JP5811895B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5811895B2
JP5811895B2 JP2012041082A JP2012041082A JP5811895B2 JP 5811895 B2 JP5811895 B2 JP 5811895B2 JP 2012041082 A JP2012041082 A JP 2012041082A JP 2012041082 A JP2012041082 A JP 2012041082A JP 5811895 B2 JP5811895 B2 JP 5811895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time synchronization
frame
synchronization
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012041082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013179392A (ja
Inventor
道也 早馬
道也 早馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012041082A priority Critical patent/JP5811895B2/ja
Publication of JP2013179392A publication Critical patent/JP2013179392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5811895B2 publication Critical patent/JP5811895B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無線ネットワークにおいて高精度に時刻同期を行わせる通信装置及び通信方法に関するものである。
無線ネットワークの中でも、センサネットワークをはじめとする分散計測・制御分野では、計測・制御のタイミングを一致させるために各端末の時刻同期が必須である。端末同士で時刻同期を行う方法としては、現在時刻を記録したパケットを送信することが考えられる。しかしながら、無線ネットワークにおいては、送信時にMAC(Media Access Control)レイヤでCSMA−CA(Carrier Sense Multiple Access−Collision Avoidance)と呼ばれる輻輳制御が行われるため、パケットの送信遅延時間が大きく変動する。
具体的には、MACレイヤに渡された送信データは、他の送信パケットとの衝突を防ぐためにチャネルの未使用を待ってから送信される。MACレイヤは、チャネルが使用中であることを検出した場合、バックオフ時間と呼ばれるランダムな時間待機する。待機後、再度チャネルの使用状況を確認し、未使用であれば物理層からデータを送信する。そのため、パケットに記録された時刻と実際に受信側の端末でパケットを受信する時刻との間にランダムな誤差が生じる。
こうした送信時の遅延を補正し、時刻同期を行う先行技術として、RBS(Reference−Broadcast Synchronization:非特許文献1)やFTSP(Flooding Time Synchronization Protocol:非特許文献2)が知られている。
RBSは、任意のブロードキャストパケットを受信した2つ以上のノードが受信時刻をお互いに交換し、その統計平均から同期時刻を求める。同手法は、異なるノード間の受信時刻のずれがガウシアン分布になることを利用しており、受信ノード数が多いほど同期精度が向上する。
またFTSPでは、MACレイヤにてチャネル未使用が検出され、実際に物理層から時刻同期パケットが送信される時刻を同パケットに記載することで正確な送信時刻を受信側に伝える。受信側は時刻同期パケットに記載された正確な送信時刻と、同パケットを受信してからの経過時間の和から同期時刻を知ることができる。FTSPは物理層からデータが送信される時刻を用いるため、RBSと比較して高い精度で時刻同期が可能である。また、1パケットで時刻同期を実現することができるため、トラヒックも低減できる。
FTSPと類似の方法により時刻同期を実現する方式の一例として、物理層から同期パケット(先行パケット)が送信される時刻を次パケット(補正パケット)により伝える方法がある(特許文献1)。同方式では、FTSPと同等の精度で時刻同期を行うことができる。また、送信時刻情報は補正パケットで送信するため、FTSPで問題となっていた誤り検出用の情報の再計算が不要である。
Fine−Grained Network Time Synchronization using Reference Broadcasts The Flooding Time Synchronization Protocol IEEE802.15.4 特開2009−111654
一般に無線ネットワークにおいて、パケットの送受信により時刻同期を行う場合、CSMA−CAによる送信遅延に起因する同期誤差の問題がある。
RBS(非特許文献1)は、ブロードキャストパケットを受信した端末同士が受信時刻を交換し、統計平均をとることで、同期誤差を補正することを可能にする。しかしながら、多数のノードがお互いにパケットを交換する必要があるため、ノード数が多くなるとトラヒックや消費電力が増加するといった問題がある。
またFTSP(非特許文献2)では、時刻同期情報として物理層から時刻同期パケットが送信される時刻を用いるため高い精度で同期することができる。しかしながら、同手法では物理層がデータ送信中にパケットを操作するため、計算負荷が高い。特に、IEEE802.15.4(非特許文献3)をはじめとする多くの通信標準規格では、送信パケットに誤り検出用の情報を記載する。この誤り検出用の情報は、送信データ全体から計算するため、パケットを操作した場合には再計算する必要がある。
同送信時刻を次パケットで送信する方法(特許文献1)もあるが、時刻同期に対となる2パケットが必要となるため、トラヒックの増加や、パケット損失時のオーバーヘッドが問題となる。
本発明は、各バックオフ回数に対応しそのバックオフにかかる時間を示す各補正情報を生成する補正情報生成部、補正情報生成部で生成された各補正情報及び時刻同期の開始時刻に基づいて複数の時刻同期フレームを生成するフレーム生成部、フレーム生成部で生成された複数の時刻同期フレームから自己が行ったバックオフ回数に基づいて時刻同期フレームを選択するフレーム選択部、フレーム選択部で選択された時刻同期フレームを送信する送信部、を備えたことを特徴とする。
本発明は、更に、フレーム生成部は時刻同期の配信の要求を受けた場合、送信作業を中断させることを特徴とする。
本発明は、更に、時刻同期フレームは、通信データを含むことを特徴とする。
本発明は、更に、時刻同期フレームには、送信元の通信装置から自己まで経た通信装置数を示す同期階層情報が記載され、自己が予め記憶している同期階層情報より受信した時刻同期フレームに記載の同期階層情報が小さい場合、受信した時刻同期フレームの補正情報及び開始時間に基づいて自己の管理する時刻の補正をすることを特徴とする。
本発明によれば、複数の時刻同期フレームから自己が行ったバックオフ回数に基づいて時刻同期フレームを選択して送信するため、このフレームを受信する通信装置は時刻同期フレームに基づいて精度良く時刻補正を行うことができる。
また、本発明によれば、時刻同期の配信の要求を受けた場合に送信作業を中断させるため、時刻同期フレームを送信する際にアイドル状態を待機しなくなり短時間で時刻同期フレームを送信することができる。
また、本発明によれば、生成する時刻同期フレームは通信データを含むため、1回の時刻同期フレームの送信により時刻同期を完了し時刻同期によるトラヒックの増加を抑えることができる。
また、本発明によれば、時刻同期フレームには、送信元の通信装置から自己まで経た通信装置数を示す同期階層情報が記載されており、自己が予め記憶している同期階層情報より受信した時刻同期フレームに記載の同期階層情報が小さい場合、受信した時刻同期フレームに基づいて自己の管理する時刻の補正をするため、誤差が少ないと思われる時刻補正をすることができる。
実施の形態1における無線ネットワーク環境を示す図 実施の形態1における時刻同期制御装置の構成を示す図 実施の形態1における同期パケット記録部の詳細を示す図 実施の形態1における送信側及び受信側の時間関係を示す図 実施の形態1における時刻同期パケットのフォーマットを示す図 実施の形態1における時刻同期パケット送信手順を示すフローチャート 実施の形態1におけるパケット受信手順を示すフローチャート 実施の形態2における時刻同期パケット送信手順を示すフローチャート 実施の形態3における通信パケットのフォーマットを示す図 実施の形態3における時刻同期制御装置の構成例を示す図 実施の形態4を実施する無線ネットワーク環境を示す図 実施の形態4における時刻同期パケットのフォーマットを示す図 実施の形態4における時刻同期制御装置の構成を示す図 実施の形態4におけるパケット受信手順を示すフローチャート 実施の形態5を実施する無線ネットワーク環境を示す図
実施の形態1.
以下に、本発明にかかる時刻同期制御装置を備えた通信装置の実施の形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明を実施する無線ネットワーク環境を示す図である。同無線ネットワークは、例としてIEEE802.15.4などの無線PAN(Personal Area Network)を通じて時刻情報を送受信する、2つ以上の無線端末(通信装置)1で構成される。また、各無線端末1は、時刻同期パケットを処理する時刻同期制御装置2及び同パケットを無線信号として送受信するアンテナ(送信部及び受信部)3によって構成される。
各無線端末1が持つ時刻同期制御装置2は、周辺の無線端末1を自装置の時刻に同期させたい場合、時刻情報と同期誤差補正情報を記載した時刻同期パケットを生成し、同パケットをアンテナ3からブロードキャストする。なお、ここでのネットワークは無線PANを想定して説明するがこれに限られない。また、無線端末1をスマートメータに設けることで、スマートメータネットワークを形成することができる。
一方で同期される無線端末1は、時刻同期パケットの無線信号をアンテナ3より受信する。このとき時刻同期制御装置2は、受信した時刻同期パケットの受信時刻と、同パケットに記載されている時刻情報及び同期誤差補正情報と、に基づいて時刻同期処理を行う。
図2は、各無線端末1が持つ時刻同期制御装置2の構成例を示す図である。時刻同期処理装置2は、無線ネットワーク上で時刻同期パケットを送受信することにより複数の端末間で時刻同期を行う装置であって、例えばIEEE802.15.4規格を満たすように拡張されたMACである。時刻同期制御装置2は、上位レイヤ6から入力された制御信号、時刻同期配信要求及び送信データに基づいてPHYフレームを生成して、物理層27に出力する。
また、物理層27からPHYフレームが入力された場合は、後述する一連の受信処理を行った上で、時刻同期処理をし、上位レイヤ6に受信データを出力する。さらに時刻同期制御装置2は、上位レイヤ6に対して後述する時計部22の時刻情報を入出力する機能も有する。
時刻同期MACフレーム生成部11は、上位レイヤ6からの時刻同期配信要求を受け付けて、時計部22から提供される時刻同期の開始時刻である時刻情報と誤差補正情報計算部21から提供されるバックオフ回数に対応して、そのバックオフにかかる時間であるN個の同期誤差補正情報からNパターンの時刻同期MACフレームを生成する。また、生成した時刻同期MACフレームをPHYフレーム生成部13に出力する。時刻同期MACフレームの生成には、同期誤差補正情報が必要であるため、時刻同期MACフレームを生成する前に、送信制御部16に時刻同期を開始したことを通知し、バックオフ時間生成部20にN回分のバックオフ時間を生成させる。
一方で、MACフレーム生成部12は、汎用のデータMACフレームを生成するための装置であり、上位レイヤ6から入力された送信データにヘッダ・フッタ情報を付加したうえで、データMACフレームをPHYフレーム生成部13に出力する。
時計部22は、自装置の時刻情報を提供する装置であり、時刻同期MACフレームの生成やパケットの受信時刻の計測などに用いられる。同装置は、上位レイヤ6、時刻同期MACフレーム生成部11、受信制御部17、及び時刻同期処理部25に対して時刻情報を提供する。また、上位レイヤ6、及び時刻同期処理部25から時刻情報を入力・設定する機能も有する。
誤差補正情報計算部21は、バックオフ回数に対応し、そのバックオフにかかる時間を示すとともに時刻同期MACフレームの生成に必要な同期誤差補正情報を生成する。具体的には、誤差補正情報計算部21は、バックオフ時間記録部19から取得したバックオフ時間を基に同期時刻情報を算出する装置である。算出した同期補正情報は、時刻同期MACフレーム生成部11に出力する。なお、バックオフ回数nにおける同期誤差補正情報Tcorrect(n)は、例として次式で計算される。ただし、TCCAはキャリアセンス時間、Tbackoff(i)はi番目のバックオフ時間を表わす。バックオフにかかる時間である同期誤差補正情報Tcorrect(n)は、キャリアセンスの総時間であるnTCCAとキャリアセンスの総時間であるΣTbackoffの和である。
Figure 0005811895
PHYフレーム生成部13は、時刻同期MACフレーム生成部11から入力されたNパターンの時刻同期MACフレームにヘッダ情報などを追加し、Nパターンの時刻同期PHYフレームを生成する。生成された各時刻同期PHYフレームは、同期パケット記録部14に個別に記録される。また、MACフレーム生成部12から入力されたデータMACフレームについても、ヘッダ情報などを追加し、データPHYフレームを生成する。生成されたデータPHYフレームは、データパケット記録部15に記録される。
図3は、同期パケット記録部14、及びその周辺の構成を詳細に示した図である。同期パケット記録部14は、N個の記録領域101、102・・・があり、PHYフレーム生成部から入力されたNパターンの時刻同期PHYフレームを個別に格納する。また、N個の記録領域101、102・・・は、すべてセレクタ18に接続されている。N個の記録領域101、102・・・は、バックオフ回数と対応付けられており、セレクタ18は選択して取り出すことができる。
図2において、送信制御部16は、時刻同期MACフレーム生成部11に自身の通信状態の情報を提供する。また、時刻同期パケットの送信制御開始時、送信制御部16は時刻同期MACフレーム生成部11から時刻同期の開始通知を受信する。時刻同期の開始通知の受信を合図にバックオフ時間生成部20に対してバックオフ時間更新要求を出力する。
また、送信制御部16は、CSMA−CAの手順を踏んで時刻同期PHYフレームを物理層27に出力する。CSMA−CAの手順では、バックオフ時間記録部19から提供されるバックオフ時間を用いる。
時刻同期PHYフレームを物理層27に出力する際、送信制御部16は、セレクタ18に送信データ選択信号を送り、実際に行ったバックオフ回数に対応した同期誤差補正情報が記載されている時刻同期PHYフレームを取り出す。一方で、汎用のデータPHYフレームを物理層27に出力する際は、同じくセレクタ18に送信データ選択信号を送り、データパケット記録部に記録されているデータPHYフレームを取り出す。
セレクタ18は、送信制御部16からの送信データ選択信号に基づいて、同期パケット記録部14、またはデータパケット記録部15からPHYフレームを取り出し、送信制御部16に出力する。
受信制御部17では、パケット受信時、その受信時刻を時計部22の提供する時刻情報を用いて計測し、受信時刻記録部23に記録する。また、物理層27からPHYフレームを取得し、PHY/MACフレーム解析部24に出力する。
PHY/MACフレーム解析部24は、受信制御部17から入力されたPHYフレームについて、MACフレームの抽出及びMACフレームから格納データの抽出を行う。また、抽出した格納データを基にパケットの種別を識別し、時刻同期パケットであった場合は、時刻同期処理部25に格納データを出力する。パケットが時刻同期パケットでなかった場合は、上位レイヤ6に受信データを出力する。
時刻同期処理部25は、詳細は後述するが、受信した時刻同期パケットに含まれる格納データから、時刻情報51と同期誤差補正情報52を抽出し、補正時刻57を計算する。また、計算した補正時刻57を時計部22に設定する。
図4は、補正時刻57(T’clock)、時刻同期パケット54の受信時刻55(TRX)、現在時刻56(Tclock)、時刻情報51(Tsync)、及び同期誤差補正情報52(Tcorrect)の関係を詳細に示した図である。
時刻情報51、及び同期誤差補正情報52は、送信側の時計部22を基準とした時間であり、送信する時刻同期パケット53に記載される。時刻情報51は、時刻同期MACフレーム生成部11が時刻同期MACフレームを生成する時点での時刻を、同期誤差補正情報52は、送信制御部16がCSMA−CAの手順に要する時間、即ち、時刻同期を開始してから実際に送信したまでの時間をそれぞれ表わしている。
また、受信時刻55、及び現在時刻56は、受信側の時計部22を基準とした時間である。受信時刻55は、受信制御部17が計測した時刻同期パケット54の受信時刻を、現在時刻56は、時刻同期処理部25が補正時刻57を算出する時点での時刻をそれぞれ表わしている。
これより、時刻同期処理部25が補正時刻57を算出する時点での、送信側における時刻58(補正時刻57に等しい)は式(2)で表される。
Figure 0005811895
図2において、バックオフ時間生成部20は、送信制御部16がCSMA−CAを行う際に用いられるバックオフ時間を生成するための装置である。送信制御部16からバックオフ時間の更新要求があった場合は、1〜N回までのバックオフ時間を生成し、バックオフ時間記録部19に記録する。なお、n回目のバックオフ時間Tbackoff(n)は、例としてIEEE802.15.4の場合、次式で計算される。ただし、Tunitは単位バックオフ時間、random(x)は0〜xの範囲で整数の乱数を計算する関数、min(a,b)は与えられた整数aとbを比較して、小さい方の値を出力する関数、macMaxBEは設定可能な値でバックオフ時間の最大値を制限する値を表わす。
Figure 0005811895
バックオフ時間記録部19は、バックオフ時間生成部20で生成した、1〜N回までのバックオフ時間を記録する。また、記録したバックオフ時間を送信制御部16、及び誤差補正情報計算部21に提供する。
図5は、時刻同期制御装置2が送受信する時刻同期パケットのフレームフォーマットの例を示す図である。同パケットのフレームフォーマットはIEEE802.15.4規格に準拠しており、MACフレームの格納データには、データが時刻同期情報であることを示すデータ種別、時刻情報、及び同期誤差補正情報が記載されている。また、MACフレーム末尾の誤り検出情報は、パケットのビット誤りをチェックするための値であり、誤り検出情報計算部26がMACヘッダ及び格納データ全域から算出する。
図6は、時刻同期制御装置2の時刻同期パケット送信手順を示すフローチャートである。時刻同期パケット送信手順は、上位レイヤ6が時刻同期制御装置2に対して時刻同期配信要求を行うことで開始される。はじめに、時刻同期MACフレーム生成部11は、送信制御部16の通信状態がアイドル状態になるまで待機する(ステップS1)。ステップS1で送信制御部16がアイドル状態であると判定されると、時刻同期MACフレーム生成部11が送信制御部16に時刻同期の開始通知を送り、CSMA−CAを行う際に必要となるバックオフ時間をN回分、バックオフ時間生成部20で生成する(ステップS2)。
ステップS3〜S6は、時刻同期PHYフレームの生成手順を表わす。バックオフ時間の生成後、時刻同期MACフレーム生成部11は、フレーム種別、シーケンス番号、アドレス情報などから、MACヘッダを作成する(ステップ3)。次に、時計部22及び誤差補正情報計算部21から取得した時刻情報と同期誤差補正情報を格納データとして時刻同期MACフレームに書き込む(ステップ4)。誤り検出情報計算部26は、作成した時刻同期MACフレームのMACヘッダと格納データから誤り検出情報を計算し、時刻同期MACフレーム生成部11に出力する。時刻同期MACフレーム生成部11は、誤り検出情報計算部26によって計算した誤り検出情報を時刻同期MACフレームに書き込む(ステップ5)。つづいて、PHYフレーム生成部13は、時刻同期MACフレームにPHYヘッダ情報を付加し時刻同期PHYフレームを作成する(ステップS6)。
時刻同期PHYフレームの生成手順(ステップS3〜S6)は、式(1)で表されるNパターンの同期誤差補正情報Tcorrect(1),Tcorrect(2)…Tcorrect(N)について繰り返し実行し、各々、同期パケット記録部15に記録する(ステップS7)。
ステップS8〜S10は、送信制御部16が時刻同期PHYフレームを物理層27に出力する手順を表わす。Nパターンの時刻同期PHYフレーム作成後、送信制御部16は、CSMA−CAの手順を開始する(ステップS8)。具体的には、物理層27において、チャネルが使用中であることを検出した場合、バックオフ時間待機する。待機後、再度チャネルの使用状況を確認し、未使用であれば物理層27にデータを出力する。使用中であれば、再度バックオフ時間待機する。以降これを繰り返す。物理層27において、チャネルの未使用が確認された場合、送信制御部16は、セレクタ18に送信データ選択信号を出力し、バックオフ回数に対応する時刻同期PHYフレームを選択・取得する(ステップ9)。送信制御部16は、取得した時刻同期PHYフレームを物理層27に出力し(ステップ10)、時刻同期パケットの送信を完了する。
図7は、時刻同期制御装置2のパケット受信手順を示すフローチャートである。物理層27がパケットの無線信号を検出すると、時刻同期制御装置2において、パケット受信手順が開始される。時刻同期装置2の受信制御部17は、同パケットの受信時刻を計測し、受信時刻記録部23に同時刻を記録する(ステップS1)。
つづいて、物理層27から受信パケットのPHYフレームを取得し、PHY/MACフレーム解析部24に出力する(ステップS2)。PHY/MACフレーム解析部24は、はじめにPHYフレームからMACフレーム部を抽出し、MACヘッダ部のフレーム種別及び宛先アドレスを確認する(ステップS3)。MACフレームの種別がデータMACフレーム、かつ宛先アドレスに自装置を含む場合、ステップ5に分岐し、それ以外の場合は、ステップ9に分岐する(ステップS4)。
ステップS4において、ステップS5に分岐した場合、PHY/MACフレーム解析部24は、さらに格納データを抽出し(ステップS5)、時刻同期パケットであるかどうかの判定を行う(ステップS6)。判定には、例としてMACデータ部に記載されたデータ種別情報や、データ長の一致を用いる。ステップS6により、受信パケットが時刻同期パケットであると判定された場合は、ステップS7に分岐し、それ以外の場合は、ステップS9に分岐する。
ステップS6において、受信パケットが時刻同期パケットであると判定されステップS7に分岐した場合、PHY/MACフレーム解析部24から時刻同期処理部25に受信パケットの格納データが渡され、時刻同期処理が行われる。時刻同期処理部25は、はじめに格納データから時刻情報と同期誤差補正情報を取り出す(ステップS7)。次に、式(2)を用いて補正時刻を計算し、計算した補正時刻を時計部22に設定して時刻同期を完了する(ステップS8)。
ステップ6において、ステップ9に分岐した場合、受信したパケットは、通常の通信パケットとして処理する。PHY/MACフレーム解析部24は、パケットから格納データを取り出し、受信データとして上位レイヤ6に出力する。一方、ステップ4において、宛先アドレスに自装置が含まれないと判定され、ステップ9に分岐した場合、該当するパケットは破棄する。
なお、受信パケットに対しては、PHYフレーム長がPHYヘッダ部の記載と一致しているか、MACフッタ部の誤り検出情報を確認して、データ部にビット誤りが発生していないか、といったパケットの異常のチェックを行う。パケットに異常があった場合は、エラーパケットとして破棄する。
本実施の形態においては、時刻同期制御装置2が、時刻同期の開始時刻である時刻情報及び同期誤差補正情報を記載した時刻同期パケットを無線ネットワーク上で送信し、同パケットを受信した時刻同期制御装置2が、受信時刻と、時刻同期パケットに記載された時刻情報及び同期誤差補正情報に基づいて精度良く時刻補正を行うことができる。
また、時刻同期制御装置2では、あらかじめCSMA−CAで必要となる一連のバックオフ時間をバックオフ時間生成部20で生成し、バックオフ時間記録部19に記録する。これにより、既知の情報から時刻同期MACフレームを生成することができるため、MACフレーム生成後のパケット変更に伴う誤り検出情報の再計算が不要となり、計算負荷が軽減される。
実施の形態2.
以下に、本発明にかかる時刻同期制御装置2の実施の形態2を説明する。先に説明した実施の形態1では、時刻同期パケット送信手順開始後、送信制御部16がアイドル状態になるまで時刻同期パケットの送信を待機したが、本実施の形態では、送信制御部16が実行中の送信動作を中断して時刻同期パケットを優先的に送信するものである。本実施の形態は、先に説明した実施の形態1の構成を基本とし、時刻同期パケットの送信手順のみ異なる。なお、実施の形態1に示す時刻同期パケット送信手順と重複する手順については、同一符号を付すことで、その手順の説明については省略する。
図8は、本実施の形態における時刻同期制御装置2の時刻同期パケット送信手順を示すフローチャートである。先に説明した実施の形態1の時刻同期パケットの送信手順では、はじめに、時刻同期MACフレーム生成部11が送信制御部16に現在の通信状態を確認し、アイドル状態になるまで待機していた。本実施の形態では、時刻同期の配信の要求を受けた際、送信制御部16がアイドル状態でない場合、時刻同期MACフレーム生成部が、送信制御部16の動作を強制的に中断し、時刻同期パケットの送信手順を開始する(ステップ21)。
本実施の形態によれば、時刻同期パケット送信手順を開始する際に、送信制御部のアイドル状態を待機しないため、短時間で時刻同期を完了することが可能である。
実施の形態3.
以下に、本発明にかかる時刻同期制御装置2の実施の形態3を説明する。本実施の形態は先に説明した実施の形態1の構成を基本とするが、時刻情報、同期誤差補正情報の伝達手段、及び時刻同期パケットのフレームフォーマットが異なる。実施の形態1では、通信データと、時刻情報及び同期誤差補正情報と、を別のパケットで送信していたが、本実施の形態では、1パケットに集約して送信する。なお、実施の形態1に示す時刻同期制御装置2と重複する構成については、同一符号を付すことで、その構成及び動作の説明については省略する。
図9は、本実施の形態で用いる通信パケットのフレームフォーマットを示したものである。同パケットのフレームフォーマットはIEEE802.15.4規格に準拠しており、MACフレームの格納データには、通信データ、時刻情報、及び同期誤差補正情報を含んでいる。
図10は、本実施の形態における時刻同期制御装置2の構成例を示すものである。パケット送信時、時刻同期情報埋め込みMACフレーム生成部31は、上位レイヤ6から送信データが入力されると、送信制御部16に時刻同期を開始したことを通知し、バックオフ時間生成部20にN回分のバックオフ時間を生成させる。つづいて、時刻同期情報埋め込みMACフレーム生成部31は、上位レイヤ6から入力された送信データと、時計部22から提供される時刻情報と、誤差補正情報計算部21から提供されるN個の同期誤差補正情報とからNパターンの時刻同期情報を埋め込んだMACフレームを生成する。生成したMACフレームはPHYフレーム生成部13を介して、PHYフレームとしてパケット記録部32に入力される。
パケット記録部32は、N個の記録領域を持っており、Nパターンの時刻同期情報を埋め込んだPHYフレームを同時に記録する。
一方、パケット受信時は、PHY/MACフレーム解析部33が、受信制御部17から入力されたPHYフレームについて、MACフレームの抽出、及びMACフレームから格納データの抽出を行う。つづいて、格納データから送信データ、時刻情報、及び同期誤差補正情報を分離し、送信データは上位レイヤ6に、時刻情報及び同期誤差補正情報は時刻同期処理部25にそれぞれ出力する。
本実施の形態においては、データパケットに時刻情報及び同期誤差補正情報を埋め込むことにより、データパケットの送受信と同時に時刻同期が可能となり、通信の効率が向上する。
実施の形態4.
以下に、本発明にかかる時刻同期制御装置の実施の形態4を説明する。本実施の形態は、先に説明した時刻同期制御装置2をマルチホップネットワーク環境に適用するものである。
図11は、本実施の形態を実施する無線ネットワーク環境を示した図である。同無線ネットワークは、実施の形態1と同様、例としてIEEE802.15.4などの無線PAN(Personal Area Network)を通じて時刻情報を送受信する2つ以上の無線端末4で構成される。また、各無線端末4は、時刻同期パケットを処理する時刻同期制御装置5、及び同パケットを無線信号として送受信するためのアンテナ3によって構成される。各無線端末4には、時刻同期パケットの送信側を親、受信側を子とする親子関係があり、その親子関係に基づく階層構造を形成する。また各無線端末4は、階層構造の頂点を0とし、送信元の無線端末から自己まで経た無線通信端末数である同期階層情報(Rank)を個別に予め持っている。
図12は、本実施の形態で用いる時刻同期パケットのフレームフォーマットを示したものである。同パケットのフレームフォーマットはIEEE802.15.4規格に準拠しており、MACフレームの格納データには、時刻情報、同期誤差補正情報、及び同期階層情報が記載されている。親から子へ時刻同期を繰り返すたびに同期誤差が積算されるため時刻同期制御装置5は受信した時刻同期パケットの中で、同期誤差が小さくなるよう、同期階層情報が小さいもの選択して同期処理を行う。なお、時刻情報及び同期誤差補正情報については、実施の形態1と同一である。
図13は、各無線端末4が持つ時刻同期制御装置5の構成例を示す図である。時刻同期処理装置5は、先に説明した実施の形態1を基本としており、上位レイヤ6及び物理層27とのインターフェイスに関して、時刻同期制御装置2と同一のインターフェイスを備える。そのうえで、時刻同期制御装置5は、同期階層情報を扱う機能が追加されている。なお、実施の形態1に示す時刻同期制御装置2と重複する構成については、同一符号を付すことで、その構成及び動作の説明については省略する。
時刻同期フレーム生成部41は、上位レイヤ6からの時刻同期配信要求を受け付けて、同期階層管理部43から提供される同期階層情報と、時計部22から提供される時刻情報と、誤差補正情報計算部21から提供されるN個の同期誤差補正情報と、からNパターンの時刻同期MACフレームを生成する。また、生成した時刻同期MACフレームをPHYフレーム生成部13に出力する。実施の形態1における時刻同期MACフレーム生成部11と同様、時刻同期フレーム生成部41は、時刻同期MACフレームを生成する前に送信制御部16に時刻同期の開始を通知する。
時刻同期処理部42は、PHY/MACフレーム解析部24から入力された時刻同期情報から、同期階層情報、時刻情報、及び同期誤差補正情報を抽出する。時刻同期情報から抽出した同期階層情報が、同期階層管理部43から取得した自装置の同期階層情報よりも小さい場合、式(2)を用いて補正時刻を計算する。また時刻同期処理部42は、計算した補正時刻を時計部22に、時刻同期情報から抽出した同期階層情報に+1した値を同期階層管理部43に、それぞれ設定する。一方、時刻同期情報から抽出した同期階層情報が、同期階層管理部43から取得した自装置の同期階層情報よりも大きい場合は、時刻同期情報を破棄して、同期処理を終了する。
同期階層管理部43は、自装置の同期階層情報を記録し、時刻同期MACフレーム生成部41及び時刻同期処理部42に同情報を提供する。また、時刻同期処理部42から同期階層情報を入力し、自装置の同期階層情報を更新する。
図14は、時刻同期制御装置5のパケット受信手順を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に示すパケット受信手順と重複する手順については、同一符号を付すことで、その手順の説明については省略する。
ステップ6において、受信したパケットが時刻同期パケットであると判定された場合、時刻同期処理部42によってステップ11が実行される。ステップ11では、時刻同期処理部42がPHY/MACフレーム解析部24から入力された時刻同期パケットの格納データから、同期階層情報、時刻情報、及び同期誤差補正情報を抽出する。つづいて、時刻同期情報から抽出した同期階層情報と、同期階層管理部43から取得した自装置の同期階層情報とを比較する(ステップ12)。ステップ12において、受信した時刻同期パケットから抽出された同期階層情報が、同期階層管理部43から提供される同期階層情報よりも小さいと判定された場合、ステップ8に分岐し、式(2)を用いて補正時刻を計算する。また時刻同期処理部42は、計算した補正時刻を時計部22に、時刻同期情報から抽出した同期階層情報に+1した値を同期階層管理部43に、それぞれ設定する。
一方、ステップ12で、受信した時刻同期パケットから抽出された同期階層情報が、同期階層管理部43から提供される同期階層情報よりも大きいと判定された場合、時刻同期パケットを破棄して、パケット受信手順を終了する。
図11に示すマルチホップネットワーク環境においては、親から子へ時刻同期を繰り返すたびに同期誤差が積算され大きくなる。したがって、同期階層情報が小さい時刻同期パケットほど同期誤差が小さい。本実施の形態においては、時刻同期制御装置5が、あらかじめ準備した時刻情報及び同期誤差補正情報とともに自装置の同期階層情報を記載した時刻同期パケットを無線ネットワーク上で送信する。同パケットを受信した時刻同期制御装置5は、受信した複数の時刻同期パケットから、同期階層情報が最小となるパケットを選択して時刻同期を実施する。これにより、時刻同期制御装置5は、同期誤差が最小となる時刻情報及び同期誤差補正情報に基づいて、時刻補正をすることができる。
例えば図11において、時刻同期パケットを配信する経路が複数(経路81、82)ある場合、受信した時刻同期パケットに記載されている同期階層情報が小さいもの(経路81)を選択して同期処理を行うことにより、積算誤差を最小にすることができる。
実施の形態5.
以下に、本発明にかかる時刻同期制御装置の実施の形態5を説明する。先に説明した実施の形態4では、すべての無線端末間について、同一の時刻同期方式を用いて時刻同期を行ったが、本実施の形態においては、各無線端末4間で異なる時刻同期方式を選択して用いる。
図15は、本実施の形態を実施する無線ネットワーク環境を示した図である。同無線ネットワークは、実施の形態4と同様、例としてIEEE802.15.4などの無線PAN(Personal Area Network)を通じて時刻情報を送受信する2つ以上の無線端末70、71・・・で構成される。各無線端末70、71・・・は、ツリー構造のネットワークを構成しており、それぞれ時刻同期制御装置5及び既存の時刻同期方式(例えば、特許文献1の方法)を実施する機能を有する。
本実施の形態においては、あらかじめ決められた経路(無線端末70−72間)について、既存の時刻同期方式を用いる。その他、ツリー構造の末端に相当する経路(無線端末72−73間、及び無線端末72−74間)については、実施の形態4記載の時刻同期方式を用いる。
各無線端末70、71・・・は、時刻同期パケットの送信側を親、受信側を子とする親子関係があり、その親子関係に基づく階層構造を形成する。また各無線端末70、71・・・は、階層構造の頂点を0とする同期階層情報(Rank)を個別に持っている。本実施の形態においては、先に説明した実施の形態4と同様に、時刻同期パケットを受信した際、格納データに記載されている同期階層情報に基づいて、同期階層管理部43に同期階層情報を設定する。実施の形態4においては、同期階層管理部43に設定する同期階層情報を計算する際に、受信した時刻同期パケットに記載されている同期階層情報に1を加算したが、本実施の形態においては、実施した時刻同期方式に応じて加算する値を変える。加算する値は、同期精度の高い方式ほど小さい値を用い、例として既存の時刻同期方式の場合に1、実施の形態4記載の方式の場合10を用いる。
既存の時刻同期方式は、時刻同期パケットの送信時刻を記載したパケットを送信するため、実施の形態4記載の方式と比較して高い精度で時刻同期を行うことが可能である。しかしながら、1回の時刻同期に最低2パケットが必要となるため、トラヒックが増加する。本実施の形態によれば、実施の形態4記載の方式と比較して、各無線端末の時刻同期精度を上げることができる。また、ネットワークの末端に近いほど無線端末の台数が多くなる、ツリー構造のネットワークにおいて、全無線端末に対して既存の時刻同期方式を適用した場合と比較して、トラヒックを効果的に削減することが可能である。
1:無線端末、2:時刻同期制御装置、3:アンテナ、4:無線端末、5:時刻同期制御装置、6:上位レイヤ、11:時刻同期MACフレーム生成部、12:MACフレーム生成部、13:PHYフレーム生成部、14:同期パケット記録部、15:データパケット記録部、16:送信制御部、17:受信制御部、18:セレクタ、19:バックオフ時間記録部、20:バックオフ時間生成部、21:誤差補正情報計算部、22:時計部、23:受信時刻記録部、24:PHY/MACフレーム解析部、25:時刻同期処理部、26:誤り検出情報計算部、27:物理層、31:MACフレーム生成部、32:パケット記録部32、33:PHY/MACフレーム解析部、41:時刻同期フレーム生成部、42:時刻同期処理部、43:同期階層管理部、51:時刻情報、52:同期誤差補正情報、53:時刻同期パケット、54:時刻同期パケット、55:受信時刻、56:現在時刻、57:補正時刻、58:送信側時刻、70乃至74:無線端末、101乃至102:記憶領域

Claims (6)

  1. 各バックオフ回数に対応しそのバックオフにかかる時間を示す各補正情報を生成する補正情報生成部、
    該補正情報生成部で生成された各補正情報及び時刻同期の開始時刻に基づいて複数の時刻同期フレームを生成するフレーム生成部、
    該フレーム生成部で生成された複数の時刻同期フレームから自己が行ったバックオフ回数に基づいて時刻同期フレームを選択するフレーム選択部、
    該フレーム選択部で選択された時刻同期フレームを送信する送信部、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 更に送信の制御を行う送信制御部を備え、前記フレーム生成部は時刻同期の配信の要求を受けた場合、前記送信制御部に対して、送信作業を中断させること
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記時刻同期フレームは、通信データを含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 更に受信した時刻同期フレームに基づいて時刻を補正する時刻同期処理部を備え、前記時刻同期フレームには、送信元の通信装置から自己まで経た通信装置数を示す同期階層情報が記載され、
    前記時刻同期処理部は、自己が予め記憶している同期階層情報より受信した時刻同期フレームに記載の同期階層情報が小さい場合、前記受信した時刻同期フレームの補正情報及び開始時刻に基づいて自己の管理する時刻の補正をすること
    を特徴とする請求項1乃至3に記載の通信装置。
  5. 各バックオフ回数に対応しそのバックオフにかかる時間を示す各補正情報を生成する補正情報生成部、
    該補正情報生成部で生成された各補正情報及び時刻同期の開始時刻に基づいて複数の時刻同期フレームを生成するフレーム生成部、
    該フレーム生成部で生成された複数の時刻同期フレームから自己が行ったバックオフ回数に基づいて時刻同期フレームを選択するフレーム選択部、
    該フレーム選択部で選択された時刻同期フレームを送信する送信部、
    他の通信装置から受信した時刻同期フレームの補正情報及び開始時刻に基づいて自己の管理する時刻を補正する時刻同期処理部、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  6. バックオフにかかる時間を示す補正情報を生成する補正情報生成部、時刻同期フレームを生成するフレーム生成部、複数の前記時刻同期フレームから時刻同期フレームを選択するフレーム選択部、時刻同期フレームを送信する送信部、を備えた通信装置における送信方法において、
    前記補正情報生成部において、各バックオフ回数に対応しそのバックオフにかかる時間を示す各補正情報を生成する補正情報生成ステップ、
    前記フレーム生成部において、前記補正情報生成ステップで生成された各補正情報及び時刻同期の開始時刻に基づいて複数の時刻同期フレームを生成するフレーム生成ステップ、
    前記フレーム選択部において、前記フレーム生成ステップで生成された複数の時刻同期フレームから自己が行ったバックオフ回数に基づいて時刻同期フレームを選択するフレーム選択ステップ、
    前記送信部において、前記フレーム選択ステップで選択された時刻同期フレームを送信する送信ステップ、
    を備えたことを特徴とする送信方法。
JP2012041082A 2012-02-28 2012-02-28 通信装置及び通信方法 Expired - Fee Related JP5811895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012041082A JP5811895B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 通信装置及び通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012041082A JP5811895B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 通信装置及び通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013179392A JP2013179392A (ja) 2013-09-09
JP5811895B2 true JP5811895B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=49270678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012041082A Expired - Fee Related JP5811895B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 通信装置及び通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5811895B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6198583B2 (ja) * 2013-11-20 2017-09-20 三菱電機株式会社 中継装置及び通信システム
JP6481807B2 (ja) * 2014-03-07 2019-03-13 日本電気株式会社 時刻同期方法、ネットワークシステム、cpu、中継機器、およびユーザ機器
WO2016152237A1 (ja) * 2015-03-25 2016-09-29 セイコーソリューションズ株式会社 同期メッセージ送出装置、時刻同期システムおよび同期メッセージ送出方法
JP6516216B2 (ja) * 2015-03-25 2019-05-22 セイコーソリューションズ株式会社 同期メッセージ送出装置、時刻同期システム、同期メッセージ送出方法およびプログラム
JP6516215B2 (ja) * 2015-03-25 2019-05-22 セイコーソリューションズ株式会社 同期メッセージ送出装置、時刻同期システム、同期メッセージ送出方法およびプログラム
JP6391013B2 (ja) * 2015-03-25 2018-09-19 セイコーソリューションズ株式会社 同期メッセージ送出装置、時刻同期システムおよび同期メッセージ送出方法
JP6516217B2 (ja) * 2015-03-25 2019-05-22 セイコーソリューションズ株式会社 同期メッセージ送出装置、時刻同期システム、同期メッセージ送出方法およびプログラム
CN108370296B (zh) * 2015-10-19 2021-12-14 交互数字麦迪逊专利控股公司 提供数字电视系统中的时间同步的方法和装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159651A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Toshiba Corp 送信装置
JP5080202B2 (ja) * 2007-10-30 2012-11-21 独立行政法人情報通信研究機構 時刻同期処理システム、時刻情報配信装置、時刻同期処理装置、時刻情報配信プログラム、および時刻同期処理プログラム
JP5459247B2 (ja) * 2011-03-22 2014-04-02 株式会社デンソー 無線通信装置および無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013179392A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811895B2 (ja) 通信装置及び通信方法
US10721786B2 (en) Radio resource allocation in Wi-Fi aware neighborhood area network data links
KR101481396B1 (ko) 노드들 사이의 집성된 연결을 갖는 패킷-스위칭된 네트워크의 마스터 및 슬레이브 클록들을 동기화시키기 위한 방법 및 관련된 동기화 디바이스들
CN103326913B (zh) 用于对等通信的确定性退避方法和装置
JP6397016B2 (ja) ユーザ装置
JP4853625B2 (ja) 伝搬遅延時間測定方法、同期方法、及び無線lanシステム
JP2004282758A (ja) 無線アドホックネットワーク環境における再同期化方法
JP5480281B2 (ja) メッシュタイプ・ネットワークにおけるチャネル切り替え
US9661595B2 (en) Communication network nodes and methods performed therein
WO2017179608A1 (ja) 時刻同期方法、センサ収容端末、およびセンサネットワークシステム
JP2009302694A (ja) 無線通信ネットワークシステム
KR20160111974A (ko) 광 버스트 전송망 노드의 타임슬롯 동기 트레이닝 방법, 노드 기기 및 네트워크
US9924477B2 (en) Node and method for communication control
CN109891960B (zh) 无线设备、无线设备处理方法和存储器
JP5366920B2 (ja) 無線通信システム、無線通信方法及び無線通信プログラム
Choi et al. Activity probability-based performance analysis and contention control for IEEE 802.11 WLANs
CN112583477B (zh) 一种延时测量方法、系统和存储介质
JP5082590B2 (ja) 通信装置および通信ネットワーク
US10250477B2 (en) Method and controller for announcing bandwidth of cluster system
JP6412253B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
CN111884751A (zh) 一种基于ptp的智能电网时间同步方法和装置
Arouk et al. How accurate is the RACH procedure model in LTE and LTE-A?
JP5188419B2 (ja) センサアドホックネットワーク、センサ端末および管理センサ端末
KR102151878B1 (ko) 시간동기화 프로토콜 간의 연동 방법 및 연동 장치
JP2013191908A (ja) 無線通信方法、無線通信システム、及び基地局装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140326

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150907

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees