電気構成要素を使用して、ライザの張力を制御することによって、改善され得る。ライザハイブリッド張力調整システムは、ライザ電気張力調整システムと既存の液気圧テンショナを統合し、従来のライザ張力調整システムに勝るように、安全性および機能性を改善し得る。ライザ張力調整システムはまた、電気テンショナのみを含んでもよい。電気機械等の電気構成要素は、ほぼ瞬時の制御応答である、ミリ秒範囲内の制御応答を提供することができる。電気構成要素の使用は、張力調整システムが異なる状態により高速で応答することを可能にすることによって、安全性および機能性を改善する、高速応答を可能にする。さらに、ライザハイブリッド張力調整システムの付加的機能性は、高度動作モードを提供し、深海ライザ張力調整システム上で遭遇される多数の問題を解決し得る。
図1Aは、本開示の一実施形態による、ライザ電気張力調整システム150の上面図を図示する、ブロック図である。ライザ130は、ロープによって、電気テンショナ110−117に連結されてもよい。図1Aは、8つの電気テンショナ110−117を伴う、電気ライザ張力調整システム150を描写するが、電気ライザ張力調整システム150は、本具体的数の電気テンショナ110−117に限定されない。例えば、別の実施形態では、電気ライザ張力調整システムは、4つの電気テンショナを含んでもよい。
図1Bは、本開示の一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システム100の上面図を図示する、ブロック図である。ライザ130は、ロープによって、電気テンショナ110−113および液気圧テンショナ120−123に連結されてもよい。電気テンショナ110−113および液気圧テンショナ120−123はともに、ライザハイブリッド張力調整システム100を形成し得る。液気圧ライザテンショナ120−123のみを採用する、ライザ張力調整システムの欠点の多くが、既に詳述されたが、液気圧テンショナ120−123が、液気圧テンショナ120−123の利点を利用して、ライザハイブリッド張力調整システム100内で使用されてもよい。例えば、液気圧テンショナ120−123を伴う、ライザハイブリッド張力調整システム100は、液気圧テンショナ120−123は、外部システムとエネルギー交換をしない、受動的かつ自給式のシステムであるため、良好な確実性を有し得る。さらに、ライザハイブリッド張力調整システム100は、外部システムの外乱および変動により耐性があり得る。電気ライザテンショナ110−113は、動的可変トルクの高精度送達、即時制御応答の提供、および設置が容易等の多くの利点を加える。ライザハイブリッド張力調整システム100は、したがって、液気圧張力調整システム120−123および電気テンショナ110−113の組み合わせられた利点から利益を享受し得る。
図1Bは、4つの電気テンショナ110−113および4つの液気圧テンショナ120−123を伴う、ライザハイブリッド張力調整システム100を描写するが、ライザハイブリッド張力調整システムは、本具体的数の電気テンショナおよび液気圧テンショナに限定されない。例えば、別の実施形態では、ライザハイブリッド張力調整システムは、6つの液気圧テンショナおよび4つの電気テンショナを含んでもよい。
図2Aは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システム200を図示する、ブロック図である。張力調整システム200は、電気テンショナ210を掘削ライザ230に連結するワイヤ231の張力を制御するために使用され得る。1つのみの電気テンショナ210が図示されるが、前述の図1Aに図示されるように、付加的電気テンショナが、存在してもよい。
電気テンショナ210は、他の電気テンショナと共有され得る、共通DC配電バス270に連結されてもよい。DCバス270は、張力調整システム200内外に流れるエネルギーならびに他の電力デバイスのための物理的リンクを提供する。DCバス270は、1つ以上の発電機274によって給電されるACバス272からの電力を変換する、能動的フロントエンド(AFE)整流器260に連結されてもよい。AFE整流器260の電力モジュールは、AFEコントローラ260aを通して、電力管理システム250によって制御されてもよい。
電気テンショナ210は、エネルギーをACからDCまたはDCからACに転換するための可変周波数駆動(VFD)211を含んでもよい。VFD型インバータ211は、VFDコントローラ211aを通して、張力コントローラ202によって制御されてもよい。一方向では、インバータ211は、電気テンショナ210によって使用するために、DCエネルギーをDCバス270からACエネルギーに変換してもよい。別の方向では、インバータ211は、電気テンショナ210からのACエネルギーをDCバス270上に転移されるDCエネルギーに変換してもよい。
電気テンショナ210はまた、ワイヤ231によって、綱車214およびライザ230に連結されたモータ212を含んでもよい。モータ212は、例えば、高トルク低速機械であってもよい。モータ212は、軸方向磁束永久磁石ディスクモータ等の直接駆動モータであってもよい。モータ212は、VFD211によって制御されてもよい。位置センサ(PS)216は、電気テンショナ210に連結され、モータ回転位置231を測定し、その位置を張力コントローラ202に報告してもよい。温度センサ218は、モータ218の内側またはその上に位置し、フィードバックをVFDコントローラ211aに提供してもよい。例えば、センサ218によって測定された温度が、安全レベルを超えると、補助冷却システムの循環が、増加されてもよく、またはモータ212は、その温度を低下させるために、停止されてもよい。
そのような図1Aに図示されるような全電気式張力調整システムでは、複数の電気テンショナは、ワイヤ231によって、ライザ230に連結されてもよい。張力調整システム200が、図1Bに図示されるようなハイブリッドシステムであるとき、システム200は、関連付けられたコントローラ252aを伴う、液気圧テンショナ252を含んでもよい。1つのみの液気圧テンショナ252が図示されるが、複数の液気圧テンショナが、ワイヤ231を通して、ライザ230に連結されてもよい。コントローラ252aはまた、張力コントローラ202と通信してもよい。
張力コントローラ202は、ハイブリッドまたは電気ライザ張力調整システムにおける多くのタスクを行い、フィードバックを電力管理コントローラ250に提供するように構成されてもよい。例えば、コントローラ202は、異なる制御アルゴリズムを通して、異なる制御目的のために、モータ212内のトルクを調整してもよい。別の実施例として、コントローラ202は、液気圧テンショナ252と電気テンショナ210との間に張力を分配する、負荷共有コントローラとして使用されてもよい。さらに、コントローラ202は、ワイヤライン231の張力を動的に制御するように構成されてもよい。監視および制御目的のために、電気テンショナ210、液気圧テンショナ252、ライザ230、およびライザ張力調整システムが採用され得る掘削船のステータスフィードバックが、コントローラ202に送信されてもよい。代替として、コントローラ202は、異なる制御アルゴリズムを使用して、電気および液気圧テンショナの両方のための参照信号を計算してもよい。アルゴリズムは、部分的に、海底に対するライザ頂部および掘削船の上下揺れ相対位置、モーション参照ユニット(motion reference unit)(MRU)232からの速度および加速、船(図示せず)上のMRU、および電気テンショナ210および液気圧テンショナ252の張力測定値に基づいてもよい。さらに、コントローラ202は、電気テンショナ202内外のエネルギーの経由を監視し、本エネルギー信号を電力管理コントローラ250に送信するように構成されてもよい。
電力管理コントローラ250は、DCバス270電圧およびACバス272周波数を監視するように構成されてもよい。さらに、コントローラ250は、電気テンショナ210、ウルトラキャパシタバンク222、および電力散逸器242等の他の電力構成要素間の電力を調整してもよい。
図2Aに戻って参照すると、通常動作では、ライザハイブリッド張力調整システムを有する、掘削船は、大量の電力を電気テンショナ210へおよび/またはそこから転移させる、波動を被り得る。例えば、船が、船を下方に移動させる波を被ると、電気テンショナ210は、リグ電力網250からエネルギーを消費し得る。電気テンショナ210によって消費されるエネルギーは、メガジュール範囲内であり得、要求されるピーク電力は、したがって、メガワット範囲内であり得る。船が、船を上方に移動させる波を被ると、電気テンショナ210は、同一の電力をDCバス270上に放出し得る。波からの電力変動は、要素222および242を用いて補償されてもよい。すなわち、エネルギー貯蔵要素222によってDCバス270に戻されるエネルギーを貯蔵する、またはエネルギー消散要素242内でエネルギーを消散させることによる。
エネルギー貯蔵要素220は、DCバス270に連結されてもよい。各エネルギー貯蔵要素222は、DC/DC電力チョッパ(DDPC)221に連結されてもよい。エネルギー貯蔵要素220のために使用されるエネルギー貯蔵デバイス222の具体的数およびタイプは、使用される船のタイプまたはエネルギー貯蔵要素220のために利用可能な空間等、用途固有パラメータに依存し得る。エネルギー貯蔵デバイス222は、例えば、ウルトラキャパシタバンク(UCB)、バッテリバンク、またはフライホイールであってもよい。UCBが、エネルギー貯蔵デバイス222のために使用されるとき、UCBは、最上位の風浪階級基準の船の上下揺れおよび5回のUCBの容量ディレーティングの両方の最大値の少なくとも1.2倍の容量を有するように選択され得る。
張力調整システム200はまた、一方向性電力チョッパ241を通して、DCバス270に連結された電力散逸器242を含んでもよい。一方向性電力チョッパ241は、電力散逸器242によって散逸されるべきエネルギーの量を調整し得る。電力散逸器242は、レジスタまたは放熱板等のエネルギーを消費する、任意のデバイスであってもよい。電力管理システム250内の動作アルゴリズムは、エネルギー貯蔵デバイス222が完全に充填されると、またはUCBの動作電圧が最大動作電圧を超えると、エネルギーを電力散逸器242に経由させてもよい。
図3Aは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムの張力を制御するための方法300を図示する、流れ図を示す。方法300は、ブロック302において、ライザ張力調整システムにおけるテンショナによって送達される張力を測定するステップから開始する。測定された張力は、液気圧テンショナまたは電気テンショナによって送達される張力であってもよい。一実施形態では、図2Aのコントローラ202等のコントローラが、液気圧または電気テンショナによって送達される張力フィードバック信号を受信し、液気圧または電気テンショナのいずれかによって送達される測定された張力を得てもよい。ある実施形態では、複数の液気圧および/または電気テンショナは、コントローラによって監視されてもよい。一実施形態では、図2Aのコントローラ202等のコントローラが、張力下にある間、液気圧または電気テンショナによって送達される張力を測定してもよい。
ブロック304では、複数の電気テンショナのための所望の張力は、部分的に、ブロック302において測定された張力に基づいて、決定されてもよい。複数の電気テンショナのための所望の張力を決定するために使用され得る、他のパラメータとして、液気圧または電気テンショナによって送達される張力、ライザ張力調整システム全体の要求される総張力、ライザハイブリッド張力調整システムにおける液気圧テンショナの総数、および/またはシステムにおける電気テンショナの総数が挙げられる。さらに、図2Aのコントローラ202は、部分的に、船上の液気圧テンショナおよび電気テンショナの総数等、掘削船の監視されるパラメータに基づいて、電気テンショナの所望の張力を決定するように構成されてもよい。
ブロック306では、ブロック304の所望の張力は、複数の電気テンショナに分配されてもよい。複数の電気テンショナは、次いで、複数の電気テンショナの個別の電気テンショナに連結されたワイヤを均等に巻き込む、または巻き出すことによって、決定された張力を送達するように制御されてもよい。
一実施形態によると、電気テンショナまたは複数の電気テンショナの所望の張力は、以下の式を使用して計算されてもよい。
Figure 0005825700
式中、TETiは、個々の電気テンショナiの所望の張力を示し得、THTiは、任意の所与の時間において、液気圧テンショナiによって送達される張力であり得、およびTTotalは、ライザハイブリッド張力調整システム全体の所望の総張力を表し得る。nHTおよびnETパラメータは、それぞれ、システムにおける液気圧テンショナおよび電気テンショナの総数であり得る。
ブロック308では、複数のテンショナは、部分的に、ブロック304において決定され、ブロック306において分配された張力に基づいて、制御されてもよい。例えば、テンショナは、張力をワイヤに印加してもよい。複数の電気テンショナは、異なる制御目的を満たすために、制御および調整されてもよい。これは、海洋掘削船におけるライザを安定させるのを支援し得る。例えば、テンショナによって送達される張力の測定は、テンショナの所望の張力を動的に計算し、テンショナによって送達される張力を持続的に制御するために行なわれてもよい。これは、液気圧および/または電気テンショナによって送達された総張力が、ほぼ一定のままであることを確実にし得る。一実施形態では、図2Aのコントローラ202は、複数の電気テンショナを制御し、異なる掘削動作および海面状態に従って、ワイヤラインの張力を調節するように構成されてもよい。図3Aのブロックに開示される作用は、持続的に、かつ図3Bのブロック330および340に説明されるもの等、システムにおけるエネルギーを管理する作業と並行して行なわれてもよい。
図3Bは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムにおけるエネルギー転移を制御するための方法を図示する、流れ図である。図3Aの方法300の作用は、持続的に、かつ図3Bの方法350の作用と連続または並行してのいずれかで行なわれてもよい。
ブロック320では、船が垂直に上下に移動したかどうかが決定される。一実施形態では、垂直移動に関して監視されている船は、図1Aにおけるようなライザ張力調整システム、または図1Bにおけるようなライザハイブリッド張力調整システムが位置する、海洋掘削船であってもよい。船の垂直運動は、海上の波によって生じ得る。
ブロック320では、船が下方に移動すると、方法350は、ブロック330に進み得、エネルギーが、電気テンショナからエネルギー貯蔵デバイスに転移されてもよい。すなわち、電気張力調整システムのモータは、船が上方に移動すると、発電機として作用してもよい。ブロック330では、電気テンショナからのエネルギーは、エネルギー貯蔵システムに、または電気テンショナによって発生されるエネルギーを散逸させるための電力散逸器に転移されてもよい。電気テンショナから転移されたエネルギーは、電気テンショナによって発生されたエネルギーであってもよい。例えば、船が上方に移動すると、電気テンショナに連結されたワイヤは、巻き出てもよい。ワイヤが巻き出るにつれて、モータは、発電機として作用し、ポテンシャルエネルギーをAC電気エネルギーに変換してもよい。発生されたAC電気エネルギーは、AC/DCインバータによって、DCエネルギーに転換され、共通DC配電バス上に流動してもよく、そこで、次いで、貯蔵のために、エネルギー貯蔵デバイスに転移されてもよい。
電気テンショナから発生されたエネルギーが経由されるべき場所を決定するための決定が行なわれてもよい。例えば、ブロック331では、エネルギー貯蔵デバイスがその最大エネルギー容量に到達したかどうか決定されてもよい。ブロック332では、電気テンショナによって発生されたエネルギーは、ブロック331において、エネルギー貯蔵デバイスがその最大容量に到達していないと決定される場合、貯蔵のために、エネルギー貯蔵デバイスに転移されてもよい。電気テンショナによって発生されるエネルギーは、エネルギー貯蔵デバイスまたはデバイスがその最大エネルギー容量に到達するまで、エネルギー貯蔵デバイスまたは複数のデバイスにおいて貯蔵され続けてもよい。エネルギーが、エネルギー貯蔵デバイスまたは複数のデバイスにおいて貯蔵されるにつれて、エネルギー貯蔵デバイスまたは複数のデバイスにおけるエネルギーは、ブロック331において、最大エネルギー容量に到達したかどうか決定するために監視されてもよい。
ブロック331において、電気張力調整システムにおけるエネルギー貯蔵デバイスがその最大エネルギー容量に到達したと決定後、ブロック333において、電力網が容量に到達したかどうか決定されてもよい。ある実施形態では、電力網のための安全動作基準または閾値は、電力網が容量に到達したかどうか決定する支援としての役割を果たしてもよい。ブロック334では、電気テンショナによって発生されるエネルギーは、ブロック333において、電力網がその最大容量に到達していないと決定される場合、他の電力消費のために、AC電力網に転移されてもよい。電気テンショナによって発生されるエネルギーは、電力網がその最大エネルギー容量に到達するまで、AC電力網に転移され続けてもよい。エネルギーが、電力網内に吸収されるにつれて、電力網の周波数は、ブロック333において、最大エネルギー容量に到達したかどうか決定するために監視されてもよい。ブロック336では、電気テンショナによって発生されるエネルギーは、ブロック333において、電力網がその最大容量に到達したと決定される場合、過剰発生エネルギーを散逸させるために、電力散逸デバイスに転移されてもよい。
ブロック320において、船が下方に移動したと決定される場合、方法350は、ブロック340に進み得、エネルギーは、エネルギー貯蔵デバイスから電気テンショナに転移されてもよい。例えば、船が下方に移動すると、電気テンショナに連結されたワイヤは、巻き込まれてもよい。エネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵されたエネルギーは、共通DC配電バス上に転移されてもよく、そこで、電気テンショナに転移されることができる。エネルギー貯蔵デバイスからDCバスに転移されるエネルギーは、電気テンショナ内のAC/DCインバータによって、ACエネルギーに転換してもよい。転換されたACエネルギーは、電気テンショナ内のモータによって、AC電気エネルギーからポテンシャルエネルギーに変換され、ワイヤにおける張力を制御してもよい。電気テンショナに転移される、エネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵されるエネルギーは、船が最後に下方に移動したときにエネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵されたエネルギー、または電力網から充電することによって提供されたエネルギーであってもよい。
ブロック340では、電気テンショナに転移されたエネルギーはまた、AC電力網から転移されてもよい。さらに、電力網からのエネルギーはまた、ブロック340において、エネルギー貯蔵デバイスを充電するために、そこに転移されてもよい。
電気テンショナのためのエネルギーが経由されるべき場所を決定するための決定が行なわれてもよい。例えば、ブロック341では、エネルギー貯蔵デバイスに十分なエネルギーが貯蔵されたかどうか決定される。ある実施形態では、十分なエネルギーが貯蔵されたエネルギー貯蔵デバイスは、その最大容量の所定の割合に相当するエネルギーを有するものであってもよい。例えば、UCB内の最小レベルは、総容量の20%または公称電圧の40%であってもよい。ブロック342では、エネルギーは、ブロック341において、エネルギー貯蔵デバイスに十分なエネルギーが貯蔵されたと決定される場合、エネルギー貯蔵デバイスから電気テンショナに転移されてもよい。さらに、ブロック342では、電気テンショナに転移されるエネルギーは、ブロック331において、複数のエネルギー貯蔵デバイスが十分なエネルギーを有すると決定された場合、複数のエネルギー貯蔵デバイスから転移されてもよく、転移されるエネルギーは、複数の電気テンショナに転移されてもよい。エネルギーは、エネルギー貯蔵デバイスまたは複数のデバイスが枯渇するまで、あるいは最大容量の所定の割合を下回って放電されるまで、エネルギー貯蔵デバイスまたは複数のデバイスから電気テンショナに転移され続けてもよい。エネルギーが、エネルギー貯蔵デバイスから転移されるにつれて、エネルギー貯蔵デバイスにおけるエネルギーは、ブロック341において、電気テンショナを動作し続けるために十分なエネルギーを有するかどうか決定するために監視されてもよい。
ある実施形態によると、ブロック341において、電気張力調整システムにおけるエネルギー貯蔵デバイスが十分なエネルギーを有していないと決定後、ブロック344において、電気テンショナに転移されるエネルギーは、DCバスから転移されてもよい。例えば、付加的電力は、AC/DCコンバータを通して、発電機からDCバスに転移されてもよい。さらに、エネルギーは、DCバスから、エネルギー貯蔵デバイスを充電するために放電または枯渇される、エネルギー貯蔵デバイスに転移されてもよい。枯渇したエネルギー貯蔵デバイスを充電するために、電気テンショナによって要求されるエネルギーは、船が上方に移動する次のサイクルにおいて、エネルギー貯蔵デバイスから転移されてもよい。
図3Bの方法350に説明されるエネルギーの管理を通して、電気張力調整システムは、テンショナによる損失以外、DCバスからのエネルギー消費がほぼゼロである、独立エネルギー変換システムとなり得る。
図4Aは、本開示の一実施形態による、船位置とライザ張力との間の関係を図示する、グラフである。船位置対時間グラフ402は、船が被り得る、移動の例証を提供する。領域430の間等、船が下方に移動すると、電気テンショナは、エネルギー貯蔵デバイスまたは電力網のいずれかから、エネルギーを受容してもよい。一実施形態では、時間領域430の間、図3Bのブロック340における作用は、ブロック320における決定が、本時間領域の間、船が垂直に下方に移動することを決定し得るため、行なわれ得る。領域440の間等、船が上方に移動すると、電気テンショナは、エネルギー貯蔵システム内に貯蔵され、電力網に転移され、または電力散逸器内に散逸され得る、エネルギーを発生させ得る。さらに、図3Bのブロック330における作用は、ブロック320における決定が、本時間領域の間、船が下方に移動したと決定し得るため、行なわれ得る。
ライザ張力対時間グラフ404は、ある時間にわたって、液気圧および/または電気テンショナによって送達される総張力の例証を提供する。総張力410は、船位置対時間グラフ402に示される、船の垂直位置変動にかかわらず、全時間において、ほぼ一定に維持され得る。
図4Bは、本開示の一実施形態による、船の速度とライザ張力との間の関係を図示する、グラフである。グラフ452は、海上の波を被る船の垂直速度をトレースする。グラフ454は、グラフ452と同一の時間の間、ワイヤに送達される張力をトレースする。船が降下している間の波周期の前半の間、より小さい張力が、時間周期46内の線に印加される。時間周期46の間、より少ないエネルギーが、電気テンショナによって、ポテンシャルエネルギーに変換される。船が上昇している間の波周期の後半の間、より大きな張力が、時間周期46内の線に印加される。時間周期46の間、電気エネルギーが、システム損失を補償し、AC電力網停電状況の間の確実性を増加させるために、波動から調達されてもよい。
ライザハイブリッド張力調整システムの全体的性能は、一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システムにおける張力のグラフを図示する、図4Cに図示される。図4A−4Cは、張力のAC部分を図示する。各グラフのy−軸は、張力のDC部分を無視する。張力はそれぞれ、ほぼ一定であって、AC部分に示されるように、小範囲内においてのみ変動し得る。グラフ464は、ライザの頂部で測定される、要求される負荷張力を図示する。グラフ464は、液気圧テンショナによって送達される張力を図示し、グラフ466は、電気テンショナによって送達される張力を図示する。グラフ466内の電気テンショナによって印加される張力は、液気圧テンショナおよび電気テンショナによって送達される張力の和が、グラフ462に図示される、要求される張力を提供するように、グラフ464内の液気圧テンショナによって印加される張力から180度位相がずれている。前述で開示されるライザハイブリッド張力調整を使用する際、図2Aのコントローラ202によって制御され得る、上下揺れ補償は、より高いレベルの精度を有し得る。したがって、ライザのサイクル疲労寿命は、ライザハイブリッド張力調整システムを使用することによって改良され得る。
図5は、本開示の一実施形態による、ライザハイブリッド張力調整システムにおけるエネルギーの経由の例証500である。例証500は、図3Bに説明されるようなエネルギーの管理および経由を視覚的に描写し得る。一実施形態では、図5におけるAC電力網550、電力散逸器540、テンショナ510、およびウルトラキャパシタバンク520は、それぞれ、図2Aに説明される、AC電力網272、電力散逸器240、電気テンショナ210、およびエネルギー貯蔵デバイス220であってもよい。一実施例として、矢印502は、エネルギーが、図3Cのブロック342に説明されるように、UCB520から電気テンショナ510に転移され得ることを図示する。一実施形態では、ライザハイブリッド張力調整システムにおける異なる要素へおよびそこからのエネルギーの経由の制御が、図2Aのコントローラ250によって行なわれてもよい。
図6は、本開示の一実施形態による、エネルギー貯蔵デバイスのための制御方式600を描写する。本実施形態では、制御されるべきエネルギー貯蔵デバイスは、ウルトラキャパシタバンク(UCB)であってもよく、図6内のDC/DC電力チョッパDDPC620は、図2AのDDPC221であってもよい。実施形態によると、より高速のサンプリングレートを伴う、フィードバックコントローラが、電力管理コントローラから受信された信号に基づいて、各UCBの内の電力、電圧、および電流を調整するために使用されてもよい。外側電力制御ループは、UCB電圧設定点を定義してもよい。UCB電圧設定点を事前に定義し得る、制御ループは、UCBに、図2Aのコントローラ250等の上位層調整コントローラから受信されたkW参照に従って、電力を供給または吸収させてもよい。参照電力621と測定されたUCB電力622との間の差異623は、UCB電圧参照602を設定し得る、電力調整器624を通して伝送されてもよい。参照電圧602と測定されたUCB電圧604との間の差異606は、UCB電流参照610を設定し得る、電圧調整器608を通して伝送されてもよい。さらに、DDPCのデューティサイクル618は、電流参照610と測定された電流612との間の誤差614に基づいて、電流調整器616によって発生されてもよい。本制御方式600は、UCBが、テンショナシステムにおけるエネルギー需要を補償することを可能にし得る。制御方式は、制御2つ以上のDDPC620を並行して制御し得る、コントローラ630を用いて実装されてもよい。
電力管理コントローラは、本トポロジにおいて、全UCBの寿命サイクルが平衡化されるように、あるUCBの過枯渇を回避するために、エネルギーを各UCB内で均等に保つために使用されてもよい。エネルギーサージが、電気テンショナから発生されると、エネルギー貯蔵システムに流入する電力の量は、以下に示されるように、その自由体積対全UCBの総自由体積の割合に従って、各UCBに分配されてもよい。
Figure 0005825700
式中、u=1,…,nを伴うPは、i番目のUCBに分配される電力であって、PTOTALは、張力調整システムから発生される総電力であって、Cは、i番目のUCBの静電容量であって、VおよびVi_fullは、i番目のUCBの実際の電圧および公称電圧である。エネルギーが、電気テンショナによって消費されると、エネルギー貯蔵システムから転移される電力の量は、以下に示されるように、その充電状態(SOC)対全UCBの総SOCの割合に従って、各UCBから引き出されてもよい。
Figure 0005825700
開示される新規ライザハイブリッド張力調整システムによって、能動的上下揺れ補償制御、反跳防止制御、渦励振(VIV)抑制制御、およびライザ位置制御等、ライザ制御システム内で採用されるいくつかの制御モードは、向上され得る。より即時の応答時間は、反跳防止動作の間、ライザが飛び出さないように防止し得る、動的応答プロファイルを提供する。さらに、ライザハイブリッド張力調整システムは、VIVを能動的に抑制し得る、可変張力を送達してもよい。
いくつかの制御モードは、能動的上下揺れ補償制御モード等、前述で開示されるライザハイブリッド張力調整システムを利用して実装されてもよい。本制御モードでは、電気張力調整システムは、ライザ頂部参照フレーム内の所望の船の上下揺れ軌道を追跡し、ライザ頂部に印加される張力を安全範囲内に保つように設定されてもよい。
能動的上下揺れ補償制御アルゴリズム全体は、図2Aにおけるコントローラ202内に埋め込まれ、トルク参照を計算し、能動的上下揺れ補償システムを制御してもよい。計算された参照信号は、AC/DCインバータに入力され、図4Cに示されるようなライザ上で誘発される力の外乱および全可動機械の加速を補償するために、電気および液気圧テンショナ両方によって送達される総張力を最適化するように、電気張力調整システムにおけるワイヤを巻き込む、または巻き出すように、モータを効果的に制御することができる。前述で開示されるライザハイブリッド張力調整システムを使用する際、図2Aのコントローラ202によって制御され得る、上下揺れ補償は、改良された制御応答時間およびより高いレベルの精度を有し得る。したがって、ライザのサイクル疲労寿命は、ライザハイブリッド張力調整システムを使用することによって、改良され得る。
一実施形態では、使用され得る別の制御モードは、ライザ底部からLMRPの頂部までの所望の水クリアランスを達成するように、または末端停止の時点で、掘削床からライザ頂部までの安全空隙距離を維持するように等、所望の目標に従って、制御様式において、ライザストリングを繰り出すための反跳防止モードである。本制御モードでは、電気テンショナのための制御方式は、モータ出力トルクとワイヤ関連変位との間の固定関係関数であってもよい。固定関係方式は、図2Aのコントローラ202等のコントローラに埋め込まれ、ライザ張力調整システムが反跳防止モードにあり得る、緊急分断シナリオの間、電気テンショナを制御してもよい。ライザハイブリッド張力調整システムを使用する、反跳防止制御のための別の実施形態は、電気テンショナによって送達される張力およびその相対変位を制御し、停止するまで、ライザストリングの制御された減速プロファイルを達成する、フィードバック制御方式を含んでもよい。反跳防止モードのための本制御アルゴリズムはまた、コントローラに埋め込まれてもよい。例えば、図2Aのコントローラ202は、反跳防止モードで動作するとき、電気テンショナを制御し、掘削ライザにかかる上方引張力を低減させるように構成されてもよい。
図2Bは、本開示の一実施形態による、ライザ張力調整システムのための反跳防止コントローラを図示する、ブロック図である。コントローラ290は、ライザハイブリッド張力調整システムを制御するためのカスケード式比例・積分・微分(PID)コントローラを含んでもよい。第1のPIDコントローラ292は、図2Aのコントローラ202から参照位置信号POSと、図2Aの位置センサ216からの電気テンショナ(ET)駆動296からフィードバック信号(FB)とを受信してもよい。第1のPIDコントローラ292は、ワイヤライン変位制御を行なうためのコントローラ290の外側ループであってもよい。第1のPIDコントローラ292の出力は、また、図2Aの船体上に着座するモーション参照ユニット(MRU)233等からの船の速度(V)に関する情報と、ET駆動296からのフィードバック信号(FB2)とを受信する、第2のPIDコントローラ294への入力として提供される。第2のPIDコントローラ294は、ワイヤライン速度制御を行なうためのコントローラ290の内側ループであってもよい。
反跳防止トリガ方法は、ライザ上に位置する図2AのMRU232と船体上の図2AのMRU233との間の相対垂直移動の比較であってもよい。差異が、ある限界を超える場合、反跳防止システムは、トリガされてもよい。
さらに、ライザ搭載MRUは、ライザ分断によって生じるライザにおける二次過渡衝撃波を測定してもよい。二次過渡衝撃波は、ライザ本体の速度よりはるかに高速で、ライザに沿って進行するため、ライザの反跳は、二次過渡衝撃波を監視することによって、より即時に検出され得る。衝撃波が検出されると、液気圧テンショナは、ライザから取り外されてもよく、電気テンショナは、ライザにかかる張力を調節し、ライザ反跳に対抗し得る。
ライザハイブリッド張力調整システムは、ライザの頂部で誘発される外乱を補償し、VIVを低減させ、ライザ疲労寿命を延長させる、VIV抑制のための制御モードで動作してもよい。相対水平位置または速度の比較は、ライザ上に位置する図2AのMRU232と船体上の図2AのMRU233との間で行なわれてもよい。ライザのための好適なモデルおよび好適な制御アルゴリズムによって、図2Aのコントローラ202によって制御される電気テンショナは、VIVの大きさおよび周波数を低下させ、したがって、ライザパイプの非常損傷を低減させ、ライザシステム全体の可用性を増加させ得る。ライザハイブリッド張力調整システムの使用は、ライザ頂部をその元の位置のすぐ近傍に安定させ、すなわち、横断参照平面内のxおよびy軸におけるライザの振動変位を低減させるように設定され得る。破壊的渦励振は、実際、経時的に、ライザ疲労故障を生じさせる、不安定な共振振動である。別のVIV制御方式は、動的頂部張力を垂直方向に印加することによって、ライザストリング渦励振が、ライザの自然周波数に入らないように防止するように設定されてもよい。例えば、水中のVIVパターンは、ライザの頂部から共振ポテンシャルおよび運動エネルギーにわずかな外乱を導入することによって崩壊され得る。
能動的ライザ位置制御は、図2Aのコントローラ202内に実装され、ライザストリングの位置付けおよび/または配置転換を行なう、本ハイブリッドライザ張力調整システムを使用して適用されてもよい。例えば、噴出防止装置(BOP)から分断されたライザストリングは、船が新しい坑井中心に配置転換する間、船から懸架され得る。本時間の間、ライザストリングは、海上の波を増幅させる、バネとして作用し得る。電気テンショナは、ある坑井中心から別の坑井中心へのライザストリングの移動の間、水中の正確な位置を制御し、ライザストリングにおける質量バネ効果を排除するために使用されてもよい。
電気テンショナはまた、ロアーマリンライザパッケージ(LMRP)を、ライザストリングの端部において、噴出防止装置上に再接続するために使用されてもよい。ライザハイブリッド張力調整システムは、精密なLMRP位置制御を提供し得、これは、液気圧システムと比較して、LMRPを噴出防止装置(BOP)上に再接続する際にかかる時間を短縮し得る。ライザハイブリッド張力調整システムは、遠隔で操作される車両の適切な操縦を用いて、電気テンショナのてこの作用を通して、直接かつ安全に、LMRPをBOP上に帰還させ得る。さらに、オペレータは、LMRPとBOPとの間の適切な距離を制御してもよい。現時点でライザ再接続モードで動作しているコントローラは、船の上下揺れ運動を補償することによって、LMRPとBOPとの間の距離を制御するための位置制御モードで構成および動作されてもよい。一実施形態によると、LMRPは、LMRPおよびBOPが、ハイブリッドテンショナによる位置制御を通して、ともに坑口上に定置されるように、BOPに連結されてもよい。
電気テンショナはまた、二重活動船上において、第1の掘削ステーションから別の掘削ステーションからのライザストリングの移動を促進し得る。例えば、第1の掘削ステーションは、坑口を構築してもよく、第2のステーションは、ライザストリングを構築してもよい。次いで、電気テンショナは、ライザストリングに連結されたワイヤの長さを調節し、ライザストリングを第2の掘削ステーションから第1の掘削ステーションに移動させてもよい。図7Aおよび7Bは、本開示の一実施形態による、電気テンショナによる掘削ステーション間のライザストリングの移動を図示する、ブロック図である。図7Aは、デリック710に取り付けられたライザストリング702を図示する。ライザストリング702は、電気テンショナ730および732によって、定位置に保持されてもよい。ライザストリング702が、第2の掘削ステーションに取り付けられると、ワイヤ連結電気テンショナ732は、高張力で、綱車722を第1のステーションに向かって巻き取り、また、ワイヤの長さ、したがって、テンショナ732とライザストリング702との間の距離を短縮させてもよい。図7Bは、第1の掘削ステーションの上方のデリック710に取り付けられたライザストリング702を図示する。ワイヤ連結電気テンショナ730は、綱車722を第2のステーションに巻き取り、ワイヤの長さ、したがって、ライザストリング702とテンショナ730との間の距離を短縮するように調節されてもよい。テンショナ730および732は、船上のラック720に取り付けられた綱車722を通して、ライザ702に連結されてもよい。
本開示およびその利点が、詳細に説明されたが、種々の変更、代用、および改変が、添付の請求項によって定義される本開示の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に行なわれ得ることを理解されたい。さらに、本願の範囲は、明細書に説明されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、およびステップの特定の実施形態に制限されることを意図するものではない。当業者が、本開示の開示から容易に理解するであろうように、本明細書に説明される対応する実施形態と実質的に同一の機能を果たす、または実質的に同一の結果を達成する、既存のまたは後に開発されるプロセス、開示、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップが、本開示に従って、利用されてもよい。故に、添付の請求項は、その範囲内に、そのようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップを含むものと意図される。

Claims (21)

  1. 直流(DC)配電バスと、
    前記DC配電バスに連結されたエネルギー貯蔵システムであって、前記エネルギー貯蔵システムは、
    エネルギー貯蔵デバイスと、
    前記エネルギー貯蔵デバイスおよび前記DC配電バスに連結された双方向電力コンバータと
    を備える、エネルギー貯蔵システムと、
    掘削ライザと、
    前記掘削ライザに連結された複数のワイヤと、
    前記複数のワイヤのうちの第1のワイヤおよび第2のワイヤを介して前記掘削ライザに連結された第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナであって、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナは、前記配電バスに連結される、第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナと、
    コントローラであって、
    張力を前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナに分配することと
    前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、前記第1のワイヤおよび第2のワイヤの張力を調節することと
    を行うように構成される、コントローラと
    を備える、装置。
  2. 前記複数のワイヤのうちの第3のワイヤを介して前記掘削ライザに連結された液気圧テンショナをさらに備え、
    前記コントローラは
    前記液気圧テンショナおよび電気テンショナによって送達される張力を測定することと、
    前記液気圧テンショナおよび電気テンショナの測定された張力に部分的に基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナのための張力を決定することと
    を行うようにさらに構成される請求項1に記載の装置。
  3. 前記コントローラは、さらに、
    掘削船の上下揺れ相対位置と、
    掘削船の速度および加速と、
    張力測定値
    のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナのための張力を決定する、請求項2に記載の装置。
  4. 記DC配電バスに連結された電力散逸器をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 前記電力散逸器および前記DC配電バスに連結された一方向性電力コンバータをさらに備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記コントローラは、能動的上下揺れ補償モードにおいて、前記複数のワイヤの長さを調節することにより船の上下揺れ運動を補償することによって、ロアーマリンライザパッケージと噴出防止装置との間の距離を制御するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記コントローラは、渦励振(VIV)抑制モードにおいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御し、動的張力を印加することにより、前記複数のワイヤのうちのワイヤにおける共振状態を低減させるようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記コントローラは、反跳防止モードにおいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、前記掘削ライザにかかる上方引張力を動的に制御するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記コントローラは、第1の坑井中心から第2の異なる坑井中心への前記船の移動中、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御することにより、水中の船の位置に対する前記掘削ライザの相対位置を制御し、前記掘削ライザにおける質量バネ効果を排除するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記コントローラは、前記第1のワイヤおよび第2のワイヤの長さを調節することにより、船のための異なる掘削ステーション上に前記掘削ライザを再位置付けするようにさらに構成され、前記船は、2つの異なる掘削ステーションにおける掘削を処理するように構成される、請求項1に記載の装置。
  11. 前記電気テンショナに連結され、かつ前記コントローラに連結された位置センサと、
    前記電気テンショナに連結され、かつ前記コントローラに連結されたモーション参照ユニット(MRU)であって、前記コントローラは、前記位置センサおよび前記モーション参照ユニットから受信したデータに部分的に基づいて、前記第1の電気テンショナおよび第2の電気テンショナを制御するように構成され、前記コントローラは、
    内側フィードバックループを実行する第1の比例・積分・微分(PID)コントローラと、
    外側フィードバックループを実行する第2の比例・積分・微分(PID)コントローラ
    を備える、モーション参照ユニット
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  12. テンショナによって送達される張力を測定することと、
    前記測定された張力に部分的に基づいて、複数の電気テンショナのための張力を決定することと、
    前記決定された張力を前記複数の電気テンショナに分配することと、
    前記決定された張力に部分的に基づいて、前記複数の電気テンショナを制御することと、
    エネルギーをエネルギー貯蔵デバイスから前記複数の電気テンショナのうちのある電気テンショナに転移することと、
    前記複数の電気テンショナのうちのある電気テンショナからのエネルギーをエネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵することと
    を含む、方法。
  13. テンショナによって送達される張力を測定することは、液気圧テンショナによって送達される張力を測定することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複数の電気テンショナを制御するステップは、能動的上下揺れ補償モードにおいて、船の上下揺れ運動を補償することを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記複数の電気テンショナを制御するステップは、渦励振(VIV)抑制モードにおいて、ワイヤにおける共振状態を低減させることを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記複数の電気テンショナを制御するステップは、反跳防止モードにおいて、前記掘削ライザにかかる上方引張力を動的に制御することを含む、請求項12に記載の方法。
  17. エネルギーをエネルギー貯蔵デバイスから転移することは、
    前記電気テンショナに連結されたワイヤを巻き込むことと、
    エネルギーを前記エネルギー貯蔵デバイスから共通DC配電バス上に転移することと、
    前記共通DC配電バス上のDCエネルギーからのエネルギーをACエネルギーに転換することと、
    電気エネルギーをポテンシャルエネルギーに変換すること
    を含む、請求項12に記載の方法。
  18. 前記複数の電気テンショナうちのある電気テンショナからのエネルギーを貯蔵することは、
    前記電気テンショナに連結されたワイヤを巻き出すことと、
    ポテンシャルエネルギーを交流電気エネルギーに変換することと、
    交流エネルギーを直流エネルギーに転換することと、
    直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵デバイスにおいて貯蔵すること
    を含む、請求項12に記載の方法。
  19. 船が上昇している場合、前記複数の電気テンショナからより大きな張力を印加することと、
    前記船が降下している場合、前記複数の電気テンショナからより小さな張力を印加すること
    によって、波エネルギーを調達することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  20. 充電状態、電力、電圧、および電流のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エネルギー貯蔵デバイスにおけるエネルギーを管理することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  21. 複数の電気テンショナのための張力を決定することは、
    液気圧テンショナによって送達される張力と、
    システム全体の要求される総張力と、
    前記システムにおける液気圧テンショナの総数と、
    前記システムにおける電気テンショナの総数と
    のうちの少なくとも1つにさらに基づく、請求項12に記載の方法。
JP2014549153A 2011-12-22 2012-12-14 ライザストリングのハイブリッド張力付与 Expired - Fee Related JP5825700B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161579353P 2011-12-22 2011-12-22
US61/579,353 2011-12-22
US201261725411P 2012-11-12 2012-11-12
US61/725,411 2012-11-12
PCT/US2012/069863 WO2013096128A1 (en) 2011-12-22 2012-12-14 Hybrid tensioning riser string

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015503688A JP2015503688A (ja) 2015-02-02
JP2015503688A5 JP2015503688A5 (ja) 2015-03-12
JP5825700B2 true JP5825700B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=48669378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014549153A Expired - Fee Related JP5825700B2 (ja) 2011-12-22 2012-12-14 ライザストリングのハイブリッド張力付与

Country Status (14)

Country Link
US (4) US9617803B2 (ja)
EP (1) EP2795037A4 (ja)
JP (1) JP5825700B2 (ja)
KR (1) KR101903379B1 (ja)
CN (1) CN104471180B (ja)
AP (1) AP2014007719A0 (ja)
AU (1) AU2012324018B2 (ja)
BR (1) BR112014015362B1 (ja)
CA (1) CA2859555C (ja)
EA (1) EA029541B1 (ja)
MX (1) MX351632B (ja)
SG (1) SG11201403441SA (ja)
WO (1) WO2013096128A1 (ja)
ZA (1) ZA201404568B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO343555B1 (no) * 2014-12-02 2019-04-01 Electrical Subsea & Drilling As Anordning og fremgangsmåte ved aktiv hiv kompensering
AU2015362611B2 (en) * 2014-12-16 2018-05-17 Aspin Kemp & Associates Holding Corp. Anti-recoil control design using a hybrid riser tensioning system in deepwater drilling
CN107820530B (zh) * 2015-05-22 2021-01-22 海德里尔美国配送有限责任公司 用于感测危险评级环境中的接合的系统和方法
US10738543B2 (en) 2015-10-28 2020-08-11 Maersk Drilling A/S Offshore drilling rig comprising an anti-recoil system
CN105464603B (zh) * 2015-12-02 2018-02-27 宝鸡石油机械有限责任公司 隔水管张紧器的组合式保护系统及方法
NO345631B1 (en) * 2016-02-26 2021-05-18 Castor Drilling Solution As A compensator-tensioner system
FR3055481B1 (fr) 2016-08-24 2018-08-17 Ifp Energies Now Procede et systeme de gestion d'energie d'une supercapacite au moyen d'un modele de vieillissement et d'une prediction de la houle
CN112926247B (zh) * 2021-03-05 2024-03-29 中海石油(中国)有限公司 悬挂状态钻井隔水管动态响应预测方法、系统及存储介质

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3148653A (en) * 1962-05-17 1964-09-15 Shell Oil Co Ship positioning
US3669329A (en) * 1970-11-02 1972-06-13 Western Gear Corp Pipe tensioning unit
US3722769A (en) * 1971-02-11 1973-03-27 Western Gear Corp Tension control system
US4205379A (en) * 1977-05-16 1980-05-27 TRW Inc., Systems & Energy Position determining and dynamic positioning method and system for floating marine well drill platforms and the like
US4351261A (en) * 1978-05-01 1982-09-28 Sedco, Inc. Riser recoil preventer system
US4317174A (en) * 1980-02-28 1982-02-23 The Offshore Company Riser angle positioning system and process
US4432420A (en) * 1981-08-06 1984-02-21 Exxon Production Research Co. Riser tensioner safety system
US4638978A (en) * 1983-07-22 1987-01-27 Jordan Larry B Hydropneumatic cable tensioner
US4759256A (en) * 1984-04-16 1988-07-26 Nl Industries, Inc. Tensioner recoil control apparatus
US4962817A (en) * 1989-04-03 1990-10-16 A.R.M. Design Development Active reference system
US5088859A (en) * 1990-12-24 1992-02-18 Texaco Inc. Riser and tendon management system
US5209302A (en) * 1991-10-04 1993-05-11 Retsco, Inc. Semi-active heave compensation system for marine vessels
JP3064663B2 (ja) * 1992-05-21 2000-07-12 石川島播磨重工業株式会社 棒材吊り下げ装置
JP3822947B2 (ja) * 1997-05-09 2006-09-20 三井造船株式会社 ライザーテンショナー用アンチリコイル制御装置
CA2407233C (en) * 2000-05-15 2009-03-10 Cooper Cameron Corporation Automated riser recoil control system and method
US6688248B2 (en) 2002-04-10 2004-02-10 Itrec B.V. Submersible catamaran
FR2840951B1 (fr) 2002-06-13 2004-12-24 Inst Francais Du Petrole Ensemble d'instrumentation d'une colonne montante de forage offshore
US20050100414A1 (en) * 2003-11-07 2005-05-12 Conocophillips Company Composite riser with integrity monitoring apparatus and method
US8074720B2 (en) * 2004-09-28 2011-12-13 Vetco Gray Inc. Riser lifecycle management system, program product, and related methods
US7328741B2 (en) * 2004-09-28 2008-02-12 Vetco Gray Inc. System for sensing riser motion
JP4741825B2 (ja) 2004-09-30 2011-08-10 Necパーソナルプロダクツ株式会社 放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラム
GB2454412B (en) * 2006-10-05 2011-08-10 Shell Int Research Hybrid riser systems and methods
CN101821158B (zh) * 2007-10-12 2013-05-29 霍顿深水发展系统有限公司 管式浮力罐系统
WO2009120062A2 (en) * 2008-03-26 2009-10-01 Itrec B.V. Heave compensation system and method
US8776711B2 (en) * 2009-12-21 2014-07-15 Eaton Corporation Active heave compensation with active damping control
WO2011127422A2 (en) 2010-04-08 2011-10-13 Framo Engineering As System and method for subsea power distribution network
DK2569844T3 (en) 2010-04-09 2017-07-31 Siemens Ag ENERGY SUPPLY SYSTEM FOR MARITIME DRILLING VESSELS
CA2798335A1 (en) 2010-05-19 2011-11-24 Bioamber S.A.S. Processes for producing diaminobutane (dab), succinic dinitrile (sdn) and succinamide (dam)

Also Published As

Publication number Publication date
EP2795037A1 (en) 2014-10-29
US20180238124A1 (en) 2018-08-23
BR112014015362A8 (pt) 2017-06-13
CA2859555A1 (en) 2013-06-27
JP2015503688A (ja) 2015-02-02
MX351632B (es) 2017-10-23
AU2012324018B2 (en) 2015-02-12
BR112014015362A2 (pt) 2017-06-13
SG11201403441SA (en) 2014-07-30
EA029541B1 (ru) 2018-04-30
AP2014007719A0 (en) 2014-06-30
NZ626669A (en) 2015-03-27
CN104471180B (zh) 2017-10-10
US20140010596A1 (en) 2014-01-09
ZA201404568B (en) 2016-02-24
MX2014007670A (es) 2014-11-14
EA201491257A1 (ru) 2014-11-28
US9617803B2 (en) 2017-04-11
CA2859555C (en) 2016-03-15
AU2012324018A1 (en) 2013-07-11
US20160194925A1 (en) 2016-07-07
US9963944B2 (en) 2018-05-08
BR112014015362B1 (pt) 2021-02-02
KR101903379B1 (ko) 2018-11-07
WO2013096128A1 (en) 2013-06-27
EP2795037A4 (en) 2016-11-23
CN104471180A (zh) 2015-03-25
KR20140128302A (ko) 2014-11-05
US20200347682A1 (en) 2020-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5825700B2 (ja) ライザストリングのハイブリッド張力付与
JP2015503688A5 (ja)
JP6705822B2 (ja) 深海掘削におけるハイブリッドライザ張力調整システムを使用する跳ね返り防止制御設計
JP6242494B2 (ja) 海上プラントのハイブリッド電力供給装置及び方法
BR112012025807B1 (pt) método para operar instalação de perfuração flutuante embarcada e instalação de perfuração flutuante embarcada
Wu et al. A New Safety and Stability Enhanced Riser Control System: An Integrated Hybrid Riser Tensioning System
NZ626669B2 (en) Hybrid tensioning riser string
OA16936A (en) Hybrid tensioning riser string.
Wu A new operability and predictability enhanced riser control system for deepwater marine operation: an integrated riser hybrid tensioning system
KR101739465B1 (ko) 해양플랜트의 전력 제어 장치
KR20160023196A (ko) 해양 플랜트의 하이브리드 전력 공급 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5825700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees