JP5809853B2 - 集合住宅用給湯設備 - Google Patents

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本発明は、集合住宅に設置され、太陽光の集熱によって水を加熱して各戸への給湯を行う集合住宅用給湯設備に関する。
環境保全の観点から太陽光の熱を利用して水を加熱し、湯を供給する給湯設備が住宅で使用されている。一戸建て住宅に対しては、この種の給湯設備の製品化が進み、多くの場合において太陽光により水や熱媒を加熱する集熱パネルは屋上に設置されることが前提になっている。
そして、集合住宅に用いられる給湯設備については、例えば、特許文献1、2に記載されているように、集熱パネルが各戸のベランダに垂直状態で設置され、居住空間を狭めない態様で設けられている。
特開2011−027306号公報 特開2008−304167号公報
しかしながら、下層階は上層階に比べて陽のあたりが悪く、上層階と下層階で同じ集熱量を利用可能な環境を確保することができない。
また、集熱パネルは太陽光に対して垂直配置された場合に集熱効率が最大になるので、ベランダに垂直配置された状態では集熱率が低くなるという課題もある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、集熱パネルによって効率的な集熱を行うと共に、集合住宅の上層階と下層階の間で利用可能な集熱量の差が生じるのを防止する集合住宅用給湯設備を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る集合住宅用給湯設備は、集合住宅に設置され、集熱パネルによって加熱した熱媒Aを熱源にして貯湯タンク内の水を加熱する集合住宅用給湯設備において、前記集合住宅の屋上に前記集熱パネルを配置し、内側にタンク用熱交換器を備える前記貯湯タンクと該タンク用熱交換器に第1の循環回路を介して接続されたソーラ熱交換器とを前記集合住宅の各戸にそれぞれ設け、該ソーラ熱交換器と前記集熱パネルを第2の循環回路で接続し、前記第2の循環回路には、前記ソーラ熱交換器毎に、該ソーラ熱交換器から送り出される前記熱媒Aの流量を開度調整によって変更するバランシングバルブを設け、前記第1の循環回路に熱媒Bを、前記第2の循環回路に前記熱媒Aをそれぞれ循環させて前記貯湯タンク内の水を加熱する。
本発明に係る集合住宅用給湯設備において、前記貯湯タンク内の水は、前記集合住宅の各戸に設けられたヒートポンプ装置によっても加熱されるのが好ましい。
本発明に係る集合住宅用給湯設備において、前記ソーラ熱交換器はプレート式熱交換器であるのが好ましい。
本発明に係る集合住宅用給湯設備は、集合住宅の各戸に設けられた貯湯タンク内の水を加熱するための熱源である熱媒Aが、屋上に配置された集熱パネルによって加熱される。従って、集合住宅の上層階と下層階の日当たりの差は、集熱パネルによる集熱に影響せず、各戸で利用可能な集熱量に差が生じるのを回避可能である。
そして、屋上に集熱パネルを設置することで各戸の居住空間を狭めることはないため、集熱パネルの設置は自由度が高い。従って集熱パネルは効率的な集熱が可能な角度で設置することが可能である。
また、貯湯タンク内の水が、ヒートポンプ装置によっても加熱される場合、集熱パネルで十分な集熱ができない天候でも、各戸に安定して湯を供給することができる。
また、ソーラ熱交換器がプレート式熱交換器である場合、プレート式熱交換器は一般的に耐圧設計になっているので、熱媒Aから受ける圧力が高くなる下層階にソーラ熱交換器を設置しても、故障等の発生を抑制可能である。
本発明の一実施の形態に係る集合住宅用給湯設備の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同集合住宅用給湯設備の制御装置の信号接続及び集熱制御装置の信号接続を示す回路図である。 熱媒Aを熱源に貯湯タンク内の水を加熱するプロセスを示すフローチャートである。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る集合住宅用給湯設備10は、集合住宅に設置され、集熱パネル11によって加熱した熱媒A(本実施の形態では不凍液)を熱源にして貯湯タンク12内の水を加熱する設備である。以下詳細に説明する。
集合住宅用給湯設備10は、集合住宅の屋上13に配置された複数の集熱パネル11と集合住宅の各戸(各住居)にそれぞれ設けられた貯湯タンク12、12aを備えている。
複数の集熱パネル11は第2の循環回路14によって直列に接続され、複数の集熱パネル11を有する集熱パネル群15を形成している。各集熱パネル11は、効率的な集熱が可能な向き(方角)及び角度(仰角)で屋上13に設置されている。
なお、集熱パネル群は、複数の集熱パネルを並列に接続して形成することや、それぞれが2〜3枚の集熱パネルを直列に接続してなる複数のグループを並列に接続して形成することもできる。
第2の循環回路14には熱媒Aが循環しており、熱媒Aは集熱パネル群15を通過する際に太陽光により加熱されて昇温し、貯湯タンク12内の水を加熱するための熱源となる。
第2の循環回路14には、集熱パネル群15の入側と出側にそれぞれポンプ16、17が取付けられ、熱媒Aは、ポンプ16、17の運転によって第2の循環回路14を循環する。ポンプ16、17は、集熱パネル群15に対し直列に配置されているので、いずれか一方を廃止しポンプを1つにすることも可能である。
各戸に設置された貯湯タンク12、12aは、台所18や浴槽19等に供給するための湯を蓄えている。貯湯タンク12の頂部と貯湯タンク12aの底部は接続管20によって連結されており、貯湯タンク12、12aに蓄えられている湯はそれぞれの頂部から出湯して台所18や浴槽19等に送られる。
貯湯タンク12は、内側に貯湯タンク12内の水を加熱するタンク用熱交換器21を備えている。タンク用熱交換器21は、熱媒B(本実施の形態では不凍液)が循環する第1の循環回路22に連結され、熱媒Bを熱源にして貯湯タンク12内の水を加熱する。
また、各戸にはタンク用熱交換器21に第1の循環回路22を介して接続されたソーラ熱交換器23が設けられている。ソーラ熱交換器23は、第2の循環回路14を介して集熱パネル群15に接続されており、第2の循環回路14を循環する熱媒Aを熱源に熱交換して第1の循環回路22内を流れる熱媒Bを加熱する。
第1の循環回路22には、熱媒Bを第1の循環回路22に循環させるポンプ24と加熱による熱媒Bの膨張を吸収するアキュームタンク25が設けられている。なお、ポンプ24から出た熱媒Bは、ソーラ熱交換器23を通った後にタンク用熱交換器21に送られる。
ポンプ24には、図2(A)に示すように、制御装置26が信号接続されており、ポンプ24は、制御装置26から送信される指令信号によって運転の開始や停止を行う。
制御装置26には、ポンプ24に加えて、ソーラ熱交換器23に送られる熱媒Bの温度Tinを計測する温度センサ28とソーラ熱交換器23から送り出された熱媒Bの温度Toutを計測する温度センサ29が信号接続されている。
本実施の形態において温度センサ28、29はサーミスタであり、共に第1の循環回路22に設けられている。
制御装置26は、各戸に設けられ、各戸にある制御装置26はそれぞれ、他の制御装置26と連携することなく独立して、信号接続されているポンプ24を制御する。
各制御装置26はマイクロコンピュータ等によって構成でき、そのマイクロコンピュータには時刻及び時間の管理を行うためのプログラム等が搭載されている。
また、制御装置26には、熱媒Aの熱によって貯湯タンク12内の水を加熱する集熱加熱運転を行う時間帯が設定可能であり、その設定された時間帯に集熱加熱運転を行う。
以下、熱媒Aを熱源にした貯湯タンク12内の水の加熱工程について説明する。
制御装置26は、図3に示すように、制御装置26の管理する時刻を基にして集熱加熱運転を行う時間帯であるか否かの判定を行う(ステップS1)。そして、集熱加熱運転を行う時間帯でないという判定がなされた場合、予め定められた時間が経過した後に改めてステップS1の判定を行う。
本実施の形態では、午前9時〜午後4時の時間帯が集熱加熱運転を行う時間帯として設定されているが、この時間帯設定は変更することができる。
一方、集熱加熱運転を行う時間帯であるという判定がなされた場合、制御装置26は、最後にさぐり運転を行ってから予め定められた時間I以上経過しているか否かを検出して、さぐり運転を行うか否かの判定を行う(ステップS2)。
さぐり運転は、熱媒Aを熱源に貯湯タンク12内の水を加熱するのに先立って、熱媒Aが貯湯タンク12内の水を加熱するのに十分な温度を備えているか否かを判定するために行われる。具体的には、ポンプ24を所定時間(例えば5〜15秒)作動した後、温度センサ28、29を介して計測した温度を基に熱媒Aを熱源に貯湯タンク12内の水を加熱するか否かを判定する。なお、この判定は、温度センサ29と貯湯タンク12下部にある温度センサ(図示せず)で計測した温度を基に行ってもよい。
ステップS2において、最後のさぐり運転から時間I以上経過していないことが検出された場合には、さぐり運転は行わず、予め定められた時間が経った後にステップS1を行う。一方、最後のさぐり運転から時間I以上経過している場合には、ポンプ24を作動してさぐり運転を開始する(ステップS3)。
このように最後のさぐり運転からの時間経過をさぐり運転開始の条件にしたのは、時間が経過しなければ、最後にさぐり運転を行ってからの熱媒Aの温度変化量は小さく、改めてさぐり運転を行う意義がないためである。
時間Iには、最後にさぐり運転を行った際に温度センサ29で計測された熱媒Bの温度によって異なった値が設定される。具体的には、最後にさぐり運転を行った際の計測温度がP℃以上だったときI=I1となり、計測温度がP℃未満だったときI=I2となる。
I2はI1より長い時間の値であり、本実施の形態では、I1=5分、I2=10分で、Pは50℃〜70℃の範囲(具体的には60℃)である。I2>I1としているのは、熱媒Bが高温のときにさぐり運転を行う時間間隔を長くすると、熱媒Bが沸騰して第1の循環回路22等に過大な圧力がかかる虞があるためである。そして、熱媒Bが低温のときにさぐり運転を行う時間間隔を短くすると、新たにさぐり運転を行っても一つ前のさぐり運転の際に得られた判定結果(即ち、熱媒Aの温度が貯湯タンク12の水を加熱するのに十分でないという判定結果)と同じ判定結果を得る可能性が高く、ポンプ24の作動によって消費される電力が無駄になるためである。
また、制御装置26は、ポンプ24の作動開始から予め定められた時間が経過したのを検知すると(ステップS4)、温度センサ28、29それぞれから熱媒Bの計測温度を取得する(ステップS5)。ここで、ポンプ24の作動開始と同時に温度センサ28、29の温度を計測しないのは、ソーラ熱交換器23から送り出された熱媒Bがタンク用熱交換器21を通過し温度センサ28の配置位置まで到達するのに時間を要するからである。
制御装置26は、温度センサ28、29で熱媒Bの温度を計測し、温度センサ29の計測温度Toutから温度センサ28の計測温度Tinを差し引いた温度差の値△T(△T=Tout−Tin)と制御装置26に予め設定された値αを比較する(ステップS6)。
△Tがα未満の場合、制御装置26は、熱媒Aによる貯湯タンク12内の水の加熱を行わないことを決定し、ポンプ24の運転を停止する(ステップS8)。
一方、△Tがα以上の場合、制御装置26は、熱媒Aにより貯湯タンク12内の水を加熱することを決定し、ポンプ24の運転を継続する。第1の循環回路22を循環する熱媒Bは、ソーラ熱交換器23で熱媒Aの熱を吸収し、タンク用熱交換器21を通過してその吸収した熱を貯湯タンク12内の水に与える。
そして、制御装置26は、ポンプ24の運転を継続しながら、所定の時間間隔(例えば3分間隔)で温度センサ28、29を介してTin及びToutをそれぞれ計測し、△Tが予め定められた温度差β未満になったの検知すると(ステップS7)、ポンプ24を停止し(ステップS8)、熱媒Aによる貯湯タンク12内の水の加熱を終える。
本実施の形態では、α、βは3〜7℃の範囲で例えば5℃である。
このようなTinとToutを参照した貯湯タンク12内の水の加熱制御は、各戸で個別に行われる。
また、ソーラ熱交換器23は、図1に示すように、貯湯タンク12、12aと共に各戸において居住外空間30に配置されている。
ここで、第2の循環回路14は、集合住宅の屋上13から地上にかけて配管されているので、地上近くに設置されたソーラ熱交換器23は、上層階に設置されたものに比べ熱媒Aから高い圧力を受けることになる。本実施の形態では、ソーラ熱交換器23が、一般的に高い耐圧性能を有することで知られるプレート式熱交換器であり、熱媒Aから受ける圧力で損傷等が生じるのを抑制されている。
また、仮に第2の循環回路を貯湯タンク内のタンク用熱交換器(本実施の形態では、タンクコイル式熱交換器)に直接接続する場合には、タンク用熱交換器に耐圧設計をする等の対応が必要になる。これに対し、本実施の形態では、タンク用熱交換器21が第2の循環回路14に直接接続されていないので、タンク用熱交換器21として、特別な設計等がなされていない汎用品を採用することができる。
そして、ソーラ熱交換器23は、タンク用熱交換器21のようにタンク内に設置されておらず、点検や取替え等を容易に行えるので、メンテナンス性に優れている。
なお、居住空間31に配置されている台所18及び浴槽19等と居住外空間30に配置されている貯湯タンク12、12aは配管接続されている。
第2の循環回路14は、屋上13から地上にかけて縦に配管された導管14aとその導管14aから各階で枝分かれしてソーラ熱交換器23に接続された連結管14bを備えている。
導管14aは集熱パネル群15を通過して加熱された熱媒Aを屋上13から地上に向かって送り、各階で熱媒Aを連結管14bに供給する。また、連結管14bには、屋上13から地上にかけて設けられ、導管14aに対して略平行な導管14cが連結されている。導管14cは、導管14aから連結管14bに供給された熱媒Aを回収し屋上13まで運んでいる。
そして、各連結管14bには、ソーラ熱交換器23に送られる熱媒Aの流路を閉じる開閉弁32が設けられている。各開閉弁32はそれぞれ各ソーラ熱交換器23に対応しており、ソーラ熱交換器23は、対応する開閉弁32が閉じられることによって第2の循環回路14から切離される。
このように連結管14bに開閉弁32を設けることで、ソーラ熱交換器23への熱媒の流れを止めることができ、ソーラ熱交換器23のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、連結管14bには、ソーラ熱交換器23の出側に、ソーラ熱交換器23から送り出される熱媒Aの流量を開度調整によって変更するバランシングバルブ33が設けられている。
ソーラ熱交換器23を介して貯湯タンク12に供給される熱量が各戸によって大きく異なったアンバランスな状態は、バランシングバルブ33の開度調整によって改善することができる。
第2の循環回路14は、導管14a、14cがそれぞれ開閉弁34、34aを介して接続された導管14dを屋上13に備え、集熱パネル群15で加熱された熱媒Aを導管14aに送り、導管14cから回収された熱媒Aを受け取り集熱パネル群15に送る流路を形成している。
導管14dには、集熱パネル群15の熱媒Aの出側に、集熱パネル11で加熱された熱媒Aを一時的に蓄えるミキシングタンク35が設けられている。集熱パネル群15を通過した熱媒Aは、ミキシングタンク35内に流入し、ミキシングタンク35内に蓄えられている熱媒Aと混ざり合った後にミキシングタンク35から流出して導管14dを通って導管14aに送られる。
従って、集熱パネル11で加熱された熱媒Aは、ミキシングタンク35内で温度の平均化がなされた後に、貯湯タンク12内の水を暖める熱源として用いられるので、ソーラ熱交換器23での熱交換を安定したものにすることができ、貯湯タンク12内の水を安定的に加熱することが可能である。
また、導管14dには、集熱パネル群15の熱媒Aの出側やミキシングタンク35の熱媒Aの出側、開閉弁34aの熱媒Aの出側等に熱媒Aの温度を計測する複数の温度センサ36が取付けられている。
この複数の温度センサ36とポンプ16、17には、図2(B)に示すように、集熱制御装置27が信号接続されている。集熱制御装置27は、温度センサ36を介して熱媒Aの温度を計測し、その計測温度に基づいて、導管14dに設けられたポンプ16、17の運転を制御する。
集熱制御装置27はマイクロコンピュータ等によって構成でき、そのマイクロコンピュータには制御用のプログラムが搭載されている。なお、制御装置26及び集熱制御装置27は非接続であり、集熱制御装置27は制御装置26と連携することなくポンプ16、17の制御を行う。
従って、制御装置26及び集熱制御装置27に搭載されているプログラムは、制御装置と集熱制御装置を連携する場合に比べて簡素なものとなり、プログラムの設計コストを抑制可能である。
各戸には、図1に示すように、居住外空間30に貯湯タンク12、12a内の水を加熱するヒートポンプ装置38が設けられている。ヒートポンプ装置38は、貯湯タンク12の底部から水を取り出して加熱し、貯湯タンク12aの頂部に湯を送る。
貯湯タンク12aに送られた湯は、貯湯タンク12a内の頂部に湯の層を形成する。そして、この湯の層は貯湯タンク12aの頂部から底部に向かって徐々に拡大する。貯湯タンク12a内の全体が湯で満たされると、貯湯タンク12a内の湯は、接続管20を介して貯湯タンク12の頂部に流入し、貯湯タンク12にも湯の層を形成する。
なお、ヒートポンプ装置38は主として深夜電気料金の時間帯に運転される。
各戸の居住外空間30には、貯湯タンク12、12aのほか、浴槽19の追焚きを行うための追焚き用熱交換器39や、各種のポンプ及び複数の混合弁等が設置されている。
そして、各戸には、水道管40が引き込まれており、水道管40から供給される水道水は、貯湯タンク12、12aから送り出される湯に混合されて台所18等に供給される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、各戸に2つ設けている貯湯タンクは1つであってもよい。また、集熱パネル相互の接続は、直列接続に限定されず、並列に接続しても良いし、2〜3枚の集熱パネルを直列接続して集熱パネル群をなし、その集熱パネル群を並列に接続するようにしても良い。
10:集合住宅用給湯設備、11:集熱パネル、12、12a:貯湯タンク、13:屋上、14:第2の循環回路、14a:導管、14b:連結管、14c、14d:導管、15:集熱パネル群、16、17:ポンプ、18:台所、19:浴槽、20:接続管、21:タンク用熱交換器、22:第1の循環回路、23:ソーラ熱交換器、24:ポンプ、25:アキュームタンク、26:制御装置、27:集熱制御装置、28、29:温度センサ、30:居住外空間、31:居住空間、32:開閉弁、33:バランシングバルブ、34、34a:開閉弁、35:ミキシングタンク、36:温度センサ、38:ヒートポンプ装置、39:追焚き用熱交換器、40:水道管

Claims (3)

  1. 集合住宅に設置され、集熱パネルによって加熱した熱媒Aを熱源にして貯湯タンク内の水を加熱する集合住宅用給湯設備において、
    前記集合住宅の屋上に前記集熱パネルを配置し、内側にタンク用熱交換器を備える前記貯湯タンクと該タンク用熱交換器に第1の循環回路を介して接続されたソーラ熱交換器とを前記集合住宅の各戸にそれぞれ設け、該ソーラ熱交換器と前記集熱パネルを第2の循環回路で接続し、前記第2の循環回路には、前記ソーラ熱交換器毎に、該ソーラ熱交換器から送り出される前記熱媒Aの流量を開度調整によって変更するバランシングバルブを設け、前記第1の循環回路に熱媒Bを、前記第2の循環回路に前記熱媒Aをそれぞれ循環させて前記貯湯タンク内の水を加熱することを特徴とする集合住宅用給湯設備。
  2. 請求項1記載の集合住宅用給湯設備において、前記貯湯タンク内の水は、前記集合住宅の各戸に設けられたヒートポンプ装置によっても加熱されることを特徴とする集合住宅用給湯設備。
  3. 請求項1又は2記載の集合住宅用給湯設備において、前記ソーラ熱交換器はプレート式熱交換器であることを特徴とする集合住宅用給湯設備。
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