JP5823072B1 - 時計システム及び時刻同期方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 システム内の複数のユニットの時刻を同期することのできる時計システムを提供する。【解決手段】 複数のユニットを含む時計システムにおいて、複数のユニットの各々によって、無線信号を受信すること、受信された無線信号から時刻に関する情報を含む時刻データを取得し、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、計時部の時刻を修正すること、計時部の時刻を表示すること、及び、計時部によって計時される時刻に関する情報と、当該時刻がいくつのユニットを介して得られたものであるかを示すレベルとを含む時刻データを送信すること、が実行されることによって、複数のユニットの時刻を同期させる。【選択図】図1

Description

本発明は、時計システムと時刻同期方法に関する。
従来、親時計が計時する時刻情報を送信し、これを受信した子時計の計時を親時計の計時と同期させる親子時計装置が知られている。例えば、特許文献1には、親時計が既存の信号線を介して2種類の同期方法、時報信号とタイムコード信号、により子時計の計時を同期させることにより、子時計の計時が親時計のそれと異なっても容易に同期させることができる親子時計装置について記載されている。
特開2002−40173号公報 特開2002−148371号公報
特許文献1に記載された親子時計装置は、ケーブル等を用いて時刻情報を送受信するものであり、また、子時計の時刻を親時計に同期させるためには、親時計から直接時刻情報受信する必要があるため、親時計及び子時計を敷設する位置に制約がある。
この制約を解消するため、特許文献2には、親時計が基準となる時刻情報を電波等の無線で発信し、周囲に配置された子時計がこれを受信して親時計の基準時刻情報に基づいて時刻を修正して親時計の時刻に一致させる無線式の親子時計システムが記載されている。特許文献2に記載された親子時計システムはさらに、親時計の時刻情報を受信した子時計から他の子時計へとリレー式に時刻修正を行なうこととし、親時計から直接に時刻情報を受信できないような位置に子時計を配置しても時刻を修正できるようにしている。これにより、複数の子時計を比較的に自由に敷地内又は構内に配置することができる。
しかしながら、特許文献2には、親時計と子時計の間で時刻を修正するためのダウンリンク処理を、1回あたり1時間もかけて行う必要がある旨記載されている。つまり、特許文献2に記載された親子時計システムでは、複数の時計の時刻を同期するための処理に多大の時間が費やされるものであった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、従来技術よりも短い時間内に、システム内の複数のユニットの時刻を同期することのできる時計システムを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態に係るユニットは、無線信号を受信する受信器と、時刻を計時する計時部と、受信器によって受信された無線信号から時刻に関する情報を含む時刻データを取得し、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、計時部の時刻を修正する時刻修正手段と、計時部の時刻を表示するための表示部と、計時部によって計時される時刻に関する情報と、当該時刻がいくつのユニットを介して得られたものであるかを示すレベルとを含む時刻データを送信する送信器と、を備える。
好適には、受信器によって受信された無線信号から取り出された時刻データに含まれるレベルに1を加えたものを当該ユニットのレベルとして保持するレベル保持手段をさらに備え、送信器によって送信される時刻データに含まれるレベルは、レベル保持手段によって保持されたレベルに基づくものである。
また、好適には、受信器は、無線信号から複数の時刻データが取り出されるとき、時刻データに含まれるレベルが最も小さく、かつ、レベルが最も小さい時刻データが複数ある場合には、その中から信号の強度が最も強い信号が含まれるタイムスロットを特定し、時刻修正手段は、当該特定されたタイムスロットから取得された時刻データに基づいて、計時部の時刻を修正する。
さらに好適には、送信器は、受信器によって受信された無線信号を調査して空タイムスロットを抽出し、当該抽出された空タイムスロットを用いて、時刻データを送信する。
また、本発明の一実施形態に係る時計システムは、上述のユニットが複数含まれることによって構成される。好適には、複数のユニットのうちの少なくとも1つがマスタとして動作し、マスタは、時計システムの外部から現在時刻に関する情報を取得して、計時部の時刻を修正する。
本発明の一実施形態に係る時刻同期方法は、複数のユニットを含む時計システムにおいて、複数のユニットの各々によって実行される方法である。各ユニットは、無線信号を受信すること、受信された無線信号から時刻に関する情報を含む時刻データを取得し、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、計時部の時刻を修正すること、計時部の時刻を表示すること、及び、計時部によって計時される時刻に関する情報と、当該時刻がいくつのユニットを介して得られたものであるかを示すレベルとを含む時刻データを送信すること、を実行することによって複数のユニットの時刻が同期する。
本発明の時計システム及び時刻同期方法によれば、従来技術よりも短い時間内に、時計システム内の複数のユニットの時刻を同期することが可能となり得る。
本発明の一実施形態に係る時計システム1の全体構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るユニット10、すなわち、マスタ11及びリピータ12の機能構成を示す概略図である。 本実施例におけるタイムスロットの概略の一例を示す図である。 本実施例において、ユニット10が送信する時刻データの構造の一例を示す図である。 本実施形態における処理プロトコルの概要を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る時計システム1の全体構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態において時計システム1は、複数のユニット(時計ユニット)10(11及び12)を備えることにより構成される。複数のユニット10のうちの少なくとも1つはマスタ11として動作し、残りはリピータ12(12a、12b、・・・)として動作する。なお、符号12の添え字a、b、・・・は、同じ要素である複数のリピータを区別するためのものであるが、以下の説明においてリピータを区別しない場合などには、適宜添え字を省略する。
図2は、本実施形態に係るユニット10、すなわち、マスタ11及びリピータ12の機能構成を示す概略図である。同図に示すように、ユニット10は例えば、アンテナ101、無線モジュール102、受信器103、送信器104、入力部105、計時部106、表示部107、アラーム108及び制御部110を含む。制御部110は、時刻修正手段111及びレベル保持手段112を含む。
アンテナ101は、無線信号を送受信するためのアンテナである。無線モジュール102は、2.4ギガヘルツ帯の無線信号を扱うためのモジュールであり、例えば、不要な信号のフィルタリングなどを行う。
受信器103は、アンテナ101及び無線モジュール102を介して、無線信号を受信する。ユニット10がマスタ11として利用される場合、受信器103は、外部の標準時刻情報の電波(放送の時報、標準電波JJY等)を受信して、標準時刻を時刻データとして取得する。マスタ11における標準時刻の取得は、標準電波に限られるものではなく、他にも、GPS(Global Positioning System)電波、ネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)、Bluetooth(登録商標)を介してスマートフォンの時刻情報を取得する等、種々の時刻情報ソースから、標準時刻を取得することが可能である。ユニット10がリピータ12として利用される場合、受信器103は、マスタ11又は他のリピータ12から送信された無線信号を受信して、時刻データを取得する。
送信器104は、計時部106で計時される時刻情報と、レベル保持手段112にて保持されているレベルと、を含む時刻データを構成し、空タイムスロットを用いて、無線モジュール102及びアンテナ101を介して当該時刻データを送信する。
入力部105は、時刻に関する情報を入力するためのボタンやタッチパネル等のユーザインターフェイスによって構成される。マスタ11は、標準電波を受信する代わりに、入力部105から入力された情報に基づいて、標準時刻を取得するものとしてもよい。
計時部106は、時刻を計時するための構成である。表示部107は、計時部106の時刻を表示するための構成である。アラーム108は、計時部106の時刻に基づいて、アラームを出力するための構成である。
制御部110は、プロセッサ等により構成され、受信器103、送信器104、入力部105、計時部106、表示部107及びアラーム108の動作を制御するためのものである。例えば、制御部110の制御により、表示部107は、計時部106の時刻情報に基づいて、現在の時刻を表示する。ここで、時刻を「表示」するとは、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置上に、いわゆるデジタル時計の形式で時刻を表示する態様のみならず、時分や秒を示す針を用いて、いわゆるアナログ時計の形式で時刻を表示する態様も含むものである。
時刻修正手段111は、受信器103によって受信された無線信号から、時刻に関する情報(時刻情報)を含む時刻データを取得すると、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、計時部106の時刻を修正し、取得された時刻データに含まれる時刻情報に同期させる。
レベル保持手段112は、計時部106の時刻が、いくつのユニット10を介して得られたものであるかを示すレベルに関する情報を保持するための構成である。ユニット10がマスタ11として用いられる場合、レベル保持手段112は、レベル「1」を保持する。ユニット10がリピータ12として用いられる場合、レベル保持手段112は、受信器103によって受信された無線信号から取り出された時刻データに含まれるレベルに1を加えたものを、当該リピータ12のレベルとして保持する。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態において、各ユニット10が実施する処理のプロトコルについて説明する。
本実施例では、時計システム1内の時刻データの送受信を、時分割多重方式により行うものとしている。具体的には、時間を一定時間ごとのサイクルに区切り、さらに各サイクルを複数のタイムスロットに分割する。各ユニット10(マスタ11とリピータ12)は、各サイクルにおいて、同じ位置のタイムスロットを用いて時刻データを送信することによって、時計システム1内のユニット10の時刻を同期させる。
図3は、本実施例におけるタイムスロットの概略の一例を示す図である。ここでは、同図に示すように、1つのタイムスロットの時間幅を2秒、1サイクルにおけるタイムスロット数を64個としている。しかしながら、タイムスロットの時間幅や1サイクルあたりのタイムスロット数はこれらに限定されず、任意に設定可能である。すなわち、タイムスロットの時間幅は2秒に限定されず、一般化すればT秒と表すことができる。
また、1サイクルあたりのタイムスロットの数も64個に固定されているのではなく、一般化すればN個と表すことができる。ここで、Nは任意の自然数である。タイムスロット数は、用法に応じて柔軟に変更可能である。例えば、タイムスロット数を16個にすると、64個の場合より早く時計を同期させることができる。また、タイムスロット数を128個にすると、時計システム1内で同期させられるユニット10の数を64個の場合よりも増やすことができる。1サイクルの時間は、タイムスロットの時間幅に1サイクルあたりのタイムスロット数を乗じた時間となるから、図4に示す実施例では、1サイクルが128秒となる。一般化すれば、1サイクルの時間は、T×N秒と表すことができる。
上述のとおり、各ユニット10は、各サイクルにおいて、毎回同じ位置のタイムスロットを用いて時刻データの送信を行う。このとき、ユニット10は、1つのタイムスロットにおいて、時刻データを2回送信する。例えば、図3に示す例では、タイムスロットの開始から0.5秒(500ミリ秒)のタイミングで第1の時刻データ(1つ目のデータパケット)を50ミリ秒間送信し、それから1秒(1000ミリ秒)空けて、すなわち、タイムスロットの開始から1.5秒のタイミングで、第2の時刻データ(2つ目のデータパケット)を50ミリ秒間再度送信する。
なお、時刻データを送信するタイミングや時刻データの送信時間は図4の例に限られず、任意に変更することができる。例えば、タイムスロットの開始からt1秒のタイミングで第1の時刻データをt4秒間送信し、第1の時刻データの送信開始からt2秒空けて、第2の時刻データをt4秒間送信し、第2の時刻データの送信開始からt3秒後に1スロットが終了するように、時刻データの送信タイミングを設定することができる。このとき、t1+t2+t3=Tという条件を満たす必要がある。t1、t2及びt3はそれぞれ任意の値を取り得るのであり、例えば、t1=t3=T/4といった値を取り得る。また、時刻データの送信時間t4は、データパケットの長さに応じて定まることが好ましいが、この限りでなく、任意に設定可能である。
一般に、2.4ギガヘルツ帯を使用する装置は、同じ周波数チャネルを0.4秒以上の間占有しないことが多い。そのため、時刻データの送信間隔を0.4秒よりも大きく取ることによって、1つのタイムスロット内で送信される2つの送信信号が、2.4ギガヘルツ帯を使用する他の装置によって干渉されないようにしている。有効な伝送距離は、例えば直線で200メートルほどである。
図4は、本実施例において、ユニット10が送信する時刻データの構造の一例を示す図である。本実施例において、時刻データは16バイトのデータパケットによって構成されるものとして図示しているが、時刻データのデータ長、データ構造及びデータの順序は図4に示されたものに限られるものではなく、必要に応じて、任意のデータ長、任意のデータ構造、及び任意のデータの順序によって、時刻データを構成することができる。
第1バイト401には、データパケットの総バイト数に関する情報が含まれる。第2バイト402には、現在の時刻情報のうち「秒」に関する情報が含まれる。第3バイト403には、現在の時刻情報のうち「分」に関する情報が含まれる。第4バイト404には、現在の時刻情報のうち「時」に関する情報が含まれる。第5バイト405は、第2乃至第4バイトに含まれるデータのチェックサムである。
第6バイト406及び第7バイト407には、時刻データを送信するタイムスロットの番号に関する情報が含まれる。第6バイト406が、タイムスロットの番号の上位バイト、第7バイト407が下位バイトである。第8バイト408には、タイムスロットに含まれる時刻データのレベルに関する情報が含まれる。第9バイト409は、第6乃至第8バイトに含まれるデータのチェックサムである。
第10バイト410には、現在の時刻情報のうち「日」に関する情報が含まれる。第11バイト411には、現在の時刻情報のうち「月」に関する情報が含まれる。第12バイト412には、現在の時刻情報のうち「年」に関する情報が含まれる。第13バイト413は、第10乃至第12バイトに含まれるデータのチェックサムである。
第14バイト414には、時刻データを送信したユニット10のステータスに関する情報が含まれる。ここで、ステータスに関する情報とは、例えば、時刻データを送信したユニット10が、後述する信号探索処理、ロック処理、調査処理、検証処理、及びリピータ処理のうちの何れの処理を実施しているかを示す情報である。第15バイト415には、時刻データが、タイムスロットの1つ目のデータパケットなのか、2つ目のデータパケットなのかに関する情報が含まれる。第16バイト416には、パケットの終わりであることを示す定数が含まれる。
次に、本実施例に係るプロトコルを説明する。
図5は、本実施形態における処理プロトコルの概要を示すフローチャートである。時計システム1内の各ユニット10は、次のプロトコルに従って処理が行われる。
まず、各ユニット10は、信号探索処理を行う(ステップS51)。各ユニット10は、受信器103を作動して、所定の帯域の無線信号を受信する。本実施例では、マスタ11は、外部の標準時刻情報の電波を受信する。各リピータ12は、時計システム1に含まれるユニット10間で時刻データが2.4ギガヘルツ(GHz)の無線信号によって送受信されることから、2.4ギガヘルツ帯の無線信号を受信する。そして、1サイクルに含まれる全てのタイムスロットを検査し、1サイクル内の64個のタイムスロットのうち、タイムスロットに含まれる時刻データに含まれるレベルが最も小さく、かつ、レベルが最も小さい時刻データが複数ある場合には、その中から無線信号の強度が最も強い信号が含まれるタイムスロットを探索する。このようにして、マスタ11の時刻からの時間遅れが最も小さいことが期待され、かつ、信号強度が強いという点で最良な時刻データが、1サイクルのうちの何れのタイムスロットに含まれているかを特定する。通常、この信号探索処理は1サイクルで終了する。
次に、各ユニット10は、ロック処理を行う(ステップS52)。マスタ11では、受信した標準時刻情報から標準時刻を取得し、所得された標準時刻に基づいて、マスタ11内部の計時部106の時刻を補正する。各リピータ12は、信号探索処理によって特定されたタイムスロットに含まれる無線信号から時刻データを読み出して、時刻を修正する。具体的には、各リピータ12は、信号探索処理S51によって特定されたタイムスロットが近づいてきたら、受信器103を作動して、当該タイムスロットに含まれる無線信号を受信し、時刻データを読み出す。時刻データの読み出しに成功したとき、時刻修正手段111は、読み出された時刻データに基づいて、ユニット10内部の計時部106の時刻を補正する。そして、制御部110の制御により、表示部107が、補正された時刻に基づいて、時刻を表示する。また、各リピータ12のレベル保持手段112は、受信した時刻データから読み出されたレベルに1を加えたものをメモリに保存するなどして、自身のレベルを保持する。マスタ11のレベル保持手段112には、レベルとして「1」が保持される。通常、このロック処理は3サイクルで終了する。
次に、空タイムスロットの調査処理を行う(ステップS53)。各ユニット10は、受信器103を作動して、1サイクル内のタイムスロットのうち、何れのタイムスロットが使用されていて、何れのタイムスロットが使用されていない空タイムスロットであるかを調査する。そして、自身の時刻データを伝送するためのタイムスロットを、空タイムスロットの中から1つ抽出する。通常、この調査処理は、1サイクルで終了する。
次に、タイムスロットの検証処理を行う(ステップS54)。より具体的には、各ユニット10は、例えば、16サイクルの中から任意に2つのサイクルを選び、調査処理で抽出されたタイムスロットがまだ未使用であるか否かを検証する。残りの14サイクルの間、ユニット10は、調査処理で抽出されたタイムスロットを使用して、自身の時刻データを送信する。このとき、各ユニット10内部の計時部106で計時される時刻と、レベル保持手段112によって保持されている自身のレベルとに基づいて、送信される時刻データが構成される。なお、検証処理において、タイムスロットが未使用であるか否かを検証するサイクルと時刻データを送信するサイクルの数や組み合わせは、任意に設定可能である。
その後は、時刻データのリピータ処理を行う(ステップS55)。より具体的には、各ユニット10は、各サイクルにおいて、信号探索処理によって特定されたタイムスロットを用いて時刻データを受信して時刻を修正し、調査処理及び検証処理で抽出し検証されたタイムスロットを用いて自身の時刻データを伝送する。
各ユニット10は、これらステップS51からステップS55までの処理を、例えば1日に12回、すなわち2時間ごとに、所定時間実行して、時刻の修正とその転送処理を行う。
なお、各ユニット10は、ステップS55のリピータ処理において、時刻データの受信に失敗した場合には、回復処理を実行する。本実施例では、1つのタイムスロットで時刻データが2回送信されるが、例えば、その両方がともに破壊されたときや他の電波によって干渉されたときなど、時刻データを正しく受信できない場合、次のサイクルでも再度受信器103を作動して、時刻データの受信を図る。それでも、所定数のサイクル(例えば3サイクル)を経過しても時刻データを受信できない場合、リンクを失ったものとして、ステップS51の信号探索処理から処理をやり直す。なお、回復処理において、時刻データの受信をリトライするサイクルの数は、任意に設定可能である。
次に、図1に示されたシステム構成に基づいて、上述のプロトコルがどのように実施されるかを説明する。
まず、マスタ11が、外部の標準時刻情報の電波を受信して、標準時刻を取得し、計時部106を標準時刻に基づいて補正する。そして、マスタ11は、空タイムスロットを1つ抽出して時刻データを送信する。例えば、マスタ11は、第1のタイムスロットを用いて、レベル「1」の時刻データを送信する。
図1に示す例では、リピータ12a、12b及び12cは、信号探索処理の結果、第1のタイムスロットを特定し、マスタ11から送信された時刻データを受信する。その結果、リピータ12a、12b及び12cの時刻は、マスタ11の時刻と同期する。これは、リピータ12a、12b及び12cは、他のリピータ12から送信された時刻データを受信しているかもしれないが、マスタ11から送信された時刻データ、すなわち、1サイクル内のタイムスロットのうち第1のタイムスロットに含まれるデータパケットが、最もレベルが小さく、かつ、無線信号の強度が強かったということである。
また、リピータ12a、12b及び12cは、レベル「1」の時刻データに基づいて同期したので、自身のレベル保持手段112には、レベル「2」が保持される。そして、リピータ12a、12b及び12cは、それぞれ空タイムスロットを1つ抽出して時刻データを送信する。例えば、リピータ12aは、第2のタイムスロットを用いて、レベル「2」の時刻データを送信する。リピータ12bと12cも同様に、それぞれ第3及び第4のタイムスロットを用いて、レベル「2」の時刻データを送信する。
図1に示す例では、リピータ12dと12eは、信号探索処理の結果、第4のタイムスロットを特定し、リピータ12cから送信された時刻データを受信する。その結果、リピータ12dと12eの時刻は、リピータ12cの時刻に同期する。これは、リピータ12dと12eにおいては、リピータ12cから送信された時刻データ、すなわち、1サイクル内のタイムスロットのうち第4のタイムスロットに含まれるデータパケットが最もレベルが小さく、かつ、無線信号の強度が強かったということである。こうして、リピータ12dと12eは、マスタ11から送信される無線信号が届かない位置にあるが、リピータ12cから送信される無線信号を受信可能な位置にあるため、リピータ12cを介して、マスタ11の時刻と同期させることができる。
また、リピータ12dと12eは、レベル「2」の時刻データに基づいて同期したので、自身のレベル保持手段112には、レベル「3」が保持される。そして、リピータ12dと12eは、それぞれ空タイムスロットを1つ抽出して時刻データを送信する。例えば、リピータ12dは、第5のタイムスロットを用いて、レベル「3」の時刻データを送信する。リピータ12eは、第6のタイムスロットを用いて、レベル「3」の時刻データを送信する。
リピータ12fは、信号探索処理の結果、第6のタイムスロットを特定し、リピータ12eから送信された時刻データを受信する。その結果、リピータ12fの時刻は、リピータ12eの時刻に同期する。これにより、リピータ12fの時刻は、リピータ12e及びリピータ12cを介してマスタ11の時刻に同期することになるまた、リピータ12fは、レベル「3」の時刻データに基づいて同期したので、自身のレベル保持手段112には、レベル「4」が保持される。そして、リピータ12fは、空タイムスロットを1つ抽出して、レベル「4」の時刻データを送信する。
このように、本実施形態においては、時計システム1を構成する全ユニット10(マスタ11とリピータ12)が、上述のプロトコルに沿って動作することによって、全てのリピータ12の時刻がマスタ11の時刻に同期する。
本実施形態に基づいて実装したシステムの一例において、マスタとレベル「2」のリピータとの間の時間遅れを計測したところ、時間遅れは平均5ミリ秒、標準偏差は9.2ミリ秒であることが確認された。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
1 時計システム
10 ユニット
11 マスタ
12 リピータ
101 アンテナ
102 無線モジュール
103 受信器
104 送信器
105 入力部
106 計時部
107 表示部
108 アラーム
110 制御部
111 時刻修正手段
112 レベル保持手段

Claims (7)

  1. 無線信号を受信する受信器と、
    時刻を計時する計時部と、
    前記受信器によって受信された無線信号から時刻に関する情報を含む時刻データを取得し、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、前記計時部の時刻を修正する時刻修正手段と、
    前記計時部の時刻を表示するための表示部と、
    前記計時部によって計時される時刻に関する情報と、当該時刻がいくつのユニットを介して得られたものであるかを示すレベルとを含む時刻データを、1サイクルを構成する複数のタイムスロットのうちの1つのタイムスロットにおいて送信する送信器と、
    を備え
    前記送信器は、前記1つのタイムスロットにおいて、前記時刻データを少なくとも2回送信し、当該時刻データ各々の送信間隔が0.4秒よりも大きいことを特徴とする、
    ユニット。
  2. 前記受信器によって受信された無線信号から取り出された時刻データに含まれるレベルに1を加えたものを当該ユニットのレベルとして保持するレベル保持手段をさらに備え、
    前記送信器によって送信される時刻データに含まれるレベルは、前記レベル保持手段によって保持されたレベルに基づくものである、
    請求項1に記載のユニット。
  3. 前記受信器は、無線信号から複数の時刻データが取り出されるとき、前記1サイクルを構成する複数のタイムスロットのうち、時刻データに含まれるレベルが最も小さく、かつ、レベルが最も小さい時刻データが複数ある場合には、その中から信号の強度が最も強い信号が含まれるタイムスロットを特定し、
    前記時刻修正手段は、当該特定されたタイムスロットから取得された時刻データに基づいて、前記計時部の時刻を修正する、
    請求項1又は2に記載のユニット。
  4. 前記送信器は、前記受信器によって受信された無線信号を調査して、前記1サイクルを構成する複数のタイムスロットのうち、使用されていない空タイムスロットを抽出し、当該抽出された空タイムスロットの1つを用いて、前記時刻データを送信する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のユニット。
  5. 複数のユニットによって構成された時計システムであって、
    前記複数のユニットのそれぞれは、請求項1乃至4のいずれかに記載されたユニットによって構成された、時計システム。
  6. 前記複数のユニットのうちの少なくとも1つがマスタとして動作し、
    前記マスタは、前記時計システムの外部から現在時刻に関する情報を取得して、前記計時部の時刻を修正する、
    請求項5に記載の時計システム。
  7. 複数のユニットを含む時計システムにおいて、前記複数のユニットの時刻を同期させる方法であって、
    前記複数のユニットの各々が、
    無線信号を受信すること、
    前記受信された無線信号から時刻に関する情報を含む時刻データを取得し、当該時刻データに含まれる時刻情報に基づいて、計時部の時刻を修正すること、
    前記計時部の時刻を表示すること、及び、
    前記計時部によって計時される時刻に関する情報と、当該時刻がいくつのユニットを介して得られたものであるかを示すレベルとを含む時刻データを、1サイクルを構成する複数のタイムスロットのうちの1つのタイムスロットにおいて送信することであって、前記1つのタイムスロットにおいて、前記時刻データを少なくとも2回送信し、当該時刻データ各々の送信間隔が0.4秒よりも大きいこと
    を実行する方法。
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