JP5820645B2 - 生体情報取得システム - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報取得システムに関し、特に、生体内の情報を取得可能な生体情報取得システムに関するものである。
医療分野における内視鏡は、生体内部の観察等の用途において従来用いられている。そして、前述した内視鏡の種類の1つとして、被検者が嚥下することにより体腔内に配置され、蠕動運動に伴って該体腔内を移動しつつ被写体の像を撮像し、撮像した該被写体の像を撮像信号として外部に無線伝送可能なカプセル内視鏡が近年提案されている。
そして、前述したカプセル内視鏡と略同様の構成を有するものとしては、例えば、特許文献1に開示されているようなものがある。
具体的には、特許文献1には、カプセル内視鏡の外部から交流磁界を照射することにより、該カプセル内視鏡の起動及び停止に係る切り替えを行うことが可能な構成が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された構成によれば、例えば、カプセル内視鏡と交流磁界の発生源との位置関係に起因し、比較的高い強度の磁界をカプセル内視鏡に照射しなければ、当該カプセル内視鏡の起動及び停止に係る切り替え動作が行われないような場合がある。その結果、特許文献1に開示された構成によれば、カプセル内視鏡の起動及び停止に係る切り替え動作を確実に実施させるために、交流磁界の発生源として用いられる装置が大型化または高消費電力化してしまう、という課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことが可能な生体情報取得システムを提供することを目的としている。
本発明の生体情報取得システムは、被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備して構成された生体情報取得装置と、前記生体情報取得部の電源状態を切り替えるための交流磁界を発生可能な磁界発生装置と、を有する生体情報取得システムであって、前記生体情報取得装置は、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、直列接続された2つのコイルを少なくとも含む磁界検出用のコイル群において、前記磁界発生装置から発せられた交流磁界を検出できるように構成された磁界検出部と、前記磁界検出部における交流磁界の検出結果に基づき、前記電源部と前記生体情報取得部との間に接続されているスイッチ部のオンオフ状態を切り替えるための制御を行う切替制御部と、を有し、前記磁界発生装置は、1または複数のコイルを具備する磁界発生用のコイル群において、交流磁界を発生させることができるように構成された磁界発生部を有し、前記生体情報取得装置の電源状態の切り替えが行われる際に、前記磁界発生用のコイル群から発せられる交流磁界が前記磁界検出用コイル群に含まれる各コイルのコイル面に鎖交する位置となるように前記生体情報取得装置の位置が決定され、前記磁界検出用のコイル群の少なくとも1つのコイルのコイル面と、前記磁界発生用のコイル群の少なくとも1つのコイルのコイル面とが、直交するように配置される。
本発明における生体情報取得システムによれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
本発明の実施例に係る生体情報取得システムの要部の構成を示す図。 生体情報取得装置の具体的な構成の一例を示す図。 磁界発生装置の具体的な構成の一例を示す図。 第1の実施例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。 第1の実施例の第1の変形例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。 第1の実施例の第2の変形例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。 第2の実施例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。 第2の実施例の第1の変形例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。 第2の実施例の第2の変形例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図6は、本発明の第1の実施例に係るものである。
図1は、本発明の実施例に係る生体情報取得システムの要部の構成を示す図である。
本実施例の生体情報取得システム1は、図1に示すように、生体情報取得装置10と、生体情報取得装置10に対して交流磁界による起動制御信号を送信する磁界発生装置20と、を有している。
生体情報取得装置10は、例えばカプセル内視鏡のような、被検者の体腔内に配置可能なカプセル形状の筐体を具備する装置として構成されている。
ここで、生体情報取得装置10の具体的な構成例について説明する。図2は、生体情報取得装置の具体的な構成の一例を示す図である。
図2に示すように、生体情報取得装置10は、生体内部の被写体を照明する照明部11と、照明部11により照明された被写体を結像する図示しない対物光学系と、当該対物光学系により結像された被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子等を備えた撮像部12と、撮像部12から出力される撮像信号を無線信号に変換して外部へ出力する無線伝送部13と、生体情報取得装置10の各部の駆動に要する電力を供給可能な内蔵バッテリ等からなる電源部14と、を有している。
すなわち、本実施例における生体情報取得部は、照明部11及び撮像部12を具備して構成されている。
また、図2に示すように、生体情報取得装置10は、磁界発生装置20から発せられた交流磁界を検出可能に構成された磁界検出部15と、磁界検出部15の検出結果に応じた出力信号が入力される切替制御部18と、切替制御部18の制御に応じてオンオフ状態を切り替え可能に構成されたスイッチ部19と、を有している。
磁界検出部15は、直列接続された複数のコイルを具備して構成される二次側コイル群17を有している。そして、このような磁界検出部15の構成によれば、磁界発生装置20から発せられた交流磁界の検出結果に応じた誘導電流が二次側コイル群17において発生するとともに、当該誘導電流に応じた電気信号が切替制御部18に入力される。なお、二次側コイル群17の具体的な構成(個数及び配置状態等)については、後程説明する。
切替制御部18は、例えば2分周回路等により構成されており、磁界検出部15の検出結果に応じて出力される出力信号の信号レベルが閾値以上になったことを検出した場合において、スイッチ部19のオンオフ状態を切り替えるための制御信号を出力する。
スイッチ部19は、電源部14と照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部との間に接続されており、切替制御部18からの制御信号が入力される毎にオンオフ状態が切り替わるように構成されている。すなわち、スイッチ部19がオンされている場合においては、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が行われる。また、スイッチ部19がオフされている場合においては、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が停止する。
次に、磁界発生装置20の具体的な構成例について説明する。図3は、磁界発生装置の具体的な構成の一例を示す図である。
磁界発生装置20は、図3に示すように、交流磁界による起動制御信号を発生する磁界発生部42と、磁界発生部42を駆動する磁界発生制御部49と、磁界発生装置20の各部の駆動に要する電力を供給可能な電源部41と、スイッチ22と、を有して構成されている。
磁界発生部42は、ドーナツ形状の平面コイルを1または複数具備して構成される一次側コイル群44を有している。なお、一次側コイル群44の具体的な構成(個数及び配置状態等)については、後程説明する。
磁界発生制御部49は、発振器45と、発振器45からの信号を所定の周波数に変換する等の処理を行うタイミング生成部46と、該所定の周波数の信号により磁界発生部42を駆動するドライバ47と、を有している。
スイッチ22は、操作者の操作に応じて電源部41から磁界発生制御部49への電力供給状態を切り替えることが可能な、例えば押しボタンスイッチとして構成されている。
すなわち、以上に述べた磁界発生装置20の構成によれば、操作者の操作によりスイッチ22がオンされることに伴い、電源部41から磁界発生制御部49への電力の供給が開始され、磁界発生部42の一次側コイル群44(に含まれる各コイル)からの交流磁界の発生(起動制御信号の送信)が開始される。
また、以上に述べた磁界発生装置20の構成によれば、操作者の操作によりスイッチ22がオフされることに伴い、電源部41から磁界発生制御部49への電力の供給が停止され、磁界発生部42の一次側コイル群44(に含まれる各コイル)からの交流磁界の発生(起動制御信号の送信)が停止される。
続いて、図4を参照しつつ、本実施例における二次側コイル群17及び一次側コイル群44の具体的な構成等に関する説明を行う。図4は、第1の実施例に係る生体情報取得システムにおいて、磁界発生装置に生体情報取得装置が配置された場合の要部の位置関係を説明するための図である。
図4に示すように、生体情報取得装置10の長軸方向LAに位置する一方の端部には、第1の巻回方向を具備するように形成され、かつ、長軸方向LAとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル171が内蔵されている。
また、図4に示すように、生体情報取得装置10の長軸方向LAに位置する他方の端部には、前述の第1の巻回方向の逆方向に相当する第2の巻回方向を具備するように形成され、かつ、長軸方向LAとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル172が内蔵されている。
すなわち、図4に例示した生体情報取得装置10の構成によれば、二次側コイル群17は、コイル面同士が平行(または略平行)となるように配置されるとともに直列に接続されたコイル171及び172を具備して構成されている。
一方、図4に示すように、磁界発生装置20の上部には、箱型の筐体の上面とコイル面とが平行(または略平行)になるように配置された平面コイル441が内蔵されている。
すなわち、図4に例示した磁界発生装置20の構成によれば、一次側コイル群44は、平面コイル441を具備して構成されている。
また、図4に示すように、磁界発生装置20の上部には、箱型の筐体の上面と生体情報取得装置10の長軸方向LAとが平行(または略平行)になるように生体情報取得装置10を配置した状態において、平面コイル441のコイル面の略真上に相当する所定の位置に生体情報取得装置10を固定できるように形成された位置決め部材21が設けられている。
すなわち、磁界発生装置20の位置決め部材21は、磁界発生装置20の平面コイル441と、生体情報取得装置10のコイル171及び172と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図4に例示した本実施例の構成によれば、生体情報取得装置10が位置決め部材21により固定配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル441から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル171及び172の2つのコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル171及び172のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル171及び172における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図4に例示した本実施例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
ところで、以上に述べたような本実施例の構成によれば、前述の効果と略同一の効果を得ることが可能な種々の変形例が考えられる。そのため、以降においては、このような種々の変形例についての説明を行う。なお、以降においては、説明の簡単のため、既に述べたものと同じ構成要素等に関する詳細な説明を適宜省略する。
本実施例の第1の変形例に係る生体情報取得システム1Aは、図5に示すように、生体情報取得装置10Aと、磁界発生装置20と、を有している。
生体情報取得装置10Aには、前述のコイル171及び172に加え、生体情報取得装置10Aの短軸方向SAに位置する側部において、短軸方向SAとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル173が内蔵されている。
すなわち、図5に例示した生体情報取得装置10Aの構成によれば、二次側コイル群17は、コイル面同士が略平行となるように配置されるとともに直列に接続されたコイル171及び172と、コイル171及び172のコイル面に対してそれぞれ略90°の角度をなすようにコイル面が設けられたコイル173と、を具備して構成されている。
また、磁界発生装置20の位置決め部材21は、磁界発生装置20の平面コイル441と、生体情報取得装置10Aのコイル171、172及び173と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図5に例示した本実施例の第1の変形例に係る構成によれば、生体情報取得装置10Aが位置決め部材21により固定配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル441から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル171、172及び173の3つのコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル171、172及び173のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル171、172及び173における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図5に例示した本実施例の第1の変形例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
一方、本実施例の第2の変形例に係る生体情報取得システム1Bは、図6に示すように、生体情報取得装置10と、磁界発生装置20Bと、を有している。
磁界発生装置20Bには、磁界発生装置20における位置決め部材21の代わりに、生体情報取得装置10の長軸方向LAを垂直方向として挿入配置して固定することが可能な穴である凹部21Bが設けられている。
また、磁界発生装置20Bの内部における凹部21Bの周囲には、ドーナツ形状の平面コイル442及び443が設けられている。
平面コイル442は、例えばコイル171と同一の第1の巻回方向を具備するように形成されているとともに、磁界発生装置20Bの内部において、凹部21Bに挿入配置された生体情報取得装置10のコイル171に近接するような位置に配置されている。また、平面コイル442のコイル面は、凹部21Bに挿入配置された生体情報取得装置10の長軸方向LAに直交する平面上に設けられている。
平面コイル443は、例えばコイル172と同一の第2の巻回方向を具備するように形成されているとともに、磁界発生装置20Bの内部において、凹部21Bに挿入配置された生体情報取得装置10のコイル172に近接するような位置に配置されている。また、平面コイル443のコイル面は、凹部21Bに挿入配置された生体情報取得装置10の長軸方向LAに直交する平面上に設けられている。
すなわち、図6に例示した磁界発生装置20Bの構成によれば、一次側コイル群44は、凹部21Bの方向に沿ってコイル面同士が対向するように配置された平面コイル442及び443を具備して構成されている。
また、磁界発生装置20Bの凹部21Bは、磁界発生装置20Bの平面コイル442及び443と、生体情報取得装置10のコイル171及び172と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図6に例示した本実施例の第2の変形例に係る構成によれば、生体情報取得装置10が凹部21Bに挿入配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル442から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル171のコイル面を鎖交し、さらに、平面コイル443から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル172のコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル171及び172のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル171及び172における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図6に例示した本実施例の第2の変形例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
なお、以上に述べた本実施例によれば、生体情報取得装置の位置決め用の構成として、位置決め部材または凹部が磁界発生装置に設けられているものに限らない。具体的には、位置決め部材または凹部を設ける代わりに、例えば、磁界発生装置の外表面において、磁界発生装置に設けられた各平面コイルから発せられる交流磁界(の磁束)が生体情報取得装置の各コイルのコイル面を鎖交する位置(または当該位置の近傍)にマークを付し、さらに、このマークに合わせて生体情報取得装置を配置させるように促す文字列等を表記してもよい。
そして、前述のマーク及び文字列を具備する構成によれば、生体情報取得装置の電源のオンオフの際に、操作者が磁界発生装置に付されたマークの位置に合わせて手動で生体情報取得装置を配置及び固定することにより、磁界発生装置に設けられた各平面コイルと、生体情報取得装置に設けられた各コイルと、の間の相対的な位置関係が決定される。その結果、前述のマーク及び文字列を具備して磁界発生装置が構成されている場合であっても、生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
(第2の実施例)
図7から図9は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1の実施例と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
本実施例に係る生体情報取得システム1Cは、図7に示すように、生体情報取得装置10Cと、磁界発生装置20と、を有している。
生体情報取得装置10Cは、図2に例示したものと同様の構成を有する一方で、二次側コイル群17の各コイルの配置状態等が第1の実施例の生体情報取得装置10とは異なっている。
具体的には、図7に示すように、生体情報取得装置10Cの長軸方向LBに位置する一方の端部には、長軸方向LBとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル174が内蔵されている。
また、図7に示すように、生体情報取得装置10Cの短軸方向SBに位置する側部には、短軸方向SBとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル175が内蔵されている。
すなわち、図7に例示した生体情報取得装置10Cの構成によれば、二次側コイル群17は、コイル面同士が略90°の角度をなすように配置されるとともに直列に接続されたコイル174及び175を具備して構成されている。
また、磁界発生装置20の位置決め部材21は、磁界発生装置20の平面コイル441と、生体情報取得装置10Cのコイル174及び175と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図7に例示した本実施例の構成によれば、生体情報取得装置10Cが位置決め部材21により固定配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル441から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル174及び175の2つのコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル174及び175のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル174及び175における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図7に例示した本実施例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
ところで、以上に述べたような本実施例の構成によれば、前述の効果と略同一の効果を得ることが可能な種々の変形例が考えられる。そのため、以降においては、このような種々の変形例についての説明を行う。なお、以降においては、説明の簡単のため、既に述べたものと同じ構成要素等に関する詳細な説明を適宜省略する。
本実施例の第1の変形例に係る生体情報取得システム1Dは、図8に示すように、生体情報取得装置10Cと、磁界発生装置20Dと、を有している。
磁界発生装置20Dには、磁界発生装置20における位置決め部材21の代わりに、生体情報取得装置10Cの長軸方向LBを水平方向として挿入配置して固定することが可能な穴である凹部21Dが設けられている。
また、磁界発生装置20Dの内部における凹部21Dの周囲には、ドーナツ形状の平面コイル444及び445が設けられている。
平面コイル444は、磁界発生装置20Dの上面側の内部において、凹部21Dに挿入配置された生体情報取得装置10Cの一方の側部に近接するような位置に配置されている。また、平面コイル444のコイル面は、凹部21Dに挿入配置された生体情報取得装置10Cの長軸方向LBに対して平行となる平面上に設けられている。
平面コイル445は、磁界発生装置20Dの底面側の内部において、凹部21Dに挿入配置された生体情報取得装置10Cの他方の側部に近接するような位置に配置されている。また、平面コイル445のコイル面は、凹部21Dに挿入配置された生体情報取得装置10Cの長軸方向LBに対して平行となる平面上に設けられている。
すなわち、図8に例示した磁界発生装置20Dの構成によれば、一次側コイル群44は、凹部21Dを挟んでコイル面同士が対向するように配置された平面コイル444及び445を具備して構成されている。
また、磁界発生装置20Dの凹部21Dは、磁界発生装置20Dの平面コイル444及び445と、生体情報取得装置10Cのコイル174及び175と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図8に例示した本実施例の第1の変形例に係る構成によれば、生体情報取得装置10Cが凹部21Dに挿入配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル444及び445から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル174のコイル面を鎖交し、さらに、平面コイル444または445のいずれかから発せられる交流磁界(の磁束)がコイル175のコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル174及び175のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル174及び175における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図8に例示した本実施例の第1の変形例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
一方、本実施例の第2の変形例に係る生体情報取得システム1Eは、図9に示すように、生体情報取得装置10Eと、磁界発生装置20Dと、を有している。
生体情報取得装置10Eには、前述のコイル174及び175に加え、生体情報取得装置10Eの短軸方向SBに位置する側部において、短軸方向SBとコイル面とが直交(または略直交)するように配置されたコイル176が内蔵されている。
すなわち、図9に例示した生体情報取得装置10Eの構成によれば、二次側コイル群17は、コイル面同士が略90°の角度をなすように配置されるとともに直列に接続されたコイル174及び175と、コイル175のコイル面に対して平行(または略平行)となるようにコイル面が設けられたコイル176と、を具備して構成されている。
また、磁界発生装置20Dの凹部21Dは、磁界発生装置20Dの平面コイル444及び445と、生体情報取得装置10Eのコイル174、175及び176と、の間の相対的な位置関係を決定する位置決め部として機能する。
そして、図9に例示した本実施例の第2の変形例に係る構成によれば、生体情報取得装置10Eが凹部21Dに挿入配置された状態においてスイッチ22がオンされると、平面コイル444から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル174及び176のコイル面を鎖交し、さらに、平面コイル445から発せられる交流磁界(の磁束)がコイル174及び175のコイル面を鎖交するため、電磁誘導作用に伴う誘導電流がコイル174、175及び176のそれぞれにおいて略同時に発生する。さらに、コイル174、175及び176における誘導電流の発生に伴ってスイッチ部19のオンオフ状態が切り替わることにより、電源部14から照明部11、撮像部12及び無線伝送部13の各部への電力供給が開始または停止される。
従って、図9に例示した本実施例の第2の変形例に係る構成によれば、高い強度の磁界を生体情報取得装置に照射せずとも、当該生体情報取得装置の電源のオンオフの切り替えを確実に行うことができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1,1A,1B,1C,1D,1E 生体情報取得システム
10,10A,10C,10E 生体情報取得装置
11 照明部
12 撮像部
13 無線伝送部
14 電源部
15 磁界検出部
17 二次側コイル群
18 切替制御部
19 スイッチ部
20,20B,20D 磁界発生装置
21 位置決め部材
21B,21D 凹部
22 スイッチ
41 電源部
42 磁界発生部
44 一次側コイル群
45 発振器
46 タイミング生成部
47 ドライバ
49 磁界発生制御部
171,172,173,174,175,176 コイル
441,442,443,444,445 平面コイル
特開2009−89907号公報

Claims (6)

  1. 被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備して構成された生体情報取得装置と、前記生体情報取得部の電源状態を切り替えるための交流磁界を発生可能な磁界発生装置と、を有する生体情報取得システムであって、
    前記生体情報取得装置は、
    前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、
    直列接続された2つのコイルを少なくとも含む磁界検出用のコイル群において、前記磁界発生装置から発せられた交流磁界を検出できるように構成された磁界検出部と、
    前記磁界検出部における交流磁界の検出結果に基づき、前記電源部と前記生体情報取得部との間に接続されているスイッチ部のオンオフ状態を切り替えるための制御を行う切替制御部と、を有し、
    前記磁界発生装置は、
    1または複数のコイルを具備する磁界発生用のコイル群において、交流磁界を発生させることができるように構成された磁界発生部を有し、
    前記生体情報取得装置の電源状態の切り替えが行われる際に、前記磁界発生用のコイル群から発せられる交流磁界が前記磁界検出用コイル群に含まれる各コイルのコイル面に鎖交する位置となるように前記生体情報取得装置の位置が決定され
    前記磁界検出用のコイル群の少なくとも1つのコイルのコイル面と、前記磁界発生用のコイル群の少なくとも1つのコイルのコイル面とが、直交するように配置されることを特徴とする生体情報取得システム。
  2. 前記磁界発生装置は、前記生体情報取得装置の電源状態の切り替えが行われる際に、前記磁界発生用のコイル群から発せられる交流磁界が前記磁界検出用コイル群に含まれる各コイルのコイル面に鎖交する位置となるように、前記生体情報取得装置を固定配置することが可能な位置決め部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得システム。
  3. 前記磁界検出用のコイル群に含まれる前記2つのコイルは、前記生体情報取得装置の内部において、コイル面同士が略平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得システム。
  4. 前記磁界検出用のコイル群に含まれる前記2つのコイルは、相反する巻回方向を具備するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の生体情報取得システム。
  5. 前記磁界検出用のコイル群に含まれる前記2つのコイルは、前記生体情報取得装置の内部において、コイル面同士が略90°の角度をなすように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得システム。
  6. 前記磁界検出用のコイル群の少なくとも1つのコイルは、平面コイルであることを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得システム。
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