JP5812028B2 - 映像処理装置および映像処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、映像処理装置および映像処理方法に関し、特に、マルチ映像の表示領域を移動する場合の処理負荷を軽減することができるようにした映像処理装置および映像処理方法に関する。
コンテンツのデジタル化が進み、映像を伝送できるインフラも整備されてきたことにより、インターネットを通じた映像配信が普及しつつある。最近では受信側の装置として、パーソナルコンピュータ以外に、ネットワークに接続可能なテレビジョン受像機も増えてきており、配信される映像をテレビジョン受像機で見ることもできるようになってきている。また、近年、クラウドサービスの発展により、ネットワークを介して、プライベートコンテンツを含めた多様なチャンネルが視聴者に提供されるようになってきている。そのため、図1に示すような、複数の映像を同時に視聴して、見たい映像を簡単に探索することができるマルチ映像再生システムに対するニーズがより高くなってきている。
図1のマルチ映像再生システムにおいて、画面に表示されるマルチ映像は、複数の映像で構成される。表示される複数の映像のうち、主として視聴される映像である主映像が、最大サイズで画面中央に配置されている。そして、主映像の周辺に、選択(切り替え)可能な他の映像が、主映像よりも小さいサイズで配置されている。選択可能な映像は、例えば、TV放送のチャンネル、Web画面、映画などのビデオコンテンツ、TVチャット画面などであり、例えば、クラウド(ネットワーク)内から取得される。
このようなマルチ映像の表示を実現する第1の方法として、クラウド内のサーバから複数の映像それぞれに対応する複数の符号化ストリームを配信してもらう方法がある。クライアント側の装置は、複数の符号化ストリームを受信して復号し、合成処理を行うことによって、マルチ映像を生成する。例えば、特許文献1には、複数のES(Elementary Stream)を受信し、表示優先度に基づいて優先度の高いESに広い面積の表示領域を割り当てるようにしたマルチ映像が開示されている。
しかしながら、複数の符号化ストリームを配信するためには、かなり広い伝送帯域が必要になる。また、クライアント側の装置に、複数の符号化ストリームを同時に復号し、合成処理する能力が要求されるため、クライアント側の装置が高価になる。
その他のマルチ映像の表示を実現する第2の方法として、図2に示すように、サーバ側が1本の符号化ストリームとしてマルチ映像を生成し、配信を行う方法がある。この場合、サーバは、合成する複数の映像を一旦復号(Decode)し、サイズ変更(Resize)し、映像合成後に再度符号化(Encode)することによって、マルチ映像の符号化ストリームを生成する。従って、サーバの処理負荷はかなり大きくなる。
特開2002−064818号公報
また、スクロール操作等により、マルチ映像の表示領域が移動される場合、サーバは、マルチ映像の符号化ストリームを復号して、動きベクトルを変更し、再符号化する必要がある。従って、サーバの処理負荷は大きい。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マルチ映像の表示領域を移動する場合の処理負荷を軽減することができるようにするものである。
本開示の一側面の映像処理装置は、複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームを合成し、前記複数の映像からなるマルチ映像全体表示領域の符号化ストリームを生成する合成部と、前記表示領域前記マルチ映像間で移動した場合、前記合成部により生成される前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の前記表示領域の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームを挿入ストリームとして挿入する挿入部とを備える映像処理装置である。
本開示の一側面の映像処理方法は、本開示の一側面の映像処理装置に対応する。
本開示の一側面においては、複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームが合成されて、前記複数の映像からなるマルチ映像全体表示領域の符号化ストリームが生成され、前記表示領域前記マルチ映像間で移動した場合、前記合成部により生成される前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の前記表示領域の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームが挿入ストリームとして挿入される。
本開示の一側面によれば、マルチ映像の表示領域を移動する場合の処理負荷を軽減することができる。
マルチ映像再生システムを説明する図である。 マルチ映像の符号化ストリームの配信方法の一例を示す図である。 本技術を適用したマルチ映像再生システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 図3の配信サーバの構成例を示すブロック図である。 マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの生成について説明する図である。 表示領域が移動した場合のマルチ映像を説明する図である。 挿入ストリームを説明する図である。 挿入ストリームのスライスデータを更新しない場合の挿入映像を説明する図である。 挿入ストリームのスライスデータを更新する場合の挿入映像を説明する図である。 挿入ストリームの挿入を説明する図である。 マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの更新を説明する図である。 図4の配信サーバの生成処理を説明するフローチャートである。 図12のマルチ映像更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
<一実施の形態>
(マルチ映像再生システムの一実施の形態の構成例)
図3は、本技術を適用したマルチ映像再生システムの一実施の形態の構成例を示している。
マルチ映像再生システム1は、映像処理装置として機能し、映像を配信する配信サーバ11と、それとネットワーク12を介して接続されている受信装置13により構成される。マルチ映像再生システム1は、複数の映像からなるマルチ映像の符号化ストリームを配信し、マルチ映像を表示させる。
具体的には、マルチ映像再生システム1の配信サーバ11には、外部から複数の映像のフレーム単位の符号化ストリームが入力される。配信サーバ11は、受信装置13から送信されてくる表示領域の移動方向と移動量を示す移動情報の履歴に基づいて、入力された複数の映像の符号化ストリームから、表示すべき複数の映像の符号化ストリームを選択する。配信サーバ11は、選択された複数の映像の符号化ストリームをフレーム単位で合成し、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを生成する。
移動情報が示す移動量が0である場合、配信サーバ11は、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを、そのまま合成ストリームとして受信装置13に送信する。
一方、移動情報が示す移動量が0以外である場合、配信サーバ11は、移動情報に基づいて、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームに対応するマルチ映像のフレーム間に挿入する1フレームのマルチ映像である挿入映像の符号化ストリームを、挿入ストリームとして生成する。そして、配信サーバ11は、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの間に挿入ストリームを挿入し、合成ストリームとして受信装置13に送信する。
受信装置13は、配信サーバ11が送信する合成ストリームを、インターネットなどのネットワーク12を介して受信する。そして、受信装置13は、受信した合成ストリームを復号し、その結果得られるマルチ映像や挿入映像を、内蔵する液晶ディスプレイなどに表示させる。
また、受信装置13は、マルチ映像の表示開始後、ユーザのスクロール操作、カーソル操作等に応じて移動情報を生成し、配信サーバ11に送信する。これにより、移動量が0以外である場合、表示すべき複数の映像の符号化ストリームが変更され、表示領域が移動する。
なお、受信装置13は、液晶ディスプレイなどを有さず、マルチ映像を、自身に接続されている表示装置に表示させるようにしてもよい。また、受信装置13は、例えば、ネットワーク接続機能を有するテレビジョン受像機やSTB(Set Top Box)、パーソナルコンピュータ、携帯端末装置等で構成することができる。
また、ネットワーク12には、複数の受信装置13が接続されるようにすることもできる。この場合、配信サーバ11は、合成ストリームを、複数の受信装置13にマルチキャスト送信する。
(配信サーバの構成例)
図4は、図3の配信サーバ11の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、配信サーバ11は、受信部31、記憶部32、読み出し部33、合成部34、挿入部35、および送信部36により構成される。
配信サーバ11の受信部31は、図3の受信装置13からネットワーク12を介して送信されてくる移動情報を受信し、読み出し部33、合成部34、および挿入部35に供給する。記憶部32は、移動量が0以外を示す移動情報に対応して挿入ストリームが記憶されている。
読み出し部33は、受信部31から供給される移動情報に基づいて、その移動情報に対応する挿入ストリームを記憶部32から読み出し、挿入部35に供給する。
合成部34は、受信部31から供給される移動情報の履歴に基づいて、外部から入力される複数の映像の符号化ストリームから、表示すべき複数の映像の符号化ストリームを選択する。合成部34は、選択された複数の映像の符号化ストリームをフレーム単位で合成し、その結果得られるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを挿入部35に供給する。
挿入部35は、読み出し部33から挿入ストリームが供給される場合、即ち移動量が0以外である場合、移動情報に応じて、外部から入力された所定の映像のフレーム単位の符号化ストリームを用いて、挿入ストリームのスライスデータを更新する。挿入部35は、合成部34から供給されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの間に、挿入ストリームを挿入する。
このとき、挿入部35は、挿入ストリームのスライスヘッダを、その挿入ストリームの直後に配置されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームのスライスヘッダに基づいて変更(生成)する。また、挿入部35は、挿入ストリーム以降のマルチ映像の符号化ストリームのスライスヘッダを変更する。
また、挿入部35は、挿入ストリームが挿入されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを、合成ストリームとして送信部36に供給する。
一方、読み出し部33から挿入ストリームが供給されない場合、即ち、移動量が0である場合、挿入部35は、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを、合成ストリームとして送信部36に供給する。
送信部36は、挿入部35から供給される合成ストリームを、図3のネットワーク12を介して受信装置13に送信する。
(マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの生成の説明)
図5は、図4の合成部34によるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの生成について説明する図である。
なお、図5の例では、合成部34が、第0乃至第3の映像(View0乃至3)がそれぞれ左上、右上、左下、右下に配置されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを生成するものとする。
図5に示すように、合成部34に入力される符号化ストリームに対応する映像は、周囲の1画素以上の画素値が、所定値(ここでは0)となっている。また、合成部34に入力される符号化ストリームは、各水平ラインの符号化単位であるマクロブロックを同一のスライスとし、画面外を参照せず、かつ、イントラ符号化における参照フレームを符号化順で1フレーム前のフレームとしたAVC(Advanced Video Coding)方式の符号化ストリームである。図5の例では、各映像の垂直方向のマクロブロック数が4であるため、各映像のスライス数は4である。
合成部34は、入力された符号化ストリームのうちの、表示すべき第0乃至第3の映像の符号化ストリームの各スライスを並び替えることにより、第0乃至第3の映像の符号化ストリームを合成し、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを生成する。
具体的には、合成部34は、第0の映像の0番目のスライスを、合成後の符号化ストリームの0番目のスライスとし、第1の映像の0番目のスライスを、合成後の符号化ストリームの1番目のスライスとする。そして、以降も、第0の映像のスライスと第1の映像のスライスが交互に並べられ、第1の映像の最後のスライスが、合成後の符号化ストリームの7番目のスライスとされる。
その後、合成部34は、第2の映像の0番目のスライスを、合成後の符号化ストリームの8番目のスライスとし、第3の映像の0番目のスライスを、合成後の符号化ストリームの9番目のスライスとする。そして、以降も、第2の映像のスライスと第3の映像のスライスが交互に並べられ、第3の映像の最後のスライスが、合成後の符号化ストリームの15番目のスライスとされる。
以上のように、合成部34に入力される符号化ストリームは、各水平ラインのマクロブロックを同一のスライスとして符号化された符号化ストリームであるので、垂直方向の位置が異なるマクロブロック間の依存関係がない。従って、スライスの復号順が異なっても、正確に復号を行うことができる。よって、合成部34は、各映像の符号化ストリームのスライスを並び替えるだけで、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを生成することができる。
(挿入ストリームの説明)
図6は、表示領域が移動した場合のマルチ映像を説明する図である。
なお、図6において、横軸は、時刻(T)を表している。このことは、後述する図7においても同様である。
図6に示すように、符号化順で0番目のフレーム(Frame0)の表示領域に対して、1番目のフレーム(Frame1)の表示領域が左下方向である場合、即ち表示領域が左下方向へ移動した場合、マルチ映像内の映像の画面上の位置は右上方向に移動する。即ち、0番目のフレームのマルチ映像41に対応する1番目のフレームのマルチ映像内の映像43の画面上の位置は、マルチ映像41の右上である。
従って、この場合、マルチ映像41を参照してインター符号化された映像43内のマクロブロック(InterMB)52の動きベクトル(MV)を変更しないと、マクロブロック52の参照ブロックは、参照すべきブロック53より右上のブロックになる。
即ち、マクロブロック52は、表示領域が移動しない場合の1番目のフレームのマルチ映像42のマクロブロック51である。従って、マクロブロック52の動きベクトルは、マクロブロック51の参照ブロックであるブロック53を指す必要がある。しかしながら、マクロブロック52の動きベクトルとして、マクロブロック51の動きベクトルが用いられる場合、マクロブロック52の画面上の位置は、マクロブロック51より右上の位置であるため、マクロブロック52の参照ブロックは、マルチ映像41内のブロック53より右上のブロック54となる。その結果、マクロブロック52は、正しく復号されない。
従って、表示領域が移動する場合、インター符号化されたマクロブロックの動きベクトルの指す位置を、表示領域の移動方向に移動量だけ移動させる必要がある。しかしながら、マルチ映像の動きベクトルを変更するために、マルチ映像を一旦復号し、再符号化すると、処理負荷が大きくなり、リアルタイムで合成ストリームを配信することが困難になる。また、再符号化により画質劣化が発生する場合がある。
よって、配信サーバ11は、挿入ストリームを挿入することにより、インター符号化されたマクロブロックの動きベクトルが指す位置を、表示領域の移動方向に移動量だけ移動させる。
具体的には、配信サーバ11は、挿入映像の全てのマクロブロックを、表示領域の移動方向と移動量を示す動きベクトルのスキップマクロブロックとした挿入ストリームを生成し、表示領域が移動されたマルチ映像の符号化ストリームの前に挿入する。
例えば、図6に示したように表示領域が左下方向へ移動した場合、図7に示すように、配信サーバ11は、全てのマクロブロックを、左下方向を示す動きベクトルのスキップマクロブロックとした挿入ストリームを生成する。これにより、挿入映像71は、自分より画面上の位置が左下であるマルチ映像41になる。即ち、挿入映像71は、表示領域が左下方向へ移動した場合のマルチ映像41である。
そして、このような挿入ストリームが、表示領域が移動された1番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリームの前に、0´番目のフレーム(Frame0´)の符号化ストリームとして挿入される。その結果、1番目のフレームのマルチ映像は、1つ前のフレームのマルチ映像として、マルチ映像41ではなく、挿入映像71を参照して復号される。
以上により、例えば、マクロブロック52は、マクロブロック51の参照ブロックであるブロック53の右上のブロック54の画面上の位置における挿入映像71のブロック72を参照して復号される。また、ブロック72は、自分より画面上の位置が左下であるブロック53である。従って、マクロブロック52は、対応するマクロブロック51の参照ブロックであるブロック53を参照して復号されることになる。
このように、配信サーバ11は、挿入ストリームを挿入することにより、再符号化を行うことなく、マクロブロック52の動きベクトルの指す位置を、表示領域の移動方向に移動量だけ移動させる。
次に、図8と図9を参照して、挿入ストリームのスライスデータの更新について説明する。
図8は、挿入ストリームのスライスデータを更新しない場合の挿入映像を説明する図である。
なお、図8の例では、図5で生成されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームが、0番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリームとなっている。また、そのフレームの次の0´番目のフレームの符号化ストリームとして挿入された挿入ストリームの全てのマクロブロックが、下方向と1マクロブロックサイズの移動量を示す動きベクトルのスキップマクロブロックからなっている。これらのことは、後述する図9においても同様である。
図8に示すように、挿入ストリームのスライスデータを更新しない場合、挿入ストリームの挿入映像は、0番目のフレームのマルチ映像内の映像の位置が1スライス分だけ上に移動したマルチ映像である。即ち、挿入ストリームのマクロブックは、1スライス分だけ下方向を指す動きベクトルのスキップマクロブロックである。
従って、挿入ストリームの各スライスの復号時、自分のスライスの画面上の位置より1マクロブロック分下の0番目のフレームのマルチ映像のスライスが参照される。そのため、挿入ストリームの復号映像の上部は、0番目のフレームのマルチ映像の2番目乃至15番目のスライスからなる。
一方、挿入映像の最下部のスライスにおいては、自分のスライスの画面上の位置より1マクロブロック分下の0番目のフレームのマルチ映像のスライスが存在しない。従って、参照先に最も近い画面内の画素である、0番目のフレームのマルチ映像の最下部のスライスである14番目および15番目のスライスの最下部の画素、即ち画素値が所定値(ここでは0)である画素が参照される。その結果、挿入ストリームの復号映像の最下部のスライスの画素は、画素値が所定値(ここでは0)である画素となる。
このように、マルチ映像を構成する映像の周囲の1画素以上の画素値が所定値であるので、参照先が画面外となる挿入ストリームの復号映像の画素値を所定値とすることができる。
これに対して、マルチ映像を構成する映像の周囲の1画素以上の画素値が所定値ではない場合、参照先が画面外となる挿入ストリームの復号映像は、参照先に最も近い画面内の画素となり、挿入ストリームの復号映像が乱れる。
図8に示したように、配信サーバ11が、挿入ストリームのスライスデータを更新しない場合であっても、挿入ストリームの復号映像の乱れは抑制され、高画質な復号映像が表示される。
しかしながら、本実施の形態では、表示領域の移動量がn(nは整数)スライス分(例えば、16×n画素)であり、移動方向が上下方向である場合、固定色(ここでは黒)の映像ではなく、表示すべき映像が表示されるようにする。これにより、挿入ストリームの復号映像の画質をさらに向上させることができる。
図9は、挿入ストリームのスライスデータを更新する場合の挿入映像を説明する図である。
移動量がnスライス分であり、移動方向が上下方向である場合、挿入映像の移動方向からnスライスのスライスデータが、そのnスライスの位置に表示すべき映像の、移動方向と反対方向からnスライスのイントラ符号化されたスライスデータに更新される。即ち、この場合、挿入映像のスライスの参照先がマルチ映像内に存在しないスライスが、そのスライスの表示位置に表示すべき映像のイントラスライスに置換される。
例えば、図9に示すように、表示領域の移動量が1スライス分であり、移動方向が下方向である場合、挿入映像の下から1スライスのスライスデータが、その1スライスの位置に表示すべき映像の上から1スライスのイントラ符号化されたスライスデータ(SliceA,SliceB)に更新される。
これにより、挿入映像の最下部のスライスの復号時に0番目のフレームのマルチ映像が参照されず、そのスライスの復号映像は、そのスライスの位置に表示すべき映像となる。その結果、挿入ストリームの復号映像の画質が向上する。
(挿入ストリームの挿入の説明)
図10は、図4の挿入部35による挿入ストリームの挿入を説明する図である。
図10に示すように、記憶部32には、移動情報に対応して挿入ストリーム(のビット列)が記憶されている。具体的には、記憶部32には、移動情報に対応して、全てのマクロブロックを、その移動情報を示す動きベクトルのスキップマクロブロックとした挿入ストリーム(のビット列)が記憶される。
読み出し部33は、受信部31から供給される移動情報に対応する挿入ストリーム(のビット列)を読み出す。そして、挿入部35は、読み出された挿入ストリーム(のビット列)のスライスデータを移動情報に応じて更新し、合成部34から供給されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリーム(のビット列)の間に挿入する。
例えば、図10に示すように、受信部31から供給される移動情報が移動情報Aであり、移動情報がnスライス分の移動量と上下方向を示さない場合、挿入ストリーム(のビット列)Aが、そのまま0番目と1番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリーム(のビット列)の間に挿入される。
以上のように、記憶部32が移動情報に対応して挿入ストリームを記憶するので、配信サーバ11は、移動情報を受信するたびに移動情報に対応した挿入ストリームを生成する場合に比べて、非常に軽い処理で挿入ストリームを挿入することができる。
なお、挿入ストリームの挿入時、挿入ストリームのスライスヘッダが変更される。具体的には、挿入ストリームのスライスヘッダに含まれる、frame_num,pic_order_cnt_lsb,delta_pic_order_cnt_bottom,delta_pic_order_cnt[0] ,delta_pic_order_cnt[1]が、挿入ストリームのフレームの符号化順で直後のフレームのスライスヘッダと同一にされる。
frame_numは、フレームの識別子であり、pic_order_cnt_lsb,delta_pic_order_cnt_bottom,delta_pic_order_cnt[0]、およびdelta_pic_order_cnt[1]は、POC(Picture Order Count)の計算に用いられる情報である。
また、挿入ストリームの挿入時、挿入ストリームのフレーム以降のIDRピクチャまでの全てのフレームのframe_num,pic_order_cnt_lsb,delta_pic_order_cnt_bottom,delta_pic_order_cnt[0] ,delta_pic_order_cnt[1]の値は、フレーム0´分だけ増加される。
さらに、挿入ストリームのスライスデータが更新される場合、更新に用いられるイントラ符号化されたスライスデータがIDRピクチャのスライスデータであるとき、挿入ストリームのスライスデータ以外のデータも変更される。
具体的には、更新に用いられるスライスデータのNAL(Network Abstraction Layer)ユニットの種類を示すnal_unit_typeが、IDRピクチャのスライスデータであることを示す5から、IDRピクチャ以外のピクチャのスライスデータであることを示す1に変更される。また、更新に用いられるスライスデータのスライスヘッダに含まれる、IDRピクチャの識別子であるidr_pic_idが削除される。
また、更新に用いられるスライスデータのnal_unit_typeが5であり、かつ、nal_ref_idcが0ではないとき、スライスヘッダに含まれるno_output_of_prior_pics_flagとlong_term_reference_flagが削除され、adaptive_ref_pic_marking_mode_flagが0にされる。
即ち、更新に用いられるスライスデータが参照ピクチャのスライスデータ等であるとき、no_output_of_prior_pics_flagとlong_term_reference_flagが削除され、adaptive_ref_pic_marking_mode_flagが0にされる。
no_output_of_prior_pics_flagとは、IDRピクチャが復号された後のIDRピクチャより前に復号されたピクチャの扱いを示すフラグである。long_term_reference_flagとは、IDRピクチャがlong term参照ピクチャとして用いられるかどうかを示すフラグである。また、adaptive_ref_pic_marking_mode_flagとは、MMCO(memory management control operation)使用時に設定されるフラグであり、MMCOを使用しない場合0に設定される。
(マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの更新の説明)
図11は、図4の合成部34によるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの更新を説明する図である。
図11の例では、図11Aに示すように、0番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリームが、図5に示したマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームとなっている。また、図11Aに示すように、1番目のフレームのマルチ映像の2番目のスライスの参照先が、1つ前の0番目のフレームの0番目のスライスとなっている。
このようなマルチ映像において、0番目と1番目のフレーム間で、表示領域が下方向に1スライス分だけ移動されると、図11Bに示すように、図9で説明した挿入ストリームが生成され、0´番目のフレームの符号化ストリームとして挿入される。
また、1番目のフレームのマルチ映像の上部が0番目のフレームのマルチ映像の2乃至15番目のスライスに対応するスライスからなるように、1番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリームが生成される。
具体的には、第1および第2の映像の1番目乃至3番目のスライスと、第3および第4の映像の0番目乃至3番目のスライスからなるマルチ映像の符号化ストリームが、1番目のフレームのマルチ映像の符号化ストリームとして生成される。
しかしながら、1番目のフレームのマルチ映像の0番目のスライス(0番目のフレームのマルチ映像の2番目のスライスに対応するスライス)の参照先は、そのスライスより1スライス分上の0´フレームのスライスとなるため、画面外となる。その結果、正常に復号を行うことができない。
そこで、合成部34は、図11Cに示すように、1番目のフレームのマルチ映像内の参照先が画面外となる第1の映像のスライスのマクロブロックを全て動きベクトルが0であるスキップマクロブロックにする。これにより、1番目のフレームのマルチ映像内の第1の映像が正常に復号され、0´番目のフレームのマルチ映像内の第1の映像と同一となる。その結果、第1の映像の表示が停止される。
なお、図11の例では、第1の映像と同様に、第2の映像にも参照先が画面外となるスライスが含まれており、第2の映像の表示も停止される。
また、合成部34は、1番目のフレームのマルチ映像内の第1乃至第4の映像以外の領域が、表示すべき映像の全てのスライスの領域ではない場合、図1Cに示すように、その領域の全てのマクロブロックを、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックとする。その結果、1番目のフレームのマルチ映像内の第1乃至第4の映像以外の領域の表示が停止される。
<配信サーバの処理の説明>
図12は、図4の配信サーバ11の生成処理を説明するフローチャートである。
図12のステップS11において、合成部34は、外部から入力される複数の映像の符号化ストリームから、表示すべき複数の映像の1フレーム分の符号化ストリームを選択して合成し、マルチ映像の0番目のフレームの符号化ストリームを生成する。合成部34は、マルチ映像の0番目のフレームの符号化ストリームを、挿入部35を介して送信部36に供給する。
ステップS12において、送信部36は、挿入部35から供給されるマルチ映像の0番目のフレームの符号化ストリームを合成ストリームとして、ネットワーク12を介して図3の受信装置13に送信する。
ステップS13において、受信部31は、受信装置13からネットワーク12を介して送信されてくる移動情報を受信し、読み出し部33、合成部34、および挿入部35に供給する。
ステップS14において、合成部34は、移動情報の履歴に基づいて、外部から入力される複数の映像の符号化ストリームから、表示すべき複数の映像の1フレーム分の符号化ストリームを選択して合成し、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを生成する。合成部34は、その符号化ストリームを挿入部35に供給する。
ステップS15において、読み出し部33は、受信部31から供給される移動情報が示す移動量が0であるかどうかを判定する。ステップS15で移動量が0であると判定された場合、挿入部35は、合成部34から供給されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを送信部36に供給する。
ステップS16において、送信部36は、合成部34から供給されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを合成ストリームとして、ネットワーク12を介して受信装置13に送信し、処理をステップS25に進める。
一方、ステップS15で移動量が0ではないと判定された場合、ステップS17において、合成部34は、ステップS14で生成されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを更新するマルチ映像更新処理を行う。このマルチ映像更新処理の詳細は、後述する図13を参照して説明する。
ステップS18において、読み出し部33は、受信部31から供給される移動情報に基づいて、その移動情報に対応する挿入ストリームを記憶部32から読み出し、挿入部35に供給する。
ステップS19において、挿入部35は、合成部34から供給されるマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームのスライスヘッダを用いて、挿入ストリームのスライスヘッダを更新する。具体的には、挿入部35は、挿入ストリームのスライスヘッダに含まれるframe_num,pic_order_cnt_lsb,delta_pic_order_cnt_bottom,delta_pic_order_cnt[0] ,delta_pic_order_cnt[1]を、合成部34からの符号化ストリームのスライスヘッダと同一にする。
ステップS20において、挿入部35は、受信部31から供給される移動情報が示す移動方向が上下方向であり、かつ、移動量がnスライスであるかどうかを判定する。
ステップS20で、移動方向が上下方向であり、かつ、移動量がnスライスであると判定された場合、処理はステップS21に進む。ステップS21において、挿入部35は、挿入映像の移動方向からnスライスのスライスデータを、そのnスライスの位置に表示すべき映像の、移動方向と反対方向からnスライスのイントラ符号化されたスライスデータに更新する。
なお、更新に用いられるスライスデータは、外部から入力される複数の映像の符号化ストリームのスライスデータから選択される。また、更新に用いられるスライスデータがIDRピクチャのスライスデータである場合、挿入部35は、挿入ストリームのnal_unit_typeとidr_pic_idを変更する。さらに、nal_ref_idcが0ではないとき、挿入部35は、no_output_of_prior_pics_flag,long_term_reference_flag、およびadaptive_ref_pic_marking_mode_flagも変更する。ステップS21の処理後、処理はステップS22に進む。
一方、ステップS20で、移動方向が上下方向ではないか、または、移動量がnスライスではないと判定された場合、ステップS21の処理はスキップされ、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、挿入部35は、合成部34から供給されるマルチ映像の符号化ストリームのスライスヘッダを更新する。具体的には、挿入部35は、マルチ映像の符号化ストリームのスライスヘッダに含まれるframe_num,pic_order_cnt_lsb,delta_pic_order_cnt_bottom,delta_pic_order_cnt[0] ,delta_pic_order_cnt[1]の値を、IDRピクチャから自分のピクチャまでに挿入される挿入ストリームのフレーム分だけ増加させる。
ステップS23において、挿入部35は、ステップS22でスライスヘッダが更新されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの前に、挿入ストリームを挿入する。これにより、マルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームの間に、挿入ストリームが挿入される。また、挿入部35は、挿入ストリームが挿入されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを、送信部36に供給する。
ステップS24において、送信部36は、挿入部35から供給される挿入ストリームが挿入されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームを、合成ストリームとしてネットワーク12を介して受信装置13に送信し、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、配信サーバ11は、例えばユーザの指令などに応じて、生成処理を終了するかどうかを判定する。ステップS25で生成処理を終了しないと判定された場合、処理はステップS13に戻り、生成処理を終了するまで、ステップS13乃至S25の処理が繰り返される。
一方、ステップS25で生成処理を終了すると判定された場合、処理は終了する。
図13は、図12のステップS17のマルチ映像更新処理の詳細を説明するフローチャートである。
図13のステップS41において、合成部34は、マルチ映像を構成する映像のうちのまだ処理対象となされていない映像を、処理対象の映像に決定する。ステップS42において、マルチ映像内に処理対象の映像の全てのスライスが存在するかどうかを判定する。
ステップS42でマルチ映像内に処理対象の映像の全てのスライスが存在すると判定された場合、ステップS43において、処理対象の映像のスライスの参照先が挿入映像の画面外に存在するかどうかを判定する。
ステップS43で処理対象の映像のスライスの参照先が挿入映像の画面外に存在すると判定された場合、処理はステップS44に進む。
一方、ステップS42でマルチ映像内に処理対象の映像の全てのスライスが存在しないと判定された場合、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、合成部34は、図12のステップS14で生成されたマルチ映像のフレーム単位の符号化ストリームのうちの、処理対象の映像の全てのマクロブロックを、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックに変更する。そして、処理はステップS45に進む。
一方、ステップS43で処理対象の映像のスライスの参照先が挿入映像の画面外に存在しないと判定された場合、ステップS44の処理はスキップされ、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、合成部34は、マルチ映像を構成する全ての映像を処理対象の映像としたかどうかを判定する。ステップS45でマルチ映像を構成する全ての映像をまだ処理対象の映像としてないと判定された場合、処理はステップS41に戻り、全ての映像を処理対象の映像とするまで、ステップS41乃至S45の処理が繰り返される。
ステップS45でマルチ映像を構成する全ての映像を処理対象の映像としたと判定された場合、処理は図12のステップS17に戻り、ステップS18に進む。
以上のように、配信サーバ11は、マルチ映像の表示領域が移動した場合、マルチ映像の符号化ストリームの間に挿入ストリームを挿入するので、マルチ映像の符号化ストリームの動きベクトルを変更する必要がない。従って、配信サーバ11は、マルチ映像の表示領域を移動する場合に再符号化せずに合成ストリームを生成することができる。
よって、マルチ映像の表示領域を移動する場合の処理負荷が軽減される。その結果、配信サーバ11の処理能力が低い場合であっても、配信サーバ11は、マルチ映像の表示領域の移動後の合成ストリームを生成することができる。また、再符号化によるマルチ映像の画質劣化を防止することができる。
(本開示を適用したコンピュータの説明)
上述した配信サーバ11の一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図14は、上述した配信サーバ11の一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209、及びドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア211に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本開示は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、表示領域の移動情報によらず、挿入ストリームの全てのマクロブロックを、動きベクトルが移動情報を示すスキップマクロブロックにするようにしてもよい。さらに、映像の符号化ストリームの符号化方式は、HEVC(High Efficiency Video Coding)方式であってもよい。この場合、符号化単位はCU(Coding Unit)である。
なお、本開示は、以下のような構成もとることができる。
(1)
複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームを合成し、前記複数の映像からなるマルチ映像の符号化ストリームを生成する合成部と、
前記マルチ映像の表示領域が移動した場合、前記合成部により生成される前記マルチ映像の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームを挿入ストリームとして挿入する挿入部と
を備える映像処理装置。
(2)
前記映像内の周囲の1以上の画素の画素値は所定値である
前記(1)に記載の映像処理装置。
(3)
前記挿入部は、参照先が前記マルチ映像内に存在しない前記挿入ストリームのスライスを、そのスライスの表示位置に表示すべき映像のイントラスライスに置換する
前記(1)または(2)に記載の映像処理装置。
(4)
前記挿入部は、前記表示領域の移動方向が上下方向であり、かつ、移動量がスライスの整数倍である場合、参照先が前記マルチ映像内に存在しない前記挿入ストリームのスライスを、そのスライスの表示位置に表示すべき映像のイントラスライスに置換する
前記(3)に記載の映像処理装置。
(5)
前記挿入部は、前記挿入ストリームのスライスヘッダを、前記挿入ストリームの直後の前記マルチ映像の符号化ストリームのスライスヘッダに基づいて生成する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の映像処理装置。
(6)
前記合成部は、前記マルチ映像の符号化ストリームに対応するマルチ映像内の前記映像のスライスの参照先が、前記挿入ストリームに対応するマルチ映像の画面外に存在する場合、その映像の全ての符号化単位を、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックに置換する
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の映像処理装置。
(7)
前記合成部は、前記マルチ映像の符号化ストリームに対応するマルチ映像内に前記映像の全てのスライスが存在しない場合、その映像の全ての符号化単位を、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックに置換する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の映像処理装置。
(8)
映像処理装置が、
複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームを合成し、前記複数の映像からなるマルチ映像の符号化ストリームを生成する合成ステップと、
前記マルチ映像の表示領域が移動した場合、前記合成ステップの処理により生成される前記マルチ映像の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームを挿入ストリームとして挿入する挿入ステップと
を含む映像処理方法。
11 配信サーバ, 34 合成部, 35 挿入部

Claims (8)

  1. 複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームを合成し、前記複数の映像からなるマルチ映像全体表示領域の符号化ストリームを生成する合成部と、
    前記表示領域前記マルチ映像間で移動した場合、前記合成部により生成される前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の前記表示領域の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームを挿入ストリームとして挿入する挿入部と
    を備える映像処理装置。
  2. 前記映像内の周囲の1以上の画素の画素値は所定値である
    請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記挿入部は、復号時の参照先が前記表示領域内に存在しない前記挿入ストリームのスライスを、そのスライスの表示位置に表示すべき映像のイントラスライスに置換する
    請求項1に記載の映像処理装置。
  4. 前記挿入部は、前記表示領域の移動方向が上下方向であり、かつ、移動量がスライスの整数倍である場合、復号時の参照先が前記表示領域内に存在しない前記挿入ストリームのスライスを、そのスライスの表示位置に表示すべき映像のイントラスライスに置換する
    請求項3に記載の映像処理装置。
  5. 前記挿入部は、前記挿入ストリームのスライスヘッダを、前記挿入ストリームの直後の前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームのスライスヘッダに基づいて生成する
    請求項1に記載の映像処理装置。
  6. 前記合成部は、前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリーム前記映像のスライスの復号時の参照先が、前記挿入ストリームに対応するマルチ映像の表示領域外に存在する場合、前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームのうちの、その映像の全ての符号化単位を、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックに置換する
    請求項1に記載の映像処理装置。
  7. 前記合成部は、前記表示領域に前記映像の全てが含まれない場合、前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームのうちの、その映像の全ての符号化単位を、動きベクトルが0であるスキップマクロブロックに置換する
    請求項1に記載の映像処理装置。
  8. 映像処理装置が、
    複数の映像それぞれについて、各水平ラインの符号化単位を同一のスライスとして符号化した符号化ストリームを合成し、前記複数の映像からなるマルチ映像全体表示領域の符号化ストリームを生成する合成ステップと、
    前記表示領域前記マルチ映像間で移動した場合、前記合成ステップの処理により生成される前記マルチ映像の前記表示領域の符号化ストリームの間に、前記マルチ映像の前記表示領域の全ての符号化単位が前記表示領域の移動方向および移動量を表す動きベクトルのスキップマクロブロックである符号化ストリームを挿入ストリームとして挿入する挿入ステップと
    を含む映像処理方法。
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