JP5823330B2 - 水陸両用車 - Google Patents

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Description

本発明は、陸上走行及び水上航行が可能である水陸両用車に関する。
水陸両用車には、自動車(車両)を基本構造として採用して水上航行を可能とするタイプと、船舶を基本構造として採用して陸上走行を可能とするタイプが存在する。両タイプの相違は、陸上走行と水上航行のいずれを重視するかによるものであるが、近時は、自動車を基本構造として採用するタイプの水陸両用車が数多く提供されている。このような自動車を基本構造として採用するタイプの水陸両用車として、車体の後部外面に水上航行用のスクリュー(推進装置)が備えられた水陸両用車が知られている。
一般的に、自動車における車体の底部外面には複雑な凹凸構造が存在する。これは、フレームに取り付けられた、エンジン、動力伝達装置(クラッチ、トランスミッション、スクリューシャフト、ディファレンシャルギア、車輪が連結される車軸等)及び懸架装置(サスペンション)、さらに車輪等が路面に対して露出していることに起因している。
一方、水上航行時には、水の密度が空気に比較して約800倍大きく、水陸両用車の底部構造を含む主として喫水線より下方部分に対して、水の抵抗すなわち粘性圧力抵抗、摩擦抵抗及び造波抵抗等が作用するため、陸上走行時の空気による抵抗と比較して、大幅に増加することになる。そして、これらの各種抵抗は、水陸両用車の底部外面に複雑な凹凸構造が増加する場合にはさらに増大する。
また、水中航行用に船尾に設けたプロペラなどの推進器は船体の凹凸形状により生じる乱れた流れの中で作動するため、均一な流れの中で置かれた場合に比べ推進効率が低下するという、推進性能にも悪影響を及ぼしている。
上記課題に対して、水上航行時における各種抵抗の低減を図るため、水陸両用車の車輪を引込み式にして、車輪、フレーム、車軸及び懸架装置等をリンク機構による可動式の浮力カバーで覆う技術が提案されている(特許文献1)。
特開2005−53434号公報
しかし、水上航行時における各種抵抗を減じるため、車輪を引込み式にし、リンク機構等の可動式のカバーで覆うのでは、陸上や水底における車輪を用いた走行(以下、「陸上走行」と総称する。)ができなくなり、また、水陸両用車の構造が複雑となって総重量も増加し、製造コストが増加してしまうという問題点があった。
また、水中には、藻類又は海草類等の水中植物が繁殖していたり、各種のゴミ類が浮遊しており、水陸両用車の底部に車軸及び懸架装置等が露出している場合、水上航行時にそれらの水中植物やゴミ類等が、当該部分に付着してしまうため、水陸両用車の上陸後に手作業で除去しなければならなかった。
しかし、上記従来の水陸両用車では、水上航行時において、水中植物等が車軸等に付着することを効果的に抑止することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記の各問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構造かつ低製造コストで、水上航行時における各種抵抗の低減及び水中植物等の付着抑止を図ることを可能とする水陸両用車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の水陸両用車は、ボディと、上記ボディを支持する左右の前輪及び左右の後輪とを有し、上記左右の後輪は、上記ボディの底面に取り付けられている後輪車軸に軸支されているとともに、少なくとも1つの水上航行用の推進装置が、上記後輪車軸の後方に取り付けられている水陸両用車であって、上記後輪を走行可能に露出させたまま、上記ボディの底面の少なくとも一部を下方から覆うリアアンダーカバーが設けられており、上記リアアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、上記後輪車軸を挟み、かつ、当該後輪車軸と面一となるように対向して設けられるとともに、上記後方のリアアンダーカバーは後方かつ上方に延在する傾斜面が形成され、上記傾斜面が、水上航行時において少なくとも1つの上記推進装置に向けて水流を案内可能となるように構成されていることを特徴としている。
ここで、面一とは、隣接する前後のリアアンダーカバーと後輪車軸の表面を同一表面に形成することをいうが、必ずしも完全に同一表面でなくてもよく、略同一表面に形成されているものであればよい。
また、推進装置には、スクリューを有する船外機、船内外機及び船内機、並びに、ウォータージェットの噴射装置等、各種の態様が含まれる。
本発明によれば、後輪を走行可能に露出させたまま、ボディの底面の少なくとも一部及び後輪車軸を下方から覆うリアアンダーカバーが設けられているため、当該ボディの底部に複雑な凹凸構造が露出している場合に比して、リアアンダーカバーの底面外面に沿って水がスムーズに流れるため、水上航行時における各種抵抗を低減し、かつ推進効率を向上させて効率的な水中走行が可能となる。
また、上記リアアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、後輪車軸を挟み、かつ、当該後輪車軸と面一となるように対向して設けられているため、後輪車軸の態様に対応させて、容易に取り付けることができる。
また、水陸両用車のボディの底部後方に複雑な凹凸構造が露出している場合には、水上航行時に水流に大きな渦が生じて水流をスムーズに推進装置へ案内することが困難であった。しかし、本発明によれば、リアアンダーカバーは、後輪車軸を覆う位置から後方かつ上方に延在する傾斜面が形成され、当該傾斜面が、水上航行時における上記少なくとも1つのスクリューに向けて水流を案内することが可能となっているため、推進装置の回転効率を向上させることができる一つの要因となる。
また、リアアンダーカバーの存在により、ボディの底部に複雑な凹凸構造が露出することがないため、水上航行時において水中植物等が付着することを防止することができる。
さらに、陸上走行においても空気抵抗を低減させることができるため、燃費の向上を図ることが可能となる。
また、後輪が引込み式でなく、リアアンダーカバーを装備しても、後輪はリアアンダーカバーに覆われることなく路面に対して露出したままであるので、陸上走行と水上航行を連続的に行うことができ、また、浅い水域では必要に応じて、水中における車輪を使用した走行が可能となる。
さらに、従来の水陸両用車と比較して、複雑な構造が不要であり簡単な構造でリアアンダーカバーを実現できるので総重量の増加が少なく、低コストで製造することが可能となる。
また、本発明の水陸両用車において、上記左右の前輪は、上記ボディの底面に取り付けられている前輪車軸に軸支されているとともに、上記前輪を走行可能に露出させたまま、上記ボディの底面の少なくとも一部を下方から覆うフロントアンダーカバーが設けられており、上記フロントアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、上記前輪車軸を挟み、かつ、当該前輪車軸と面一となるように対向して設けられている構造とすることができる。
本発明によれば、前輪を走行可能に露出させたまま、ボディの底面の少なくとも一部及び前輪車軸を下方から覆うフロントアンダーカバーが設けられているため、当該ボディの底部に複雑な凹凸構造が露出している場合に比して、フロントアンダーカバーの底面外面に沿って水がスムーズに流れるので水上航行時における各種抵抗を低減し、効率的な水中走行が可能となる。
また、上記フロントアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、上記前輪車軸を挟み、かつ、当該前輪車軸と面一となるように対向して設けられているため、前輪車軸の態様に対応させて、容易に取り付けることができる。
さらに、フロントアンダーカバーの存在により、ボディの底部に複雑な凹凸構造が露出することがないため、水上航行時において水中植物等が付着することを防止することができる。
さらに、本発明の水陸両用車において、上記フロントアンダーカバーは、当該水陸両用車のバンパーと一体構造となるように形成されており、上記バンパーと共に流線形をなす構造とすることができる。
本発明によれば、水流を左右に分けるだけでなく、スムーズに下方に導くことができるため、各種抵抗を一層低減させることができる。
本発明によれば、簡易な構造かつ低製造コストで、水上航行時における各種抵抗の低減及び水中植物等の付着抑止を図ることを可能とする水陸両用車を提供することができる。
本発明の第1実施形態における水陸両用車の側面図である。 本発明の第1実施形態における水陸両用車のボディの側面図である。 本発明の第1実施形態における水陸両用車の底面図である。 本発明の第1実施形態における水陸両用車における推進装置とリアアンダーカバーの位置関係を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態における水陸両用車のフロントアンダーカバー及びリアアンダーカバーの斜視図である。 本発明の第1実施形態における水陸両用車の左前方下部からの斜視図である。 本発明の第2実施形態における水陸両用車のアンダーカバーを外した状態における左前方下部からの斜視図である。 本発明の第3実施形態における水陸両用車の側面図である。 本発明の第3実施形態における水陸両用車の左前方下部からの斜視図である。 本発明の第3実施形態における水陸両用車のフロントアンダーカバー及びバンパーの斜視図である。 本発明の第4実施形態における水陸両用車における推進装置とリアアンダーカバーの位置関係を説明するための説明図である。
本発明の水陸両用車について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一の装置等には同一の符合を付し、重複した説明を省略する。
なお、以下の説明において、特段の説明がない場合には、前後方向及び左右方向は進行方向に対する向きをいうことにする。
[1]第1実施形態
(1)基本構造
本発明の水陸両用車1の第1実施形態について説明する。
図1及び図3に示すように、水陸両用車1は、略箱形形状で内部空間を有するボディBと、当該ボディBに前部フレーム20及び後部フレーム25を介して取り付けられている前輪41及び後輪46とを備えている。
また、ボディBの甲板上には、前部に運転室98が設けられるとともに、後部に屋根や座席等を備える客室99が設けられている。
(2)ボディ
図2に示すように、ボディBは、密閉された内部空間を有する細長箱形形状に形成されているとともに、水上に浮上可能な水密構造となっており、前輪41の取付部である前面部B1と、後輪46の取付部である後面部B3と、後面部B3の後方の船尾部B4と、前面部B1と後面部B3との間の中間部B2から形成されている。
上記ボディBは、長方形形状のボディ上面部材11(甲板を構成)と、左右のボディ側面部材12,13と、山型形状であるボディ前面部材14(平面視)と、ボディ側面の下縁部の形状に合致する形状であるハット状のボディ底面部材15(側面視)と、略ホームベースの下側先端部を切除した六角形形状のボディ後面部材16とが接合されることにより形成されている(但し、船尾部B4の構造は後述する)。
ボディ上面部材11は、左右のボディ側面部材12,13、ボディ前面部材14及びボディ後面部材16の各上端部より低い位置に設けられており、当該ボディ上面部材11の上部には、凹部状の空間部が形成されている。また、ボディ上面部材11は、エンジン56等の設置空間を確保するため、また予備浮力を増加させ水中での復原力を保持するため、略中央部を境に、前部が後部と比較して高く形成されている。
前面部B1は、ボディ前面部材14と、左右のボディ側面部材12,13の前方部分、ボディ上面部材11の前方部分及びボディ底面部材15の前方部分(各々約全長の1/3の部分)から形成される部分である。上記前面部B1の下側には、ボディBの先端部から前輪41の後端部付近に至るまでの部分において車幅方向の全体に前側下部空間部7が形成されている。この前側下部空間部7の高さは、前輪41の半径より少し長い寸法に形成されている。
ボディ前面部材14は、水流を左右に分けて各種抵抗を低減するように先端中心部が突出して二辺が円弧状の略二等辺三角形状となる山型形状(平面視)に形成されている。
また、前面部B1に対応する左右のボディ側面部材12,13は、先端部がやや突出するとともに、側面視で前方下端部から前輪41の後端部の近傍に至るまで、後方端部が1/4円状である略長方形状の部分を切除した形状をなしている。
中央部B2は、左右のボディ側面部材12,13の突状部分(各々約全長の1/3の部分)と、当該ボディ側面部材12,13に対応するボディ上面部材11及びボディ底面部材15とから形成される部分である。また、ボディ底面部材15は、左右方向から下側に向けて、幅狭となるようなだらかに傾斜するように形成されている。
後面部B3は、ボディ後面部材16の後方部分と、左右のボディ側面部材12,13の後方部分、ボディ上面部材11の後方部分及びボディ底面部材15の後方部分から形成される部分である。上記後面部B3の下側には、車幅方向の全体に後側下部空間部8が形成されている。この後側下部空間部8の高さは、後輪46の半径より少し長い寸法に形成されている。
また、後面部B3に対応する左右のボディ側面部材12,13は、後輪46の後端部の近傍において、側面視で後輪46の形状に沿って半円状の部分が削除される形状に形成されている。
ボディ後面部材16は、後面部B3と船尾部B4の境界を形成しており、ボディ底面部材15の後端部に対して垂直に立設している。
船尾部B4は、ボディ後面部材16において、左右のボディ側面部材12,13に接続して設けられている左右の浮体19と、倒立した凹字形状である船尾部材18とから形成されている。左右の浮体19の間には、推進装置60を設置するための後尾空間部9が形成されており、この後尾空間部9は、ボディBの後面部B3の後側下部空間部8と連続している。
なお、左右のボディ側面部材12,13の後端部は、水流をスムーズに後方に案内することができるように、後方に向かって上向きの傾斜面が形成されるように、側面視で台形形状を呈している。
また、船尾部材18には、テールランプ32が取り付けられている。
(3)前部フレーム、後部フレーム及びバンパー
図3に示すように、前部フレーム20は、前輪車軸42を取り付けるために設けられる溝型鋼で形成されている枠条の部材(平面視)であり、前後方向に所定間隔で並設されているサイドレール21A,21Bと、車幅方向に所定間隔で並設されているクロスメンバ22A,22Bから構成されている。この前部フレーム20は、図示しないボルトによりボディBの前側下部空間部7に取り付けられている。
後部フレーム25は、後輪車軸47A,47Bを取り付けるために設けられる溝型鋼で形成されている枠条の部材であり、前後方向に所定間隔で並設されているサイドレール26A,26Bと、車幅方向に所定間隔で並設されているクロスメンバ27A,27Bから構成されている。この後部フレーム25は、図示しないボルトによりボディBの後側下部空間部8に取り付けられている。
バンパー30は、前部フレーム20の前端面の下側であって、ボディ底面部材15の前端部に沿って付設されている。バンパー30は、平面視で略V字状であり、ボディ前面部材14の形状に沿うように平面視で中心部先端が突出して二辺が円弧状に対称に形成されている。
また、バンパー30の左右の端部には、略直方体の箱状であるヘッドランプ31が付設されている。
なお、ボディBの先端部には、当該部位を補強するための2本の補強材33が横設されている。
(4)エンジン及び動力伝達装置
図3に示すように、エンジン50は、水上航行時に海水等に晒されて錆びてしまうことを防ぐために、ボディBの中央部B2の内部空間に設置されている。このエンジン50の出力軸に接続されて、後方に向かって順に、動力伝達装置を構成する、クラッチ51と、トランスミッション52が上記内部空間に設けられている。そして、上記トランスミッション52の出力軸がボディBの進行方向に延びるスクリューシャフト53の前端部に接続され、当該スクリューシャフト53の後端部が差動装置54の入力軸に接続されている。
スクリューシャフト53の前部は、ボディBの内部空間に設置されている。また、スクリューシャフト53はボディBの水密を保持したまま、ボディBの中央部B2の下方から後側下部空間8に突出した状態で延設されている。
差動装置54の車幅方向の左右には、駆動軸である後輪車軸47A,47Bが回動自在に接続されている。差動装置54は、後部フレーム25に取り付けられており、後側下部空間部8に突出している。
また、後輪車軸47A,47Bは後部フレーム25のサイドレール26A,26Bに軸支されており、当該後輪車軸47A,47Bの両端部には、それぞれ2個の後輪46が設けられている。
前輪車軸42は前部フレーム20のサイドレール21A,21Bに軸支されており、当該前輪車軸42の両端部には、それぞれ1個の前輪41が設けられている。また、前輪車軸42は、図示しない操舵手段により、左右方向にその向きを変えることにより、操舵操作が可能となっている。
また、前輪車軸42をその下方から支持するために、平行リーフスプリング式サスペンション44(以下、「リーフスプリング」という。)が、前部フレーム20のサイドレール21A,21Bに沿って延設されている。同様に、後輪車軸47A,47Bをその下方から支持するために、リーフスプリング49が、後部フレーム25のサイドレール26A,26Bに沿って延設されている。
(5)推進装置
図4に示すように、水陸両用車1は、水上航行するために2基の推進装置60を備えている。この推進装置60は、公知の船外機であり柱体状の機体本体61とその先端のスクリュー62を備えている。
機体本体61は、スイベルブラケット64を介して左右の方向に操舵自在に取りつけられており、このスイベルブラケット64は、クランプブラケット65にチルト軸tを中心として上下揺動自在に支持されており、さらに、クランクブラケット64は後述する後部フレーム25の後端部に接合している支持部材28の上縁部に固定されている。
また、スクリュー62は3枚のスクリュー翼62aを備え、チルドダウン時において、機体本体の先端が鉛直となり、スクリュー翼62aが後方向きとなるように枢設されている。
機体本体61におけるスクリュー62aの直上部には、キャビテーションプレート63が横設されている。
上記構造により、推進装置60は、水上航行時にはチルトダウンし、陸上走行時にはスクリュー翼62a等の破損防止等のためにチルトアップすることで、水上航行及び陸上走行が可能となっている。
(6)ボディの底部構造
次に、水陸両用車1のボディBの底部構造について説明する。水陸両用車1において、前側下部空間部7と後側下部空間部8は、それぞれフロントアンダーカバー70とリアアンダーカバー80により閉塞されている。
a)フロントアンダーカバー
図5に示すように、フロントアンダーカバー70は、ボディBの前面部の底部における凹凸構造を覆うとともに、バンパー30及びボディ底面部材15に密着することにより、全体的に滑らかな形状である平滑構造として各種抵抗を低減させる機能を有しており、金属製や樹脂製の薄板構造に形成されている。なお、フロントアンダーカバー70は、流れ方向に波板状にして強度を持たせてもよい。
このフロントアンダーカバー70は、前部フロントアンダーカバー70fと後部フロントアンダーカバー70rから形成されており、左右のリーフスプリング44に対応した切欠部75,76が設けられているとともに、前輪車軸42に対応する部分において、前後方向に二分割された構造を有している。
前部フロントアンダーカバー70fは、平面視で矢印状をしており、バンパー30の底部に図示しないボルトで接合されている。
後部フロントアンダーカバー70rは、後底面部74と、後底面部74の後端部の左右に斜設されている後側面部77から構成されている。左右の側面部77は、ボディ底面部材15に密着するなだらかに傾斜した形状であり、その上端部が、前側下部空間部7の後端部に図示しないボルトで接合されている。
そして、前部フロントアンダーカバー70fと後部フロントアンダーカバー70rは、図6に示すように、前輪車軸42を覆わず、当該前輪車軸42を挟み、面一となるように対向して、前側下部空間部7を塞ぐように、ボディ底面部材15にボルトによって取り付けられている。
なお、陸上走行時に、ボディBの下面と前輪41の接地面の距離が小さいと小石やゴミ等と接触して走行の妨げとり、あるいは、フロントアンダーカバー70が破損等するおそれがある。他方、この距離が大きいと抵抗も大きくなる。それゆえ、この距離は、これらのバランスを考慮して設計するのが好ましい。
b)リアアンダーカバー
図5に示すように、リアアンダーカバー80は、ボディBの下面の凹凸構造を覆うとともに、前端がボディ底面部材15に密着することにより、全体的に滑らかな形状である平滑構造として各種抵抗を低減させる機能を有しており、金属製や樹脂製の薄板構造に形成されている。
このリアアンダーカバー80は、前部リアアンダーカバー80fと後部リアアンダーカバー80rから形成されており、左右のリーフスプリング49に対応した切欠部86,87が設けられているとともに、後輪車軸47A,47Bが位置する部分において、前後方向に二分割された構造を有している。
前部リアアンダーカバー80fは、略凹字状である前側水平部82と、その両端に設けられている左右の前側側面部81から形成されている。前側水平部82の後端部の中央部には、スクリューシャフト53の一部及び差動装置54に対応した台形状の開口部88が形成されている。また、前側水平部82の左右の後側面の端部には、リーフスプリング49に対応した切欠部86が形成されている。
また、後部リアアンダーカバー80rは、長方形形状である後側水平部83と、当該後側水平部83に接続している長方形形状の後部傾斜面85と、当該後側傾斜面85の両端に設けられている左右の後側面部84から形成されている。そして、後部傾斜面85の前縁部には、リーフスプリング49に対応した切欠部87が形成されている。
前部リアアンダーカバー80fと後部リアアンダーカバー80rは、図6に示すように、後輪車軸47A,47Bを覆わず、当該後輪車軸47A,47Bを挟み、面一となるように対向して、後側下部空間部8を塞ぐように、ボディ底面部15に取り付けられている。
なお、リーフスプリング44,49は、その構造上、フロントアンダーカバー70及びリアアンダーカバー80から、下方に僅かに突出している。
ところで、図4に示すように、スクリュー翼62aの回転した軌跡による円形の直径をD(この場合は、スクリュー翼62aの長さの2倍がDとなることになる)とすると、後部リアアンダーカバー80rの後部傾斜面85の後端部は、キャビテーションプレート63よりやや高い位置又はD/4高い位置となるように設けることが好適である。この場合、後部リアアンダーカバー80rの後部傾斜面85とキャビテーションプレート63を水平に延長した水平線のなす角度θはできるだけ小さくする必要があるが、10度乃至35度となることが好ましい。
後部リアアンダーカバー80rの後部傾斜面85の後端部の位置をこのように設けることで、後部リアアンダーカバー80rの後部傾斜面85がスクリュー62に向けて水流をスムーズに案内することができるようになっている。
また、後部リアアンダーカバー80rの後部傾斜面85が後側水平面83となす傾斜角度は、本実施形態では約15度に設けられており、急角度となることにより水流が傾斜面から剥離して水流が乱れることが抑制されている。
なお、陸上走行時に、リアアンダーカバー80の前側水平面82及び後側水平面83と後輪46の接地面の距離が小さいと小石やゴミ等と接触して走行の妨げとなったり、リアアンダーカバー80が破損等するおそれがある。それゆえ、この距離は、この点を考慮して設計するのが好ましい。また、リアアンダーカバー80の高さについては、プロペラへの水流の角度が、上記水平線に対して10度乃至35度となるように設計されることが好ましい。
(7)作用効果
次に、上記水陸両用車1の作用効果について説明する。
図1に示すように、水陸両用車1の水上航行時には、ボディBの前側下部空間部7及び後側下部空間部8の部分は、喫水線Wより下方となる。このとき、フロントアンダーカバー70の底面部に沿ってボディ底面部材15の中央部に向かって水がスムーズに流れるため、ボディBの前側下部空間部7の凹凸構造による各種抵抗を低減させることができる。
同様に、リアアンダーカバー80により、ボディBの後側下部空間部8の凹凸構造、すなわちスクリューシャフト53の一部分、差動装置54等による各種抵抗を低減させることができる。
なお、フロントアンダーカバー70は、前輪車軸42を覆っていないが、前部フロントアンダーカバー70fと後部フロントアンダーカバー70rは当該前輪車軸42を挟み、面一となるように対向して設けられているため、各種抵抗を低減させる機能が損なわれることはない(リアアンダーカバー80も同様である)。
また、リーフスプリング44,49は、フロントアンダーカバー70及びリアアンダーカバー80の底面よりわずかに突出しているに過ぎず、その形状も進行方向に滑らかな曲面となっているので各種抵抗を低減させる機能が損なわれることはない。
さらに、後部リアアンダーカバー80rが後部傾斜面85を備え、チルトダウンした推進装置60のスクリュー翼62aに向けて水流をスムーズに案内する構造となっているため、当該スクリュー翼62aの回転効率を向上させることができる。
また、フロントアンダーカバー70及びリアアンダーカバー80の存在により、スクリューシャフト53及び差動装置54等への水中植物の付着等を抑制することができる。
さらに、フロントアンダーカバー70及びリアアンダーカバー80は、ボルトにより着脱自在な構造であるため、前輪車軸42及び後輪車軸47A,47B等の点検時の便宜を図ることができる。
なお、フロントアンダーカバー70及びリアアンダーカバー80は、既存の種々の水陸両用車に容易に取り付けることが可能であるため、非常に好適である。
[2]第2実施形態
次に、本発明の水陸両用車の第2実施形態について、図7を参照して説明する。
第2実施形態の水陸両用車2は、第1実施形態の水陸両用車1と基本的な構成は同様であるが、後部フロントアンダーカバーと前部リアアンダーカバーとが一体形状のアンダーカバー90として形成されている点が相違している。このアンダーカバー90においては、第1実施形態と同様の後部フロントアンダーカバー70rの両側面部と、第1実施形態と同様の前部リアアンダーカバー80fの両側面部とが、細長長方形状である接続中間アンダーカバー90aで接合されている(底面部には空間が形成されている)。
第2実施形態の水陸両用車2によれば、左右の側面部がなだらかに形成されていない等の場合であっても、アンダーカバー90の底面に沿って全体にわたり連続して水がスムーズに流れるため、各種抵抗を一層低減させることができる。また、アンダーカバー90の一体成型が可能であるので、製造工程の簡略化を図ることができる。
[3]第3実施形態
次に、本発明の水陸両用車の第3実施形態について、図8乃至図10を参照して説明する。
第3実施形態に係る水陸両用車3は、第1実施形態に係る水陸両用車1と基本的な構成は同様であるが、フロントアンダーカバー70がバンパー30と一体に形成されている点が相違している。このフロントアンダーカバー70は、バンパー30と共に流線形をなしている。具体的には、前部フロントアンダーカバー70fがバンパー30と連続して設けられている。そして、前部フロントアンダーカバー70f及びバンパー30は、一体となって、下方かつ後方に向かって流線形をなしている。それゆえ、これらの前部フロントアンダーカバー70f及びバンパー30は、図8に示すように、側面視で曲線を描いている。
第3実施形態の水陸両用車3によれば、フロントアンダーカバー70がバンパー30と一体に形成され、バンパー30と共に流線形をなすため、水流を左右に分けるだけでなく、スムーズに下方に導くことができる。これにより、各種抵抗を一層低減させることができる。また、フロントアンダーカバー70とバンパー30との一体成型が可能であるので、製造工程の簡略化を図ることができる。
[4]第4実施形態
次に、本発明の水陸両用車の第4実施形態について、図11を参照して説明する。
第4実施形態に係る水陸両用車は、第1実施形態に係る水陸両用車1と基本的な構成は同様であるが、推進装置60’が船外機ではなく、船内機である点で相違している。すなわち、ボディBの内部空間に配置されている不図示の駆動力源からスクリューシャフト64’及び軸受65’を介して回転するスクリュー翼62a’が設けられている。そして、スクリュー翼62a’の進行方向の後方の舵により(図示せず)、水陸両用車2の進行方向に応じて鉛直軸を中心に左右に回転可能となるように構成されている。軸受65’は、後部フレーム(図示せず)に取り付けられている支持部材28’に取り付けられる金属性のシャフトブラケット66’に支持されている。
上記推進装置では上下方向の位置は移動しないため、この場合におけるリアアンダーカバー80’の後部傾斜面85’の後端部はスクリュー翼62a’の上方に位置している。リアアンダーカバー80’の後部傾斜面85’とスクリュー翼62a’の間の距離H’は、振動防止の観点から非常に重要であり、スクリュー翼62a’の直径をD’とすると、15D’/100以上(より好ましくは、25D’/100以上)とすることが必要となる。
さらに、リアアンダーカバー80’の後部傾斜面85’が水平面(図示せず)となす傾斜角度θ’は、急角度となることにより水流が傾斜面から剥離して水流が乱れることを抑制するためには、10度乃至35度とすることが好ましい。
第4実施形態の水陸両用車によっても、第1実施形態の水陸両用車1と同様の作用効果を奏することが可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、上記の各実施形態において、スクリューは、後輪の後方であれば、任意の位置に、任意の数だけ取り付けられていてもよい。但し、この場合において、フロントアンダーカバーやリアアンダーカバーの形状は、それらのスクリューの少なくとも一部に対して水流をスムーズに導くような形状とすることが必要である。なお、追加の整流部材を設けることもできる。
また、上記フロントアンダーカバー及びリアアンダーカバーは、水密構造、非水密構造いずれであってもよい。非水密構造の場合は、水密構造とした場合と比較して、面積を少なくすることができるため、軽量化を図ることができるとともに、製造を容易としてコストの低減を図ることができる。
また、フロントアンダーカバーやリアアンダーカバーを含む種々の装置の形状、数量、取付け位置等は、広く選択可能である。
さらに、フロントアンダーカバーとボディの間、あるいは、リアアンダーカバーとボディとの間の空間の一部を水密構造とする所定の部材を備えていたり、当該空間に発泡の浮力材等が鉄板等で囲われて格納されていてもよい。これにより、さらなる浮力を確保することができる。
また、水陸両用車におけるボディの形状、バンパーの形状、サスペンションの形状、車輪数その他の細部の構造等はベースとなる車体により変形することが可能である。
さらに、水陸両用車は、後輪駆動に限らず、前輪駆動や全輪駆動であってもよいことはもちろんである。
1,2,3 水陸両用車
B ボディ
B1 前面部
B2 中間部
B3 後面部
B4 船尾部
7 前側下部空間部
8 後側下部空間部
9 後尾空間部
12,13 ボディ側面部材
14 ボディ前面部材
15 ボディ底面部材
20 前部フレーム
25 後部フレーム
41 前輪
42 前輪車軸
46 後輪
47A,47B 後輪車軸
60,60’ 推進装置
61 機体本体
62 スクリュー
62a,62a’ スクリュー翼
70 フロントアンダーカバー
70f 前部フロントアンダーカバー
70r 後部フロントアンダーカバー
80 リアアンダーカバー
80f 前部リアアンダーカバー
80r 後部リアアンダーカバー
90 アンダーカバー
90a 接続中間アンダーカバー

Claims (3)

  1. ボディと、前記ボディを支持する左右の前輪及び左右の後輪とを有し、
    前記左右の後輪は、前記ボディの底面に取り付けられている後輪車軸に軸支されているとともに、
    少なくとも1つの水上航行用の推進装置が、前記後輪車軸の後方に取り付けられている水陸両用車であって、
    前記後輪を走行可能に露出させたまま、前記ボディの底面の少なくとも一部を下方から覆うリアアンダーカバーが設けられており、
    前記リアアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、前記後輪車軸を挟み、かつ、当該後輪車軸と面一となるように対向して設けられるとともに、
    前記後方のリアアンダーカバーは後方かつ上方に延在する傾斜面が形成され、前記傾斜面が、水上航行時において少なくとも1つの前記推進装置に向けて水流を案内可能となるように構成されていることを特徴とする水陸両用車。
  2. 前記左右の前輪は、前記ボディの底面に取り付けられている前輪車軸に軸支されているとともに、
    前記前輪を走行可能に露出させたまま、前記ボディの底面の少なくとも一部を下方から覆うフロントアンダーカバーが設けられており、
    前記フロントアンダーカバーは、前後方向に分割して形成され、前記前輪車軸を挟み、かつ、当該前輪車軸と面一となるように対向して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の水陸両用車。
  3. 前記フロントアンダーカバーは、当該水陸両用車のバンパーと一体に形成されており、前記バンパーと共に流線形をなすことを特徴とする請求項2に記載の水陸両用車。
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