JP2006098245A - 計時装置及び計時方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基準時刻を配信するタイプの計時装置やそれを用いた計時システムにおいて、混信を自動的に防止する。
【解決手段】 時計システムは、時分割共有通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて時刻情報を修正し、下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して無線送信する複数の時計装置11から構成される。各時計装置11は、下位装置に、これから時刻情報を送信する際に使用する送信チャネルを複数回分通知しておく。下位装置は、この送信チャネルのスケジュールを参照して、受信動作を行うと共に自己の送信チャネルのスケジュールを設定し、より下位の装置に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計時装置と計時方法に関し、特に、時刻データを配信する機能を備えた計時装置と計時方法に関する。
親時計が基準となる時刻情報を電波等の無線で発信し、周囲に配置された子時計がこれを受信して親時計の基準時刻情報に基づいて時刻を修正して親時計の時刻に一致させる無線式の親子時計システムが知られている。親時計の基準時刻は外部の標準時刻情報源から電波等で受信して作られる。
この無線式親子時計システムにおいて、親時計が基準時刻情報を送信するために比較的大きな出力電波を使用する場合は法的規制を受け、免許等の手続が必要である。また、親時計の送信装置も大規模なものを必要とする。
このため、法的規制が緩やかな微弱な電波を用いて、親時計から基準時刻情報を子時計に送信することが考えられる。しかし、この場合は親時計の電波の有効到達範囲が限られる。従って、1つの親時計でカバーできる子時計の配置範囲が限られてしまい、子時計を親時計からあまり遠く離れて配置することができない。
この問題を解決できるように、特許文献1には、複数の時計を階層化して、上階層の時計から一段下位階層の時計へ順次リレー式に時刻情報を送信して、時刻修正を行なうことが可能な時計システムが開示されている。
特開2002−148371号公報
このような複数の時計装置を備える時計システムを設置する場合、各時計装置間の通信の混信が問題となる。そこで、特許文献1では、通信チャネルを時分割共有し、各々の送信機にスイッチ等で個体識別番号を設定して、識別暗号に応じた時刻に送信することにより混信を防止している。
しかしながら、例えば、民生機の場合、隣接するマンション、オフィースなどの使用者が関知しない場所に他の送信機が設置されることが考えられるため、スイッチ操作などで送信チャネルを設置しても混信が発生する場合がある。また、スイッチを設けると、コストアップになると共に、設定作業が煩わしい。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、基準時刻を配信するタイプの計時装置やそれを用いた計時システムにおいて、混信を自動的に防止可能とすることを目的とする。
また、この発明は、煩雑な設定処理が必要なく、利用しやすい計時装置、計時システム、計時方法を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る計時装置は、
時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記下位装置に無線送信する計時装置であって、
前記時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に、指定する送信チャネル指定手段と、
前記送信チャネル指定手段によって指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶する送信チャネル記憶手段と、
前記送信チャネル記憶手段に記憶されている前記送信チャネル情報を読み出して、読み出した前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングでの送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第2の観点に係る計時装置は、
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して前記下位装置に無線送信する計時装置であって、
前記時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に、指定する送信チャネル指定手段と、
前記送信チャネル指定手段によって指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶する送信チャネル記憶手段と、
前記送信チャネル記憶手段に記憶されている前記送信チャネル情報を読み出して、読み出した前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングでの送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
前記送信チャネル指定手段は、例えば、送信チャネルをランダム又は疑似ランダムに指定する。
前記送信チャネル指定手段は、例えば、各送信タイミングについて、上位装置から送信された送信チャネル情報が指定する送信チャネル以外の送信チャネルを指定する。
前記送信チャネル指定手段は、上記時刻修正情報等の無線信号を受信する受信手段に、前記無線信号が送信されていないときに受信及び復調動作をさせて所定のビット列を生成するビット列生成手段と、ビット列生成手段で生成されたビット列を所定の通信チャネルの数で除算して、その剰余を求め、剰余に対応する通信チャネルを送信チャネルに指定する。
上記計時装置は、例えば、上位装置から送信された送信チャネル情報を、次回以降の前記時刻修正情報を受信するための通信チャネルである受信チャネルを示す受信チャネル情報として記憶する受信チャネル情報記憶手段と、前記受信チャネル情報記憶手段に記憶された受信チャネル情報を読み出し、読み出した受信チャネル情報に基づいて、次回の受信チャネルを指定する受信チャネル指定手段と、を備えてもよい。
上記目的を達成するため、この発明の第3の観点に係る計時方法は、
時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記下位装置に無線送信する、計時方法において、
前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に指定し、
指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶し、
記憶している前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第4の観点に係る計時方法は、
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して前記下位装置に無線送信する、計時方法において、
前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に指定し、
指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶し、
記憶している前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する、
ことを特徴とする。
前記上位装置から送信された送信チャネル情報を、次回以降の前記時刻修正情報を受信するための通信チャネルである受信チャネルを示す受信チャネル情報として記憶し、前記受信チャネル情報に基づいて、次回以降の前記受信チャネルを指定するようにしてもよい。
上記構成によれば、下位装置に、時刻修正情報を送信する通信チャネルを複数回分事前に送信しておくので、下位装置は事前に受信チャネルを決定して、時刻修正情報を受信することができる。
また、上位装置が通信を行うチャネルを判別できるので、それを避けて、時刻修正情報を下位装置に送信するための送信チャネルを決定することができる。
以下、この発明の実施の形態に係る時計システムについて説明する。なお、以下では、「時計」システムについて説明するが、この発明は、時刻表示機能を備える所謂「時計」に限定されるものではなく、計時機能を備える装置・素子(IC(Integration Chip)やタグを含む)及びシステムに広く適用可能である。
この実施の形態の時計システムは、図1に模式的に示すように、レイヤ0の時計装置11と、レイヤ1の時計装置11と、レイヤ2の時計装置11と、...レイヤm(図1では、m=3)の時計装置11とを備え、レイヤ0の時計装置11で標準時刻情報を受信して自己の時刻を修正すると共に以下、順次下位レイヤ1の時計装置11に基準時刻情報(時刻修正情報)を順次送信して、時刻を修正し、システム全体として正確な時刻を維持管理可能とするシステムである。
レイヤ0の時計装置11は標準時刻情報を含む長波標準電波(JJY(JST(40kHz),JST(60kHz))を受信し、自己の計時時刻(年月日時分秒曜日等)を標準時刻に合うように修正する。標準時刻情報としては、GPS(全地球測位システム)衛星等から送信される無線信号に含まれる協定世界時(UTC)を利用しても良い。さらに、時計装置11は、図2に例示するようなフォーマットの基準時刻情報を特定小電力無線等の極超短波の送信チャネルAにより送信する。
図2に示すように、基準時刻情報は、レイヤ情報、送信チャネル情報、年・月・日・時・分・秒・曜日を示す時刻情報、局情報、その他の情報を含む。
レイヤ情報は、その基準時刻情報を送出した時計装置11が位置するレイヤを特定するための情報であり、例えば、00〜99範囲をとる。この例では時計装置11が第0レイヤに位置しているので、第0レイヤを示す00である。
送信チャネル情報は、その時計装置11が、基準時刻情報を送信するための通信チャネル(以下、送信チャネルと言う)を、今回と今後5回分特定する情報である。この例では、今回分の送信チャネルはAとなる。なお、通信チャネルが、例えば、60チャネル用意されている場合には、例えば、00〜59の値のうち今回の通信チャネルに対応するものが設定される。
時刻情報は、年・月・日・時・分・秒・曜日等の時刻を示す情報である。
局情報は、時刻情報がどの情報源からの標準電波に基づいて修正されたのかを示す情報であり、例えば、UTC、JST(40kHz;東・福島送信所)、JST(60kHz,西・九州送信所)、手動調整時)の別を示す情報である。
また、その他の情報が付加データの領域に必要に応じて配置される。
基準時刻情報が送受信される各通信チャネルは、特定周波数のキャリアを時分割共有することにより得られる、例えば、1秒を1通信チャネルとする。
図1のレイヤ1の時計装置11はレイヤ0の時計装置11からの基準時刻情報を受信し、自己の時刻を基準時刻に合うように修正し、さらに、基準時刻情報を、自己の計時情報に基づいて生成し、上位レイヤの時計装置11が使用している送信チャネルAとは異なる送信チャネルBにより送信する。
また、送信チャネル情報に設定される5回分の通信チャネルは、レイヤ0の時計装置11から送信してきた今後5回分の通信チャネル(時計装置111が受信動作を行うべき通信チャネル、以下、受信チャネルと言う)とは異なる通信チャネルに設定される。
以下、同様にして、各レイヤk(kは1以上の整数)の時計装置11はレイヤ(k−1)の時計装置11(k−1)からの基準時刻情報を受信し、自己の時刻を基準時刻に合うように修正し、自己の計時時刻を示す基準時刻情報を、レイヤ(k−1)の時計装置11(k−1)の送信チャネルとは異なる送信チャネルにより送信する。そして、送信される基準時刻情報には、今後5回分の受信チャネルとはそれぞれ異なる送信チャネルが設定される。
なお、レイヤ1以下の各レイヤ2、3...m(図1では、m=3)には、上位レイヤの時計装置11からの基準時刻情報を受信して計時データを修正する機能を有するが、自己より下位のレイヤに基準時刻情報を送信する機能を有しない時計装置12も必要に応じて適宜配置される。
このように、時計装置11と12とは、全体として正確な時間を計測して利用(表示に限らない)する計時システムを構成する。
各時計装置11、12は、自己が位置するレイヤや、送受信に使用する通信チャネルを、電波の到達状況等に応じて自動的に選択設定する。即ち、電波標準信号を受信できる時計装置11が最上位のレイヤ0に位置してマスタ装置として機能し、他の時計装置11は、時刻が最も正確な(レイヤが最も小さい)時計装置11を自動的に判別し、その時計装置11から基準時刻信号を受信して自己の計時データを修正すると共に自己より下位の時計装置11に時刻基準信号を送信する中継装置及び/又はスレーブ装置として機能する。
また、時計装置12は、上位装置からの基準時刻信号を受信して自己の計時データを修正するスレーブ装置として機能する。
上記時計システムを構成する各時計装置11は、図3に示すように、長波受信回路201と、電源回路202と、コネクタ203と、主装置204と、表示装置205とから構成される。
長波受信回路201は、標準時刻情報の長波標準電波(標準電波信号JJY)を受信・復調し、ディジタル受信情報をコネクタ203を介して主装置204に出力する。また、標準時刻情報としては長波標準電波に限らず、GPS衛星から送信される無線信号に含まれる協定世界時(UTC)を利用しても良く、本例ではGPS受信回路201Aを備えることとする。GPS受信回路201Aは、GPS衛星から送信される無線信号を受信及び復調し、UTCを示す受信情報をコネクタ203を介して主装置204に出力する。長波受信回路201、GPS受信回路201Aについてはいずれか一方のみを設けても良い。
電源回路202は、AC(交流)アダプタ接続プラグ211とバッテリ212とを備え、ACアダプタ又はバッテリ212からの直流電力を、コネクタ203を介して主装置204に供給する。
図3に示す主装置204は、電圧デテクタ213と、レギュレータ214と、スイッチ群215と、RF(高周波)回路216と、水晶振動子217と、制御部218と、を備える。
電圧デテクタ213は、電源回路202の出力電圧を検出し、検出値を制御部218に供給する。
レギュレータ214は、電源回路202から供給される電圧を安定化して、主装置204内に供給する。
スイッチ群215は、リセットスイッチRESET、送信モードなどの切り替え等に使用されるTRANSスイッチ、受信モードの切り替えなどに使用されるRECVスイッチ、等の複数のスイッチを備え、ユーザの操作によるスイッチのオン/オフ、オン時間の長さなどに応じて、様々な情報や指示を制御部218に供給する。
RF(Radio Frequency;高周波)回路216は、制御部218の制御下に、1)上位レイヤの時計装置11(k−1)からの基準時刻情報(図2)を受信・復調して制御部218に出力し、2)受信チャネルとは異なる送信チャネルを使用して基準時刻情報(図2)を下位レイヤの時計装置11(k+1)に送信する。
水晶振動子217は、所定の発振周波数で発振し、発振信号を制御部218に供給する。
制御部218は、時計装置11の動作全体を制御するものであり、概略的には、1)水晶振動子217の発振信号に基づく計時動作、2)長波受信回路201又はRF回路216の受信動作、3)長波受信回路201又はRF回路216の受信信号(標準電波信号又は基準時刻信号)に基づく時刻データの修正動作、4)修正した時刻データに基づく基準時刻情報のRF回路216を介した送信動作、5)長波受信回路201又はRF回路216で受信した基準時刻情報に基づく今後の受信スケジュールを設定する動作、6)受信スケジュールと衝突(矛盾)しないように送信スケジュールを策定する動作、7)表示装置205への種々の情報の表示制御、8)スイッチ群215の操作入力に応答する処理などを行う。
これらの制御を行うため、制御部218は、図4に示すように、レジスタ群301と、プロセッサ302と、表示制御部303と、計時部304と、エンコーダ305と、デコーダ306と、キー入力部307と、電圧データ入力部308と、を備える。
レジスタ群301は、計時データレジスタ311と、受信チャネルレジスタ312と、送信チャネルレジスタ313と、レイヤレジスタ314と、を備える。
計時データレジスタ311は、この時計装置11で計時している現在の月・日・時・分・秒・曜日を記憶する。
受信チャネルレジスタ312は、上位レイヤの時計装置11から受信したデータを格納する。なお、上位レイヤが存在しないレイヤ0の時計装置11の場合には、標準電波の種類(UTC、JST東送信局、JST西送信局等)を記憶する。
また、受信チャネルレジスタ312には、図5に示す受信チャネルスケジュールデータが格納される。このスケジュールデータは上位の計時装置1が基準時刻情報に含まれて送信されてくる送信チャネル情報(上位装置が基準時刻情報を送信する通信チャネル)のうち予定部分を抽出したものであり、通常、今後5回分の受信チャネルを特定する情報である。
送信チャネルレジスタ313は、下位レイヤの時計装置11又は12に基準時刻情報を送信する送信チャネルを複数回分指定する送信チャネルスケジュールデータを、図5に示すように格納する。この送信チャネルスケジュールデータは、この計時装置1が、下位の時計装置11又は12に基準時刻情報を送信する通信チャネルを、今後の5回分について指定するものである。各回の送信チャネルは、その回の受信チャネルと衝突しないように、00〜59の範囲内で、乱数等を発生させて設定される。各時計装置11は、この送信チャネルスケジュールデータを送信チャネル情報として、基準時刻情報に含めて、下位の時計装置11又は12に送信する。
このように、各時計装置11が、上位装置からの複数回分の送信チャネルのスケジュールを予め受信し、これを複数回分の受信チャネルのスケジュールとして記憶し、また、この複数回分の受信チャネルのスケジュールと、そのスケジュールと衝突しないように設定した送信チャネルのスケジュールとを予め記憶し、下位の計時装置1に送信チャネルのスケジュールを通知することにより、例えば、1又は2回、基準時刻情報の受信ができなかったような場合でも、スケジュールに沿って衝突及び遺漏なく、基準時刻情報の送受信が可能となる。
レイヤレジスタ314は、その時計装置11が、図1に示す複数のレイヤ(多階層)のどのレイヤに位置するかを示すレイヤデータ(例えば、前述の00〜99のいずれかの値)を記憶する。
表示制御部303は、プロセッサ302の制御下に、表示装置205を制御して様々な情報を表示させる。
計時部304は、水晶振動子217からの発振信号をカウントして、一定時間毎(例えば、100ms毎)に計時データを取得し、プロセッサ302に計時割込信号を出力する。
エンコーダ305は、プロセッサ302から供給された送信対象のデータ、例えば、基準時刻情報をエンコードしてベースバンド信号を生成し、RF回路216に供給する。
デコーダ306は、長波受信回路201及びRF回路216の受信信号をデコードして、例えば、標準時刻情報や基準時刻情報のベースバンド信号を復調し、プロセッサ302に供給する。
キー入力部307は、図3に示したスイッチ群215の操作に従って入力されるオン・オフ信号をデコードして、プロセッサ302に供給する。
電圧データ入力部308は、電圧デテクタ213が検出した電圧値をプロセッサ302に出力する。
プロセッサ302は、CPU、RAM、ROMなどを備え、a)計時動作、b)計時に伴う各種データの更新、c)図5に示す受信チャネルスケジュールに従った受信動作、d)長波受信回路201、GPS受信回路201A又はRF回路216の受信信号に基づく計時データの修正動作、e)受信信号に基づく図5に示す受信チャネルスケジュールの更新動作、f)更新された受信チャネルスケジュールと衝突しないように、図5に示す送信チャネルスケジュールデータを更新する動作、g)基準時刻情報の生成及びRF回路216を介した送信チャネルスケジュールに従った送信チャネルでの送信、h)表示装置205への種々の情報の表示制御、i)時計装置11間のリンク関係の調整、などを行う。制御動作の詳細は後述する。
次に、上記構成の時計装置11と12とを組み合わせて、図1に示すような計時システムを構成して計時処理を行う動作を図6〜10を参照して説明する。
なお、理解を容易にするため、説明の前提として、時計装置11及び/又は時計装置12の間での通信に、キャリアを時分割共有する通信チャネルを使用する。具体的には、それぞれ1秒の通信チャネルを60チャネル用意することとし、毎時30分00秒から31分までの60秒を、1チャネル1秒として60チャネルに割り当てる。従って、例えば、第0チャネルでは、各時30分00秒〜01秒の間に通信を行い、第1チャネルでは、各時30分01秒〜02秒の間に通信を行う。
(配置)
ユーザは、計時システムを構成する複数の時計装置11を、RF回路216による通信が可能な距離範囲で配置し、電源を投入する。
(初期動作)
各時計装置11は、電源が投入されると他の初期化動作と共に図6のフローチャートに示す処理を開始し、図1に示す階層構造内で自己が占める位置を特定する。
まず、プロセッサ302は、長波受信回路201を制御して、JSTの九州送信所から60kHzで放送されている標準電波を、所定時間、例えば、30秒間だけ受信させ、受信情報を取り込む(ステップS101)。
続いて、プロセッサ302は、長波受信回路201を制御して、福島送信所から40kHzで放送されている標準電波を、所定時間、例えば、30秒間だけ受信させ、デコーダ部306を介して受信情報や電波強度を示す情報を取り込む(ステップS102)。
続いて、いずれかの周波数の標準電波を受信できたかを判別する(ステップS103〜S105)。
60kHzと40kHの両方の標準電波を受信でき、復号信号を得ることができた場合には(ステップS103;Yes)、予め定めた基準により一方の送信所を選択する(ステップS106)。
一方、60kHzの標準電波を受信できたが、40kHzの標準電波を受信できなかった場合には(ステップS104;Yes)、西送信所(九州)を選択する(ステップS107)。
また、40kHzの標準電波を受信できたが、60kHzの標準電波を受信できなかった場合には(ステップS105;Yes)、東送信所(福島)を選択する(ステップS108)。
まず、受信した時刻情報を含む種々の情報をレジスタ群301の図示しない作業領域に格納する(ステップS109)。
続いて、プロセッサ302は、レイヤレジスタ314にレイヤ0をセットする。また、計時データレジスタ311に受信した標準電波に基づく計時データをセットする。即ち、計時している時刻情報を修正する。
さらに、受信チャネルレジスタ312に、時刻種類が標準電波であること、東西送信所の別を示す情報をセットする。また、表示制御部303を介して表示装置205を制御し、計時データレジスタ311に格納されている計時データ、受信状態、バッテリ状態を示す情報を表示させる(ステップS110)。
続いて、プロセッサ302は、送信チャネルを所定数、例えば、5回分決定し、送信チャネルレジスタ313に登録する(ステップS111)。
一方、ステップS105で、標準電波を受信できなかったときには、GPS衛星からのUTCを受信する(ステップS112)。UTCを受信できた場合(ステップS113;Yes)には、ステップS109〜S111で、上述と同様の処理を行う。
一方、標準電波もUTCも受信できなかったときには(ステップS113,No)、プロセッサ302は、RF回路216を起動し、最大1時間の受信動作を行い、他の時計装置11が出力する基準時刻情報を受信する動作を実行する(ステップS114)。
このステップS114の受信動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、プロセッサ302は、RF回路216を起動し(ステップS201)、所定時間、例えば、1時間経過するまで、所定波長の短波信号の受信を継続する(ステップS202,203)。ここで、所定時間を1時間とするのは、この実施の形態では毎時30分近辺に通信チャネルが配置されており、1時間継続すれば、何らかの通信を受信できるからである。
所定時間、何も基準時刻信号を受信できなければ、タイムアウト処理を実行し(ステップS204)、例えば、ユーザに電波を受信できないことを通知する。
一方、いずれかの時計装置11からの基準時刻信号を受信すると、受信した基準時刻信号に基づいて、計時・表示を開始する(ステップS205)。但し、受信状態を、少なくとも、通信チャネルが割り当てられている期間に相当する所定時間(本実施の形態では1分間)だけ継続する(ステップS206,S207)。
所定時間が経過すると(ステップS207)、受信した基準時刻信号を送信した時計装置11のうちで、レイヤが最も小さいものを上位装置として選択する(ステップS208)。即ち、レイヤが最も小さい、即ち、標準時刻情報を用いて更新された直後のデータを保持する時計装置11を選択してリンクする(その時計装置11が出力する基準時刻信号を受信するような受信チャネルを特定する受信チャネル指定データを受信チャネルレジスタ312に設定する)。
さらに、自機のレイヤをリンク先の時計装置11(上位装置)のレイヤ(基準時刻情報に含まれているレイヤ情報から判別)に+1した値としてレイヤレジスタ314にセットする。そして、その時計装置11から受信した時刻データを計時データレジスタ311にセットする(ステップS209)。
また、リンクした時計装置11から受信した基準時刻情報に含まれている送信チャネル情報の予定部分(図2に示す通信チャネルの予定部分であり、この時計装置からすると受信チャネル)を、受信チャネルスケジュールデータとして、図5に示すように受信チャネルレジスタ312に登録する。また、時計装置11の今後5回分の送信チャネルを、受信チャネルスケジュールが特定する各回の受信チャネルと衝突しないように、各回の受信チャネル以外の通信チャネル(空通信チャネル)のうちからランダムに選択し、送信チャネルレジスタ313にセットする(ステップS210)。
その後、所定の期間、例えば、30分間、送信チャネルレジスタ313に登録されている送信チャネルに相当する秒で「60秒間に1回」、基準時刻信号を送信する(ステップS211)。これは、下位装置を追加する際、この期間に下位装置を基準時刻信号の受信待ち状態とすることとし、下位装置が上位装置から基準時刻信号及び送信チャネルを取得できる機会を「60秒間に1回」と多くしてあることにより、短時間でリンクを形成するためである。
ステップS210で実行される、受信チャネル(スケジュール)を設定する動作及び送信チャネルを設定する動作について図8を参照してより詳細に説明する。
まず、受信した基準時刻情報には、今回の送信チャネルと、以後の5回又は4回分(上位の時計装置が上位装置から基準時刻情報を受信してから送信したか、受信する前に送信したかによる)の送信チャネルを特定する情報が含まれている。そこで、このデータを、受信チャネルレジスタ312に受信チャネルスケジュールとして格納する(ステップS221)。
次に、自機の送信チャネルを決定するため、ポインタiを1とし(ステップS222)、00〜59の範囲内で乱数を発生して、任意の通信チャネルを指定する(ステップS223)。次に、乱数により指定される通信チャネルが、その回の、受信チャネルと一致するか否かを判別し(ステップS224)、一致する場合には、ステップS223に戻って、再度、乱数を発生して送信チャネルを指定する。
一方、一致しない場合には、第i回目の送信チャネルとして登録する(ステップS225)。次に、受信スケジュールで特定される回数に対応する送信チャネルが設定されたか否かを判別し(ステップS226)、全回について送信チャネルの設定が終了していれば、終了する。一方、未設定のものがあれば、i=i+1として、iを更新して(ステップS227)、ステップS223にリターンする。
(通常時の動作)
通常の動作時において、各時計装置11の計時部304は、水晶振動子217の発振信号を用いて一定時間(例えば、1ms)を計時する毎に、計時時刻を更新するための計時割込信号をプロセッサ302に出力する。この計時信号に応答して、プロセッサ302は、図9に示すように、計時データレジスタ311に格納されている現在時刻情報を更新し(ステップS301)、表示情報の更新等の処理を実行する(ステップS302)。
プロセッサ302は、このような処理を繰り返して、計時時刻や表示を適切な状態に常時維持する。なお、割込周期は、1msに限定されず任意である。
また、各時計装置11の計時部304は、所定時間(例えば、10ms)の経過を計時する毎に、プロセッサ302に、基準時刻情報を受信するための計時割込信号を送る。
この計時割込信号に応答して、プロセッサ302は、図10に示す処理を開始する。
まず、プロセッサ302は、受信チャネルレジスタ312に格納されている受信チャネルスケジュールデータで特定される今回の受信チャネルに相当するタイミングであるか否かを判別する(ステップS311)。そのタイミングであれば(ステップS311;Yes)、上位装置からの基準時刻信号を受信する(ステップS312)。
続いて、正常に受信できたか否かを判別する(ステップS313)。
正常に受信できれば(ステップS313;Yes)、基準時刻信号を受信した上位時計装置11のレイヤが自己のレイヤよりも上位にあるか否かを、基準時刻信号の内容と自己のレジスタ群301に記憶している情報とを比較して判別する(ステップS314)。受信した基準時刻情報の方が上位層にある場合には(ステップS314;Yes)、a)計時データレジスタ311に記憶されている計時データ(時刻データ)を受信した基準時刻情報に含まれている時刻情報に基づいて修正し、b)受信チャネルレジスタ312に登録されている受信チャネルスケジュールデータを受信した内容に更新し、また、c)更新した受信チャネルスケジュールデータに応じて、送信チャネルレジスタ313上の送信チャネルスケジュールデータを更新する(ステップS315)。
なお、c)の処理では、受信スケジュールで変更が無い部分については、対応する送信スケジュールを変更する必要はなく、受信チャネルが変更された部分又は新たに設定された受信チャネル、対応する回の送信チャネルのみを設定すればよい。
現在時刻が送信チャネルレジスタ313に格納されている送信チャネル指定データで特定される通信チャネルの開始タイミングになると(ステップS317)、プロセッサ302は、図2に示す基準時刻情報を合成し、エンコーダ305を介してRF回路216から送信する(ステップS318)。これにより、その時計装置11より下位にある時計装置11に基準時刻信号を送信することができる。
その後、送信チャネルスケジュールの次回のデータを消去し、次次回以降のデータを1回分ずつ繰り上げる(ステップS319)。
なお、図10の処理の割込周期も10msに限定されず任意であり、図9の処理の割込周期と同一でもかまわない。
以上説明したように、この実施の形態においては、1回の通信タイミング中で、1回の受信動作と送信動作とを行う。そして、1回の受信動作で、上位時計装置11より、複数回分の送信チャネル情報を受信する。従って、例えば、何らかの原因により、1回から数回、上位時計装置11からの基準時刻情報が受信できなかったとしても、記憶していた受信チャネル情報に基づいて、受信すべきチャネルを判別することができる。また、毎回又は定期的に、通信チャネルを変更するので、近隣に、あるタイミングで同一の通信チャネルで送信を行う装置があったとしても、次のタイミングでは通信チャネルが変わるので、送信電波の衝突を避けることができる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
上記実施の形態においては、送信チャネルを選択するために乱数又は疑似乱数を使用したが、送信チャネルの選択手法は任意であり、例えば、第0〜第59に順番或いは規則的に選択してもよい。
さらに、乱数又は疑似乱数を生成する手法も任意である。
例えば、この装置にあっては、受信装置を備えているという特徴を利用して、背景の電波(ノイズ)を受信して、これから乱数値を生成することが可能である。この処理を図11を参照して説明する。
まず、この処理は、上述の基準時刻情報が送受信されるタイミングを避けて、所定の時刻にタイマ割込などにより実行される。
まず、プロセッサ302は、前回までの受信スケジュール情報と現在の受信スケジュール情報との対応するもの同士を比較して、変更された受信チャネルか新規の受信チャネルがあるか否かを判別する(ステップS401)。
続いて、ポインタiを1とおく(ステップS402)。iは、受信チャネルスケジュール内で変更又は追加された受信チャネルを示す。
次に、プロセッサ302は、受信装置を起動して受信動作を行わせる(ステップS403)。
続いて、受信信号を復調して、所定長のビット列を生成させ、総チャネル数(60)で除算し、その余り(00〜59)を乱数値とする(ステップS404)。この乱数値が、対応する送信用チャネルのチャネル番号を示す。そこで、このようにして得た乱数値が、受信チャネルレジスタ312に格納されている対応する受信チャネルの番号に一致するか否かを判別する(ステップS405)。一致すれば、再度、乱数値を取得するためにステップS403にリターンする。
一方、ステップS405で一致しないと判別すると、その乱数値が示す通信チャネルを対応する送信チャネルの番号とする(ステップS406)。
続いて、全ての新規・更新受信チャネルに対応する送信チャネルが生成されたか否か、即ち、全ての新規・更新受信チャネルについての処理が終了したか否かを判別し(ステップS407)、終了していれば、今回の処理を終了する。一方、終了していなければ、ポインタiを更新(+1)して、ステップS403にリターンする。
以上のような構成とすれば、ステップS405で生成するビット列のビット数を序数に対して十分大きくすることにより、好適な乱数値を得ることができる。また、通信時間のあまり多くない時間に受信動作を行うことにより、ホワイトノイズに近い信号を受信でき、乱数の散乱度を高めることができる。
上記実際の形態で示したキャリアの種類も任意に変更可能である。例えば、標準時刻情報の通信キャリアとして長波等、時計装置11相互間の通信キャリアとして極超短波を例示したが、他の任意の周波数の電波が使用可能である。さらに、無線通信用のキャリアとして光を使用することも可能であり、通常知られた光変調を用いた通信により基準時刻情報等を交換してもよい。
また、時計装置11を有線ケーブルで接続して上述の処理を行うことも可能である。即ち、任意の時計装置11から送出された信号が一定範囲内の他の時計装置11に伝達可能な構成で、上流から下流に順次信号を伝達できる構成ならば、この発明を適用可能である。
また、データフォーマットや、通信チャネル数、周波数、割込周期等は例示にすぎず、適宜変更可能である。
なお、スレーブ専用装置については、例えば、図3に示すコネクタ203から長波受信回路201及びGPS受信回路201Aを取り外すことにより、容易に製造可能である。また、受信専用機については、制御部218の機能から送信部分の機能を取り外せばよい。
また、上述したが、この発明は時計装置に限定されるものではなく、データフォーマットや、通信チャネル数、周波数、割込周期等は例示にすぎず、適宜変更可能である。また、下位の時計装置に送る送信チャネル情報について、自身のものだけでなく、自身に連なるより上位の時計装置のものを総て送るようにしても良い。例えば、レイヤ2の時計装置11であれば、レイヤ1の時計装置11、レイヤ0の時計装置11の送信チャネル情報を自身の送信チャネル情報に続けて送るようにする。このようにすれば、時計装置11は、自身より上位の各時計装置11の送信チャネル情報を対象として上述の送信チャネルの設定手順を繰り返すことにより、自身より上位の何れの時計装置11の送信チャネルとも衝突しない送信チャネルを設定することが可能となる。
さらに、上述したように、時計装置11,12を例に示したが、本願発明は時計に限定されず、また、表示するしないにかかわらず、日時、時刻等を計測・修正する機能を有する装置、システム、デバイス、素子、に広く適用可能である。
本発明の実施の形態における計時システムの構成図である。 図1に示す時計装置間で伝達される基準時刻情報(時刻修正情報)のフォーマット例と通信チャネルを説明するための図である。 図1に示す時計装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す制御部の構成例を示すブロック図である。 受信チャネルスケジュール情報と送信チャネルスケジュール情報とを説明するための図である。 電源投入時の動作を説明するためのフローチャートである。 図3のRF回路で基準時刻情報を受信する動作を説明するためのフローチャートである。 受信チャネルスケジュール情報と送信チャネルスケジュール情報とを生成する方法を説明するためのフローチャートである。 通常時の計時処理のフローチャートである。 時刻修正のための処理を説明するためのフローチャートである。 無線電波を受信することにより乱数を発生させて送信チャネルを特定する手法を説明するフローチャートである。
符号の説明
11 … 時計装置(送信機能付き)
12 … 時計装置(送信機能無し)

Claims (9)

  1. 時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記下位装置に無線送信する計時装置であって、
    前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に、指定する送信チャネル指定手段と、
    前記送信チャネル指定手段によって指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶する送信チャネル記憶手段と、
    前記送信チャネル記憶手段に記憶されている前記送信チャネル情報を読み出して、読み出した前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする計時装置。
  2. キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して前記下位装置に無線送信する計時装置であって、
    前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に、指定する送信チャネル指定手段と、
    前記送信チャネル指定手段によって指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶する送信チャネル記憶手段と、
    前記送信チャネル記憶手段に記憶されている前記送信チャネル情報を読み出して、読み出した前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする計時装置。
  3. 前記送信チャネル指定手段は、前記送信チャネルをランダム又は疑似ランダムに指定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の計時装置。
  4. 前記送信チャネル指定手段は、前記各送信タイミングについて、前記上位装置から送信された送信チャネル情報が指定する送信チャネル以外の送信チャネルを指定する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の計時装置。
  5. 前記送信チャネル指定手段は、前記時刻修正情報等の無線信号を受信する受信手段に、前記無線信号が送信されていないときに受信及び復調動作をさせて所定のビット列を生成するビット列生成手段と、
    前記ビット列生成手段で生成されたビット列を所定の通信チャネルの数で除算して、その剰余を求め、剰余に対応する通信チャネルを前記送信チャネルに指定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計時装置。
  6. 上位装置から送信された送信チャネル情報を、次回以降の前記時刻修正情報を受信するための通信チャネルである受信チャネルを示す受信チャネル情報として記憶する受信チャネル情報記憶手段と、
    前記受信チャネル情報記憶手段に記憶された受信チャネル情報を読み出し、読み出した受信チャネル情報に基づいて、次回以降の受信チャネルを指定する受信チャネル指定手段と、
    を備える、ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の計時装置。
  7. 時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記下位装置に無線送信する、計時方法において、
    前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に指定し、
    指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶し、
    記憶している前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する、
    ことを特徴とする計時方法。
  8. キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して前記下位装置に無線送信する、計時方法において、
    前記時刻修正情報を前記下位装置に送信するための通信チャネルである送信チャネルを、前記時刻修正情報の送信タイミング毎に指定し、
    指定された複数の送信タイミングでの各送信チャネルを示す送信チャネル情報を記憶し、
    記憶している前記送信チャネル情報に基づいて、今回の送信タイミングの送信チャネルにて、前記時刻修正情報と以後の複数の送信タイミングの各送信チャネルを示す送信チャネル情報とを送信する、
    ことを特徴とする計時方法。
  9. 前記上位装置から送信された送信チャネル情報を、次回以降の前記時刻修正情報を受信するための通信チャネルである受信チャネルを示す受信チャネル情報として記憶し、
    記憶した前記受信チャネル情報に基づいて、次回以降の前記受信チャネルを指定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の計時方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013175863A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd 無線中継システム
JP5823072B1 (ja) * 2015-03-16 2015-11-25 明日電子有限公司 時計システム及び時刻同期方法

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