JP5809998B2 - 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 - Google Patents
通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5809998B2 JP5809998B2 JP2012029576A JP2012029576A JP5809998B2 JP 5809998 B2 JP5809998 B2 JP 5809998B2 JP 2012029576 A JP2012029576 A JP 2012029576A JP 2012029576 A JP2012029576 A JP 2012029576A JP 5809998 B2 JP5809998 B2 JP 5809998B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- information
- browsing
- time
- download
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
このようなサービスでは、一般的には、コンテンツの配信の時間帯が決定されており、大抵の場合は、深夜または早朝のネットワークがすいている時間帯にコンテンツの配信が行われる。
また、背景技術の例として、特許文献2には、予約された通信を無線リソースに余裕のある時間帯を学習して自律分散的に行う無線端末が記載されている(特許文献2参照。)。
また、背景技術の例として、非特許文献1には、好きな番組を登録しておくと、その番組のコンテンツを、夜の間に自動的に配信するサービスが記載されている(非特許文献3参照。)。
そこで、このような最新のコンテンツを取得するために、1日に複数回の配信または取得を行う方法が考えられる。しかしながら、この方法では、固定的な配信または取得のスケジュールに従う場合には、例えば、閲覧されないのに配信または取得だけが行われるという非効率な処理が発生する可能性があり、また、混雑している時間帯は場所に依存するため、ネットワークインフラへの過負荷が発生する場所が生じる可能性がある。
<本実施形態に係る通信システムの概略の説明>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る通信システムは、サーバ装置11と、コンテンツ記憶装置12と、基地局装置13と、回線14と、無線端末装置31と、有線の端末装置32と、を備える。
また、図1には、基地局装置13の無線による通信エリア21を示してある。
回線14としては、任意のものが用いられてもよく、例えば、LAN(Local Area Network)の回線や、インターネットの回線などを用いることができる。
回線14に接続されたサーバ装置11などと、無線端末装置31とは、それぞれが基地局装置13との通信を行うことで、当該基地局装置13を介して、互いに通信することが可能である。
また、サーバ装置11と、コンテンツ記憶装置12と、有線の端末装置32とのうちの1つの装置と、無線端末装置31とは、当該1つの装置が回線14を介して基地局装置13と通信するとともに、当該無線端末装置31が当該基地局装置13と無線により通信することにより、当該基地局装置13を中継装置として、互いに通信することができる。
また、コンテンツ記憶装置12は、例えば、本実施形態に係る通信システムの外部に備えられてもよい。
例えば、本実施形態に係る通信システムについて、有線の端末装置32が備えられない構成が用いられてもよく、または、基地局装置13および無線の端末装置31が備えられない構成が用いられてもよい。
サーバ装置11は、本実施形態では、ネットワーク側の装置である。
サーバ装置11は、レコメンド部101を備える。
また、ユーザの履歴データとしては、様々なデータが用いられてもよく、例えば、ユーザが端末装置31、32によって利用したコンテンツの履歴(コンテンツ利用履歴)、ユーザが端末装置31、32によって評価したコンテンツの履歴(コンテンツ評価履歴)などのデータを用いることができる。
具体例として、コンテンツ記憶装置12は、インターネットに存在する複数のサイトについて、各サイトのコンテンツを記憶する記憶装置の集合から構成することができる。
ここで、コンテンツとしては、例えば、デジタルのコンテンツが用いられ、様々な内容の情報(データ)が用いられてもよい。
基地局装置13は、例えば、自己の通信エリア21に存在して通信対象とする無線端末装置31を管理する。
混雑度情報取得部111は、通信における混雑度に関する情報(混雑度情報)を取得し、取得した混雑度情報をダウンロード時間帯決定部113に出力する。
ここで、混雑度情報取得部111は、通信における混雑度に関する情報として、例えば、コンテンツをダウンロードすることに関する通信回線(接続回線)のトラフィックの混雑度を表す情報を取得する。
所定時間単位の混雑度における当該所定時間単位としては、様々な長さの時間の単位が用いられてもよく、例えば、1時間の単位、などを用いることができる。
ここで、コンテンツの閲覧に関する情報としては、様々なものが用いられてもよく、例えば、閲覧されたコンテンツの数に関する情報などを用いることができる。
本実施形態では、このダウンロードは、ユーザにより指示されることなく、先行的に自動的に行われる。
本実施形態では、このダウンロードは、ユーザにより指示されることなく、先行的に自動的に行われる。
ここで、本実施形態では、無線端末装置31が基地局装置13を介して回線14と接続する一方、有線の端末装置32が直接に回線14と接続する点を除いては、有線の端末装置32に備えられる各処理部121〜124は無線端末装置31に備えられる各処理部111〜114と同様な機能を有する。
以上では、各種のダウンロードを、各端末装置31、32の主導で行う。具体的には、端末装置31、32にダウンロード部114、124を配置して、各端末装置31、32が自律分散的にダウンロードを行う構成を示した。
一例として、サーバ装置11に、ダウンロード部(サーバ側ダウンロード部)を備えることができる。この場合、各端末装置31、32には、ダウンロード部114、124は備えられなくてもよい。
また、他の構成例として、ネットワーク側のダウンロード部は、サーバ装置11ではなく、コンテンツ記憶装置12、または、他の任意の装置に備えられてもよい。
また、サーバ装置11のサーバ側ダウンロード部は、各端末装置31、32のダウンロード時間帯決定部113、123から通知された時間帯特定情報に基づいて、当該時間帯特定情報により特定される時間帯にダウンロードが行われるように、各端末装置31、32へのコンテンツのダウンロードを制御して実行する。この場合、各端末装置31、32のダウンロード時間帯決定部113、123は、決定した時間帯特定情報をサーバ装置11のサーバ側ダウンロード部に送信して通知する。
例えば、本実施形態では、ネットワーク側(本実施形態では、サーバ装置11)にレコメンド部101を備える構成を示したが、他の構成例として、コンテンツをレコメンドする機能(例えば、レコメンド部101と同様なコンテンツのレコメンドを実現する機能)を各端末装置31、32に備える構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、各端末装置31、32にダウンロード時間帯決定部113、123を備える構成を示したが、他の構成例として、ネットワーク側(例えば、サーバ装置11)にダウンロードを行う時間帯を決定する機能(例えば、ダウンロード時間帯決定部113、123と同様なダウンロードの時間帯の決定を実現する機能)を備える構成とすることも可能である。
図3は、本発明の一実施形態に係る通信システムにおける無線通信のセルの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態では、例えば、携帯電話公衆網(ネットワーク)を使用する携帯電話システム(一例として、3G)などのように比較的大きいセル(本実施形態において、大セルと言う)1001と、Wi−Fi(登録商標)ネットワークなどのように比較的小さいセル(本実施形態において、小セルと言う)1011−1〜1011−5が存在する。
また、図3には、ユーザにより持ち運ばれるなどして移動する無線端末装置1101、1102を示してある。この無線端末装置1101、1102は、図1に示される無線端末装置31に対応するものである。
また、図1に示される基地局装置13を小セル(複数の小セル1011−1〜1011−5のうちの1つ)の基地局装置であるとみなすと、基地局装置13の通信エリア21が当該小セルに相当する。
本実施形態では、大セル1001ごと、および、小セル1011−1〜1011−5ごとに、基地局装置が備えられているとする。
例えば、有線の端末装置32が小セル1011−1〜1011−5の基地局装置との間で当該小セル1011−1〜1011−5の通信回線を使用して無線通信する機能を有しており、当該有線の端末装置32がユーザにより持ち運ばれるなどして移動させられるような場合には、当該有線の端末装置32が小セル1011−1〜1011−5の範囲内と範囲外とで移動させられることがある。
このような構成では、有線の端末装置32は、有線の回線14を介して通信する機能と、小セル1011−1〜1011−5のシステムの基地局装置との間で無線通信する機能と、を有している。また、有線の端末装置32は、有線の回線14を介して通信する機能と、小セル1011−1〜1011−5のシステムの基地局装置との間で無線通信する機能と、を切り替えて使用する機能を有している。
また、比較的小さいセル(限定的な通信回線を提供する小セル)を形成するシステムとしては、例えば、Wi−Fi(登録商標)ネットワークのシステムに限られず、様々なものが用いられてもよい。このように小セルを形成するシステムとして扱うシステムは、例えば、あらかじめ定められる。
図1に示される本実施形態に係る通信システムを例として、端末装置31、32に備えられた混雑度情報取得部111、121、コンテンツ閲覧情報取得部112、122、ダウンロード時間帯決定部113、123について説明する。
なお、本実施形態では、入力パラメータは、システムで固定的に設定されて、例えば、あらかじめダウンロード時間帯決定部113、123のメモリに設定されて記憶されるが、他の構成例として、入力パラメータが可変な構成が用いられてもよい。
また、i=0、1、2、・・・、n−1である。
また、nは、例えば、2以上の整数である。
また、減衰係数k(i)としては、例えば、数式を用いて設定されてもよく、または、k(i)=1/kのような場合に、それぞれのkの値ごとに減衰係数k(i)の値をあらかじめ手動で入力して、kの値とk(i)の値とを対応付けて端末装置31、32のメモリにテーブルとして記憶させておき、端末装置31、32において当該テーブルの内容を読み出して使用する構成を用いることもできる。
出力パラメータとして、ダウンロードを行うべきN_offpeak個のタイムスロットを用いる。
内部変数として、i(i=0、1、2、・・・、n−1)番目のタイムスロットを用いる。
また、内部変数として、各タイムスロットにおける混雑度の指標(混雑度指標)をC(i)で表し、これを用いる。
また、内部変数として、各タイムスロットで閲覧されるコンテンツ(本実施形態では、一例として、ビデオのコンテンツ)の数の期待値(閲覧コンテンツ数期待値)をN(i)で表し、これを用いる。
また、コンテンツ閲覧情報取得部112は、各タイムスロットにおける閲覧コンテンツ数期待値N(i)を計算し、計算した閲覧コンテンツ数期待値N(i)をダウンロード時間帯決定部113に出力する。本実施形態では、この閲覧コンテンツ数期待値N(i)は、コンテンツ閲覧情報に相当する。
また、コンテンツ閲覧情報取得部112は、タイムスロットを分割する対象となる全体の時間(本実施形態では、1日分の時間)の中で1回、i=0、1、2、・・・、n−1について、閲覧コンテンツ数期待値N(i)を計算して、ダウンロード時間帯決定部113に通知する。
本実施形態では、i=0のときのタイミングで、混雑度情報取得部111が過去1日分の混雑度指標C(i)を計算し、コンテンツ閲覧情報取得部112が過去1日分の閲覧コンテンツ数期待値N(i)を計算する。
混雑度情報取得部111は、スループット、呼損率、干渉量などのうちの1つ以上を用いるあらかじめ定められた演算式を使用して、混雑度指標C(i)を計算して決定し、決定した混雑度指標C(i)をダウンロード時間帯決定部113に通知する。
本実施形態では、一例として、混雑度情報取得部111は、混雑度が低い方が混雑度指標C(i)の値が大きくなるように、i=0、1、2、・・・、n−1の各タイムスロットにおける混雑度指標C(i)を計算して決定する。
ここで、式(1)におけるαとしては、任意の値が用いられてもよく、例えば、0より大きく1より小さい値が用いられる。
本実施形態では、一例として、コンテンツ閲覧情報取得部112は、i=0、1、2、・・・、n−1の各タイムスロットにおいて閲覧されたコンテンツの数を、閲覧コンテンツ数期待値N(i)とする。
本実施形態では、一例として、閲覧されたコンテンツの数が多い方が、閲覧コンテンツ数期待値N(i)が大きい値となる。
ここで、式(2)におけるβとしては、任意の値が用いられてもよく、例えば、0より大きく1より小さい値が用いられる。
なお、他の構成例として、分割する対象とする時間の長さは、1日分以外に、任意の様々な長さが用いられてもよい。また、他の構成例として、分割する対象とする時間の長さを、等間隔ではない間隔で分割する構成が用いられてもよい。また、分割する対象とする時間の長さを分割する数nとしては、様々な値が用いられてもよい。
基本的に、タイムスロットの識別子(ID)であるiは、0、1、2、・・・、n−1、0、1、2、・・・、n−1、0、1、2、・・・というように、巡回する。
このため、本実施形態では、C(i+n)=C(i)、N(i+n)=N(i)と扱う。
例えば、N(i+k)のようにk(kは整数)個先のタイムスロットを考慮する場合を考える。
具体例として、k=3で、タイムスロットのIDであるiがn−1であるときは、N((n−1)+3)=N(n+2)=N(2)となる。この場合、i=2であるときのN(i)の値を参照すればよいことになる。
図1に示される本実施形態に係る通信システムを例として、端末装置31、32に備えられたダウンロード時間帯決定部113、123について説明する。
本実施形態に係るダウンロード時間帯決定部113、123は、混雑度指標C(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)および閲覧コンテンツ数期待値N(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)に基づいて、ダウンロードに使用するのに適切なタイムスロットを選択するアルゴリズムの例として、式(3)を使用するアルゴリズムを用いる。
また、max{C(i),i=0、1、・・・、n−1}は、i=0、1、・・・、n−1におけるC(i)の最大値を表す。
また、max{N(i),i=0、1、・・・、n−1}は、i=0、1、・・・、n−1におけるN(i)の最大値を表す。
そして、ダウンロード時間帯決定部113、123は、i=0、1、・・・、n−1について演算したZ(i)の中で、値が大きい方から上位にあるN_offpeak個のタイムスロットを選択する。ダウンロード時間帯決定部113、123は、選択したN_offpeak個のタイムスロットのタイミングを、ダウンロードを行う時間帯として決定し、決定した時間帯を特定する情報(時間帯特定情報)をダウンロード部114、124に出力する。
また、式(3)では、混雑度指標C(i)に関する項(右辺の第1項)に対して、閲覧コンテンツ数期待値N(i+1)に関する項(右辺の第2項)を加えており、このようにN(i)ではなくN(i+1)を使用する理由は、コンテンツが閲覧されるタイムスロットの直前に当該コンテンツをダウンロードすべきであるためである。
一例として、本実施形態に係る通信システムでは、各ユーザの端末装置31、32で動作するソフトウェアにおいて、1日のうちのいずれの時間帯にネットワークの空いている場所にいるか、および、当該ユーザが1日のうちのいずれの時間帯にコンテンツを閲覧するか、を自律的に学習し、この学習結果に応じてダウンロードの時間帯を決定して、コンテンツを取得する。
本実施形態に係る通信システムによると、例えば、混雑していない時間帯を有効利用することで、ネットワークインフラの効率利用が可能となり、これにより、ネットワークインフラへの過負荷を回避しつつ、効率的に、1日のうちに複数回、コンテンツを更新することが可能となる。
また、本実施形態に係る通信システムによると、先行的なダウンロードを行う場合には、例えば、日常的にコンテンツを消費する時間帯の直前にコンテンツをダウンロードすることができるため、これにより、ユーザは最新のコンテンツを取得することが可能となる。
また、コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値としては、様々な値が用いられてもよい。具体的には、コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値としては、例えば、閲覧されたコンテンツの数、コンテンツの閲覧時間、閲覧されたコンテンツのデータ量、などのうちのいずれかの値、または、これらの値のうちの一部もしくはこれらの値の全てを組み合わせて算出される値を用いることができる。
また、演算としては、例えば、加算、減算、乗算、除算などのうちの1つ以上を用いることができる。
本実施形態に係る通信システムの概略は、第1実施形態における<本実施形態に係る通信システムの概略の説明>で説明したのと同様である。このため、本実施形態では、図1に示されるものと同じ符号を用いて説明する。
また、本実施形態では、第1実施形態における<通信システムの他の構成例の説明>や<通信システムにおける無線通信の説明>で説明した事項も適用され得る。
以下では、主に、本実施形態に係る通信システムについて、第1実施形態に係る通信システムとは異なる点について説明する。
なお、本実施形態における<ダウンロードの時間帯を決定する方法における前提の説明>については、第1実施形態における<ダウンロードの時間帯を決定する方法における前提の説明>で説明したものと同様である。
図1に示される本実施形態に係る通信システムを例として、端末装置31、32に備えられたダウンロード時間帯決定部113、123について説明する。
本実施形態に係るダウンロード時間帯決定部113、123は、混雑度指標C(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)および閲覧コンテンツ数期待値N(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)に基づいて、ダウンロードに使用するのに適切なタイムスロットを選択するアルゴリズムの例として、式(4)を使用するアルゴリズムを用いる。
また、max{C(i),i=0、1、・・・、n−1}は、i=0、1、・・・、n−1におけるC(i)の最大値を表す。
また、max{N(i),i=0、1、・・・、n−1}は、i=0、1、・・・、n−1におけるN(i)の最大値を表す。
Kは、任意の値を取ってもよく、例えば、2以上の整数である。Kは、例えば、パラメータとして、あらかじめ指定されて設定され、または、ユーザにより入力されて指定される。
具体的には、閲覧コンテンツ数期待値N(i)について、1個先のタイムスロットの影響が1/k=1であるとき、2個先のタイムスロットの影響が1/k=1/2となり、3個先のタイムスロットの影響が1/k=1/3となり、以降も同様となる。
ここで、Kは、何個先までのタイムスロットの影響を考慮するかを示す。
そして、ダウンロード時間帯決定部113、123は、i=0、1、・・・、n−1について演算したZ(i)の中で、値が大きい方から上位にあるN_offpeak個のタイムスロットを選択する。ダウンロード時間帯決定部113、123は、選択したN_offpeak個のタイムスロットのタイミングを、ダウンロードを行う時間帯として決定し、決定した時間帯を特定する情報(時間帯特定情報)をダウンロード部114、124に出力する。
また、式(4)では、混雑度指標C(i)に関する項(右辺の第1項)に対して、k=1、2、・・・、Kについて閲覧コンテンツ数期待値N(i+k)に関する項(右辺の第2項)を加えており、このようにN(i)ではなくN(i+k)を使用する理由は、コンテンツが閲覧されるタイムスロットより前に当該コンテンツをダウンロードすべきであるためである。
一例として、本実施形態に係る通信システムでは、各ユーザの端末装置31、32で動作するソフトウェアにおいて、1日のうちのいずれの時間帯にネットワークの空いている場所にいるか、および、当該ユーザが1日のうちのいずれの時間帯にコンテンツを閲覧するか、を自律的に学習し、この学習結果に応じてダウンロードの時間帯を決定して、コンテンツを取得する。
本実施形態に係る通信システムによると、例えば、混雑していない時間帯を有効利用することで、ネットワークインフラの効率利用が可能となり、これにより、ネットワークインフラへの過負荷を回避しつつ、効率的に、1日のうちに複数回、コンテンツを更新することが可能となる。
また、本実施形態に係る通信システムによると、先行的なダウンロードを行う場合には、例えば、日常的にコンテンツを消費する時間帯の直前にコンテンツをダウンロードすることができるため、これにより、ユーザは最新のコンテンツを取得することが可能となる。
本実施形態に係る通信システムの概略は、第1実施形態における<本実施形態に係る通信システムの概略の説明>で説明したのと同様である。このため、本実施形態では、図1に示されるものと同じ符号を用いて説明する。
また、本実施形態では、第1実施形態における<通信システムの他の構成例の説明>や<通信システムにおける無線通信の説明>で説明した事項も適用され得る。
以下では、主に、本実施形態に係る通信システムについて、第1実施形態に係る通信システムとは異なる点について説明する。
なお、本実施形態における<ダウンロードの時間帯を決定する方法における前提の説明>については、第1実施形態における<ダウンロードの時間帯を決定する方法における前提の説明>で説明したものと同様である。
図1に示される本実施形態に係る通信システムを例として、端末装置31、32に備えられたダウンロード時間帯決定部113、123について説明する。
本実施形態に係るダウンロード時間帯決定部113、123は、混雑度指標C(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)および閲覧コンテンツ数期待値N(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)に基づいて、ダウンロードに使用するのに適切なタイムスロットを選択するアルゴリズムの例として、式(5)、式(6)、式(7)を使用するアルゴリズムを用いる。
(手順1)
まず、ダウンロード時間帯決定部113、123は、閲覧コンテンツ数期待値N(i)(本実施形態では、指数平滑平均したもの)について、値が大きい方から上位にあるN_view個のタイムスロットを、参照するタイムスロット(参照タイムスロット)として、選択する。
次に、ダウンロード時間帯決定部113、123は、選択したN_view個の参照タイムスロット以外のタイムスロット(選択した参照タイムスロットのiに該当しないi)について、式(5)〜式(7)により、Z(i)の値を演算(計算)する。
なお、ダウンロード時間帯決定部113、123は、この(手順2)において、すべてのiについて、Z(i)の値を演算してもよい。
次に、ダウンロード時間帯決定部113、123は、選択したN_view個の参照タイムスロットについて、それぞれの隣り合う参照タイムスロットの間において、Z(i)の値が最大となる1つのタイムスロットを、ダウンロードを行うタイムスロット(ダウンロード用タイムスロット)として、選択し、これにより、計N_view個のダウンロード用タイムスロットを選択する。
次に、ダウンロード時間帯決定部113、123は、ダウンロードを行うべき残りのタイムスロットである(N_offpeak−N_view)個のタイムスロット(ダウンロード用タイムスロット)を、すべての時間帯(本実施形態では、1日)を通じて、Z(i)が大きい順に選択する。但し、既に選択されている計N_view個のダウンロード用タイムスロットについては、二重には選択されない。
なお、(手順4)において、ダウンロード時間帯決定部113、123により(手順1)で選択したN_view個の参照タイムスロットについてZ(i)が求められていない場合には、ダウンロード時間帯決定部113、123は、そのZ(i)を演算して処理に使用する。
Kは、任意の値を取ってもよく、例えば、2以上の整数である。Kは、例えば、パラメータとして、あらかじめ指定されて設定され、または、ユーザにより入力されて指定される。
具体的には、閲覧コンテンツ数期待値N(i)について、1個先のタイムスロットの影響が1/k=1であるとき、2個先のタイムスロットの影響が1/k=1/2となり、3個先のタイムスロットの影響が1/k=1/3となり、以降も同様となる。
ここで、Kは、何個先までのタイムスロットの影響を考慮するかを示す。
また、式(7)において、a、bは、それぞれ、任意の値を取ってもよい。a、bは、それぞれ、例えば、パラメータとして、あらかじめ指定されて設定され、または、ユーザにより入力されて指定される。
また、式(7)では、混雑度指標C(i)に関する項(右辺の第1項)に対して、k=1、2、・・・、Kについて閲覧コンテンツ数期待値N(i+k)に関する項(右辺の第2項)を加えており、このようにN(i)ではなくN(i+k)を使用する理由は、コンテンツが閲覧されるタイムスロットより前に当該コンテンツをダウンロードすべきであるためである。
図2(A)、(B)、(C)は、本発明の一実施形態に係る通信スケジュールの一例を示す図である。
図2(A)、(B)、(C)の例では、N_view=3、N_offset=5である場合を示す。
図2(A)の例では、ダウンロード時間帯決定部113、123は、時間が早い方から順に、タイムスロットs1、タイムスロットs2、タイムスロットs3を、参照タイムスロットとして、選択する。
なお、この例では、ダウンロード時間帯決定部113、123は、この(手順2)において、すべてのiについて、Z(i)の値を演算する。
図2(B)の例では、ダウンロード時間帯決定部113、123は、参照タイムスロットs1と参照タイムスロットs2との間でZ(i)が最大となるタイムスロットs12をダウンロード用タイムスロットとして選択し、参照タイムスロットs2と参照タイムスロットs3との間でZ(i)が最大となるタイムスロットs13をダウンロード用タイムスロットとして選択し、参照タイムスロットs3と参照タイムスロットs1との間でZ(i)が最大となるタイムスロットs11をダウンロード用タイムスロットとして選択する。
図2(C)の例では、ダウンロード時間帯決定部113、123は、時間が早い方から順に、タイムスロットs21と、タイムスロットs22を、ダウンロード用タイムスロットとして、選択する。
以上により、ダウンロード時間帯決定部113、123は、計5個のダウンロード用タイムスロットs11、s12、s13、s21、s22を選択する。
一例として、本実施形態に係る通信システムでは、各ユーザの端末装置31、32で動作するソフトウェアにおいて、1日のうちのいずれの時間帯にネットワークの空いている場所にいるか、および、当該ユーザが1日のうちのいずれの時間帯にコンテンツを閲覧するか、を自律的に学習し、この学習結果に応じてダウンロードの時間帯を決定して、コンテンツを取得する。
本実施形態に係る通信システムによると、例えば、混雑していない時間帯を有効利用することで、ネットワークインフラの効率利用が可能となり、これにより、ネットワークインフラへの過負荷を回避しつつ、効率的に、1日のうちに複数回、コンテンツを更新することが可能となる。
また、本実施形態に係る通信システムによると、先行的なダウンロードを行う場合には、例えば、日常的にコンテンツを消費する時間帯の直前にコンテンツをダウンロードすることができるため、これにより、ユーザは最新のコンテンツを取得することが可能となる。
なお、本実施形態では、この場合に、コンテンツ閲覧情報取得部112により取得されるコンテンツの閲覧に関する情報に基づく値(本実施形態では、式(7)の右辺の第2項)は、あらかじめ定められた減衰係数(本実施形態では、k(i)=1/k)を用いて求められる。
ここで、端末装置31、32としては、様々なものが用いられてもよく、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、パーソナルコンピュータ(PC)、ホームゲートウェイ、専用端末などの端末装置を用いることができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (15)
- 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得する混雑度情報取得部と、
コンテンツの閲覧に関する情報を取得するコンテンツ閲覧情報取得部と、
前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部と、
前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うダウンロード部と、
を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定する、
ことを特徴とする通信システム。 - 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得する混雑度情報取得部と、
コンテンツの閲覧に関する情報を取得するコンテンツ閲覧情報取得部と、
前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部と、
前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うダウンロード部と、
を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定し、
この場合に、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報として、閲覧されたコンテンツの数を用いて計算される値の情報を用い、
前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値として、時間経過に応じて所定の比率で小さくなる減衰係数を前記コンテンツの閲覧に関する情報の値に対して乗算した結果に基づく値を用いる、
ことを特徴とする通信システム。 - 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得する混雑度情報取得部と、
コンテンツの閲覧に関する情報を取得するコンテンツ閲覧情報取得部と、
前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部と、
前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うダウンロード部と、
を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値を求め、当該値の大きさに基づいて2つ以上のタイムスロットの時間帯を参照タイムスロットの時間帯として選択し、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記選択した2つ以上の参照タイムスロットの時間帯についてそれぞれの隣り合う参照タイムスロットの時間帯の間から1つのタイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定し、さらに、必要である場合には、前記演算を行った結果の値の大きさに基づいて、タイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定する、
ことを特徴とする通信システム。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得し、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得し、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定し、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行い、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定する、
ことを特徴とする通信方法。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得し、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得し、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定し、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行い、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定し、
この場合に、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報として、閲覧されたコンテンツの数を用いて計算される値の情報を用い、
前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値として、時間経過に応じて所定の比率で小さくなる減衰係数を前記コンテンツの閲覧に関する情報の値に対して乗算した結果に基づく値を用いる、
ことを特徴とする通信方法。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得し、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得し、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定し、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行い、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値を求め、当該値の大きさに基づいて2つ以上のタイムスロットの時間帯を参照タイムスロットの時間帯として選択し、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記選択した2つ以上の参照タイムスロットの時間帯についてそれぞれの隣り合う参照タイムスロットの時間帯の間から1つのタイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定し、さらに、必要である場合には、前記演算を行った結果の値の大きさに基づいて、タイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定する、
ことを特徴とする通信方法。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得するステップと、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得するステップと、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するステップと、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うステップと、
をコンピュータに実行させるための通信プログラムであって、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定する、
通信プログラム。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得するステップと、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得するステップと、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するステップと、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うステップと、
をコンピュータに実行させるための通信プログラムであって、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定し、
この場合に、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報として、閲覧されたコンテンツの数を用いて計算される値の情報を用い、
前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値として、時間経過に応じて所定の比率で小さくなる減衰係数を前記コンテンツの閲覧に関する情報の値に対して乗算した結果に基づく値を用いる、
通信プログラム。 - 混雑度情報取得部が、端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報を取得するステップと、
コンテンツ閲覧情報取得部が、コンテンツの閲覧に関する情報を取得するステップと、
ダウンロード時間帯決定部が、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するステップと、
ダウンロード部が、前記ダウンロード時間帯決定部により決定される時間帯で前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うステップと、
をコンピュータに実行させるための通信プログラムであって、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値を求め、当該値の大きさに基づいて2つ以上のタイムスロットの時間帯を参照タイムスロットの時間帯として選択し、前記混雑度情報取得部により取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と前記コンテンツ閲覧情報取得部により取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記選択した2つ以上の参照タイムスロットの時間帯についてそれぞれの隣り合う参照タイムスロットの時間帯の間から1つのタイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定し、さらに、必要である場合には、前記演算を行った結果の値の大きさに基づいて、タイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定する、
通信プログラム。 - 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定する、
ことを特徴とする前記端末装置である通信装置。 - 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定し、
この場合に、取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報として、閲覧されたコンテンツの数を用いて計算される値の情報を用い、
取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値として、時間経過に応じて所定の比率で小さくなる減衰係数を前記コンテンツの閲覧に関する情報の値に対して乗算した結果に基づく値を用いる、
ことを特徴とする前記端末装置である通信装置。 - 端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値を求め、当該値の大きさに基づいて2つ以上のタイムスロットの時間帯を参照タイムスロットの時間帯として選択し、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記選択した2つ以上の参照タイムスロットの時間帯についてそれぞれの隣り合う参照タイムスロットの時間帯の間から1つのタイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定し、さらに、必要である場合には、前記演算を行った結果の値の大きさに基づいて、タイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定する、
ことを特徴とする前記端末装置である通信装置。 - ネットワーク側から端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定する、
ことを特徴とする前記ネットワーク側の通信装置。 - ネットワーク側から端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果を求め、当該演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯を決定し、
この場合に、取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報として、閲覧されたコンテンツの数を用いて計算される値の情報を用い、
取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値として、時間経過に応じて所定の比率で小さくなる減衰係数を前記コンテンツの閲覧に関する情報の値に対して乗算した結果に基づく値を用いる、
ことを特徴とする前記ネットワーク側の通信装置。 - ネットワーク側から端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うために使用される通信回線の混雑度に関する情報とコンテンツの閲覧に関する情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行う時間帯を決定するダウンロード時間帯決定部を備え、
前記ダウンロード時間帯決定部は、あらかじめ定められた長さの時間を複数に分割して構成される複数のタイムスロットの時間帯のそれぞれについて、取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値を求め、当該値の大きさに基づいて2つ以上のタイムスロットの時間帯を参照タイムスロットの時間帯として選択し、取得される前記混雑度に関する情報に基づく値と取得される前記コンテンツの閲覧に関する情報に基づく値とを用いて演算を行った結果の値の大きさに基づいて、前記選択した2つ以上の参照タイムスロットの時間帯についてそれぞれの隣り合う参照タイムスロットの時間帯の間から1つのタイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定し、さらに、必要である場合には、前記演算を行った結果の値の大きさに基づいて、タイムスロットの時間帯を選択して、前記端末装置へのコンテンツのダウンロードを行うタイムスロットの時間帯として決定する、
ことを特徴とする前記ネットワーク側の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012029576A JP5809998B2 (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012029576A JP5809998B2 (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013167956A JP2013167956A (ja) | 2013-08-29 |
JP5809998B2 true JP5809998B2 (ja) | 2015-11-11 |
Family
ID=49178323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012029576A Active JP5809998B2 (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5809998B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6693326B2 (ja) * | 2016-07-29 | 2020-05-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
WO2018189951A1 (ja) * | 2017-04-12 | 2018-10-18 | 住友電気工業株式会社 | 中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム |
JP2019161573A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 株式会社Nttドコモ | 通信装置及びプログラム |
JP7067312B2 (ja) * | 2018-06-26 | 2022-05-16 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫システム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4399721B2 (ja) * | 2004-07-07 | 2010-01-20 | ソニー株式会社 | コンテンツ配信装置及び方法 |
JP2009278254A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Nec Corp | 配信スケジュール生成装置、情報配信システム、それに用いる方法およびプログラム |
JP5223480B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2013-06-26 | 富士通株式会社 | コンテンツ配信方法及び通信端末装置 |
JP5056685B2 (ja) * | 2008-09-11 | 2012-10-24 | Kddi株式会社 | 帯域判定装置及び方法 |
-
2012
- 2012-02-14 JP JP2012029576A patent/JP5809998B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013167956A (ja) | 2013-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9571982B2 (en) | System and method for dynamically providing real-time service for a mobile wireless device | |
Claeys et al. | Design and optimisation of a (FA) Q-learning-based HTTP adaptive streaming client | |
JP5809998B2 (ja) | 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび通信装置 | |
US8787882B2 (en) | Resource profile adjustment for pre-fetching of assets to user equipment | |
CN110958154B (zh) | 一种基于节点热度的心跳间隔动态调整方法、装置及系统 | |
US20160198014A1 (en) | Techniques for predictive network resource caching | |
US20130279331A1 (en) | Method for multipath scheduling based on a lookup table | |
US9928209B2 (en) | Pre-buffering of content data items to be rendered at a mobile terminal | |
WO2021218873A1 (zh) | 网络资源预分配方法、装置、系统以及介质 | |
JP6383009B2 (ja) | 通信速度推定装置、通信速度推定方法及びプログラム | |
Samouylov et al. | Sojourn time analysis for processor sharing loss system with unreliable server | |
CN111352733A (zh) | 一种扩缩容状态的预测方法和装置 | |
US8180857B2 (en) | Method for downloading file in parallel | |
CN109861922B (zh) | 用于控制流量的方法和装置 | |
CN108600147B (zh) | 一种下载速度预测方法及装置 | |
JP4127809B2 (ja) | 行動支援システムで使用されるサーバ装置及びそのプログラム | |
CN109558129A (zh) | 进度条实现方法及装置 | |
EP3015991B1 (en) | Push-type information transmission device, push-type information transmission method, and program | |
JP6640067B2 (ja) | 配信制御装置、配信制御方法及びプログラム | |
JP5839999B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP2015050714A (ja) | 無線基地局、無線基地局の制御方法及び制御プログラム | |
CN113326397A (zh) | 业务数据的处理方法、装置 | |
KR100928295B1 (ko) | 모바일(mobile)P2P(Peer―to―Peer)애드혹(ad―hoc) 네트워크 환경에서 콘텐츠 정보를방송하는 단말 및 콘텐츠 정보의 분배 방법 | |
CN110896526A (zh) | 一种缓存资源调度方法、装置、服务器及存储介质 | |
Korshykov et al. | Development of Analytical Framework for Evaluation of LTE-LAA Probabilistic Metrics |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140723 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150727 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150728 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5809998 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |