JP5819084B2 - 摩擦攪拌加工装置及び摩擦攪拌加工方法 - Google Patents
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Description
ショルダ面にプローブを突設して金属材料からなる被加工材を摩擦攪拌加工するためのツールと、
ツールを回転させるための回転駆動手段と、
ツールを上下に移動させて被加工材に対して上から押し付けるツール高さを設定するための昇降駆動手段と、
ツールを被加工材の加工方向に相対移動させるための移送駆動手段と、
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときに、ツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出する検出手段と、
回転駆動手段、昇降駆動手段、移送駆動手段を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、ツールが回転しながら被加工材に押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に、押付け抵抗力が予め設定した移送開始設定値又は予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる構成とし、
前記制御手段における前記押付け抵抗力の極大値(P)の判断は、
前記検出手段の検出値(Ts)に基づいて、最初の極大値(P1)を検出すると、当該最初の極大値(P1)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が最初の極大値(P1)を超えなかった場合に、当該最初の極大値(P1)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定し、
前記所定時間(t)内に前記検出値(Ts)において最初の極大値(P1)を超える新たな極大値(P2)が検出された場合には、さらに当該新たな極大値(P2)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が新たな極大値(P2)を超えなかった場合に、当該新たな極大値(P2)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定する動作を繰り返し行うものである。
これらの場合でも、被加工材のツール押し付け部分が過不足無く摩擦攪拌された軟化状態となったことを適切に判断することができ、この適切な軟化状態となった時点でツールを走行開始することができる。
ショルダ面にプローブを突設して金属材料からなる被加工材を摩擦攪拌加工するためのツールと、
ツールを回転させるための回転駆動手段と、
ツールを上下に移動させて被加工材に対して上から押し付けるツール高さを設定するための昇降駆動手段と、
ツールを被加工材の加工方向に相対移動させるための移送駆動手段と、
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときに、ツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出する検出手段と、
回転駆動手段、昇降駆動手段、移送駆動手段を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、ツールが回転しながら被加工材に押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる構成とし、
前記遅れ時間は、前記極大値を過ぎた後の極小値に達した時間からの一定時間に設定されるものである。
この場合でも、上記同様の作用効果を発揮することができ、従って、被加工材のツール押し付け部分が過不足無く摩擦攪拌された軟化状態となったことを適切に判断することができ、この適切な軟化状態となった時点でツールを走行開始することができる。
すなわち、前記ツールと前記被加工材の組み合わせの場合、ツールと被加工材との間で融着等の現象によりツールが摩耗してその表面が凹凸になり得る。そうすると、ツールと被加工材との間の回転の摩擦力の影響が顕著となりツールが受ける回転抵抗力が大幅に変動し易く、そのため、従来の摩擦攪拌接合装置(特許文献1)では、ツールの回転抵抗力における極大値や所定の走行開始設定値を見極めるのが困難となり、適切な時期にツールを走行開始できないおそれがあった。
これに対して、前記構成によれば、ツール摩耗によりツールと被加工材との間の回転の摩擦力の影響が大きくなっても、ツールが受ける押付け抵抗力の変動幅が少ないので、被加工材のツール押し付け部分の軟化状態を的確に捉えることができる。その結果、被加工材のツール押し付け部分が適切に軟化された状態となったときにツールを走行開始することができる。
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときにツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出し、
ツールが回転しながらワークに押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に、押付け抵抗力が予め設定した移送開始設定値又は予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる摩擦攪拌加工方法であり、
前記押付け抵抗力の極大値(P)の判断は、
前記押付け抵抗力の検出値(Ts)において、最初の極大値(P1)を検出すると、当該最初の極大値(P1)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が最初の極大値(P1)を超えなかった場合に、当該最初の極大値(P1)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定し、
前記所定時間(t)内に前記検出値(Ts)において最初の極大値(P1)を超える新たな極大値(P2)が検出された場合には、さらに当該新たな極大値(P2)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が新たな極大値(P2)を超えなかった場合に、当該新たな極大値(P2)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定する動作を繰り返し行うという方法である。
また、本発明に係る摩擦攪拌加工方法は、
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときにツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出し、
ツールが回転しながらワークに押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる摩擦攪拌加工方法であり、
前記遅れ時間は、前記押付け抵抗力が前記極大値を過ぎた後の極小値に達した時間からの一定時間に設定されるという方法である。
以上の各摩擦攪拌加工方法によれば、前記摩擦攪拌加工装置と同様の作用が発揮される。
加工機構2は、基台7上のワークW1,W2に対して摩擦攪拌接合を行う。すなわち、基台7上のワークW1,W2を突き合せた接合線Lに対してツール20を回転させながら押し付けて接合線L方向に相対移動させることにより、発生する摩擦熱でワークW1,W2の突き合わせ部分を軟化させて接合する。基台7上には、2枚の平板状のワークW1,W2を配置する冶具4が設けられ、冶具4には、ワークW1,W2の裏面に配置される裏当て材41が取り付けられている。ワークW1,W2は、冶具4に設けたワーク押さえ6により互いの端面を突き合わせた接合線Lが裏当て材41の中央に位置するように固定される。裏当て材41の材質は、ワークW1,W2がアルミ系合金の板材であれば、鉄系合金を選択し、ワークW1,W2が鉄系合金の板材であれば、耐熱性があり、板材の裏面側からの放熱を遮断できる熱伝導率の小さい材質(例えば、Si3N4)を選択することが可能である。なお、裏当て材41は、図1に示すような平板部材以外に棒状部材等で構成してもよい。
図4に、摩擦攪拌接合動作の開始の際にツール20がワークW1,W2から受ける押付け抵抗力Fの時間変化を模したグラフを示す。ツール20をワークW1,W2に押し付けると、プローブ23がワークW1,W2に当接し、次にショルダ面22がワークW1,W2に当接して、ツール20が所定のツール設定高さになるとツール20とワークW1,W2との接触面積が一定以上(例えば、ショルダ面22の70%以上の接触面積)に確保される。すると、ワークW1,W2のツール押し付け部分が回転するツール20により発生する摩擦熱で温度上昇して軟化される。このとき、ツール20がワークW1,W2から受ける押付け抵抗力Fは、図4のグラフを参照して、プローブ23がワークW1,W2に当接した時刻t1から時間経過に比例して上昇し、時刻t2でピークとなり、ワークW1,W2のツール押し付け部分が十分に軟化されることにより下降する。このように、ツール20が軸線方向に受ける押付け抵抗力Fは、時刻t2でピークとなり極大値Pが得られ、この極大値Pを過ぎると、ワークW1,W2のツール押し付け部分が十分に軟化状態になったと判断することができる。
図5のフローチャートを参照して、まず、ステップS1において、制御装置5は、回転用モータ32を制御して、ツール20を回転させる。このとき、ツール20の回転数は、作業者が指定した記憶部54の接合条件に従った回転数となるように回転用モータ32を制御する。
(実施例1)
図1、2に示したものに相当する摩擦攪拌接合装置1により、ツール20の押付け抵抗力Fとして昇降用モータ85のモータトルク値を検出し、このモータトルク値が極大値Pを示した後に予め定めた移送開始設定値Sとなったとき、ツール20の走行を開始させた。
各条件を、以下に示す。
・材質:Ni基2重複相金属間化合物合金製(具体的には、Ni:72原子%、Al:7原子%、V:13原子%、Ta:5原子%、Re:3原子%、及び、これら元素の合計100原子%の組成の合計重量に対してB:50重量ppmの組成からなり(不可避的不純物を含む)、初析L12相と(L12+D022)共析組織との2重複相組織を有する合金。)
・ツール形状:図3に示すもの。
・ショルダ径(ショルダ面22の直径):12mm
・プローブ高さ:0.3mm
2.ワークW1,W2
・材質:SUS430
・サイズ:縦横300mm、横75mm、板厚1.0mm
3.裏当て材41
・材質:窒化珪素(Si3N4)
・サイズ:縦横30mm×30mm、長さ100mmの角材を接合方向に3本並べて使用。
4.摩擦攪拌接合条件
・ツール前進角:3度
・ツール回転数:2000rpm
・ツール送り速度:1200mm/分
・接合距離:170mm
5.ツール20の走行開始条件
移送開始設定値Sとして、昇降用モータ85のモータトルク値が極大値Pを過ぎた後の23(%)の値に設定した。すなわち、昇降用モータ85のモータトルク値が、極大値Pを過ぎた後に、移送開始設定値S(23%)に低下したときにツール20の走行を開始させた。
なお、実施例1では、昇降用モータ85のモータトルク値は、極大値Pが28(%)、移送開始設定値Sが23(%)、ツール走行時の平均値が23(%)であった(図7(a)のグラフを参照)。
実施例2は、摩擦攪拌接合条件において、実施例1よりも、ツール回転数を低くし、且つツール送り速度を遅くするようにした。具体的には、ツール回転数を1300rpm、ツール送り速度を900mm/分とした。これ以外の各条件は、実施例1と同様である。なお、実施例2では、昇降用モータ85のモータトルク値は、極大値Pが28(%)、移送開始設定値Sが23(%)、ツール走行時の平均値が22(%)であった(図8(a)のグラフを参照)。
図6に、実施例1で摩擦攪拌接合したワークW1,W2の接合部の写真を示し、図7に、実施例1で摩擦攪拌接合したワークW1,W2の接合部の写真を示す。これら図6,図7の写真からも明らかなように、ツール20の押付け抵抗力Fに基づいてツール20の走行開始を行った場合、ワークW1,W2の接合部の施工状態は、欠陥やバリ等もなく平滑できれいな状態に接合できていた。また、接合部の始端においても穴開きやバリ等も起こさず良好であった。
そして、図8(b)において、比較例1として、実施例1の条件下での回転用モータ32のモータトルク値(回転抵抗力)の時間変化のグラフを示す。この比較例1では、回転用モータ32のモータトルク値は、極大値が178(%)、ツール走行時の平均値が92(%)であり、極大値/ツール走行時平均値の比率は、178(%)/92(%)=1.93である。
図9(a)に、実施例2の条件下における、昇降用モータ85のモータトルク値の時間変化のグラフを示す。この実施例2では、極大値P/ツール走行時平均値の比率は、28(%)/22(%)=1.27である。
そして、図9(b)において、比較例2として、実施例2の条件下での回転用モータ32のモータトルク値(回転抵抗力)の時間変化のグラフを示す。この比較例2では、回転用モータ32のモータトルク値は、極大値が131(%)、ツール走行時の平均値が105(%)であり、極大値/ツール走行時平均値の比率は、131(%)/105(%)=1.25である。
2 加工機構
5 制御装置(制御手段)
20 ツール
21 ショルダ部
22 ショルダ面
23 プローブ
32 回転用モータ(回転駆動手段)
50 負荷検出部(検出手段)
83 移送用モータ(移送駆動手段)
85 昇降用モータ(昇降駆動手段)
F 押付け抵抗力
L 接合線
P 極大値
S 移送開始設定値
W1,W2 ワーク(被加工材)
Claims (7)
- ショルダ面にプローブを突設して金属材料からなる被加工材を摩擦攪拌加工するためのツールと、
ツールを回転させるための回転駆動手段と、
ツールを上下に移動させて被加工材に対して上から押し付けるツール高さを設定するための昇降駆動手段と、
ツールを被加工材の加工方向に相対移動させるための移送駆動手段と、
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときに、ツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出する検出手段と、
回転駆動手段、昇降駆動手段、移送駆動手段を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、ツールが回転しながら被加工材に押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に、押付け抵抗力が予め設定した移送開始設定値又は予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる構成とし、
前記制御手段における前記押付け抵抗力の極大値(P)の判断は、
前記検出手段の検出値(Ts)に基づいて、最初の極大値(P1)を検出すると、当該最初の極大値(P1)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が最初の極大値(P1)を超えなかった場合に、当該最初の極大値(P1)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定し、
前記所定時間(t)内に前記検出値(Ts)において最初の極大値(P1)を超える新たな極大値(P2)が検出された場合には、さらに当該新たな極大値(P2)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が新たな極大値(P2)を超えなかった場合に、当該新たな極大値(P2)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定する動作を繰り返し行う摩擦攪拌加工装置。 - 請求項1に記載の摩擦攪拌加工装置において、
前記移送開始設定値は、ツールの押付け抵抗力において前記極大値の65〜90%の範囲内で設定される摩擦攪拌加工装置。 - 請求項1に記載の摩擦攪拌加工装置において、
前記移送開始設定値は、ツールの押付け抵抗力においてツール走行時の平均値の70%以上で前記極大値未満の範囲内で設定される摩擦攪拌加工装置。 - ショルダ面にプローブを突設して金属材料からなる被加工材を摩擦攪拌加工するためのツールと、
ツールを回転させるための回転駆動手段と、
ツールを上下に移動させて被加工材に対して上から押し付けるツール高さを設定するための昇降駆動手段と、
ツールを被加工材の加工方向に相対移動させるための移送駆動手段と、
ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときに、ツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出する検出手段と、
回転駆動手段、昇降駆動手段、移送駆動手段を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、ツールが回転しながら被加工材に押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる構成とし、
前記遅れ時間は、前記極大値を過ぎた後の極小値に達した時間からの一定時間に設定される摩擦攪拌加工装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の摩擦攪拌加工装置において、
前記ツールがNi基2重複相金属間化合物製であり、前記被加工材が鉄系又は鉄合金系である摩擦攪拌加工装置。 - ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときにツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出し、
ツールが回転しながらワークに押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に、押付け抵抗力が予め設定した移送開始設定値又は予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる摩擦攪拌加工方法であり、
前記押付け抵抗力の極大値(P)の判断は、
前記押付け抵抗力の検出値(Ts)において、最初の極大値(P1)を検出すると、当該最初の極大値(P1)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が最初の極大値(P1)を超えなかった場合に、当該最初の極大値(P1)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定し、
前記所定時間(t)内に前記検出値(Ts)において最初の極大値(P1)を超える新たな極大値(P2)が検出された場合には、さらに当該新たな極大値(P2)の検出後に予め設定した所定時間(t)内に前記検出値(Ts)が新たな極大値(P2)を超えなかった場合に、当該新たな極大値(P2)が最終的に前記押付け抵抗力の極大値(P)と決定する動作を繰り返し行う摩擦攪拌加工方法。 - ツールが回転しながら被加工材を押し付けるときにツールの軸線方向にツールが被加工材から受ける押付け抵抗力を検出し、
ツールが回転しながらワークに押し付けられる際に、押付け抵抗力が極大値に達したと判断し、前記極大値に達した時刻経過後に予め設定した遅れ時間に達するとツールを被加工材の加工方向に相対移動開始させる摩擦攪拌加工方法であり、
前記遅れ時間は、前記押付け抵抗力が前記極大値を過ぎた後の極小値に達した時間からの一定時間に設定される摩擦攪拌加工方法。
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