JP5820066B2 - Ａｐｎ特定情報又は非ａｐｎ特定情報に基づいて実行されるローカルネットワークを介したトラヒックオフロード - Google Patents

Description

本発明は、ＡＰＮ特定情報又は非ＡＰＮ特定情報に基づいてローカルネットワークを介したトラヒックオフロードを制御する方法に関する。

関連技術分野において、ローカルネットワーク技術を介したトラヒックオフロード技術は適合しなかった。これによって、関連技術分野では該当問題に対して十分に言及されず、適切な解決策も全く提示されなかった。

本発明の発明者は、関連技術分野において、少なくとも前述した問題に対して認識した。このような認識に基づいて、以下で説明する多様な特徴が、ローカルネットワークを介したトラヒックオフロードと関連した特定の手順がより効率的で有用に実行されることができたということを認知するようになった。具体的に、ローカルネットワークにおける選択的ＩＰトラヒックオフロード（Ｓｅｌｅｃｔｅｄ ＩＰ Ｔｒａｆｆｉｃ Ｏｆｆｌｏａｄ，ＳＩＰＴＯ）をサポートするための具体的技術と概念が考案されて具現された。これによって、ＳＩＰＴＯのためのサービス連続性が達成することができる。

ＳＩＰＯＴ＠ＬＮを実行する以前及び以後の、マクロセルからのインターネット接続及びフェムトセルからのインターネット接続を説明する図である。 ＨＳＳ内の情報記憶の一例に係る表を示す図である。 ＨＳＳ内の情報記憶の一例に係る表を示す図である。 影響を受けるＳ１−ＡＰメッセージを示すコールフローの一例を示す図である。 Ｅ−ＵＴＲＡＮの初期アタッチのためのコールフローの一例及びＵＥが要求したＰＤＮ接続手順を説明した一例を示す図である。 ＵＥが要求したＰＤＮ接続手順のコールフローの一例を示す図である。 本発明の一例によって具現されたＭＭＥの一例を示す図である。

以下、発明の概念と特徴は、第三世代パートナシッププロジェクト（３ＧＰＰ）はん用移動体通信システム（ＵＭＴＳ）／進化パケットシステム（ＥＰＳ）技術の用語で説明される。しかし、ここで説明される多様な特徴は、これに制限されるものではなく、他の種類の移動通信システム及び／又は無線通信システム並びに方法に適用することができる。

以下、加入者宅内に位置するローカルネットワークを介した（セルラー）トラヒックオフロードに対する多様な特徴を説明する。

ＳＩＰＴＯは、３ＧＰＰリリース−１０の特徴であり、進化パケットコア網（ＥＰＣ）のネットワーク境界に近接するように位置するパケットデータゲートウェイ（ＰＧＷ）を選択する方式によって、通信事業者（ｏｐｅｒａｔｏｒ）がユーザトラヒックをオフロードさせる技法である。

ローカルＩＰ接続（ＬＩＰＡ）は、３ＧＰＰリリース−１０の特徴であり、ホーム（ｅ）ノードＢとも知られたフェムトセルを介してローカルネットワーク（すなわち、加入者の自宅又は企業領域内に位置するネットワーク）上のリソースに接続（ａｃｃｅｓｓ）を提供する技法である。

３ＧＰＰリリース−１１では、前述したＬＩＰＡ及びＳＩＰＴＯの特徴を改善するために、ＬＩＭＯＮＥＴ（ＴＲ ２３.８５９参照）と呼ばれる作業項目が進行中である。

ＳＩＰＴＯ改善と関連して具体的に、リリース−１１の作業項目は、加入者宅内でのローカルネットワーク（ＬＮ）上のユーザトラヒックをオフロードさせる解決方法を定義することに注目している。このような類型のオフロード技法は、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮと略称される。

リリース−１０ ＳＩＰＴＯに対比して、リリース−１１ ＳＩＰＴＯ＠ＬＮの技術的特徴は、ローカルネットワークがＥＰＣネットワークの通信事業者に存在する機能（例えば、視聴制限（ｐａｒｅｎｔａｌ ｃｏｎｔｒｏｌ）、ウェブサイト加速器（ｗｅｂｓｉｔｅ ａｃｃｅｌｅｒａｔｏｒｓ）、圧縮エンジン等）を有さない場合、ユーザ体験に影響を及ぼすことがある。このような視聴制限がオフロード技法を適用する以前と以後とでユーザ体験上に潜在的変化が発生することがすべてのユーザに受け入れ可能でないと認める場合、ネットワークは、通信事業者の方針に基づいて、トラヒックをオフロードする以前に、ユーザの同意（ｃｏｎｓｅｎｔ）を求めるようにする要求条件があるべきである。

本明細書は、リリース−１１ ＳＩＰＴＯ＠ＬＮ特徴の要求条件を処置するために、多数の構造を提案する。すなわち、ＨＳＳでユーザの加入情報を改善することを提案し、Ｓ１／Ｉｕインターフェース上でホーム（ｅ）ノードＢサブシステムの能力に対する信号通知（ｓｉｇｎａｌｌｉｎｇ）を改善することを提案する。

図１は、ＳＩＰＯＴ＠ＬＮを実行する以前及び以後の、マクロセルからのインターネット接続及びフェムトセルからのインターネット接続を説明する。

すなわち、図１は、三つの互いに異なる方法によってインターネット５７０を接続するＵＥ５０１に対するシナリオを説明する。

第一に、ユーザが自宅の外に位置してマクロセル５１０に接続された場合、ＵＥ５０１は、インターネットへの接続のために使われる接続点名（ＡＰＮ）（例えば、ＡＰＮ＝“Ｉｎｔｅｒｎｅｔ”に設定される）に関連したパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続（ＰＤＮ１）を構成することができる。ネットワークは、このようなＰＤＮ接続に対して、リリース−１０による接続解除（ｄｉｓｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）及び再接続（ｒｅｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）技法を適用し、ＰＤＮ接続が再接続されるときネットワーク境界（ｅｄｇｅ）に近接したＰＧＷを選択することによって、該当ＰＤＮ接続に対してＳＩＰＴＯを実行するかどうかを決定することができる。

第二に、ユーザが自宅に入ると、ＰＤＮ接続（ＰＤＮ１）がフェムトセル５４０側にハンドオーバされる。前述したように、ネットワークは、再びＰＤＮ接続に対し、ネットワーク境界に近接したＰＧＷを選択するために接続解除及び再接続を実行する方式に該当ＰＤＮ接続に対してＳＩＰＴＯを実行することができるにもかかわらず、該当ＰＧＷは、ＥＰＣ５２０の内部に依然として位置することができる。

第三に、ネットワークが加入者宅内（ホームネットワーク５５０）に位置するローカルゲートウェイ（Ｌ−ＧＷ）５５５がインターネットに制限されない接続性（ｕｎｒｅｓｔｒｉｃｔｅｄ ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ）を有することを知っている場合（例えば、インターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）のバックホールネットワーク５６０に依存する方式を介して）、ネットワークは、接続解除及び再接続を開始する決定をすることができ、このとき、ネットワークは、再接続することによって（ＥＰＣ５２０内に位置するＰＧＷを選択する代わりに）Ｌ−ＧＷを選択することができる。このようなＰＤＮ接続は、図２においてＰＤＮ２で表示される。

前述した三つの場合（すなわち、ローカルゲートウェイを介したインターネット接続の場合）は、ネットワークの主導権に基づいているという点と、ユーザのインターネットへのトラヒックがローカルネットワークを介してオフロードされるという点で、リリース−１１ ＳＩＰＴＯ＠ＬＮ特徴であり、最適の使用例である。

前述したように、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮは、トラヒックをオフロードするために今後サービスを変更することができるように、ユーザの同意を要求することができる。このような同意は、加入情報の一部とすることができるが、通信事業者の方針及び端末機の能力によってユーザとの実時間対話とも関連することができる。

本明細書の一例は、ユーザのインターネットへのトラヒックがローカルネットワーク（すなわち、ローカルゲートウェイ）を介してオフロードされる場合を説明するためのシナリオを提示する。

本発明の一例は、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮのために下記のように改善されたエンティティ／構造を提案する。

・具体的ＡＰＮに関連したＳＩＰＴＯ許可フラグを改善する方式として、ＨＳＳ内のユーザの加入情報を改善する技法、及び

・ローカルゲートウェイ（Ｌ−ＧＷ）がローカルネットワークを介してトラヒックをオフロード（ｏｆｆｌｏａｄ）することができるかどうかを指示するＳ１−ＡＰ信号通知を改善する技法。

図２ａ乃至図２ｂは、ＨＳＳ内の情報記憶の一例に係る表を示す。表に示すように、それぞれのＰＤＮ加入コンテキストは、現在関連したＳＩＰＴＯ許可フラグを含むことができる。このようなフラグは、該当ＡＰＮに関連したトラヒックに対してＳＩＰＴＯが許可されるか又は禁止されるかを指示する二値情報を含む。

前述したように、リリース−１１ ＳＩＰＴＯ＠ＬＮによると、ローカルネットワーク上のトラヒックオフロードに関連して視聴制限などが不存在することができるため、トラヒックをオフロードする以前と以後とで、ユーザ体験が変わることがあり、これは一部ユーザには受け入れられない。

したがって、ＳＩＰＴＯ許可フラグを改善し、リリース−１０ ＳＩＰＴＯのために許可されたトラヒックに対して、追加に該当トラヒックがリリース−１１ ＳＩＰＴＯ＠ＬＮのために許可されるかどうかを指示するように改善することを提案する。

特定のＡＰＮに関連したトラヒックがＳＩＰＴＯ＠ＬＮを許可する場合だけ、ＥＰＣネットワークは、ローカルネットワークを介して該当トラヒックに対するオフロードを試みる。このようなオフロードに対する決定は、通信事業者の方針及び端末の能力によって、ユーザとの実時間対話と関連することもあるし、関連しないこともある。このような実時間対話は、具体的な非接続層（ＮＡＳ）信号通知メッセージを使用して実行することができる。

以下の表は、アップリンクＮＡＳ送信メッセージ（ＵＰＬＩＮＫ ＮＡＳ ＴＲＡＮＳＰＯＲＴ ｍｅｓｓａｇｅ）の内容の一例を示す。

このようなメッセージ及び他のＳ１−ＡＰプロトコルメッセージは、ＬＩＰＡのために使われるローカルゲートウェイのためのＳ５レファレンスポイント終端上のＬ−ＧＷアドレスを伝達するためにリリース−１０規格で使われる。

ＳＩＰＴＯ＠ＬＮ特徴を可能にするために、Ｌ−ＧＷが、選択されたトラヒックに対してオフロードを提供する能力を有しているかどうか（すなわち、該当Ｌ−ＧＷがオフロードされたトラヒックのための目的地として動作するパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）に対する接続性を有するかどうか）を指示するようにするために、関連情報を下記のように改善することができる。

＊Ｌ−ＧＷが特定のＡＰＮにだけ関連したトラヒックに対するオフロード能力を有している場合、前述した情報は、ＡＰＮ特定（ＡＰＮ−ｓｐｅｃｉｆｉｃ）にすることができる。

＊オフロードされる候補は、インターネットへのトラヒックになる可能性が大きい状況で、Ｌ−ＧＷは、ＡＰＮ特定の信号を使用せずに、インターネットトラヒックに対するオフロードが可能かを指示する特別な（非ＡＰＮ特定）指示情報を使用することができる。この場合、ＭＭＥがどのＡＰＮがインターネットに対するアクセスの提供に使われるかを知るということを基本的な前提にする。

ＬＩＰＡのために使われるローカルゲートウェイは、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮが使われるローカルゲートウェイと異なることもあるという点を注意すべきであり、この場合、該当二つに対する情報がＳ１−ＡＰメッセージを介して別個に信号通知することができる。

本明細書での技術的解決策は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ状況（すなわち、ＨｅＮＢ）に関連しているが、ＵＴＲＡＮ（すなわち、ＨＮＢ）が進化パケットコア網（ＥＰＣ）に接続された場合にも直接的な方法に適用することができる。

図３は、影響を受けるＳ１−ＡＰメッセージを示すコールフローの一例を示す。図示されたＵＥの一例は、下記の方法を含むサービス要求手順を開示する。

１．ＰＤＮ接続を設定したＵＥ７１０が待機モードでマクロセルからフェムトセルに移動すると仮定することができる。

２．ＵＥは、ＮＡＳサービス要求メッセージ（ＮＡＳ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ ｍｅｓｓａｇｅ）を基地局７２０に送信してサービス要求手順を開始する方式に接続モードへの転換を希望することができる。

３．ＮＡＳサービス要求メッセージは、[Ｓ１−ＡＰ]アップリンクＮＡＳ送信メッセージ（[Ｓ１−ＡＰ]ＵＰＬＩＮＫ ＮＡＳ ＴＲＡＮＳＰＯＲＴ ｍｅｓｓａｇｅ）を介して、基地局７２０からＭＭＥ７３０に透過的に送信される。このようなメッセージに、ローカルゲートウェイが、特定のＡＰＮのために又はインターネットトラヒックのために、トラヒックをオフロードすることができる能力があるかに対する情報がピギーバックすることができる。

４．サービス要求手順が完了する。

５．第２のステップで受信された情報によって、ＵＥコンテキスト内でＳＩＰＴＯ許可フラグが特定のＡＰＮのためにＳＩＰＴＯ＠ＬＮを許可する場合、ＭＭＥ７３０は、ＳＩＰＴＯ手順を開始（すなわち、“再接続必要（Ｒｅｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ ｒｅｑｕｉｒｅｄ）”を原因（ｃａｕｓｅ）に設定し、ＰＤＮ接続解除（ＰＤＮ ｄｉｓｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を実行する方式に）することができる。

６．ＵＥがＰＤＮ接続を要求する場合、ＭＭＥ７３０は、Ｌ−ＧＷ７６０を選択する。

類似のコールフローは、ハンドオーバ状況のためにも導出することができ、すなわち、ＰＤＮ接続が設定されたＵＥがマクロセルからフェムトセルにハンドオーバをする場合もある。この場合、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮサポートに対する情報が、[Ｓ１−ＡＰ]ハンドオーバ要求確認メッセージ（[Ｓ１−ＡＰ]Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ ｍｅｓｓａｇｅ）、[Ｓ１−ＡＰ]ハンドオーバ通知メッセージ（[Ｓ１−ＡＰ]Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｎｏｔｉｆｙ ｍｅｓｓａｇｅ）、又は[Ｓ１−ＡＰ]経路変更要求メッセージ（[Ｓ１−ＡＰ]Ｐａｔｈ Ｓｗｉｔｃｈ Ｒｅｑｕｅｓｔ ｍｅｓｓａｇｅ）を介してＳ１−ＭＭＥ上に伝達することができる。メッセージの選択は、ハンドオーバの種類（Ｓ１ハンドオーバに基づいているか、Ｘ２ハンドオーバに基づいているか）と、ＭＭＥにＳＩＰＴＯ＠ＬＮサポートのための情報を提供することに対する緊急性に基づいて決定することができる。

フェムトセルからＵＥがアタッチされる場合には、影響を受けるメッセージが[Ｓ１−ＡＰ]ＵＥ初期メッセージ（[Ｓ１−ＡＰ]ＵＥ Ｉｎｉｔｉａｌ Ｍｅｓｓａｇｅ）である。

Ｅ−ＵＴＲＡＮでの初期アタッチ過程を示す図４を参照すると、影響を受けるステップは、第２のステップである。基地局（ｅＮｏｄｅＢ）がＳＩＰＴＯ＠ＬＮをサポートする場合、該当基地局は、ＭＭＥに伝達される初期ＵＥメッセージ（Ｉｎｉｔｉａｌ ＵＥ ｍｅｓｓａｇｅ）内に、ローカルネットワークに位置するＬ−ＧＷが選択的なトラヒックオフロードを実行することができるかに対する情報（例えば、Ｌ−ＧＷアドレス、及びサポートされるＡＰＮ、又はインターネットトラヒックのオフロードのための非ＡＰ特定の指示事項）を含ませることができる。

図４は、必須事項に対しては信号の流れを実線で表示し、常に実行される必要がない信号に対しては点線で表示した。

ＵＥ８１０は、アタッチ要求を基地局８２０に伝達し、基地局は、該当メッセージを新たなＭＭＥ８３０に伝達する（第１及び第２のステップ）。新たなＭＭＥ８３０は、従来のＭＭＥ／ＳＧＳＮ８４０と協力して識別要求（ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージを送信し、識別応答（ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを受信する（第３のステップ）。次に、新たなＭＭＥ８３０は、識別子要求（ｉｄｅｎｔｉｔｙ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをＵＥ８１０に送信し、該当ＵＥは、識別子応答（ｉｄｅｎｔｉｔｙ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを介して応答する（第４のステップ）。これによって、認証／セキュリティ手順は、ＵＥ８１０、新たなＭＭＥ８３０、及びＨＳＳ８８０で実行される（第５ａのステップ）。追加に、新たなＭＭＥ８３０は、ＵＥ８１０に対して識別子要求／応答（ｉｄｅｎｔｉｔｙ ｒｅｑｕｅｓｔ／ｒｅｓｐｏｎｓｅ）を実行し、ＥＩＲ８９０に対してＭＥ識別子検査（ＭＥ ｉｄｅｎｔｉｔｙ ｃｈｅｃｋ）手順を実行する（第５ｂのステップ）。次に、新たなＭＭＥ８３０は、ＵＥ８１０に暗号化オプション要求（ｃｉｐｈｅｒｅｄ ｏｐｔｉｏｎｓ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージを送信し、暗号化オプション応答（ｃｉｐｈｅｒｅｄ ｏｐｔｉｏｎｓ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを受信する（第６のステップ）。

その以後、新たなＭＭＥ８３０は、セッション削除のために多様なネットワークエンティティと協力する。すなわち、新たなＭＭＥ８３０は、セッション削除要求（Ｄｅｌｅｔｅ ｓｅｓｓｉｏｎ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供（Ｓｅｒｖｉｎｇ）ＧＷ８５０を介してＰＤＮ ＧＷ８６０に送信し、サービス提供ＧＷ８５０を介してＰＤＮ ＧＷ８６０からセッション削除応答（Ｄｅｌｅｔｅ ｓｅｓｓｉｏｎ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを受信する（第７のステップ）。追加に、ＰＤＮ ＧＷ８６０は、ＰＣＲＦ８７０と協力し、ＰＣＥＦ開始ＩＰ−ＣＡＮセッション終了（ＰＣＥＦ ｉｎｉｔｉａｔｅｄ ＩＰ−ＣＡＮ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｔｅｒｍｉｎａｔｉｏｎ）手順を実行する（Ａ手順に図示される）。

第８のステップにおいて、位置更新要求（Ｕｐｄａｔｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージが新たなＭＭＥ８３０からＨＳＳ８８０に伝達され、ＨＳＳ８８０は、従来のＭＭＥ／ＳＧＳＮ８４０に関して、位置取消（Ｃａｎｃｅｌ Ｌｏｃａｔｉｏｎ）要求メッセージと位置取消確認（Ｃａｎｃｅｌ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｃｋ）メッセージとを交換することによって位置取消手順を実行する。

その以後、従来のＭＭＥ／ＳＧＳＮ８４０は、セッション削除（手順Ｆ）を実行するために多様な手順を実行し、手順Ｆは手順Ｅと類似する。すなわち、従来のＭＭＥ／ＳＧＳＮ８４０は、セッション削除要求（Ｄｅｌｅｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供ＧＷ８５０を介してＰＤＮ ＧＷ８６０に送信し、サービス提供ＧＷ８５０を介してＰＤＮ ＧＷ８６０からセッション削除応答（Ｄｅｌｅｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを受信する（第１０のステップ）。さらに、ＰＤＮ ＧＷ８６０は、ＰＣＲＦ８７０と協力してＰＣＥＦ開始ＩＰ−ＣＡＮセッション終了（ＰＣＥＦ ｉｎｉｔｉａｔｅｄ ＩＰ−ＣＡＮ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｔｅｒｍｉｎａｔｉｏｎ）（手順Ｂで図示）を実行する。

その以後、ＨＳＳ８８０は、位置更新確認（Ｕｐｄａｔｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｃｋ）メッセージを新たなＭＭＥ８３０に送信し（第１１のステップ）、それに対する応答として新たなＭＭＥ８３０は、セッション生成要求（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供ＧＷ８５０に送信する（第１２のステップ）。これによって、サービス提供ＧＷ８５０は、セッション生成要求（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをＰＤＮ ＧＷ８６０に送信し、ＰＤＮ ＧＷ８６０は、ＰＣＲＦ８７０と協力してＰＣＥＦ開始ＩＰ−ＣＡＮセッション設定／変更（ＰＣＥＦ ｉｎｉｔｉａｔｅｄ ＩＰ−ＣＡＮ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ／Ｍｏｄｉｆｉｃａｔｉｏｎ）手順を実行し、ＰＤＮ ＧＷ８６０は、サービス提供ＧＷ８５０にセッション生成応答（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを送信する（手順（Ｃ）：第１３乃至第１５のステップ）。

ＰＤＮ ＧＷ８６０は、（ハンドオーバでない場合）最初のダウンリンクデータ（Ｆｉｒｓｔ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｄａｔａ）をサービス提供ＧＷ８５０に送信することができる。第１６のステップにおいて、サービス提供ＧＷ８５０は、セッション生成応答（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを新たなＭＭＥ８３０に送信し、新たなＭＭＥ８３０は、初期コンテキスト設定要求／アタッチ受諾（Ｉｎｉｔｉａｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｓｅｔｕｐ Ｒｅｑｕｅｓｔ／Ａｔｔａｃｈ Ａｃｃｅｐｔ）メッセージを基地局８２０に送信する（第１７のステップ）。次に、基地局８２０は、ＲＲＣ接続再設定（ＲＲＣ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）メッセージをＵＥ８１０に送信し、これに対応してＲＲＣ接続再設定完了（ＲＲＣ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ）メッセージを受信し、これによって、基地局８２０は、初期コンテキスト設定応答（Ｉｎｉｔｉａｌ ｃｏｎｔｅｘｔ ｓｅｔｕｐ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを新たなＭＭＥ８３０に送信する（第１８乃至第２０のステップ）。

以後、ＵＥ８１０は、基地局８２０に直接送信手順を実行し、その後、基地局８２０は、アタッチ完了（ａｔｔａｃｈ ｃｏｍｐｌｅｔｅ）メッセージを新たなＭＭＥ８３０に送信する（第２１及び第２２のステップ）。ここで、最初のアップリンクデータは、ＵＥ８１０からサービス提供ＧＷ８５０に送信され、サービス提供ＧＷ８５０は、その次の該当データをＰＤＮ ＧＷ８６０に送信する。次に、新たなＭＭＥ８３０は、ベアラ変更要求（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供ＧＷ８５０に送信し（第２３のステップ）、その後、サービス提供ＧＷ８５０は、ベアラ変更要求（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ）及びベアラ変更応答（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）手順をＰＤＮ ＧＷ８６０と実行する（第２３ａ及び第２３ｂに図示された手順Ｄ）。そして、新たなＭＭＥ８３０に対してベアラ変更応答（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを送信する。

最終的に、最初のダウンリンクデータは、ＰＤＮ ＧＷ８６０からサービス提供ＧＷ８５０を介してＵＥ８１０に伝達され、新たなＭＭＥ８３０は、通知要求（ｎｏｔｉｆｙ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをＨＳＳ８８０に送信し、ＨＳＳ８８０は、新たなＭＭＥ８３０に対して通知応答（ｎｏｔｉｆｙ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを送信することができる（第２５乃至第２６のステップ）。

図５（ＵＥの要求によるＰＤＮ接続手順）を参考すると、影響を受けるステップは、第１のステップである。ＨｅＮＢがＳＩＰＴＯ＠ＬＮをサポートする場合、ＨｅＮＢは、ローカルネットワーク内に位置するＬ−ＧＷが選択的にトラヒックオフロードを実行することができるかに対する情報（例えば、Ｌ−ＧＷアドレス、及びサポートされるＡＰＮ、又はインターネットトラヒックのオフロードのための非ＡＰＮ特定指示事項）をＭＭＥに伝達されるアップリンクＮＡＳ送信メッセージ（Ｕｐｌｉｎｋ ＮＡＳ ｔｒａｎｓｐｏｒｔ ｍｅｓｓａｇｅ）に含ませることができる。

図５は、必須事項に対しては信号の流れを実線で表示し、常に実行される必要がない信号に対しては点線で表示した。

ＵＥ９１０は、ＭＭＥ９３０にＰＤＮ接続要求（ＰＤＮ ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージを送信し（第１のステップ）、その後、ＭＭＥ９３０は、セッション生成要求（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供ＧＷ９４０に送信する（第２のステップ）。次に、手順（Ａ）がサービス提供ＧＷ９４０と、ＰＤＮ ＧＷ９５０と、及びＰＣＲＦ９６０との間に実行される。すなわち、サービス提供ＧＷ９４０がセッション生成要求（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをＰＤＮ ＧＷ９５０に伝達し（第３のステップ）、ＰＤＮ ＧＷ９５０がＰＣＲＦ９６０と協力してＩＰ−ＣＡＮセッション設定／変更手順を実行する。次に、ＰＤＮ ＧＷ９５０は、サービス提供ＧＷ９４０にセッション生成応答（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）を送信する。ここで、最初のダウンリンクデータは、ＰＤＮ ＧＷ９５０からサービス提供ＧＷ９４０に伝達することができる。

次に、サービス提供ＧＷ９４０は、セッション生成応答（Ｃｒｅａｔｅ Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージをＭＭＥ９３０に送信し（第６のステップ）、その後、ＭＭＥ９３０は、ベアラ設定要求／ＰＤＮ接続受諾（Ｂｅａｒｅｒ Ｓｅｔｕｐ Ｒｅｑｕｅｓｔ／ＰＤＮ Ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ Ａｃｃｅｐｔ）メッセージを基地局９２０に送信する（第７のステップ）。これによって、基地局９２０は、ＵＥ９１０にＲＲＣ接続再設定（ＲＲＣ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）メッセージを送信し、ＵＥ９１０は、ＲＲＣ接続再設定完了（ＲＲＣ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ）メッセージを基地局９２０に送信する（第８乃至第９のステップ）。

次に、基地局９２０は、ベアラ設定応答（Ｂｅａｒｅｒ Ｓｅｔｕｐ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージをＭＭＥ９３０に送信し（第１０のステップ）、その後、ＵＥ９１０は、基地局に対する直接送信手順を実行し（第１１のステップ）、基地局９２０は、ＰＤＮ接続完了（ＰＤＮ Ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ）メッセージをＭＭＥ９３０に送信する（第１２のステップ）。ここで、ＵＥ９１０は、サービス提供ＧＷを介してＰＤＮ ＧＷに最初のアップリンクデータを送信することができる。

これによって、ＭＭＥ９３０は、ベアラ変更要求（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをサービス提供ＧＷ９４０に送信し（第１３のステップ）、サービス提供ＧＷ９４０は、ＰＤＮ ＧＷ９５０と協力してベアラ変更要求（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ）／ベアラ変更応答（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）手順を実行する（第１３ａ乃至第１３ｂのステップに図示された手順Ｂ）。これによって、サービス提供ＧＷ９４０は、ベアラ変更応答（Ｍｏｄｉｆｙ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージをＭＭＥ９３０に送信する（第１４のステップ）。ここで、ＰＤＮ ＧＷ９５０は、サービス提供ＧＷ９４０を介してＵＥ９１０に最初のダウンリンクデータを送信する。

最終的に、ＭＭＥ９３０は、通知要求（ｎｏｔｉｆｙ ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージをＨＳＳ９７０に送信し、ＨＳＳ９７０は、ＭＭＥ９３０に通知応答（ｎｏｔｉｆｙ ｒｅｓｐｏｎｓｅ）メッセージを回答する（第１５乃至第１６のステップ）。

総合すると、本発明の実施例は、少なくとも一つのＰＤＮ接続のためにＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行するかどうかを、ＡＰＮ情報を使用してＭＭＥが決定するステップを有する方法を提供し、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行するかどうかを決定するステップは、ＭＭＥがホーム基地局から少なくとも一つのローカルゲートウェイに対する情報を受信し、情報は、各ローカルゲートウェイのＩＰアドレスと、少なくとも一つのローカルゲートウェイのためのＡＰＮ特定情報及び少なくとも一つのローカルゲートウェイのための非ＡＰＮ特定情報のうち少なくとも一つを含むように設定されるステップと、受信された情報のうち具体的な一つのローカルゲートウェイに対する情報と加入者データに基づき、ＭＭＥがユーザ装置に、少なくとも一つのＰＤＮ接続のために再活性化が要求されるということを指示するベアラ非活性化要求をＮＡＳメッセージで送信する方式によって、少なくとも一つのＰＤＮ接続に対する非活性化を開始するステップと、ユーザ装置によって試みられた非活性化に対応し、加入者データ及び具体的な一つのローカルゲートウェイに対する情報に基づいて、具体的な一つのローカルゲートウェイを、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮが許可されるローカルゲートウェイとして選択するステップと、を含む。

ここで、ホーム基地局は、複数のローカルゲートウェイに到達可能である。ユーザ装置は、ＥＰＣ内に位置するＰＤＮゲートウェイ（ＰＧＷ）を介して少なくとも一つのＰＤＮ接続を設定することができる。加入者データは、帰属加入者サーバ（ＨＳＳ）を介して取得することができる。一つのローカルゲートウェイがインターネットトラヒックに対するオフロードが可能であるという情報は、ＡＰＮ特定信号通知で送信されず、非ＡＰＮ特定信号通知を介して、ホーム基地局からＭＭＥに送信することができる。ＭＭＥは、どのＡＰＮがインターネットに対する接続を許可するかに対して予め知っている。ローカルゲートウェイが特定のＡＰＮに関連したトラヒックをオフロードする能力を有する場合、ホーム基地局からＭＭＥに送信される情報はＡＰＮ特定であってよい。ホーム基地局からＭＭＥに送信される情報は、一つのローカルゲートウェイのために、非ＡＰＮ特定指示及びＡＰＮ特定指示を含み、非ＡＰＮ特定指示はインターネットトラヒックのために予約することができる。

さらに、図６に示すように、本発明の実施例は、少なくとも一つのＰＤＮ接続のためにＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行するかどうかを、ＡＰＮ情報を使用してＭＭＥが決定するように設定されるＭＭＥを提供し、ＭＭＥは、ホーム基地局から少なくとも一つのローカルゲートウェイに対する情報を受信し、情報は、各ローカルゲートウェイのＩＰアドレスと、少なくとも一つのローカルゲートウェイのためのＡＰＮ特定情報及び少なくとも一つのローカルゲートウェイのための非ＡＰＮ特定情報のうち少なくとも一つを含むように設定される受信装置１００１と、受信された情報のうち具体的な一つのローカルゲートウェイに対する情報及び加入者データに基づいて、ユーザ装置に、少なくとも一つのＰＤＮ接続のために再活性化が要求されるということを指示するベアラ非活性化要求をＮＡＳメッセージで送信する方式によって、少なくとも一つのＰＤＮ接続に対する非活性化を開始する開始装置１００３と、ユーザ装置（ＵＥ）によって試みられた非活性化に対応し、加入者データ及び具体的な一つのローカルゲートウェイに対する情報に基づいて、具体的な一つのローカルゲートウェイを、ＳＩＰＴＯ＠ＬＮが許可されるローカルゲートウェイとして選択する選択装置１００５と、を含む。

一つのローカルゲートウェイがインターネットトラヒックに対するが可能であるという情報は、ＡＰＮ特定信号通知で送信されず、非ＡＰＮ特定信号通知を介して、ホーム基地局からＭＭＥに送信される。ＭＭＥは、どのＡＰＮがインターネットに対する接続を許可するかに対して予め知っているように設定することができる。ローカルゲートウェイが特定のＡＰＮに関連したトラヒックをオフロードする能力を有する場合、ホーム基地局からＭＭＥに送信される情報はＡＰＮ特定であってよい。ホーム基地局からＭＭＥに送信される情報は、一つのローカルゲートウェイのために、非ＡＰＮ特定指示及びＡＰＮ特定指示を含み、非ＡＰＮ特定指示はインターネットトラヒックのために予約することができる。

このような受信装置１００１、開始装置１００３、選択装置１００５は、ＭＭＥ１０００の内部の個別的なハードウェアコンポーネントで具現することができる。又は、各手段は、メモリ１００２又はその他の記憶装置に記憶され、制御部１００４によって実行されるソフトウェイの形態で具現することができる。ＨＳＳ、ローカルゲートウェイなどの多様なネットワークエンティティが協調的に動作し、制御部１００４の統制下に送受信器１００６を介して信号及び情報を送受信することができる。

ここで開示された技術的特徴及び概念は、多様なユーザ装置（移動端末、ハンドセット、無線通信装置等）に適用及び具現が可能であり、ローカルネットワーク技術を介してトラヒックオフロードをサポートするように設定されたネットワーク装置、エンティティ、コンポーネントなどにも適用及び具現が可能である。

ここで説明された技術的特徴及び概念は、その具体的な特徴を失わない範囲内で複数の形態で実現することができる。また、前述した具体的な一例は、具体的に特定されない限り、発明の保護範囲を制限するように解釈してはならず、請求範囲内で包括的に解釈されなければならない。したがって、請求範囲に含まれている範囲及びそれに均等な範囲内での変形が可能である。

Claims (12)

1. 少なくとも一つのパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続のためにローカルネットワーク（ＬＮ）における選択的ＩＰトラヒックオフロード（ＳＩＰＴＯ）（ＳＩＰＴＯ＠ＬＮ）を実行するかどうかを、移動性管理エンティティ（ＭＭＥ）が決定するステップを有し、
   前記ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行するかどうかを決定するステップは、
   前記ＭＭＥがホーム基地局（ＨｅＮＢ）からローカルゲートウェイに対する情報を受信し、前記情報は、前記ローカルゲートウェイのローカルゲートウェイＩＰアドレスを含む、ステップと、
   帰属加入者サーバ（ＨＳＳ）から取得した加入者データに基づいて、前記ＭＭＥがユーザ装置（ＵＥ）に、前記少なくとも一つのパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続のために再活性化が要求されるということを指示するベアラ非活性化要求を送信することによって、少なくとも一つのＰＤＮ接続の非活性化を開始するステップであって、前記加入者データは接続点名（ＡＰＮ）のために前記ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを許可することを指示するステップと、
   前記ＵＥによって試みられた非活性化に対応し、前記ＭＭＥが前記加入者データ及び前記ローカルゲートウェイに対する前記受信情報に基づいて、前記ローカルゲートウェイが、前記ローカルゲートウェイを介して前記ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行することを許可することを選択するステップと、によって実行される、方法。
2. 前記ＨｅＮＢは、複数のローカルゲートウェイに到達可能である、請求項１に記載の方法。
3. 前記ＵＥは、進化パケットコア網（ＥＰＣ）内に位置するＰＤＮゲートウェイ（ＰＧＷ）を介して少なくとも一つのＰＤＮ接続を設定する、請求項１に記載の方法。
4. 一つのローカルゲートウェイに関して前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに通知される情報は、インターネットトラヒックのオフロードが可能である非ＡＰＮ特定指示を含み、前記情報をＡＰＮ特定情報として信号通知する必要がない、請求項１に記載の方法。
5. 前記ＭＭＥは、どのＡＰＮがインターネットに対する接続を許可するかが分かるように予め構成される、請求項４に記載の方法。
6. ローカルゲートウェイが特定のＡＰＮに関連したトラヒックをオフロードする能力を有する場合、前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに通知される情報はＡＰＮ特定である、請求項１に記載の方法。
7. 一つのローカルゲートウェイに関して前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに通知される情報は、非ＡＰＮ特定指示及びＡＰＮ特定指示を含み、前記非ＡＰＮ特定指示は、インターネットトラヒックのために予約される、請求項１に記載の方法。
8. 少なくとも一つのパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続のためにローカルネットワーク（ＬＮ）における選択的ＩＰトラヒックオフロード（ＳＩＰＴＯ）（ＳＩＰＴＯ＠ＬＮ）を実行するかどうかを、移動性管理エンティティ（ＭＭＥ）が決定するように設定されるＭＭＥを備え、
   前記ＭＭＥは、
   ホーム基地局（ホームｅノードＢ）からローカルゲートウェイに対する情報を受信し、前記情報は、前記ローカルゲートウェイのローカルゲートウェイＩＰアドレスを含む、受信装置と、
   帰属加入者サーバ（ＨＳＳ）から取得した加入者データに基づいて、ユーザ装置（ＵＥ）に、前記少なくとも一つのパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続のために再活性化が要求されるということを指示するベアラ非活性化要求を送信することによって、少なくとも一つのＰＤＮ接続の非活性化を開始する開始装置であって、前記加入者データは接続点名（ＡＰＮ）のために前記ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを許可することを指示する装置と、
   前記ＵＥによって試みられた非活性化に対応し、前記加入者データ及び前記ローカルゲートウェイに対する情報に基づいて、前記ローカルゲートウェイが、前記ローカルゲートウェイを介して前記ＳＩＰＴＯ＠ＬＮを実行することを許可することを選択する選択装置と、を含む装置。
9. 一つのローカルゲートウェイに関して前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに通知される情報は、インターネットトラヒックのオフロードが可能である非ＡＰＮ特定指示を含み、前記情報をＡＰＮ特定情報として信号通知する必要がない、請求項８に記載の装置。
10. 前記ＭＭＥは、どのＡＰＮがインターネットに対する接続を許可するかが分かるように予め構成される、請求項９に記載の装置。
11. ローカルゲートウェイが特定のＡＰＮに関連したトラヒックをオフロードする能力を有する場合、前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに送信される情報はＡＰＮ特定である、請求項８に記載の装置。
12. 一つのローカルゲートウェイに関して前記ＨｅＮＢから前記ＭＭＥに通知される情報は、非ＡＰＮ特定指示及びＡＰＮ特定指示を含み、前記非ＡＰＮ特定指示は、インターネットトラヒックのために予約される、請求項８に記載の装置。