JP5822230B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、遊技の状況に応じた演出用画像を画面に表示する表示装置と、この表示装置が取り付けられる取付基部とを備えた遊技機に設けられ、且つ、遊技の状況に応じて点灯する光源と、この光源を覆うとともに当該光源が発する光を透過させるレンズ部材とを有し、前記光源及び前記レンズ部材が前記取付基部に取り付けられている照明装置に関するものである。
従来から、外周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リールを備え、これらの回転リールを回転させた後、遊技者に回転リールを停止させて図柄を揃えさせる遊技を行うスロットマシン等の遊技機が利用されている。
ここで、近年の遊技機には、遊技を行おうとする遊技者の視線を惹き付けるために、様々な意匠が凝らされた演出用の照明装置が設けられている。
最近のスロットマシンとしては、回転リールの図柄を表示する表示窓の上方に、演出用の動画を表示する液晶表示装置等の表示装置が設けられたものが一般的であり、また、液晶表示装置の画面に隣接して、演出用の照明装置が設けられたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなスロットマシンによれば、表示装置の画面に表示される動画の動きにあわせて照明装置を点滅させる等により、表示装置の画面に動画を表示するだけの演出よりも、視覚的により刺激のある演出効果を得ることができる。
特開2009−247808号公報
前述のような照明装置では、当該照明装置が表示装置と別体の装置であり、照明装置の光源を覆うレンズ部材を表示装置に隣接して配置しても、表示装置の画面の周囲を囲む枠によって照明装置のレンズ部材と表示装置の画面とが仕切られてしまう。
このため、表示装置の画面に表示される画像と当該照明装置のレンズ部材とで一つのキャラクタを表現するために、当該照明装置のレンズ部材を当該キャラクタの一部分に対応した形状に成形し、さらに、このように成形したレンズ部材を、表示装置の画面に表示されたキャラクタの映像に連続する位置に配置しても、照明装置のレンズ部材と表示装置の画面とが枠で仕切られるので、表示装置の画面に表示されたキャラクタの映像と、照明装置のレンズ部材との一体感を得ることが難しい、という問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、表示装置の画面に表示された映像との一体感をレンズ部材に付与できるようになる照明装置を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、遊技の状況に応じた演出用画像を画面に表示する表示装置(4E)と、前記表示装置(4E)が取り付けられる取付基部(10)とを備えた遊技機(1)に用いられる照明装置(50)であって、遊技の状況に応じて点灯する光源と、前記光源を覆うとともに前記光源が発する光を透過させるレンズ部材(51)とを備え、前記光源及び前記レンズ部材(51)が前記取付基部(10)に取り付けられており、前記レンズ部材(51)は、前記取付基部(10)における前記光源が取り付けられた部位を覆う本体部(51A)と、前記本体部(51A)から前記表示装置(4E)の画面に向かって延出して、前記表示装置(4E)の画面の一部を覆うオーバーラップ部(51B)とを有し、前記本体部(51A)に、前記光源から前記本体部(51A)に向かって放射された光を前記オーバーラップ部(51B)へ向けて屈折させるプリズム部(53E)が形成され、前記オーバーラップ部(51B)における遊技者側に臨む表側の面と反対側の面に、前記プリズム部(53E)により前記オーバーラップ部(51B)へ向けて屈折した光を前記表側へ向けて散乱させる複数の溝部が形成されることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技機の取付基部に設定された光源の取付部位を覆う本体部と、この本体部から表示装置の画面に向かって延出して、当該表示装置の画面の一部を覆うオーバーラップ部とをレンズ部材に設け、レンズ部材の一部が表示装置の画面と重なるようにしたので、表示装置の画面の周囲を囲む枠が設けられていても、照明装置のレンズ部材と表示装置の画面とが枠に仕切られることがない。
ここで、裏側に光源が配置されている本体部に対して、オーバーラップ部の裏側には光源がないので、その対策を何らとらないでおくと、光源の点灯時に、オーバーラップ部が本体部よりも暗くなり、たとえ、表示装置のバックライトが点灯していても、オーバーラップ部と本体部とで輝きに差が生じ、照明装置のレンズ部材と表示装置の画面とが、枠に仕切られていなくとも、レンズ部材の輝きの差で、表示装置の画面に表示された映像との一体感をレンズ部材に付与することが十分に図れなくなる。
そこで、光源から本体部に向かって放射された光をオーバーラップ部へ向けて屈折させるプリズム部を本体部に形成し、裏側には光源がないオーバーラップ部に光を導くようにしたので、オーバーラップ部に導かれた光をオーバーラップ部の内部で散乱させれば、光源の点灯時に、オーバーラップ部が本体部と同様の明るさで輝くようになり、オーバーラップ部と本体部とで輝きに差がなくなり、これにより、表示装置の画面に表示された映像との一体感をレンズ部材に付与することが十分に図れるようになり、前記目的が達成される。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンを示す斜視図である。 前記実施形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 前記実施形態に係る上部パネル部を正面側から示す分解斜視図である。 図2のIV−IV線における断面図である。 前記実施形態に係るスロットマシンの上部パネル部を示す正面図である。 前記実施形態に係る上部パネル部を示す背面図である。 前記実施形態に係る上部パネル部及びレンズ部材を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る照明装置のレンズ部材を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る上部パネル部を背面側から示す分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概要)
図1及び図2には、本発明の一実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1が示されている。図1及び図2において、スロットマシン1は、三個の回転リール11の各々に記された複数種類の図柄が所定の組み合わせとなるように、回転している回転リール11を停止させる遊技を行うものである。
このスロットマシン1には、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2の前面開口は、当該筐体2に回動可能に取り付けられた前扉3で塞がれるようになっている。なお、前扉3は、閉じられると、自動的に施錠されるようになっている。
前扉3は、その前面をほぼ二分する上部パネル部4及び下部パネル部5を備えたものとなっている。そして、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6Aが一体成形された受皿ユニット6が設けられている。また、また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技に係る操作を行うための操作卓7が遊技者側に突出するように形成されている。
ここで、上部パネル部4及び下部パネル部5は、意匠的に優れた外観を確保するために、合成樹脂製の化粧板が表面に張り付けられたものとなっている。
(上部パネル部4の概要)
上部パネル部4には、図1中、操作卓7の上方且つ幅方向の中央部分において長方形状に形成された表示窓4Aが設けられている。
ここで、筐体2内部に設けられた三個の回転リール11の各々は、その外周面に複数種類の図柄に記されている。そして、各回転リール11の図柄は、筐体2の外部から表示窓4Aを通して目視可能となっている。
上部パネル部4の上端縁部分には、このスロットマシン1で遊技を行う遊技者側へ突出するとともに、上部パネル部4の上端縁に沿って左右に拡がった庇状に形成された上端部照明装置20が設けられている。この上端部照明装置20は、その中央が頂点となった山形の平面形状を有している。
また、上部パネル部4の図2中左右の側縁部分には、当該側縁部分に沿って上下に延びる側縁上部照明装置30及び側縁中央部照明装置41が上下に並設されている。
なお、下部パネル部5の左右の側縁には、上部パネル部4の側縁中央部照明装置41の下端に連続するように側縁下部照明装置42が設けられている。
側縁上部照明装置30は、上部パネル部4の上端部の高さ位置から、表示窓4Aの上端縁の高さ位置まで延びるものとなっている。
この側縁上部照明装置30の側面形状は、遊技者側へ突出する鋭くとがった角状に形成された上端部を有し、この上端部から下方へ向かって次第に後方へ退いていく鉈の刃状に形成されている。
側縁中央部照明装置41は、表示窓4Aの上端縁の高さ位置から、表示窓4Aの下端縁の高さ位置まで延びるものとなっている。この側縁中央部照明装置41の正面形状及び側面形状は、ともに長方形状となっている。
表示窓4A及び上端部照明装置20の間には、遊技の状況に応じた演出用画像を画面に表示する表示装置としての液晶表示装置4Eが設けられている。この液晶表示装置4Eは、動画を含む様々な画像を、遊技の進行に応じて表示するものである。
液晶表示装置4Eの両側には、遊技に係る効果音を発生する後述のスピーカ4Hを備えた音声出力装置4Fがそれぞれ設けられている。
ここで、上部パネル部4には、液晶表示装置4Eの画面における上方の左右の角隅のそれぞれから、当該上部パネル部4の上方の左右の角隅部へ向かって、それぞれ斜め上方へ延びるキャラクタ照明装置50が設けられている。
キャラクタ照明装置50の平面形状は、液晶表示装置4E側に位置する基端から上部パネル部4の上方の角隅部に向かって先細りとなった角状の形状となっている。
上端部照明装置20及び側縁上部照明装置30の各々は、赤紫色のレンズ部材と、このレンズ部材の内部に配置された光源としての高輝度フルカラーLEDとを備えたものである。
一方、側縁中央部照明装置41、キャラクタ照明装置50、及び、下部パネル5の側縁下部照明装置42は、無色透明のレンズ部材と、このレンズ部材の内部に配置された光源としての高輝度フルカラーLEDとを備えたものである。
上部パネル部4の上端部照明装置20、側縁上部照明装置30、側縁中央部照明装置41及びキャラクタ照明装置50、並びに、下部パネル部5の側縁下部照明装置42の各々は、遊技の進行に応じて、その高輝度フルカラーLEDの点灯又は点滅により、遊技における視覚的な演出効果を高めるものとなっている。
なお、赤紫色のレンズ部材を採用したことによって、フルカラーLEDの発光色である「青」「赤」「緑」のすべての色を、赤紫色のレンズ部材の外部から、当該レンズ部材を通して視認することが可能となっている。
(操作卓7の概要)
操作卓7は、遊技における操作に必要な各種のスイッチ類が配置されたものである。
すなわち、操作卓7における図1中右端の部分には、前扉3の施錠を解除するための鍵が挿入される鍵穴7Aが設けられている。この鍵穴7Aの左斜め上方には、メダルを投入するためのメダル投入口7Bが開口されたメダル投入部7Cが設けられている。
メダル投入口7Bの左斜め下方には、三個の回転リール11のそれぞれを停止させる際に操作される三個のストップボタン7Dが設けられている。これら三個のストップボタン7Dのうち、左端に配置されているストップボタン7Dの左斜め上方には、一度の操作で最大枚数のメダルを賭けることができるマックスベットボタン7Eが設けられている。
また、左端のストップボタン7Dの左方であって、マックスベットボタン7Eの左斜め下方の位置には、三個の回転リール11を一斉に回転させる際に操作されるスタートレバー7Fが設けられている。このスタートレバー7Fの左斜め上方には、1回の操作で貯留されているメダルを1枚賭けることのできる、換言すると、メダルを1枚ずつ賭ける際に操作されるベットスイッチ7Gが設けられている。
さらに、ベットスイッチ7Gの左斜め下方には、精算時に貯留されているメダルを払い出させる精算ボタン7Hが設けられている。
(下部パネル部5及び受皿ユニット6の概要)
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを表す象徴するキャラクタ等が描かれたパネル5Aと、前述した側縁下部照明装置42とが設けられている。
このうち、側縁下部照明装置42は、操作卓7の上縁近傍の位置から、受皿ユニット6の上縁近傍の位置まで延びるものとなっている。この側縁下部照明装置42の正面形状は、下辺よりも上辺の方が長い逆台形状となっている。
受皿ユニット6には、メダルを貯留する前述の受皿部6Aに加えて、入賞時に受皿部6Aへ向かって払い出されるメダルを排出させるメダル払出口6Bと、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部6Cと、喫煙する遊技者の煙草の灰や吸殻を受けるための灰皿装置6Dとが設けられている。
(上部パネル部4の詳細)
以下に、上部パネル部4の各部について詳しく説明する。
上部パネル部4には、前述した液晶表示装置4E、音声出力装置4F、上端部照明装置20、側縁上部照明装置30、側縁中央部照明装置41及びキャラクタ照明装置50に加えて、これら一連の装置(4E,4F,20,30,41)を支持している枠状フレーム10が設けられている。
ここにおいて、枠状フレーム10は、表示装置としての液晶表示装置4Eが取り付けられる取付基部となっている。
枠状フレーム10の前方の面には、図3に示すように、主として、上端部照明装置20のレンズ部材21等の装飾用部品が取り付けられている。
すなわち、枠状フレーム10の前方の面における上端縁部分には、上端部照明装置20の光源である図示しないフルカラーLEDの光を通す図示しない透光孔が底部に開口された凹面状の反射鏡部22が複数形成されている。
上端部照明装置20のレンズ部材21は、複数の反射鏡部22を覆おうものであり、内側に配置される内側レンズ部21A と、外側に配置される外側レンズ部21B とを有する二重構造のものである。
内側レンズ部21A は、図3中上下方向の断面が横向きの「V」字形に成形された無色透明の合成樹脂からなる部材である。
内側レンズ部21A における「V」字の外側の面には、筋彫りからなる編み目模様13が形成されている。
内側レンズ部21A における「V」字の内側の面には、特に図示しないが、複数の鱗状の薄板部が屋根瓦のように次々に重ね合わされた鱗模様が形成されている。
外側レンズ部21B は、図3中上下方向の断面が横向きの「V」字形に成形されるとともに、赤紫色に着色された透明の合成樹脂からなる部材である。この外側レンズ部21B は、内側レンズ部21A よりも一回り大きな「V」字縦断面を有し、内部に内側レンズ部21A を収納できるようになっている。
外側レンズ部21B における「V」字の外側の面は、複数の滑らかな面で構成され、これらの滑らかな面の境界線が交差して三角形や台形等の図形を描いている。
外側レンズ部21B における「V」字の内側の面は、特に図示しないが、外側の面と同様に、複数の滑らかな面で構成され、これらの滑らかな面の境界線が交差して三角形や台形等の図形を描いている。
外側レンズ部21B における図3中左右の端部には、それぞれ左方及び右方に突出する張り出し部21D が設けられ、これらの張り出し部21D のそれぞれには、ネジ14A を螺合させるボス21E が設けられている。
内側レンズ部21A には、外側レンズ部21B 側の張り出し部21D の各々に対応する位置に形成されるとともに、当該張り出し部21D の各々と対向する上面を有する段付部21F が設けられている。
段付部21F の上面の各々には、外側レンズ部21B 側のボス21E に螺合させるネジ14A を挿通させる図示しないネジ挿通孔が形成されている。
また、内側レンズ部21A の図3中左右の端部には、それぞれ左方及び右方に突出する張り出し部21G が設けられ、これらの張り出し部21G のそれぞれには、ネジ14B を挿通させる図示しないネジ挿通孔が設けられている。このネジ14B は、枠状フレーム10に形成された図示しないボスと螺合するものとなっている。
外側レンズ部21B 及び内側レンズ部21A は、外側レンズ部21B の内部に内側レンズ部21A を入れ、外側レンズ部21B の張り出し部21D を内側レンズ部21A の段付部21F に重ね合わせた状態で、段付部21F のネジ挿通孔に挿通させたネジ14A を張り出し部21D のボス21E に螺合させることによって、相互に接合されるようになっている。
また、外側レンズ部21B 及び内側レンズ部21A は、相互に接合された状態で、内側レンズ部21A の張り出し部21G が設けられたネジ挿通孔に挿通させたネジ14B を、枠状フレーム10に形成されたボスと螺合することで、枠状フレーム10に取り付けられるようになっている。
枠状フレーム10の前方の面における図3中左右の端縁部分の各々には、側縁上部照明装置30の光源である図示しないフルカラーLEDの光を通す図示しない透光孔が底部に開口された凹面状の反射鏡部32が複数形成されている。なお、図3では、右側の端縁部分に配置された反射鏡部32のみを示し、左側の端縁部分に配置された反射鏡部32の図示は省略されている。
側縁上部照明装置30には、複数の反射鏡部32を覆おうレンズ部材31が設けられている。レンズ部材31は、内側に配置される内側レンズ部31A と、外側に配置される外側レンズ部31B とを有する二重構造のものである。
内側レンズ部31A は、図3中左右方向の断面が「V」字形に成形された無色透明の合成樹脂からなる部材である。
内側レンズ部31A における「V」字の外側の面には、上端部照明装置20の内側レンズ部21A と同様に、筋彫りからなる編み目模様13が形成されている。
内側レンズ部31A における「V」字の内側の面には、特に図示しないが、やはり上端部照明装置20の内側レンズ部21A と同様に、複数の鱗状の薄板部が屋根瓦のように次々に重ね合わされた鱗模様が形成されている。
外側レンズ部31B は、図3中左右方向の断面が「V」字形に成形されるとともに、赤紫色に着色された透明の合成樹脂からなる部材である。この外側レンズ部31B は、内側レンズ部31A よりも一回り大きな「V」字縦断面を有し、内部に内側レンズ部31A を収納できるようになっている。
外側レンズ部31B における「V」字の外側の面は、複数の滑らかな面で構成され、これらの滑らかな面の境界線が交差して交差して所定の図形を描いている。
外側レンズ部31B における「V」字の内側の面は、特に図示しないが、外側の面と同様に、複数の滑らかな面で構成され、これらの滑らかな面の境界線が交差して所定の図形を描いている。
これら一対の外側レンズ部31B における互いに対向する面の端縁には、互いに接近する方向に突出する張り出し部31D〜31Fが設けられている。
張り出し部31D のそれぞれには、内側レンズ部31A との接合を行うネジ14C 、及び、枠状フレーム10への取り付けを行うネジ14D をそれぞれ螺合させるボス31G 及びボス31H が設けられている。
張り出し部31E のそれぞれには、内側レンズ部31A との接合を行うネジ14C をそれぞれ螺合させるボス31G が設けられている。
張り出し部31F のそれぞれには、枠状フレーム10の後述するボス10A に螺合させるネジ14E をそれぞれ挿通させる図示しないネジ挿通孔が設けられている。
なお、図3では、図3中左側の外側レンズ部31B の張り出し部31D〜31F、ボス31G, 31Hのみを示し、右側の外側レンズ部31B の張り出し部31D〜31F、ボス31G, 31Hの図示は省略されている。
内側レンズ部31A には、外側レンズ部31B 側の張り出し部31E の各々に対応する位置に形成されるとともに、外側レンズ部31B 側の張り出し部31D, 31Eの各々の対向する面と重なり合う張り出し部31J が設けられている。
内側レンズ部31A の張り出し部31J の各々には、外側レンズ部31B 側のボス31G に螺合させるネジ14F を挿通させる図示しないネジ挿通孔が形成されている。
外側レンズ部31B 及び内側レンズ部31A は、外側レンズ部31B の内部に内側レンズ部31A を入れ、外側レンズ部31B の張り出し部31D, 31Eのそれぞれを内側レンズ部31A の張り出し部31J に重ね合わせた状態で、張り出し部31J のネジ挿通孔に挿通させたネジ14C を張り出し部31D, 31E のボス31G に螺合させることによって、相互に接合されるようになっている。
ここで、枠状フレーム10には、図4に示すように、外側レンズ部31B の張り出し部31F に対応してボス10A が設けられている。
外側レンズ部31B 及び内側レンズ部31A は、相互に接合された状態で、外側レンズ部31B の張り出し部31B に設けられたネジ挿通孔に挿通させたネジ14E を、枠状フレーム10のボス10A と螺合させるとともに、背面側から枠状フレーム10を貫通するネジ14D を、外側レンズ部31B の張り出し部31D に設けられたボス31H に螺合させることで、枠状フレーム10に取り付けられるようになっている。
なお、枠状フレーム10には、図3の如く、外側レンズ部31B の取付位置に隣接して、前方へ向かって膨らんだ膨出部10C が設けられている。この膨出部10C の側部における外側レンズ部31B の張り出し部31D に応じた部位には、枠状フレーム10の背面側と連通する開口10B が設けられている。
外側レンズ部31B は、枠状フレーム10側の開口10B を通じて、その張り出し部31D 及びボス31G, 31Hが枠状フレーム10の背面側に隠蔽された状態で、枠状フレーム10に取り付けられるようになっている。
次に、キャラクタ照明装置50について図5〜図8を参照しながら詳しく説明する。なお、以下の説明では、図5中左側のキャラクタ照明装置50についてのみ説明し、図5中右側のキャラクタ照明装置50は、図5中左側のキャラクタ照明装置50と左右対称のものであるので、その説明を省略する。
すなわち、上部パネル部4には、図5に示すように、液晶表示装置4Eの画面における上方左側の角隅から、当該上部パネル部4の上方左側の角隅部へ向かって、前述の反射鏡部22と同様の反射鏡部52が複数配列されている。これらの反射鏡部52は、図6においては、液晶表示装置4Eの画面における上方右側の角隅から、当該上部パネル部4の上方右側の角隅部へ向かって斜め方向に配列されている。
なお、反射鏡部52は、反射鏡部22と同様に、キャラクタ照明装置50の光源である図示しないフルカラーLEDの光を通す図示しない透光孔が底部に開口された凹面状の反射鏡を備えたものである。
キャラクタ照明装置50のレンズ部材51は、図5及び図6の如く、枠状フレーム10におけるフルカラーLEDが取り付けられた部位、換言すると、枠状フレーム10における複数の反射鏡部52が形成された部分を覆う本体部51A と、この本体部51A から液晶表示装置4Eの画面に向かって延出して、当該液晶表示装置4Eの画面の一部を覆うオーバーラップ部51B とが設けたものとなっている。
また、レンズ部材51は、複数の反射鏡部52を覆おうものであり、図7及び図8に示すように、内側に配置される内側レンズ部53と、外側に配置される外側レンズ部54とを有する二重構造のものである。
内側レンズ部53及び外側レンズ部54のそれぞれについても、枠状フレーム10における複数の反射鏡部52が形成された部分を覆う本体部53A 及び本体部54A と、液晶表示装置4Eの画面の一部を覆うオーバーラップ部53B 及びオーバーラップ部54B とがそれぞれ設けられている。
内側レンズ部53は、全体が無色透明の合成樹脂で形成された部材である。
この内側レンズ部53には、遊技者に臨む表側の面にローレット、すなわち、多数のV形の溝が形成されるとともに、平面形状が角のように尖った形状にされた薄板部53C と、複数の反射鏡部52のうち、液晶表示装置4Eの画面に近い反射鏡部52に設けられたフルカラーLEDの光を内部に取り入れる光導入部53D と、内部に取り入れたフルカラーLEDの光を屈折させるプリズム部53E と、フルカラーLEDからの光を遊技者側へ散乱させるために、遊技者に臨む表側の面とは反対側の面にローレットが形成された光散乱部53F とが形成されている。
薄板部53C は、液晶表示装置4Eの画面に近い反射鏡部52を除いた残りの反射鏡部52のすべてを覆うように形成された内側レンズ部53の部位である。この薄板部53C は、当該薄板部53C に覆われた反射鏡部52の内部に設けられたフルカラーLEDの発する光を、遊技者に臨む表側の面に形成されたローレットで散乱させ、フルカラーLEDの位置する部分のみが部分的に強く輝かないようにするものである。
光導入部53D は、液晶表示装置4Eの画面に近い反射鏡部52の内部に設けられたフルカラーLEDの発する光を受ける受光面53G と、受光面53G で受けた光をプリズム部53E へ光を導くとともに、プリズム部53E に向かって幅が扇形状に拡がっていく導光路53H とを有するものとなっている。
プリズム部53E は、内側レンズ部53における光導入部53D の受光面53G に対向する位置に形成された「V」字形状の溝の一方の斜面で、導光路53H からの光を反射することで、当該光をオーバーラップ部53B に向かって屈折させるものである。
光散乱部53F は、プリズム部53E によって屈折されて、オーバーラップ部53B に向かって進行する光を、遊技者に臨む表側の面とは反対側の面に形成されたローレット、すなわち、多数の溝の斜面で遊技者に向かって散乱させるものである。
このような内側レンズ部53には、図8中、上方の側縁から上方へ突出する張り出し部53K, 53Lが設けられている。
このうち、張り出し部53L には、内側レンズ部53を枠状フレーム10に取り付けるためのネジ14F (図7参照)を挿通させるネジ挿通孔53P と、内側レンズ部53を枠状フレーム10に取り付ける際に、内側レンズ部53の枠状フレーム10における取付位置を決める位置決め孔53Q とが設けられている。
一方、張り出し部53K には、内側レンズ部53を枠状フレーム10に取り付けるためのネジ14E (図7参照)を挿通させるネジ挿通孔53M と、張り出し部53L 側のネジ挿通孔53P に挿通されたネジ14F を締め付ける際に、内側レンズ部53が回転しないように、枠状フレーム10の所定部位に係止される回り止め係止片53N とが設けられている。
外側レンズ部54は、図7中上下方向の断面が横向きの「V」字形に成形された無色透明の合成樹脂からなる部材である。
この外側レンズ部54は、内側レンズ部53よりも一回り大きな平面形状を有し、内部に内側レンズ部53を収納できるようになっている。
外側レンズ部54における「V」字の外側の面は、複数の滑らかな面で構成され、これらの滑らかな面の境界線が交差して三角形や台形等の図形を描いている。
また、外側レンズ部54における「V」字の外側の面には、細かい凹凸が形成されて、表面が曇りガラスのように半透明となったシボ加工領域と、滑らかに仕上げられて、表面が透明となった鏡面仕上げ領域とが設けられている。ここで、シボ加工領域と鏡面仕上げ領域との境界線が波形を形成し、且つ、このようなシボ加工領域及び鏡面仕上げ領域は、波形の境界線を挟んで、互い違いに形成されている。
さらに、外側レンズ部54に形成されたシボ加工領域は、外側レンズ部54におけるオーバーラップ部54B 側の端縁に近いものほど、よりシボが濃くなるように、換言すると、より不透明となるように形成されている。
以上のような外側レンズ部54の内部でフルカラーLEDが点灯すると、シボ加工領域は、表面に形成された細かい凹凸によって、フルカラーLEDからの光が乱反射して、シボ加工領域全体がほぼ均一に面発光するようになっている。換言すると、外側レンズ部54にシボ加工領域においては、フルカラーLEDの発光部分が点光源として部分的に輝くことはなく、シボ加工領域全体が面発光するようになっている。
一方、鏡面仕上げ領域は、外側レンズ部54の内部でフルカラーLEDが点灯すると、内部からの光がそのまま透過してギラギラと輝くようになっている。
外側レンズ部54における「V」字の内側の面は、図8の如く、カットグラスのような複数の平滑面で構成され、これらの平滑面の境界線が交差して三角形や台形等の図形を描くように形成されている。
また、外側レンズ部54における「V」字の内側の面にも、細かい凹凸が形成されて、表面が曇りガラスのように半透明となったシボ加工領域と、滑らかに仕上げられて、表面が透明となった鏡面仕上げ領域とが互い違いとなるように形成されている。
外側レンズ部54における図8中上方の端縁には、内側レンズ部53側の張り出し部53K に対応して、上方に突出する張り出し部54C とが設けられている。この張り出し部54C には、前述したネジ14E (図7参照)を挿通させるネジ挿通孔54D が設けられている。
また、外側レンズ部54における図8中上方の端縁には、図8において張り出し部54C の左側に近接して配置されるとともに、上方に突出する突条54E が設けられている。この突条54E は、外側レンズ部54が取り付けられた状態の枠状フレーム10に、後述するカバー部材15が取り付けられると、カバー部材15によって係止されるものとなっている。
外側レンズ部54における図8中下方の端縁には、下方に突出する複数の突条54F が設けられている。これらの突条54F は、外側レンズ部54を枠状フレーム10に取り付ける際に、枠状フレーム10に設けられた図示しないスリットの内部に挿入され、当該スリットに係止されるものとなっている。
内側レンズ部53は、枠状フレーム10に形成された図示しない位置決め突起を、張り出し部53L に形成された位置決め孔53Q に挿通させることで、枠状フレーム10の所定位置に配置されるようになっている。
そして、内側レンズ部53は、枠状フレーム10の所定位置に配置された状態で、張り出し部53L に形成されたネジ挿通孔53P に挿通させたネジ14F を、枠状フレーム10の図示しないボスに螺合させることで、枠状フレーム10に仮固定されるようになっている。
外側レンズ部54及び内側レンズ部53は、枠状フレーム10に仮固定された内側レンズ部53を覆うように、外側レンズ部54を配置するとともに、外側レンズ部54の張り出し部54C を内側レンズ部53の張り出し部53K に重ね合わせ、この状態で、張り出し部54C のネジ挿通孔54D 及び張り出し部53K のネジ挿通孔53M に挿通させたネジ14E を、枠状フレーム10の図示しないボスに螺合させることで、枠状フレーム10に固定されるようになっている。
このようなキャラクタ照明装置50は、液晶表示装置4Eの画面と重なることがなく、且つ、内部のフルカラーLEDが発する光を受けるように形成された本体部51A と、液晶表示装置4Eの画面の一部を覆うように形成されたオーバーラップ部51B と、内側レンズ部53に形成されるとともに、本体部51A に向かって放射された光をオーバーラップ部51B へ向けて屈折させるプリズム部53E と、オーバーラップ部53B に導かれた光を散乱させるローレットとを備えているので、内部のフルカラーLEDが点灯時されると、オーバーラップ部51B が本体部51A と同様の明るさで輝くようになり、且つ、オーバーラップ部51B 及び本体部51A から放たれる光の色味もほぼ同じとなり、オーバーラップ部51B と本体部51A とで輝き及び色味に差がなくなる。
ここで、液晶表示装置4Eの画面に、図2の如く、キャラクタ照明装置50と連続する平たく潰れたU字形の映像4Kを表示すると、液晶表示装置4Eの映像4Kは、輝き及び色味が細かく調整可能なので、内部のフルカラーLEDが点灯している状態におけるオーバーラップ部51B 及び本体部51A とほぼ同一の輝度及び色味で輝かせることがでる。
従って、キャラクタ照明装置50の内部のフルカラーLEDを点灯し、液晶表示装置4Eの画面に映像4Kを表示すれば、キャラクタ照明装置50と映像4Kとがあたかも一体となったように視認され、キャラクタ照明装置50と映像4Kとが一体化した、三日月形の像が形成される。
図3に戻って、枠状フレーム10の前方の面には、図3の如く、枠状フレーム10における図3上方の左右の角隅近傍部分を覆うカバー部材15と、枠状フレーム10における図3下方の左右の角隅近傍部分を覆うカバー部材16とが取り付けられるようになっている。
カバー部材15は、枠状フレーム10における上端部照明装置20のレンズ部材21の張り出し部21G がネジ止めされた部分、及び、キャラクタ照明装置50のレンズ部材51の張り出し部53K,54C,53Lがネジ止めされた部分を覆って隠蔽する装飾部材である。
カバー部材15は、背面側から枠状フレーム10を貫通するネジ14G を、当該カバー部材15に設けられたボスに螺合させることによって、枠状フレーム10に取り付けられるようになっている。
カバー部材16は、略三角形の平面形状を有するとともに、枠状フレーム10における側縁上部照明装置30のレンズ部材31の張り出し部31F がネジ止めされた部分を覆って隠蔽する装飾部材である。
カバー部材16は、図4に示すように、枠状フレーム10に形成されたネジ挿通孔10D に、枠状フレーム10の背面側から挿通されたネジ14H を、当該カバー部材16に設けられたボス16A に螺合させることによって、枠状フレーム10に取り付けられるようになっている。
以上において、キャラクタ照明装置50は、遊技の状況に応じて点灯する光源であるフルカラーLEDと、このフルカラーLEDを覆うとともに当該フルカラーLEDが発する光を透過させるレンズ部材51とを有し、フルカラーLED及びレンズ部材51が取付基部である枠状フレーム10に取り付けられている照明装置となっている。
また、キャラクタ照明装置50の内側レンズ部53の張り出し部53K 及び外側レンズ部54の張り出し部54C は、内側レンズ部53及び外側レンズ部54が枠状フレーム10における取付位置に配置されると、互いに重なり合って近接するように、当該内側レンズ部53及び当該外側レンズ部54部に設けられたものとなっている。
さらに、枠状フレーム10には、内側レンズ部53の張り出し部53K 及び外側レンズ部54の張り出し部54C のネジ挿通孔53M, 54Dに挿通されたネジ14E 、並びに、内側レンズ部53の張り出し部53L のネジ挿通孔53P に挿通されたネジ14F のそれぞれと螺合する図示しないネジ螺合部が設けられるとともに、ネジ螺合部にネジ止めされた内側レンズ部53の張り出し部53K, 53L及び外側レンズ部54の張り出し部54C を覆って隠蔽するカバー部材15が取り付けられている。
ところで、枠状フレーム10の背側の面には、能動的に動作する装置部品、例えば、照明装置20,30,50の光源であるフルカラーLED、液晶表示装置4E、音声出力装置4F、並びに、照明装置20,30,50、液晶表示装置4E及び音声出力装置4Fの動作を制御する副制御基板70が取り付けられている。
すなわち、図6において、枠状フレーム10の背側の面における上端縁部分には、図6の如く、上端部照明装置20のフルカラーLEDが固定されたLED基板23が取り付けられている。換言すると、枠状フレーム10の背側の面には、LED基板23を介して、上端部照明装置20のフルカラーLEDが取り付けられている。
枠状フレーム10の背側の面における図6中左右の端縁部分の各々には、側縁上部照明装置30のフルカラーLEDが固定されたLED基板33が取り付けられている。換言すると、枠状フレーム10の背側の面には、LED基板33を介して、側縁上部照明装置30のフルカラーLEDが取り付けられている。
枠状フレーム10の前方の面に取り付けられたレンズ部材51に対応して、枠状フレーム10の背側の面には、キャラクタ照明装置50のフルカラーLEDが固定されたLED基板55が取り付けられている。換言すると、枠状フレーム10の背側の面には、LED基板55を介して、キャラクタ照明装置50のフルカラーLEDが取り付けられている。
また、枠状フレーム10には、図9に示すように、液晶表示装置4Eの画面を外部に露出させるための開口部10E と、音声出力装置4Fのスピーカ4Hからの音を透過させる音声透過孔10F とが設けられている。そして、この開口部10E には、液晶表示装置4Eの画面を保護するための透明な保護シールド17が嵌め込まれている。
液晶表示装置4Eの液晶パネル4G及び音声出力装置4Fのスピーカ4Hは、枠状フレーム10の背側の面にネジで固定された枠状取付ベース60を介して枠状フレーム10に取り付けられている。
すなわち、枠状取付ベース60は、図9の如く、液晶表示装置4Eの画面に対応したサイズの開口部60A と、音声出力装置4Fのスピーカ4Hが取り付けられる筒状のスピーカハウジング部60B と備えたものとなっている。
枠状取付ベース60の開口部60A は、背面側から枠状取付ベース60に取り付けられる箱状の蓋部材61で塞がれるようになっている。
箱状の蓋部材61は、図4に示すように、内部に液晶表示装置4Eの液晶パネル4Gを収納する容器を兼用したものとなっており、内部に液晶パネル4Gを収納した状態で、枠状取付ベース60にネジ止めされている。これにより、液晶表示装置4Eの液晶パネル4Gが枠状フレーム10に取り付けられている。
枠状取付ベース60のスピーカハウジング部60B は、多数の丸孔が形成されたパンチングメタルからなるとともに、枠状フレーム10の開口部10E を覆うスピーカ保護シールド62と、目の細かい網状に形成されたステンレス製のスピーカ保護メッシュ63とが内部に収納され、この状態で、背面側の開口がスピーカ4Hで塞がれるようになっている。
ここで、スピーカ保護シールド62は、周縁部62A よりも中央部62B が前方(遊技者側に近づく方向)へ膨出したものであり、上部パネル部4の外観デザインを引き立てるものとなっている。
スピーカハウジング部60B の背面側の開口を塞ぐスピーカ4Hは、マグネットが設けられている背側の部位全体が箱状のスピーカ保護ボックス64の内部に収納されている。
スピーカ保護ボックス64には、枠状取付ベース60への取り付けを行うために、鍔状に形成された耳部64A が設けられている。
スピーカ保護ボックス64は、耳部64A 及びスピーカ4Hのフランジの両方を貫通する図示しないネジで枠状取付ベース60に取り付けられている。
内部に液晶パネル4Gを収納する蓋部材61の背面には、液晶パネル4Gの動作を制御するパネル制御基板65と、スピーカ4Hから発せられる音声を制御する音源基板66とが取り付けられている。
また、蓋部材61の背面には、パネル制御基板65及び音源基板66を内部に収納して保護する基板保護カバー部材67がネジ止めされている。
そして、基板保護カバー部材67の背面には、副制御基板70を内部に収納した副基板ケース71が取り付けられている。
この副基板ケース71は、基板保護カバー部材67の背面にネジ止めされるとともに、副制御基板70が取り付けられるベース部72と、このベース部72に取り付けられた副制御基板70を覆う蓋部73とを有するものである。
このうち、蓋部73及びベース部72は、図示しないネジで相互に接合され、蓋部73及びベース部72を接合する図示しないネジは、図示しないカシメ部材で封印されるようになっている。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、スロットマシン1の枠状フレーム10に設定されたフルカラーLEDの取付部位を覆う本体部51A と、この本体部51A から液晶表示装置4Eの画面に向かって延出して、当該液晶表示装置4Eの画面の一部を覆うオーバーラップ部51B とをレンズ部材51に設け、レンズ部材51の一部が液晶表示装置4Eの画面と重なるようにしたので、液晶表示装置4Eの画面の周囲を囲む枠が設けられていても、キャラクタ照明装置50のレンズ部材51と液晶表示装置4Eの画面とが枠に仕切られることがない。
ここで、裏側にフルカラーLEDが配置されている本体部51A に対して、オーバーラップ部51B の裏側にはフルカラーLEDがないので、その対策を何らとらないでおくと、フルカラーLEDの点灯時に、オーバーラップ部51B が本体部51B よりも暗くなり、たとえ、液晶表示装置4Eのバックライトが点灯していても、オーバーラップ部51B と本体部51A とで輝きに差が生じ、キャラクタ照明装置50のレンズ部材51と液晶表示装置4Eの画面とが、枠に仕切られていなくとも、レンズ部材51の輝きの差で、液晶表示装置4Eの画面に表示された映像との一体感をレンズ部材51に付与することが図れなくなるおそれがある。
そこで、フルカラーLEDから本体部51A に向かって放射された光をオーバーラップ部51B へ向けて屈折させるプリズム部53E を内側レンズ部53の本体部53A に形成し、裏側にはフルカラーLEDがないオーバーラップ部53B に光を導くようにするとともに、オーバーラップ部53B に導かれた光をオーバーラップ部53B のローレットで散乱させるようにしたので、フルカラーLEDの点灯時に、オーバーラップ部51B が本体部51A と同様の明るさで輝くようになり、オーバーラップ部51B と本体部51A とで輝きに差がなくなり、これにより、液晶表示装置4Eの画面に表示された映像との一体感をレンズ部材51に付与することができる。
また、レンズ部材51として、内側に配置される内側レンズ部53と、外側に配置される外側レンズ部54とを有する二重構造のものを採用したので、内側レンズ部53の遊技者に臨む面に凹凸模様であるローレットを設け、これにより、ローレットの視認性の確保を図っても、このローレットが外側レンズ部54に覆われて保護されるので、レンズ部材51のローレット形成部分がレンズ欠けを起こすことがなく、しかも、内側レンズ部53の遊技者に臨む面にローレットを形成したので、ローレットの視認性を十分に確保することができる。
また、内側レンズ部53及び外側レンズ部54にネジ止めのための張り出し部53K,53L,54C を設け、張り出し部53K,53L,54C が内側レンズ部53及び外側レンズ部54の周縁から外側に突出するように形成したので、透明な内側レンズ部53の本体部分、及び、外側レンズ部54の本体部分を通して視認できる範囲から逸脱した位置に、張り出し部53K,53L,54C を配置することができる。
そして、このような張り出し部53K,53L,54C に形成したネジ挿通孔53M,53P,54Dに挿通されるネジ14E, 14Fで、内側レンズ部53及び外側レンズ部54をネジ止めするようにし、且つ、ネジ止めされた内側レンズ部53の張り出し部53K, 53L及び外側レンズ部54の張り出し部54C をカバー部材15で覆って隠蔽するようにしたので、レンズ部材51のネジ止め位置が、当該レンズ部材51の外側から確認できなくなる。
従って、レンズ部材51のネジ止め位置が不明となることから、レンズ部材51の不正な取外作業が困難となるので、レンズ部材51が取り外された部分からスロットマシン1の内部に不正にアクセスする等の不正行為も困難となり、このような不正行為に対する防犯対策も十分に図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
すなわち、前記実施形態では、内側レンズ部53の外側及び内側の両方の面に、シボ加工領域を設けたが、内側レンズ部53の外側及び内側の一方の面についてシボ加工領域を省略してもよいし、内側レンズ部53の外側及び内側の両方の面について、シボ加工領域を省略してもよい。
さらに、遊技機としては、スロットマシンに限らず、遊技場に設置される弾球遊技機や、ゲームセンター等に設置されるテレビゲーム等でもよく、本発明は、演出効果を向上させる照明装置を取り付けることが可能な遊技機全般に適用することができる。
1 遊技機としてのスロットマシン
4E 表示装置としての液晶表示装置
10 取付基部としての枠状フレーム
50 照明装置としてのキャラクタ照明装置
51 レンズ部材
51A 本体部
51B オーバーラップ部
53E プリズム部

Claims (1)

  1. 遊技の状況に応じた演出用画像を画面に表示する表示装置と、前記表示装置が取り付けられる取付基部とを備えた遊技機に用いられる照明装置であって、
    遊技の状況に応じて点灯する光源と、
    前記光源を覆うとともに前記光源が発する光を透過させるレンズ部材とを備え、
    前記光源及び前記レンズ部材が前記取付基部に取り付けられており、
    前記レンズ部材は、前記取付基部における前記光源が取り付けられた部位を覆う本体部と、前記本体部から前記表示装置の画面に向かって延出して、前記表示装置の画面の一部を覆うオーバーラップ部とを有し、
    前記本体部に、前記光源から前記本体部に向かって放射された光を前記オーバーラップ部へ向けて屈折させるプリズム部が形成され、
    前記オーバーラップ部における遊技者側に臨む表側の面と反対側の面に、前記プリズム部により前記オーバーラップ部へ向けて屈折した光を前記表側へ向けて散乱させる複数の溝部が形成されることを特徴とする照明装置。
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