JP5814185B2 - 微細気泡発生用ノズル - Google Patents

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本発明は、微細気泡混合液を発生させるために、改良された微細気泡発生用ノズルに関するものである。
マイクロバブルは直径が50μm以下の微細な気泡に関する呼称であり、さらにその縮小過程において発生する小径の1μmのものはナノバブルと呼ばれている。マイクロバブルを得る方法として、加圧減圧法と気液せん断法が知られている。マイクロバブル発生のために、最後の過程において微細気泡発生用ノズルが使用される。このノズルは、微細気泡をマイクロバブルとするために用いられるものであり、特開2006−043642号に見られるようにその基本的構成はほぼ定まっている。
しかし、従来のノズルによって得られるマイクロバブルの質と量にはばらつきがあったため、本発明者は安定した質と量のマイクロバブルが得られるノズルの開発に力を注ぎ、幾つかの発明を完成した。その結果、安定した質と量のマイクロバブルを含む微細気泡を発生することが可能な微細気泡発生用ノズルを開発することに成功した(特開2010−125427号)。同号の発明のノズルは申し分のない性能を発揮するが、特に、ノズルを使用する装置の構造に合わせて改造する必要があり、また、生産性についても問題があった。
特開2006−043642号 特開2010−125427号
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、安定した質と量のマイクロバブルを含む微細気泡を発生するとともに、根本的な改造をしなくても各種の装置にノズルを使用できるようにすることである。また、本発明の他の課題は、膨張収縮攪拌部をノズルケースの中に配置して、ノズルケースを流体供給側と結合することで、所期の水密シールが完成し、かつ、膨張収縮攪拌部を最適の状態に設置できるようにすることである。
前記の課題を解決するため、本発明は、一端に気液混合流体が流入する流入口を有し、他端に上記流体が衝突する端面を有する中空なノズルケースと、中空なノズルケースの流入口から壁面に至る内部に、移動する流体に抵抗を及ぼすとともに、攪拌するために設置した膨張収縮攪拌部と、端面に衝突後の流体を外部へ噴出させるために、流体の流れ方向から外方へ向けて、上記端面を取り囲むように周面に形成したノズル孔を具備し、上記ノズルケースは流体供給側との結合手段を流入口側の外周面に有し、また、流体供給側との結合時に、流体供給側に対して上記膨張収縮攪拌部の一部が加圧されるように構成され、膨張収縮攪拌部は中央部にて流体の流れ方向へ突出した形状を有し、かつ、弾性材料より成るフィルター部材を有し、上記フィルター部材とスペーサーリングとの間に、流体を衝突させた後に通過させる小孔を有する衝突板を配置した構成を有するという手段を講じたものである。


上記の構成において、ノズルケースは、一端に気液混合流体が流入する流入口を有し、他端に上記流体が衝突する端面を有する中空な形態を有しているものとする。ノズルケースは一端が流入口として開口し、他端は端面となって閉じているが、他端の閉じた端面側には後述するようにノズル孔が設けられる。従って、気液混合流体はノズルケースの一端の流入口から中空な内部に流入し、膨張収縮攪拌部により微細気泡化された上でノズル孔から外部へ噴射される。気液混合流体は、一般の水も酸素を初めとして気体が溶け込んでいるので、気液混合流体と呼び得る。原水には上水道から供給される引用可能な水を使用することが可能であり、また、特別に精製した浄水、或いはそれらの上水、浄水に薬剤成分を含有したもの等を使用することもある。また、水に混合させる気体としてオゾンやフッ素、或いは炭酸ガスや窒素ガスなどの気体を用い、マイクロバブルを作ることも可能である。
本発明のノズルは、中空なノズルケースの流入口から壁面に至る内部に、移動する流体に抵抗を与えるとともに膨張と収縮作用を及ぼし、また、攪拌するために設置した、膨張収縮攪拌部を有している。気液混合流体は、ノズルケースの内部の軸方向を流路とし、この流路に設置した膨張収縮攪拌部において減圧し、さらに、衝突、攪拌、そして流れの方向を半径方向外方へほぼ直角に向きを変える作用を行わせるために設けられている。
上記ノズル孔は、端面に衝突後の流体を外部へ噴出させるために、流体の流れ方向から外方へ向けて、上記端面を取り囲むように周面に形成されている。本発明におけるノズル孔は、特に、上記端面を取り囲むように端面近くに設けられており、端面に衝突後の微細気泡を直ちにノズル孔から外部に噴射させることができる。なお、ノズル孔の長さとその口径は、微細気泡を噴出させる際の到達距離と噴出量に対して影響を有する。
膨張収縮攪拌部は、流路を遮断する板面を有し、かつ板面に上記の微細気泡混合水を通す細孔を形成した圧縮膨張部材を有する。圧縮膨張部材はその細孔を微細気泡混合水が通過する際に圧縮作用し、微細気泡混合水が細孔を通過後流路に至ることによって膨張作用し、気液混合流体をマイクロバブルとして気泡化する最初の過程を担う。上記圧縮膨張部材とノズル孔との間には、それぞれ間隔をあけて配置した集合フィルターを備えている。この集合フィルターによっても、気液混合流体がマイクロバブルの形で気泡化される。そして、ノズルケースの周面のノズル孔から外部へ噴出したときに、最終的な気泡化が行われる。従って、本発明では圧縮膨張部材、集合フィルター及びノズル孔において3段階に亘ってマイクロバブルが発生することになり、このことが従来の微細気泡発生用ノズルに比較してより多量のマイクロバブルを安定に発生させることを可能にする原因になっていると考えられる。
膨張収縮攪拌部はノズルケースの流入口側に配置する弾性材料より成るスペーサーリングを有し、ノズルケースと流体供給側との結合手段はネジ結合とし、ノズルケースと流体供給側とをネジ結合により結合したときにスペーサーリングが弾性変形し、膨張収縮攪拌部の固定と、水密シールが完成するように構成される。つまり、膨張収縮攪拌部は全体としてノズルケースの中空内部に設置され、ノズルケースと流体供給側とをネジ結合することでスペーサーリングを弾性変形させ、そのために水密シールがより完全になる。
また、膨張収縮攪拌部は中央部にて流体の流れ方向へ突出した形状を有し、かつ、弾性材料より成るフィルター部材を有し、上記フィルター部材とスペーサーリングとの間に、流体を衝突させた後に通過させる小孔を有する衝突板を配置した構成を取る。上記弾性材料より成るフィルター部材は、前記スペーサーリングとともに一種のばねと見做すことができる。このため、スペーサーリングとフィルター部材を併用するときには、スペーサーリングのばね定数をk、k2、フィルター部材のばね定数をkとすると、フックの法則から次式(1)が成り立つ。
1/k=1/k+1/k+1/k (1)
故に、目的のばね定数kに合わせて、ばね定数k、k、kとして任意の値を選択することができ、スペーサーリングとフィルター部材の材料の選択の幅も広がる。
なお、マイクロバブルは、例えば気体溶解の過飽和現象として説明されており、その大きさについては分野により様々な定義がなされているが、直径1mm以上を含まないことでは一致しており、また直径1μm未満のものはナノバブルと称されるので、これらの間の直径を有するものと定義することができる。直径が50〜1μmの範囲は、マイクロバブル発生時であるから、消滅時にはナノレベルになっている気泡も含まれる。
本発明は以上のように構成されかつ作用するものであるから、安定した質と量のマイクロバブルを含む微細気泡を発生するとともに、ノズルケースは流体供給側との結合手段を流入口の外周面に有するので、根本的な改造をしなくても各種の装置にノズルを使用できるという効果を奏する。また、本発明によれば、膨張収縮攪拌部をノズルケースの中に配置し、ノズルケースを流体供給側と結合することで、所期の水密シールが完成し、かつ、膨張収縮攪拌部を最適の状態に設置することができる。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明に係る微細気泡発生用ノズル10の例1を示しており、ノズルケース11は一端に気液混合流体が流入する流入口12を有し、他端に上記流体が衝突する端面13を有する(図2参照)。上記ノズルケース11は中空な円筒構造を有するので、その開放した一端が流入口12となり、閉じた他端が端面13となり、気液混合流体は流入口12から流入し、中空な円筒構造の内部を流路として、後述のノズル孔16から外部へ流出する。ノズルケース11は横断面形状が円形の筒状であり、従って、内部の流路は円筒形の中心軸と平行し、ノズル孔17へ向かう流れは円筒形の中心軸とほぼ直交する位置関係になる。
図示のノズルケース11は、大小二室14、15から成る中空な円筒構造に形成されている。上記小室15の端面13に衝突後の流体を外部へ噴出させるために、流体の流れ方向から外方へ向けて、端面13を取り囲むノズル孔16が形成されている。ノズル孔16は、円筒構造の中心から半径方向外方へ放射状に、かつ、複数個均等な間隔で設けられている。ノズルケース11は望ましくはステンレス鋼材より成る金属塊の削り出しにより肉厚に形成されているが、上記のような金属材料に限らず、例えば、耐薬品性を有する樹脂等を使用することも可能である。これにより、ノズル孔16の形態は孔径よりも孔の長さの方が大きく、流体をより遠くまで噴出させることができる。
上記ノズルケース11において、大室14には、移動する流体に抵抗を及ぼすとともに攪拌するために設置した膨張収縮攪拌部20が設置されている。膨張収縮攪拌部20は、最も流入口側(上流側)に配置された衝突板17と、その直後(下流側)に配置されたフィルター部材18と、最も下流側に位置して流入側が大径、かつ、流出側が小径に形成された円筒部材19の内部に複数個のフィルター要素を配置した集合フィルター21とを具備している。
衝突板17は、流路を遮断する板面を有し、かつ板面に上記流体を通す小孔17aを数個形成したもので、上記遮断により流体を衝突させ、小孔17aの通過により流体に圧縮的な作用を行わせる。フィルター部材18は弾性材料より成り、中央部にて流体の流れ方向へ突出した形状を有しており、全面に形成した微小孔18aを有し、直前の衝突板17の後面に接触する配置を取る。円筒部材19は、流入口側に複数個の細孔19aを分散形成した前板19bと、流出口側に配置した前後数段のフィルター要素19cとを具備しており、また、スリット19dを周面に有している。
図示の例における膨張収縮攪拌部20において、衝突板17の小孔17aは前板19bの細孔19aよりも大径であり、それらの間の微小孔18aは細孔19aよりも小径として、大小の孔が繰り返される構成である。また、数段のフィルター要素19cはメッシュが粗密異なる数種の組み合わせからなっている。流体はスリット19dにおいて大室14の内壁との隙間14aに流出し得るが、ここは行き止まりであり、一端外方へ向かう流体の流線は、再度内方へ戻ることになる。
また、膨張収縮攪拌部20はノズルケース11の流入口側に配置する弾性材料より成るスペーサーリング22、23を有し、ノズルケース11と流体供給側との結合手段24はネジ結合として、ノズルケース11と流体供給側とをネジ結合により結合したときにスペーサーリング22、23が弾性変形し、膨張収縮攪拌部20の固定と、水密シールが完成するように構成されている。上記スペーサーリング22、23は円形リングから成り、円筒部材19の側のフランジ19eに受け止められ、流体に対して液密に作用して微細気泡化率の向上に寄与する。また、スペーサーリング22、23を弾性変形させ、水密シールをより完全にするために、スペーサーリング22は、胴周部25の前端部25aよりも僅かな寸法sだけ出るように設定する。
上記のように、膨張収縮攪拌部20は中央部にて流体の流れ方向へ突出した形状を有するとともに、弾性材料より成るフィルター部材18を有する。故に、上記スペーサーリング22、23のばね定数をk、kとし、フィルター部材のばね定数をkとして、膨張収縮攪拌部20の固定と流体に対する液密性を得るために、最適の値を有する材料を選択することができる。このように、本発明に係る微細気泡発生用ノズル10は、上記スペーサーリング22から円筒部材19までの膨張収縮攪拌部20が、ノズルケース11の内部に組み込まれ、全部が一体として扱える構成になっている。
本発明の微細気泡発生用ノズル10は、ノズルケース11の外周を取り囲む大径の胴周部25を有しており、この部分は微細気泡発生用ノズル10の取り扱い時に持つ部分となる。また、この胴周部25の前端部25a、25bは、上記の微細気泡発生用ノズル10を他部材と組み合わせる際に、位置決め面となる部分でもある。図3は本発明の微細気泡発生用ノズル10を流水に適用し、野菜等の食材を殺菌、洗浄するノズル装置30の一例を示している。ノズルケース11と流体供給側26の結合手段24、27とはネジ結合されており、水密シールが完成するように構成された前端部25aは流体供給側26の結合面26aと当接し、また、端部25bは対応する結合面26bと当接し、締め付けにより上記僅かな寸法sだけスペーサーリング22、23等が圧迫され、水密シールが完成す
る。
気液混合流体は、本発明の微細気泡発生用ノズル10に流入口12から流入し、流路に配置されている衝突板17、フィルター部材18、集合フィルター21を順次通過する。気液混合流体は衝突板17の板面に衝突しつつ細孔17aを通過し、その際に最高度に圧縮され、下流の空間に脱出した際には膨張に転じ、この圧縮、膨張によって、混合、溶解している微細気泡の何割かがまずマイクロバブルとして気泡化する。マイクロバブルを含む気液混合流体の流れは、集合フィルター21を通過することによって擾乱を起こし、混合、溶解している微細気泡のさらに何割かがマイクロバブルとして気泡化するが、その際に、集合フィルター21の間の円筒部材19にスリット19dが設けてあり、流れの一部はここを通過して外周の隙間14aに至り、元の流路へ戻るので、擾乱とともに膨張、圧縮作用が起こって気泡化が促進される。さらに端面13に衝突するとその衝突エネルギーによってマイクロバブルとして気泡化がなされ、行き場を失い、圧縮傾向となった上記水流はノズル孔16から外部へ噴出し、残る微細気泡のマイクロバブル化がなされる。マイクロバブルMBはノズル孔16から噴出しより遠方まで到達するので、孔の長さの短いノズルを用いた場合に比較して、例えば、貯溜容器の全体に、より早く行き渡る。
図3に示した例2のノズル装置30は、液体供給側26と組み合わされて微細気泡発生用ノズル10を内部に設置するケーシング28を有しており、ケーシング28の内部空所29にマイクロバブルMBから成る流体が満たされるようになっている。液体供給側26には、例えば、飲用可能な水から成る次亜塩素酸水を供給する、ホース31をコネクター26cに接続し、ケーシング28のマイクロバブルMBの噴出側28cには洗浄用のホース32が接続される(図4参照)。図4において、33は気液混合流体発生装置を示しており、この内部には空気、炭酸ガス、窒素ガスの気体取り入れ部と飲用可能な水、殺菌料としての薬剤の取り入れ部、内蔵のポンプ及び混合タンクが具備され、殺菌料を含む流体を生成し、上記ホース31により本発明のノズル装置30に供給することができる。
図4に示したように、本発明の微細気泡発生用ノズル10を含む上記ノズル装置30を使用することにより、微細気泡として直径が50〜1μmの範囲のマイクロバブルMBを生成し、それを野菜等の食材に掛け流すようにして殺菌、洗浄することが可能である。また、微細気泡含有の微酸性次亜塩素酸水を含む殺菌料は、炭酸ガス、窒素ガスを微細気泡内に含有された状態で容器34に貯溜することも可能であり、密閉保存状態であれば、数十日間は殺菌、洗浄能力を維持しているので、長期間の保存も可能である。
図5に示した例3のノズル装置35は、液体供給側36と組み合わせる部分と、微細気泡発生用ノズル10を囲んで取り付けたケーシング37を有しており、ケーシング37はフード状のもので、その後方の開口部38から下流方向へマイクロバブルMBを噴射できるようになっている。なお、ノズルケース11と流体供給側36の結合手段24、27とはネジ結合されており、水密シールが完成するように構成された前端部25aは流体供給側36の結合面36aと当接し、また、端部25bが対応する結合面26bと当接する点は、図3に示した例と同一である。
図6においても、33は気液混合流体発生装置を示しており、この装置33により、例えば、原水に含まれる次亜塩素酸ナトリウム希釈液を導通し、気体取入口から炭酸ガスを注入することで、気液混合流体発生装置33の内部において攪拌混合され、上記ホース 39により本発明のノズル装置35に供給し、貯槽40に微細気泡含有の微酸性次亜塩素酸水を貯溜することができる。例2のノズル装置35は貯槽40の槽壁に装着して使用し、液体供給側36には引用可能な水から成る微酸性次亜塩素酸水を供給するホース39がコネクター36bに接続され、ケーシング37の開口部38は貯槽40内に露出する(図6参照)。
従って、本発明によればノズルケース11は流体供給側26、36との結合手段24、27を流入口12の外周面に有するので、根本的な改造をしなくても各種の装置に本発明のノズル10を使用することができる。また、ノズルケース11と流体供給側26、36とをネジ結合により結合したときにスペーサーリング22、23が弾性変形し、膨張収縮攪拌部20の固定と、水密シールが完成するように構成されているので、膨張収縮攪拌部20を流体供給側26、36と結合することによって最適の取り付け状態に設定することができる。その際、ばね定数k、k、kとして任意の値を選択することができ、スペーサーリング22、23とフィルター要素としてのフィルター部材18、集合フィルター21等もそれらの材料の選択の幅が大きいので最適値のものを選択することができる。
本発明に係る微細気泡発生用ノズル10並びにノズル装置30、35の用途について、上記では殺菌、消毒が主体であるかのように記載したが、その想定される用途を列挙すると以下の通りである。
1.肉、魚等の生鮮食品及び野菜の殺菌、洗浄のためのマイクロバブル液の供給
2.食品用サニタリー配管の殺菌、洗浄のためのマイクロバブル液の供給
3.浄水の水質改善のためのマイクロバブル液の供給
4.廃水処理のためのマイクロバブル液の供給
5.歯科ユニット、透析装置、医療設備等の管路内へのマイクロバブル液の供給
本発明に係る微細気泡発生用ノズルの例1の側面図である。 同上の微細気泡発生用ノズルの内部構造の一例の断面図である。 同じく本発明の微細気泡発生用ノズル装置に関する例2の断面図である。 同じく図3の装置の使用状態の斜視図である。 同じく本発明の微細気泡発生用ノズル装置に関する例3の断面図である。 同じく図5の装置の使用状態の斜視図である。
10 微細気泡発生用ノズル
11 ノズルケース
12 流入口
13 端面
14 大室
15 小室
16 ノズル孔
17 衝突板
18 フィルター部材
19 円筒部材
20 膨張収縮攪拌部
21 集合フィルター
22、23 スペーサーリング
24、27 結合手段
25 胴周部
26、36 流体供給側
28、37 ケーシング
29 内部空所
30、35 本発明のノズル装置
31、32、39 ホース
33 気液混合流体発生装置
34 容器
38 開口部
40 貯槽

Claims (2)

  1. 一端に気液混合流体が流入する流入口を有し、他端に上記流体が衝突する端面を有する中空なノズルケースと、
    中空なノズルケースの流入口から壁面に至る内部に、移動する流体に抵抗を及ぼすとともに、攪拌するために設置した膨張収縮攪拌部と、
    端面に衝突後の流体を外部へ噴出させるために、流体の流れ方向から外方へ向けて、上記端面を取り囲むように周面に形成したノズル孔を具備し、
    上記ノズルケースは流体供給側との結合手段を流入口側の外周面に有し、流体供給側との結合時に、流体供給側に対して上記膨張収縮攪拌部の一部が加圧されるように構成され
    膨張収縮攪拌部は中央部にて流体の流れ方向へ突出した形状を有し、かつ、弾性材料より成るフィルター部材を有し、上記フィルター部材とスペーサーリングとの間に、流体を衝突させた後に通過させる小孔を有する衝突板を配置した構成を有することを特徴とする
    微細気泡発生用ノズル。
  2. 膨張収縮攪拌部はノズルケースの流入口側に配置する弾性材料より成るスペーサーリングを有し、ノズルケースと流体供給側との結合手段はネジ結合とし、ノズルケースと流体供給側とをネジ結合により結合したときにスペーサーリングが弾性変形し、膨張収縮攪拌部の固定と、水密シールが完成するように構成された
    請求項1記載の微細気泡発生用ノズル。
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